最軽量モデルが966.5gと超軽量モデルで、総合性能もトップクラスのハイエンドモバイルノートです。
「特別な機種にのみ」与えられるEvo認証を得ており、単純なスペックだけでなく「使い心地」が高い機種で、外出が多く、高負荷な作業をするビジネスパーソンに、うってつけの機種だと思います。
まずは、レビューのまとめをどうぞ。
良い点
・1㎏以下の超軽量で持ち運びがしやすい
・カーボン+マグネシウム素材でおしゃれ・傷もつきにくい
・Evoプラットフォームで性能が高い
・画面比が16:10で、13型でも14型並みの情報が表示される
・ディスプレイが2.1Kと高解像度
・CPUやメモリ、SSDも最新モデルで高性能
・WEBカメラが高画質FHD 1080p
・ドルビーアトモス対応で、4つのスピーカーに4つのマイク搭載
・指紋センサー搭載で顔認証もオプションで追加可能
・最新のWi-Fi 6E対応で、4G/5G LTEもあり
残念な点
・インターフェイス乏しい
Contents
ThinkPad X1 Nano Gen 2のスペックレビュー
CPU | Core i5-1240P/1250P Core i7-1260P Core i7-1270P/1280P |
---|---|
メモリ | 最大32GB |
ストレージ | SSD 最大1TB |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
ディスプレイ(13型) | 2K IPS 光沢なし タッチあり |
OS | Windows 11 Home/Pro |
無線 | Wi-Fi 6E、4G LTE/5G |
オーディオ | Dolby Atmos |
生体認証 | 指紋センサー、顔認証(オプション) |
Webカメラ | FHD 1080p 、IRカメラあり |
セキュリティ | Thinkshield |
寸法(幅×奥行×高さ) | 293.2 × 208.0 × 14.4㎜ |
重さ | 966.5g~ |
バッテリー | 最大約18.2時間 |
保証 | 1年間~ |
価格 | 25.4万円~ |
<性能評価>
パソコンの頭脳であるCPUは最新のインテル第12世代で、旧モデルに比べ約70%以上性能が上がっており、コア数も増えているのでより使いやすくなっています。
メモリは最新のLPDDR5が搭載で、最大32GBと旧モデルの倍に。また、処理速度に関係する動作周波数が6400MHzとかなり高く、大きなデータ処理もしやすくなっていますね。(ただし、CPUは5200MHzまで対応)
ストレージも最新のPCI Express 4.0が搭載で、旧モデルのPCI Express 3.0よりも帯域幅が倍になり、最大速度も倍の64Gbpsと高速です。
ディスプレイは画面アスペクト比が縦に長い16:10で、13インチと言っても14インチ並みの情報が表示でき、高解像度の2K IPS液晶になります。
パソコンのコア性能はかなり高く、最新パーツが満載です。
無線はWi-Fi 6のエクステンデッドエディションであるWi-Fi 6Eが搭載で、4G LTEか5Gも搭載可能です。外出先でも気兼ねなく、自宅や会社同様の仕事ができますね。
最大の特徴の1つである重量は、1㎏以下の966.5 g(タッチパネルモデルは991.5 g)!!これだけ軽いと、持ち運びが楽ですね。
その他のスペックは、Windows 11 HomeかProが選べ、WEBカメラは高画質FHD解像度、指紋センサー搭載で顔認証もオプションから追加可能、オーディオは高品質ドルビーアトモスで、4つのスピーカーに4つの遠距離マイクが搭載です。
インターフェイスが少ない点を除けば、言うことなしだと思います。
2022年のトレンドと比較
2022年のハイエンド ビジネスノートパソコンのトレンドをまとめたので、本機がどのくらい満たしているか比較してみます。
12世代CPU | Evo | LPDDR5 | PCIe 4.0 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
アスペクト比16:10 | sRGB 100%以上 | 輝度300nit以上 | 1080P Webカメラ |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
Wi-Fi 6E | メタル素材 | Dolby Atmos | マイクが4つ |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
Thunderbolt 4 | 生体認証 | 重量1.2㎏前後 | 18時間以上バッテリー |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
全項目満たしており、名実ともにウルトラハイエンドです。
Evoプラットフォーム認証は、100機種以上販売しているLenovoでも数機種しかないほどのものになり、Evo認証があるというだけですでに超高性能モデルですね。
素材はファイバーとマグネシウムで耐久性も高く、重量は1㎏以下の966.5gです!!
本機は文句なしの性能だと思います。
旧モデルとの比較
<左/本機種・右/旧モデル>
旧モデルのThinkPad X1 Nano Gen 1との比較です。(表のメモリ・SSD・バッテリーは最大値)
本機種 | X1 Nano Gen 1 | |
CPU | Core i5-1240P/1250P Core i7-1260P Core i7-1270P/1280P |
Core i5-1130G7 Core i7-1160G7 |
メモリ | 32GB(LPDDR5) | 16GB(LPDDR4X) |
ストレージ | SSD PCIe 4.0 | SSD PCIe 3.0 |
ディスプレイ | 2K IPS | 2K IPS |
無線 | Wi-Fi 6E、4G LTE/5G | Wi-Fi 6、4G LTE/5G |
バッテリー | 18.2時間 | 22.9時間 |
重量 | 966.5g | 907g |
寸法 | 293.2 × 208.0 × 14.4㎜ | 292.8 × 207.7 × 13.87㎜ |
変更点です。
・第11世代CPUから第12世代に
・メモリがLPDDR5に
・SSDがPCI Express 4.0に
・Wi-Fi 6がWi-Fi 6Eに
・HD 720p WebカメラがFHD 1080pに
・ベゼル上部がノッチになった
・最大バッテリー駆動時間が約5時間減った
・約60g増量
・ほんの少し筐体が大きくなった
・USB4(Thunderbolt 4)搭載になった(旧モデルはUSB 3.1 Gen 2 Thunderbolt 4)
こちらはCPU性能を表す、Passmarkスコアの比較です。
Passmarkスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・旧モデル
Core i7-1280P | |
---|---|
Core i7-1270P | |
Core i7-1260P | |
Core i5-1250P | |
Core i5-1240P | |
Core i7-1160G7 | |
Core i5-1130G7 |
Evoプラットフォーム認証
第12世代CPUのEvoプラットフォームは、Project Athenaから数えて第3世代のEvoになります。
12世代CPUを搭載していたらEvo認証を得るわけじゃなく、下記項目を満たす「ウルトラ ハイスペックなノートパソコン」のみがEvo認証を得ることが出来ます。
- Iris Xeグラフィックス搭載の第12世代CPU搭載機種
- アプリケーションを高速かつ高レスポンスで使える
- AI推論も高速で使える
- 電源を問わずにレスポンスが良い事
- 9時間以上のバッテリー駆動時間
- フルHD以上
- 1秒以内でスリープから復帰
- 30分の充電で4時間駆動
- Wi-Fi 6E実装
- Intel CPS(Connectivity Performance Suite)に対応
- フルHD以上のWebカメラを搭載
- 音声ノイズ抑制機能搭載
- Thunderbolt 4搭載
- ノートパソコンであること
- (必須じゃないが)Intel VSC(Visual Sensing Controller)搭載
12世代CPU搭載モデルは増えてきましたが、Evoプラットフォーム認証を受けた機種は数えるほどしかありません。 そのくらい特別な機種なんです。
ThinkPad X1 Nano Gen 2の特徴
さすが軽量コンパクトモデルなので、ベゼル(画面の黒い枠)が細いですね。
ベゼル上部はノッチと言う仕様になり、Webカメラやマイクなどがある部分だけ飛び出したようになり、他の部分が細くなります。また、指に引っ掛かりができるので、パソコンを開けやすいですね。
寸法は
・幅 293.2㎜
・奥行 208㎜
・高さ 14.4㎜
となり、A4サイズ(297㎜×210㎜)とほぼ同じ寸法です。ただし、本機は13インチになり、一般的な13.3インチモデルよりも若干小さなPCです。
14.4㎜とかなり薄いですが、実は旧モデルから約0.5㎜大きくなているんです。おそらく、CPUの性能が大きく上がったので、排熱効率を上げるために大きくしたと思います。
重量は1㎏以下なので、毎日PCを持ち運ぶ人におすすめです。ちなみに、一般的な重量は以下の様になります。
13.3インチ・・・1.3㎏
14インチ・・・1.4㎏
15.6インチ・・・1.7~1.8㎏
キーボードが装着できるタブレットは、このくらいです。
12インチ・・・1㎏前後
11インチ・・・920g前後
本機の966.5gは、かなり軽いです。
軽さの秘訣でもあるPCの素材は、天板にカーボンファイバーを使用し、底面はマグネシウムを使用しています。耐久性も高く、熱やたわみに強い、そして高級感がある素材です。
マグネシウム合金の底面カバーには、小さな通気口があります。
右側面には、大きな排気口があります。
ディスプレイはほぼ180度開くことができるので、地面に座って作業をすることがあるエンジニアにも使いやすいです。
高品質カメラ・オーディオ
Webカメラは高画質FHD 1080pが搭載で、旧モデルの720pに比べかなり画質が良くなっています。
ピクセル数で言えばFHDは約207万画素、HDは約92万画素と倍以上違うので、より高解像度の映像が相手に映し出されます。
また、オーディオはドルビーアトモスで、一般的なオーディオの様な平面的じゃなく、立体的な音を体感できます。
スピーカーは2Wのウーファーが2つと、1Wの高音が2つの計4つ搭載で、マイクは遠距離マイクが4つも搭載です。
もちろん、一人でのWeb会議もしやすいですが、複数人で本機を囲んで話しても、全員の声を拾いやすくなっています。
また、顔認証用のIRカメラを搭載したモデルは、人感センサーを搭載しており、本機の前から人がいなくなると自動的に画面をロックし、画面前に戻ってくると自動でロック解除ができます。
キーボードやマウスなどを触らずにタッチフリーで作業を再開できるので、便利ですね。
もちろん、ThinkShutterも搭載しているので、カメラを使わないときは閉じてくと安心です。
MILスペック
本機はMIL規格と言う12項目の米軍の物資調達規格に準拠しており、落下テストや気温・気圧の変化テスト、ディスプレイ部の耐久性など様々なテストもクリアしています。他にも、200の項目の品質チェックをしており、安心して使える機種です。
キーボード
キーボードはフルサイズ・88キーで、タッチパッドは110㎜×56㎜となっています。先日レビューをした14インチのThinkPad E14 Gen 4よりも、幅が10㎜も大きいです。
トラックポイントもあるし、操作性は高いですね。
また、キートップは若干湾曲しており、指にフィットするような作りになっているので、タイピングもしやすいです。
指紋センサーがキーボード面に搭載しているので、サインインも一瞬で完了します。
CPU
Core i7-1280P | Core i7 1270P/1260P |
Core i5 1250P/1240P |
|
Pコア | 6 | 4 | 4 |
Eコア | 8 | ||
スレッド | 20 | 16 | 16 |
キャッシュ | 24MB | 18MB | 12MB |
Pコア最大周波数 | 4.8GHz | 4.8/4.7GHz | 4.4GHz |
Pコア基本周波数 | 1.8GHz | 2.2/2.1GHz | 1.7GHz |
GPU実行ユニット | 96 | 96 | 80 |
ベースパワー | 28W | ||
最大パワー | 64W |
CPUはPコア(Performance Core)とEコア(Efficient Core)の2つを搭載しており、高負荷な作業はPコアで処理を、低負荷な事はEコアで処理することによって、パワフルでも省電力性を兼ね揃えたCPUになっています。
Intel Thread Directorというハードコアが、命令をより効率よくPコアとEコアに割り当てて実行できるので、性能もかなり上がっています。また、11世代以前のCPUに比べ、コアとスレッドが増えたので、マルチタスクがよりしやすくなっています。
また、キャッシュもスレッドも、そしてベースパワーも11世代に比べかなり大きくなっています。
こちらはCPUの性能を測るPassmarkスコアです。
スコアの目安
- 5000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 7000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 10000~・ハイエンドPCに搭載される
- 17000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
Passmarkスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i9-12900HX | |
---|---|
Core i7-12700H | |
Core i5-12500H | |
Core i7-1280P | |
Ryzen 7 Pro 6850U | |
Core i7-1270P | |
Ryzen 5 Pro 6650U | |
Core i7-1260P | |
Core i5-1250P | |
Core i5-1240P | |
Core i7-1265U | |
Core i7-1255U | |
Core i5-1235U | |
Core i7-1165G7 |
こちらはCinebench R23のスコアで、CPUの3DCGレンダリング性能を測定します。一般的に、3Dレンダリングやエンコードはマルチコア、モデリングやCAD、編集中、ゲームはシングルコアを重視します。
マルチコアは6000ほどで高性能、8000以上でかなり高性能、シングルコアは1500以上でかなり高性能になります。
Cinebench R23 マルチコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i7-12700H | |
---|---|
Core i7-1280P | |
Core i7-1270P | |
Core i7-1260P | |
Core i7-1250P | |
Core i5-1240P | |
Core i7-1165G7 | |
Core i5-1135G7 |
Cinebench R23 シングルコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i7-12700H | |
---|---|
Core i7-1280P | |
Core i7-1270P | |
Core i7-1260P | |
Core i7-1250P | |
Core i7-1165G7 | |
Core i5-1240P | |
Core i5-1135G7 |
ディスプレイ
解像度 | 光沢 | 液晶 | 輝度 |
2K | なし | IPS | 450nit |
コントラスト比 | 色域 | 視野角 | その他 |
1000:1 | sRGB 100% | 170° | タッチパネルあり |
ディスプレイは画面比が縦に長い16:10で、13インチとはいえ14インチ並みの情報が表示されるので、作業がしやすくなっています。
小型ディスプレイだと、資料を作っているときに上に下にとスクロールすることも多いですが、そういった事も減りますね。
解像度は2k(2160 × 1350ドット)とフルHDよりも若干高く、高精細です。色域もクリエイター向けのsRGB 100%と広いので、鮮やかな描写になっています。
<左・NTSC 45%/右・sRGB 100%>
一般的なノートパソコンはNTSC 45%と言う色域ですが、右のsRGB 100%の方が断然鮮やかですよね。
画像編集にも向いているし、映画を見たりするときも没入感が増します。
輝度は450ニトとかなり高いので、屋外でも使いやすい明るさです。
メモリ
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
搭載メモリはLPDDR5-6400MHzで、オンボードになります。
動作周波数(MHz)が6400MHzと高いので、より速くデータ処理ができ、ビジネス用途に向いています。ただし、CPUが対応しているのは5200MHzまでになります。
ストレージ
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
本機は最新のPCIe 4.0だが搭載で、最大データ転送速度が旧モデルの倍・64Gbpsになっています。
こちらはシーケンシャル速度のおおよそのスコアで、HDDはおおよその最大速度です。
シーケンシャルリード
オレンジ色・・・リード 青・・・ライト
PCIe 4.0×4 | |
---|---|
PCIe 3.0×4 | |
HDD |
セキュリティ
ThinkPadは、全方位から備えるサイバーセキュリティのThinkShieldによって守られており、強固なセキュリティになっています。(詳しくは、公式サイトをどうぞ。)
また、vProモデルを選んだ場合は、Secured Core Level 3が施されており、詳細は公表されていませんが、Windows OSのハードウェアやセキュリティ関連の設定条件が一番厳しい基準になっているとのことです。ちなみにこれはLenovoの設定・基準じゃなく、Windowsによるものです。
Wi-Fi 6Eに対応
周波数 | 通信速度 | |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6E) |
2.4/5/6GHz | 9.6Gbps |
次世代通信規格のWi-Fi 6Eに対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。
Wi-Fi 6EはWi-Fi 6のExtended(エクステンディット)版で、6GHz帯(高速通信)での通信ができるのですが、執筆時現在の日本では6GHz帯はまだないので使えません。最大で5GHz帯になります。
LTE
WWANは標準で非搭載ですが、カスタマイズよりFibocom L860-GL CAT 16とSnapdragon X55 5G Sub6 Modem-RF Systemが搭載可能です。
最大通信速度はこの様になります。
・Fibocom L860-GL・・・ダウンロード最大1Gbps、アップロード最大75Mbps
・Snapdragon X55 5G Sub6・・・ダウンロード最大7.5Gbps、アップロード最大3Gbps
4GのFibocomでも速い速度ですが、5G回線はかなり速いですね。
ちなみに、LTE用の格安SIMなら、大手のIIJmioがおすすめです。
バッテリー駆動時間
バッテリーは49.5Whrで、最大バッテリー駆動時間は18.2時間となります。この軽さで、このロングランバッテリーはすごいですね。安心して、丸1日持ち運んで使えると思います。
ACアダプタは2ピン、65Wになります。
インターフェイス
右側面には、電源ボタンのみです。
左側面にはマイク/ヘッドフォンジャックと、USB4(Thunderbolt 4対応)が2つのみです。
Thunderbolt 4には、こういった機能・性能があります。
- Power delivery対応、DisplayPort出力機能付き、DC-in機能付き
- 最大データ転送速度40GB/秒が2mのケーブルでも出る(以前は0.8mまで)
- PCIeの転送速度は32GB、ストレージ転送速度は最大3000Mbps
- 4Kディスプレイ2台同時に出力可能
- 8K出力にも対応
とことん持ち運びにこだわった機種なので、インターフェイスが少ないですね。
会社や自宅で使うときはThinkPad ユニバーサルThunderbolt 4 ドックなどを使えば問題ないですが、不便と言えば不便なインターフェイスです。
サポート・保証
標準で1年間の「引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長5年まで延長できます。また、プレミアサポートと言うサポートにアップグレードができ、こちらは24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)
また、保証は引き取り修理とオンサイト修理、翌営業日オンサイト修理の3種類があります。
- 引き取り修理・・・家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。
- オンサイト修理・・・事務所や自宅にエンジニアが来て修理
- 翌営業日オンサイト修理・・・翌営業日(土日祝日以外)にエンジニアが来て修理
修理拠点は日本国内なので対応も速く、安心して任せることができます。
ライバル機種
<左から本機種・X1 Carbon Gen 10・X13 Gen 3>
本機種と似たような最新機種との比較です。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値。スマホの人は表を右にスクロールできます)
本機種 | ThinkPad X1 Carbon Gen 10 | ThinkPad X13 Gen 3 | |
CPU | Core i5-1240P/1250P Core i7-1260P/1270P/1280P |
Core i3-1215U Core i5-1235U/1245U Core i7-1255U/1265U Core i5-1240P/1250P Core i7-1260P/1270P/1280P |
|
メモリ | LPDDR5 32GB | ||
ストレージ | SSD PCIe 4.0 | ||
グラフィックス | 内蔵グラフィックス | ||
ディスプレイ | 2K 13型16:10 |
WUXGA、2.2K 2.8K、4K 14型16:10 |
WUXGA/WQXGA 13.3型16:10 |
無線 | Wi-Fi 6E、4G/5G LTE | ||
バッテリー | 18.2時間 | 24.9時間 | 19.8時間 |
重量 | 966.5g | 1.12㎏ | 1.19㎏ |
Evo | 〇 | ||
価格 | 25.4万円~ | 22.5万円~ | 12.7万円~(Core i3) 16.9万円~(Core i5) |
どの機種もすごく性能が高く、Evoプラットフォーム認証を得た機種です。
この比較を見て私も気が付いたのですが、X13 Gen 3はかなりコスパが高いですね。
各機種の特徴です。
・本機種・・・何と言っても1㎏を切る超軽量モバイルPCで、ハイエンドスペックです。画面比が16:10なので作業効率も高いですが、持ち運び重視の人向けです
・X1 Carbon Gen 10・・・14インチで1.12㎏と軽量、そしてバッテリー駆動時間は最大24.9時間と1日以上です!持ち運びもしやすいですが、プラス作業効率が高い機種です。
・X13 Gen 3・・・13.3インチのモバイルPCで、最低価格が12.7万円とかなり安いですが、高性能PCです。Core i3以外の機種を選べばEvoプラットフォーム認証を得ているので、いかに使いやすいか分かると思います。また、他の比較機種のCPUと同じCore i5-1240Pでも、16.9万円からとかなりコスパが高いです。
まとめ
良い点
・1㎏以下の超軽量で持ち運びがしやすい
・カーボン+マグネシウム素材でおしゃれ・傷もつきにくい
・Evoプラットフォームで性能が高い
・画面比が16:10で、13型でも14型並みの情報が表示される
・ディスプレイが2.1Kと高解像度
・CPUやメモリ、SSDも最新モデルで高性能
・WEBカメラが高画質FHD 1080p
・ドルビーアトモス対応で、4つのスピーカーに4つのマイク搭載
・指紋センサー搭載で顔認証もオプションで追加可能
・最新のWi-Fi 6E対応で、4G/5G LTEもあり
残念な点
・インターフェイス乏しい
総合評価
1㎏以下の超軽量モデルで、毎日PCを持ち運ぶ人なら購入したい機種だと思います。
とにかく高性能で、Evoプラットフォーム認証も得ているので、スリープからの復帰も速いし、高負荷な作業もサクサクできます。
LTEもあるし、最新のWi-Fi 6Eもあるので、無線通信は爆速ですね。
また、最近はWeb会議が多いと思いますが、高解像度のWebカメラで相手に与える印象も良くなり、マイクが4つもあるので声がクリアに相手に届き、スピーカーが4つもあるのでWeb会議はもちろん、音楽を聴くときにも一段上の音質です。
残念な点で挙げたように、インターフェイスが少ないので、別途変換ケーブルを買ったりUSBハブやドックがないと、据え置き用としては使いにくいと思います。