画面アスペクト比が16:10と縦に長くなった、ThinkPad L14 Gen 5 2024年モデルです。
14インチで1.4㎏と標準的な重量ですが、最大バッテリー駆動時間が約13.6時間もあるので、社内移動が多い人やちょっとした外出がある人に合います。
当サイトの評価は、このようになりました。
スペック | [usr 4.5] |
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コスパ | [usr 3.8] |
総合評価 | [usr 3.9] |
Contents
ThinkPad L14 Gen 5 Intelのスペック
CPU | Core Ultra 5 125U/135U Core Ultra 7 155U/165U Core Ultra 5 125H Core Ultra 7 155H |
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メモリ | DDR5-5600 最大64GB |
ストレージ | SSD 最大2TB |
グラフィックス | Intel Graphics Intel Arc Graphics |
ディスプレイ(14型) | WUXGA IPS タッチパネルあり |
OS | Windows 11 Home/Pro |
LAN | Wi-Fi 6E、LTEあり、ギガビットイーサネット |
生体認証 | 顔認証、指紋センサー(オプション) |
WEBカメラ | 720p HD 500万画素 |
寸法(幅×奥行×高さ) | 313.7 × 226 × 18.92mm |
重さ | 1.4㎏~ |
バッテリー(JEITA 3.0) | 最大約13.6時間 |
標準保証 | 1年間 |
価格 | 21.4万円~ |
<性能評価>
パソコンの頭脳であるCPUはインテル第14世代Core Ultraが搭載で、vPro対応モデルも含め6種類もあります。
Uシリーズは省電力モデルで、末尾がHのものはハイパフォーマンスモデル、バッテリー重視ならUシリーズ、性能重視ならHシリーズがよいです。また、14世代CPUはNPUコアが搭載しAI関連の性能が上がっています。ここ最近何かと使うことなので、よりサクサク快適になりますね。
メモリはDDR5-5600MHzと周波数が高く、最大64GBになります。ヘビーユーザーにも対応できる容量です。
ストレージはSSD PCIe 4.0が搭載で、最大2TBと大容量です。PCIe 4.0はデータ転送速度が爆速で、アプリの立ち上げもパソコンの起動もサクサクです。
グラフィックスはUシリーズがインテルグラフィックス、HシリーズはインテルArcグラフィックスになります。Arcはグラボ並みの性能があり、画像編集や動画編集などグラフィック性能が必要なことをする人は、Hシリーズが良いです。
ディスプレイは画面アスペクト比が16:10と縦に長く、14インチでも15インチ並みの情報が表示されます。Gen 4までは16:9の画面比で、FHD解像度だったんですよね。16:10になったのは、ThinkPadで一番遅かったです。
解像度はWUXGA(1920×1200ドット) IPS液晶で、高色域のsRGB 100%もあります。また、DBEF5という、広い視野角にわたって輝度を向上させる反射偏光子フィルムを採用しています。
その他のスペックはOSはWindows 11 HomeかProが選べ、WEBカメラは普段使いPCに採用されるHDか超高画質500万画素があり、Wi-Fi 6EにLTE、ギガビットイーサネットもあります。
最軽量モデルは1.4㎏で、最大約13.6時間(動画再生時)のバッテリー駆動時間があり、ちょっとした外出や社内移動が多い人に合います。
2024年のトレンドと比較
2024年のビジネスノートパソコンのトレンドをまとめたので、本機がどのくらい満たしているか比較してみます。(〇/標準搭載、△/モデルによってはあり、×/なし)
14世代CPU | DDR5 | PCIe 4.0 | アスペクト比16:10 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
Wi-Fi 6E | sRGB 100%以上 | 輝度300nit以上 | 1080P Webカメラ以上 |
〇 | △ | 〇 | △ |
Thunderbolt 4 | 生体認証 | 重量1.4㎏前後 | バッテリー10時間以上 |
〇 | △ | 〇 | 〇 |
旧モデルとの比較
旧モデルのThinkPad L14 Gen 4との比較です。(表のメモリ・SSD・バッテリーは最大値)
本機種 | 旧モデル | |
CPU | Core Ultra 5 125U/135U Core Ultra 7 155U/165U Core Ultra 5 125H Core Ultra 7 155H |
Core i3-1315U Core i5-1335U/1345U Core i7-1355U/1365U |
メモリ | DDR5-5600 64GB | DDR4-3200 64GB |
ストレージ | SSD 2TB | SSD 2TB |
ディスプレイ | WUXGA IPS | FHD IPS |
LAN | Wi-Fi 6E、LTE、ギガビットイーサネット | Wi-Fi 6/6E、LTE、ギガビットイーサネット |
バッテリー | 13.6時間(JEITA 3.0) | 27.4時間(JEITA 2.0) |
重量 | 1.4㎏~ | 1.4㎏ |
寸法 | 313.7 × 226 × 18.92mm | 325.4 × 217 × 18.7mm |
主な変更点です。
・CPUが14世代に
・グラフィック性能が大きく上がった(Hシリーズのみ)
・メモリがDDR4からDDR5に
・画面アスペクト比が16:10と縦に長くなった
・FHD Webカメラのみだったが、FHDがなくなりHDか500万画素(約2.8K)のみになった
・トラックポイントクイックメニューが追加
・FnとCtrlボタンの位置が一般的なPCと同じになった
・横幅が一回り小さくなったが、画面が大きくなったので縦が9㎜大きくなった
スペックがようやく他のThinkPadに追いついた感じで、画面アスペクト比が16:10になったことが一番大きな変化ですね。
また、例えばThinkPadと言えば、Fnボタンが一番左でその右横に左Ctrlボタンがありましたが、これが一般的なPCの様にCtrlボタンが一番左に来ています。Lenovo Vantageで入れ替え可能ですが、目視すると違和感がありますね。
こちらは、プロセッサーの性能を表すCPU Markスコアです。
CPU Markスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・旧モデル
Core Ultra 7 155H | |
---|---|
Core Ultra 5 125H | |
Core Ultra 5 135U | |
Core i5-1345U | |
Core Ultra 5 125U | |
Core Ultra 7 165U | |
Core i7-1365U | |
Core i7-1355U | |
Core Ultra 7 155U | |
Core i5-1335U | |
Core i3-1315U |
以前は省電力モデルのUシリーズのみで、Gen 5は上位モデルのHシリーズがあるので最大性能が大きく上がっています。また、以前はなかったNPUが14世代にはあるので、AI関連の性能は高くなっています。
それでは、特徴をご紹介します。
インテル第14世代CPU搭載
Core Ultra 7 155H | Core Ultra 5 125H |
|
製造プロセス | Intel 4(7nm) | |
P/E/LPコア | 6/8/2 | 4/8/2 |
スレッド | 22 | 18 |
キャッシュ | 24MB | 18 |
Pコア最大クロック | 4.8GHz | 4.5GHz |
Eコア最大クロック | 3.8GHz | 3.6GHz |
Xコア | 8 | 7 |
ベースパワー | 28W | |
マックスパワー | 115W |
Core Ultra 7 155U/165U | Core Ultra 5 125U/135U |
|
製造プロセス | Intel 4(7nm) | |
P/E/LPコア | 2/8/2 | 2/8/2 |
スレッド | 14 | 14 |
キャッシュ | 12MB | 12MB |
Pコア最大クロック | 4.8/4.9GHz | 4.3/4.4GHz |
Eコア最大クロック | 3.8GHz | 3.6GHz |
Xコア | 4 | 4 |
ベースパワー | 15W | |
マックスパワー | 57W |
CPUは今までのようにPコア(Performance Core)とEコア(Efficient Core)も搭載しており、高負荷な作業はPコアで処理を、低負荷な事はEコアで処理することによって、パワフルでも省電力性を兼ね揃えたCPUになっています。
また、14世代からLP Eコアという低消費電力コアも搭載しており、よりバッテリーが長持ちしやすくなっています。
AI専用のプロセッサーであるNPUを搭載し、グラフィックスはIntel Arcベース(Hシリーズ)かIntel Graphics(Uシリーズ)になっています。Hシリーズのグラフィック性能はかなり高く、趣味や時々しか動画編集をしないような人であれば十分に使えます。
Core Ultra 7 165UとCore Ultra 5 135UはvPro対応モデルで、企業で多くのPCを一括管理をする場合に便利です。
こちらはCPUの性能を測るCPU Markのスコアです。スコアは公開されているものや、当サイトで計測したものになります。
CPU Markスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core Ultra 9 185H | |
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Core i9-13900H | |
Core i7-13700H | |
Core Ultra 7 155H | |
Core Ultra 5 125H | |
Core i5-13500H | |
Core i7-1370P | |
Core i5-1340P | |
Ryzen 7 7730U | |
Core Ultra 5 135U | |
Core i7-1260P | |
Core Ultra 5 125U | |
Ryzen 5 7530U | |
Core i5-1240P | |
Core Ultra 7 165U | |
Core i7-1355U | |
Core Ultra 7 155U | |
Core i5-1335U |
こちらはGeekbench 6のスコアで、CPUの3DCGレンダリング性能を測定します。一般的に、3Dレンダリングやエンコードはマルチコア、モデリングやCAD、編集中、ゲームはシングルコアを重視します。
マルチコア性能
オレンジ色・・・本機 青・・・比較
Core Ultra 7 155H | |
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Core i9-13900H | |
Core Ultra 7 165H | |
Core i7-13700H | |
Core i5-13500H | |
Core Ultra 5 125H | |
Core Ultra 5 135H | |
Core Ultra 7 155U | |
Core Ultra 5 135U | |
Core i5-1335U |
シングルコア性能
オレンジ色・・・14世代 青・・・13世代
Core i9-13900H | |
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Core Ultra 9 185H | |
Core Ultra 7 165H | |
Core i7-13700H | |
Core Ultra 7 155U | |
Core Ultra 7 155H | |
Core Ultra 5 135H | |
Core i5-1335U | |
Core i5-13500H | |
Core Ultra 5 125H | |
Core Ultra 5 135U |
Cinebench R23のスコアで、CPUの3DCGレンダリング性能を測定します。一般的に、3Dレンダリングやエンコードはマルチコア、モデリングやCAD、編集中、ゲームはシングルコアを重視します。
マルチコア性能
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core Ultra 9 185H | |
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Core i9-13900H | |
Core Ultra 7 155H | |
Core i7-13700H | |
Core Ultra 5 125H | |
Core i5-13420H | |
Core i7-1355U | |
Core i5-1235U | |
Core i5-1340P | |
Core i5-1335U |
シングルコア性能
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core Ultra 9 185H | |
---|---|
Core Ultra 7 155H | |
Core i7-13700H | |
Core i5-13420H | |
Core Ultra 5 125H | |
Core i5-1340P | |
Core i5-1335U | |
Core i5-1235U |
高性能内蔵グラフィックスIntel Arcグラフィックスあり
グラフィクスはCore Ultra 5 125U/135UとCore Ultra 7 155U/165Uはインテルグラフィックスで、13世代のIris-Xeと同じですが名称が変わっています。
Core Ultra 5 125HとCore Ultra 7 155HはインテルArcグラフィックスで、14世代CPUの目玉の1つです。Arcはかなり高い性能で、ベンチマークではグラフィックボードのGTX 1650 Max-Qよりも高い性能です。
画像・動画編集をするならHシリーズが、画像編集なし、もしくは簡単な画像編集をするような人であればUシリーズでよいと思います。
DirectX 11で動作するFire Strikeのスコアです。
Fire Strike
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
RTX 4060 | |
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Radeon RX 6600M | |
RTX 4050 | |
RTX 3060 | |
RTX 2070 Max-Q | |
RTX 2060 Max-Q | |
GTX 1660 Ti | |
RTX 3050 Ti | |
RTX 3050 | |
GTX 1650 | |
Core Ultra 5 125H | |
GTX 1650 Max-Q | |
Arc A350M |
Night RaidはCPU内蔵グラフィックス向けのDirectX 12のベンチマークです。
Night Raid
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
RTX 4050 | |
---|---|
RTX 3050 | |
RTX 3050 Ti | |
GTX 1650 Ti | |
Core Ultra 5 125H | |
GTX 1650 Max-Q |
Wild Lifeはクロスプラットフォームのベンチマークで、PCやタブレット、スマホなどとスコアの比較ができます。
Wild Life
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
RTX 4050 | |
---|---|
RTX 3050 | |
RTX 3050 | |
RTX 3050 Ti | |
GTX 1650 Ti | |
Core Ultra 5 125H | |
GTX 1650 Max-Q |
画面アスペクト比が16:10のディスプレイ
ディスプレイは3種類あり、すべてWUXGA(1920×1200ドット) IPS液晶、光沢なし、輝度400ニトです。
- WUXGA IPS液晶、sRGB 100%
- WUXGA IPS液晶、マルチタッチ対応、NTSC 45%、DBEF5
- WUXGA IPS液晶、NTSC 45%、DBEF5
DBEF5は先述しましたが、広い視野角にわたって輝度を向上させる反射偏光子フィルムを採用しており、より明るくなる仕組みです。
画面アスペクト比がようやく16:10と縦に長くなり、14インチでも15インチ並みの情報が表示されるようになりました。
今まで以上に一目で見て取れる情報量が増え、作業効率もアップします。
色域はWeb用画像編集に合うsRGB 100%の色域か、普段使いPCに採用されるNTSC 45%の2種類になります。
左がWUXGA IPS sRGB 100%、右はNTSC 45%になります。
sRGBは色彩が豊かで、クリエイティブワークをする人だけじゃなく、動画配信を見る人や画面をシェアすることがある人にも合います。また、コントラスト比は1500対1と高く(NTSCは1000対1)、メリハリのある描写が可能です。
輝度は全モデル400ニトで、こちらは輝度の目安です。
220ニト | 室内ならなんとか使える。明るい室内では暗く見える |
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250ニト | 室内向け。屋外では日陰ならギリギリ使える |
300ニト | 屋外の日陰でも見える |
400ニト | 屋外でも使いやすいが、直射日光が当たるとちょっとくらい |
500ニト | 屋外向け |
600ニト | 画面に直射日光が当たっても比較的見える |
高画質500万画素WEBカメラ搭載可能
WEBカメラは低画質のHD(約92万画素)か、超高画質の500万画素(2.8K相当)があります。500万画素って、外付けWebカメラのスペックですね。。今まで搭載できていたFHD Webカメラもきれいですが、500万画素はすごくきれいに相手に映像が映し出されます。
ノイズキャンセリング機能付きの遠距離マイクが2つ搭載し、周囲の騒音があるときや複数人で会議をしているときに、自動的に音量を調整するDolby Voiceにも対応しています。
また、Windows Studioエフェクトによるオートフレーム機能や背景ぼかし機能、カメラ目線に補正するアイコンタクト機能などもあります。
スピーカーは2Wが2つで、ドルビーオーディオと普通です。
Copilotボタン搭載キーボード
コパイロットはWordやExcelなどのMicrosoft製品をサポートする生成AIで、Chat GPTのような使い方もできます。
例えばCopilotで「Lenovoパソコンを購入するのに、おすすめのパソコンレビューサイトは?」と質問したら、当サイトも紹介されました。信頼性が高いAIです(笑)。
冗談はさておき、このボタン1つでいろいろなことができるので、最近はChatGPTじゃなくコパイロットを使うことが多くなりました。
キーボードはフルサイズ89キーで、USキーか日本語キーが選べ、バックライトの有無の選択が可能です。タッチパッドは115×60㎜と大きく、操作性も高いです。
また、スペースキー右側にあったPrtScキーがなくなり、Copilotoボタンが搭載しています。
キーボード左下のCtrボタンがついに左端に移動し、Fnキーが中に入りました。Ctrl⇔Fnボタンの変更はできますが、長年のThinkPadユーザーから悲鳴が聞こえてきそうな変更です。
また、トラックポイントをダブルタップすると、TrackPoint Quick Menuがポップアップし、カメラやマイク、ノイズ抑制などの設定ができるようになりました。
その他の特徴
外観
カメラやマイクがある上部のベゼル一部のみ大きくしており、その他のベゼルが細くコンパクトな筐体になっています。
MIL-STD 810Hと言う12項目の米軍の物資調達規格に準拠しており、落下テストや気温・気圧の変化テスト、ディスプレイ部の耐久性など様々なテストもクリアしています。他にも、200の項目の品質チェックをしており、安心して使える機種です。
天板は樹脂素材(PC/ABS)かアルミニウムが選べますが、たったの1100円でアルミニウムにできるので、予算に都合がつけばアルミニウムを選んだほうが良いと思います。見た目も手触りも全然違い、アルミの方が高級感があります。
底面カバーは樹脂素材で、大きな通気口があります。がっつりとフレッシュエアーを吸ってくれそうです。
以前は右側面にあった排気口が背面に移動したので、今後はマウスを使っていても温風が手に当たることはないですね。
メモリ
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
メモリはDDR5-5600MHzで、最大64GBと大容量です。CPU性能がすごく上がり、メモリもここまで大容量にできるので、困ることはないともいます。
ストレージ
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
ストレージはSSD PCIe 4.0が搭載で、データ転送速度が爆速です。パソコンの起動やアプリの立ち上げもサクサクです。
こちらはシーケンシャル速度の、おおよその速度です。
シーケンシャル速度
オレンジ色・・・リード 青・・・ライト
PCIe 4.0×4 | |
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PCIe 3.0×4 | |
HDD |
セキュリティ
ThinkPadは、全方位から備えるサイバーセキュリティのThinkShieldによって守られており、堅牢性が高い機種になっています。
一般的なノートパソコンよりは強固ですが、セキュリティソフトをお考えの場合は「Lenovoパソコンにおすすめのセキュリティソフト」も併せて読んでみてください。
Wi-Fi 6Eに対応
対応周波数 | 速度 | |
IEEE802.11ac (Wi-Fi 5) |
5GHz | 6.9Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6) |
2.4/5GHz | 9.6Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6E) |
2.4/5/6GHz | 9.6Gbps |
次世代通信規格のWi-Fi 6Eに対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。
Wi-Fi 6EはWi-Fi 6のExtended(エクステンディット)版で、6GHz帯(高速通信)での通信ができます。
また、14インチでギガビットイーサネットもあるので、社内で有線LANを使うときにも便利です。
LTE対応
LTEはQuectel EM061K 4G CAT6が搭載でき、下り最大300Mbps、上り最大50Mbpsと十分な速さです。
eSIMにも対応しているので、ネットでeSIMを注文したらすぐに使い始めることができますね。
テザリング用の格安SIMなら、楽天最強プランがおすすめです。筆者はIIJmioでドコモ回線20GB/月 約2000円と、楽天最強プランを契約していますが、月に20GB以上使うのであれば楽天がお得です。
バッテリー駆動時間
バッテリーは46.5Whrか57Whrが選べ、JEITA 3.0測定で最大13.6時間のバッテリー駆動時間になっています(57Whr)。作業内容や輝度によっては、十分丸一日持ちそうですね。
インターフェイス
インターフェイスは豊富で必要十分だと思います。また、Thunderbolt 4があるので、ドックやハブがあれば外出時に多くのケーブルを抜き差ししなくて済みます。
Lenovoではいくつかのドックやハブが販売されているので、Lenovoドックのレビューも併せてどうぞ。
右側面にはスマートカードリーダー、マイクヘッドフォンジャック、USB-Aが2つ(2.0と3.2 Gen 1)、そしてロックスロットになります。
左側面にはRJ45、USB 3.2 Gen 2(映像出力機能付き)、USB4(Thunderbolt 4対応)、HDMIそしてUSB 3.2 Gen 1があり、Thunderbolt 4にはこういった機能・性能があります。
- Power delivery対応、DisplayPort出力機能付き、DC-in機能付き
- 最大データ転送速度40GB/秒が2mのケーブルでも出る(以前は0.8mまで)
- PCIeの転送速度は32GB、ストレージ転送速度は最大3000Mbps
- 4Kディスプレイ2台同時に出力可能
- 8K出力にも対応
サポート・保証
標準で1年間の「引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長5年まで延長できます。また、プレミアサポートと言うサポートにアップグレードができ、こちらは24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)
また、保証は引き取り修理とオンサイト修理、翌営業日オンサイト修理の3種類があります。
- 引き取り修理・・・家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。
- オンサイト修理・・・事務所や自宅にエンジニアが来て修理
- 翌営業日オンサイト修理・・・翌営業日(土日祝日以外)にエンジニアが来て修理
ライバル機種
ThinkPad T14 Gen 5 Intel
最上位モデルのX1シリーズに近いスペックで、最高で14世代vPro対応Hシリーズ、メモリ64GB、そしてストレージ2TBとハイスペックです。また、最大で2.8K OLED DCI-P3 100%のディスプレイを搭載でき、WEBカメラは超高画質の500万画素、そして大容量バッテリーは自分で簡単に交換できるタイプになります。
CPU | Core Ultra 5 125U/135U Core Ultra 7 155U/165U Core Ultra 5 135H Core Ultra 7 155H/165H |
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メモリ | DDR5-5600 最大64GB |
ストレージ | SSD 最大2TB |
ディスプレイ(14型) | WUXGA IPS タッチパネルあり 2.2K IPS 2.8K OLED |
通信 | Wi-Fi 6E、LTE/5Gあり、ギガビットイーサネット |
生体認証 | 顔認証、指紋センサー |
WEBカメラ | 500万画素 |
重さ | 1.3㎏~ |
バッテリー(JEITA 3.0) | 最大約10.7時間 |
価格 | 16.0万円~ |
ThinkBook 13x Gen 4
第14世代搭載のクリエイターPCで、最大でCore Ultra 9+メモリ32GBとハイスペックです。2.8K解像度にsRGB 100%の高色域、顔認証や指紋センサーと快適に使えるスペックです。エッジ トゥ エッジデザインでキーボードが筐体の端から端まで広がっているので、コンパクトな筐体ですが十分なキーピッチがありタイピングがしやすいです。1.17㎏と軽く、バッテリー駆動時間は最大約12.1時間と丸一日使えます
CPU | Core Ultra 5 125H Core Ultra 9 185H |
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メモリ | LPDDR5X 最大32GB |
ストレージ | SSD 最大1TB |
ディスプレイ(13.5型) | 2.8K(2880×1920) IPS液晶 タッチあり |
無線 | Wi-Fi 6E |
その他 | FHD+IRカメラ、指紋センサー、顔認証、Dolby Atmos |
寸法(幅×奥行×高さ) | 292.9 × 205 × 12.9㎜ |
重さ | 1.17㎏ |
バッテリー(JEITA 3.0) | 最大約12.1時間 |
価格 | 15.9万円~ |
まとめ
良い点
・MILスペック準拠で耐久性が高い
・画面比が16:10で、14インチでも15インチ並みの情報が表示される
・インテル14世代CPU搭載で、AIコアがありHシリーズはグラフィック性能も大きく上がった
・Webカメラが最高で500万画素!
・メモリが最大64GBと大容量
・Wi-Fi 6EにLTEも搭載可能
・バッテリー駆動時間が最大約13.6時間と長い
・インターフェイスが豊富
残念な点
・あえて言えば、1.4㎏と標準的な重さ
総合評価
ようやく他のThinkPadに追いついたといった感じで、魅力アップした機種になっています。
1.4㎏と標準的な重さですが、バッテリー駆動時間が最大約13.6時間と長いので、ちょっとした外出や社内移動が多い人に向いた機種です。また、Wi-Fi 6EもあるしLTEも搭載可能なので、移動が多い人でも快適に使えます。