Lenovo ThinkPad E15 Gen 2(インテル)のレビュー・第11世代CPU搭載ビジネスノート

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本機種は、人気が高すぎて購入できない人が続出したThinkPad E15 Gen 2 AMDの兄弟機種で、インテル第11世代CPU搭載になります。

ThinkPadのEシリーズはコスパが高いビジネスノートなので、人気がありますよね。

本機種も、また争奪戦になると思います。そのくらいスペックも高くおすすめです!

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Lenovo ThinkPad E15 Gen 2(インテル)のレビュー

Lenovo ThinkPad E15 Gen 2 正面

CPU Intel core i3-1115G4
Intel core i5-1135G7
Intel core i7-1165G7
メモリ 最大32GB
ストレージ SSD 最大1TB+512GB
グラフィックス Iris Xe
NVIDIA GeForce MX450
OS Windows 10 Home/Pro
セキュリティ Windows Defender、TPM、パワーオン パスワード、ハードディスク パスワード、スーパーバイザー パスワード、システム マネジメント パスワード、セキュリティ キーホール、ThinkShutter
ディスプレイ(15.6型) FHD TN 光沢無し
FHD IPS マルチタッチあり
FHD IPS 光沢無し sRGB 100%
無線 WiFi6(カスタマイズで搭載可能)、Bluetooth v5.0
有線 LANポートあり(10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T)
生体認証 指紋センサー、顔認証(オプション)
寸法 365x240x18.9㎜
重さ 1.7㎏
バッテリー 最大12.1時間
保証 1年間
価格 6.7万円〜

最新のインテル第11世代CPU搭載で、公称性能も上がっているし、実際の使い心地もかなり上がっていますね。ここ最近はRyzenのCPUのPassmarkスコアが高いので人気でしたが、実際の速度なんかは11世代CPUの方が上になっています。

しかもCore i5かCore i7を選ぶとIris Xeという最高の内蔵グラフィックスが搭載で、性能は外部グラフィックボードのNVIDIA GeForce MX350並みの性能があります。簡単な画像・動画編集もできるほどの性能です。

メモリはスロット1つで最大32GB搭載可能、ストレージはSSD M.2 PCIe NVMeで、最大1.5TBも搭載可能です。

本機種ThinkPad Eシリーズはエントリークラスなので、安く購入できるようにHD TN液晶を使ったディスプレイもあります。マルチタッチディスプレイもあるし、Web用画像編集に向いているほどの高色域があるsRGB 100%のディスプレイも用意されています。

安く購入したい人から、クリエイター向けのスペックがあるものまで選べます。

WiFi6はもちろん、RJ45もあるのでインターネット環境は抜群です。また、最新のThunderbolt 4に対応しているので、先々も困ることはないと思います。

WiFiはいわゆるWiFi5とWiFi6の2種類があり、たったの+1100円でWiFi6を搭載できるので必ず搭載しておきましょう。

公式サイト

前モデルと比較

旧モデルのThinkPad E15との比較です。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値)

本機種 ThinkPad E15
CPU Core i3-1115G4
Core i5-1135G7
Core i7-1165G7
Core i3-10110U
Core i5-10210U
Core i7-10510U
メモリ 32GB(3200MHz) 16GB(2666MHz)
ストレージ SSD 1.5TB SSD 1TB+HDD 2TB
ディスプレイ FHD sRGB 100%あり FHD
無線 WiFi5/6 WiFi5
バッテリー 12.1時間 12.6時間
重量 1.7㎏ 1.9㎏
価格 6.7万円~ 6.4万円~

スペックはかなり上がっていますね。CPUが10世代から11世代に、メモリは最大32GBで3200MHzに変更、WiFi6も搭載可能で、200gも軽くなっています。しかも本機種はThunderbolt 4も搭載しているので、かなり快適になっています。これだけスペックがアップして、3000円の値上がりは許容範囲ですね。

CPUの性能比較表
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ライバル機種

本機種と似たような最新機種との比較です。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値。スマホの方は表を右にスクロールできます)

本機種 ThinkPad T15 Gen 2 IdeaPad Slim 550i
CPU インテル11世代 インテル11世代(Core i5~) インテル11世代
メモリ 32GB 48GB 16GB
ストレージ SSD 1.5TB SSD 2TB SSD 512GB
グラフィックス Iris Xe
GeForce MX450
Iris Xe
GeForce MX450
Iris Xe
ディスプレイ FHD FHD、UHD FHD
無線 WiFi5/6 WiFi6、4G LTE WiFi5
バッテリー 12.1時間 16.8時間 13時間
重量 1.7㎏ 1.75㎏ 1.66㎏
価格 6.7万円~ 11.5万円~ 5.9万円~

本機種はThinkPadなのに、6.9万円からとかなり低価格なのがウリですね。普段使い用のIdeaPadと比べると1万円高いですが、Thunderbolt 4もあるし、セキュリティも豊富、メモリやストレージも大容量です。

上位モデルのT15 Gen 2はLTEが搭載できたりとスペックをより高くできますが、価格も約5万円ほど高くなっています。

IdeaPadはシンプルな機種で、ビジネスモデルじゃなくても良いというのであれば、コスパが高い人気の機種です。

メリット・デメリット

メリット

・低価格でThinkPadを所持できる
・タイピングがしやすい
・Thunderbolt 4搭載
・グラボも搭載できる
・有線接続可能

デメリット

・ディスプレイにTN液晶が使われているものがあるので、注意が必要
・メモリがシングルチャンネル(メモリは2枚1組で使用した方がより高い性能になりますが、本機種はメモリ1枚使用です)

ThinkPad E15 Gen 2(インテル)の特徴

最大の特徴である11世代CPUですが、性能や実際の使い勝手がかなり良くなっています。

こちらは例として11世代のCore i7-1185G7と、このクラスでは最高のPassmarkスコアを出すRyzen 7 4800Uとの比較ですが、第11世代Core i7はエクセルは1.3倍速く、ワードは1.38倍、フォトショップは1.4倍、Google Chromeも1.15倍速く快適に使えるんです。

Intel第11世代CPUのスペック

サクサク快適に作業ができますね。下のグラフはその他の性能比較ですが、兎にも角にも性能が高いCPUということです。

Intel core iシリーズ第11世代のベンチマーク

グラフィックスの詳細は後述していますが、グラフィックスは内蔵とは思えないほどの性能でかなり高性能です。

外観

Lenovo ThinkPad E15 Gen 2 右斜め前

筐体はいつものThinkPadといった見た目で、「出来るビジネスパーソン」が使っていそうな外観ですね。

Lenovo ThinkPad E15 Gen 2の天板

寸法は幅365㎜、奥行き240㎜、そして厚さが18.9㎜となっています。筐体は2種類あって、Bluetoothイヤフォンが本体に収納されたモデルもあります。

Lenovo ThinkPad E15 gen 2 上から<こちらはFHD IPS液晶のディスプレイ>Lenovo thinkpad E15 gen 2・ほぼ180度開くことが出来る<ほぼ180度開けるディスプレイ>Lenovo thinkpad E15 gen 2の厚さ計測<厚さ18.9㎜>

生体認証

指紋センサーは電源ボタンに統合されているので一度で電源ONとサインインができるし、顔認証(IRカメラ)搭載モデルもあるので、セキュリティも堅牢で使い勝手がいいです。

Lenovo ThinkPad E15 Gen 2の指紋センサー<指紋センサー>

Lenovo ThinkPad E15 gen 2の顔認証カメラ<IRカメラ>

前面カメラにはPrivacyShutter搭載なので、使わないときには物理カバーを閉じでプライバシーを守ることができます。

MIL規格

ThinkPadシリーズは「米軍の物資調達規格」に準拠しており、MILスペックテストをクリアーした耐久性・堅牢性の高いパソコンになっています。

有名な話ですが、ThinkPadは元々IBMのパソコン事業部門でそれをLenovoが買収したのですが、今でもThinkPadの研究開発は横浜にある大和研究所で行われています。一部のモデルは日本でも作られているし、安心の品質があります。

WiFi6

また、ここ最近は必須と言ってもいいWiFi6対応なので、混みあった回線でも安定して高速通信ができます。通信速度はかなり速くなっており、最大通信速度の理論値は9.6Gbpsと以前のWiFi5より40%ほど上がっています。

ちなみにモデルによってはWiFi5が搭載になっているので、購入時に確認し、ない場合はカスタマイズから追加できます。

キーボード

Lenovo ThinkPad E15 gen 2のキーボード

ThinkPadのキーボードはキーピッチも広く、特にキーストローク(キーを押し込む距離)が深いので「タイピングがしやすいキーボード」として有名です。ThinkPadのキーストロークは2㎜前後となっており、標準的なノートパソコンの1.3㎜前後と比べると打感の違いが一瞬で分かります。

また、キーピッチ(キーの中心部から次のキーの中心部までの距離)は1.9㎜x1.85㎜くらい(測るの難しんで・・・)比較的広いので、手が大きな人でも窮屈に感じることはないと思います。

私も毎日ThinkPad E15 gen2を使っていますが、打感がすごくよくて作業がはかどります。リズムよくタイピングできるんですよね。

また、テンキー(数字のみのキー)もあるので、数字入力が多い人にも使いやすくなっています。

Lenovo ThinkPad E15 Gen 2のキーボード ビデオ電話受信/終了ボタン搭載

ビデオ会議が多い人にはすごく役に立つ電話の受信・終了ボタンがあるので、わざわざボタンをクリックしなくてもボタン一つで操作できます。以外に役に立ちます。

また、ノイズキャンセリング機能といってオンラインで電話中に回りが騒がしい時などにオンにすると、自分の声のみをクリアに相手に伝わりやすくなります。

CPU

Intel Core i 第11世代CPU

先ほども少し紹介しましたが、最新の11世代CPUでハイスペックです。

横にスクロールできます↓

コード名
Tiger Lake
製造プロセス コア/スレッド
キャッシュ
グラフィックス ベースクロック
ターボ時
TDP
Core i7-1165G7 10nm
SuperFin
4/8
12MB
Iris Xe 2.8GHz
4.7GHz
12~28W
Core i5-1135G7 10nm
SuperFin
4/8
8MB
Iris Xe 2.4GHz
4.2GHz
12~28W
Core i3-1115G4 10nm
SuperFin
2/4
6MB
UHDグラフィックス 3GHz
4.1GHz
12~28W

スコアの目安

  • 2000~・ネットサーフィンでもストレスを感じるほど
  • 5000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 7000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 10000~・ゲーミングPCなど専門的な機種に搭載されることが多い

(グラフをタップすると数値が表示されます)

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注)第11世代CPUから各メーカーが独自にTDP(熱設計電力)を設定できるため、同じCPUを搭載したパソコンでも性能が違うことがあります。

Core i7は、ゲーミングPCや動画編集用のノートパソコンに搭載されるCore i7-10750H並みの性能です。かなりのハイスペックですね。

Core i5もCore i7-10510Uより高い性能なので、かなりヘビーに使ってもストレスを感じることはないです。

こちらはレンダリングを行ってスコアを出すテストです。

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Core i7とi5共に、かなり良い性能です。

グラフィックス

グラフィックスはCore i7とi5にIris Xeが、Core i3にはUHDグラフィックスが搭載です。

Iris Xeは外部グラフィックボードのGTX 660並みの性能があり、内蔵GPUとしては考えられないほどの性能です。

グラフをタップすると数値が表示されます

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スコアを見ると、Iris XeもMX450もそこまで性能が変わらないので、こだわりがなければIris Xeでもいいかもしれません。

公式サイト

メモリ

メモリは現在市販されているパソコンに搭載される最高の周波数があり、DDR4 3200MHzが搭載です。

この周波数(MHz)が高いとより速くデータ処理ができるので、表示速度が速いんです。

今まで使っていたメモリが2400MHzや2666MHz、もしくはこれ以下のものだと、かなり体感速度が違いますよ。速いです。メモリはスロットが1つあり、今ついているメモリを外して新しいメモリに増設も可能です。

先述したようにメモリはシングルチャンネルメモリなので、大きめのメモリを搭載しておいたら安心です。

ストレージ

ストレージはM.2 PCIe NVMe、PCIe 3.0×4のSSDになり、デュアルストレージが可能です。

SSD HDD
最大データ転送速度 32Gbps 6Gbps
平均起動時間 10秒~15秒 30秒~2分(新品の場合)
温度 熱くなりにくい 熱くなりやすい
価格 高い 安い

ストレージはデータを保存するだけじゃなく、パソコンの起動などにも関わる部分なんですね。

また、OPALに対応しているストレージもあるので、セキュリティはより強固になっています。OPALとは自己暗号化ドライブのことで、ハードウェアレベルでデータを暗号化できます。

ディスプレイ

Lenovo ThinkPad E15 gen 2のディスプレイ

ディスプレイはすべてFHDですが、4種類あります。

右にスクロールできます↓

光沢 液晶 輝度 コントラスト比 色域 視野角
FHD 無し TN 220nit 500:1 NTSC 45% 90度
FHD 無し IPS 250nit 800:1 NTSC 45% 170度
FHD 無し IPS 300nit 1200:1 sRGB100% 170度
FHD
マルチタッチ
無し IPS 300nit 800:1 NTSC 45% 170度
FHD フル・ハイディフィニション、解像度1920x1080
TN コントラストが低く視野角も狭い液晶
IPS 視野角が広く、コントラスト比も比較的高く、自然な色合いが描写できる
nit 輝度(明るさ)を表す単位。250ニットくらいが標準
光沢なし 映り込みが軽減された液晶
NTSC45% 色域の規格で一般的なノートパソコンはすべてNTSC45%
sRGB100% 色空間の規格。Web用画像編集にも向いているほど高色域。NTSC換算すると72%ほど

TN液晶は安いですが、長時間作業に向いていない質のものなので、少し価格が上がってもIPS液晶を選んだ方がいいと思います。しかも220nitなので、結構暗いです。

私のディスプレイは250nitなのですが、日中の明るい部屋だと時々「なんか薄暗いな」って思うことがあります。作業がしにくいわけじゃないですが、ぎりぎり「暗いんじゃ?」って思うか思わないかぐらいの輝度なので、もし外出先でも使う機会がある人は、300nitを選んだ方がいいと思います。

また、300nitのものはsRGB100%と高い色域なので、色鮮やかで鮮明な色が描写されるので、見ていてきれいで色鮮やかです。

これは本機種じゃないですが、NTSC 45%のディスプレイとsRGB 100%のディスプレイを一眼カメラで撮影し、並べたものです。

NTSC45%とsRGB 100%の比較<加工・圧縮しているので変色しています>

右側の方が、明らかに鮮やかな色が描写されていますね。

セキュリティ

ビジネスモデルの本機種は、セキュリティが豊富で堅牢です。

  • パワーオンパスワード・・・電源を入れた時のログインパスワード
  • ハードディスクパスワード・・・ハードウェアレベルでストレージにパスワードを設定
  • スーパーバイザーパスワード・・・BIOSなどの設定を見たり変更する時のパスワード
  • セキュリティキ―ホール・・・ワイヤーなどを繋げて持ち運びできないようにする
  • Windows Defender・・・Windows 10に搭載されているウイルスから保護するセキュリティ
  • TPM・・・独立して機能するセキュリティチップで、パスワードなどの情報を格納する
  • ThinkShutter・・・前面カメラのカバー

インターフェイス

Lenovo ThinkPad E15 Gen 2 Intelのインターフェイス

  1. USB Type-C 3.1 Gen 1 (Thunderbolt 4対応)
  2. Powered USB 3.1 Gen 1
  3. HDMI
  4. マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック
  5. イヤホン収納トレー(一部構成で選択時に搭載)
  6. USB 2.0
  7. イーサネットコネクター(RJ-45)
  8. セキュリティキーホール

有線接続もできるし、USB Type-AもType-Cもあり、HDMIもあるので困ることはないと思います。しかもType-CはThunderbolt 4対応なので、使い勝手がかなり高いですね。

Thunderbolt 4の特徴はこのようになります。

  • Powerdelivery対応、DisplayPort出力機能付き、DC-in機能付き
  • 最大データ転送速度40GB/秒が2mのケーブルでも出る(以前は0.8mまで)
  • PCIeの転送速度は32GB、ストレージ転送速度は最大3000MB/秒
  • 4Kディスプレイ2台同時に出力可能
  • 8K出力にも対応
  • USB4.0規格に準拠

Thunderbolt 4でより快適に使えるようになっています。

サポート・保証

Lenovo ThinkPad E15 Gen 2(インテル11世代)の保証とサポート

本機種には4つの保証があり、標準で付いている保証は片道引き取り修理になります。リペアセンターは日本国内のNECの工場でやっているので、質も高く、郵送に時間もかかりにくいです。

  • 片道引き取り修理・・・自身で梱包しリペアセンターに郵送する(配送費は自身が負担)。返送費はLenovoが負担。交換パーツは基本無料だか箇所により別途請求もあり
  • 引き取り修理・・・指定業者が指定場所にピックアップにきて、リペアセンターに配送、修理後返送してくれる。(郵送費はすべてLenovo負担)
  • オンサイト修理・・・指定場所にエンジニアが来て修理
  • 翌営業日オンサイト修理・・・通常、翌営業日にエンジニア指定場所に来て修理

サポートは標準で、電話やチャット、メール、LINEでのサポートがあり、朝9時から夕方18時までです。

プレミアサポートは専任のエージェントが24時間365日対応なので、いつでも質問することができます。

最後に

ビジネスでもがっつり使える性能・機能がありますが、スペック的にはクリエイター向けと言っても過言じゃないほどのものが選べますね。

11世代のCPUに、高品質のメモリとストレージ、Thunderbolt 4も搭載しているので、使い勝手は極上です。それでいて、比較的低価格で販売されているので、前モデルの様に「在庫なし」が多くなるんじゃないかなと思います。

公式サイト

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