Lenovo IdeaPad L360i/L350のレビュー・内蔵光学ドライブで読み込み・書き込み対応

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ここ最近は、パソコンの小型化の為に省かれることの多い光学ドライブですが、IdeaPadで久しぶりに光学ドライブ内蔵モデルが出ました。

写真をDVD-Rに焼いたり、CDを作って車で聞いたりと、まだまだ活躍しますよね。

古い機種にはほとんど付いていた機能ですが、やっと新しい機種にも搭載されたのでほっとしている人も多いと思います。

追記)2021年3月16日に、11世代CPUのCore i5-1135G7Celeron 6305が搭載された機種がIdeaPad L360iとして販売開始しました。L350とL360iは、CPU以外すべて同じ仕様です。

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IdeaPad L360i/L350(15.6型)のレビュー

Lenovo IdeaPad L350のディスプレイ

CPU Intel Celeron 5205U/6305
Intel Core i5-10210U/1135G7
Intel Core i7-10510U/1165G7
コア/スレッド Celeron)2/2
Core)4/8
メモリ 4GB、8GB
ストレージ Celeron・HDD 最大1TB
Core・SSD 最大512GB
ディスプレイ(15.6型) Celeron)HD TN 光沢なし
Core)FHD TN 光沢なし
グラフィックス インテルUHDグラフィックス
セキュリティ Windows Defender、プライバシーシャッター
Office 搭載機種有り
バッテリー Celeron)最大9.7時間
Core)最大10.1時間
サイズ 363×254.6×22.9㎜
重さ 2.2㎏
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
価格 6万7980円~

構成がちょっと面白い機種なのですが、Celeronという低性能CPU(プロセッサー)を使った機種と、ハイエンドモデルのCore i5とi7を搭載した3モデルがあります。後々リリースされるかもしれませんが、Core i3という中間・標準的な性能のモデルがないんですね。

なので、ライトユーザーかハイスペック機種が欲しい人かに分かれますね。

Coreシリーズは最新の第11世代が追加されたので、性能はお墨付きです。

ストレージもCelelronを選ぶと旧タイプのHDD搭載で、はっきりって動きが遅いです。ディスプレイもHDという低画質のものになっているので、Celeronモデルを知らずに選んでしまったら困りますね。

とは言ってもメリットもあり、CeleronモデルはOffice付きで約8万円であるので安いと言えば安いですね。

L350を購入する人は、「どうしても光学ドライブがないと困る」人のみで、光学ドライブが無くても良い人はS340S540Flex550などを選んだ方が安いし、性能も高くなっています。

私は仕事柄パソコンを複数台所有していますが、光学ドライブ付きのものも持っています。写真のデータをDVD-Rに焼いたり、録音した音楽を焼いたりと、色々使えますよね。

特にデジカメや一眼を使っていて人に写真を渡す機会がある人は、DVD-Rに焼いて渡した方がいい場合も多いですよね。

また、雑誌の付録でCD-ROMが付くこともあるし、子供の英会話などのレッスンでDVDで再生するものだったりと、人によっては使うことが多いと思います。

ライバル機種

Lenovo Ideapad L360iと比較機種の筐体<左から本機種・Lavie Direct N15 A・Lavie Direct N15>

本機種と似たような光学ドライブ付きの最新機種との比較です。本機種のスペックはL360iの最新版のみ比較です。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値。スマホの人は表を右にスクロールできます)

本機種 Direct N15 A Direct N15
CPU Celeron 6305
Core i5-1135G7
Core i7-1165G7
AMD Athlon Silver 3050U
AMD 3020e
Core i3-1115G4
Core i5-1135G7
Core i7-1165G7
メモリ 8GB 8GB 32GB
ストレージ SSD 512GB SSD +HDD SSD +HDD
グラフィックス Iris Xe Radeon UHD
Iris Xe
ディスプレイ FHD TN液晶 HD TN液晶 FHD TN/IPS液晶
無線 WiFi5 WiFi5 WiFi6
バッテリー 10時間 6時間 6時間
重量 2.2㎏ 2.2㎏ 2.2㎏
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ DVDスーパーマルチドライブ
ブルーレイドライブ
DVDスーパーマルチドライブ
ブルーレイドライブ
価格 7万円~ 7.6万円~ 14.5万円~

本機種は低価格ながら最新のインテル11世代CPU搭載で、バッテリー駆動時間も長いですね。比較機種のLavie Direct N15 Aはかなり控えめな性能ですが、ブルーレイドライブも搭載できます。

Lavie Direct N15は上位モデルで、最新の11世代CPU搭載でFHD IPS液晶もあり、ブルーレイも搭載可能です。また、LavieはNECの製品で日本で製造管理をしているという安心感もあります。

こちらはCPUの性能を表すPassmarkスコアです。本機種とLavie Direct N15は同じCPU搭載で、Direct N15 AのみAMD製になります。

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購入のポイント

  • 本機種・・・性能とコスパが高く、ブルーレイが必要ない場合はおすすめ!ただしCeleronモデルは低性能
  • Lavie Direct N15 A・・・パソコンの性能は低くてもいいから、ブルーレイドライブが欲しい人におすすめ
  • Lavie Direct N15・・・価格は高いが高品質でスペックも高く、ブルーレイドライブもあり

メリット・デメリット

良い点

・DVDスーパーマルチドライブ搭載
・最新の11世代CPU搭載で高性能
・光学ドライブモデルにしてはバッテリー駆動時間が長い

残念な点

・重たいので持ち運びには不向き

IdeaPad L360i/L350の特徴

Lenovo IdeaPad L350の外観・正面

カラーは白と青とグレーがあり、グレーはやっぱりIdeaPadと言ったカラーですが、白も新鮮でおしゃれですね。

左右のベゼル(画面の黒い枠)が比較的細いので、おしゃれに見えます。

Lenovo IdeaPad L350の外観・ディスプレイ

OS(オペレーティングシステム)は最新のWindows 10 Homeなので、より快適に使え、Windows Defenderというウイルス対策機能が付いています。設定などは何もなく、使い始めた時からパソコンは保護されています。

ディスプレイは15.6型の大画面で、CeleronモデルはHDとなっていますが、Coreモデルは高画質のフルHDなので画質がきれいです。

Lenovo IdeaPad L350の外観・後ろ

サイズは横363㎜、縦254.6㎜と15.6型なのでちょっと大きめで、大学ノートA4サイズ(297㎜x210㎜)と比べると、横+6.6㎝、縦約+4.3㎝となります。

Lenovo IdeaPad L350のロゴ

光学ドライブ搭載なので幅は22.9㎜と厚く、5円玉の直径が22㎜なのでほぼ同じ大きさになります。重さも2.2㎏なので、持ち運びがしやすい機種ではないですね。据え置き型として使うのが合うと思います。

ただしバッテリーは約10時間と長いので、カフェに言って作業して家に帰るなどのちょっとした移動であれば気にならないかもしれません。

CPU

パソコンの頭脳であるCPUは、5種類あります。

L350

  • Intel Celeron 5205U
  • Intel Core i5-10210U
  • Intel Core i7-10510U

L360i

  • Intel Celeron 6305
  • Intel core i5-1135G7
  • Intel core i7-1165G7

スコアの目安

  • 2000~・ネットサーフィンでもストレスを感じるほど
  • 5000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 7000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 10000~・ゲーミングPCなど専門的な機種に搭載されることが多い

↓グラフをタップすると数値が表示されます↓

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Celeronはみての通りスコアがかなり低いですが、ネットサーフィンをするくらいだったら気にならないと思います。

毎日何時間も使う人であれば、必ずCoreシリーズを選んだ方がいいですね。

L350のCore i5とi7はスコアが6000オーバーとなっているので、資料作成やビデオ会議などのビジネス用途でも、問題なく使えます。ただし、L360iのCore i5は最新の11世代CPUで、特に性能が高くなっています。

また、CPUにはコアとスレッドという重要な性能もあるのですが、数字が大きい方が同時に多くのデータを処理できます。

コアとスレッド数の解説図

Celeronは2コア2スレッドで、Core i5とi7は4コア8スレッドになります。Coreシリーズの方が「同時に複数アプリを使ったり、多くのタブを開いて作業する」などがやりやすいです。

メモリ

メモリも使いやすさに直結するのですが、大きい方が大きなデータを扱ったり・複数の事を同時にやりやすくなります。

4GBは標準的な性能ですが、8GBあれば困ることは無いと思います。ちなみにメモリはオンボードでスロットは無いので、増設は出来ません。

メモリの種類はPC4-21300で2666MHzで、Core i5-1135G7は2933MHzになります。この周波数が高いと処理速度が速くなります。

また、メモリはオンボードに1枚・4GBとスロットに1枚・4GBの計8GBで、デュアルチャンネルメモリーなので処理速度がメモリ8GB 1枚よりも早くなっています。

ストレージ

ストレージは保管庫のイメージで、容量が大きいとより多くのデータ(写真や音楽など)を保存できます。

L350には2種類のストレージがあり、SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)とHDD(ハードディスクドライブ)になります。

特徴はこの様になります。

SSD HDD
静か 回転音がうるさい
熱くなりにくい 熱くなりやすい
壊れにくい 壊れやすい
速い 遅い
値段が高い 値段が安い

CeleronモデルにHDDが、CoreモデルにSSDが搭載されています。

ちなみにCoreモデル搭載のSSDはPCle-NVMeという最速モデルのストレージです。

データ転送速度の理論値が40Gbpsという超速いもので、HDDの数十倍の速さになっています。

ディスプレイ

Lenovo IdeaPad L350の外観・右横 Lenovo IdeaPad L350の外観・ディスプレ

ディスプレイは以下の2種類になります。

  • Celeron・HD TN液晶 光沢なし
  • Core・FHD TN液晶 光沢なし

HDディスプレイとFHDディスプレイの大きな差は、解像度ですね。

HD・1366x768、FHD・1920x1080なので、FHDは画面がきれいに見えます。ただしどちらもTN液晶なので、視野角が狭く、コントラストも低め、ちょっと青みがかった感じに見えます。(IPS液晶と2つ並べて見比べたら差が分かるくらいの差です)

また、前面カメラにプライバシーシャッターというカバーがあるので、カメラを使わない時は閉じておくことが出来ます。

オーディオ

Lenovo IdeaPad L350のオーディオ

オーディオはDolby Audioになっており、質の高い音響になっています。イコライザーが付いているので、自分好みの設定にできます。

インターフェイス

Lenovo IdeaPad L350のインターフェイス

  1. DVDスーパーマルチ ドライブ
  2. セキュリティー・キーホール
  3. 電源ジャック
  4. イーサネット・コネクター(RJ-45)
  5. HDMI
  6. USB3.0
  7. マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
  8. USB3.0 Type-C

光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブ搭載で、DVD-Rなど5規格に対応しています。

また、HDMIポートもあるので、ケーブル1本で外部ディスプレイに繋げることが出来ます。映画などをパソコンで再生し、大画面TVやモニターで見ると言ったことが出来ますね。

イーサネットコネクターとは有線LANケーブルの差込口なので、仕事で社内ネットワークに繋ぐときは助かりますね。

まとめ

最近は光学ドライブが付いていない機種ばかりなので必要な人は選択肢があまりなかったですが、IdeaPad L350は性能的にもハイスペックなので助かりますね。

何度か言っていますが、CoreモデルとCeleronモデルがあるので理解したうえでCeleronモデルは購入してください。

Coreモデルはがっつり使う人にも十分対応できるスペックなので、こちらがおすすではあります。

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