モトローラから発売されたThinkPhoneのカメラを、徹底的に調査しました。
筆者はずっと安いスマホ(だいたい3万円前後の機種)を使っていたので、こんなにすごいんだと驚きました。
特に気に入ったのは、8K動画の撮影が可能なことです。筆者が持っているCanon EOS 6D Mark IIではFHD動画しか取れないので、今度のYoutube撮影からThinkPhoneを使ってみようかなと思っています。(登録はこちらから(笑))
ThinkPhoneのレビュー記事でも、カメラ性能をちょっと紹介しているのですが、記事が長~くなりすぎたので、こちらでがっつり紹介します。
2024年10月26日追記)
新モデルのThinkPhone 25は2024年11月から、海外で発売開始します。
ThinkPhoneのカメラスペック
画素数 | リア/5000万画素+1300万画素(ウルトラワイドアングル)+200万画素(深度カメラ) フロント/3200万画素 |
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f値 | リア/1.8/2.2 フロント/2.45 |
動画(リア) | 8K UHD (30 fps), 4K UHD (60/30 fps), FHD (60/30 fps) 4K UHD HDR10 (30 fps) Slow motion: FHD (960/240/120 fps) Macro/Ultra camera rear wide angle: 4K UHD (30 fps), FHD (60/30 fps) |
動画(フロント) | UHD (30 fps) FHD (30/60 fps) |
画像タイプ | JPG、RAW、RAW+JPG |
その他 | デュアルキャプチャー、タイムラプス、アートスマイルキャプチャー、手振れ補正など |
カメラも高性能で、リアカメラはf値1.8の5000万画素、f値2.2の1300万画素、そして、200万画素の深度カメラです。
リアカメラは最大で8K動画が撮影でき、フロントカメラは最大4K解像度の動画が撮影できます。
撮影モード
撮影モードは
・写真
・動画
・ポートレート
・プロ
・詳細
・スローモーション
の6つがあり、各モード時に画面を上から下にスワイプして、各種設定を呼び出します。
<写真モード>
写真モードではフラッシュやタイマーの有無、アスペクト比やHDRなどが設定できます。
<動画モード>
動画を選んだら、同じく下から上にスワイプし、各種設定をします。ちなみに、8Kでは手振れ補正が使えず、最大fpsは30です。8Kの場合は、用途が限られますね。
<スローモーション>
スローモーションは、撮った動画全部がスローになるわけじゃなく、一部分が動画になります。
<詳細>
これ、なんで詳細と言う名前か分かりませんが、パノラマやタイムラプス、デュアル撮影などができます。デュアル撮影は、フロントとリアカメラで同時に撮影できます。
プロモードはフォーマットが選べ、ISOやホワイトバランスの設定ができます。CANONのカメラで言えば、「Mモード(マニュアルモード)」みたいなものですが、f値の設定はできません。
ポートレートモードは焦点距離のみ設定可能で、24㎜、35㎜、そして50㎜にできます。
写真の解像度は、16:9のときは4096×2304ドットです。
ThinkPhoneで撮影した写真
すべての写真はリサイズと圧縮をしていますが、編集は一切していません。
リアカメラ
ぼかしが効かせやすいです。
見にくいと思いますが、パノラマ撮影をした画像です。
上はレモンの木を撮影し、下は同じ場所から最大までズーム撮影したものです。
ズームはそこまですごいとは思いませんが、まぁ、十分なくらいかなと思います。
フロントカメラ
フロントカメラは3200万画素で、一般的なスマホの背面カメラ並みのスペックです。最高で4K動画も撮れるので、自分を撮影することが多いインスタグラマーや動画配信者にも使えると思います。
圧縮リサイズをしてこのクオリティは、すごいです。
ちなみに、ThinkPad X1 Carbon Gen 10のWebカメラと比較です。X1 CarbonのWebカメラは、ノートパソコン搭載カメラとしては最高峰の性能だと思います。(FHD解像度/f値 2.0です)
全然違いますね。
ちなみに、パソコンとThinkPhoneを接続したら、ThinkPhoneのカメラを使うことができます。例えば、パソコンでWeb会議をするときに、自分を映すカメラはThinkPhoneを使用する、などできます。
Ready Forアシスタントを起動し、ウェブカメラを選択するだけです。
すると、パソコンで会議をしていても、相手に表示されるのはThinkPhoneのカメラに映った被写体になります。また、左の写真はぼかしを入れていますが、背面ライトをONにしたり、動きながら話す人には「被写体トラッキング」など、使える機能があります。
動画
動画は、8K UHD (30 fps)、4K UHD (60/30 fps),、FHD (60/30 fps)で撮影できます。
こちらはFHD 60fps、4K 60fps、そして8K 30fpsで撮影しました。筆者が使用しているモニターは4Kなので8Kの恩恵をそこまで受けることができないため、4Kが一番きれいに見えました。また、これをスマホで見ている場合は、そこまで差がわからないかもしれません。
ゆっくり行ったつもりが、ちょっと速くなりました。すみません。
こちらは4Kで、スペインの街並みを撮影しました。
オーディオ
オーディオはドルビーアトモスで、広がりがあり、奥深い音になっています。迫力のある映画が見れたり、音楽も重低音が効いてるし、高音も音割れせずにしっかりと音の粒まで聞こえます。
メタルを聴いていると、スマホに重低音の振動が来るほどでした。
普段筆者は、1万円くらいで買ったJBLのスピーカーか、MarshallのMinor 3だったかな?2万円くらいのイヤフォンを使っていますが、そこまで違和感なくThinkPhoneで聞くことができました。
仮にJBLスピーカー を10とすると、Marshallは9.5点、ThinkPhoneは8点です。スマホでは、かなり高性能だと思います。
最後に
ThinkPhone、すっごくいいですよ。高機能で高性能、そしてなんと言ってもかっこいいですからね。
皆さんも、チャンスがあれば購入をお勧めします。モトローラ製品は、楽天で多く販売されているので、発売開始したらチェックしてみてください。
ちなみに、オーディオはスマホにしては良い方で、個人的には10段階で星7つくらい付けます。
今回はカメラ性能の記事でしたが、ThinkPhone全体のレビューはこちらからどうぞ。