レノボのYogaシリーズは、クリエイターやデザイナー、アーティストなどに人気の機種で、性能もなかなか高いです。
ちなみにレノボのパソコンでCといったらコンバーチブルの意味で、俗に言う2 in 1 PCの事です。
デスクトップモードに、テントモード、タブレットモード、スタンドモードの4種類の態勢が出来るので、色々な用途で活躍します。
専用のアクティブペンも本体搭載なので、かなり使い勝手が良くなっています。
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Lenovo Yoga C930(13型)のレビュー
後継機種のYoga C940が販売されています。同じ値段で性能もかなり高くなっているので、Yoga C940のレビューもどうぞ。
まずはスペックを見ていきましょう。
CPU | Intel core i5-8250U Intel core i7-8550U |
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コア・スレッド | 4コア8スレッド |
メモリ | 8GB |
ストレージ | SSD 256GB |
OS | Windows 10 Home |
セキュリティー | Windows defender |
オフィス | 有り・無し |
バッテリー | 17.2時間 |
ディスプレイ | 13.9型FHD (マルチタッチ)、ウルトラHD(マルチタッチ) |
グラフィックス | 内蔵UHDグラフィックス 620 |
指紋センサー | 標準搭載 |
アクティブペン | 標準装備(筆圧4096段階) |
オーディオ | Dolby Atmos Speaker System |
サイズ | 322x227x14.5mm |
重量 | 1.38㎏ |
保証 | ADP1年間 |
価格 | 約15万円~(セール期間中) |
C930の特徴は何と言っても、ディスプレイの大きさです。
一応13型のパソコンなのですが、画面のサイズは13.9型なんですね。
これはパソコンの枠(黒い部分・ベゼル)を限りなく小さくしたので、13型のパソコンに13.9型の液晶を使うことが出来たのでこうなりました。
13.3型というディスプレイはよく見ますが、13.9型は珍しいですよね。ここまできたら14型でも良かったんじゃないか・・・という疑問はさておき、バッテリーも約17時間もつし、たったの1.38㎏なので、外出が多い人でも気楽に持ち運びが出来ます。
それでは今から、詳しく機能を紹介していきます。
Yoga C930のCPU
CPU(プロセッサー)は、パソコンの頭脳に当たる部分なので一番重要なスペックの一つです。
性能が良ければパソコンがサクサク動くし、悪いものを使っていたら遅くてストレスを感じるかもしれません。
標準スペックは、Intel core i3です。数字が大きくなれば、大きいほど性能が高いです。
今現在Intel core i9まで出ていますが、i9を使っているノートパソコンはほとんどないので、実質i7が最高になります。
C930はi5, i7が選べるので、どちらにしても標準性能より高いものになっています。
ちなみに、コアとスレッド数はこうなっています。
- Intel core i5・・・4コア8スレッド
- Intel core i7・・・4コア8スレッド
コアとスレッドは道路に例えたら分かりやすいのですが、例えば4コア4スレッドだと片道1車線が4つあるイメージで、車(情報)が最大4台までしか行き来出来ません。
でも、4コア8スレッドだったら8台の車(情報)が一緒に行き来できる感じです。
どういうことかというと、多くの作業を同時にしやすくなる=多くのアプリやタブ、ウィンドウを同時に開いても快適に使いやすいと言った感じです。
標準性能のi3は2コア4スレッドなのですが、C930は4コア8スレッドなので作業がしやすいんです。
いろんなアプリを同時に使うかもって人は、i7を選んでいたら間違いないと思いますよ。
メモリ
メモリは同じくマルチタスクにも必要だし、大きなアプリやファイルを扱う時に必要になります。
メモリが大きい=テーブルが大きい=同時にいろんな作業が出来る=サクサク動くと言った感じです。
一般的な標準メモリは4GBなので、C930の8GBはなかなか性能が良いですね。
ストレージ
C930には、現在主流になってきているSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)が使われています。
HDD(ハードディスクドライブ)というのは聞いたことがあると思いますが、これは旧タイプのデータ保管の種類で、磁気を帯びたディスクを高速で回転させ、磁気の性質を変えてデータを保存するタイプです。
なので昔のパソコンや安いパソコンは、データ移動などしているとちょっとうるさいんですね。
しかもパソコンの部品で壊れやすい部品は、HDDなんです。おそらく90%はHDDの故障が原因でPCの買い替えや修理をすると思います。
代わってSSDは、データ保存をする空間に0と1の数字を書き込みデータ保存するので物理的なディスクの回転音などもないし、
- 軽い
- データ移動が早い
- 壊れにくい
- パソコンの温度が上がりにくい
と言った特徴があります。
今回はSSD256GB付いているので、安心ですね。
OS
オペレーティングシステムは、Windows 10 Homeです。
Windows 10 Homeの特徴として、Windows Defenderというセキュリティが標準で付いています。
以前はあまり評判も良くなかったのですが、ここ最近は改良が進み、セキュリティソフトのランキングでも上位に入るくらい性能が上がってきています。
フィッシング対策にマルウェア対策、危険なページは接続前に遮断してくれたりと、かなり使い勝手が上がっています。
セキュリティソフトを入れなくてもいいんじゃないか?ってくらい性能がいいですが、私は念のため無料のアバストを入れています。
ディスプレイ
ディスプレイはFHD(フル・ハイディフィニション 1920×1080)と、UHD(ウルトラ・ハイディフィニション 3840×2160)の2種類があります。
UHDは俗に言う、4Kテレビに使われるクオリティのものです。
FHDでもかなりきれいなのですが、UHDはやばいキレイですよね。隅々まですべて詳細に見える感じです。
また、FHDもUHDもどちらもIPS液晶が使われているので、どの角度から見ても画面がきれいに見えます。
IPS液晶は視野角(ディスプレイを上下左右から見た時にどの角度までちゃんと見えるか)が広いので、きれいなんですよね。
当然アクティブペンが標準搭載で、本体に収納したときに一緒に充電もされます。
昔の機種は本体に収納出来なかったので、失くす人多かったですよね。
ちなみにアクティブペンは、ワコムAESで筆圧は4096段階になっています。
指紋センサー
指紋センサー付きなので、ログインは一瞬で終わりますね。
一度使ったらもう辞められないくらい、快適です。
スピーカー
スピーカーはDolby Audioじゃなく、最新のDolby Atmos(アトモス)です。
最新の映画館などで使われる新音響なのですが、様々な音が3次元空間で動き回り、臨場感たっぷりの音になっています。
よく5.1chサラウンディングって名前見ると思いますが、アトモスは9.1chまで対応しているので、聞いたら違いが分かりますよ。
補償
補償にはADP(アクシデント・ダメージ・プロテクション)という結構手厚い保障が付いています。
飲み物をこぼしてしまった、紛失した、落として壊したなどがあったときに、1年間保証してくれるものです。
ADPを付けるのは結構高額なのですが、C930には標準で補償が付いています。
価格
価格は15万円~と安くないですが、これだけの機能や補償が付いていることを考えたら、お買い得にはなりますね。
本格的にデッサンなどをする人は、ウルトラ・ハイディフィニションのディスプレイを選べば作業効率も上がるし、目も悪くなりにくくなりますよ。
詳しくは、公式ページをどうぞ。