Lenovo Yogaシリーズでは異色のAMD Ryzen製プロセッサー搭載で、最大8コア16スレッドのモンスタークラスの性能です。
Yogaは「おしゃれにパソコンを使う人」にぴったりで、快適に卒なくタスクをこなせる機種です。また、2 in 1 PCなので使い勝手が高く、普段使い用はもちろん、ビジネス用途にも合います。
以前はRyzen 4000シリーズが搭載しておりYoga 650と言う名称でしたが、新しい機種はRyzen 5000シリーズが搭載でYoga 660となります。また、公式サイトでは「Yoga 650/660」と言う名称で販売されています。
本機はLenovo Yoga 660ユーザーの、miyaryoさん(@miyaryo1212)の協力のもとレビューをしています。レビュー機種のスペックは、Ryzen 7 5700U、メモリ16GB、SSD 512GBになります。
Contents
Yoga 650 /660のスペックレビュー
CPU | Ryzen 5 5500U Ryzen 7 5700U |
---|---|
メモリ | 最大16GB |
ストレージ | 最大512GB |
グラフィックス | AMD Radeonグラフィックス |
ディスプレイ(13.3型) | FHD IPS 光沢あり マルチタッチ |
OS | Windows 11 Home |
無線 | Wi-Fi 6、Bluetooth 5.0 |
オーディオ | Dolby Atmos |
生体認証 | 指紋センサー |
寸法 | 308×206.5×17㎜ |
重さ | 1.3㎏ |
バッテリー | 最大21.6時間 |
保証 | 1年間 |
付属 | Lenovo Digital Pen |
価格 | 8.5万円~ |
<性能評価>
パソコンの頭脳であるCPUは最新のRyzen 5000シリーズ搭載で、6コア12スレッドのRyzen 5か、8コア16スレッドのRyzen 7が選べます。マルチコア性能がかなり高いので、ハードなタスクも快適にこなせますね。
メモリは最大16GB、ストレージは最大512GBのSSDが搭載可能です。SSDはM.2 PCIe 3.0×4が搭載で、パソコンの起動も、データ転送速度も爆速です。
ディスプレイは高解像度のFHDディスプレイ、コントラスト比も高いIPS液晶が搭載です。色域も高いsRGB 100%相当なので、Web用画像編集をするようなクリエイターにも合いますね。
バッテリー駆動時間は最大21.6時間と長く、外出が多い人でも充電を気にせずに作業ができます。そしてWi-Fi 6にも対応しているので、カフェなどの混みあった回線でも安定した高速通信が可能です。
生体認証には指紋センサーがあるので、サインインは一瞬。オーディオはDolby Atmosなので、質の良い音を聞きながら作業ができます。
コンパクトな2 in 1 PCで、全体的に上位モデルのスペックを兼ね揃えており、普段使いには十二分、ビジネス用途でも使いやすい仕様です。
良い点・残念な点
まずは最初にレビューの総括です。
良い点
・小型で携帯性も高く、それでいて高性能
・天板にファブリック+アルミニウム素材使用で耐久性も高い
・天板がファブリック素材で温かみのあるボディ
・Wi-Fi 6対応
・バッテリー駆動時間が最大21.6時間!
・アクティブペン付属で別途購入の必要なし
・USB-Cが左右にある
・タッチパッドの使い心地も良し
・オーディオはDolby Atmosで、スピーカーがキーボード両サイドにあり立体的な音が楽しめる
残念な点
・インターフェイスはUSBのみで、すっきりとした見た目だがHDMIなどがない(Displayportのみ)
・実測1321gとモバイルノートとしては軽いわけじゃなく、タブレットモードで片手持ちをしながらメモを取ることは難しい
・底面とキーボード面は樹脂素材のため、傷と汚れが目立ちやすい
旧モデルとの比較
旧モデルのYoga 650 AMDとの比較です。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値)
本機種 | Yoga 650 AMD | |
CPU | Ryzen 5 5500U Ryzen 7 5700U |
Ryzen 5 4500U/Pro 4650U Ryzen 7 4700U |
メモリ | 16GB(3200MHz) | 16GB(3200MHz) |
ストレージ | SSD 512GB | SSD 512GB |
ディスプレイ | FHD sRGB 100%相当 | FHD sRGB 100%相当 |
無線 | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 6 |
バッテリー | 21.6時間 | 19.8時間 |
重量 | 1.3㎏ | 1.32㎏ |
価格 | 8.5万円~ | 7.2万円~ |
Yoga 650 AMDは、実は旧モデルと言っても2020年10月販売開始された機種で、本機種(2021年4月販売開始)とは6か月ほどしか違いません。なので、筐体やディスプレイなどはすべて同じです。このこともあって、本機は公式サイトで「Yoga 660/650」となっています。
違いは以下の3点です。
・CPUがRyzen 4000→Ryzen 5000
・重量が1.32㎏→1.3㎏
・バッテリーが最大19.8時間→21.6時間
こちらは新旧RyzenのPassmarkスコアの比較です。性能がかなり上がっていますね。
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Yoga 650/660の特徴
さすがYogaシリーズなので、ベゼル(画面の黒い枠)が細くすっきりした外観です。
寸法は
・幅308㎜(≒千円札2枚分/300㎜)
・奥行き206.5㎜(≒ペットボトル500ml/205㎜)
・高さ17㎜(≒一円玉の直径/20㎜)
と小型で、大学ノートA4サイズ(297㎜x210㎜)と比べると、幅+1.1㎝、奥行き-0.35㎝とほぼ変わらないです。
高さは17㎜で、一円玉(直径20㎜)より若干小さいです。手で掴みやすいので、移動する時もサッと動けます。
筐体のエッジも丸みを帯びており、おしゃれですね。重さはたったの1.3㎏と軽いですが、13.3インチとしては標準的な重さです。
まず印象的なのが天板のユニークなファブリックカバーで、プラスチックや金属のものと比べてよく手に馴染みます。ファブリックと聞くと汚れが心配になりますが、汚れに強い加工が施されているため、そこまで気にしなくても大丈夫そうです。
実際、海外のレビューで「ピーナッツバターを塗り、拭き取る」という検証 がありましたが、スポンジで問題なく拭き取っていました。
また、見る角度や光の当たり具合で色が全く異なって見えるのも、面白いです。
指紋センサー搭載でサインインは一瞬
パソコンを開くと電源が入り、指紋センサーがあるので、ピッと触ればサインインは一瞬で終わります。SSD搭載で起動も速いので、サッと作業を始めることができます。
2 in 1 PC
本機種はヒンジが360度回転する2 in 1 PCで、状況に合わせて使いやすい形に変えて使うことができます。
<テントモード>
ベッドやソファに寝転がって使う時は、底面の吸気口を塞がないようにテントモードで使うと、パソコンが熱くなりにくく、指で操作もしやすいです。排気口はヒンジ部分に2つあるので、エアフローも良さそうです。
<タブレットモード>
付属のペンでイラストを描いたり、講義のメモ取り、もしくは移動中の電車内など、タブレットモードだと場所を取らずに使うことができます。4096段階の筆圧検知をするデジタルペンが付属しているので、お得ですね。
ただし、1.3㎏とタブレットとしては重たいので、片手で持ったりすると手が疲れます。
<スタンドモード>
他にもスタンドモードや、通常のデスクトップモードなど、使いやすい形にできます。
スタンド使用時
こういったスタンドに載せて、傾斜をつけて使う人も多いと思いますが、タイピング時に正面右手前が撓むので若干頼りない印象がありました。
スタンドは↑こういうタイプじゃなく、↓こういったタイプがいいかもしれません。
キーボード
キーボードは84キーで、バックライト付きになります。タッチパッドはジェスチャーも使え、使い心地が良いです。ただし、スペースキーと右のShiftキーが若干短く、最初は違和感を感じるかもしれません。
オーディオのDolby Atmosは、3次元空間を独立した動きのあるサウンドを出力でき、スピーカーもキーボードの両サイドにあるので、音が立体的に聞こえます。
Netflixなどの動画配信サイトでは、ドルビーアトモス対応の映画も出ていますね。
高性能CPU搭載
コア/スレッド | GPUコア | 基本クロック ブーストクロック |
キャッシュ | TDP | |
Ryzen 5 5500U | 6/12 | 7 | 2.1/4.0GHz | 8MB | 15W |
Ryzen 7 5700U | 8/16 | 8 | 1.8/4.3GHz | 8MB | 15W |
CPUには超高性能のRyzen 5000シリーズが搭載で、デスクトップ並みの性能になっています。また、Ryzen 5000になり、マルチスレッディングというスレッド数がコアの倍になっているため、並行作業もしやすくなっています。
Passmarkスコアを電源に繋ぎエクストリームパフォーマンスモードで計測したら、1万6016とかなり高いスコアでした。
Passmarkスコアの目安
- 2000~・ネットサーフィンでもストレスを感じるほど
- 5000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 7000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 10000~・ハイエンドPCに搭載される
- 17000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
↓グラフをタップすると数値が表示されます↓
[visualizer id=”21129″ lazy=”no” class=””]Ryzen 7は、ワークステーションや動画編集などのクリエイターPCに搭載されるCore i9-10885Hと同等スコアで、普段使い用のPCに搭載されるような性能からかけ離れていますね。すごいです。
Ryzen 5ですら、クリエイターPCやゲーミングPCに搭載されるCore i7-10750Hよりも高い性能になっています。やばいですね。
こちらはCinebench R23のスコアで、マルチコア性能はパソコンの総合性能、シングルコア性能はクリエイティブワークをするときに気にする性能です。
Cinebench R23
オレンジ色・・・マルチコア 青・・・シングルコア
Core i7-11800H | |
---|---|
Core i5-11500H | |
Ryzen 7 5700U | |
Ryzen 5 5500U | |
Core i7-1185G7 | |
Core i7-1165G7 | |
Core i5-1135G7 | |
Core i3-1115G4 |
バッテリー駆動時の設定でも計測したので、ご紹介します。
CPU | グラフィックス | メモリ | ストレージ | |
エクストリーム | 12813 | 2216 | 2113 | 13993 |
インテリジェント | 12835 | 2217 | 2056 | 12800 |
省電力 | 13125 | 2049 | 2069 | 14125 |
Lenovoでは自分で性能を上げ下げできるように、「Lenovo Vantage」から設定ができるのですが、本機に限ってはそこまで性能が変わりませんでした。これであれば、普段は省電力モードでも特に影響がなく、作業ができると思います。
そこそこ高いグラフィック性能
3Dグラフィック性能を測る、3D GraphicMarksのスコアです。
本機の3Dグラフィック性能は2296と、内蔵グラフィックスにしては高めでした。グラフィック性能が高いとOfficeワークがしやすかったり、画像・動画編集なども快適にできます。
Video Card Benchmarks
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
MX450 | |
---|---|
Core i7-1165G7 | |
Core i5-1135G7 | |
MX250 | |
Ryzen 5 5500U | |
本機・Ryzen 7 5700U | |
Ryzen 7 5700U | |
Core i3-1115G4 | |
Ryzen 7 4700U | |
Iris Plus | |
Ryzen 5 4500U | |
UHD |
ディスプレイ
右にスライドできます↓
解像度 | 光沢 | 液晶 | 輝度 | 色域 |
FHD 1920×1080 |
あり | IPS | 300nit | NTSC 72% |
HD | ハイディフィニション、低解像度で安い機種に使用される |
---|---|
FHD | フル・ハイディフィニション、一般的な画質 |
光沢 | 光沢ありは発色が良い反面、自分や背景が映り込みしやすい。光沢無しは映り込みがしにくい |
IPS液晶 | コントラスト比が高く、視野角も広い |
nit | 明るさを表す単位。通常250nitが標準 |
色域 | 色空間の規格。一般的なノートパソコンは45%が多くNTSC 72%はsRGB100%相当なので、Web用画像編集にも向いているほど高色域 |
ディスプレイは高画質のFHDで、視野角が広くコントラスト比も高いIPS液晶になっています。
色域がNTSC 72%と高く、一般的なパソコンに搭載されるディスプレイよりも「鮮やかな色彩」が描写されます。
こちらはNTSC 45%(左)とsRGB 100%(NTSC 72%・右)のディスプレイを一眼カメラで撮影し横に並べたものですが、右の方が鮮やかな色をしているのが分かると思います。より肉眼で見た色に近い色が表示できるので、写真を見るにしても、動画・映画などよりカラフルで見やすいです。
液晶は光沢ありで、明るく鮮やかと言う特徴もありますが、上の写真の様にものが反射しやすいという特徴もあります。タブレットもこの光沢ありなので個人的に慣れていますが、気になる人は気になるかもしれません。
また、ディスプレイ上部にはWebカメラがあり、プライバシーシャッターもあるので、使用していないときは閉じておくと安心です。
メモリ
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
本機種にはDDR4-3200MHzが搭載で、動作周波数(MHz)が3200と最高なので、処理速度は速いです。ただし、メモリはオンボードで増設できません。
こちらはメモリの速度を計測するMemory Markの測定結果で、2417でした。
他機種との比較です。平均よりも若干速い処理速度です。
Memory Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Thinkbook 13s Gen 2 16GB | |
---|---|
Ideapad Flex 550i 14 8GB | |
ThinkPad E14 Gen 2 Intel 16GB | |
Yoga 660 16GB | |
Ideapad slim 550i 8GB | |
Thinkbook 15 Gen 2 8GB | |
ThinkPad E14 Gen 2 Intel 8GB | |
IdeaPad Slim 360(17) 8GB | |
Ideapad Flex 550i 15型 8GB | |
Thinkbook 14 Gen 2 8GB | |
Ideapad s145 AMD 8GB |
ストレージ
SSD(PCIe NVMe) | SSD(SATA) | HDD | |
最大データ転送速度 | 最大32Gbps | 最大6Gbps | 最大6Gbps(SATAの場合) |
平均起動時間 | 10秒~15秒 | 15秒前後 | 30秒~2分(新品の場合) |
温度 | 熱くなりにくい | 熱くなりにくい | 熱くなりやすい |
価格 | 高い | 中価格 | 安い |
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。本機種にはPCIe NVMe, PCIe 3.0×4が搭載で、パソコンの起動も速くいです。
こちらはシーケンシャル速度の計測結果です。
シーケンシャルリード(読み込み速度)は2410MB/秒、ライト(書き込み)は1776MB/sで十分な速さですが、価格も高いのでもうちょっと速いかなと思いました。
他機種との比較です。
シーケンシャルリード
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
ThinkPad E14 Gen 2 Intel 256GB | |
---|---|
Ideapad Flex 550i 14型 512GB | |
ThinkCentre M75s Small Gen 2 256GB | |
Thinkbook 14 Gen 2 256GB | |
Ideapad Flex 550i 15型 512GB | |
ThinkPad E14 Gen 2 Intel 256GB | |
Yoga 660 512GB | |
Ideapad slim 550i 512GB | |
Thinkbook 13s Gen 2 512GB | |
Thinkbook 15 Gen 2 256GB | |
IdeaPad Slim 360(17) 256GB | |
Thinkbook 14 Gen 3 8GB | |
Ideapad s145 AMD 256GB |
Wi-Fi 6
次世代通信規格のWiFi6に対応しており、現在主流のWiFi5より約40%最大通信速度が上がっています。今まで5GHzにしか対応していなかった周波数が、2.4GHzと5GHzと2バンドに対応しており、また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、カフェなどの混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。
バッテリー駆動時間
バッテリーは4セル・60Whの大容量バッテリーが搭載で、公称最大駆動時間は21.6時間となっています。
こちらは1週間のバッテリーレベルで、例えば5月1日は100%の状態から使用し、6-7時間使用したときに50%を少し切るくらいになりました。
Officeを使った軽作業などなら、バッテリーを気にせずに一日作業ができそうなくらいです。さすがに公称値ほどには行きませんが、十分長いと思います。
インターフェイス
インターフェイスは必要最低限があるといった感じで、
- USB-C 3.0(Display Port出力機能付き)
- USB-A 3.0
- 電源ボタン
- USB-C 3.0(給電・Display Port出力・充電機能付き)
- USB-A 3.0
- ヘッドフォン/マイクジャック
となります。
インターフェイスはシンプルなのは良いですが、シンプルすぎるので、HDMIやSDカードリーダーなどがあるLenovo USB Type-C 7 in 1ハブがあると使いやすいです。
サポート・保証
IdeaPadでは標準で1年間の「引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長3年まで延長できます。また、本機種はPremium Careと言う上位サポートなので、専用コールセンターで24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)
引き取り修理とは、家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。
修理拠点は日本国内なので対応も速く、安心して任せることができますね。
ライバル機種
<左から本機種/Yoga Slim 750i/Flex 550>
本機種と似たような最新機種との比較です。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値。スマホの方は表を右にスクロールできます)
本機種 | Yoga Slim 750i | IdeaPad Flex 550 | |
CPU | Ryzen 5 5500U Ryzen 7 5700U |
Core i5-1135G7 Core i7-1165G7 |
Ryzen 3 5300U Ryzen 5 5500U Ryzen 7 5700U |
メモリ | 16GB | 16GB | 16GB |
ストレージ | SSD 512GB | SSD 1TB | SSD 512GB |
グラフィックス | Radeon | Iris Xe | Radeon |
ディスプレイ | 13型FHD sRGB 100%相当 画面比16:9 |
13型2.5K sRGB 100% 画面比16:10 |
14型FHD 画面比16:9 |
無線 | WiFi6 | WiFi6 | WiFi5 |
バッテリー | 21.6時間 | 14時間 | 16.1時間 |
重量 | 1.3㎏ | 1.21㎏ | 1.5㎏ |
価格 | 8.5万円~ | 8.8万円~ | 6.5万円~ |
特徴 | 2 in 1 PC、ペン付属 | Evoプラットフォーム認証 | 2 in 1 PC、ペン付属 |
2 in 1 PCとCPUにこだわらないのであれば、Yoga Slim 750iは2.5Kで画面比も縦が長く、より軽いです。
ただし、2 in 1 PCのRyzen 5000が欲しいという人は、本機種か、IdeaPad Flex 550(14型ですが)が競合になると思います。安さで行くならIdeaPad、若干高くなっても質で行くなら本機種が一番かと思います。
13型の2 in 1 PCは少ないし、sRGB 100%相当のディスプレイは上位モデルのみなので、本機種はレアと言えばレアな機種ですね。
まとめ
もう一度良かった点・残念な点をご紹介します。
良い点
・小型で携帯性も高く、それでいて高性能
・アルミニウム素材使用で耐久性も高い
・天板がファブリック素材で温かみのあるボディ
・Wi-Fi 6対応
・バッテリー駆動時間が最大21.6時間!
・アクティブペン付属で別途購入の必要なし
・USB-Cが左右にある
・タッチパッドの使い心地も良し
・オーディオはDolby Atmosで、スピーカーがキーボード両サイドにあり立体的な音が楽しめる
残念な点
・インターフェイスはUSBのみで、すっきりとした見た目だがHDMIなどがない(Displayportのみ)
・実測1321gとモバイルノートとしては軽いわけじゃなく、タブレットモードで片手持ちをしながらメモを取ることは難しい
・底面とキーボード面は樹脂素材のため、傷と汚れが目立ちやすい
総合評価
超高性能のRyzen 5000シリーズ搭載で、メモリもストレージも高性能。ディスプレイもsRGB 100%相当と、全体的に高い品質になっています。
Yogaはおしゃれなノートパソコンなので、ビジネスパーソンにも合うし、持ち運びが多い学生にもピッタリだと思います。特に学生なら、講義のメモ取りも付属のペンでできるのでより使い勝手が高いと思います。
小型で持ち運びがしやすく、バッテリー駆動時間が長いので、どこにでも持っていけますね。
ただし、インターフェイスがちょっとシンプルなので、SDカードを使ったり、HDMIが必要な人は、別途変換ハブの購入が必要になります。