Lenovo ThinkStation P360 Tinyのレビュー

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超小型デスクトップでワークステーションの、ThinkStation P360 Tinyのレビューです。

文字通りどこにでも設置できるし、持ち運びもできる、そして大量のストックをしなくてはいけない企業だと、場所を取らずに多くの機種をストックできるので、使い勝手が高い機種です。

小型筐体なので、タワー型などの大型機種に比べ排熱効率や性能が落ちますが、それでも、さすがワークステーションと言ったスペックになっています。

まずはレビューのまとめをどうぞ。

良い点

・小型軽量で持ち運びもできる
・CPUやメモリ、SSDが最新
・業務用GPUNVIDIA Tシリーズが搭載可能
・置き場所に困らない
・メモリとSSDの増設が可能(保証対象外になるが・・・)
・安心できる保証が3年間付随(延長可能)

 

残念な点

・小型筐体なので、通常のデスクトップに比べ熱がこもりやすい
・拡張性が低い

 

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ThinkStation P360 Tiny(第12世代インテル)のスペックレビュー

 

CPU Core i3-12100・12300/Tシリーズあり
Core i5-12400~12600/Tシリーズあり
Core i7-12700/12700T
Core i9-12900/12900T
メモリ 最大64GB
ストレージ SSD ×2
グラフィックス 内蔵グラフィックス
NVIDIA T400/T600
NVIDIA T1000 4GB/8GB
OS Windows 11 Home/Pro
無線 なし/Wi-Fi 6/6E
有線 イーサネット/インテル イーサネット サーバーアダプター
オーディオ あり
セキュリティ パワーオン パスワード、ハードディスク パスワード、
アドミニストレーター パスワード、セキュリティケーブルスロット、USBロック
寸法(幅×奥行×高さ) 37 × 182.9 × 179㎜
重さ 最大1.4㎏
電源 170W/230W
保証 3年間オンサイト修理
価格 15.2万円~

<性能評価>

 

パソコンの頭脳であるCPUは最新のインテル第12世代で、通常版と省電力モデルのTシリーズが搭載できます。12世代CPUはかなり性能が高いので、今まで以上にワークステーションとして使いやすくなっています。

メモリは最新のDDR5-4800MHzで、メモリスロット2つ・最大64GB搭載できます。

ストレージも最新のSSD PCI Express 4.0で、最大2枚搭載可能です。デュアルストレージにした場合は、RAID 0か1の設定も可能です。

グラフィックは内蔵グラフィックスか、旧称Quadroの最新モデルであるNVIDIA Tシリーズが搭載可能です。ローエンドが中心ですが、T1000はVRAM 8GBモデルもあるので高負荷なこともしやすいです。

パソコンのコア性能は、ワークステーションとしてはエントリー~ミドルクラスになります。

その他のスペックは、Windows 11 HomeかProが選べ、無線は「なし」かWi-Fi 6、もしくはWi-Fi 6Eが搭載可能、ギガビットイーサネット搭載でインテル イーサネット・サーバー・アダプター I350-T4も搭載可能です。

マイクは非搭載ですがスピーカーは搭載、無線通信がある場合はBluetooth 5.2が搭載し、電源は170Wか230Wになります、どちらも電源変換効率は89%(80PLUS GOLD相当)になります。

ハイエンドPC並みのスペックを搭載できますが、筐体がかなり小さいので、程々のスペックにした方が使いやすそうです。

 

公式サイト

 

旧モデルとの比較

Lenovo ThinkStation P360とP350<左/本機種・右/P350>

旧モデルのThinkStation P350 Tinyとの比較です。(表のメモリ・SSD・バッテリーは最大値)

本機種 P350 Tiny
CPU 第12世代通常版CPU+Tシリーズ 第11世代通常版CPU+Tシリーズ
メモリ DDR5 64GB DDR4 64GB
ストレージ SSD PCIe 4.0 SSD PCIe 3.0
GPU 内蔵グラフィックス
NVIDIA T400/T600
NVIDIA T1000 4GB
NVIDIA T1000 8GB
内蔵グラフィックス
Quadro T600/P1000
通信 イーサネット、Wi-Fi 6/6E イーサネット、Wi-Fi 5/6
電源 170W/230W 170W/230W
重量 1.4㎏ 1.25㎏
価格 15.2万円~ 6.8万円~

変更点です。

・CPUが12世代に
・メモリがDDR5に
・SSDがPCI Express 4.0に
・GPUがQuadroから最新のTシリーズに
・Wi-Fi 6Eが追加
・150g重くなった
・通気口の面積が減った

筐体やインターフェイスはほとんど変わりがなく、最新スペックに変わったマイナーアップデートされた機種です。というか、Tinyはここまで小さいので、これ以上小型化するのは難しいでしょうね。

執筆時時現在P350 Tinyは在庫がないようですが、最新スペックにこだわらない人はP350 Tinyの方が断然お得だと思います。価格が全然違いますね。

 

CPUの性能比較です。第12世代になり、かなり性能が上がっています。

スコアの目安

  • 2000~・ネットサーフィンでもストレスを感じるほど
  • 5000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 7000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 10000~・ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い

Passmarkスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i9-12900  38272
Core i9-12900T  35833
Core i9-11900  23320
Core i9-11900T  21553
Core i7-12700  32105
Core i7-12700T  22774
Core i7-11700  21306
Core i7-11700T  ???
Core i5-12600  21092
Core i5-12600T  18202
Core i5-11600  18215
Core i5-11600T  ???
Core i5-12500  20311
Core i5-12500T  17728
Core i5-11500  17859
Core i5-11500T  ???
Core i5-12400  19447
Core i5-12400T  ??
Core i5-11400  17556
Core i5-11400T  13367
Core i3-12300  14955
Core i3-12300T  12767
Core i3-10325   ???
Core i3-12100  14089
Core i3-12100T  12767
Core i3-10105  9007
Core i3-10105T  8354

 

 

ThinkStation P360 Tinyの特徴

Lenovo ThinkStation P360 Tiny 正面

お弁当箱大サイズのTinyはデスクトップですが、家と事務所で作業をするような人は持ち運びもしていますね。モニターと電源さえあれば、どこででもこのパワフルなワークステーションを使えるので、カフェや出先などで作業をしないのであれば、ノートパソコンよりも使いやすいと思います。

寸法は

・幅 37㎜
・奥行 182.9㎜
・高さ179㎜

となっています。おおよそですが、幅は一万円札の短辺の半分(36㎜)、奥行きと高さは一万円札の長辺より約20㎜長いくらいです。

これだけ小さいので本棚に置いたり、机の上にそのまま置いたりもできるし、Tiny in Oneモニターに設置もできます。

Tiny in one<Tiny in One モニター>

重さは最大構成で1.4㎏なので、持ち運びはもちろん、設置するのも簡単ですね。

 

Lenovo ThinkStation P360 Tiny 横置き正面

6面ある面の4面には通気口があるので、縦置きでも横置きでも問題なく使えます。

Lenovo ThinkStation P360 Tiny 縦置き左側面

 

縦置きにしたときの左側面です。旧モデルはこの面にもう1つ別途通気口があったのですが、本機では1つに減っています。

 

Lenovo ThinkStation P360 Tiny 縦置き右側面

縦置きにしたときの右側面です。メモリやSSDの増設をする時は、右側面を開けてやります。また、PCI Expressの空きはありません。メモリとSSDのみです。ちなみに、筐体を開けると保証が外れるのでご注意を。

 

ツールレス オープンシャーシ

カスタマイズからツールレス オープンシャーシを選ぶと、取っ手が付いたネジになるので、指で回して開けることができます。

 

Lenovo ThinkStation P360 Tinyと光学ドライブ

カスタマイズから、ウルトラスリムDVD-ROMドライブか、ウルトラスリムDVDスーパーマルチドライブを選ぶことができます。もちろん、内蔵じゃなく外付けになります。

 

Lenovo ThinkStation P360 Tiny バーティカルスタンドに立てた状態

こちらもカスタマイズからバーティカルスタンドを追加でき、縦置きにしたときに倒れにくいようになっています。

電源は170Wか230Wが搭載でき、CPUやグラフィックボードにより自動でかわります。

 

MILスペック

本機はMIL規格と言う12項目の米軍の物資調達規格に準拠しており、落下テストや気温・気圧の変化テスト、ディスプレイ部の耐久性など様々なテストもクリアしています。他にも、200の項目の品質チェックをしており、安心して使える機種です。

 

ISV認証

ISV(独立系ソフトウェアベンダー)により、アプリケーションとの互換性や安定稼働、高い運用性をテストされてISV認証を取得しているので、安心して使えます。

英語版のみですが、Lenovoのサイトでどのベンダーのどのソフトと互換性があるか確認が出来ます。例えば下の画像は本機種「P360 Tiny」「Autodesk」「Autodesk 3ds Max 2023」で検索した結果です。

 

Lenovo ThinkStation P360 Tiny ISV認証

もちろん、Certified(認証済み)となっています。

ほとんどの場合は大丈夫だと思いますが、購入前に確認しても良いと思います。

 

CPU

まずは省電力モデルのTシリーズです。省電力モデルとは言っても、性能はかなり高く、第11世代の通常版並みの性能です。また、省電力版も通常版もCore i5-12500T以上のCPUは、vProに対応しています。

Core i3-12100T Core i3-12300T
開発コード Alder Lake
製造プロセス 14nm
Pコア 4 4
Eコア 0 0
スレッド 8 8
キャッシュ 12MB 12MB
GPU実行ユニット 24 24
ターボブースト 4.1GHz 4.2GHz
Pコア最大周波数 4.1GHz 4.2GHz
Pコア基本周波数 2.2GHz 2.3GHz
ベースパワー 35W 35W
最大パワー 69W 69W
Core i5
-12400T/500T/600T
Core i7
-12700T
Core i9
-12900T
開発コード Alder Lake
製造プロセス 10nm
Pコア 6 8 8
Eコア 0 4 8
スレッド 12 20 24
キャッシュ 18MB 25MB 30MB
GPU実行ユニット 32 32 32
ターボブースト 4.2/4.4/4.6GHz 4.7GHz 4.9GHz
Pコア最大周波数 4.2/4.4/4.6GHz 4.6GHz 4.9GHz
Pコア基本周波数 1.8/2.0/2.1GHz 1.4GHz 1.4GHz
Eコア最大周波数 3.4GHz 3.6GHz
Eコア基本周波数 1.0GHz 1.0GHz
ベースパワー 35W 35W 35W
最大パワー 74W 99W 106W

こちらは通常版です。

Core i3-12100 Core i3-12300 Core i5-12400
開発コード Alder Lake
製造プロセス 14nm 10nm
Pコア 4 4 6
Eコア 0 0 0
スレッド 8 8 12
キャッシュ 12MB 12MB 18MB
GPU実行ユニット 24 24 24/32
ターボブースト 4.3GHz 4.4GHz 4.4GHz
Pコア最大周波数 4.3GHz 4.4GHz 4.4GHz
Pコア基本周波数 3.3GHz 3.5GHz 2.5GHz
ベースパワー 60W 60W 65W
最大パワー 89W 89W 117W
Core i5-12500/12600 Core i7-12700 Core i9-12900
開発コード Alder Lake
製造プロセス 10nm
Pコア 6 8 8
Eコア 0 4 8
スレッド 12 20 24
キャッシュ 18MB 25MB 30MB
GPU実行ユニット 24/32 32 32
ターボブースト 4.6/4.8 GHz 4.9GHz 5.1GHz
Pコア最大周波数 4.6/4.8 GHz 4.8GHz 5.0GHz
Pコア基本周波数 3.0/3.3 GHz 2.1GHz 2.4GHz
Eコア最大周波数 3.6GHz 3.8GHz
Eコア基本周波数 1.6GHz 1.8GHz
ベースパワー 65W 65W 65W
最大パワー 117W 180W 202W

Core i7以上のCPUはPコア(Performance Core)とEコア(Efficient Core)の2つを搭載しており、高負荷な作業はPコアで処理を、低負荷な事はEコアで処理することによって、パワフルでも省電力性を兼ね揃えたCPUになっています。

また、Intel Thread Directorというハードコアが、命令をより効率よくPコアとEコアに割り当てて実行できるので、性能もかなり上がっています。

また、Core i5-12500以上はvProに対応しており、企業の情報システム部門など、システム管理に携わる人向けの機能になります。詳しくは「Intel vProプラットフォーム」をどうぞ。

こちらはCPUの性能を測るPassmarkスコアです。

 

スコアの目安

  • 2000~・ネットサーフィンでもストレスを感じるほど
  • 5000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 15000~・ハイエンドPCに搭載される
  • 20000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い

Passmarkスコア

オレンジ色/通常版 赤/Tシリーズ 青/比較

Core i9-12900K  41151
Core i9-12900  38272
Core i9-12900T  35833
Core i7-12700K  34206
Core i7-12700  32105
Core i5-12600K  27443
Core i9-11900  23574
Core i7-12700T  22774
Core i7-11700  21306
Core i5-12600  21092
Core i5-12500  20311
Core i5-12400  19447
Core i5-12600T  18202
Core i5-11500  17859
Core i5-12500T  17728
Core i5-11400  17556
Core i5-12400T  ??
Core i3-12300  14955
Core i3-12100  14089
Core i3-12300T  12767
Core i3-12100T  12840
Core i3-10105  9007

どのくらいの性能が欲しいかによりますが、筐体の大きさを考えても省電力モデルのCPUが第一候補になりそうですね。通常パワーが35Wなので、ノートパソコンよりもちょっと大きい程度です。

通常版は通常パワーが60~65Wで、省電力モデルより倍近いので、注意して使った方がよさそうです。

 

グラフィックス

こちらは最新のグラボでRTコアやTensorコアもないですが、最大8GBのVRAMなので、比較的高負荷な作業もしやすいと思います。

T1000 T600 T400
アーキテクチャ Turing
CUDAコア 896基 640基 384基
RTコア
Tensorコア
メモリタイプ GDDR6
メモリ容量 4GB/8GB 4GB 4GB
メモリ帯域幅 160GB/秒 160GB/秒 80GB/秒
TDP 50W 40W 40W

また、各グラフィックボードを搭載したら、以下のポートが付いてきます。

NVIDIA T400 mini Display Port x3
NVIDIA T600/T1000 mini Display Port x4

 

メモリ

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

本機には最新のDDR5-4800MHzが搭載で、旧モデルのDDR4-3200MHzから帯域幅と動作周波数が倍になったので、速度も上がっています。

メモリスロットは2つで増設も可能ですが、保証が外れるのでご注意を。

 

ストレージ

SSD(PCIe 4.0×4) SSD(PCIe 3.0×4) HDD
最大データ転送速度 最大64Gbps 最大32Gbps 最大6Gbps(SATAの場合)
平均起動時間 10秒~15秒 30秒~2分(新品の場合)
温度 熱くなりにくい 熱くなりやすい
価格 高い 安い

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。

SSDも最新のPCI Express 4.0が搭載で、最大2基搭載でき、デュアルストレージにしたらRAID設定も可能です。

  • RAID 0・・・読み込み書き込みが高速で出来るし、分散してデータを保存ができる反面、1つのストレージに障害が発生すると復旧できません。なので、RAID 1やRAID 5と組み合わせて使うことが多いです。
  • RAID 1・・・読み書きが遅いが、複数のストレージに「同じデータを書き込む」ので、1つのストレージに障害があってももう一つの方のデータを使って作業が出来ます。

 

こちらはシーケンシャル速度のおおよその最大速度です。

シーケンシャルリード

オレンジ色・・・リード 青・・・ライト

PCIe 4.0×4  7000MB/秒
 5000MB/秒
PCIe 3.0×4  3000MB/秒
 2000MB/秒
HDD  600MB/秒
 200MB/秒

 

公式サイト

 

セキュリティ

Lenovoのセキュリティ

  • パワーオンパスワード・・・電源を入れた時のログインパスワード
  • ハードディスクパスワード・・・ハードウェアレベルでストレージにパスワードを設定
  • スーパーバイザーパスワード・・・BIOSなどの設定を見たり変更する時のパスワード
  • Windows Defender・・・Windows 10に標準搭載されているウイルスから保護するセキュリティ機能
  • TPM・・・独立して機能するセキュリティチップで、パスワードなどの情報を格納する
  • セキュリティキーホール・・・ワイヤーを設置できる箇所

などがありますが、セキュリティソフトをお考えの場合は「Lenovoパソコンにおすすめのセキュリティソフト」も併せて読んでみてください。

 

 

通信環境は抜群

周波数 通信速度
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6)
2.4/5GHz 9.6Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6E)
2.4/5/6GHz 9.6Gbps

次世代通信規格のWi-Fi 6かWi-Fi 6Eに対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。

Wi-Fi 6EはWi-Fi 6のExtended(エクステンディット)版で、6GHz帯(高速通信)での通信ができるのですが、執筆時現在の日本では6GHz帯はまだないので使えません。最大で5GHz帯になります。

無線無しにするとBluetoothもないので、結構困ることがちらほら出てくると思います。

有線接続は標準でギガビットイーサネットが搭載で、オプションでインテル イーサネット・サーバー・アダプター I350-T4に変更できます。

名前の通りサーバー用のLANで、最高速度は5GT/s(ギガトランスファー パー セカンド)になっています。

サーバーアダプターは、通常のコンピューターアダプターに比べ、転送速度が速く信頼性が高くなっています。

 

インターフェイス

Lenovo ThinkStation P360 Tiny 正面

前面インターフェイスは、イヤフォン・マイクコンボジャック、USB-A 3.2 Gen2が2つ、USB-C 3.2 Gen 2、電源ボタンがあります。

Lenovo ThinkStation P360 Tiny 背面

背面には、セキュリティスロット、電源コネクタ、Display Port、USB-A 3.2 Gen1が2つ、HDMI、USB-A 3.2 Gen2が2つ、そしてイーサネットがあり、グラフィックボードを搭載したらmini Display Portが最大4つ付きます。

この小さな筐体にこれだけのポートがあるので、必要十分だと思いますが、SDカードリーダーがあった方が個人的には嬉しかったです。

 

モニター

モニターは付属していないので、持ってない、もしくは買い替えを考えている場合は、こちらの記事も併せてどうぞ。

Lenovo おすすめモニター

 

サポート・保証

Lenovo サポートと保証

標準で3年間の「翌営業日オンサイト修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長5年まで延長できます。また、プレミアサポートと言うサポートにアップグレードができ、こちらは24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)

一般的な保証は、保証は引き取り修理とオンサイト修理、翌営業日オンサイト修理の3種類がありますが、本機に付随している保証は一番良い「翌営業日オンサイト修理保証」です。

  1. 引き取り修理・・・家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。
  2. オンサイト修理・・・事務所や自宅にエンジニアが来て修理
  3. 翌営業日オンサイト修理・・・翌営業日(土日祝日以外)にエンジニアが来て修理

修理拠点は日本国内なので対応も速く、安心して任せることができます。

 

ライバル機種

Lenovoには多くのワークステーションがありますが、本機Tinyを選ぶ人は、何かしらの理由があると思います。

例えばセカンドPCだったり、持ち運び用だったり、もしくは置く場所がないから小さいものが良いからと言う人もいると思います。

筐体が小さい方が排熱効率が低く、大きな筐体に比べ性能も発揮しにくいので、Tinyじゃなくても良いという人は、こういった大型筐体も併せて検討してみてください。

 

ThinkStation P350 Tower

Lenovo Thinkstation P350 TowerCPUは10/11世代ですが、何と22種類から選べ、メモリ最大128GB、ストレージは最大SSD 3枚+HDD 4基搭載できます。ミニタワーですが性能も高く、電源も最大750Wと高めなので、多くの用途で十分活躍してくれると思います。

レビュー

公式サイト

 

ThinkStation P520

Lenovo Thinkstation P520ここからは搭載可能CPU1枚になりますが、Xeon搭載でグラボも複数枚搭載可能とハイエンドワークステーションです。比較的手ごろな価格から購入が可能で、個人利用としては本機種がコスパ的に良いと思います。

レビュー

公式サイト

 

もしくは、こちらのThinkCentre全機種のレビューもどうぞ。

Lenovo ThinkStation(ワークステーション)全機種の特徴と比較レビュー

 

 

まとめ

良い点

・小型軽量で持ち運びもできる
・CPUやメモリ、SSDが最新
・業務用GPUNVIDIA Tシリーズが搭載可能
・置き場所に困らない
・メモリとSSDの増設が可能(保証対象外になるが・・・)
・安心できる保証が3年間付随(延長可能)

 

残念な点

・小型筐体なので、通常のデスクトップに比べ熱がこもりやすい
・拡張性が低い

 

総合評価

いつものTinyと言った感じで、本当に小さな筐体です。持ち運びもできるし、置き場所に困らないし、それでいて高性能なので、思い通りの使い方ができると思います。

メモリとSSDはスロットが2つずつあるので、構成次第では増設も可能です。

特徴である「小型筐体」は良い面がある反面、拡張性が低かったり、熱がこもりやすいという特徴もあるので、「なぜ、この小型筐体じゃないといけないのか」を考えて購入したほうが良いと思います。

 

公式サイト

 

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