Lenovo ThinkPad X1 Yoga Gen 8のレビュー 第13世代インテルCPU搭載ハイエンド2 in 1 PC

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Lenovoのハイエンド2 in 1 PC、ThinkPad X1 Yoga Gen 8のレビューです。

最新のインテル第13世代CPUを搭載し、メモリやSSDなども最新スペック満載の機種です。またWebカメラはf値2.0で光量を大きく取り込め、マイクもスピーカーも4つ搭載と、全体的に高品質ハイスペック機種です。

付属のペンで会議のメモ取りや、アイデアを書き溜めたりと、クリエイティブなビジネスパーソンにも使いやすい機種です。

当サイトの評価は、このようになりました。

スペック [usr 4.8]
コスパ [usr 4.5]
総合評価 [usr 4.6]

 

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ThinkPad X1 Yoga Gen 8のスペック

CPU Core i5-1335U/1345U
Core i7-1355U/1365U
Core i5-1340p(未発売)
Core i7-1370P(未発売)
メモリ 最大64GB
ストレージ SSD 最大2TB
グラフィックス 内蔵グラフィックス
ディスプレイ(14型) WUXGA IPS 光沢なし
WQUXGA OLED 反射防止
OS Windows 11 Home/ Pro
Windows 11 Pro(Windows 10へのダウングレード権行使)
無線 Wi-Fi 6E、4G LTE/5G
生体認証 顔認証、指紋センサー
WEBカメラ FHD 1080p
スピーカー ドルビーアトモス
寸法(幅×奥行×高さ) 314.4 × 222.3 × 15.5mm
重さ 1.38㎏~
バッテリー 最大約27.7時間
標準保証 1年間
価格 22.9万円~

<性能評価>

 

パソコンの頭脳であるCPUは最新のインテル第13世代で、執筆時現在、省電力モデルのUシリーズのみが販売されていますが、いつも通りであれば、パワフルなPシリーズもすぐに販売されると思います。

とは言え、Uシリーズでもかなり高い性能で、ほとんどの人は十分満足いく性能だと思います。

メモリは最新のLPDDR5で、なんと最大64GBと大きくなっています。ここまで必要な人はほとんどいないと思いますが、グラボ無しの機種で画像・動画編集をするような人にはうれしいかなと思います。

ストレージは最新のSSD PCIe 4.0×4が搭載で、最大2TBと、こちらも大容量です。

ディスプレイは画面アスペクト比が16:10と縦に長く、14インチでも15.6インチ並みの情報が表示されるので、今まで画面が大きいからと15インチを購入していた人にも合う機種です。しかも1.38㎏からと軽いので、持ち運びにも便利です。

解像度はフルHD相当のWUXGA(1920 × 1200ドット) IPS液晶か、4K WQUXGA(3840 × 2400ドット) OLED液晶になり、もちろんタッチパネルになります。輝度は400ニト~500ニトと高く、屋外でも使いやすい明るさです。

また、色域も広く、sRGB 100%かDCI-P3 100%なので、画像・動画編集をするようなクリエイターにも向いています。

無線環境は抜群で、Wi-Fi 6Eに対応し、オプションで4G LTEや5Gも搭載可能です。ただし、有線接続をするRJ45は無いので、必要な場合はアダプタを購入する必要があります。

その他のスペックはWindows 11 HomeかProが選べ、指紋センサーは標準搭載、顔認証はオプションで搭載できます。WEBカメラは高画質FHD 1080pになり、ThinkPad X1 Carbon Gen 11の様にf値が2.0のカメラで、4つのマイクが搭載、そしてスピーカーも4つになります。

また、本体収納型のペンも付いているので、メモ取りや簡単なイラストもできるし、ペンをなくすこともないと思います。

重量は1.38㎏からとなり、バッテリー駆動時間が最大約27.7時間とかなり長いので、持ち運びがしやすいですね。

 

 

公式サイト

 

2023年のトレンドと比較

2023年のノートパソコンのトレンドをまとめたので、本機がどのくらい満たしているか比較してみます。(〇/標準搭載、△/モデルによってはあり、×/なし)

12世代CPU DDR5 PCIe 4.0 アスペクト比16:10
Wi-Fi 6E sRGB 100%以上 輝度300nit以上 1080P Webカメラ
Thunderbolt 4 生体認証 重量1.4㎏前後 バッテリー14時間以上

 

 

旧モデルとの比較

旧モデルのThinkPad X1 Yoga Gen 7との比較です。(表のメモリ・SSD・バッテリーは最大値)

本機種 Gen 7
CPU Core i5-1335U/1345U
Core i7-1355U/1365U
Core i5-1340p(未発売)
Core i7-1370P(未発売)
Core i5-1240P/1250P
Core i7-1260P/1270P/1280P
メモリ LPDDR5-6400 64GB LPDDR5-5200 32GB
ストレージ SSD 2TB SSD 2TB
ディスプレイ WUXGA IPS 光沢なし
WQUXGA OLED 反射防止
無線 Wi-Fi 6E、4G LTE/5G
バッテリー 27.7時間 24.5時間
重量 1.38㎏
寸法 314.4 × 222.3 × 15.5mm

主な変更点です。筐体は同じものを使用しており、若干中身が変わっています。

・CPUが13世代に
・メモリの動作周波数が6400MHzになり、最大容量が64GBに
・バッテリー駆動時間が伸びた

 

こちらは、プロセッサーの性能を表すCPU Markスコアです。本機はまだパワフルなPシリーズ搭載モデルが出ていませんが、すぐに出ると思うので記載しています。

CPU Markスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・旧モデル

Core i7-1370P   22664
Core i5-1340P   20197
Core i7-1260P   18691
Core i5-1240P   17318
Core i7-1365U   16232
Core i7-1355U   16378
Core i5-1345U   18673
Core i5-1335U   16573

 

Evoプラットフォーム認証

Evoプラットフォーム認証

第13世代CPUのEvoプラットフォームは、Project Athenaから数えて第4世代のEvoになります。CPUで言えば11、12、13世代のインテルCPUに、Evo認証があります。

ただし、13世代CPUを搭載していたらEvo認証を得るわけじゃなく、下記項目を満たす「ハイスペックなノートパソコン」のみがEvo認証を得ることが出来ます。

  • Iris Xeグラフィックス搭載の第13世代CPU搭載機種
  • アプリケーションを高速かつ高レスポンスで使える
  • AI推論も高速で使える
  • 電源を問わずにレスポンスが良い事
  • 9時間以上のバッテリー駆動時間
  • フルHD以上
  • 1秒以内でスリープから復帰
  • 30分の充電で4時間駆動
  • Wi-Fi 6E実装
  • Intel CPS(Connectivity Performance Suite)に対応
  • フルHD以上のWebカメラを搭載
  • 音声ノイズ抑制機能搭載
  • Thunderbolt 4搭載
  • ノートパソコンであること
  • Intel Unisonのサポート

12世代のEvo認証の要件に、「Intel Unisonのサポート」が追加されました。これは、スマホとPCをリンクして、PC上でスマホのデータをコピペしたり、スマホをPC上で操作できるものです。今も「スマートフォン連携」と言うアプリがありますが、これの連絡先にiPhoneも加わりました。

代々、Evoプラットフォーム認証を受けた機種は数えるほどしかなく、特別な機種になります。

 

2 in 1 PC

2 in 1 PCとはディスプレイを360度回転させることができ、タブレットの様にも使用したりできるタイプのPCになります。

 

Lenovo ThinkPad X1 Yoga Gen 8 タブレットモード 縦置き

<タブレットモード>

移動中の車内やカフェで使うときは、タブレットモードだと場所を取らないので使いやすいです。縦置きでも横置きでも使えます。

 

Lenovo ThinkPad X1 Yoga Gen 8 横から

また、ThinkPad Pen Proも付属しており、簡単な絵を描いたりメモを取ったりもできます。右側面にペン収納箇所があり、充電もできるし、内蔵なのでなくすことも少ないと思います。

 

Lenovo ThinkPad X1 Yoga Gen 8 スタンドモード

<スタンドモード>

タブレットモードだと光が反射して見にくい時や、ディスプレイをもっと近づけたいときに有効なスタンドモード。スピーカーが背面や底面になるので、動画を見る時などは音が自分にまっすぐ来ないので、見ている本人よりも周りにいる人の方が音がよく聞こえます。

 

Lenovo ThinkPad X1 Yoga Gen 8 テントモード

<テントモード>

ベッドやソファに寝転がって使うとき、テントモードだと底面にある吸気口を塞がないので、本体が熱くなりにくいです。

 

 

ThinkPad X1 Yoga Gen 8の特徴

Lenovo ThinkPad X1 Yoga Gen 8 右斜め前から

上下左右のベゼル(画面の黒い枠)が細く、スリムな筐体ですね。旧モデルと同じ筐体を使っていますが、このスペックを維持して小型化は難しんでしょうね。

 

Lenovo ThinkPad X1 Yoga Gen 8 横から

寸法は

・幅314.4㎜
・奥行き222.3
・厚さ15.53㎜

で、重さは1.38㎏となっており、すっごくコンパクトな機種です。

 

Lenovo ThinkPad X1 Yoga Gen 8 左側面

厚さも15.33㎜とかなり薄く、掴みやすいし、タブレットモードの時も持ちやすい大きさです。

 

Lenovo ThinkPad X1 Yoga Gen 8 底面カバー

15.33㎜とかなり薄く、底面にある通気孔がかなり小さいですね。X1 Carbonも同じく小さな通気孔で、ベンチマークの伸びが悪かったです。

 

Lenovo ThinkPad X1 Yoga Gen 8 背面

背面部分にも、もう1つ通気孔があります。

筐体はアルミニウムを使用しており、MIL規格と言う12項目の米軍の物資調達規格に準拠しているので、堅牢性が高い機種になります。落下テストや気温・気圧の変化テスト、ディスプレイ部の耐久性など様々なテストをクリアしています。他にも、200の項目の品質チェックをしており、安心して持ち運びができます。

 

Lenovo ThinkPad X1 Yoga Gen 8 天板

天板はシンプルですが、X1ロゴがアクセントになっていますね。

 

生体認証

Lenovo ThinkPad X1 Yoga Gen 8 指紋センサー

生体認証は電源統合の指紋センサーに、IRカメラ付きのWEBカメラを選べば顔認証にも対応しています。

 

Lenovo ThinkPad X1 Yoga Gen 8 IRカメラ

据え置き用として使わない人は指紋センサーのみで十分だと思いますが、持ち運びが少なくデスクにいつも置いて使うような人は、顔認証があると楽です。

 

 

高画質FHD WEBカメラ搭載

本機には高画質FHD Webカメラが搭載しており、カメラはf値が2.0と小さく、多くの光量を取り入れることができます。より明るい映りになり、くっきりとした映りです。

f値2.0 FHDカメラと他のカメラの比較

一番左は本機と同じf値2.0のFHD Webカメラで撮影、真ん中はLenovo YogaのFHD Webカメラ、そして一番右は一般的なPCに搭載されているHD Webカメラです。

左が一番良い映りですね。

また、Thinkshutterと言うプライバシーシャッターがあるので、カメラを使わないときは閉じておくと安心です。

Webカメラ横には360°集音マイクが4つあり、「周囲の騒音のカットや複数人の会議参加時に自動的に音量を調整する」Dolby Voiceにも対応しています。スピーカーは0.8Wのツイーター(高音スピーカー)が2つ、2Wのウーファーが2つの合計4つになっています。

スピーカーはDolby Atmos対応で、一般的なオーディオの様な平面的じゃなく、立体的な音を体感できます。Web会議はもちろん、動画視聴や音楽鑑賞にももってこいの音響です。

 

 

キーボード

Lenovo ThinkPad X1 Yoga Gen 8 キーボード

キーボードはフルサイズ89キーで、テンキー無しバックライト付き、そして、日本語キーか英語キーが選べます。ThinkPadはキーストロークが深く打鍵感が高いので、タイピングがかなりしやすいです。

タッチパッドは56㎜×110㎜で幅は大きめですが、縦はクリックボタンがあるために若干短いですが、使いにくいことは無いと思います。

 

 

CPU

i5-1345U i5-1335U
コア(P/Eコア) 10(2/8)
スレッド 12
Pコアクロック 1.6GHz 1.3GHz
Pコア最大クロック 4.7GHz 4.6GHz
Eコアクロック 1.2GHz 0.9GHz
Eコア最大クロック 3.5GHz 3.4GHz
L3キャッシュ 12MB
GPU 80EU
ベース/マックスパワー 15/55W
i7-1365U i7-1355U
コア(P/Eコア) 10(2/8)
スレッド 12
Pコアクロック 1.8GHz 1.7GHz
Pコア最大クロック 5.2GHz 5.0GHz
Eコアクロック 1.3GHz 1.2GHz
Eコア最大クロック 3.9GHz 3.7GHz
L3キャッシュ 12MB
GPU 96EU
ベース/マックスパワー 15/55W

こちらPシリーズ搭載モデルはまだ販売されていませんが、いつも通りであれば、これらのCPUも追加されると思います。

i7-1370P i7-1360P i5-1350P i5-1340P
コア(P/Eコア) 14(6/8) 12(4/8)
スレッド 20 16
Pコアクロック 1.9GHz 2.2GHz 1.9Hz
Pコア最大クロック 5.2GHz 5.0GHz 4.7GHz 4.6GHz
Eコアクロック 1.4GHz 1.6GHz 1.4GHz
Eコア最大クロック 3.9GHz 3.7GHz 3.5GHz 3.4GHz
L3キャッシュ 24MB 18MB 12MB
GPU 96EU 80EU
ベース/マックスパワー 28/64W

CPUはPコア(Performance Core)とEコア(Efficient Core)の2つを搭載しており、高負荷な作業はPコアで処理を、低負荷な事はEコアで処理することによって、パワフルでも省電力性を兼ね揃えたCPUになっています。

また、Intel Thread Directorというハードコアが、命令をより効率よくPコアとEコアに割り当てて実行できるので、性能もかなり上がっています。

Core i5-1345UとCore i7-1365UはvPro対応で、企業で一括管理をしたい場合などに向いています。

こちらはCPUの性能を測るCPU markスコアです。

 

スコアの目安

  • 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 15000~・ハイエンドPCに搭載される
  • 18000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い

CPU Markスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-1370P   23042
Core i5-1340P   20922
Ryzen 7 7730U  19034
Core i7-1260P   18691
Ryzen 5 7530U  17704
Core i5-1240P   17318
Core i7-1365U   16232
Core i7-1355U   16378
Core i5-1345U   18673
Core i5-1335U   16573

執筆時現在は省電力モデルのUシリーズのみの販売ですが、それでも高い性能ですね。1.6万と言えば、前世代のCore i5-1260P相当の性能です。

 

 

グラフィックス

グラフィック性能が高いと、Officeを使った作業や複数画面での作業などがしやすくなります。

まだ出たばかりのCPUなので、情報が揃い次第追記します。

 

 

ディスプレイ

Lenovo ThinkPad X1 Yoga Gen 8 ディスプレイ

ディスプレイは多くの種類があり、全モデルマルチタッチディスプレイになります。2番めのタッチパネルも光沢なしなのは、珍しいですね。光沢ありだと反射して見づらいですしね。

多くのモデルがありますが、一番最初のディスプレイを選ぶ人が多いと思います。

・WUXGA IPS sRGB 100% 400nit 反射防止
・WUXGA IPS sRGB 100% 400nit ブルーライト軽減 光沢なし
・WUXGA IPS sRGB 100% 500nit  Think Privacy Guard
・UQUXGA OLED 反射汚れ防止 DCI-P3 100% 500nit HDR500

WQUXGA 解像度は3840 × 2400ドット
WUXGA 解像度は1920 × 1200ドット

画面アスペクト比が16:10と縦に長く、14インチでも15.6インチ並みの情報が表示されます。

より多くのものが一度で見て取れるので、作業効率もアップです。

WUXGAモデルはすべてsRGB 100%で、Web用画像編集をするクリエイター向けの色域です。OLED液晶はデジタルシネマ規格のDCI-P3 100%と広色域で、動画編集向きです。

こちらは右からOLED DCI-P3 100%、IPS sRGB 100%、そして一般的なPCに搭載のFHD IPS NTSC 45%になります。同じものを見ても、全然違う色ですね。

画像・動画編集をしなくても、写真を見たり動画視聴をするのに向いた広色域ディスプレイです。

輝度は400ニトか500ニトで、明るい屋外で使っても見やすい明るさです。

Privacy Guard液晶は、内蔵されたフィルターで横からののぞき見を防止する機能です。ただし、現在はGlance by Mirametrixと言うアプリが搭載しており、Privacy Guard以上の機能があるので、選ばなくてもいいかもしれません。

 

 

メモリ

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

メモリはLPDDR5-6400MHzで、処理速度はかなり速いです。また、旧モデルはLPDDR5-5200MHzが搭載していたので、本機はより速い処理速度になっています。

また、今までは最大32GBまででしたが、最大64GBまで搭載できます。

 

 

ストレージ

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。

ストレージも最高のSSD PCIe 4.0×4が搭載で、パソコンの起動など何をするにしても爆速です。

こちらはシーケンシャル速度の、おおよその速度です。

シーケンシャル速度

オレンジ色・・・リード 青・・・ライト

本機種  2726MB/秒
 1962MB/秒
PCIe 4.0×4  ~約7000MB/秒
 ~約5000MB/秒
PCIe 3.0×4  ~約3000MB/秒
 ~約2000MB/秒
HDD  600MB/秒
 200MB/秒

 

 

セキュリティ

Lenovoのセキュリティ

ThinkShield

ThinkPadは、全方位から備えるサイバーセキュリティのThinkShieldによって守られており、堅牢性が高い機種になっています。

一般的なノートパソコンよりは強固ですが、セキュリティソフトをお考えの場合は「Lenovoパソコンにおすすめのセキュリティソフト」も併せて読んでみてください。

 

 

Wi-Fi 6Eに対応

対応周波数 速度
IEEE802.11ac
(Wi-Fi 5)
5GHz 6.9Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6)
2.4/5GHz 9.6Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6E)
2.4/5/6GHz 9.6Gbps

次世代通信規格のWi-Fi 6に対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。

Wi-Fi 6EはWi-Fi 6のExtended(エクステンディット)版で、6GHz帯(高速通信)での通信ができるのですが、執筆時現在の日本では6GHz帯はまだないので使えません。最大で5GHz帯になります。

 

 

LTE

LTE用の格安SIMなら、大手のIIJmioがおすすめですよ。

執筆時現在まだWWANは選べませんが、仕様書にFibocom L860-GL CAT 16と5G Sub6のFibocom FM350-GLが搭載可能と記載されています。

これは旧モデルと同じWWANになります。

L860-GLのダウンロードは最大1Gbps、アップロードは最大75Mbps、Fibocom FM350-GLのダウンロードは最大4.7Gbps、アップロードは最大1.25Gbpsと超高速です。

 

 

バッテリー駆動時間

バッテリーは4セル57Whrで、最大約27.7時間のバッテリー駆動時間があります。

これだけバッテリーが持てば、丸1日余裕で仕事ができますね。

 

 

選べる充電アダプタ

45W、65W、65WスリムACアダプター<45W/65W/65WスリムACアダプター>

アダプタは上記3種類が選べ、持ち運びやしゅっちゅおうが多い人はスリムアダプターがおすすめです。

45Wと65Wアダプターどちらを使用しても、性能的にはそこまで変わりませんが、急速充電を使う場合は65Wになります。(45Wと65Wの性能差比較記事はこちら

 

 

インターフェイス

インターフェイスは多くも少なくもなく、普通です。

Lenovo ThinkPad X1 Yoga Gen 8 右側面インターフェイス

右側面インターフェースは本体収納型ThinkPad Pen Pro、マイク/イヤフォンジャック、Nano SIMスロット、USB 3.2 Gen 1、セキュリティホールになります。

 

Lenovo ThinkPad X1 Yoga Gen 8 左側面

左側面インターフェイスはUSB4(Thunderbolt 4)が2つ、USB 3.2 Gen 1、そしてHDMIで、Thunderbolt 4にはこういった機能・性能があります。

  • Power delivery対応、DisplayPort出力機能付き、DC-in機能付き
  • 最大データ転送速度40GB/秒が2mのケーブルでも出る(以前は0.8mまで)
  • PCIeの転送速度は32GB、ストレージ転送速度は最大3000Mbps
  • 4Kディスプレイ2台同時に出力可能
  • 8K出力にも対応

 

 

サポート・保証

Lenovo サポートと保証

標準で1年間の「引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長5年まで延長できます。また、プレミアサポートと言うサポートにアップグレードができ、こちらは24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)

また、保証は引き取り修理とオンサイト修理、翌営業日オンサイト修理の3種類があります。

  1. 引き取り修理・・・家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。
  2. オンサイト修理・・・事務所や自宅にエンジニアが来て修理
  3. 翌営業日オンサイト修理・・・翌営業日(土日祝日以外)にエンジニアが来て修理

 

ライバル機種

本機はすっごく良いスペックですが、ちょっと高いので、似たような2 in 1 PCでもう少し価格が低いものをご紹介します。

 

IdeaPad Flex 5 Gen 8 14 AMD

IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)Ryzen 7000シリーズ搭載で、2.2Kディスプレイが選べたり、Windows 11 Proも選べ、ビジネスモデルよりの普段使いPCです。2 in 1 PCで形を変えることができるので、どこででも使いやすいです

CPU Ryzen 3 7330U
Ryzen 5 7530U
Ryzen 7 7730U
メモリ 8GB/16GB
ストレージ SSD 最大1TB
ディスプレイ(14型) WUXGA IPS NTSC 45%
2.2K IPS sRGB 100%
その他 Wi-Fi 6、指紋センサー、HD/FHDカメラ、Lenovoデジタルペン付属
重さ 1.55㎏
バッテリー 最大約14.5時間
価格 7.7万円~

レビュー

 

Yoga 7i Gen 8 14

Lenovo Yoga 7i Gen 8 14型 正面ディスプレイがプロ向けの品質で、スペックも高い機種です。インテル13世代CPUに、メモリやSSDも最新、そして、ディスプレイは最高で2.8K OLED液晶が選べます。この機種の何がすごいかっていうと、WUXGAディスプレイもOLED液晶を採用しています。高品質PCです。

CPU Core i5-1340P
Core i7-1360P
メモリ 16GB
ストレージ SSD 最大1TB
ディスプレイ(14型) WUXGA/2.8K OLED DCI-P3 100%
無線 Wi-Fi 6E
生体認証 顔認証
WEBカメラ IR&FHDカメラ
重さ 約1.49㎏
バッテリー 最大約17.5時間
付属 Lenovoデジタルペン
価格 13.5万円~

レビュー

 

 

まとめ

良い点

・最新スペック満載
・アルミニウム素材で高級感があり耐久性も高い
・Evoプラットフォームで性能が高い
・画面比が16:10で、14型でも15.6型並みの情報が表示される
・カメラやマイク、スピーカーが高品質
・バッテリー駆動時間が長い
・無線通信環境が抜群

 

残念な点

・今回は中身がブラッシュアップされただけで、旧モデル時に多くの最新スペックを搭載したため、あまり変化がない(Gen 7を持っている人は、買い替えるほどの機種ではない)

 

総合評価

総合性能が高く、欠点らしき欠点もない機種で、さすがLenovoのハイエンドモデルと言った出来です。

ヘビーユーザーにも使いやすいようにメモリも最大64GBと大きく、ストレージも2TBと大容量、そしてディスプレイも最大でWQUXGA OLED液晶と、最高峰のスペックです。

2 in 1 PCでここまで高い性能の機種は珍しく、仕事でもプライベートでも活躍すると思います。また、ペンも内蔵できるので、使い始めたときに「あっ、充電がない」とか、「あれ?どこいったっけ?」と言う無駄な時間も無くなりますね。

 

 

公式サイト

 

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