最上位モデルのX1シリーズの次の上位モデルで、X1シリーズに比べ価格も安いので人気なThinkPad Tシリーズです。
本機種はT14sと「S」が付くスリムモデルで小型軽量、WiFi6に5G LTEにも対応しており、それでいてバッテリー駆動時間が約20時間とかなり長いです。
プロセッサーは最新のRyzen 5000 Proシリーズが搭載で、一番下のRyzen 3を選んでもかなり高い性能なので、比較的低価格でがっつりと仕事につかえるモデルも購入できます。
外出先でも本格的な作業をする、ビジネスパーソンにおすすめしたい機種です。
Contents
ThinkPad T14s Gen 2 AMDのスペックレビュー
APU | Ryzen 3 Pro 5450U Ryzen 5 5600U/Pro 5650U Ryzen 7 Pro 5850U |
---|---|
メモリ | 最大32GB |
ストレージ | SSD 最大2TB |
グラフィックス | Radeonグラフィックス |
ディスプレイ | FHD IPS UHD IPS |
OS | Windows 10 Home,Pro |
無線 | WiFi6、4G/5G LTE、Bluetooth |
内蔵カメラ | FHD 1080p、HD 720p |
生体認証 | 指紋センサー、顔認証(オプション) |
Microsoft Office | Office Home &Business 2019搭載可能 |
セキュリティ | TPM、パワーオン パスワード、ハードディスク パスワード、スーパーバイザー パスワード、システム マネジメント パスワード、セキュリティ キーホール |
寸法(幅x奥行きx高さ) | 327.5 x 224 x 16.1㎜ |
重さ | 1.28㎏~ |
バッテリー | 19.4時間 |
保証 | 1年間 |
価格 | 11.3万円~ |
パソコンの頭脳であるプロセッサーには、最新で高性能のRyzen 5000シリーズが搭載できます。Proは通常版に比べセキュリティが強化されたプロセッサーですが、性能自体は通常版と変わりません。
メモリはオンボードで最大32GBと大容量、ストレージは高速タイプのM.2 PCIe NVMe SSDで最大2TBとこちらも大容量です。最近の上位モデルはメモリもストレージも大きくできるので、助かりますね。
ディスプレイは高解像度のFHD IPS液晶か、4K UHDディスプレイが選択可能です。どちらも高品質ですが、より鮮やかで細部まで確認しやすい4Kディスプレイだと、動画を見たり画像の確認をする人は仕事もはかどりますね。
生体認証は指紋センサーとIRカメラ(顔認証)が搭載でき、TPMなどのセキュリティもあるので安心して使えます。無線通信も充実しており、最新規格のWiFi6に対応、4G/5G LTEも搭載可能で、どこででも安定した高速通信が可能です。
特筆すべき点は14型なのに最軽量モデル(4K ディスプレイ選択時)は1.28㎏とかなり軽く、最大バッテリー駆動時間は19.4時間とロングランです!!丸一日がっつり使う人でも、充電アダプターなしで外出しても安心ですね。
インターフェースも豊富で、特にコレと言ったマイナスポイントが無い機種ですね。あえて言えば、AMD搭載機種にはThunderboltが無いので、もしThunderbolt 4が欲しい人はインテルモデルを選ぶと良いと思います。
旧モデルとの比較
<左/本機種・右/ThinkPad T14s Gen 1>
旧モデルのThinkPad T14s Gen 1との比較です。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値)
本機種 | ThinkPad T14s Gen 1 | |
APU | Ryzen 5 5600U Ryzen 3 Pro 5450U Ryzen 5 Pro 5650U Ryzen 7 Pro 5850U |
Ryzen 5 Pro 4650U Ryzen 7 Pro 4750U |
メモリ | 32GB | 32GB |
ストレージ | SSD 2TB | SSD 1TB |
ディスプレイ | FHD、UHD | FHD IPS |
無線 | WiFi6、5G LTE | WiFi6、4G LTE |
バッテリー | 19.4時間 | 14.9時間 |
重量 | 1.28㎏ | 1.33㎏ |
価格 | ― | 11.9万円~(販売終了) |
本機種の筐体は旧モデルより縦横が数ミリずつ小さくなっており、最軽量モデルは50g軽くなっています。また、APUがRyzen 5000シリーズに上がり、4Kディスプレイも搭載可能、5G LTEも搭載できるようになりました。
プロセッサーの性能を表すPassmarkスコアです。
本機種のRyzen 5でも旧モデルのRyzen 7以上の性能になっていますね。性能は大きく上がり、バッテリー駆動時間も伸びたので、より外出向けの機種になっています。
ライバル機種
<左から本機種・ThinkPad X1 Carbon Gen 9・Thinkpad T14s Gen 2 Intel>
本機種と似たような最新機種との比較です。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値。スマホの人は表を右にスクロールできます)
本機種 | X1 Carbon Gen 9 | T14s Gen 2 Intel | |
CPU | Ryzen 3 Pro 5450U Ryzen 5 Pro 5650U/5600U Ryzen 7 Pro 5850U |
Core i5-1135G7/1145G7 Core i7-1165G7/1185G7 |
Core i5-1135G7/1145G7 Core i7-1165G7/1185G7 |
メモリ | 32GB | 32GB | 32GB |
ストレージ | SSD 2TB | SSD 2TB | SSD 2TB |
グラフィックス | Radeon | Iris Xe | Iris Xe |
ディスプレイ | FHD、UHD 画面比16:9 |
FHD、UHD 画面比16:10 |
FHD、UHD 画面比16:9 |
無線 | WiFi6、LTE | WiFi6、LTE | WiFi6、LTE |
バッテリー | 19.4時間 | 26時間 | 23.6時間 |
重量 | 1.28㎏~ | 1.13㎏~ | 1.28㎏~ |
Thunderbolt | × | 〇 | 〇 |
価格 | ― | 17.2万円~ | 12.5万円~ |
これら全機種は上位モデルなのでスペック的にはかなり高く、4KディスプレイやWiFi6、4G/5G LTEと必要なものはほぼすべてあります。ただし、Ryzen搭載の本機種のみThunderbolt 4がありません。
こちらはプロセッサーの性能を表すPassmarkスコアです。
総合性能であるPassmarkスコアは、軒並みRyzenの方が高いですね。ただし、Intelモデルはグラフィック性能が高いので、よりビジネス用途での使用なら比較機種の方が使いやすいです。
こちらは3Dグラフィック性能を表すVideo Card Benchmarksのスコアです。グラフィック性能が高いとOfficeワークや複数画面での作業、画像編集などしやすくなります。
購入のポイント
- 本機種・・・グラフィック性能をそこまで必要としない人向け
- X1 Carbon Gen 9・・・超小型軽量モデルで価格も上がるが、より快適に使用したい人向け
- T14s Gen 2 Intel・・・グラフィック性能を必要とする人向け
メリット・デメリット
良い点
・小型軽量
・プロセッサーの性能が高い
・バッテリー駆動時間がかなり長い
・LTEにWiFi6対応で通信環境抜群。もちろんLANケーブルも接続可能(イーサネット拡張コネクタ)
残念な点
・Thunderboltがない
ThinkPad T14s Gen 2 AMDの特徴
Tシリーズの特徴は最上位モデルのXシリーズとほぼ同じ性能や機能ですが、Xシリーズより若干大きく重たいという特徴があります。ただし本機種はベゼル(画面の黒い枠)を見ても比較的細く、小型軽量ですね。
寸法は幅327.5㎜、奥行き224㎜、厚さ16.1㎜と小さく、
- 幅は一万円札2枚分(320㎜)
- 奥行きは千円札1.5枚分(225㎜)
- 厚さは一円玉(直径20㎜)の約3/4
と薄くて小型です。A4用紙と比べても、幅約+3㎝、奥行き約+1.4㎝とカバンに入れやすいサイズですね。
重さはスペックにより前後しますが、
- UHDディスプレイ選択時・・・1.28㎏~
- FHDディスプレイ選択時・・・1.36㎏~
- FHD Privacy Guardモデル選択時・・・1,42㎏~
となります。おそらくFHDディスプレイを選ぶ人が多いと思うので、重さは1.36㎏で見ていたらいいと思います。それでも軽いですね
底面には比較的小さな吸気口があり、右側面に大きめの排気口があります。
排気口が右側面になるのでインターフェースが少なく、右側面にはUSB-Aのみになります。
ディスプレイはほぼ180度開くことができます。
素材
天板の素材はハイブリットカーボンファイバー、キーボード面はマグネシウム、そして底面はアルミニウムになります。贅沢を尽くした高級素材で、耐久性・堅牢性も高く、安心して使えます。
MILスペック
12項目の米軍物資調達規格に準拠し、落下テストや気温、湿度変化、ディスプレイの開閉テストなど実際の使用状況に即した200以上のテストを行っており、堅牢性が高い機種です。
キーボード
キーボードは英語キーか日本語キーが選べ、バックライト付きです。
ThinkPadのキーボードは、タイピングがしやすいと有名ですよね。と言うのも、キーピッチ(1つのキーから次のキーまでの距離)が広く、キーストローク(キーを押し込む深さ)が深いので、打感がいいんですよね。サクサクタイピングできます。
真ん中の赤いボタン(トラックポイント)はカーソルを動かしたり、ズームにしたりできるので、使い慣れると手がホームポジションから離れずに作業ができます。
そして、カーソルキーが大きく、そして下に出っ張っているので使いやすいですね。
指紋リーダーを選択した場合は、電源ボタンに統合されているので、電源を入れたらすでにサインインが完了しています。
APU
Ryzen 3 Pro 5450U | Ryzen 5 5600U Pro 5650U |
Ryzen 7 Pro 5850U | |
アーキテクチャ | Zen 3 | Zen 3 | Zen 3 |
---|---|---|---|
コア/スレッド | 4/8 | 6/12 | 8/16 |
キャッシュ | 8MB | 16MB | 16MB |
GPUコア | 6 | 7 | 8 |
基本クロック(GHz) | 2.6 | 2.3 | 1.9 |
ブーストクロック(GHz) | 4.0 | 4.2 | 4.4 |
TDP | 15W | 15W | 15W |
CPUはRyzen 5000シリーズで最新アーキテクチャのZen 3になり、Zen 2からの大きな変更として以下があります。
- コアからアクセスできるL3キャッシュが倍増(パフォーマンス向上)
- IPCが19%向上し、電力当たりのパフォーマンスが最大24%UP
- シングルスレッドの性能が最大23%UP
- マルチスレッドの性能が最大108%UP
- バッテリー効率が上がった
また、多くのRyzen 4000シリーズは1コア当たり1スレッドでしたが、Ryzen 5000シリーズは全てが「マルチスレッディング」に対応したため、1コア当たり2スレッドになっています。このおかげで、より多くのデータを同時に処理できるようになりました。
<アプリの数は例です>
多くのタブやソフト、アプリを同時に使う人は、より快適さが上がりますね。
ちなみにRyzen Proシリーズは通常版よりもセキュリティが強化され、メモリの暗号化などにも対応していますが、通常版と性能は同じです。
スコアの目安
- 2000~・ネットサーフィンでもストレスを感じるほど
- 5000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 7000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 10000~・ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
↓グラフをタップすると数値が表示されます↓
[visualizer id=”24652″ lazy=”no” class=””]グラフの一番上のCPUはインテルのデスクトップ用ハイエンドCPUですが、Ryzen 7 Proはほぼ同じスコアですね。かなり高い性能です。
Ryzen 3を見ても、第11世代インテルCPUの上位モデルのCore i7-1165G7と近い性能なので、どのプロセッサーを選んでもサクサク快適に使えますね。
こちらはCinebench R23のベンチマークで、マルチコア性能は総合性能、シングルコア性能は画像編集などクリエイティブワークをする人が重視する性能です。
[visualizer id=”24660″ lazy=”no” class=””]本機種はマルチコア性能がかなり高いですが、シングルコア性能はインテルモデルの方が高いですね
グラフィックス
グラフィックス性能があると画像編集や動画編集などのクリエイティブワークがしやすく、Officeワークなどもより快適にできます。
[visualizer id=”24635″ lazy=”no” class=””]本機種は内蔵グラフィックスとしては良いスコアですが、先述したようにグラフィック性能はインテルモデルの方が高いです。
ディスプレイ
右にスライドできます↓
解像度 | 液晶 /光沢 |
タッチ | 輝度 | コントラスト比 | 色域 | 特徴 |
FHD 1920×1080 |
IPS/無し | ― | 300nit | 700:1 | NTSC 45% | ― |
FHD 1920×1080 |
IPS/無し | 〇 | 300nit | 700:1 | NTSC 45% | ― |
FHD 1920×1080 |
IPS/無し | ― | 400nit | 800:1 | NTSC 72% | 省電力 |
FHD 1920×1080 |
IPS/無し | 〇 | 500nit | 800:1 | NTSC 72% | Privacy Guard |
UHD/HDR 3840×2160 |
IPS/無し | ― | 500nit | 1500:1 | Adobe RGB 100% | Dolby Vision HDR |
FHD | フル・ハイディフィニション、一般的な画質 |
---|---|
光沢 | 光沢ありは発色が良い反面、自分や背景が映り込みしやすい。光沢無しは映り込みがしにくい |
コントラスト | 最少輝度(黒色)と最大輝度(白色)の差。差が大きいとより鮮やかで、力強い描写が可能 |
IPS液晶 | コントラスト比が高く、視野角も広い液晶 |
nit | 明るさを表す単位。通常250nitが標準 |
NTSC | 色域の規格。NTSC 45%は一般的なノートパソコンのディスプレイ。NTSC 72%はsRGB 100%相当で、Web用画像編集に向いている色域 |
Adobe RGB | Adobe社の色域の規格。高色域で印刷用画像編集向け |
HDR | ドルビー社のDolby Vision HDR対応で、HDR(ハイ・ダイナミック・レンジ)は最大輝度を高め、より大きなコントラストに滑らかなグラデーション、そして高い色域を表現できる |
Privacy Guard | 輝度や視野角を狭くし、のぞき見を防止する機能 |
ディスプレイはどれも高品質で輝度も高いので屋外でも使いやすいですが、色域が数種類あります。
この写真はあながち「極端」に表現したわけじゃないですが、差が分かりやすいように編集しています。NTSC 45%と言う色域は標準的なノートパソコンのディスプレイで、色が若干青みがかって見えます。sRGB 100%は比較的広い色域で、Web用画像編集をするクリエイター向けです。Adobe RGB 100%は製版向けの色域で、かなり色鮮やかに描写されます。
画像編集などをしない人は気にしなくても影響はないですが、広い色域のディスプレイだと鮮やかで見やすいので使いやすいです。
Webカメラ
Webカメラは、最大でFHD 1080p・IRカメラ(顔認証用)・プライバシーシャッター付きが選べます。Webカメラは通常、どのモデルを見てもHD 720pの画質なのですが、本機種はより高解像度のカメラが搭載可能のため、ビデオ会議などのビデオ通話が多い人は自分の印象をちょっと上げることもできます。
こちらは一般的な内蔵Webカメラと、FHD 1080pの画像比較ですが、FHDの方が色も鮮やかで顔色もよく見えますね。
また、Privacy Shutterと言う物理カメラが搭載しているので、Web会議の離席中や、Webカメラを使用していない時に閉じておくと、プライバシーが守られます。
メモリ
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
LPDDR4x-4266MHzが搭載で、最大32GB のオンボードになります。周波数(MHz)が最高のものなので、処理速度も速いです。
ストレージ
SSD(PCIe NVMe) | HDD | |
最大データ転送速度 | 最大16Gbps~32Gbps | 最大6Gbps(SATAの場合) |
平均起動時間 | 10秒~15秒 | 30秒~2分 |
温度 | 熱くなりにくい | 熱くなりやすい |
価格 | 高い | 安い |
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
本機種にはM.2 PCIe NVMeが搭載で、最速モデルのPCIe 3.0×4と4.0×4があります。激速です!
セキュリティ
- パワーオンパスワード・・・電源を入れた時のログインパスワード
- ハードディスクパスワード・・・ハードウェアレベルでストレージにパスワードを設定
- スーパーバイザーパスワード・・・BIOSなどの設定を見たり変更する時のパスワード
- Windows Defender・・・Windows 10に標準搭載されているウイルスから保護するセキュリティ機能
- TPM・・・独立して機能するセキュリティチップで、パスワードなどの情報を格納する
- セキュリティキーホール・・・ワイヤーを設置できる箇所
- HPD(Human Presence Detection・オプション)・・・人の視線などを検知して作動するセキュリティ
他にもAMD Ryzen proを選択した場合は、AMD メモリー・ガード(システムメモリ全体を保護)やAMD Shadow Stack(ソフトウェアの攻撃に対しハードウェアベースの保護)、AMD Secure Boot(ファームウェアに対するAPT攻撃を軽減)などのセキュリティ機能があります。(詳細はAMD公式をどうぞ)
オプションでHPDを選んだら、外出先でも情報漏洩を気にせずに作業ができる色々な機能があります。
例えば、後ろから誰かがのぞき見したら、画面が上の画像の様にぼやけて見えなくなったり、視野角が狭くなったりしてのぞき見を防止できます。右から誰かが見ていたら右上に「のぞき見マーク」が、左から見ていたら左上に「のぞき見マーク」が出るので、どこから見られているか分かります。
デュアルモニターで作業をしているときは、見ているモニター以外はぼかしが入ったり、離席したら画面ロックがかかる設定、他にもカーソルを目線で動かしたり等できます。
WiFi6
次世代通信規格のWiFi6に対応しており、現在主流のWiFi5より約40%最大通信速度が上がっています。今まで5GHzにしか対応していなかった周波数が、2.4GHzと5GHzと2バンドに対応しており、また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、カフェなどの混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。
LTE
LTEは、nanoSIMを使って常時インターネットに接続できる機能で、5GのQualcomm Snapdragon X55 5G Modem-RF Systemと、4G Quectel EM120R-GL 4G LTE CAT12があります。
回線速度はこのようになります。
- 4G回線は下り最大600Mbps/上り150Mbps
- 5G回線は下り最大7.5Gbps/上り3Gbps
対応バンドは以下になり、大手3社の4G・5G両方の重要なバンドにすべて対応しています。
LTE用の格安SIMなら、大手のIIJmioがおすすめですよ。
バッテリー駆動時間
バッテリー駆動時間はかなり長く、最大19.4時間です!また、急速充電機能付きで、1時間で約80%の充電が可能になっています。
これだけバッテリーの持ちが良いと充電も忘れてしまいそうですが、急速充電もあるのでサクッと充電して外出ができますね。
インターフェイス
右側面にはスマートカードリーダー(オプション)、USB-A 3.2 Gen 1、セキュリティキーホールがあります。
左側面インターフェイスにはUSB-C 3.2(映像出力機能付き)が2つ、イーサネット拡張コネクタ、ドッキングコネクタ―(4, 5, 6併用)、HDMI、USB-A 3.2 Gen 1(最大データ転送速度5Gbps)、マイク/ヘッドフォンジャックがあります。
LTEモデルを選んだ場合は、背面にnanoSIMスロットがあります。
サポート・保証
通常ThinkPadは、1年間引き取り修理保証と標準サポート(電話・チャット・メール・LINE)が付いており、サポートは朝9時から夕方6時までになります。引き取り修理とは、万が一の際にLenovo指定業者が引き取りに来て、リペアセンターに配送、修理後、郵送してくれるサービスで、保証期間内は郵送費などは無料です。
ただし本機種は上位保証のプレミアサポートと、翌営業日オンサイト修理が標準保証になっています。
保証とサポートは以下のものにアップグレードできます。
- オンサイト修理保証・・・エンジニアが指定住所に来て現地で修理(一部機種には標準保証)
- 翌営業日オンサイト修理・・・通常、翌営業日にエンジニアが指定住所に来て修理
- プレミアサポート・・・専任エージェントが24時間365日対応。一般のコールセンターとは別のコールセンターで対応
また、アクシデントダメージプロテクションといった「通常保証ではカバーしない」水濡れや破損にも対応する保証があります。
まとめ
小型軽量で性能も高く、バッテリー駆動時間も長く、WiFi6や5G LTEにも対応しており「欠点がない機種」と言ってよいと思います。
保証とサポートも手厚く安心だし、ドッキングコネクターも使えるのでヘビーユーザーのビジネスパーソンでも安心して使えますね。
細かいことを言えばThunderboltがあればよかったですが、AMDプロセッサーはThunderboltの規格に現時点では準拠していないようなので、ここは仕方ないですね。その分、超高性能のプロセッサーが搭載なので問題ないかと思います。