15.6型のワークステーションって大型なイメージを持っている人もいると思いますが、ThinkPad P1 Gen 3は一般のノートパソコンと同じくらいの寸法で、重さも1.7㎏と、ワークステーションにしては小型・軽量モデルになります。
通常のパソコンにはグラフィックボードにGeForce(3Dゲーム/DirectXに最適化)が使われますが、本機種ではQuadro(CADなどの専門的な高度な技術計算/OpenGLに最適化)が搭載です。
パソコンであれもこれもするというよりは、専門職に絞った用途への対応になるので、CADを使う人や医療・建築関係、画像・動画編集などを専門に、快適に使用したい人向けになります。
また、ISV(独立系ソフトウェアベンダー)により、アプリケーションとの互換性や安定稼働、高い運用性をテストされてISV認証を取得しているので、不具合が絶対に許されないプロの現場でも安心して使えます。
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Lenovo ThinkPad P1 Gen 3(15)のレビュー
CPU | Intel core i7-10750H/10850H/10875H Intel core i9-10885H Intel Xeon W-10855M |
---|---|
メモリ | 最大64GB(Xeon選択時ECCメモリ搭載可能) |
ストレージ | SSD 最大2TB+SSD 最大2TB |
OS | Windows 10 Home、Windows 10 Pro |
ディスプレイ | FHD IPS 光沢なし 300nit/500nit(HDR) 4K UHD IPS 光沢なし 600nit HDR 4K UHD OLED 反射防止/汚れ防止 400nit HDR タッチパネル(10bit) |
グラフィックス | NVIDIA Quadro T1000 Max-Q NVIDIA Quadro T2000 Max-Q |
RAID設定 | 0、1 |
無線LAN | WiFi6 AX201 |
イーサネット(RJ45) | 有線LAN接続の変換アダプタ―利用時のみ可能 |
WWAN(LTE) | 搭載可能 |
生体認証 | 顔認証、指紋センサー |
ファクトリーカラーキャリブレーション | 有り(UHDディスプレイのみ) |
Microsoft Office | 搭載可能 |
寸法(幅・奥行・厚さ) | 361.8×245.7×18.4~18.7㎜ |
重さ | 1.7㎏/1.8㎏(OLED選択時) |
バッテリー | 17.1時間 |
価格 | 23万円~ |
パソコンの頭脳であるCPUには超高性能のIntel core i7 Hシリーズ、Core i9、そしてXeonが選択できます。
Xeonは業務用サーバーやワークステーションに特化したモデルで、ECCメモリと組み合わせることによって、システム全体の信頼性を向上できます。
また、さすがワークステーションなので、ストレージは最大で4TB SSDが搭載可能です。RAID0を設定して大容量ストレージの恩恵を受けてもいいし、RAID1を設定してデータの保全をしてもいいし、どちらにしても大容量ですね。
ディスプレイは4K UHD OLED液晶が選べます。10bitカラー対応なので、画像編集用で購入するならばOLEDを選択したいですね。ファクトリー・カラー・キャリブレーションは、4K UHDディスプレイの2種類のみ対応になっています。
次世代通信規格のWiFi6で超高速通信も可能だし、LTE対応モデルだと常時インターネットに接続が可能で、使い勝手が良いワークステーションに仕上がっています。
また、持ち運びも便利で、重さ1.7㎏(OLEDは1.8㎏)、バッテリーが17.1時間とかなり長くなっています。ワークステーションと言えば、大型でバッテリーが短いというのも昔の話ですね。普通のパソコンよりもバッテリー時間が長いです。
旧モデルとの比較
<左/本機種・右/ThinkPad P1 Gen 2>
旧モデルのThinkPad P1 Gen 2との比較です。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値)
本機種 | ThinkPad P1 Gen 2 | |
CPU | Core i7-10750H/10850H/10875H Core i9-10885H Xeon W-10855M |
Core i7-9850H/9750H Core i9-9880H |
メモリ | 64GB | 64GB |
ストレージ | SSD x2 | SSD x2 |
グラフィックス | Quadro T1000/2000 | Quadro T1000/2000 |
ディスプレイ | FHD、UHD IPS/OLED | FHD、UHD IPS |
無線 | WiFi6、LTE | WiFi6、LTE |
バッテリー | 17.1時間 | 16.6時間 |
重量 | 1.7㎏ | 1.7㎏ |
価格 | 23万円~ | ― |
CPUが9世代から10世代に変わり、Xeonも搭載できるようになりましたが、同じ筐体を使っているのでほとんどの仕様は同じになっています。
こちらはCPUの性能を表すPassmarkスコアです。
[visualizer id=”23763″ lazy=”no” class=””]10世代になり性能が大きく上がっていますね。また、レンダリングなどが速いXeonも搭載できるので、より本格的な作業がスムーズにしやすくなっています。
ライバル機種
<左からThinkPad P15・ZBook Fury 15 G7・ThinkPad P1 Gen 3>
本機種と似たような最新機種との比較です。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値、グラボはMax-Qデザイン。スマホの人は表を右にスクロールできます)
本機種 | ThinkPad P15 | ZBook | |
CPU | Core i7-10750H/10850H/10875H Core i9-10885H Xeon W-10855M |
Core i5-10400H Core i7-10750H/10850H/10875H Core i9-10885H/10980HK Xeon W-10855M/10885M |
Core i7-10750H/10850H Core i9-10885H |
メモリ | 64GB | 128GB | 128GB |
ストレージ | SSDx2 | SSDx2 | SSD+HDD |
グラフィックス | Quadro T1000/2000 | Quadro T1000/2000 Quadro RTX 3000~5000 |
Quadro T1000/2000 Quadro RTX 3000~5000 |
ディスプレイ | FHD IPS、UHD IPS/OLED | FHD IPS、UHD IPS/OLED | FHD IPS、UHD IPS |
無線 | WiFi6、4G LTE | WiFi6、4G LTE | WiFi6、4GLTE |
バッテリー | 17.1時間 | 17.4時間 | 16時間 |
重量 | 1.7㎏ | 2.74㎏ | 2.5㎏ |
価格 | 23万円~ | 20.3万円~ | 35.6万円~ |
本機種と他機種の大きな違いは、重さですね。他の機種に比べ1㎏ほど軽いです。
ただし、グラフィックボードがQuadro Tシリーズのみで他の機種は上位モデルのRTXシリーズが搭載できるので、より本格的な作業をするなら本機種以外が良いです。
HPは若干価格が高いですが、HP独自のセキュリティが多く搭載しており、公式サイトでも「世界でもっとも安全なワークステーション」と宣伝しているほどです。
こちらはCPUの性能を測るPassmarkスコアです。
[visualizer id=”23770″ lazy=”no” class=””]HPのみXeonが搭載できませんが、全機種似た様なCPUが搭載可能です。
グラフィック性能は以下の様になります。
↓右にスクロールできます↓
Quadro T1000 | Quadro T2000 | Quadro RTX 3000 | Quadro RTX 4000 Max-Q | Quadro RTX 5000 Max-Q | |
GPUアーキテクチャ | Turing | Turing | Turing | Turing | Turing |
CUDAコア | 768 | 1024 | 1920 | 2304 | 3072 |
Tensorコア | ー | ー | 240 | 320 | 384 |
RTコア | ー | ー | 30 | 40 | 48 |
ベースクロック | 795/1230MHz | 930/1200MHz | 945MHz | 780-960MHz | 600-900MHz |
ブーストクロック | 1455MHz | 1620MHz | 1380MHz | 1380MHz | 1350MHz |
メモリタイプ | GDDR6 | GDDR6 | GDDR6 | GDDR6 | GDDR6 |
メモリ容量 | 4GB | 4GB | 6GB | 8GB | 16GB |
TGP | 40W | 40W | 80W | 80W | 80W |
Quadro TシリーズはCUDAコアも少なく、VRAMも4GBとエントリ―クラスで、RTX シリーズはCUDAコアも多く、RTコアにTensorコアもあるのでVRなどの制作にも向いています。
特徴
・本機種・・・2DCADや簡単な3DCADをメインで使用する人で、持ち運びが多い人に合います
・HP ZBook・・・Xeonは搭載できないが、Core i9あり。セキュリティが堅牢で高負荷な作業をする人に合います
・ThinkPad P15・・・このクラスでは最高峰のスペックで、がっつり高負荷な作業をする人に合います
メリット・デメリット
良い点
・小型軽量でバッテリー駆動時間が長い
・WiFi6にLTE対応、4k UHD OLED液晶もあり
・Thunderboltあり
・ISV認証
・Xeon搭載可能
残念な点
・テンキーが無いので数字入力が多い人は使いにくいかも
Lenovo ThinkPad P1 Gen 3(15)の特徴
ワークステーションにしてはベゼル(画面の黒い枠)もそこそこ狭く、あまりごつい感じはいないですね。このパワフルな性能とは裏腹な見た目です。
OSはWindows 10 Home、Windows 10 Proから選べ、CPUにXeonを選んだ場合はWindows 10 Pro for Workstationが搭載になります。For Workstationは、WindowsシリーズでもっともパワフルなWindowsで、高速データ処理、エラーを見つけて修復するファイルシステム搭載、最大4つのCPUと6TBのメモリをサポートします。
デスクトップに比べ拡張性が低いノートパソコンにはオーバースペックな感じもしますが、大容量データ処理などが速くなるのであるに越したことはないですね。
キーボードはいつものストロークが深いThinkPadのキーボードなので、タイピングがしやすいですよね。
15.6型だけどテンキー(数字のキー)が付いていないので、良く使う人は外付けテンキーの購入が必要かもしれません。
サイズは幅361.8㎜、奥行き245.7㎜、厚さが18.7㎜と、普通のノートパソコンのサイズです。ワークステーションにしてはかなり小さいですね。去年販売された、これもまた小さめのワークステーション(ThinkPad P53S)だったのですが、コレと比べても幅-4㎜、奥行-2.3㎜、厚さ-1.2㎜、重さ-50gになっています。
厚さ18.7㎜と言えば、1円玉(直径20㎜)より小さなサイズです。
ボディにはカーボンファイバーが使用されているので、軽量なのに耐久性は高いです。天板には ブラックペイントカーボンと、カーボン柄があり、Xeonを選んだ場合はカーボン柄になります。
米軍の物資調達基準であるMIL-Specのテストをクリアしていることからも、その耐久性、堅牢性が高い事が分かりますね。
さすがNASAが、代々宇宙に持って行くだけの機種ですよね。国際宇宙ステーションとミール宇宙ステーションの両方に、ThinkPadを持ち込んで使っていますしね。
落下テストや衝撃テスト、水濡れなど色々な項目をテストしています。ちなみにThinkPad T61を宇宙に持って行った時、CEOが「市販のものと同じで、電源の規格を変えただけ」って言っていましたね。
底面です。底面カバーのネジも7個と少ないので、カスタマイズやクリーニングの際も簡単に開けることが出来ますね。
ディスプレイ
横にスクロールできます↓
光沢 | 液晶 | 輝度 | コントラスト比 | NTSC | 視野角 | |
FHD | 無し | IPS | 300nit | 700:1 | 72% | 170度 |
FHD/HDR | 無し | IPS | 500nit | 800:1 | 72% | 170度 |
UHD/HDR | 無し | IPS | 600nit | 1400:1 | Adobe 100% | 178度 |
UHD/HDR マルチタッチ 10bit |
あり | OLED | SDR 400nit HDR 500nit |
100000:1 | DCI-P3 100% | 170度 |
UHD OLEDのみHDR 500 True Black、その他はDolby Vision HDR
FHD | フル・ハイディフィニション、解像度1920x1080 |
---|---|
UHD | ウルトラ・ハイディフィニション、解像度3840x2160 |
IPS | 視野角が広く、コントラスト比も比較的高く、自然な色合いが描写できる |
OLED | 有機EL液晶で、視野角が広くコントラスト比は現在最高のもので、より厳密な色を描写できる |
光沢なし | 映り込みが軽減された液晶 |
nit | 輝度(明るさ)を表す単位で、通常250前後が標準 |
HDR | ハイ・ダイナミック・レンジの略で、黒つぶれ、白飛びなどが無く、より本来の色を表現できる |
NTSC | 色空間の規格で、通常のノートパソコンは45%が主流。72%はsRGBカバー率100%相当なので、Web用の画像編集にも向いている |
Adobe RGB | Photoshopで有名なアドビ社の色空間規格。印刷用画像編集に向いている高色域 |
DCI-P3 | 色空間の規格で高色域。プロの動画編集者はDCI-P3カバー率100%のディスプレイを選ぶ |
ディスプレイはFHD IPS 300nit以外はDolby Vision HDR対応なので、黒はより黒く、しかも黒つぶれもないし、白はより白く、白つぶれもなく描写されますね。
UHD OLEDは10億6433万色以上の表示が可能なので、10bitカラー出力になっています。画像編集などのクリエイターは、OLEDを選択した方がいいですね。
OLEDのみ10bitに対応していますが、8bit(普通のディスプレイの規格)から10bitに上がることによって、表現できる色がかなり増えるんですね。
8bitは1677万色以上で、本機種のディスプレイでは10bitは10億6433万色になっています。8bitと10bitじゃ聞いた感じあまり差が無い様に聞こえますが、OLEDは60倍以上の数の色が表示できます。(1677万色以上としか記載されないので正確な数字は分からないですが、当然、FHDとUHDの8bitカラーの数値は全然違います)
CPU
Xeon W-10855M | i7-10750H/10850H/10875H | i9-10885H | |
開発コード名 | Comet Lake | Comet Lake | |
製造プロセス | 14nm | 14nm | 14nm |
コア/スレッド | 6/12 | 6/12,6/12,8/16 | 8/16 |
ベースクロック | 2.8GHz | 2.6GHz/2.7GHz/2.3GHz | 2.4GHz |
クロック・ブースト時 | 5.1GHz | 5.0GHz/5.1GHz/5.1GHz | 5.3GHz |
キャッシュ | 12MB | 12MB/12MB/16MB | 16MB |
TDP | 45W | 45W | 45W |
レンダリング時はグラボやメモリと言うよりもCPUが全開で動き、ポリゴンが多かったりリフレクト計算、ライティングによっては時間がかなりかかるので、グラボよりも重要という人も多いですよね。
レンダリング時間を考えたらやっぱりXeonが最速ですが、あとは予算と相談ですね。
下のグラフはCPUの性能を数値化したPassmarkスコアです。一般的に5000~で平均以上の性能、7000~でビジネス用途でがっつり使える、1万~で特殊な用途に使う超ハイスペックモデルです。
[visualizer id=”12943″ lazy=”no” class=””]実際の性能スコアを見ても、Xeonよりcore i7-10875HとCore i9-10885Hの方がXeonよりスコアが高いですね。
こちらはレンダリングを行ってスコアを出すテストで、Cinebench R20です。(Xeonは入手次第追記します)
[visualizer id=”15013″ lazy=”no” class=””]先ほども言ったように、ECCメモリを搭載したり信頼性、セキュリティ向上、作業時間短縮を考えてXeonを使う専門職の人は多いですね。
グラフィックス
NVIDIA Quadro T1000 Max-Q | NVIDIA Quadro T2000 Max-Q | |
GPUアーキテクチャ | Turing | Turing |
CUDAコア | 768 | 1024 |
ベースクロック | 795/1230MHz | 930/1200MHz |
ブーストクロック | 1455MHz | 1620MHz |
メモリタイプ | GDDR6 | GDDR6 |
メモリ容量 | 4GB | 4GB |
TDP | 40W | 40W |
グラフィックボードは、NVIDIA Quadro T1000 Max-QかNVIDIA Quadro T2000 Max-Qになります。
先ほども言ったように、QuadroのグラボはOpenGLに最適化されており、専門的な高度な技術計算をする人に向けられた性能になります。
NVIDIA公式ページではぎりぎりローエンドモデルに分類されているので、Quadroの中では高性能というわけではないようです。(と言っても、性能は普通に高いです)
メモリ容量が4GBなので2DCADはもちろん、3DCADでもある程度の規模のデータが扱えます。
メモリ
メモリはPC4-25600の性能が高いものが使用され、最大64GBまで搭載できます(メモリスロット2つ)。PC4-25600は3200MHz換算なので、市販されるPC搭載のメモリとしては最速クラスです。
CPUにXeonを選択した場合は、ECCメモリの搭載が可能ですね。ECCメモリとは、メモリ上で発生した1ビットエラーの検出に対して訂正が可能なメモリで、金融機関や科学技術計算などの「データの破損」が許されないようなコンピューターに搭載されることが多いです。
標高が高いとメモリセルの内容が変化、もしくは読み込み・書き出しが妨害されやすいので、機内でパソコンを使う機会が多い人も搭載した方が良いみたいですね。(旅客機の高度10~12㎞では、誤り率が地上の300倍になる)
ストレージ
ストレージはOPAL対応のM.2 PCle-NVMe SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)が、最大4TB搭載できます。
PCle-NVMeはデータ転送速度の理論値が40Gbpsと超高速で、旧来のHDDに比べ、数十倍の速度があり、パソコンの起動も10秒ほどです。
OPAL対応とは「自己暗号化ドライブ」のことで、ストレージをハードウェアレベルで暗号化できます。
また、デュアルストレージにした場合は、RAID設定も可能です。
- RAID 0は読み込み書き込みが高速で出来るし、分散してデータを保存ができる反面、1つのストレージに障害が発生すると復旧できません。(出来ない可能性が高いです)
- RAID 1は読み書きが遅いが、複数のストレージに「同じデータを書き込む」ので、1つのストレージに障害があってももう一つの方のデータを使って作業が出来ます。
無線LAN
次世代通信規格のWiFi6に対応で、AX201が搭載です。
通信速度の理論値は6.9GB/秒とかなり速いので、有線接続じゃなくても高速通信が可能ですね。
本機種ではLANケーブルを使う場合は、USB Type-CからRJ45(LANポート)へのアダプターが必要になります。必要な人は、公式ぺージのカスタマイズ画面から購入できます。
LTE
WWAN(5G LTE/Fibocom L860-GL LTE CAT16)にも対応しているので、nanoSIMを差して常時インターネットに接続も出来ます。外出先で使う機会が多い人は、LTE搭載だと使い勝手がかなり上がりますよね。
5G回線は詳細が発表されていないので、4G回線のFibocomのみの詳細ですが、ダウンロードは最大1Gbps、アップロードは75Mbpsとなっています。
携帯大手3社の重要バンドにはすべて対応しているので、安心です。
- docomo・・・1,3,19
- au・・・1,18
- softbank・・・1,3,8
LTE用の格安SIMなら、大手のIIJmioがおすすめですよ。
セキュリティ
- Windows Defender・・・Windows搭載のセキュリティ機能で、マルウェアなどのウイルスからパソコンを守ってくれます。
- TPM・・・独立して機能するチップで、パスワードなどの重要情報を格納できる
- ハードディスクパスワード・・・ハードウェアレベルでパスワードを設定できるので、パソコン内部のデータが盗み見られる可能性がかなり減ります
- セキュリティケーブルスロット・・・パソコンが持ち出されないようにロックするワイヤー設置する個所
- OPAL・・・自己暗号化ドライブ
バッテリー
4セル・80Whの大きなバッテリーが搭載で、ワークステーションとしてはかなり駆動時間が長い最大17.1時間となっています。また、充電アダプターは135Wと大きく、1時間で約80%の充電が可能になっています。
インターフェイス
- SIM トレイ(LTE対応モデル)
- SDメディアカードリーダー
- USB Type-A 3.1 Gen1
- USB Type-A 3.1 Gen1
- セキュリティロックスロット
- 電源ジャック
- USB Type-C 3.1 Gen2×2(Thunderbolt 3対応)
- HDMI
- コンボ・ジャック
HDMIにThunderbolt3もあるので、外付けモニターに繋いで大画面での作業も出来ますね。SDカードリーダーもあるので、一眼のデータ移動も素早くできます。
サポート・保証
標準でプレミアサポートと、翌営業日オンサイト修理保証が1年間ついています。プレミアサポートは専門のコールセンターで、専任エージェントが電話でサポートしてくれるサポートなので、一般のコールセンターとは違いワークステーションの知識がある人たちがサポートしてくれます。
翌営業日オンサイト修理は、次の営業日(平日なら翌日)にエンジニアが直接自宅などに来て修理してくれるので、速いし安心です。
まとめ
小型・軽量で、パワフルなワークステーションですね。ここまで軽いと、持ち運びが全然楽になります。
バッテリーも長持ちなので、充電アダプターの持ち運びも必要ない場合が多いんじゃないかなと思います。
専門職のクリエイター向けPCとしては比較的安い価格から購入できるのも、一つのメリットですね。
公式ページでは各用途に合わせたモデルが販売されているので、選びやすと思います。