Ryzen 5000シリーズ搭載でメモリは最大64GB、そしてSSDは最新のPCIe 4.0×4を搭載で性能は高く、大きなメモリが必要な人に合う機種です。
無線LANはWi-Fi 6Eに対応とかなり速く、FHD画質の1080p Webカメラも搭載可能です。
14インチでコンパクトな筐体、そして、バッテリー駆動時間も14.5時間と長めなので、持ち運びが多い人に使いやすい機種です。
Contents
ThinkPad L14 Gen3 AMDのスペックレビュー
CPU | Ryzen 3 PRO 5475U Ryzen 5 PRO 5675U Ryzen 7 PRO 5875U |
---|---|
メモリ | 最大64GB |
ストレージ | SSD PCIe 4.0 最大1TB |
グラフィックス | Radeonグラフィックス |
ディスプレイ(14型) | FHD IPS 光沢なし |
OS | Windows 11 Pro |
通信 | Wi-Fi 6E、ギガビットイーサネット、LTE、Bluetooth 5.2 |
オーディオ | Dolby Audio、Dolby Voice |
生体認証 | 指紋センサー、顔認証搭載可能 |
Webカメラ | 720p HD 1080p FHD & IRカメラ |
セキュリティ | パワーオン パスワード、スーパーバイザー パスワード、システム マネジメント パスワード、ハードディスク パスワード(NVMe パスワード)、セキュリティ キーホール |
寸法(幅×奥行×高さ) | 325.4 × 217 × 18.73㎜ |
重さ | 1.54㎏ |
バッテリー | 最大14.5時間 |
電源 | 45W / 65W |
保証 | 1年間 引き取り修理 |
価格 | 14.7万円~ |
<性能評価>
パソコンの頭脳であるCPUはよりセキュリティが強化されたRyzen PROシリーズで、新たに発売されたリフレッシュ版になります。
通常版 | 搭載モデル | |
Ryzen 3 PRO | 5450U | 5475U |
Ryzen 5 PRO | 5650U | 5675U |
Ryzen 7 PRO | 5850U | 5875U |
通常版より最大温度が10度低くなっているにもかかわらず、性能が上がっているので、より長時間高いパフォーマンスを発揮しやすくなっています。
メモリは何と、最大64GBです!大きなデータを扱う人には、かなり使いやすくなっています。このパソコンでできることには、十二分に対応できると思います。
また、ストレージは最新のPCIe 4.0×4で、最大データ転送速度が旧モデルの倍の64Gbpsになっています。速いですね。今までのSSDも速かったですが、PCIe 4.0になり、大きなデータも扱いやすくなっています。また、超高速無線通信のWi-Fi 6/Wi-Fi 6Eにも対応しているので、外出先でもがっつり仕事がしやすくなります。
他にも、高画質のFHD 1080p Webカメラが搭載可能で、デュアルマイク、2Wスピーカーが2つ搭載、そして周囲の騒音や複数人で会議をしているときに自動的に音量を調整するDolby Voiceにも対応と、Web会議やビデを通話が快適にできるようにスペックアップしています。
通信環境は抜群で、Wi-Fi 6Eにギガビットイーサネットもあり、4G LTEモデルもあるとのことです(執筆時は未発売)。また、指紋センサーと顔認証も搭載可能なので、サインインは一瞬で終わるし、セキュリティ的に見ても安心です。
1.54㎏と14インチにしては若干重たいですが(14インチの平均重量は約1.4㎏)、インターフェイスも豊富でコンパクトな機種、バッテリー駆動時間は最大14.5時間となっています。持ち運びが多い人に向いていますね。
旧モデルとの比較
<左/本機種・右/ThinkPad L14 Gen 2>
旧モデルのThinkPad L14 Gen 2との比較です。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値)
L14 Gen 3・本機種 | L14 Gen 2 | |
CPU | Ryzen 3 PRO 5475U Ryzen 5 PRO 5675U Ryzen 7 PRO 5875U |
Ryzen 3 5400U/Pro 5450U Ryzen 5 5600U/Pro 5650U Ryzen 7 Pro 5850U |
メモリ | 64GB | 64GB |
ストレージ | SSD PCIe 4.0 | SSD PCIe 3.0 |
ディスプレイ | FHD | HD、FHD |
無線 | Wi-Fi 6E、4G LTE | Wi-Fi 6、4G LTE |
Webカメラ | 1080pあり | 720p |
バッテリー | 14.5時間 | 15.3時間 |
重量 | 1.54㎏ | 1.59㎏ |
価格 | 14.7万円~ | 量販店で販売中 |
筐体は一回りほど小さくなり、若干軽くなっています。進化した点は上記表の赤文字部分で、総合的な性能が上がっていますね。
こちらはプロセッサーの性能を表すPassmarkスコアです。
Passmarkスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Ryzen 7 Pro 5875U | |
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Ryzen 7 Pro 5850U | |
Ryzen 5 Pro 5675U | |
Ryzen 5 Pro 5650U | |
Ryzen 5 5600U | |
Ryzen 5 5500U | |
Ryzen 3 PRO 5475U | |
Ryzen 3 5400U | |
Ryzen 3 PRO 5450U |
CPU最大温度が10度も下がったのに、性能が高くなっているのはすごいですね。
ThinkPad L14 Gen3 AMDの特徴
ThinkPad Lシリーズはカスタマイズからスペックをかなり上げることができ、メモリ容量は最上位のXシリーズ以上の64GBになります。
天板は樹脂素材かアルミニウムが選べ、当然、アルミニウムを選ぶと高級感もあるし、傷に強く剛性もあります。
筐体の寸法は
・幅325.4㎜(≒一万円札2枚分/320㎜)
・奥行き217㎜(≒千円札1.5枚分/225㎜)
・高さ18.73㎜(≒一円玉の直径/20㎜)
になり、重さは1.54㎏になります。14インチの平均重量は約1.4㎏なので、ちょっと重たい部類ですが、持ち運びしにくいわけではありません。
厚さは18.73㎜と、標準的な14インチPCよりも1~2㎜ほど分厚いです。
奥行きは、旧モデルに比べ18㎜小さくなっているので、カバンに入れやすくなっています。
ディスプレイはほぼ180°開くことができます。
天板は先ほど言ったように樹脂かアルミニウムが選べますが、アルミニウムは高級感がありますが、指紋が付きやすいです。ThinkPadの樹脂の天板は触ったことが無いので分かりませんが、一般的に樹脂素材は指紋は付きにくいですが安っぽいです。
底面カバーには、かなり大きな吸気口があります。エアフローが良い機種ですね。ちなみに底面カバーは以下の2種類が選べ、Lenovoのサポートにに「CFとは?」と尋ねたら、「PC-ABS同様樹脂素材だけどPC-ABSを選んだ方が良い」と言われました(おそらくCFとは何か分からなかったようです)。
右側面には排気口があり、排気口はこれ1つです。
1080p Webカメラ搭載可能
WebカメラはHD画質 720pか、高画質FHD 1080pが搭載可能です。2022年に入り、多くのThinkPadでは1080pカメラを搭載できるようになったので、外付けカメラを使用しなくてもよくなりましたね。
高画質Webカメラを使えば、相手に映し出される自分の映像がより高画質で、印象も良くなりますしね。
また、プライバシーシャッターも搭載しているので、カメラを使わないときに閉じておくと安心です。
生体認証
生体認証は指紋センサーと、顔認証IRカメラが搭載できます。
指紋センサーは電源ボタン統合型なので、電源ボタンを押したらサインインも完了です。
顔認証の場合は、「Lenovo Vantage」の電源設定から「開いてスタート」という、パソコンを開けたら電源を押さなくても電源が入る機能があるので、これを使用していたらPCを開けたらサインインも完了なので楽です。
MILスペック
本機はMIL規格と言う12項目の米軍の物資調達規格に準拠しており、落下テストや気温・気圧の変化テスト、ディスプレイ部の耐久性など様々なテストもクリアしています。
性能も耐久性も高い機種ですね。
キーボード
ThinkPadのキーボードは、タイピングがしやすいと有名ですよね。キーピッチも広く取られており、キーストロークは約1.8㎜と深く、打鍵感があるキーボードです。
また、日本語キーか英語キーも選べるのも特徴です。
CPU
Ryzen 3 PRO 5475U | Ryzen PRO 5 5675U | Ryzen 7 PRO 5875U | |
製造プロセス | 7nm | ||
---|---|---|---|
アーキテクチャ | Zen 3 | ||
コア/スレッド | 4/8 | 6/12 | 8/16 |
L3キャッシュ | 8MB | 16MB | |
GPUコア | 6 | 7 | 8 |
基本クロック | 2.7GHz | 2.3GHz | 2.0GHz |
ブーストクロック | 4.1GHz | 4.3GHz | 4.5GHz |
TDP | 15W |
CPUはRyzen 5000シリーズのリフレッシュ版で、2022年4月頃から搭載される新モデルです。アーキテクチャは最新のZen 3になっており、通常版のZen 2に比べ以下の様な特徴があります。
- コアからアクセスできるL3キャッシュが倍増(パフォーマンス向上)
- IPCが19%向上し、電力当たりのパフォーマンスが最大24%UP
- シングルスレッドの性能が最大23%UP
- マルチスレッドの性能が最大108%UP
- バッテリー効率が上がった
旧モデルに搭載されていたRyzen 3 PRO 5450UやRyzen 5 PRO 5650U、Ryzen 7 PRO 5850Uよりも最大温度が10度も抑えられており、なおかつ性能も上がっているので、高いパフォーマンスも長時間維持しやすい仕様になっています。
また、ProモデルのCPUは完全なメモリ暗号化を備えており、セキュリティが強化されています。
こちらは、CPUの性能を測るPassmarkスコアです。
スコアの目安
- 2000~・ネットサーフィンでもストレスを感じるほど
- 5000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 7000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 10000~・ハイエンドPCに搭載される
- 17000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
Passmarkスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Ryzen 7 5800H | |
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Ryzen 7 Pro 5875U | |
Ryzen 7 5800U | |
Ryzen 7 Pro 5850U | |
Ryzen 5 5600H | |
Ryzen 7 5825U | |
Ryzen 5 Pro 5675U | |
Ryzen 5 Pro 5650U | |
Ryzen 7 5700U | |
Ryzen 5 5600U | |
Ryzen 5 5625U | |
Ryzen 5 5500U | |
Ryzen 3 PRO 5475U | |
Ryzen 3 5400U | |
Ryzen 3 PRO 5450U | |
Core i7-1165G7 | |
Core i5-1135G7 | |
Ryzen 3 5300U | |
Ryzen 3 5425U | |
Core i3-1115G4 | |
Athlon Silver 3050U | |
AMD 3020e |
ディスプレイ
解像度 | タッチ | 液晶 | 輝度 | コントラスト比 | 色域 | その他 |
FHD | × | IPS 光沢なし | 250nit | 800:1 | NTSC 45% | 視野角170° |
FHD | 〇 | IPS 光沢なし | 300nit | 1000:1 | NTSC 45% | 視野角170° |
FHD | フル・ハイディフィニション、一般的な画質で解像度は1920×1080ドット |
---|---|
光沢 | 光沢ありは発色が良い反面、自分や背景が映り込みしやすい。光沢無しは映り込みがしにくい |
コントラスト比 | 最少輝度と最大輝度の差。差が大きい方が力強い描写が可能 |
液晶 | IPS液晶はコントラスト比が高く、視野角も広い。TN液晶はその逆 |
nit | 明るさを表す単位。室内であれば250nit~、350~400nitあれば日光の当たる場所でも見やすい |
ディスプレイはフルHD解像度 で、コントラスト比が高く視野角も広いIPS液晶になります。
250ニトのディスプレイは明るい室内で使うと「ちょっと暗くて見にくいな」と思う時があるので、300ニトのディスプレイをお勧めします。
また、ディスプレイはどちらもNTSC 45%と色域は広くないですが、画像編集などをしない限り実務には影響ないと思います。
大容量メモリ
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
本機にはDDR4-3200MHzが搭載で、メモリスロットが2つあり、最大64GBの大容量です。十分な容量がありますね。
カスタマイズから以下のメモリが選べます。自分でメモリを1枚増設する場合のみ、1枚のメモリを選びます。
- 8GB(4GB×2枚、8GB 1枚)
- 16GB(8GB×2枚16GB 1枚)
- 32GB(16GB×2枚、32GB 1枚)
- 64GB(32GB×2枚)
ストレージ
SSD(PCIe 4.0×4) | SSD(PCIe 3.0×4) | HDD | |
最大データ転送速度 | 最大64Gbps | 最大32Gbps | 最大6Gbps(SATAの場合) |
平均起動時間 | 10秒~15秒 | 30秒~2分(新品の場合) | |
温度 | 熱くなりにくい | 熱くなりやすい | |
価格 | 高い | 安い |
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
本機には最新のPCIe 4.0×4が搭載しており、PCIe 3.0×4よりも帯域幅が倍になり、データ転送速度がかなり上がっています。
こちらはシーケンシャル速度のおおよそのスコアで、HDDはおおよその最大速度です。
シーケンシャルリード
オレンジ色・・・リード 青・・・ライト
PCIe 4.0×4 | |
---|---|
PCIe 3.0×4 | |
HDD |
セキュリティ
- Windows Defender・・・Windows 10に標準搭載されているウイルスから保護するセキュリティ機能
- TPM・・・独立して機能するセキュリティチップで、パスワードなどの情報を格納する
- パワーオンパスワード・・・電源を入れた時のログインパスワード
- ハードディスクパスワード・・・ハードウェアレベルでストレージにパスワードを設定
- スーパーバイザーパスワード・・・BIOSなどの設定を見たり変更する時のパスワード
- セキュリティキ―ホール・・・ワイヤーなどを繋げて持ち運びできないようにする
セキュリティは強固ですが、追加のセキュリティをお考えの場合は「Lenovoパソコンにおすすめのセキュリティソフト」も併せて読んでみてください。
仮想環境を構築し、6つのソフト+Windows Defenederで実際のフィッシングサイトにアクセスをして遮断できるかどうかのテストを行ったので、実際の防御率が分かりやすいと思います。
Wi-Fi 6Eに対応
周波数 | 通信速度 | |
IEEE802.11a | 5GHz | 54Mbps |
IEEE802.11b | 2.4GHz | 11Mbps |
IEEE802.11g | 2.4GHz | 54Mbps |
IEEE802.11n | 2.4/5GHz | 300Mbps |
IEEE802.11ac (Wi-Fi 5) |
5GHz | 6.9Gbps |
インテルWireless-AC 9560 2×2(Wi-Fi 5) | 2.4/5GHz | 1.7Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6) |
2.4/5GHz | 9.6Gbps |
Intel Wi-Fi 6E AX211 | 2.4/5GHz/6GHz | 9.6Gbps |
次世代通信規格のWiFi6Eに対応しており、現在主流のWiFi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一般的なWi-Fi 6の周波数に加え6GHzにも対応しているので、より速い通信が可能です。ただし、Wi-Fi 6Eの国内利用はまだ始まっていません。
イーサネットは一般的なギガビットイーサネットで、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-Tになります。
LTE
公式サイトには4G LTE選択可能と記載されていますが、まだLTEモデルが発表されていないので詳細は分かりません。
バッテリー駆動時間
バッテリーは42Whか57Whが選べ、最大で約14.5時間のバッテリー駆動時間になります。持ち運びが多い人は大きめのバッテリーが良いですが、その分、ちょっと重くなります。
インターフェイス
右側面インターフェースはmicroSDカードリーダー、USB 3.2 Gen 1、セキュリティキーホールになります。
左側面インターフェースはUSB Type-C 3.2 Gen 1が1Gen 2が1つ、HDMI、USB 3.2 Gen 1、マイク/ヘッドフォンジャック、そしてオプションでスマートカードリーダーを搭載可能です。
LTEモデルの場合は、背面にnanoSIMスロットがあります。
USB Type-C 3.2 Gen 2のデータ転送速度は10Gbpsで、その他は5Gbpsになります。
サポート・保証
標準で1年間の「引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長5年まで延長できます。また、プレミアサポートと言うサポートにアップグレードができ、こちらは24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)
また、保証は引き取り修理とオンサイト修理、翌営業日オンサイト修理の3種類があります。
- 引き取り修理・・・家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。
- オンサイト修理・・・事務所や自宅にエンジニアが来て修理
- 翌営業日オンサイト修理・・・翌営業日(土日祝日以外)にエンジニアが来て修理
修理拠点は日本国内なので対応も速く、安心して任せることができます。
ライバル機種
<左から本機種・ThinkPad X1 Carbon Gen 10・ThinkPad E14 Gen 4>
本機種と似たような機種で、全て2022年4月に発売開始した14インチモデルとの比較です。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値、重量は最軽量モデル。スマホの人は表を右にスクロールできます)
本機種 | ThinkPad X1 Carbon Gen 10 | ThinkPad E14 Gen 4 | |
CPU | Ryzen 3 PRO 5475U Ryzen 5 PRO 5675U Ryzen 7 PRO 5875U |
Core i5-1240P/1250P Core i7-1260P/1270P/1280P |
Ryzen 3 5425U Ryzen 5 5625U Ryzen 7 5825U |
メモリ | DDR4 64GB | DDR5 32GB | DDR4 40GB |
ストレージ | SSD PCIe 4.0 | ||
ディスプレイ | FHD 画面比16:9 |
FHD、UHD相当 画面比16:10 |
FHD 画面比16:9 |
無線 | WiFi6E、LTE | Wi-Fi 6 | |
素材 | アルミ/樹脂 | カーボン | アルミ |
バッテリー | 14.5時間 | 24.9時間 | 16.7時間 |
重量 | 1.38㎏ | 1.12㎏ | 1.64㎏ |
価格 | 14.7万円~ | 22.5万円~ | 8万円~ |
本機とX1 CarbonはPRO、もしくはvPro対応で、ビジネス用途により安全に使いやすい仕様になっています。
CPU性能はどれも高く、最新のPCIe 4.0×4を搭載しているので、パソコンの起動もデータ読み込みなども速いです。ただし、Ryzen 5000シリーズは最新のDDR5に対応しておらず、X1 CarbonのみDDR5に対応です。
それでは、各機種の特徴です。
本機種・・・メモリが最大64GBとかなり大きいので、大きなデータを扱う人にはお勧めです。ただし素材に樹脂を使用したり、ディスプレイにsRGB 100%がないなど若干マイナスポイントもあり。
ThinkPad X1 Carbon Gen 10・・・ThinkPadのフラッグシップモデルで、現行最高スペックを詰め込んだ機種です。バッテリー駆動時間も長く、超軽量なので、持ち運びが多い人に向いています。また、画面の縦横比が16:10と縦に長いので、より多くの情報が一度に表示されます。
ThinkPad E14 Gen 4・・・エントリ―クラスのビジネスノートですが、メモリは最大40GBと大きく、sRGB 100%もあり。バッテリー駆動時間も長いです。筐体もアルミニウムで高級感がありますが、14インチで1.64㎏とちょっと重たいです。
まとめ
良い点
・よりセキュリティが高いPROモデルCPU搭載
・メモリがかなり大きい
・Wi-Fi 6Eに対応
残念な点
・筐体に樹脂素材を使用
・筐体が若干重い
総合評価
プロセッサーの最大温度が下がったリフレッシュ版で、よりセキュリティが高いPROモデルが搭載とビジネス仕様になっており、大きなPDFなどを扱う人にも使いやすいように、メモリは最大64GBとワークステーション並みです。
ストレージは最新のPCIe 4.0が搭載で転送速度はかなり速く、高速無線通信のWi-Fi 6E対応と、どこででも重たい作業がしやすい仕様です。
バッテリー駆動時間もそこそこ長いので、外出先でも使いやすい・持ち運びしやすいですね。
天板はアルミニウムを選べますが、底面は樹脂素材のみと、この価格のPCにしては珍しいです。また、インターフェイスは比較的豊富ですが、10Gbpsのデータ転送速度が1つだけなので、使いにくいと思う人も出るかもしれません。