Lenovo ThinkCentre Neo Ultraの実機レビュー コンパクトだが高性能デスクトップ

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コンパクトなデスクトップのLenovo ThinkCentre Neo Ultraのレビューです。

コンパクトでおしゃれな筐体ですが、見た目とは裏腹に通常デスクトップ並みかそれ以上の性能でした。また、NPUカードが搭載しており、クリエイティブワークをする人は今まで以上に使いやすくなります。

性能を犠牲することなくコンパクト化に成功しており、大きなデスクトップが嫌だという人に向いています。

レビュー機はメーカーからお借りしており、スペックはCore i7-14700、メモリ32GB、SSD 512GB、そしてRTX 4060になります。

動画はこちらからどうぞ。

 

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ThinkCentre Neo Ultraのスペック

CPU Core i5-14500/14500T
Core i7-14700/14700T
Core i9-14900/14900T
NPUカード なし/Kinara-Ara-2
メモリ DDR5-5600 最大64GB
ストレージ SSD ×2
グラフィックス CPU内蔵
RTX 4060
OS Windows 11 Home/Pro
LAN イーサネット、2ndイーサネット
なし/Wi-Fi 6E/Wi-Fi 7
オーディオ モノラルスピーカー
寸法(幅×奥行×高さ) 195 × 191 × 111mm
重さ 最大3.5㎏
電源 350W
標準保証 1年間
価格 20.0万円~

<性能評価>

 

ThinkCentre Neoはどちらかと言うとThinkCentreシリーズで低価格モデルとして販売されていましたが、本機はUltraと書いてあるようにワークステーションのようなスペックになっています。

また、こういった小型PCはノートパソコン用のCPUやdGPUを搭載することが多いですが、本機はデスクトップ用を使用しているので高めの性能です。

パソコンの頭脳であるCPUはIntel第14世代で、レビュー機はCore i7-14700でしたが、同じCPUの平均よりも高い性能でした。

また、珍しくKinaraのNPUカードを搭載でき、2番目のモデルのAra-2になります。Kinara(旧名Deep Vision)はスタンフォード大学で助教授をしていた博士が始めた会社です。

メモリはDDR5-5600MHzのメモリスロット2つで最大64GB、ストレージはSSD PCIe 4.0で同じくM.2スロットが2つあります。ミニPCですが、ちょっとした拡張性もありますね。

グラフィックスはCPU内蔵もあるようですが、執筆時現在全モデルでRTX 4060が搭載しています。

OSはWindows 11 HomeかProが選べ、LANはデフォルトでイーサネット1つのみですが2.5Gbeの追加とWi-Fi 6EかWi-Fi 7も追加できます。

縦横約20㎝以下の筐体でインターフェイスが多く、USBは8つRJ-45は最大2つ、DisplayPort(最大3つ)やHDMIなど困ることがないほどあります。

最大でも3.5㎏と軽く、デスクの上やでデスク横のシェルフなど好きなところに設置できます。

2Wスピーカーが1つ搭載しており、そんなに良い音じゃないですが音は聞こえます。

 

 

公式サイト

 

旧モデルとの比較

Lenovo ThinkCentre M75q Tiny Gen 5 Intel 左側面<2024年モデルのThinkCentre Tiny>

ThinkCentreにはTinyと言う小型PCがありましたが、本機のようなミニPCタイプは初めてになります。

 

 

小型ミニPCでデスクトップ用グラフィックボード搭載

RTX 4060
GPUアーキテクチャ Ada L0velace
プロセス 4nm
CUDAコア 3072基
RTコア 24基
Tensorコア 96基
最大ブーストクロック 2460MHz
メモリタイプ GDDR6
メモリ容量 8GB
メモリバス帯域幅 272GB/s
メモリバス幅 128bit
TDP 115W

NVIDIA GeForce RTXシリーズはリアルタイム レイトレーシングが可能で、3Dの描写が現実世界のように見えます。

「レイトレーシング」とは、光線(光)がどのように動くか追跡して表現する技術で、これを「リルタイム」でシュミレートし描写する技術なんです。また、fpsを落とさずに画質を上げることが出来るDLSSにも対応しているので、より鮮明な映像が楽しめます。

 

Lenovo ThinkCentre Neo Ultra Fire strike計測結果 Lenovo ThinkCentre Neo Ultra Time Spy計測結果Lenovo ThinkCentre Neo Ultra Steel Nomad DX12計測結果

DirectX 11で動作するFire Strikeと、DX12で動作するWQHD(2K/2560×1440)向けのTime Spy、そしてTime Spyに代わる新たなベンチマークのSteel Nomadのスコアです。

Fire StrikeTime SpySteel Nomad

Fire Strike

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

RTX 4090  48880
RTX 4080  44937
RTX 4070 Ti  38834
RTX 4070  32122
RTX 4060 Ti  27932
RTX 4060  26681
RTX 4060/平均  24149
Radeon RX 6600 XT  23777

Time Spy

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

RTX 4090  30227
RTX 4080  24420
RTX 4070 Ti  20182
RTX 4070  16132
RTX 4060 Ti  12819
RTX 4060  10896
RTX 4060/平均  10353
RTX 3060  8721
RTX 3050  6473

Steel Nomad DX12

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

RTX 4090  9207
RTX 4080  6548
RTX 4070 Ti  5014
RTX 4070  3845
RTX 4060 Ti  2904
RTX 4060  2325
RTX 4060/平均  2292
RTX 3060  1959
RTX 3050  1326

 

Lenovo ThinkCentre Neo Ultra レンダリング時間計測結果
5分の4K動画を撮影し、Davinci Resolveでレンダリングにかかった時間です。当然ですが、時間が短いほうが高性能です。3回計測し、平均は1分50秒でした。

4K動画レンダリング速度

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-1260P  15分20秒
Ryzen 5 7535U  4分47秒
Core Ultra 5 125H  4分14秒
Core Ultra 7 258V  4分12秒
Ryzen 5 8640HS  4分5秒
Ryzen AI 9 HX 370  2分9秒
Core i7-14700+RTX 4060  1分50秒

 

 

 

NPUカードの搭載が可能

Kinara Ara-2

Lenovo ThinkCentre Neo Ultra NPUカード搭載可能

一般的にはNPUの部分はグラフィックボードが担っていたのですが、本機ではKinara Ara-2と言うカードの搭載が可能です。

最大40 TOPS(1秒間に40兆回の演算処理が可能)で、一般的なアプリを使っている場合は2W以下で動作するとのことなので、発熱を抑えて高負荷なことができます。

今まで以上にローカルでAIを使った作業がしやすくなっています。

 

 

おしゃれなデザイン

Lenovo ThinkCentre Neo Ultra 正面

これ、初めて見たときに「めっちゃかっこ良い」って思いました。価格も高いので当然ですが、高級感がありますね。

 

Lenovo ThinkCentre Neo Ultraと27インチモニターを撮影<21.5インチモニターと撮影>

寸法は幅195ミリ、奥行き191ミリ、そして高さ111ミリで、ここ最近よく見るミニPCより大きいですが、デスクトップ用のCPUにデスクトップ用のGPUを搭載していることを考えるとコンパクトです。

コンセプトで言えば、昔LenovoのゲーミングPCでLegion C530 Cubeという似たようなコンパクトデスクトップがあったのですが、それに近い感じですね(Cubeは約240×350×300ミリでした)。

 

天面と筐体には隙間があり、ここから吸気して背面から排気します。ベンチマークスコアを見ると、小型PCですが平均を上回るスコアを出しているので、しっかりと排熱できていると思います。

電源は80PLUS Platinumの350Wと、この小さな筐体には十分な大きさですね。

 

Lenovo ThinkCentre Neo Ultra 側面

側面には排気口などはないですが、セキュリティーキーホールがあるので盗難にあう確率も減ります。

 

Lenovo ThinkCentre Neo Ultra 天面

天面にはおしゃれにThinkCentreのロゴがあります。

 

 

インターフェイスが豊富

Lenovo ThinkCentre Neo Ultra 背面

これだけ小さな筐体ですが、タワー型並みのインターフェイスがあり映像出力系が多いので、3つ4つとディスプレイを使う人に向いています。

 

Lenovo ThinkCentre Neo Ultra 前面インターフェイス

前面にはマイク/ヘッドフォンジャック、USB 3.2 Gen 2(10Gbps)が2つ、USB 3.2 Type-C Gen 2×2(20Gbps)、そして電源ボタンです。

 

Lenovo ThinkCentre Neo Ultra 背面

背面にはDisplay Port(グラボも併せて最大5つ)、HDMI(グラボも併せて最大3つ)、USB 3.2 Gen 1が1つ、Gen 2が2つ、RJ-45(最大2つ)になります。

トレーダーとか8画面使う人にも対応できるインターフェイスです。

 

 

2.5GbeやWi-Fi 7が搭載できる

対応周波数 速度
IEEE802.11ac
(Wi-Fi 5)
5GHz 6.9Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6)
2.4/5GHz 9.6Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6E)
2.4/5/6GHz 9.6Gbps
IEEE802.11be
(Wi-Fi 7)
2.4/5/6GHz 46Gbps

次世代通信規格のWi-Fi 7に対応しており、現在主流のWi-Fi 6の約5倍、低価格モデルのPCに採用されるWi-Fi 5の約13倍の最大通信速度があります。また、理論上16本のストリームになり、今まで以上に多くのデバイス(理論上2倍)を接続して快適に使えます。

6GHzで最大320MHzのチャンネル幅があり、Wi-Fi 6E(最大160MHz)の2倍の帯域幅になります。

 

Lenovo ThinkCentre Neo Ultra 2つのイーサネットコネクタ搭載可能

また、1ギガビットイーサネットも搭載しており、2.5Gbeも追加できるので無線でも有線でもサクサク使えます。

 

 

増設しやすい造り

Lenovo ThinkCentre Neo Ultra 増設方法

筐体内部にアクセスするにはゴム足を回して外し、ねじが出てくるのでそれを外します。

 

Lenovo ThinkCentre Neo Ultra 増設方法

すると、メモリスロットとM.2スロットが出てきます。メモリは最大64GB、SSDは最大で2枚搭載できます。

メモリは搭載CPUにより変わり、Core i7とi9はDDR5-5600MHz、Core i5はDDR5-4800MHzです。また、メモリはノートパソコン用のSo-dimmになります。

 

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その他の特徴

 

最大でCore i9が搭載できる高性能

Core i9-14900 Core i7-14700/T Core i5-14500/T
P/Eコア 8/16 8/12 6/8
スレッド 32 28 20
L2キャッシュ 32MB 28MB 24MB/11.5MB
ターボブーストマックステクノロジー 5.6/5.5GHz 5.4/5.2GHz 5.0/4.8GHz
Pコア最大クロック 5.4/5.1GHz 5.4/5.0GHz 5.0/4.8GHz
Eコア最大クロック 4.3/4.0GHz 4.2/3.7GHz 3.7/3.4GHz
GPU実行ユニット 32EU 32EU 32EU
ベースパワー
ターボパワー
65/35W
106/219W
65/35W
106/219W
65/35w
154/92w

※全CPUはvPro対応

CPUはPコア(Performance Core)とEコア(Efficient Core)の2つを搭載しており、高負荷な作業はPコアで処理を、低負荷な事はEコアで処理することによって、パワフルでも省電力性を兼ね揃えたCPUになっています。

vPro対応モデルもあるので、企業で多くのPCを一括管理するには便利です。

また、Intel Thread Directorというハードコアが、命令をより効率よくPコアとEコアに割り当てて実行できるので、性能もかなり上がっています。

ターボブーストマックステクノロジー3.0は、プロセッサーの中の最もパフォーマンスの高いコアを識別し、電力と熱のヘッドルームを利用して、必要に応じてそれらのコアの周波数をあげることにより更なるパフォーマンスを提供します。

Tシリーズのベースパワーは35Wとノートパソコン並なので、何かしらの理由で性能を下げたい人や発熱を気にする人に合います。

 

Lenovo ThinkCentre Neo Ultra CPU Mark計測結果

こちらはCPUの性能を測るCPU Markスコアで、Core i7-14700のスコアはかなり高い45,564でした。小型PCなので排熱性能の関係上性能が下がるかなと予想していましたが、全然そんなことないですね。

Core i7-14700以外のスコアはPassmark社が公開している平均値や、当サイトの別機種で計測したものになります。

スコアの目安

  • 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 15000~・ハイエンドPCに搭載される
  • 18000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い

CPU Markスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i9-14900  47359
Core i7-14700/本機種  45564
Core i7-14700/平均  43086
Core i9-12900K  41151
Core i7-13700  38825
Core i7-14700T  38482
Core i9-12900  38272
Core i5-14600  35384
Core i5-13600  33816
Core i5-14500  32674
Core i5-14600T  29449
Core i5-14400  26584
Core i5-13400  25780
Core i5-14400T  25774
Core i5-14500T  24239
Core i5-13500T  23033
Core i5-13400T  19805
Core i3-14100  15414
Core i3-14100T  12980

 

Lenovo ThinkCentre Neo Ultra Cinebench 2024計測結果

Cinebench 2024のスコアで、Cinema 4DのデフォルトレンダリングエンジンであるRedshiftのパワーを利用して、CPUとGPUの能力を計測します。

小型PCとはいえデスクトップ用のCPUなので、他を圧倒していますね。

マルチコアシングルコア

マルチコア性能

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-14700  1299
Ryzen AI 9 HX 370  1071
Snapdragon X Elite X1E-78-100  924
Ryzen 7 8845HS  867
Apple M1 Max  791
Snapdragon X Plus X1P-42-100  702
Core Ultra 5 125H  631
Ryzen 5 8640HS  557
Core Ultra 7 258V  556
Apple M1  509
Core i7-1260P  433
Ryzen 3 8300GE  414
Ryzen 5 7535U  405

シングルコア性能

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-14700  122
Core Ultra 7 258V  119
Ryzen AI 9 HX 370  114
Apple M1 Max  113
Apple M1  112
Snapdragon X Elite X1E-78-100  107
Snapdragon X Plus X1P-42-100  107
Ryzen 3 8300GE  101
Ryzen 7 8845HS  100
Core Ultra 5 125H  100
Ryzen 5 8640HS  95
Ryzen 5 7535U  85
Core i7-1260P  74

 

Lenovo ThinkCentre Neo Ultra PCMark10計測結果

こちらはPCMark10の計測結果で、Essentialは「通常用途(Web検索やビデオ会議、アプリの起動など)の性能」、Productivityは「Microsoft Office(事務系のアプリ)使用時の性能」、Digital Content Creationは「コンテンツ作成(画像・動画編集など)のしやすさ」を表しています。

総合性能の目安は以下になります。
・9000以上・・・超ハイスペック
・7500以上・・・ハイスペック
・5000以上・・・ミドルクラス
・2500以下・・・エントリ―クラス

本機種のスコアです。

  • 総合性能は8474→ミドルハイクラス
  • Essentialは11243→通常用途やビデオ会議などはすごく快適にでできる
  • Productivityは9832→高速に使える
  • Digital content creationは14936→かなり、かなり高い性能
EssentialProductivityDigital Contents

Essential

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-14700  11243
Ryzen AI 9 HX 370  10915
Ryzen 5 8640HS  10622
Ryzen 5 7535U  10196
Core Ultra 5 125H  9781
Core i7-1260P  9744
Core i5-1240P  9728
Ryzen 5 7535U  9465
Core Ultra 7 258V  9442
Ryzen 5 5625U  9036
Ryzen 7 5700U  8951
Ryzen 3 5425U  8743
Ryzen 3 7335U  8318
Ryzen 5 PRO 6650U  8130
Ryzen 5 5500U  7907
Snapdragon X Plus X1P-42-100  7615

Productivity

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  10550
Core i7-14700  9832
Ryzen 5 8640HS  9349
Ryzen 5 5625U  9223
Ryzen 5 7535U  8996
Core Ultra 7 258V  8499
Ryzen 3 5425U  8193
Ryzen 5 7535U  8176
Ryzen 7 5700U  8065
Ryzen 5 PRO 6650U  8026
Core Ultra 5 125H  7892
Ryzen 3 7335U  7499
Core i7-1260P  6187
Core i5-1240P  6167
Core i5-1235U  5542

Digital Content Creation

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-14700  14936
Ryzen AI 9 HX 370  11536
Core Ultra 7 258V  9352
Core Ultra 5 125H  8250
Ryzen 5 8640HS  7777
Ryzen 7 7735U  7159
Core i7-1260P  6406
Core i5-1240P  5875

 

 

騒音値

Fire strike Extremeをしているときの騒音値で、ファンがうなっているときは平均35.7dB、そこまでファンがうなっていないときは平均28dBとすごく静かでした。

 

 

メモリ

Lenovo ThinkCentre Neo Ultra Memory Mark計測結果

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

メモリの性能を測るMemory Markの計測結果は3181と、なかなか良いスコアでした。

その他のメモリとの比較です。

Memory Mark

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

DDR5/本機 3181
DDR5平均 2769
LPDDR5平均 2759
LPDDR4X平均 2502
DDR4-3200MHz平均 2165

 

 

ストレージ

Lenovo ThinkCentre Neo Ultra シーケンシャル速度計測結果

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。

シーケンシャル速度を計測したら、リード(読み込み速度)は6133MB/秒、ライト(書き込み速度)は4761MB/秒と、どちらもかなり速いです。大きなデータを移動することが多い人にも使いやすいスペックです。

こちらはシーケンシャル速度の、おおよその速度です。

シーケンシャル速度

オレンジ色・・・リード 青・・・ライト

本機種  6133MB/秒
 4761MB/秒
PCIe 4.0×4  ~約7000MB/秒
 ~約5000MB/秒
PCIe 3.0×4  ~約3000MB/秒
 ~約2000MB/秒
HDD  600MB/秒
 200MB/秒

 

起動時間を計測したら、5回計測した平均は20.6秒でした。悪く無い速さです。

1回目 22秒
2回目 17秒
3回目 18秒
4回目 18秒
5回目 18秒
平均 20.6秒

 

 

モニター

Lenovoでは多くのモニターがあります。必要な方は、こちらも併せてどうぞ。

Lenovo おすすめモニター

 

 

サポート・保証

Lenovo サポートと保証

標準で1年間の「引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長5年まで延長できます。また、プレミアサポートと言うサポートにアップグレードができ、こちらは24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)

また、保証は引き取り修理とオンサイト修理、翌営業日オンサイト修理の3種類があります、執筆時現在、全モデルは1年間の翌営業日オンサイト修理保証になっています。

  1. 引き取り修理・・・家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。
  2. オンサイト修理・・・事務所や自宅にエンジニアが来て修理
  3. 翌営業日オンサイト修理・・・翌営業日(土日祝日以外)にエンジニアが来て修理

 

 

まとめ

良い点

・コンパクトなデスクトップでおしゃれなので、どこにでも設置しやすい
・小さな筐体だが意外に排熱性能が高い
・スペックが高め
・ストレージ速度が速い
・NPUカードとグラフィックカード搭載で、クリエイティブワークがしやすい
・コンパクトなのにインターフェイスが豊富
・2.5GbeやWi-Fi 7が搭載可能
・増設しやすい仕様

 

残念な点

・残念じゃないが、写真で見るよりも大きく感じる(流行りのミニPCをイメージしていると、大きさに驚くかも)

 

総合評価

こんなに小さな筐体なのに性能も高く、しっかりと排熱できているので高負荷な作業がしやすいです。

350Wと一般的なデスクトップに比べると小さいですが、性能はそれよりも同じか、高くなっていました。これはすごいですね。

またこんなオシャレな外観なので、自宅で使う人はリビングにおいても違和感がなく、どこにでも設置しやすいと思います。

残念な点でも紹介しましたが、筆者はミニPCをイメージしていたので、到着した時にちょっと大きさに驚きました。とは言っても195 × 191 × 111ミリなので、購入前に定規などで大きさをイメージしていると驚くこともないと思います。

 

 

公式サイト

 

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