Lenovo ThinkCentre M90q Tiny Gen 4のレビュー

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ThinkCentreにはTiny、Small、Towerの3種類があり、本機は一番小さなTinyで、お弁当箱大サイズの筐体です。

そのTinyの中では一番性能が高いM90qになり、M80qやM70qよりもカスタマイズの幅が広く、最大でCore i9-13900が搭載できます。

他にも、メモリは最大64GB、SSD2枚とHDD 1基も搭載可能で、1ギガビットイーサネットが搭載しており、カスタマイズから2.5Gbイーサネットも搭載できます。

vProにも対応しているので、企業でも管理しやすいです。

当サイトの評価は、このようになりました。

スペック [usr 4.5]
コスパ [usr 4.0]
総合評価 [usr 4.3]

 

Lenovoでは7/25まで激熱サマーセールを実施中で、めっちゃ安いです。

土日は週末セールをやっているのでお見逃しなく!

ThinkCentre M90q Tiny Gen 4のスペックレビュー

CPU Core i3-13100/13100T
Core i5-13400/13400T
Core i5-13500/13500T
Core i5-13600/13600T
Core i7-13700/13700T
Core i9-13900/13900T
メモリ DDR5-5200 最大64GB
ストレージ SSD×2+HDD
グラフィックス 内蔵グラフィックス
OS Windows 11 Home/Pro
通信 1ギガ/ 2.5ギガビットイーサネット/インテルイーサネットサーバー
Wi-Fi 6/6E、Bluetooth 搭載可能
光学ドライブ 外付けDVD-ROMドライブ、DVDスーパーマルチドライブ付属可能
セキュリティ パワーオン パスワード、ハードディスク パスワード、アドミニストレーター パスワード、セキュリティ キーホール
寸法(幅×奥行×高さ) 36.5 × 182.9 × 179㎜
重さ 最大1.25㎏
電源 65/90/135/230W
保証 1年間
価格 10.0万円~

<性能評価>

 

プロセッサーは最新のインテル第13世代で、省電力モデルの「Tシリーズ」と通常版が搭載可能です。通常版の基本消費電力が65Wに対し、Tシリーズは35Wと半分近くになっており、発熱が低くなっています。ただし、電力が低いので性能も劣ります。

メモリはDDR5-5200MHzで、スロットは2つ・最大64GBになります。ストレージは、SSD PCIe 4.0が2枚と2.5インチHDDが搭載できます。SSDはPCIe 4.0で、パソコンの起動もデータ移動もサクサクです。

OSはWindows 11で、モデルによってはHomeかProを選択可能、LANはギガビットイーサネットが標準搭載で、2ndイーサネットに2.5Gbeが選択可能、無線LANはWi-Fi 6かWi-Fi 6Eも搭載できます。

ワークステーションに採用される2.5Gbeも搭載できるので、用途が広がりますね。

標準では無線無しになっており、無線を追加しないとBluetooth接続もできないのでご注意を。

また、70qや80qと違い、標準で2Wスピーカーが1つ搭載しており、「なし」は選べません。

小さな筐体ですが若干の拡張性もあり、スペックも高くできます。

 

 

公式サイト

 

旧モデルとの比較

旧モデルのThinkCentre M90q Tiny Gen 3との比較です。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値)

旧モデル 本機種
CPU 第12世代Core i3~i9
通常版とTシリーズ
第13世代Core i3~i9
通常版とTシリーズ
メモリ 64GB(DDR5-4800MHz) 64GB(DDR5-5200MHz)
ストレージ SSD×2+HDD
通信 1Gbe、Wi-Fi 6/6E 1Gbe、2.5Gbe、Wi-Fi 6/6E
電源 65/90/135/230W
重量 1.25㎏
寸法 36.5 × 182.9 × 179㎜

筐体やインターフェイスは全く同じで、変更した個所は以下になります。

・CPUが12世代から13世代に
・メモリの周波数が上がった
・2.5Gbeが搭載可能に

 

CPUの比較です。

Passmarkスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・旧モデル

Core i9-13900  49143
Core i9-13900T  43744
Core i5-13500  32571
Core i9-12900T  30065
Core i7-13700  38825
Core i7-13700T  29820
Core i7-12700T  21713
Core i5-13600  33816
Core i5-13600T  27143
Core i5-12600T  18202
Core i5-13500T  23779
Core i5-12500T  16750
Core i5-13400  25780
Core i5-13400T  19805
Core i5-12400T  16380
Core i3-13100  15057
Core i3-13100T  13187
Core i3-12100T  12781

 

 

兄弟モデルとの比較

Lenovo ThinkCentre Tinyの3機種<左から90q・M80q・M70q Gen 4>

ThinkCentre Mシリーズ Tinyには70q、80q、そして90qとあり、微妙にスペックが違っています。

M90q Tiny Gen 4 M80q Tiny Gen 4(本機種) M70q Tiny Gen 4
CPU 13世代通常版・Tシリーズ 13世代CPU Tシリーズ
メモリ DDR5 64GB DDR5 64GB DDR4 64GB
ストレージ SSD ×2+HDD SSD+HDD
LAN Wi-Fi 6/6E、1Gbe、2.5Gbe、サーバーアダプター Wi-Fi 6/6E、1Gbe、2Gbe Wi-Fi 6、1Gbe、2Gbe
吸気口 2面 1面 なし
電源 最大230W 最大135W
増設スロット PCI Express ×8
M.2スロット2つ
WLAN用M.2
M.2スロット2つ
WLAN用M.2
M.2スロット2つ
(1つはSSD用、1つはWLAN用)
重量 1.25㎏
vPro 対応 対応 非対応

3機種を簡単にまとめると、このようになります。

・高性能ならM90q(ビデオカードも追加可能)
・vProが必要ならM80q、M90q
・SSDが2つ欲しいならM80q、M90q
・SSDも1つ、vProもいらないという場合はM70q

 

 

ThinkCentre M90q Tiny Gen 4の特徴

Lenovo ThinkCentre M90q Tiny Gen 4 正面

お弁当箱大サイズの筐体で、寸法は横置きで

高さ36.5㎜(≒千円札の短辺の半分/38㎜)
横179㎜(≒一万円札/160㎜)
奥行き182.9㎜(≒一万円札/160㎜)

になり、約1.2Lの筐体になります。

本機は発売されたばかりで実機が来ていないのですが、分かりやすいように旧モデルを紹介します。クリックすると大きな画像が見れます。

 

Lenovo ThinkCentre M70q Tiny Gen 3の筐体

かなり小さな筐体なので持ち運びもできるし、Tiny in Oneモニターを使えばモニターにも設置できます。

Lenovo ThinkCentre TinyとTiny in Oneモニター<Tiny-in-OneにThinkCentre Tinyを設置>

Lenovo 公式サイトでTiny in Oneモニター も販売されているので、興味がある方は確認してみてください。Tiny in Oneモニターの背面に、VESAマウントで設置できます。

 

Lenovo ThinkCentre M90q Tiny Gen 4 正面 横置き

縦置きでも横置きでも設置できるので、いろんなシチュエーションに合いますね。

 

Lenovo ThinkCentre M90q Tiny Gen 4の筐体側面

筐体前面のまわりに通気孔があり、縦置き時の左右の側面にも通気孔があります。先述しましたが、80qは1つだけ、70qには側面に通気孔はありません。

 

Lenovo ThinkCentre M90q Tiny Gen 4 筐体内部

本機には若干の拡張性があり、SSDは2枚、2.5インチHDDが1基、メモリスロットが2つ、そしてPCI Express ×8 ロープロファイルがあります。HDDを搭載したら、スペースがないのでPCI Express ×8は使えません。

また、HDDを自分で増設する場合、もしブラケットを持っていなかったら、カスタマイズから購入することもできます。

 

Lenovo ThinkCentre M75q Tiny Gen 2 筐体を開けるねじ<筆者所有の旧モデルの画像で、ツールレスじゃない機種です>

ねじ1つ外せばカバーが外せ、筐体内部にアクセスできます。カスタマイズからツールレス(オープンシャーシ)を選ぶと、取っ手が付いたネジになるので、ドライバーを使わずに筐体内部にアクセスできます。

公式サイトからツールレスを選べる

 

ちなみに、本機は米軍の物資調達規格であるMIL規格テストをクリアしており、信頼性の高い機種でもあります。

 

 

CPU

CPUは省電力モデルのTシリーズと通常版があり、Core i3からCore i9まで選べます。

Core i3-13100T Core i5-13400T/500T/600T
開発コード Raptor Lake
製造プロセス 10nm
Pコア 4 6
Eコア 0 4/8/8
スレッド 8 16/20/20
キャッシュ 12MB 20/24/24MB
GPU実行ユニット 24 24/32/32EU
ターボブースト 4.2GHz 4.4/4.6/5.3GHz
Pコア最大周波数 4.2GHz 4.4/4.6/4.8GHz
Pコア基本周波数 2.5GHz 1.3/1.6/1.8GHz
Eコア最大周波数 3.0/3.2/3.4GHz
Eコア基本周波数 1.0/1.2/1.3GHz
ベースパワー 35W 35W
最大パワー 69W 82/92/92W
Core i7-13700/13700T Core i9-13900/13900T
開発コード Raptor Lake
製造プロセス 10nm
Pコア 8 8
Eコア 8 16
スレッド 24 32
キャッシュ 30MB 36MB
ターボブースト 5.2/4.9GHz 5.6/5.3GHz
Pコア最大周波数 5.2/4.9GHz 5.2/5.1GHz
Eコア最大周波数 4.13.6GHz 4.2/3.9GHz
GPU実行ユニット 32EU 32EU
ベースパワー 65/35W 65/35W
マックスパワー 219/106W 219/106W

パソコンの頭脳であるCPUには最新のインテル第13世代の省電力モデルのTシリーズが搭載で、消費電力が低く発熱も低い反面、通常版(末尾にアルファベットがないモデル)に比べ性能が劣ります。

Core i3以外はPコアとEコアの2つがあり、負荷が低いものは省電力のEコアで処理をし、高負荷な事はPコアを使うというように分けており、省電力性とハイパフォーマンスを兼ね揃えた仕様になっています。

Core i5-13500以上はvProに対応しているので、企業で一括管理もしやすいです。

スコアの目安

  • 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 15000~・ハイエンドPCに搭載される
  • 18000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い

Passmarkスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・通常版

Core i9-13900  49143
Core i9-13900T  43744
Core i5-13500  32571
Core i9-12900T  30065
Core i7-13700  38825
Core i7-13700T  29820
Core i7-12700T  21713
Core i5-13600  33816
Core i5-13600T  27143
Core i5-12600T  18202
Core i5-13500T  23779
Core i5-12500T  16750
Core i5-13400  25780
Core i5-13400T  19805
Core i5-12400T  16380
Core i3-13100  15057
Core i3-13100T  13187
Core i3-12100T  12781

通常版かTシリーズかで悩むかもしれないですが、通常版もTシリーズも同じ価格なので、通常版を選んだほうが良いですね。

 

 

メモリ

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

搭載メモリはDDR5-5200MHzで、メモリスロットが2つの最大64GBまで増設できます。

この周波数(MHz)が高いと処理速度も速く、容量も大きいので安心です。

こちらは当サイト計測の、Memory Markの平均値です。旧モデルのDDR4から大きくスコアが上がっています。

Memory Mark

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

DDR5-4800MHz平均  2774
LPDDR4-4266MHz平均  2735
LPDDR5平均  2703
DDR4-3200MHz平均  2151

 

 

ストレージ

SSD(PCIe 4.0×4) SSD(PCIe 3.0×4) HDD
最大データ転送速度 最大64Gbps 最大32Gbps 最大約6Gbps(SATAの場合)
平均起動時間 10秒~15秒 本機ではDドライブなので起動時間に影響なし
温度 熱くなりにくい 熱くなりやすい
価格 高い 安い

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。

最新のSSD PCIe 4.0が搭載しており、パソコンの起動もデータ移動もサクサクできます。最大で2TBのSSDが2つ搭載でき、2.5インチ 7200rpmのHDD SATA 1TBも搭載できます。

ただし、HDDは1TBで15,400円もするので、自分でできる方は自分でやった方がかなり安上がりです。同じくらいの価格で、Wester Digitalの6TB HDDがアマゾンで購入できます。

こちらはシーケンシャル速度のおおよそのスコアで、HDDはおおよその最大速度です。

シーケンシャルリード

オレンジ色・・・リード 青・・・ライト

PCIe 4.0×4  7000MB/秒
 5000MB/秒
PCIe 3.0×4  3000MB/秒
 2000MB/秒
HDD  600MB/秒
 200MB/秒

 

 

セキュリティ

Lenovoのセキュリティ

Think製品は、全方位から備えるサイバーセキュリティのThinkShieldによって守られており、堅牢性が高い機種になっています。

が、追加のセキュリティをお考えの場合は「Lenovoパソコンにおすすめのセキュリティソフト」も併せて読んでみてください。仮想環境を構築し、6つのソフト+Windows Defenederで実際のフィッシングサイトにアクセスをして遮断できるかどうかのテストを行ったので、実際の防御率が分かりやすいと思います。

 

 

Wi-Fi 6/ 6Eに対応

対応周波数 速度
IEEE802.11ac
(Wi-Fi 5)
5GHz 6.9Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6)
2.4/5GHz 9.6Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6E)
2.4/5/6GHz 9.6Gbps

次世代通信規格のWi-Fi 6に対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。

Wi-Fi 6EはWi-Fi 6のExtended(エクステンディット)版で、6GHz帯(高速通信)での通信ができるのですが、執筆時現在の日本では6GHz帯はまだないので使えません。最大で5GHz帯になります。

標準ではWi-Fi無しになっているモデルがあるので、必要であればカスタマイズから追加できます。また、Wi-Fi無しの場合はBluetoothも無しなので、ご注意を。

有線は、1ギガビットイーサネットが搭載で、追加で2ndイーサネットに2.5ギガビットも選べます。ワークステーションに搭載しているような高速イーサネットで、大きなデータを扱う人に向いています。

 

 

インターフェイス

小さな筐体の割にインターフェイスは豊富で、標準でUSB Type-Cが1つ、Type-Aは6つあり、最大でUSB-Aを4つか、USB Type-Cを1つ、そしてDisplayPortを追加できます。

 

Lenovo ThinkCentre M90q Tiny Gen 4 正面

前面インターフェイスは下から、マイク/ヘッドフォンジャック、USB-3.2 Gen 2が2つ、USB Type-C 3.2 Gen 2、電源ボタンになります。USB-3.2 Gen 2のデータ転送速度は10Gbpsです。

 

Lenovo ThinkCentre M90q Tiny Gen 4 背面

背面は電源コネクタ、DisplayPort、USB-3.2 Gen 1、HDMI、USB 3.2 Gen 1、USB-3.2 Gen 2が2つ、RJ45、そしてセキュリティキーホールになります。右の2つある灰色部分はオプションで追加できるポート用です。

RJ45はWake On LANに対応しており、これはネットワークを通じてPCを起動するための技術で、PCをリモート管理したり、テレワーク用で遠隔地からPCを起動させたりできます。

 

 

電源

電源はスペックにより分かれており、65W、90W、135W、そして230Wがあります。電力変換効率は135Wのみ90%で、その他は89%になります。80 PLUSで言えばゴールドかプラチナになります。

 

 

モニター

Lenovoではセール中のモニターのコスパが高いので、購入をお考えの人はこちらも併せてどうぞ。

Lenovo おすすめモニター

 

サポート・保証

Lenovo サポートと保証

標準で1年間の「翌営業日オンサイト修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長5年まで延長できます。また、プレミアサポートにアップグレードができ、こちらは24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)

翌営業日オンサイト修理とは、翌営業日(土日祝日以外)にエンジニアが来て修理をしてくれるものです。発送しなくていいので、楽ですね。

 

 

まとめ

良い点

・小型軽量でどこにでも置ける・省スペース
・小さくても高性能
・インターフェイスがそこそこ豊富
・メモリやストレージのカスタマイズも可能
・2.5Gbe搭載可能
・USBポートをもっと増やせる
・Wake On LANに対応
・ロープロファイルを追加できる

 

残念な点

・なし

 

総合評価

これだけ小さな筐体なのにHDDやSSD、そしてメモリの増設もでき、HDDを搭載しない場合はロープロファイルも搭載可能と、そこそこの拡張性がありますね。

小さな筐体なのであまり詰め込み過ぎても良くないですが、メイン機種として使えるほどのスペックがあります。

また、ThinkShieldに守られ、MILスペックに準拠した堅牢性もあり、個人でも企業でも安心して使えると思います。

 

 

公式サイト