筆者も使用しているThinkPad Z13ですが、ちっさいんですよ。かばんにすぽって入って、重さも1.19㎏と軽いですし。しかも、画面アスペクト比が16:10と縦に長いので、13.3インチでも14インチ並みの情報が表示されるので、作業効率も上がります。
特に素材にこだわっており、本体は再生アルミニウムや再生プラスチックを使用しており(ヴィーガンレザー部分)、パッケージは竹やサトウキビの繊維由来の素材だったりと、サステナビリティを地で行く機種です。
ThinkPad Z13 AMD
CPU | Ryzen 5 PRO 6650U Ryzen 7 PRO 6860Z |
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メモリ | LPDDR5 最大32GB |
ストレージ | SSD 最大1TB |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
ディスプレイ(13.3型) | WUXGA IPS 光沢なし タッチあり WQXGA+OLED タッチ |
OS | Windows 11 Home/Pro |
無線 | Wi-Fi 6E、4G LTE、Bluetooth 5.2 |
オーディオ | ドルビーアトモス、2Wスピーカー×2、360°全方位マイク2つ |
生体認証 | 指紋センサー、顔認証 |
WEBカメラ | 1080p、IRカメラ |
カラー | ブラックビーガンレザー+ブロンズ アークティックグレー |
セキュリティ | ThinkShield、パワーオン パスワード、スーパーバイザー パスワード、システム マネジメント パスワード、ハードディスク パスワードなど |
寸法(幅×奥行×高さ) | 294.4 × 199.6 × 13.99㎜ |
重さ | 1.19㎏~ |
バッテリー | 最大約22.8時間 |
保証 | 1年間 |
価格 | 15.6万円~ |
私が購入したときは、最安値モデルが21.7万円からだったので、現在セール対象機種で、15.6万円からと6万1000円引きになっていますね。
2022年11月に「Ryzen 5 PRO 6650U、メモリ16GB、SSD 1TB」モデルを購入し、8カ月ほど使っていますが、持ち運びがしやすく、外出先でも結構重たい作業ができるので、重宝しています。
バッテリー駆動時間が長いので、丸1日外出していても、夜帰宅してから充電したら十分ですね。ただし、ディスプレイ輝度を上げて重たい作業をしたら、実働6~8時間ほどです。バッテリーモードを「トップクラスの電源効率」にして、テキスト作業をしたら、余裕で1日(8時間労働)以上使えます。
ThinkPadでは珍しくカラーが2種類あり、アークティックグレーか、ブロンズ+ビーガンレザーになります。ThinkPadの印象がガラッと変わったと思います。もしかすると、数年後にはZ世代などの若者はZシリーズを、私たちは長年愛用したいつものThinkPadをと、二極化しているかもしれません。
スペック的には大満足ですが、インターフェイスが少ないのが玉に瑕です。インターフェイスはマイク/ヘッドフォンジャックとUSB4が2つのみなので、自宅や会社で使用する場合は、ハブが必須です。
キーボードはEdge-to-Edgeと言って、筐体の端から端まで大きく幅を取っているので、キーピッチは良いですが、キーストロークはThinkPadにしては浅い1.35㎜でした。
タッチパッドも特殊なので、「いつものThinkPad」をイメージして購入すると、違和感が大きいです。
外観
すっごくおしゃれな外観です。カフェなどでこの機種を見たら、みんな振り返るんじゃないかな?と言うくらい高級感もあります。
いつもの「黒」じゃないThinkPadですが、天板のロゴがアクセントになっており、自己主張もできていますね。
ビーガンレザーを使ったモデルもあります。
こういう機種ってほとんどないのですが、片手でディスプレイを開くことができます。これ、便利なんですよね。例えば、カフェで飲み物を買って片手がふさがっていても、問題なくパソコンを開くことができます。
キーボードは筐体の端から端まで使っており、キーピッチも十分、キーも大きめで使いやすいです。ただし、このせいでインターフェイスが少ないです。
USB4が2つあるだけですが、今どきの機器を使っていたら、USB4だけで十分な場合が多いと思いますが、据え置き用で使う場合は、Thunderbolt 4ドックが必須ですね。
ベンチマーク
Ryzen 5 PRO 6650UのCPU Markは、16935でした。この超コンパクト薄型PCでは、高い性能です。
ビジネス用途での高負荷な作業も、難なくこなせるほどです。まず、スペック不足になる人は、ほとんどいないと思います。
Cinebench R23は、マルチコア7676、シングルコア1486となりました。マルチコアが予想以上に低かったので数回計測しましたが、7000弱~7600の範囲でした。
PCMark10です。
- 総合性能は5136
- Essentialは8130→通常用途やビデオ会議など使いやすい
- Productivityは8026→かなり高速に使える
- Digital content creationは5636→外付けGPU無しにしては高性能
3D graphics Markは、3526と高い性能です。ThinkPad X1 Carbon Gen 10のCore i7-1260Pよりも高い性能です。動画編集もしやすいですね。
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