ようやく待ちに待った、LenovoゲーミングPC最高スペックのT750iの後継機種が出ました。長かったですね。
名称を見ると、T760iをスキップしてT770iを販売しており、1年半ぶりの新モデルになります。
最新のインテル12世代Core i7とi9、メモリはDDR5、SSDはPCIe 4.0と現行最新スペックを詰め込み、グラボはRTX 3070かRTX 3080と人気の高いGPUが搭載です。
Contents
Legion T770iのスペックレビュー
CPU | Core i7-12700K Core i9-12900K |
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メモリ | 16GB/32GB (最大128GB) |
ストレージ | 最大SSD×3+HDD ×2 |
グラフィックス | RTX 3070 LHR RTX 3080 LHR |
OS | Windows 11 Home |
無線 | Wi-Fi 6、Bluetooth 5.0 |
無線 | マルチギガビットイーサネット(10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T/2.5GBASE-T) |
オーディオ | Realtek、スピーカー無し |
寸法(幅×奥行×高さ) | 211 x 483 x 450㎜ |
重さ | 最大15㎏ |
冷却方式 | 水冷 |
電源 | 850W 80PLUS GOLD |
保証 | 1年間 Legion Ultimate Support |
価格 | 28.6万円~ |
※LHR(ライト・ハッシュ・レート)はマイニングのパフォーマンスが低くなるように設定されたGPU。マイニング以外の事は同じ性能
<性能評価>
34Lのミドルタワー型デスクトップで、パソコンの頭脳であるCPUは最新のインテル第12世代Core i7-12700K/Core i9-12900Kが搭載です。Core i7は前世代のCore i9-11900Kや、Ryzen 7 5800Xよりも性能が高く、Core i9は前世代のCore i9-11900Kよりも50%ほど高い性能になっています。
メモリはDDR5-4800MHz搭載で、メモリスロット4つの最大128GBまで増設できます。BTO各社のインテル12世代CPU搭載ゲーミングPCは、主にDDR4-3200MHzですが、本機はDDR5が搭載ですね。
おそらくですが、DDR5は価格が高いし大量入手困難なのでDDR4を使う会社が多いと思うのですが、さすがLenovoです。しっかりと最高性能のメモリを搭載しています。
ストレージはSSDとHDDのデュアルストレージで、SSDは現行最高のPCI Express 4.0×4になっています。シーケンシャル速度もPCIe 3.0に比べ倍近くなっているので、サクサク快適ですね。
グラフィックボードは、ミドルハイスペックのRTX 3070とRTX 3080になります。RTX 20シリーズ最高のRTX 2080 Tiと比べると、RTX 3070はほぼ同等性、RTX 3080は10%ちょっとの差を付けています。
1点特筆すべき箇所で、2.5ギガビットイーサネットに対応という有線接続の速度です。ほとんどのPCには1000メガイーサネットが搭載していますが、それよりも高速で安定した通信が可能になっています。一部の市販されているハイエンドワークステーションについてたような、なかったような・・・と言うくらいレアなもので、信頼できる安定した高速回線になっています。
また、仮に無線接続する場合でもWi-Fi 6に対応なので、安定した通信環境です。
冷却は水冷で、筐体上部に大型ラジエーター( 394 x 120 x 52㎜)が設置されており、前面に3つ、背面に1つ、筐体内部の上に2つのファンも設置されています。
電源はNVIDIA推奨電源の750Wを上回る850W GOLDが搭載。高いパフォーマンスを発揮しやすくなっています。
全体的に見て、30LクラスのゲーミングPCとしては最高峰の性能かなと思います。
旧モデルとの比較
<左/本機種・右/Legion T750i>
旧モデルのLegion T750iとの比較です。(メモリ・重量は最大値)
本機種 | Legion T750i | |
CPU | Core i7-12700K Core i9-12900K |
Core i7-11700K Core i9-11900K |
メモリ | 128GB(DDR5-4800MHz) | 128GB(DDR4-3200MHz) |
ストレージ | SSD 512GB+HDD 2TB | |
GPU | RTX 3070、RTX 3080 | |
通信 | Wi-Fi 6、2.5ギガビット | Wi-Fi 6、1000メガビット |
電源 | 850W Gold | 650W、850W Gold |
冷却 | 水冷・Coldfront 4.0 | 水冷・Coldfront 2.0 |
重量 | 15㎏ | |
価格 | 28.6万円~ | 31.7万円~ |
前面のメッシュカバーがちょっと違うようですが、筐体シャーシ自体に大きな変化はなさそうです。
スペック面では、以下の進化があっています。
・CPUが11世代から12世代に
・メモリがDDR4からDDR5に
・1000メガイーサネットから2.5ギガイーサに
・冷却システムがColdfront 2.0から4.0に
・GPUが通常版からマイニングがしにくいLHRに
旧モデルは比較的低価格からありましたが、現在のモデルは31.7万円からと本機と同じ価格体帯です。ただし、マイニングもしたいという場合は、T750iがいいと思います(現在搭載されているグラボを要確認)。
Legion T770iの特徴
Legionはいつ見てもかっこいいですね。
プリインストールされているLenovo VantageからRGBライティングを設定してロゴやファンを光らせることもできるし、デフォルトでは前面ロゴやグラボくらいしか光っていないので、「家族にゲーミングPCを使っているってバレたくない」人にも使いやすい機種です。
寸法は
・幅 211㎜(≒千円札1.5枚分/225㎜)
・奥行き 483㎜(≒一万円札3枚分/480㎜)
・高さ450㎜(≒千円札3枚分/450㎜)
で、最大重量は約15㎏になります。
34Lのミドルタワー型なので拡張性も高く、パーツの交換や追加、メンテナンスもしやすいですね。
フロント部分にはARGBの120㎜ファンが3つ、背面に1つ、筐体内部上にラジエーターファンが2つ付いています。34Lに120㎜ファン6つはすごいですね。ファンは3段階の回転数を設定できます。しかも、ファンブレードは9つ付いた新しいデザインだそうです。
筐体上部です。
背面です。
筐体内部です。左側面パネルは強化ガラスを採用しており、内部にアクセスするには4隅にあるネジを外せばOKです。ここ最近はツールレス(ドライバーなどを使わないタイプ)が増えていますが、本機はネジを使っているので強度が高いです。
裏配線なので、きれいさっぱりしていますね。
各パーツです。ミドルタワー型なので拡張性もそこそこあり、M.2 SSDスロットの空きが2つ(合計3スロット)、3.5インチベイの空きが1つ(合計2つ)、PCI Express x16が1つ(計2つ)、PCI Express x1が2つ(計2つ)になります。
ストレージベイはもうちょっとあっても良かったと思いますが、エアフローを重視したのか、最近は8TBの大容量HDDも購入しやすい価格で販売されているからなのか分かりませんが、ミドルタワーにしては少なめです。
冷却システム
旧モデルのcoldfront 2.0から4.0にバージョンアップした冷却システムで、3段階のファン回転数が設定でき、低負荷な事をしているときは回転数が少ない設定、高負荷な事をしているときは回転数を上げるなどの調節ができるので、ある程度静音性も調節できますね。
120㎜大口径ファンが6つ搭載されており、水冷機構と冷却性能を向上させ、静音性も高くなっているとのことです。
CPU
Core i7-12700K | Core i9-12900K | |
製造プロセス | 第3世代10nm(Intel 7) | |
コア/スレッド | Pコア8+Eコア4 / 20スレッド | Pコア8+Eコア8 / 24スレッド |
キャッシュ | 25MB | 30MB |
Pコア ベース/最大クロック数 |
3.6/4.9GHz | 3.2/5.1GHz |
Eコア ベース/最大クロック数 |
2.7/3.8GHz | 2.4/3.9GHz |
ターボブーストクロック | 5.0GHz | 5.2GHz |
Base Power Max Power |
125W 190W |
125W 241W |
インテル第12世代CPUは高性能のPコアと省電力のEコアを搭載しており、ハイパフォーマンスと省電力性を兼ね揃えたプロセッサーです。
Core i7-12700Kは12コア20スレッドとなっており、11世代のCore i7-11700K(8コア16スレッド)よりも大きなコアになっています。同じくCore i9も11世代Core i9(8コア16スレッド)から大幅にコア数を増やしており、16コア24スレッドになっています。
多くのコアが必要な作業もしやすくなっています。
こちらはCPUの性能を表すPassmarkスコアです。
スコアの目安
- 2000~・ネットサーフィンでもストレスを感じるほど
- 5000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 7000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 10000~・ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
Passmarkスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Ryzen 9 5900X | |
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Core i9-12900K | |
Core i7-12700K | |
Ryzen 7 5800X | |
Core i9-11900K | |
Core i7-11700K | |
Core i5-12600K | |
Core i9-11900 | |
Core i7-11700 | |
Core i5-11600K |
PassmarkスコアはCore i7が約3万と前世代よりも約20%上昇、Core i9は約4万とかなり高く、前世代よりも50%以上高い数値になっています。どちらもモンスターCPUですね。
こちらはCinebench R23のスコアで、CPUの3DCGレンダリング性能を測定します。マルチコア性能は総合性能ですが、シングルコア性能が高いとゲームやクリエイティブワークもしやすくなります。
マルチコア性能
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i9-12900K | |
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Core i7-12700K | |
Ryzen 9 5900X | |
Core i5-12600K | |
Core i9-11900K | |
Ryzen 7 5800X | |
Core i7-11700K | |
Core i5-11600K |
シングルコア性能
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i9-12900K | |
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Core i7-12700K | |
Core i5-12600K | |
Core i9-11900K | |
Ryzen 9 5900X | |
Ryzen 7 5800X | |
Core i7-11700K | |
Core i5-11600K |
さすがインテルですね。シングルコアは断トツです。
グラフィックス
RTX 3080 | RTX 3070 | |
GPUアーキテクチャ | Ampere | |
プロセス | 8nm | |
CUDAコア | 8704 | 5888 |
レイトレーシングコア | 68 | 46 |
Tensorコア | 272 | 184 |
ベースクロック | 1440MHz | 1500MHz |
ブーストクロック | 1710MHz | 1730MHz |
メモリタイプ | GDDR6X | GDDR6 |
メモリ容量 | 10GB | 8GB |
TDP | 320W | 220W |
グラフィック性能は、3D MarkのFire StrikeとTime Spyの平均スコアを紹介します。RTX 3080はハイエンド、RTX 3070はミドルハイのスコアでした。
Fire Strikeのスコアです。
Fire Strike
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Radeon RX 6800 XT | |
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RTX 3090 | |
RTX 3080 | |
RTX 3070 Ti | |
RTX 3070 | |
RTX 3060 Ti | |
RTX 2080S | |
RTX 2070S | |
RTX 3060 | |
RTX 2060 | |
RTX 3050 | |
GTX 1650S | |
GTX 1650 |
Time Spyのスコアです。
Time Spy
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
RTX 3090 | |
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Radeon RX 6800 XT | |
RTX 3080 | |
RTX 3070 Ti | |
RTX 3070 | |
RTX 2080S | |
RTX 3060 Ti | |
RTX 2070S | |
RTX 3060 | |
RTX 2060 | |
RTX 3050 | |
GTX 1650S | |
GTX 1650 |
ゲームのベンチマークスコア
スコアの単位はfps(1秒間に更新されるコマ数)で、60以上が「快適」にプレイできる目安です。スペックや状況により数値は変動するので、参考値として見てください。また、画質は最高画質です。
RTX 3070 ゲームベンチマーク
青・・・FHD 赤・・・QHD
watch Dogs Legion | |
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Horizon Zero Dawn | |
Red Dead Redemption 2 | |
Assassin’s Creed Odyssey | |
Monster Hunter World | |
Far Cry New Dawn | |
Cyberpunk 2077 |
RTX 3080 ベンチマークスコア
オレンジ色・・・FHD 青・・・QHD 赤・・・UHD
Red Dead Redemption 2 | |
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Assassin’s Creed Odyssey | |
Cyberpunk 2077 | |
Battlefield V | |
Horizon Zero Dawn | |
Borderlands 3 | |
Shadow of the Tomb raider |
メモリ
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
搭載メモリはDDR5-4800MHzで、現行最高峰の周波数があります。メモリは周波数が高いと処理速度も速いので、現行最高クラスの処理速度になります。
また、メモリスロットは4つあるので、2つもしくは3つのメモリを増設できます(購入時は、Core i7モデルは16GB 1枚、Core i9モデルは32GB/16GB×2枚搭載しています)。
先ほど少し言いましたが、2022年3月現在、ほとんどのゲーミングPCに標準搭載しているメモリはDDR4なんです。ですが、本機はDDR5で4800MHzになっているので、他のPCに比べより速い処理性能があります。
ストレージ
SSD(PCIe 4.0×4) | SSD(PCIe 3.0×4) | HDD | |
最大データ転送速度 | 最大64Gbps | 最大32Gbps | 最大6Gbps(SATAの場合) |
平均起動時間 | 10秒~15秒 | 30秒~2分(新品の場合) | |
温度 | 熱くなりにくい | 熱くなりやすい | |
価格 | 高い | 安い |
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
搭載メモリは最新のPCIe 4.0×4 512GBで、3.5インチHDDも搭載しています。また、ストレージ専用のヒートシンクも貼ってあるので、発熱対策もばっちりですね。
また、3.5インチベイが2つとM.2 2280が3つあるので、増設も可能です。
こちらはシーケンシャル速度のおおよそのスコアで、HDDはおおよその最大速度です。
シーケンシャルリード
オレンジ色・・・リード 青・・・ライト
PCIe 4.0×4 | |
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PCIe 3.0×4 | |
HDD |
PCIe 4.0はかなり転送速度が速いので、メモリ性能も含め、今まで以上にゲームのロード時間が短く、サクサク快適に使いやすいと思います。
2.5ギガビットイーサネットとWi-Fi 6に対応
周波数 | 通信速度 | |
IEEE802.11a | 5GHz | 54Mbps |
IEEE802.11b | 2.4GHz | 11Mbps |
IEEE802.11g | 2.4GHz | 54Mbps |
IEEE802.11n | 2.4/5GHz | 300Mbps |
IEEE802.11ac (Wi-Fi 5) |
5GHz | 6.9Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6) |
2.4/5GHz | 9.6Gbps |
次世代通信規格のWiFi6(IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n準拠)に対応しており、現在主流のWiFi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、家族共用などの他の人も使う回線でも安定して使いやすくなっています。
有線は特筆すべき箇所で、2.5ギガビットイーサネットに対応しています。企業向けワークステーションなどの「絶対的に安定した高速回線が必要」なものに搭載されていた10ギガビットイーサネットと、既存の1000メガビットの中間として開発されたもので、市販されるPCにはあまり搭載していないですよね。数年~5年後くらいには標準スペックになっているかもしれませんが、Legionは先取りです。
理論値は今の1000メガビットの2.5倍なので、高速通信です!
電源
こちらはNVIDIA公式サイト記載の、RTX 3080搭載機種のシステム電源容量の画像で、750Wとなっています。
本機にはそれよりも大きい850W 80PLUS GOLDが搭載しているので、十分な電源容量だと思います。
インターフェイス
前面インターフェイスはUSB-A 3.2 Gen 1が2つ、USB-A 2.0が2つ、ヘッドフォン、マイクジャック、そして電源ボタンになります。
背面インターフェイスはUSB-A 2.0が2つ、USB-A 3.2 Gen 1が4つに3.2 Gen 2が1つ、USB-C 3.2 Gen 2が1つ、7.1chサラウンド対応のオーディオポートが6つ、イーサネットになります。
また、グラフィックボードどちらも共通して、DisplayPort×3、HDMIが1つあります。
十分なインターフェイスだと思います。
サポート・保証
Lenovo製品には標準で1年間の「引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長4年まで延長できます。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)
引き取り修理とは、万が一の際にLenovo指定業者がPCを引き取りに来て、リペアセンターに配送、修理後、郵送してくれるサービスで、保証期間内は郵送費などは無料です。
また、Legion Ultimate Support(最長4年まで延長可)という「ゲーミングに特化した24時間サポート」も1年付いており、このサポートの特徴は、パソコンの不具合の対処法や使い方の事だけじゃなく、最新ゲームの推奨環境やゲームを快適にプレイする上での知識・どうやったら勝てるかなども提供しています。
ライバル機種
<左から本機種・OMEN 45L・OMEN 40L>
本機種と似たような最新機種との比較です。(メモリは最大値。スペックが一番高いパーツに赤文字を使用。スマホの人は表を右にスクロールできます)
Legion T770i | OMEN 40L | OMEN 45L | |
CPU | Core i7-12700K Core i9-12900K |
Core i7-12700K | Core i7-12700K Core i9-12900K |
メモリ | DDR5 128GB | DDR4 64GB | |
ストレージ | SSD 512GB+HDD 2TB | SSD 1TB | SSD 2TB |
グラフィックス | RTX 3070 RTX 3080 |
RTX 3070 RTX 3070 Ti RTX 3080 |
RTX 3080 Ti RTX 3090 |
冷却 | 水冷 | ||
有線 | 2.5ギガビットイーサ | 1000メガビットイーサ | |
電源 | 850W GOLD | 800W GOLD | 800W GOLD |
重量 | 15㎏ | 18.7㎏ | 22.6㎏ |
価格 | 28.6万円~ | 25.4万円~ | 34.4万円~ |
全機種、CPUはインテル第12世代、SSDはPCIe 4.0×4になります。筐体のサイズが違い、本機種は34L、OMENは40Lと45Lになります。価格を見ても分かりますが、筐体が大きい方がより高い性能を発揮しやすく拡張性も高いので、価格が上がる傾向にあります。
外観はLenovoの筐体もかっこいいですが、OMENの筐体もやばいかっこいいです。OMENは筐体内部のCPUやGPU、電源ユニットの熱がお互い直接当たらないように各所に分離するシャーシを使用しています。
あと、最大の違いは価格ですね。どこまでの予算かにもよりますが、
・出来るだけ小さい(と言ってもミドルタワー)PCで、予算が30万円くらいであればLegion
・ちょっと大きめのPCで、Core i7-2700Kを搭載したい場合はOMEN 40L
・ガチでゲームやってます、と言う人はOMEN 45L
が良いかと思います。
まとめ
良い点
・メモリがDDR5
・SSDがPCIe 4.0
・2.5ギガビットイーサネット搭載
・電源ユニットが850W Gold
・Legion Ultimate Support付き
・RGBライティングがかっこいいし、ロゴ以外ライティング無しにもできる
残念な点
・カスタマイザーにはおそらくほとんど影響ないですが(なぜなら私たちは手が届くところに工具があるから)、筐体内部にアクセスするのにドライバーが必要なのがちょっと面倒
総合評価
最新スペックのCPU・GPU・メモリ、そしてストレージがあり、ライティングできるファンが6つと至れり尽くせりな感じです。
ミドルタワー型のゲーミングPCとしては最高峰のスペックがあり、ストレージも約1.5TBあるので、長く使って行くうちにHDDかSSDを増設したらもう十分じゃ?と思います。
ライティングもシンプルなものから、ガチに光らせることもできるので、その時の気分で色々変えることができます。
今後長く使っていけるスペックですね。