Lenovo Ideapad slim 550には、Slim 550i(14型・15型)のIntel製CPUを使ったモデルと、Slim 550(14型・15型)のAMD製のCPU(APU)を使った2種類があるのですが、AMD製の15型のみが量販店でのみ販売されています。(2020年8月現在)
なんででしょうね?AMDの15型とか需要がかなり多そうですよね。
プロセッサーもRyzen 4000シリーズの5と7なので超高性能だし、メモリもPC4-25600で性能も高いし。
まぁ疑問はさておき、このハイスペック機種をご紹介します。
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IdeaPad Slim 550(15)のレビュー
プロセッサー(APU) | Ryzen 5 4500U Ryzen 7 4700U |
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メモリ | 8GB(販売店によりけり) |
ストレージ | 最大512GB |
ディスプレイ | FHD IPS 光沢なし |
グラフィックス | AMD Radeon グラフィックス |
OS | Windows 10 Home |
Microsoft office | Microsoft Office Home & Business 2019 |
セキュリティ | Windows Defender、プライバシーシャッター |
生体認証 | 指紋センサー |
カラー | プラチナグレー |
バッテリー | 19時間 |
サイズ | 356.7×233.1×17.9mm |
重さ | 1.76kg |
保証 | Lenovoにて1年間引取修理保証 |
価格 | 10万円台〜 |
パソコンの頭脳であるAPUは、Ryzen4000シリーズの超高性能モデルが搭載で、デスクトップかと思うほどの性能があります。
メモリも8GBの大容量で、ストレージはHDDじゃなく高速データ転送のSSDになっているので、パソコンもサクサク動きますね。
指紋センサーは電源ボタンに統合されているので、電源を入れたと同時にログインできます。超便利な機能です。
通常は電源と指紋センサーは違うボタンなので2度押さないといけないのですが、Slim 550だと1度で済みますね。
2020年8月現在、楽天市場で一番安いモデルでも10万円からになっていますが、Office付きなので納得の行く値段になっています。
IdeaPad Slim 550(15)の特徴
まず見てほしいのが、こののベゼル(画面の黒い幅)の細さです!ここまで上下左右のベゼルが細いパソコンって見たことがありますか?
すごいですよね。年々ベゼルが狭くなっていますが、もう、ほとんど限界じゃないのかな?ってくらい細くなっています。
各モデルと比べてみたら一目瞭然ですが、Slim 550はほとんど画面だけですね。すごくおしゃれに見えますね。
しかもベゼルが細いだけじゃなく、ディスプレイもフル・HDの高解像度(1920×1080)・IPS液晶・光沢なしなので、画質がきれいなんです。
IPS液晶とは視野角が広い液晶で、色も鮮明に描写されます。変わってTN液晶というものは、視野角が狭いので横から見ると薄暗く見え、色も青みがかかった液晶になります。
また、前面カメラのカバー(プライバシーシャッター)も搭載しているので、万が一ウイルスに感染したとしてもこちら側が見られることがないので安心ですよね。
キーボードはテンキー(右側にある数字のキー)付きなので、数字入力が多い人は特に使いやすいし、バックライト付きなので、暗いところで使う時でもタイピングがしやすいですね。
寸法は幅356.7㎜、奥行き233.1㎜とベゼルが細いので、コンパクトになっています。大学ノートA4サイズ(297㎜x210㎜)と比べても、幅約+5㎝、奥行き+2.3㎝なので、15.6型なのにカバンにもすっぽり入りやすいサイズですね。
厚さは17.9㎜で、1円玉(直径20㎜)よりも小さなサイズなので、カバンに入れてもかさばらないですね。
バッテリーは何と19時間です!ここまで長いと、安心して充電アダプター無しで外出できますね。
重さは1.76㎏と一般的な15型パソコンの重さになります。毎日持ち運びする人はSlim 550 14型が1.45㎏なので、こちらが合うかもしれません。
プロセッサー
プロセッサーはパソコンの頭脳で、いちばん重要なパーツの一つになります。
Slim 550(AMD)搭載のプロセッサーは超高性能のRyzen4000シリーズになり、「これ、デスクトップの話?」って言うくらい高い性能なんです。
下のグラフは、プロセッサーの性能を表すPassmarkスコアになります。
[visualizer id=”12091″ lazy=”no” class=””]スコアは、5000あれば標準(よりちょっと上)、7000でビジネス用途でヘビーに使ってもサクサク動くレベルで、8000超えたらかなり性能が高いほうです。
本機種搭載のRyzen 5が1万1559、Ryzen 7が1万4402なので、かなり性能が高いです。
常に余力を持って使えるのでパソコンにも優しいし、パフォーマンスも上がりますね。
プロセッサーの性能でコアとスレッドとあるのですが、数字が大きいと同時に処理できるデータ量が上がります。
2コアのものに比べると4コアはより多くのファイルやアプリなどを同時に使え、4コアよりも6コア、6コアよりも8コア・・・となります。
通常4コアあれば良い性能なので、本機種搭載のRyzen 5(6コア6スレッド)、Ryzen 7(8コア8スレッド)は十分な大きさになっています。
メモリ
メモリはパソコンの作業台で、大きいとより多くのデータ、より大きなデータが扱えます。本機種では8GBとそこそこ大きい容量になっているので、困ることはないと思います。
また、メモリの種類はDDR4 3200MHzと処理速度がかなり速いものが搭載されているので、高速表示が可能です。
ただしメモリはオンボードなので、増設できません。
ストレージ
ストレージはパソコンのデータ保管庫で、本機種搭載のストレージはSSD PCle-NVMeという高速データ転送モデル搭載です。
一般的によく聞くHDD(ハードディスクドライブ)と比べると数十倍の速度、SSDのもう一つの規格SATAと比べると、約7倍の速度になっています。(理論値ベースで)
今までHDDしか使ったことが無い人は、特に速度の違いを体感しますよ。起動も何もかも、サクサク動きます。
OS(オペレーティングシステム)
OSは最新のWindows 10 Homeなので、快適に、安全に使うことが出来ます。
WindowsにはWindows Defenderというセキュリティ機能が付いているので、マルウェアなどのウイルスからパソコンを守ってくれます。
設定などは何もしなくていいので、使い始めた時から自動でパソコンが守られています。
グラフィックス
グラフィックスは、AMD Radeonグラフィックスが搭載です。一般的なIntelの内蔵グラフィックスよりも性能が高いので、若干ですが動画編集などもやりやすくなっています。
ビデオエディターなどの軽いものであればほぼストレスなく使えますが、本格的な編集ソフトを使う場合はグラフィックボード付きじゃないと使えません。(グラボ付きの機種はこちらからどうぞ。)
Microsoft Office
量販店モデルでは、Microsoft Office Home & Business 2019が標準搭載になっています。(販売店舗によってはオフィスが無いという事も考えられるので、要確認です)
通常「プロダクトキー」というパスワード(?)、数字が書かれたカードが同梱されるので、Officeを初めて使う時にこの数字を打ち込んで登録します。プロダクトキーは念のため、失くさないように保管しておきましょう。
インターフェイス
- 4-in-1メディアカードリーダー
- USB3.0
- USB3.0
- 電源ジャック
- USB3.1 Type-C
- HDMI
- マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
USB Type-CはDisplay Portへの出力機能付きで、別にHDMIポートもあるのでケーブル一本でモニターやテレビに接続できます。
メディアカードリーダーもあるので、デジカメや一眼の写真の移動も楽にできますね。
まとめ
量販店モデルなので通常のLenovo公式ページの様にカスタマイズできないですが、ほとんどの人に合う構成になっているので、問題ないかと思います。
Slim 550は人気機種で在庫も少ないようなので、販売されていたら検討に値しますね。