本機種は公式サイトでの販売が終了しました。後継機種のIdeaPad S540 13や兄弟モデルのIdeaPad S540(15型)、Slim 550i(14型)が販売開始したので、こちらのレビューをどうぞ。
Lenovo IdeaPad S530はIdeaPadシリーズにしては高めの機種ですが、その分スペックも高いですね。
13型なので持ち運びしやすいし、CPUもメモリもかなり大きくできるので大抵の作業をする人にも合いますね。
指紋センサーも付いているのでログインも簡単だし、高速起動、高速作業が出来ますよ。
追記)後継機種やより高い性能の機種が出ているので、そちらも要チェックです!
Contents
IdeaPad S530(13型)レビュー
まずはスペックを見ていきましょう。
CPU | Intel core i5-10210U Intel core i7-10510U |
---|---|
コア・スレッド | 4コア8スレッド |
メモリ | 8GB,16GB |
ストレージ | 256GB~1TB |
OS | Windows 10 Home |
セキュリティ | Windows Defender標準 |
Office | 有り・無し |
ディスプレイ | FHD IPS 光沢なし 300nit |
グラフィックス | インテルUHDグラフィックス 620 |
バッテリー | 14時間 |
重量 | 1.19㎏ |
サイズ | 308.3x211x15.2mm |
カラー | ミネラルグレー |
保証 | 1年間引き取り修理 |
価格 | 約9.7万円~ |
最新の第10世代のCPUに、メモリも最大16GB。もちろんストレージはSSDとなっているので、パソコンがサクサク動きます。
ディスプレイは高画質のフルHD IPS液晶で、輝度は300nitと高いので、外でも使いやすい明るさになっています。
バッテリーは14時間と長く、1日外で作業していても充電アダプターはいらないですね
IdeaPadの中でもハイエンドモデルなのでちょっと価格は高いですが、快適に作業をしたいヘビーユーザーにおすすめです。
IdeaPad S530の特徴
13.3型のコンパクトなタイプですが、画面の黒い枠(ベゼル)が狭いので、大きく見えます。
サイズは横308.3㎜、縦211㎜と、大学ノートA4サイズ(297×210㎜)と比べても横1.13㎝、縦0.1㎝大きいだけなので、カバンに入れて持ち運びがしやすいです。重量もたったの1.19㎏なので軽いですね。
幅も15.2mmと薄いですね。おしゃれです。
あまり使う機会はないですが、この様に180度開くことが出来ます。
CPU(メモリ)
CPUはパソコンの頭脳に当たるので、一番重要な部分ですね。この性能が低いと単純にパソコンの動きが遅いのですが、S530は最新のCPUを使っており、下記モデルのi5とi7から選べます。
- Intel core i5-10210U
- Intel core i7-10510U
一般的にcore i3が標準なので、i5だと一つ上の性能。i7だともう一つ上の性能です。
私も仕事でパソコンを使うのでi7を選びましたが、選んで良かったと思うくらいサクサク作業が出来ています。
下のグラフは本機種搭載のCPUと、その他使われるCPUのPassMarkスコアの比較です。
[visualizer id=”9976″]ノートパソコンに使われるタイプのCPUでは高性能モデルが搭載されているので、i5、i7どちらを選んでもサクサク動きますね。
また、4コア8スレッドなので並行作業が多くできますね。
コアとスレッドのイメージは道路に例えると分かりやすいのですが、例えば4コア4スレッドの場合は、4本の片側一車線道路があって車(データ)が最大4台同時に通行(処理)できるのですが、4コア8スレッドだと倍の8台が同時に通行(処理)できると言ったイメージです。
ということは、コアとスレッドの数字が高いと多くの作業を同時にできる、と言った特徴があります。
メモリ
メモリは作業テーブルのイメージで、テーブル(メモリ)が大きければ大きいほど作業がしやすくなるし、重たいアプリも快適に動作します。
通常はメモリが8GBあれば大抵の事は出来ますが、仕事で使う人は16GBあればまず困ることは無いでしょうね。
搭載されているメモリは、LPDDR3-1866MHzです。2019年モデルにしてはかなり古いメモリが搭載されているし、1866MHzと言う動作周波数は遅いです。現在は2666MHz、2933MHz、そして3200MHzが主流なので、処理速度が倍くらい速いです。
後継機種のIdeaPad S540(15型)やSlim 550i(14型)が、おすすめですね。13型で言えば、ThinkBook 13s Gen 2が第11世代のCPU搭載なのでかなりハイスペックです。
ストレージ
以前はHDD(ハードディスクドライブ)が主流だったストレージですが、ここ最近はSSDが使われることが多くなりました。
SSDとHDDの違いはこの様になります。
SSD | HDD | |
値段 | 高い | 安い |
動作音 | 静か | うるさい |
温度 | 熱くなりにくい | 熱くなりやすい |
データ移動 | 速い | 遅い |
寿命 | 長い(壊れにくい) | 短い(壊れやすい) |
SSDとHDDは仕組みが全然違うのですが、HDDは磁気を帯びたディスクを高速で回転させ、磁気の性質を変えてデータを保存するのに対して、SSDはデータ保存をする空間に0と1の数字を書き込みデータ保存をします。
なので、SSDの方が性能がかなり良いんですね。
しかも今回搭載のSSDはM.2 PCle-NVMeというタイプで、データ転送速度の理論値は32Gbpsと超速いタイプになっています。
OS
OSは最新のWindows 10 Homeで、Windows Defenderというセキュリティが標準で付いています。
以前は評価が低かったWindows Defenderですが、ここ最近はセキュリティソフトのランキングでも上位に入ってくるほど改善しており、有料のセキュリティを入れなくてもセキュリティ対策が出来ています。
他にも、マルウェア対策・フィッシング対策もしてあるので、危険なページやアプリを実行しようとすると、ブロックしてくれます。
また、ランサムウェアの検出テストでは失敗無しの検出率(100%)だったので、セキュリティがマック並みになってきていますね。
ディスプレイ
ディスプレイはFHD IPS液晶 光沢なし 300nitです。
FHD | フル・ハイディフィニション、解像度1920x1080 |
---|---|
IPS液晶 | 視野角が広く画面が見やすい液晶 |
光沢なし | 映り込みが軽減された液晶 |
nit | 輝度(明るさ)を表す単位で、250前後が標準 |
FHDは画面がきれいなので目が疲れにくく、作業効率もアップします。
また、ナローベゼルが採用されているので、パソコンの枠が少なくほとんどが画面と言う特徴もあります。
これかっこいいですよね。カフェなんかに持って行って、皆に見せたくなりますよね(笑)
また、指紋センサーが付いているのでログインが一瞬で出来るし、セキュリティーもばっちりですね。
バッテリー
バッテリーは11.4時間とそこまで長いわけじゃないですが、外で11時間近く使えると考えたら短いわけでもないですね。
しかも重量がたったの1.19㎏なので、持ち運びがすっごく楽ですよ。
毎日持ち歩く人だったら分かると思いますが、ほんとに100g違っただけで全然楽になりますもんね。
しかも13型のパソコンなので、画面が小さくて作業がしにくいなんてことはありません。
インターフェース
- 電源ジャック
- USB3.0
- マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック
- Novo ボタン
- USB3.1 Type-C
- USB3.0(Powered USB)
- HDMI
HDMIジャックもあるので、家や職場で本格的に作業する人も外付けディスプレイを付けて快適に使えます。
こんな感じで、ケーブル1本で接続できます。
最後に
S530は13型で持ち運びやしやすく高性能機種なのでちょっと値段は高いですが、値段以上の快適さが手に入るので、本格的にパソコンを使う人・ヘビーユーザーにはお勧めです。
最初にも言ったように、今現在レノボではセールをやっているのでこの機会をお見逃しなく。