2025年9月に発売開始したLenovo Idea Tabと、2025年1月に発売開始したLenovo Idea Tab Proの比較レビューです。
筆者はどちらの機種も購入したのですが、どちらもそれぞれ特徴があります。
Contents
スペック比較
Idea Tab Pro | Idea Tab | |
SoC | MediaTek Dimensity 8300 | MediaTek Dimensity 6300 |
メモリ | LPDDR5X 8GB | LPDDR4X 4GB |
ストレージ | UFS 4.0 256GB | UFS 2.2 128GB |
ディスプレイ | 12.7型 2944 × 1840 LTPS液晶 144Hz DCI-P3 96% | 11型 2.5K(2560×1600) IPS 90Hz |
WideVine | L1対応 | L1対応 |
OS | Android 14 | Android 15 |
無線 | Wi-Fi 6E | Wi-Fi 5 |
生体認証 | 顔認証、指紋センサー | 顔認証 |
カメラ | 1300万画素/800万画素 最大4K動画 |
800万画素/500万画素 最大1080p動画 |
オーディオ | ドルビーアトモス JBLスピーカー×4 | ドルビーアトモス スピーカー×4 |
寸法(幅×奥行×高さ) | 291.8 × 189.1 × 6.9mm | 254.6 × 166.2 × 7mm |
重さ | 620g | 480g |
バッテリー | 10200mAh 最大11時間 | 7040mAh 最大12時間 |
標準保証 | 1年間 | 1年間 |
保護 | IP52 | IP52 |
OSアップデート | 2回 | 2回 |
ペン | Tab Pen Plus付属 | なし |
価格 | 54,780円~ | 30,800円~ |
価格差が2.4万円あり、Antutuベンチマークを見ても2~3倍の性能差があるので、スペック差も価格なりにあると言えます。
Idea Tabは11インチの2.5Kディスプレイを搭載し、MediaTek Dimensity 6300を採用したミドルレンジタブレット。軽量で持ち運びやすく、7040mAhの大容量バッテリーにより長時間使用が可能です。Nebo対応で手書きノートが快適に使え、学習や日常使いに最適です。
一方、Idea Tab Proは12.7インチの3Kディスプレイに144Hzの高リフレッシュレートを備え、Dimensity 8300を搭載。Antutuスコアは100万超えで、LPDDR5XメモリやUFS 4.0ストレージ、JBL製クアッドスピーカーなど、ハイエンド仕様が揃っています。
顔認証に加え指紋認証も搭載され、動画編集や重めのゲームにも対応できる機種です。
Idea Tabは日常使いを中心としたユーザー・基本機能を重視する人向け、Proは性能重視のクリエイティブ・ビジネスユーザー向けと言う感じです。
タブレットなので外観はほぼ同じですが、まずはIdea Tabの写真をどうぞ。
次はIdea Tab Proです。こちらはペン付きで、しかも背面にペンをくっつけることができるので、ペンをなくしにくいです。
筆者が使って感じた特徴
<左/Idea Tab Pro・右/Idea Tab>
Idea Tab Pro | Idea Tab | |
手で持って使用 | △ | △に近い〇 |
ゲーム | 〇 | △ |
クリエイティブワーク | 〇 | △ |
ビジネス用途 | ◎ | 〇 |
動画視聴 | ◎ | 〇 |
音楽再生 | ◎ | 〇 |
通信速度 | ◎ | 〇 |
持ち運び | △ | 〇 |
バッテリー | 〇 | 〇 |
価格 | 54,780円~ | 30,800円~ |
この比較表は、筆者が感じた「Idea Tab Pro」と「Idea Tab」の使用感で、項目別に評価したものです。
結論として、Idea Tab Proは性能・機能・メディア体験すべてにおいて優れたハイエンドモデル。クリエイティブやビジネス用途、ゲームを快適に楽しみたいユーザーにおすすめです。
対してIdea Tabは、軽量で持ち運びやすく、価格も手頃。学習や日常使いを中心とするユーザーにぴったりのバランス型モデルです。
使用スタイルと携帯性
「手で持って使用」では、Idea Tab Proは12.7インチの大画面ゆえにやや重く、長時間の手持ちには不向き。一方、Idea Tabは11インチで軽量なため、比較的快適に手持ち使用が可能です。「持ち運び」でもIdea Tabが〇評価となっており、外出先での利用に適しています。
ゲーム・クリエイティブ用途
ゲーム性能ではIdea Tab Proが〇評価。Dimensity 8300搭載で高い処理能力を持ち、重量級ゲームにも対応可能です。Idea Tabは軽めのゲームなら問題ないものの、性能面ではやや劣ります。クリエイティブワーク(手書きノート、イラスト、編集作業など)もProが優位で、ペン入力や画面サイズの面で快適な作業環境を提供します。また、Proはペンが付属しているのも高評価です。
また、ProはUSB 3.2 Gen1 Type-C(DisplayPort対応)対応でモニターに繋いだりできますが、Idea TabはUSB 2.0 Type-C(充電・データ転送のみ)になるので、タブレットを液タブとして使う場合にもProが便利です。
ビジネス・メディア体験
ビジネス用途では、Proが◎評価です。指紋認証や外部ディスプレイ出力対応など、業務利用に便利な機能が揃っています。動画視聴・音楽再生に関しても、JBL製クアッドスピーカーを搭載したProが◎評価。Idea Tabも十分な性能を持ちますが、音質・画質の面ではProに軍配が上がります。
ただし、Idea Tabには3.5ミリジャックがあるので、有線接続で音楽を聞けます。
通信・バッテリー・価格
通信性能に関しては、Idea Tab ProがWi-Fi 6Eに対応しており高速かつ安定した接続が可能です。オンライン会議や大容量ファイルのダウンロードでも快適に使えます。
一方、Idea TabはWi-Fi 5対応のため、通信速度や安定性ではProに劣りますが、動画視聴やWeb閲覧などのライトな用途には十分です。
バッテリーは両モデルとも〇評価で、Idea Tabは7040mAh、Proは10200mAhの大容量を搭載。長時間の使用にも耐えられる設計です。
価格面では、Idea Tabが30,800円~と非常に手頃で、初めてのタブレットにもおすすめ。Proは54,780円~と高価ですが、性能・機能の充実度を考えれば納得の価格設定です。
ディスプレイとサイズの違い
Idea Tabは11インチの2.5K(2560×1600) IPS液晶を搭載し、軽量で持ち運びやすい設計(約480g)。
一方、Idea Tab Proは12.7インチの3K(2944×1840)高解像度ディスプレイに加え、144Hzのリフレッシュレートを備えており、滑らかな表示と広い作業領域を実現しています。重量は約620gとやや重めですが、PC代替としても使えるサイズ感です。
処理性能とストレージ
Idea TabはMediaTek Dimensity 6300を搭載し、Antutuスコアは約41万点。日常使いや学習、動画視聴には十分な性能です。
対してIdea Tab ProはDimensity 8300を搭載し、Antutuスコアは約118万点。LPDDR5Xメモリ(8GB)とUFS 4.0ストレージ(256GB)により、アプリの起動やマルチタスクも高速。動画編集や重量級ゲームにも対応できるハイパフォーマンスモデルです。
音質とスピーカー
Idea Tabはステレオスピーカーを搭載し、Dolby Atmos対応で音の広がりは十分。
ProではJBL製のクアッドスピーカー(×4)を搭載し、より立体的で迫力あるサウンドを実現。音楽再生や映画鑑賞など、音質にこだわるユーザーにはProが圧倒的に有利です。
ペン入力と手書き機能
両モデルとも「Lenovo Tab Pen Plus」に対応し、4096段階の筆圧検知と傾き検知機能を備えています。
どちらも「Nebo」アプリとの連携で手書きノートのデジタル化が快適。Proではペンが標準付属し、磁力で本体に吸着可能。Palm Rejection(手の誤反応防止)も強力で、より本格的な手書き作業に向いています。
Idea Tabはペンが付属していないので、Lenovo Tab Pen Plusの購入をお考えの人はこちらのペンのレビューもどうぞ。
認証機能とセキュリティ
Idea Tabは顔認証のみ対応。Proは顔認証に加えて指紋認証センサーも搭載しており、セキュリティ面でも優れています。外出先での使用やビジネス用途では、指紋認証の利便性が光ります。
どんな人に向いているか
Idea Tab
- 学生や初心者、動画視聴・学習中心のユーザー
- 軽量で持ち運びやすく、価格も手頃
- 手書きノートやAI要約など、日常使いに最適
Idea Tab Pro
- クリエイティブ作業やビジネス用途、重めのゲームを快適に使いたい人
- 高性能SoCと大画面で、PC代替としても活躍
- 音質・画質・認証・拡張性すべてに優れた万能モデル
ProはAndroid 14搭載、Idea TabはAndroid 15が搭載で、最大2回のOSアップデート保証があります。セキュリティサポートも長く、安心して使えます。
用途に応じて選べば、どちらも満足度の高いタブレット体験が得られると思います。
詳しいレビューはそれぞれの記事で確認できます
余談ですが・・・
「筆者は」ですが、Idea Tab Proが大きすぎて使いにくかったので、視聴者プレゼントであげちゃいました(笑)。
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— パソコンガイド (@pc_reviewer) February 24, 2025
すっごく人気の機種で「大きい方が良い」って人が多かったですね。申し込みされた方も多かったです。
<12.7インチのIdea Tab Proで原神をプレイしているが、指が届かずボタンをミスすることが多い>
でも、Idea Tab Proは12.7インチとめちゃくちゃでかいんですよ。12.7インチなので持ち続けるには大きすぎるし手も疲れるんです。