Lenovo ThinkCentre M70s Small Gen 4のレビュー

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ThinkCentreにはTiny、Small、Towerの3種類があり、本機は中間のシリーズでミニタワーになります。

筐体は縦置きで30㎝ちょっとですが、幅が10㎝以下とスリムなので、机上に置いても圧迫感がないし、置き場所にも困りにくいです。

若干の拡張性もあり、筐体内部にもアクセスしやすいので、メンテナンスや増設/換装もしやすいです。

当サイトの評価は、このようになりました。

スペック [usr 4.5]
コスパ [usr 4.0]
総合評価 [usr 4.3]

 

Lenovoでは7/25まで激熱サマーセールを実施中で、めっちゃ安いです。

土日は週末セールをやっているのでお見逃しなく!

 

ThinkCentre M70s Small Gen 4のスペック

CPU Core i3-13100
Core i5-13400/13500/13600
Core i7-13700
メモリ 128GB
ストレージ SSD+HDD×2
グラフィックス 内蔵グラフィックス
OS Windows 11 Home / Pro
LAN なし/Wi-Fi 6/Wi-Fi 6E
1Gbe/2.5Gbe
セキュリティ ThinkShield、パワーオン パスワード、ハードディスク パスワード(ユーザー&マスター)、アドミニストレーター パスワード、セキュリティ キーホール
筐体内部ロック、シャーシ イントルージョン スウィッチ搭載可能
光学ドライブ ウルトラスリムDVDスーパーマルチドライブ搭載可能
 スピーカー 1W×1
寸法(幅×奥行×高さ) 92.5 × 297.7 × 339.5mm
重さ 最大約5.3㎏
電源 180/260/310/380W
標準保証 1年間
価格 9.7万円~

<性能評価>

 

パソコンの頭脳であるCPUはインテル第13世代で、最大でCPU Markスコアが約3.8万のCore i7-13700が搭載できます。かなり高い性能ですね。

メモリはDDR4-3200MHzで、メモリスロット4つの最大128GBにできます。公式サイトでは最大64GB(32GB×2)までの販売なので、128GBにするには自分で増設することになります。

また、DDR5にも対応しているので、一番安い4GBメモリを選択し、自分でDDR5に取り換えるというのもいいですね。

ストレージはSSD PCIe 4.0が搭載で、2.5インチと3.5インチのHDDも搭載できます。

その他のスペックは、OSはWindows 11 HomeかProが選べ、Windows 10 Proへのダウンロード行使権付もあります。1ギガビットイーサネットか2.5ギガビットイーサネットが搭載でき、Wi-Fiは「なし」か「Wi-Fi 6」、もしくは「Wi-Fi 6E」が選べます。Wi-Fiを搭載しない場合はBluetoothもないので、ご注意を。

超小型筐体のThinkCentre Tinyには2Wスピーカーが搭載できますが、大きな筐体の本機にはなぜだか1Wのスピーカーが1つ搭載です。まぁ、質は全然良くないので、別途スピーカーを購入して使った方がいいです。

インターフェイスも豊富で、PCI Express ×16と×1が空いており、ロープロファイルも搭載できます。

筆者は、ThinkCentreの中でこのSmallシリーズが一番好きなんですよね。コンパクトでスリムな筐体ですが、拡張性もそこそこあり、スペックも高くできます。

 

 

公式サイト

 

旧モデルとの比較

<左/本機種・右/ 旧モデル>

旧モデルのThinkCentre M70s Small Gen 3との比較です。(表のメモリ・SSD・バッテリーは最大値)

本機種 旧モデル
CPU Core i3-13100
Core i5-13400/13500/13600
Core i7-13700
Core i5-12400/12500
Core i7-12700
Core i9-12900
メモリ DDR4 128GB
ストレージ SSD(PCIe 4.0)+HDD×2 SSD(PCIe 4.0/3.0)+HDD×2
LAN Wi-Fi 6/6E、1Gbe/2.5Gbe Wi-Fi 6、1Gbe
電源 180/260/310/380W 260/310/380W
重量 5.3㎏
価格 92.5 × 297.7 × 339.5㎜

変更点です。

・CPUが12世代から13世代に
・Core i9がなくなりCore i3が追加
・SSD PCIe 3.0がなくなりPCIe 4.0のみに
・Wi-Fi 6Eと2.5Gbeが追加
・180W電源が追加

同じ筐体を使用し、インターフェイスも全く同じブラッシュアップされたモデルですね。

こちらは、プロセッサーの性能を表すCPU Markスコアの比較です。

Passmarkスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・旧モデル

Core i9-12900  39749
Core i7-13700  38825
Core i7-12700  32105
Core i5-13600  33816
Core i5-13500  32549
Core i5-12500  21094
Core i5-13400  25780
Core i5-12400  19447
Core i3-13100  15057

旧モデルに比べると、かなり性能が上がっていますね。

 

 

兄弟モデルとの比較

Thinkcentre M90s、M80s、M70sシリーズの筐体<ThinkCentre Smallシリーズ3種類の筐体は同じものを使用>

ThinkCentre M70s Small Gen 4には80sと90sの兄弟モデルがあり(旧モデルはM75sというAMDモデルもあり)、違いはこちらになります。(執筆時80s Gen 4は未発売なので予想です)

M90s Small Gen 4 M80s M70s
CPU Core i3、i5
i7、i9
Core i5、i7 Core i3、i5、i7
メモリ DDR5-4400 128GB DDR5 128GB DDR4 128GB
ストレージ SSD ×2+HDD ×2 SSD+HDD ×2
グラフィックス 内蔵グラフィックス
Radeon RX 6400
内蔵グラフィックス 内蔵グラフィックス
PCI Express ×16
PCI Express ×1
2つ
2つ
1つ
2つ
LAN Wi-Fi 6E
1Gbe/2.5Gbe
Wi-Fi 6/6E
1Gbe/2.5Gbe
電源 310/380W 180/260/310/380W
重量 5.3㎏
vPro 対応 対応 対応

執筆時現在M80s Small Gen 4が発売されていないので正確な違いが分かりませんが、通常、M90sが一番性能が高く、拡張性もあり、次にM80s、M70sとなります。

 

 

ThinkCentre M70s Small Gen 4の特徴

本機は筆者所有の旧モデルから外観(筐体)は一切変わっていないので、Gen 3の筐体を使って紹介します。Gen 4を購入次第、写真は差し替えます。

 

Lenovo ThinkCentre M70s Small Gen 3 右斜め前から

筐体はスリムで、縦置き時の幅は92.5㎜と、名刺の長辺とほぼ同じサイズです。

 

Lenovo ThinkCentre M70s Small Gen 3 横置きの正面

縦置きでも横置きでもできるので、設置場所は困らないと思います。筆者は机上に置いて使っています。

寸法は

・幅 92.5㎜
・奥行 297.7㎜
・高さ 339.5㎜

で、ミニタワー型になります。重さは最大約5.3㎏と軽く、設置も移動も簡単にできます。

 

Lenovo ThinkCentre M70s Small Gen 4の筐体側面

筐体側面に通気孔はないですが、前面のまわりに通気孔があり、背面の排気口から換気されます。

 

 

インターフェイス

Lenovo ThinkCentre M70s Small Gen 4のインターフェイス

インターフェイスは豊富で、カスタマイズから多くのポートを追加できますが、1つしかないUSB Type-Cのみ5Gbpsの速度で、USB-Aは10Gbpsになります。(カスタマイズから1つだけ追加できるUSB Type-Cは、規格が未記載のため速度は不明)

正面インターフェイスは、オプティカルドライブ(カスタマイズから追加)、電源、SDカードリーダー(カスタマイズから追加)、マイク入力、マイク/ヘッドフォンジャック、USB Type-C 3.2 Gen 1、USB 3.2 Gen 1が2つ、USB-3.2 Gen 2が2つになります。

背面にはライン出力、DisplayPortが2つ、HDMI、RJ45、USB 2.0が4つになり、この4つのUSBのうちの1つ(下画像の7番ポート)にキーボードを接続すると、「Alt+P」でパソコンを起動できます。

Lenovo ThinkCentre M70s Smallの背面ポートで、キーボードマークのあるところにキーボードを接続するとAlt+Pで起動できる

 

 

筐体内部

Lenovo ThinkCentre M70s Small Gen 3の筐体内部

筐体内部はきれいさっぱりしていて、メモリやストレージの増設も簡単にできます。こちらは旧モデルを使った「取り外し・増設方法」の紹介ですが、同じ筐体なので参考にどうぞ。

空きスロットは、PCI Express ×16とPCI Express ×1が1つずつでロープロファイル対応、M.2 2280が1つになります。

 

 

MILスペック

本機はMIL規格と言う12項目の米軍の物資調達規格に準拠しており、落下テストや気温・気圧の変化テスト、ディスプレイ部の耐久性など様々なテストもクリアしています。他にも、200の項目の品質チェックをしており、安心して使える機種です。

 

 

CPU

Core i3-13100 Core i5-13400/13500/13600
開発コード Raptor Lake
製造プロセス 10nm
Pコア 4 6
Eコア 0 4/8/8
スレッド 8 16/20/20
キャッシュ 12MB 20/24/24MB
GPU実行ユニット 24 24/32/32EU
ターボブースト 4.5GHz 4.6/4.8/5.3GHz
Pコア最大周波数 4.5GHz 4.6/4.8/5.0GHz
Pコア基本周波数 3.4GHz 2.5/2.5/2.7GHz
Eコア最大周波数 3.4/3.5/3.7GHz
Eコア基本周波数 1.8/1.8/2.0GHz
ベースパワー 60W 65W
最大パワー 110W 148/154/154W
Core i7-13700 Core i9-13900
開発コード Raptor Lake
製造プロセス 10nm
Pコア 8 8
Eコア 8 16
スレッド 24 32
キャッシュ 30MB 36MB
ターボブースト 5.2GHz 5.6GHz
Pコア最大周波数 5.2GHz 5.2GHz
Eコア最大周波数 4.1GHz 4.2GHz
GPU実行ユニット 32EU 32EU
ベースパワー 65W 65W
マックスパワー 219W 219W

※Core i9は搭載していませんが比較として載せています

CPUはPコア(Performance Core)とEコア(Efficient Core)の2つを搭載しており、高負荷な作業はPコアで処理を、低負荷な事はEコアで処理することによって、パワフルでも省電力性を兼ね揃えたCPUになっています。

また、Intel Thread Directorというハードコアが、命令をより効率よくPコアとEコアに割り当てて実行できるので、性能もかなり上がっています。

こちらはCPUの性能を測るCPU Markスコアです。

その他のCPUとの比較です。(以下、平均値は各ベンチマーク社が公表している数値です)

スコアの目安

  • 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 15000~・ハイエンドPCに搭載される
  • 18000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い

Passmarkスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・通常版

Core i9-13900  49143
Core i9-13900T  43744
Core i7-13700  38825
Core i5-13600  33816
Core i5-13500  32571
Core i5-13600T  27143
Core i5-13400  25780
Core i5-13500T  23779
Core i5-13400T  19805
Core i3-13100  15057
Core i3-13100T  13187

Cinebench R23のスコアで、CPUの3DCGレンダリング性能を測定します。一般的に、3Dレンダリングやエンコードはマルチコア、モデリングやCAD、編集中、ゲームはシングルコアを重視します。

マルチコアシングルコア

マルチコア性能

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i9-13900  32605
Core i7-13700K  31062
Ryzen 9 7900X  29306
Core i9-12900K  27472
Core i7-13700  24770
Core i5-13600K  24525
Core i7-12700K  22812
Core i5-12600K  17660
Core i5-13400  15890
Core i3-13100  8843

シングルコア性能

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i9-13900  2165
Core i7-13700K  2126
Core i7-13700  2107
Ryzen 9 7900X  2034
Core i9-12900K  1997
Core i7-12700K  1939
Core i5-12600K  1918
Core i5-13400  1794
Core i3-13100  1751

 

 

メモリ

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

搭載メモリはDDR4-3200MHzで、メモリスロット4つ・最大128GBにできます。これだけの容量があれば、先々メモリ不足になった時に増設をしたら長く使えます。

メモリは旧モデルのDDR4ですが、上位モデルのM90s Small Gen 4にはDDR5が搭載しています。体感で速度の違を感じることはほぼないと思いますが、最新メモリが欲しいという場合はそちらを検討してもいいかもしれません。

その他のメモリとの比較です。

Memory Mark

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

DDR5-4800MHz平均  2774
LPDDR4-4266MHz平均  2735
LPDDR5平均  2703
DDR4-3200MHz平均  2151

 

 

ストレージ

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。

搭載SSDは最新のPCIe 4.0で、2.5インチか3.5インチのHDDを最大2基搭載できます。

HDDは1TBで15,400円、2TBで17600円もするので、自分でできる方は自分でやった方がかなり安上がりです。同じくらいの価格で、Wester Digitalの6TB HDDがアマゾンで購入できます。

こちらはシーケンシャル速度の、おおよその速度です。

シーケンシャル速度

オレンジ色・・・リード 青・・・ライト

PCIe 4.0×4  ~約7000MB/秒
 ~約5000MB/秒
PCIe 3.0×4  ~約3000MB/秒
 ~約2000MB/秒
HDD  600MB/秒
 200MB/秒

 

 

セキュリティ

Lenovoのセキュリティ

Think製品は、全方位から備えるサイバーセキュリティのThinkShieldによって守られており、堅牢性が高い機種になっています。

が、追加のセキュリティをお考えの場合は「Lenovoパソコンにおすすめのセキュリティソフト」も併せて読んでみてください。仮想環境を構築し、6つのソフト+Windows Defenederで実際のフィッシングサイトにアクセスをして遮断できるかどうかのテストを行ったので、実際の防御率が分かりやすいと思います。

 

 

Wi-Fi 6/6Eに対応

対応周波数 速度
IEEE802.11ac
(Wi-Fi 5)
5GHz 6.9Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6)
2.4/5GHz 9.6Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6E)
2.4/5/6GHz 9.6Gbps

次世代通信規格のWi-Fi 6に対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。

Wi-Fi 6EはWi-Fi 6のExtended(エクステンディット)版で、6GHz帯(高速通信)での通信ができるのですが、執筆時現在の日本では6GHz帯はまだないので使えません。最大で5GHz帯になります。

デフォルトではWi-Fiなしになっていますが、Wi-FiカードがないとBluetoothもないので、Wi-Fiが必要ない人でも搭載しておいた方が良いと思います。

また、イーサネットは標準で1ギガビットイーサネットですが、+2200円でワークステーションに採用される2.5Gbeにアップグレードできるので、大きなデータを使う人は2.5Gbeをどうぞ。

 

 

電源

Lenovo ThinkCentre M90q Tiny Gen 4に搭載できる電源

電源は4種類あり、180W、260W、310W、そして380Wが選べます。ロープロファイルやメモリ、ストレージも増設できるので、そういった予定がある人は大きな電源がおすすめです。また、増設予定がなくても電源が大きい方がより良いパフォーマンスを発揮できるので、余裕があれば大きなものをお勧めします。

また、電源の横に描かれた%は電力変換効率で、この数字が大きい方が電源の発熱が少なくなります。

80PLUSで言えば、180W(85%)はブロンズかシルバー、260W(90%)はゴールドかプラチナ、92%のものはプラチナかチタニウムになります。

 

 

モニター

Lenovoではセール中のモニターのコスパが高いので、購入をお考えの人はこちらも併せてどうぞ。

Lenovo おすすめモニター

 

 

サポート・保証

Lenovo サポートと保証

標準で1年間の「翌営業日オンサイト修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長5年まで延長できます。また、プレミアサポートにアップグレードができ、こちらは24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)

翌営業日オンサイト修理とは、翌営業日(土日祝日以外)にエンジニアが来て修理をしてくれるものです。急ぎで修理の必要があるときでも助かりますね。

 

ライバル機種

ThinkCentre 全機種の筐体比較

ThinkCentreにはTiny、Small、Towerがあり、Neoと言うシリーズも2022年から販売されています。一番左のTinyが一番小さくTowerが一番大きいので、右にいくにつれて排熱性能が高く、より高い性能が出ます。

もし、もっと性能が欲しいならTowerが、性能も重視するが場所を取らないものが良い場合はTinyがおすすめです。もしくはちょっと安っぽい筐体ですが、価格重視ならNeoが良いです。

大きな違いはこちらになります。

CPU・メモリ 拡張性 最大ストレージ 価格
Tiny 省電力/通常版
最大64GB
SSD×2+HDD×1 6万円台~
Neo 通常版
最大64GB
SSD×1+HDD×1 5万円台~
Small 通常版
最大128GB
SSD×2+HDD×2 6万円台~
Tower 通常版
最大128GB
SSD×2+HDD×3 6万円台~

詳しくは、ThinkCentre全機種の比較レビューをどうぞ。

 

 

まとめ

良い点

・コンパクトだがそこそこの拡張性がある
・2.5Gbe搭載可能
・ThinkShieldに守られており、安心感が高い
・電源が4種類から選べる

 

残念な点

・特になしだが、あえて言えばスピーカーが小さい

 

総合評価

旧モデルからブラッシュアップされた機種で大きな変化はないですが、ビジネス用途で快適に作業をするには十分以上な性能です。

ちょっとした拡張性もあるので、ライトなカスタマイザーにも合うし、企業が購入する場合も、自分たちで増設できるので安くスペックアップできます。

 

 

公式サイト