Lenovo Legion 5i Gen 10(15.1型 Intel)の実機レビュー 静音性と排熱性能も高いゲーミングPC

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Lenovo Legion 5i Gen 10(15.1型 Intel)のレビューです。

超高性能Core i7-14700HXかCore i9-14900HXが搭載でき、グラボは最大でRTX 5070が搭載できるミドルハイスペックです。

排熱性能と静音性が高いので、騒音を気にせずに長時間のプレイがしやすい機種です。また、ディスプレイがすごく高品質で、ゲームだけじゃなくクリエイティブワークをする人にも向いています。

レビュー機はメーカーからお借りしており、スペックはCore i7-14700HX、メモリ24GB(12GB×2枚)、SSD PCIe 4.0 1TB、RTX 5060になります。

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新着セール情報

Legion 5i Gen 10(15.1型 Intel)のスペックと特徴

CPU Core i7-14700HX
Core i9-14900HX
メモリ DDR5-5600 最大32GB
ストレージ SSD×2枚
グラフィックス RTX 5050
RTX 5060
RTX 5070
ディスプレイ(15.1型) WQXGA OLED 光沢あり165Hz DCI-P3 100%
OS Windows 11 Home/Pro
通信 Wi-Fi 7、1Gbe
生体認証 顔認証
WEBカメラ 500万画素+IRカメラ
オーディオ Nahimic by SteelSeries、ハーマンカードン製2W×2
寸法(幅×奥行×高さ) 344.9 × 255.35 × 19.95~21.54mm
重さ 約1.9㎏(実測1942g)
バッテリー(JEITA 3.0)
電源
最大約5時間
245W
保証 1年間(Legion Ultimate Support)
価格 17.7万円~

<性能評価>

 

パソコンの頭脳であるCPUは20コア28スレッドのCore i7-14700HXか24コア32スレッドのCore i9-14900HXが搭載でき、最高峰の性能になります。

メモリはDDR5-5600MHzが搭載で最大32GB、ストレージはSSD PCIe 4.0が搭載で、最大2枚搭載できます。

ディスプレイは15.1インチと珍しいサイズで、14インチよりも大きく16インチよりも小さいので持ち運びに便利なサイズです。画面アスペクト比は16:10と縦に長い2.5K解像度で、Lenovo PureSight OLEDディスプレイを採用。最大165Hzのリフレッシュレートに対応し、動きの激しいゲームでも滑らかな表示が可能です。

最大輝度は1000ニットと非常に高く、DCI-P3 100%の広色域に対応し10 bit 10.74億色の発色が可能で、画像・動画編集にも最適なクリエイター仕様のディスプレイです。

グラフィックボードは最新のRTX 5050、5060、そして5070が搭載で、レビュー機にはRTX 5060が搭載し、重ためのゲームもFHD+画質調整でギリギリプレイできました。

OSはWindows 11 Homeが搭載し、LANはWi-Fi 7と1ギガビットイーサネットを採用、WEBカメラは自撮り配信もできるほどの500万画素です。

オーディオはNahimic by SteelSeriesを採用し、2Wスピーカー2基を搭載で良い音でした。

電源は245Wと大きく、パワフルです。

重さは実測1942gとゲーミングPCにしては重たくなく、最大バッテリー駆動時間は約5時間となっており、少しの時間であれば宅内移動で気晴らしにリビングなど別の場所でもプレイできますね。

インターフェイスも必要十分にあり、USB 3.2 Gen 2 Type-Cが2つ、USB 3.2 Gen 1が3つ、そしてHDMIに3.5ミリジャックがあります。

ディスプレイが最高品質で、クリエイターにも向いた機種です。

 

 

公式サイト

 

 

よくある質問と回答

FAQ 質問と回答

 

ここではよく聞かれる質問と回答をまとめました。聞きたいことがない場合は、Xにて質問してもらえればすぐに回答します。

質問 回答
納期が変わりました。こういうことは良くありますか? 時期によりますが、大きなセールがある12月、1月、そして新年度に向けての買い替え需要が高い3月4月、サマーセールがある7~8月、そして大型セールがある年末は納期がずれることがあるようです
出荷からどのくらいで届きますか? 経験からみると、出荷から通常2~3日以内に届くと思います(購入日からじゃなく出荷されてから)
画像・動画編集に使えますか? 毎日何本も編集する様な人にも使えます
ファンはうるさいですか? ベンチマーク計測時は平均54dBと、平均的なゲーミングPCの騒音で音はしますがうるさいわけじゃないです。
PD充電できますか? 2つあるUSB Type-Cの1つが対応しているのでできます
PD給電とDP出力をケーブル一本でできますか? 2つあるUSB Type-Cの1つが対応しているのでできます
オンラインレッスンに合いますか? カメラは500万画素と超高画質で、顔出し配信にも使えるほどです
メモリ/ストレージの増設はできますか? 16GBモデルを購入した場合は32GBに増設可能。SSDはM.2スロットが2つあるので増設できます。
持ち運びに向いていますか? 向いてませんが、ゲーミングPCにしては持ち運びしやすい方です
ディスプレイは明るいですか? 最大1000ニットと非常に明るい
Officeの使い心地は? 快適に使えます
ディスプレイの色域の違いは何ですか? 色域が広いとより正確な色を描写できます。広さはAdobe RGB(これはほとんどない) >DCI-P3 > sRGB > NTSC 45%になり、本機はDCI-P3 100%になります
バッテリー駆動時間は長いですか? JEITA 3.0測定で5時間と短いですが、一般的なゲーミングPCの長さです
リフレッシュレートはいくつですか? 最大165Hzです

 

以下にて本機の特徴をご紹介します。

 

【内部構造】メモリ・ストレージの増設が可能

Lenovo Legion 5i Gen 10 筐体内部

筐体内部です。

 

Lenovo Legion 5i Gen 10 筐体内部 メモリスロット

販売モデルの一部は16GBメモリが1枚搭載で、この場合は32GBに増設できます。

 

Lenovo Legion 5i Gen 10 筐体内部 M.2スロット

M.2スロットも1つ開いており、ネジの場所を見る限りではType-2280も2242も搭載できそうです。

 

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Legion Hubでパフォーマンス・ライティング・OC設定を一括管理

Legion Space CPUやGPU設定

Legion Spaceはゲームの管理、パフォーマンス調整、デバイス制御、ライティング設定、オーバークロックなど、ほぼすべての必要なことをここで設定できます。

しかも凄いのは、メーカーの保証の範囲内でオーバークロックが許容されているので、安心して使えます。

Fn+Qでパフォーマンス/エクストリームモードを変更できるので、重たいシーンのところはモードを変えるなどの変更もすぐにできます。

1か所に全部まとめられているので非常に便利ですね。

 

 

【外観レビュー】エクリプスブラックの筐体で高級感のある仕上げ

Lenovo Legion 5i Gen 10 正面

エクリプスブラックは真っ黒じゃなく、どちらかというとすごく濃いグレーと言った感じで、左右上ベゼルが細いので筐体もすっきりして見えます。

 

Lenovo Legion 5i Gen 10 筐体寸法

寸法は幅344.9ミリ、奥行き 255.35ミリ、そして高さは19.95~21.54ミリと、ゲーミングPCとしてはそこまで大きくないです。

 

Lenovo Legion 5i Gen 10 重さ計測

重さは実測1942gと公称値の1.9㎏よりちょっと重たいですが、ギリギリ持ち運びもできる重さです。

 

インターフェイスはUSB3.2 Gen2 Type-C(DisplayPort出力機能付き、Powerdelivery対応)もあるのでドックも使えるし、ドック無しでも十分な数と品質になっています。

 

Lenovo Legion 5i Gen 10 左側面インターフェイス

左側面にはRJ45、USB Type-C 3.2 Gen 2(10Gbps)が2つあり、1つはDisplayPort 出力機能付き、Powerdeliveryに対応、1つはDisplayPort機能付き、USB 3.2 Gen 1(5Gbps)です。

 

Lenovo Legion 5i Gen 10 右側面インターフェイス

右側面にはマイク/ヘッドフォンジャック、USB 3.2 Gen 1(5Gbps)、電子式プライバシーシャッターボタン、USB 3.2 Gen 1(5Gbps)が1つです。

 

Lenovo Legion 5i Gen 10 背面インターフェイス

背面にHDMIと電源コネクタがあります。

 

Lenovo Legion 5i Gen 10 背面

航空宇宙用アルミニウムの天板で高級感があり、質感も非常に高いです。底面カバーは樹脂素材です。

 

Lenovo Legion 5i Gen 10 片手で開けることができるディスプレイ

ディスプレイは片手で開けることができ、最大約180度開きます。片手で開けられるのって、すごく便利なんですよね。

 

 

500万画素WEBカメラ+顔認証のIRカメラ

Lenovo Legion 5i Gen 10 Webカメラ

WEBカメラは超高画質500万画素で、ハイエンドビジネスPCに搭載する様なハイエンドカメラです。電子式プライバシーシャッターもあるので、使用しないときは閉じておくと安心です。

また、ゲーミングPCでは珍しく顔認証に対応しているので、ログインが楽です。

 

Lenovo Legion 5i Gen 10 Webカメラで撮影

解像度はすごく高いですが、オブジェクトが暗く映りました。撮影ライトがあると、もっときれいになります。

オーディオはNahimic by SteelSeriesで、AI技術を活用して3Dオーディオを生成し、空間的なサウンド体験を実現します。スマートプロファイルが自動的に音を最適化し、常に最高のオーディオを提供。ゲームの世界に没入できる音響環境を構築します。

音は動画で紹介しますが、スピーカーが2つなので音量は大きくありませんが良い音でした。

 

 

【キーボード検証】ライティング・打鍵感・配列・Copilotキー

Lenovo Legion 5i Gen 10 キーボード RGBライティングON

24ゾーンRGB ライティングに対応し、先述したLegion hubで簡単に設定できます。

キーボードはLegion TrueStrikeキーボードでeスポーツ仕様の設計になっており、正確な入力と瞬時の応答を実現。

真ん中にあるLegion Oボタンは使用中のモード(バランスやパフォーマンスなど)をライトの色で表示するので、今どのモードかすぐにわかります。

 

Lenovo Legion 5i Gen 10 よく使うキーに突起が付いたキーボード

EnterやF2、F3、そしてSキーなどに小さな突起が付いており、目視しなくても重要なキーがどこにあるかわかりやすくなっています。

 

Lenovo Legion 5i Gen 10 キーボード

主要キーはすべて同じ大きさなのでミスしにくく、テンキーもあるのでExcelなど使うことが多い人にも合います。カーソルキーはすべて大きく下に飛び出しており、すごく使いやすい設計です。コパイロットキーもあるので便利ですね。

半角/全角キーや右にはShiftキーそして「む」キーは細くなってますが、操作に支障はないと思います。

 

Lenovo Legion 5i Gen 10 キーボード

キーピッチは実測19.0×18.6ミリとフルサイズで使いやすく、キーストロークは実測1.5ミリで、深めの打鍵感がありタイピングしやすいです。また、キートップが湾曲しているので、ちょっとくらい中心をずれて打ってしまってもしっかりと打てます。

タッチパッドは120×75ミリで、マイラータッチパッドを採用しており、耐久性・反応性・放熱性に優れたマイラーフィルムを表面に張っており、指の滑りが良くゲーム中の細かい作業に適しています。

 

 

Legion Coldfront Hyper採用の排熱性能

Legion Coldfront Hyper

今まではLegion Coldfront 5.0という冷却システムを採用していましたが、本機はLegion Coldfront Hyperと進化したものになっています。

Legion ColdFront Hyper は、ターボチャージャー付きファンと大型3D銅製ヒートパイプを組み合わせ、真空密閉構造で最適なエアフローを実現。熱を逃がし、システムをよりクールで静音に保ちます

特にインテルCPUはどんどんW数が上がっているし発熱も大きいので、ゲーミング各社は冷却技術がどんどん進化していますね。

また、Lenovo AI Core(LA1+LA3)を搭載しており、CPUとGPU間でパワーを動的に配分するセンサーを備え、パフォーマンスを最適化しファンノイズを最小限に抑えます。

 

Lenovo Legion 5i Gen 10 底面カバー

底面カバーにはすごく大きな通気口があります。

 

Lenovo Legion 5i Gen 10 筐体内部

本機は2つのファンに3本のヒートパイプが採用されており、排熱システムはすごくいいと思います。

 

ベンチマークのFire Strike計測時に、PC表面と底面、そして背面の温度を計測しました。(ファンはバランスモード)

PC表面温度は34.1度と低く、底面は40.2度、そして背面は40.4度としっかりと排熱できています。

膝の上に置いてプレイしても、ちょっと熱くなるくらいでした。

 

Lenovo Legion 5i Gen 10 ベンチマーク計測時のPC騒音値

騒音値は平均54dBで扇風機の中以下くらい(アプリでは通常会話の騒音と明記)で、音はしますがうるさいというほどでもありませんでした。

 

 

ディスプレイの検証

Lenovo Legion 5i Gen 10 正面

ディスプレイはハイエンドスペックで、業務用クリエイターディスプレイです。

特徴

・15.1インチ画面比16:10で15.6インチよりも多い情報量
・2.5K(2560×1600ドット)で高精細、そしてOLEDディスプレイを採用し完全な黒を描写できる
・PureSight OLEDゲーミングディスプレイで、よりシャープな映像がより速く、そしてより現実の様に描写できる
・DCI-P3 100%で画像動画編集プロ向けの正確な色を描写できる
・コントラスト比100万:1でくっきりすっきり
ハイダイナミックレンジのHDR600とDolby Vision対応で白はより白く、黒はより黒く描写
・1ms未満の応答時間
最大1000ニト(標準500ニット)
165Hzのリフレッシュレートでぬるぬる
・X-Rite ファクトリーカラーキャリブレーション対応で、ディスプレイの色調整が簡単
・光沢あり

 

本機はデジタルシネマ規格のDCI-P3 100%で、一般的なクリエイターPCに採用されるsRGB 100%よりも広色域で、10 bit 10.74億色の発色に対応しており、業務用の品質です。

 

これは黒をどれだけ描写できるかのチェックで、OLEDディスプレイなのでもちろん完全な黒を描写できています。また、コントラスト比が100万対1と高いので、くっきりと描写できています。

 

視野角は178°と広く、どこから見ても暗くならずにしっかりと見えました。

輝度は標準最大500ニット、最大1000ニットで、こちらは輝度の目安です。

220ニト 室内ならなんとか使える。明るい室内では暗く見える
250ニト 室内向け。屋外では日陰ならギリギリ使える
300ニト 屋外の日陰でも見える(見やすいわけじゃない)
400ニト 屋外でも使いやすいが、直射日光が当たるとやや暗い
500ニト 屋外向け
600ニト 画面に直射日光が当たっても比較的見える

 

 

Wi-Fi 7に対応

超高速無線・Wi-Fi 7に対応

対応周波数 速度
IEEE802.11ac
(Wi-Fi 5)
5GHz 6.9Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6)
2.4/5GHz 9.6Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6E)
2.4/5/6GHz 9.6Gbps
IEEE802.11be
(Wi-Fi 7)
2.4/5/6GHz 46Gbps

次世代通信規格のWi-Fi 7に対応しており、現在主流のWi-Fi 6の約5倍、低価格モデルのPCに採用されるWi-Fi 5の約13倍、現在主流のWi-Fi 6/6Eの約5倍の最大通信速度があります。また、理論上16本のストリームになり、今まで以上に多くのデバイス(理論上2倍)を接続して快適に使えます。

6GHzで最大320MHzのチャンネル幅があり、Wi-Fi 6E(最大160MHz)の2倍の帯域幅になります。

 

 

ベンチマーク

CPUは20コア28スレッドのCore i7-14700HXか24コア32スレッドのCore i9-14900HXが搭載でき、グラフィックボードは最新のRTX 5060でミドルクラスの性能です。

本機の特徴として、Lenovo AI Engine+があります。

Lenovo AI Engine+ はリアルタイムで状況を分析し、FPSとリソース配分を自動で最適化。AIによる緻密なチューニングが反応速度を加速させ、勝負の一瞬を確実に捉えます。

 

レビュー機はCore i7-14700HXが搭載です。

 

 

CPU Mark計測結果

Lenovo Legion 5i Gen 10 CPU Mark計測結果

CPU性能を測るCPU Markのスコアは42475と、すごく高いスコアでした。

こちらはCPU Markの比較です。

スコアの目安

  • 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 15000~・ハイエンドPCに搭載される
  • 18000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い

CPU Markスコア

オレンジ/本機 青/その他 赤/別機種

Ryzen 9 9955HX3D  63357
Core Ultra 9 275HX  59064
Core Ultra 7 255HX  52810
Core Ultra 9 275HX(OMEN MAX 16)  51706
Ryzen AI MAX+ 395  51162
Core i7-14700HX  42475
Ryzen AI 9 HX 370  38025
Ryzen AI 9 HX 375  35773
Core Ultra 9 185H  33266
Ryzen AI 9 365  32045
Ryzen 7 8845H  30037
Core Ultra 7 165H  28719
Snapdragon X Elite X1E-78-100  28668
Ryzen 7 8840HS  25148
Core Ultra 5 135H  24091
Core Ultra 7 155H  24271
Core Ultra 7 258V  21237
Core Ultra 5 125H  20071

 

Cinebench 2024計測結果

Lenovo Legion 5i Gen 10 Cinebench 2024計測結果

Cinebench 2024のスコアで、Cinema 4DのデフォルトレンダリングエンジンであるRedshiftのパワーを利用して、CPUとGPUの能力を計測します。計測結果はマルチコア1130、シングルコア123非常に高い性能でした。

他のCPUとの比較です。

マルチコアシングルコア

マルチコア性能

オレンジ/本機 青/その他

Ryzen 9 9955HX3D  1932
Core Ultra 9 275HX  1874
Core Ultra 7 255HX  1490
Ryzen AI MAX+ 395  1430
Core Ultra 9 275HX  1406
Ryzen AI 9 HX 370  1237
Core i7-14700HX  1130
Ryzen AI 9 HX 375  1101
Ryzen AI 9 365  1008
Snapdragon X Elite X1E-78-100  924
Ryzen 7 8845HS  867
Apple M1 Max  791
Snapdragon X Plus X1P-42-100  702
Core Ultra 5 125H  631
Ryzen 5 8640HS  557
Core Ultra 7 258V  556
Apple M1  509
Core i7-1280P  433

シングルコア性能

オレンジ/本機 青/その他 赤/別機種

Core Ultra 9 275HX  135
Core Ultra 9 275HX  132
Ryzen 9 9955HX3D  129
Core Ultra 7 255HX  128
Core i7-14700HX  123
Core Ultra 7 258V  119
Ryzen AI 9 HX 370  117
Ryzen AI MAX+ 395  116
Ryzen AI 9 HX 375  114
Ryzen AI 9 365  113
Apple M1 Max  113
Apple M1  112
Snapdragon X Elite X1E-78-100  107
Snapdragon X Plus X1P-42-100  107
Ryzen 3 8300GE  101
Ryzen 7 8845HS  100
Core Ultra 5 125H  100
Ryzen 5 8640HS  95
Core i7-1280P  74

 

Geekbench AI計測結果

Lenovo Legion 5i Gen 10 Geekbench AI計測結果

Geekbench AIのONNXでCPUのAI性能を測りました。ONNXはOpen Neural Network eXchangeで、ディープラーニングや機械学習モデルのようなAIモデルの性能を計測します。

Single Precision(単精度)は4450、Half Precision(半精度)は1464、Quantized(量子化スコア)は7145と高いスコアでした。

単精度スコア半精度スコア量子化スコア

Single Precision Score/単精度スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen 9 9955HX3D  6406
Core Ultra 7 255HX  6189
Core Ultra 9 275HX  5958
Ryzen AI MAX+ 395  5744
Core i7-14700HX  4450
Ryzen AI 9 HX 370  3624
Ryzen AI 9 HX 375  3197
Core Ultra 5 125H  2758
Core Ultra 5 125U  2458
Core i7-1260P  2405
Core Ultra 7 258V  2374
Ryzen 5 8640HS  2204
Snapdragon X Elite X1E-78-100  2058
Ryzen 5 7535U  1647
Ryzen 3 7335U  1133

Half Precision Score/半精度スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Snapdragon X Elite X1E-78-100  2631
Ryzen 9 9955HX3D  2487
Core Ultra 7 255HX  2288
Core Ultra 9 275HX  2184
Ryzen AI MAX+ 395  2144
Ryzen AI 9 HX 370  1537
Core i7-14700HX  1464
Ryzen AI 9 HX 375  1432
Core Ultra 7 258V  1255
Core Ultra 5 125H  1208
Ryzen 5 8640HS  1063
Core Ultra 5 125U  1042
Core i7-1260P  988
Ryzen 5 7535U  808
Ryzen 3 7335U  649

Quantized Score/量子化スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen 9 9955HX3D  11026
Ryzen AI MAX+ 395  9699
Core Ultra 7 255HX  9288
Core Ultra 9 275HX  9056
Core i7-14700HX  7145
Snapdragon X Elite X1E-78-100  6881
Ryzen AI 9 HX 370  6827
Ryzen AI 9 HX 375  6544
Core Ultra 7 258V  4815
Core Ultra 5 125H  4475
Core Ultra 5 125U  3972
Ryzen 5 8640HS  3923
Core i7-1260P  3424
Ryzen 5 7535U  2290
Ryzen 3 7335U  1629

 

Davinci resolveでのレンダリング時間を検証

Lenovo Legion 5i Gen 10 4K動画レンダリング時間計測結果

5分の4K動画を撮影し、Davinci Resolveでレンダリングにかかった時間です。当然ですが、時間が短いほうが高性能です。

3回計測した平均は1分30秒とすごく速かったです。

 

4K動画レンダリング速度

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-1260P  15分20秒
Ryzen 5 7535U  4分47秒
Core Ultra 5 125H  4分14秒
Core Ultra 7 258V  4分12秒
Ryzen 5 8640HS  4分5秒
Ryzen 5 8500G+RTX 4060 Ti  2分23秒
Ryzen AI 9 HX 370  2分9秒
Core i7-14700+RTX 4060  1分50秒
Core Ultra 7 255HX+RTX 5060  1分30秒
Core i7-14700HX+RTX 5060  1分30秒
Core Ultra 7 265K+RTX 4070 Ti Super  1分29秒
Core Ultra 9 275HX+RTX 5080 Laptop  1分29秒
Ryzen 9 9955HX3D+RTX 5070 Ti Laptop  1分24秒
Core Ultra 9 275HX+RTX 5080  1分19秒

 

 

Fire Strike計測結果

Lenovo Legion 5i Gen 10 Fire Strike計測結果

Fire Strikeの計測結果は27810と非常に高く、RTX 5060の平均値よりも若干高いスコアでした。

 

Fire Strike

オレンジ/本機種 赤/インテル

RTX 5070 Ti平均  36182
RTX 5080平均  35662
RTX 4090平均  34351
RTX 4080平均  32403
Core Ultra 7 255HX+RTX 5060  28569
Core i7-14700HX+RTX 5060  27810
RTX 5060平均  27439
RTX 4070平均  25961
RTX 4060平均  23182
RTX 5050平均  22842
RTX 4050平均  18852
RTX 3050平均  14198

 

ちなみに、Fire Strike Ultraはバランスモードで「6943」、パフォーマンスモードで「7856」と約13.5%も性能が上がりました

 

Lenovo Legion 5i Gen 10 FFXIV黄金のレガシー計測結果

次は2Dゲームのベンチマークで、重ためのFFXIV黄金のレガシーは最高品質で16108で「非常に快適」でした。

 

 

ゲームプレイ時のFPSと使い心地を検証

Lenovo Legion 5i Gen 10 ゼンレスゾーンゼロをプレイして沿計測したfps

ゼンレスゾーンゼロをいろいろな設定でやってみました。

2560×1600・最高画質

戦闘シーンでは平均30fps前後で快適なプレイは難しく、散策は平均50~60fpsでギリOK

 

1920×1080・最高設定

散策シーンは60~70前後のfps、戦闘シーンでは平均60fps前後でプレイは可能

 

重たいゲームはFHD画質で設定を下げれば、ライトユーザーにとっては快適なプレイができますが、それ以上となるとプレイはきついです。カスタマイズからRTX 5070も選べるので、重たいゲームをプレイする人はRTX 5070を検討してもいいと思います。

 

 

メモリ性能を検証

Lenovo Legion 5i Gen 10 Memory Mark計測結果

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

メモリはDDR5-5600MHzが搭載で、レビュー機には24GB(12GB×2)が搭載です。

メモリの性能を測るMemory Markの計測結果は、3051と平均よりも良いスコアでした。

その他のメモリとの比較です。

Memory Mark

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

LPDDR5X平均  3288
本機種DDR5  3051
DDR5平均  2769
LPDDR5平均  2759
LPDDR4X-4266MHz平均  2502
DDR4-3200MHz平均  2165

 

 

ストレージ速度を計測

Lenovo Legion 5i Gen 10 シーケンシャル速度計測結果

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。

ストレージはSSD PCIe 4.0 1TBが搭載で、シーケンシャル速度を計測したら、リード(読み込み速度)は7061MB/秒、ライト(書き込み速度)は5762MB/秒と速かったです。

 

起動時間を5回計測した平均は19秒とゲーミングPCとしては速く、一般的なPCと比べても遜色のない速さです。

1回目 21秒
2回目 18秒
3回目 19秒
4回目 18秒
5回目 19秒
平均 19秒

 

 

Legion Ultimateサポート付き

Lenovo サポートと保証

標準で1年間の「引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長4年まで延長できます。

引き取り修理とは、家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。

 

Lenovo Legionのサポート

また、カスタマイズモデル以外には標準で、「ゲーミングに特化した24時間サポート・Legion Ultimate Support」が付いています。このサポートの特徴は、パソコンの不具合の対処法や使い方の事だけじゃなく、最新ゲームの推奨環境やゲームを快適にプレイする上での知識・どうやったら勝てるかなども提供しています。

しかも、スタッフはゲームに精通した熟練プレイヤーなので、専門用語(ゲーム用語)やコミュニティ用語での会話が可能です!

このサポートのおかげで、初心者でも安心してゲーミングPCを導入できる環境が整ってます。

 

 

【まとめ】Legion 5i Gen 10(15.1型 Intel)の評価とおすすめユーザー

良い点

・CPU性能がすごく高い
・SSDとメモリの増設が可能
・キーボードライティングがかっこいい
・超高品質業務用ディスプレイ
・Wi-Fi 7に対応
・高い排熱性能
・超高画質500万画素WEBカメラ

残念な点

・高画質Webカメラだがちょっと暗かった

 

 

総合評価

ミドルクラスのRTX 5060を搭載し、CPUはかなり性能が高く、一般的な作業もしやすいです。ゲームは中量級以下をメインにする人に向いており、重たいゲームをする場合は画質を落として調整しないとfpsが伸びません。

また、ディスプレイが超高品質でクリエイター向けと言ったスペックでした。DCI-P3 100%・10bit 10.74億色対応のOLEDディスプレイは、動画編集やクリエイティブワークをするプロ向にも最適です。

排熱設計はLegion Coldfront HyperとAI制御により、静音性と安定性を両立。500万画素Webカメラやライティング対応キーボード、Wi-Fi 7など最新機能も充実しており、ゲームも制作もこなすユーザーにとって理想的な一台です。

また、サポート体制も万全で、初心者にも安心しておすすめできるモデルです。

 

 

公式サイト

 

 

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