Lenovo TWSイヤホンで、ThinkPad X9用になります。ほとんど同じスペックでYoga PC用のYoga Editionもあるので、Yogaをお使いの人は「TWSイヤホンYoga Edtionのレビュー」をどうぞ。
音質は良く、マイクも内蔵なのでオンライン会議などにも使え、スポーツをしていても耳からとれることなくできました。
使ってみた良い点と悪い点はこちらです。
良い点 | 悪い点 |
音が良い。音楽から会議まで万能 | ノイズキャンセリングをONにすると、飛行機に乗ったときの耳が「キーン」ってなるのに似た感覚があった(個人差あり) |
2つのデバイスに同時接続できる | なぜだかThinkPadバージンのTWSイヤホンのみ充電ケーブルがない |
タップで操作でき便利。また、タップの反応は良い | たまにつながらなくなる |
マイクが3つも搭載 | タップ機能はあるが、曲のスキップや巻き戻しができない |
・新着セール情報
Contents
Lenovo TWS イヤホン(ThinkPad X9)の特徴
周波数 | 20Hz-20KHz |
---|---|
インピーダンス | 16Ω |
音圧 | ― |
接続 | Bluetooth(デュアル接続) |
ワイヤレス動作距離 | 10m |
オーディオ | ドルビーアトモス |
防塵防水 | IP55 |
重さ | 47g |
充電時間 | 1時間(イヤフォン)/1.5時間(ケース) ワイヤレス充電/エコ充電対応 |
再生時間 | ANCオフで約7時間 ケースのバッテリー合わせて約36時間 |
マイク | 片方に3つずつ(全指向性、感度: -38±1dBV、SNR: 標準64dB(A)) |
同梱 | ケース、USB-C to Aケーブル、イヤーチップ、マニュアル |
価格 | 1万3200円 |
周波数は20~20KHzと幅広く、重低音から高音までしっかりとカバーしています。音圧の記載がなかったのですが、私がいつも使っているMarshall Minor Ⅲと言うイヤフォン(93dB)よりも余裕で高いと思います。
最初はなぜだか接続できずに時間がかかったのですが、PCを再起動したら繋がりました。また、デュアル接続に対応しているので、例えばPCとスマホの2台に同時接続して使うこともできます。
ワイヤレス動作距離は10mもあるので、スマホなどの接続機器を充電しながら家の中を動いても、十分使えると思います。
バッテリー駆動時間は約7時間とそこそこ長く、ケースのバッテリーで充電したら最長約36時間の再生ができます。
社会人がオフィスで使ったり、学生が通学時や自宅で使うといった用途に合います。
外観
注)本機はグレーですが、写真で撮影すると光の反射具合で青っぽく映ってしまった写真もあります。
価格の割に質素な箱に入っています。
同梱物は追加イヤーチップ(XS/S/L)になり、充電用ケーブルはありません。
ケースはツルツルしてて手触りは良いです。
<ThinkPad X9 Gen 1>
先述しましたが、最初なかなか接続できなかったのですが、こういう時はPCの再起動に限りますね。ちなみにYogaモデルの「Lenovo TWS YOGA PC エディション」(スペックは全く同じ)の場合はケースを開けた瞬間すぐにYogaにつながったのですが、本機はX9でも接続するのが大変でした。
また、現在2週間ほど使用していますが、時々接続できなくなることがあるので面倒くさいです。かと思いきや、ケースを開けただけで接続されるので、カバンに入れてるときに何かの拍子で蓋が開くと使ってなくても接続されるので電池の減りが速くなります。
X9以外のPCにも接続できますが、PCのBluetoothに出てこなかったり、出てきても接続がスムースに行くわけじゃありませんでした。(個体差はあると思います)
背面には「Lenovo」と言うプリントがあります。ThinkPadじゃないんですね。ちょっと残念・・・。
ちなみにYogaモデルはメタル基盤の上に刻印されています。プリントじゃなくて彫ってるので、高級感がありました。
接続するときに使うBluetoothのボタンです。
こんな外観です。
接続方法
先述したように、最初はなぜか接続できなかったのですが、基本的にPCのBluetoothをONにしてイヤフォンをケースの中に入れて、側面にあるボタンを押せば名前が出てくるので、それをタップして接続します。
PCの場合は接続されるとLenovo Comercial Vantageでバッテリー残量が確認できます。
機能
- タップで操作
- ノイズキャンセリング機能付き
- マイクノイズキャンセリングは自分の声を登録することにより、精度が高まる
- 2つのデバイスに同時に接続
タップ機能
イヤフォンをタップして使える機能です。下の2と3、4の項目を使うと、どの機能がON/OFになったかアナウンスが流れます。
1. ダブルタップ: 再生/一時停止
2. 長押し: ANC /トランスペアレント/ANCオフ
3. トリプルタップ:接続デバイスを切り替え (トリプルプレス機能がオンの場合にのみ有効)
4. L/Rを同時に長押し: マイクのミュート/ミュート解除
イヤフォンで音量調整ができたら最高でしたが、本機はその機能はありません。また、タップで曲をスキップでしたり前に戻したりできないのでちょっと不便ですね。
ノイズキャンセリング機能
アクティブノイズキャンセリング機能はすっごいですよね。ほぼすべての環境音や雑音をシャットダウンしてくれます。
ただし、本機に限らず人によっては耳が「キーン」ってなるかもしれません。
マイクのノイズキャンセリング機能
1つ前はイヤホンのノイズキャンセリング機能でしたが、次はマイクのノイズキャンセリング機能です。
片方のイヤホンにマイクが3つ搭載しており、自分の声を録音することによりノイズキャンセリング機能の精度を高めることができます。
初めての時は、自分の声を録音しないとノイズキャンセリング機能が使えないので録音します。また、録音した声はローカルに保存されるので共有されたり収集されたりすることはありません。
指定された言葉を録音します。ちなみにマイクの「可聴範囲」は「かちょうはんい」でいいのかな?と思い、録音前に調べました(笑)。「かちょうはんい」で大丈夫でした。
録音終了です。
これで初めて音声ノイズ・キャンセルをONにできます。
デュアル接続
これは例えばPCとスマホに同時に接続して、PCで音楽を聞いてるときにスマホに電話が来て話すとスマホの音が出るといった感じで、わざわざ接続を変更しなくていいので便利なんです。
音質
ここは個人の見解になりますが、特に重低音の効きがすごく良く、メタルも音割れしたり歪んだりすることなくしっかりと聞こえます。
仕事の時はThinkPad X1 アクティブ ノイズキャンセレーションヘッドホンを使うことが多いのですが、これは自宅用で、TWSイヤホンは外出用にしようかなと思ってます。
ANC(アクティブノイズキャンセリング)機能を使っても音質はほとんど変わらず、聞きやすいです。しかも、扇風機をつけてみても、ANCをONにしたらその音が一切聞こえなくなりました。これはすごい!
マイクの性能も普通に良いと思います。
付け心地
イヤーチップがついているので、しっかりと圧迫した感じで装着できます。
これ付けてジョギングに行っても大丈夫だし、軽くバスケットをやっても落ちずに大丈夫でした。
ただし、通常はイヤーチップがないタイプを使っていたので、最初はイヤーチップの圧迫感が気になりました。
防塵防水性能
IP保護等級はIP55になっており、防塵性能は「5」でなっており「埃や塵の侵入を完全には防止できないが、電子機器の動作には問題がない」、防水等級も「5」で「あらゆる方向からのノズルによる噴流水でも機器が影響を受けない」となっています。
雨に打たれたり、濡れた手で触っても大丈夫な感じですが、濡らさない方がいいですね。
まとめ
良い点
・音が良い
・重低音が半端なく効く
・2つのデバイスを同時接続できる
・タップ操作が便利
・マイクが3つも搭載
残念な点
・充電用ケーブルがない
・タップ機能はあるが、曲のスキップなどができない
・(個体差がありますが)たまにつながらない
最後に
ThinkPad X9用に特別にセットアップされたイヤフォンだと思いますが、接続にちょっと難がありました。X9以外でもつながることはつながりますが、ほぼ同じものがYoga用にも販売されているのでYogaをお持ちの人はそちらをどうぞ。
イヤホンとしてはすごく良く、音楽や動画視聴にすごく合うし、マイクも品質が良いと思うのでビジネス会議でも十分使えます。
ただし、接続が不安定だったので(今日はすぐに接続できたけど、昨日は10分接続を試みたけどダメだったなど)、ビジネス用途で使うにはリスクがあるかなと思います。