後継機種のYoga Slim 950iが販売開始しました!レビューはこちらからどうぞ。
近未来の性能を持っているYoga S940は、クリエイティブな事をする人に人気の機種ですね。
人工知能を使って次に何がしたいのかを予測したり、顔を動かすだけでカーソルを動かしたりと、映画の世界のような機能が搭載されています。
顔認証ログインも出来るので、パソコンを開いたらすぐにログインして使い始めることが出来るし、離席したら自動的に画面ロックするなど痒い所に手が届く機能が満載です。
しかも、見た目は世の中に出回っているノートパソコンの中でもトップクラスにおしゃれなので、無駄にカフェなどに行って作業してしまうかもですね。(笑)
将来的には、Yoga S940のような機能が標準装備されてくるんじゃないかなというような、指標になるパソコンだと思います。
それでは以下にて詳細を紹介します。
Contents
Lenovo Yoga S940(14型)のレビュー
まずはスペックを見ていきましょう。
CPU | Intel core i7-1065G7 |
---|---|
コア数 | 4コア・8スレッド |
グラフィックス | CPU内蔵 Iris Plus |
メモリ | 16GB |
ストレージ(SSD) | 1TB |
OS | Windows 10 Home |
セキュリティー | Windows Defender |
ディスプレイ | UHD HDR(400nit)DCI-P3 90% |
顔認証 | 標準搭載 |
指紋センサー | 無し |
オーディオ | Dolby Atmos |
バッテリー | 最大9.2時間 |
WiFi6 | 対応 |
Office | 有り・無し |
重量 | 1.25㎏ |
サイズ | 319.3×197.4×12.2mm |
保証 | ADP |
金額 | 約22万円~ |
CPUには、最新第10世代の性能が高い末尾Gのものを使っているので、なんといってもサクサク動きますね。コアも4コア8スレッドの大きなものだし。
世代が1つ変われば全然性能が変わるので、最新世代のCPUというのは評価が高いですね。
また、メモリも16GB、ストレージもSSD・1TBでM.2 PCIe-NVMeなので、かなり快適に使えます。
ディスプレイには4K画質のUHD(ウルトラ・ハイディフィニション)です。画面が超きれいなので作業がしやすいし、目が疲れにくいですね。
まぁ、値段が値段なだけに、これくらいのハイスペックじゃないと割に合わないですよね。
また、今後はWi-Fiの回線が5Gになるというのは聞いたことがあると思いますが、WiFi6も同じ技術を使用した高速回線で、今後一般的に使用されるようになる回線です。
WiFi6に対応していないパソコンは結構あるのですが、これに対応していないと5GやWi-Fi6が出ても恩恵を受けられないんですね。
でもS940はばっちり対応しているので、今後はもっとサクサク動くようになります。
Yoga S940の特徴
詳しい特徴をレビューしていきます。
AI機能
特徴的なのは、この機能ですね。
ディスプレイを2つ使っている時に視線をもう一つのディスプレイに移すと、ウィンドウも一緒に移動できる機能です。
作業をしている時はタイピングに集中したいので、手を使わずに画面移動が出来るのはすごく便利ですよね。
また、顔認証も出来るのでパソコンを開けばすぐにログインして使い始めることが出来るし、離席したら勝手に画面ロックがかかるので、いちいちwindows+Lを使わなくてもいいです。
カフェや職場で使う時にも、かなり役に立ちますね。
外観
まず一番特徴的なのは、サイズがかなり小さいという事です。14型なのに319.3×197.4×12.2mmというサイズなんです。
他のハイエンドモデルの14型パソコンとの比較すると、際立ってコンパクトなのが分かります。(単位はミリメートル)
Yoga S940 | Yoga C740 | X1 Carbon | X1 Yoga | |
縦 | 197.4 | 214.6 | 217 | 218 |
横 | 319.3 | 321.8 | 323 | 323 |
厚さ | 12.2 | 14.9 | 14.95 | 15.5 |
重さ | 1.25㎏ | 1.4㎏ | 1.09㎏ | 1.36㎏ |
これはパソコン画面の枠(ベゼル)を極限まで減らしているのでサイズが小さいし、ディスプレイ全面を覆う曲面ガラスを使っているからなんです。スマホで使われる技術ですね。
ここまで狭いベゼルのパソコンはみたことが無いってくらい、極細です。
横から見た時も、やっぱり細いですね。インターフェイスは必要最低限というか、ほぼ無しですね。USBじゃなくThunderbolt3が2つ付いています。
厚さが12.2㎜なのでかなり薄いですね。素材には上質なアルミニウムが使われ、サンドブラスト加工というガラスなどの加工をする際の技術を使って仕上げられているので、高級品な見た目がします。(値段も高級品な値段ですね)
CPU(プロセッサ)
CPUは最新の第10世代Intel core i7です。速いですよね。サクサク作業が出来ます。
CPUはパソコンの頭脳部分に当たるので、古い世代や質の低いものを使っているとストレスを感じることもありますが、第10世代のハイエンドモデルCPUなので快適です。
今回使用されるCPUはIntel core i7-1065G7というハイスペックモデル(コードネームはIce Lake)で、その他のi7と比べても性能が全然高いです。
スコアの目安
- 2000~・ネットサーフィンでもストレスを感じるほど
- 5000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 7000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 10000~・ゲーミングPCなど専門的な機種に搭載されることが多い
↓グラフをタップすると数値が表示されます↓
[visualizer id=”15219″ lazy=”no” class=””]末尾がUとなっているCPUはノートパソコンによく使われるタイプで、省電力設計です。その分性能が抑えられるのですが、S940のCPUはGモデルの性能が高いものになっています。
コア数は4で8スレッドなので、性能もばっちりですね。
コアとスレッドは道路に例えたら分かりやすいのですが、例えば4コア4スレッドだと片道1車線が4つあるイメージで、車(情報)が最大4台までしか行き来出来ません。
でも、4コア8スレッドだったら8台の車(情報)が一緒に行き来できる感じです。
どういうことかというと、多くの作業を同時にしやすくなる=多くのアプリやタブ、ウィンドウを同時に開いても快適に使いやすいと言った感じです。
標準性能のi3は2コア4スレッドなのですが、S940は4コア8スレッドなので作業がしやすいんです。
グラフィックス
グラフィックスは、内蔵グラフィックスでは性能がかなり高いIris Plus搭載です。
ビデオエディターなどの外部グラフィックボードが必要な編集ソフトであれば、比較的快適に使えます。
<スコアは機種やスペック、状況などで変化するので参考値としてみて下さい>
とは言っても、Adobe Premiere Proなどの本格的な編集ソフトを使うには、グラフィックボード搭載機種がおすすめです。
メモリ
メモリ(RAM)のイメージとしては、テーブルです。メモリが大きい=作業するテーブルが大きい=作業がしやすい=サクサク動くというものです。
8GBあれば大抵の作業は問題なくできますが、S940は16GBなのでワンランク上の快適さがあります。重いアプリを使っても、遅さを感じることは無いと思います。
搭載されているメモリはLPDDR4Xという最高のものが搭載されており、動作周波数は4266MHzです!この周波数が高いとデータ処理速度が速いのですが、一般的なノートパソコンの搭載されているメモリは2400MHzや2666MHzです。
かなり処理速度が速いので、サクサク作業ができます。
また、メモリはオンボードなので増設できません。
ストレージ
ストレージは圧巻のSSD 1TB(1000GB)です。これだけあれば、パソコンがサクサク動きますね。
簡単に、SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)とHDD(ハード・ディスク・ドライブ)の特徴を紹介します。
SSD | HDD | |
値段 | 高い | 安い |
動作音 | 静か | うるさい |
温度 | 熱くなりにくい | 熱くなりやすい |
データ移動 | 速い | 遅い |
寿命 | 長い(壊れにくい) | 短い(壊れやすい) |
SSDとHDDは仕組みが全然違うのですが、HDDは磁気を帯びたディスクを高速で回転させ、磁気の性質を変えてデータを保存するのに対して、SSDはデータ保存をする空間に0と1の数字を書き込みデータ保存をします。
以前はHDDが主流でしたが、多くのハイエンドモデルはSSDになっています。
使用されるSSDの種類は、M.2 PCIe 3.0×4と高速のものです。最大データ転送速度(理論値)は32GB/秒なので、めちゃくちゃ速いです。
OSとセキュリティ
OSはWindows 10 Homeがついていて、セキュリティにWindows Defenderが標準搭載されています。
以前は評価の低かったWindows Defenderですが、最近はセキュリティソフトのランキングでも高評価を得ています。
マルウェア対策や、フィッシング対策もしてあり、危険なページやアプリを実行しようとするとブロックし、警告を出してくれます。
また、ランサムウェアの検出テストでは失敗無しの検出率だったので、この面でもパソコンの保護が期待できます。
ディスプレイ
さすがLenovoのYogaですね。ディスプレイは、高品質です。
右にスクロールできます↓
光沢 | 液晶 | 輝度 | 解像度 | 色域 | 視野角 | |
UHD/HDR | あり | IPS | 500nit | 3840×2160 | DCI-P3 90% | 178度 |
注)HDR 400、Dolby Vision対応です。
UHD | ウルトラ・ハイディフィニション、解像度3840x2160 |
---|---|
IPS | 視野角が広く、コントラスト比も比較的高く、自然な色合いが描写できる |
光沢あり | 背景などが画面に反射しやすい反面、より鮮やかな色が描写できる。スマホやタブレットと同じく、タッチディスプレイでは光沢ありが普通。 |
nit | 輝度(明るさ)を表す単位で、通常250前後が標準 |
HDR | ハイ・ダイナミック・レンジの略で、黒つぶれ、白飛びなどが無く、より本来の色を表現できる |
Dolby Vision | Dolby独自の規格。最大輝度を高め、より大きなコントラストに滑らかなグラデーション、そして高い色域を表現できる |
DCI-P3 90% | 動画編集向けの色域で、かなり詳細な色が描写される |
<色域図>
UHDは、現行の主流であるFHDの倍の画素数です。
これは4K動画に対応したディスプレイなので、画面がかなりきれいなんですよ。だから高いんですけどね。
またIPS液晶が使用されているので、視野角が広く、画面の角度を変えても(いろいろな角度から見ても)画面がきれいに見えます。
最大の特徴はHDR(ハイダイナミックレンジ)です。ここ最近動画配信会社(NetflixやHuluなど)もHDR対応の動画配信を積極的にしていますね。
HDRの特徴は、明るい部分が白飛びせず、暗い部分が黒つぶれせずに、肉眼に近い色彩が表現されている事です。簡単に言うと、めっちゃきれいに見えるという事ですね。
輝度も400nitなので、明るいです。日中の太陽の下でも画面が見やすいレベルの輝度です。
また、極細のナローベゼルなのでベゼル幅がかなり小さく、必要のない枠部分がほとんどないので画面に集中できるし、単純におしゃれです。
画面上部は、カメラの都合上少し出ていますが、おしゃれにまとまっていますね。
バッテリー
バッテリーは最大9.2時間なので、1日出先で使ってもほぼ充電が足りる仕様になっています。
充電は長いに越したことは無いのですが、S940はディスプレイが4K動画並みなので、電気を喰うんです。なのでここは、しょうがない所でもあります。
1日9時間以上働く方は、充電用にアダプターを持ち歩かなくちゃいけませんが、多くの人にとっては十分かな?という時間ですね。
また、重量はたったの1.25㎏です。パソコンの厚さは1.22㎝とかなり薄いです。
軽いし薄いと持ち運びがしやすいので、やっぱり外出して使いたくなる機種ですね。
ADP
ADPとはアクシデント・ダメージ・プロテクションの略で、結構手厚い保障が付いています。
例えば、落下、水濡れ、火災や盗難、紛失などがあっても1年間補償してくれます。
意外にパソコンって落とすことがあるから、こう言った補償が標準で付いていると嬉しいですよね。
スピーカー
スピーカーはここ最近のハイエンドモデルに採用されている、Dolby Atmosに対応したものです。
オーディオって、5.1chサラウンディングや7.1chなど聞いたことがあると思いますが、アトモスは9.1chです!
このチャンネル数は音の出る方向の数を表しているので、色々な方向から音が出ているように聞こえます。
音楽好きや映画好きには、たまらない性能ですね。
インターフェース
- USB 3.0 Type-C (電源と共用)
- マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
- Thunderbol3
インターフェイスはこれだけです。薄くして見た目をよくするために、シンプルな構成になっていますね。
外部ディスプレイを使う人は、Thunderbolt3からHDMIに繋げるケーブルが必要ですね。
最後に
値段から見ても分かるように、本格的にパソコンで仕事をする人を想定して作られた機種なので、快適に仕事ができる機能を兼ね揃え、ハイスペックです。
かなり良いパソコンなので、今後長期間に渡って活躍してくるでしょうね。
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