14インチで1.22㎏からと軽量で、バッテリー駆動時間は最大24時間と超ロングラン、WWANやWi-Fi 6Eにも対応しており、機動性抜群の機種になります。
また、機動性だけじゃなく性能も高く、最新スペック満載です。
当サイトの評価は、このようになりました。
スペック | [usr 4.8] |
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コスパ | [usr 4.6] |
総合評価 | [usr 4.8] |
Contents
ThinkPad T14s Gen 3(インテル)のスペック
CPU | Core i5-1235U/1245U Core i7-1255U/1265U Core i5-1240P/1250P Core i7-1260P/1270P/1280P |
---|---|
メモリ | LPDDR5 最大32GB |
ストレージ | SSD 最大2TB |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
ディスプレイ(14型) | WUXGA IPS 光沢なし タッチあり 2.2K IPS 2.8K OLED |
OS | Windows 11 Home/Pro |
無線 | Wi-Fi 6E、4G/5G |
生体認証 | 指紋センサー、顔認証 |
WEBカメラ | 720p、1080p、1080p+IRカメラ |
寸法(幅×奥行×高さ) | 317.5 × 226.9 × 16.6㎜ |
重さ | 1.22㎏~ |
バッテリー | 最大約24時間 |
標準保証 | 1年間(最大5年) |
価格 | 20.3万円~ |
<性能評価>
パソコンの頭脳であるCPUは最新のインテル第12世代で、省電力モデルのUシリーズか、パワフルなPシリーズが搭載可能です。省電力モデルはバッテリー駆動時間が伸びますが、Pシリーズに比べ性能が劣ります。
バッテリー重視の人はUシリーズを、性能重視の人はPシリーズを選べば大丈夫だと思いますが、Uシリーズでも11世代Core i7よりも高い性能なので、あまり心配はいらないと思います。
メモリはオンボードで、LPDDR5 最大32GBになります。増設はできませんが、最大32GBあるので、ヘビーユーザーにも安心です。
ストレージは最新のSSD PCI Express 4.0で、最大2TBと大容量です。データ転送速度は今までと比べられないほど速くなっており、十分快適な速度があります。
ディスプレイはアスペクト比が16:10と縦に長いので、より多くの情報を一目で見て取れます。14インチでも15.6インチ並みの情報が表示されるので、作業効率も上がります。
また、最大で2.8K OLED液晶が選べ、色域はデジタルシネマ規格のDCI-P3 100%です!クリエイターPCの品質ですね。
機動性は抜群で、最新のWi-Fi 6Eに対応し、4G LTEか5Gが選択可能、そして14インチでたったの1.22㎏(最軽量モデル)、バッテリーは最大24時間(Core i5-1235U選択時)とかなり長いです。
その他のスペックは、Windows 11 ProかHomeが選べ、モデルによっては指紋センサーや顔認証が搭載(もしくはオプション)、そして高画質のFHD Webカメラも搭載可能です。
スピーカーやマイクが「普通」ですが、その他の点は高性能で、外出が多く、より作業がしやすいPCをお探しの人に向いた機種です。
2022年のトレンドと比較
2022年のノートパソコンのトレンドをまとめたので、本機がどのくらい満たしているか比較してみます。(〇/標準搭載、△/モデルによってはあり、×/なし)
12世代CPU | DDR5 | PCIe 4.0 | アスペクト比16:10 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
Wi-Fi 6E | sRGB 100%以上 | 輝度300nit以上 | 1080P Webカメラ |
〇 | △ | 〇 | △ |
Thunderbolt 4 | 生体認証 | 重量1.2㎏前後 | バッテリー14時間以上 |
〇 | 〇 | × | 〇 |
旧モデルとの比較
<左/本機種・右/Gen 2>
旧モデルのThinkPad T14s Gen 2との比較です。(表のメモリ・SSD・バッテリーは最大値)
本機種 | T14s Gen 2 | |
CPU | Core i5-1235U/1245U Core i7-1255U/1265U Core i5-1240P/1250P Core i7-1260P/1270P/1280P |
Core i7-1185G7/1165G7 Core i5-1145G7/1135G7 |
メモリ | LPDDR5 32GB | LPDDR4X 32GB |
ストレージ | SSD PCIe 4.0 | SSD PCIe 3.0 |
ディスプレイ | WUXGA/2.2K IPS 2.8K OLED |
FHD/UHD IPS |
無線 | Wi-Fi 6E、4G LTE | Wi-Fi 6、4G/5G |
バッテリー | 24時間 | 23.6時間 |
重量 | 1.22㎏~ | 1.28㎏~ |
寸法 | 317.5 × 226.9 × 16.6㎜ | 327.5 × 224 × 16.1㎜ |
主な変更点です。
・CPUが11世代から12世代に
・メモリが最新のLPDDR5に
・SSDが最新のPCIe 4.0に
・画面アスペクト比が16:9から16:10になり、表示情報量が多くなった
・4K ディスプレイがなくなったが、2.8K OLEDが追加
・Wi-Fi 6がWi-Fi 6Eに
・最軽量モデルが60g軽くなった
・筐体幅が10㎜小さくなった
プロセッサーの性能を表すCPU markスコアです。
Passmarkスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・旧モデル
Core i7-1280P | |
---|---|
Core i7-1270P | |
Core i7-1260P | |
Core i5-1250P | |
Core i5-1240P | |
Core i7-1265U | |
Core i7-1255U | |
Core i5-1245U | |
Core i5-1235U | |
Core i7-1185G7 | |
Core i7-1165G7 | |
Core i5-1135G7 |
ThinkPad T14s Gen 3の特徴
さすが、コンパクトだった旧モデルからより小さくなったので、ベゼル(画面の黒い枠)も細く、よりスマートに見えます。
寸法は
・幅 317.5㎜(≒一万円札2枚分/320㎜)
・奥行き 226.9㎜(≒千円札1.5枚分/225㎜)
・高さ 16.6㎜
となっており、A4サイズ(210㎜×297㎜)よりちょっと大きいくらいです。 また、最軽量モデルは1.22㎏とかなり軽いので、持ち運びも楽です。
厚さは16.6㎜と薄く、手で掴みやすいサイズです。
ディスプレイは約180°開くので、地面にパソコンを置いて作業をする時や、ミーティングでチームに情報共有するときにも使いやすいです。
天板はカーボンハイブリットを使用しており、軽量で耐久性も高いです。
底面はアルミニウムを使用しており、耐久性が高いですね。
増設できる箇所がないので底面カバーを開けることはないと思いますが、ねじが少ないので、メンテナンスの人は楽でしょうね。
ちょっと気になるのが、通気孔の大きさです。ThinkPad X1 Carbon Gen 10も底面の通気孔が小さく熱がこもりやすいので、本機も同じになりそうですね。
ヒンジ部分と、右側面にも通気孔があります。
電源ボタンと統合された指紋センサーがあり、IRカメラも搭載可能です。どちらかあればサインインも一瞬なので、サッと使い始めることができます。
モデルによってはどちらかが付いていますが、購入時に確認した方がよさそうです。
カメラ周り
Webカメラは一般的なHD 720pか、FHD 1080p、そして顔認証用のIRカメラ+FHDのハイブリットカメラが選べます。
Webカメラは、単品(IRカメラなし)の方が画質が良いです。FHD+IRカメラとHDカメラはほとんど差がないかと思います。というのも、IRカメラ付きはハイブリットカメラで、言い換えると1つのカメラで顔認証とWebカメラとして使います。なので、あまり画質が良くないんです。
ちなみに、公式サイトでは「ハイブリットカメラ」と言及していないので、わかりにくいですね。
一般的に見ることはない、仕様書に記載されています。
また、プライバシーシャッターが搭載されているので、カメラを使わないときは閉じておくと安心です。
マイクは遠距離マイクが2つ、スピーカーは一般的なドルビーオーディオで2Wが2つ搭載です。
周囲の騒音や複数人で会議をしているときに、自動的に音量を調整するDolby Voiceにも対応しています。
MILスペック
本機はMIL規格と言う12項目の米軍の物資調達規格に準拠しており、落下テストや気温・気圧の変化テスト、ディスプレイ部の耐久性など様々なテストもクリアしています。他にも、200の項目の品質チェックをしており、安心して使える機種です。
キーボード
キーボードはバックライト付きで、日本語キーか英語キーが選択できます。カーソルキーは大きめなので、使いやすいですね。
トラックパッドは115㎜×61㎜と普通サイズですが、ThinkPadのキーボードはキーストロークが深く打鍵感が高いので、タイピングしやすいです。
CPU
CPUは大きく分けて、末尾がPのモデルと末尾がUの2種類になります。Pは通常版の位置づけで、Uは省電力モデルになります。
Core i7-1280P | Core i7 1270P/1260P |
Core i5 1250P/1240P |
|
Pコア | 6 | 4 | 4 |
Eコア | 8 | ||
スレッド | 20 | 16 | 16 |
キャッシュ | 24MB | 18MB | 12MB |
Pコア最大周波数 | 4.8GHz | 4.8/4.7GHz | 4.4GHz |
Pコア基本周波数 | 1.8GHz | 2.2/2.1GHz | 1.7GHz |
GPU実行ユニット | 96 | 96 | 80 |
ベースパワー | 28W | ||
最大パワー | 64W |
※Core i5-1240Pと1250Pはほぼ同じ仕様ですが、グラフィックス最大動的周波数が1.3GHz(1240P)1.4GHz(1250P)となっています。
Core i7-1255U/1265U | Core i5-1235U/1245U | |
Pコア | 2 | |
Eコア | 8 | |
スレッド | 12 | |
キャッシュ | 12MB | |
Pコア最大周波数 | 4.7GHz | 4.4GHz |
Pコア基本周波数 | 1.7/1.8GHz | 1.3/1.6GHz |
Eコア最大周波数 | 3.5GHz | 3.3GHz |
GPU実行ユニット | 96 | 80 |
ベースパワー | 15W | |
最大パワー | 55W |
CPUはPコア(Performance Core)とEコア(Efficient Core)の2つを搭載しており、高負荷な作業はPコアで処理を、低負荷な事はEコアで処理することによって、パワフルでも省電力性を兼ね揃えたCPUになっています。
Intel Thread Directorというハードコアが、命令をより効率よくPコアとEコアに割り当てて実行できるので、性能もかなり上がっています。また、11世代以前のCPUに比べ、コアとスレッドが増えたので、マルチタスクがよりしやすくなっています。
こちらは、CPUの性能を測るCPU Markスコアです。
スコアの目安
- 2000~・ネットサーフィンでもストレスを感じるほど
- 5000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 7000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 10000~・ハイエンドPCに搭載される
- 17000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
Passmarkスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・旧モデル
Core i7-1280P | |
---|---|
Ryzen 7 6800U | |
Core i7-1270P | |
Core i7-1260P | |
Core i5-1250P | |
Core i5-1240P | |
Ryzen 5 6600U | |
Core i7-1265U | |
Core i7-1255U | |
Core i5-1245U | |
Core i5-1235U | |
Core i7-1185G7 | |
Core i7-1165G7 | |
Core i5-1135G7 |
Cinebench R23のスコアで、CPUの3DCGレンダリング性能を測定します。一般的に、3Dレンダリングやエンコードはマルチコア、モデリングやCAD、編集中、ゲームはシングルコアを重視します。
Cinebench R23 マルチコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i7-12700H | |
---|---|
Core i7-1280P | |
Core i7-1270P | |
Core i7-1260P | |
Core i7-1250P | |
Core i5-1240P | |
Core i5-1235U | |
Core i7-1165G7 | |
Core i5-1135G7 |
Cinebench R23 シングルコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i7-1280P | |
---|---|
Core i7-1270P | |
Core i7-1260P | |
Core i7-1250P | |
Core i5-1240P | |
Core i5-1235U | |
Core i7-1165G7 | |
Core i5-1135G7 |
グラフィックス
グラフィックス性能が高いと、Officeワークがしやすくなったり、画像編集なども快適にできます。感覚的にですが、グラフィック性能は2000前後あれば普通で、3000前後あればPhotoshopをそこそこ使うことができます。
3D Graphics Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i7-1165G7 | |
---|---|
Core i7-1260P | |
Core i5-1135G7 | |
Ryzen 7 5800U | |
Core i5-1240P | |
Ryzen 5 5500U | |
Core i3-1215U | |
Ryzen 7 5700U | |
Core i5-1235U | |
Ryzen 5 5625U | |
Ryzen 3 5425U | |
Ryzen 3 5400U |
ディスプレイ
解像度 | 光沢 | 液晶 | 輝度 |
WUXGA | なし | IPS | 300nit 300nit 400nit |
コントラスト比 | 色域 | 視野角 | その他 |
600:1 600:1 800:1 |
NTSC 45% NTSC 45% NTSC 72% |
170° | – タッチパネル – |
解像度 | 光沢 | 液晶 | 輝度 |
2.2K 2.8K |
なし 反射/汚れ防止 |
IPS OLED |
300ニト 400ニト |
コントラスト比 | 色域 | 視野角 | その他 |
1000:1 100000:1 |
sRGB 100% DCI-P3 100% |
170° | ・ブルーライト軽減 ・HDR500 |
2.8K | 解像度は2880×1800 |
---|---|
2.2K | 解像度は2240×1400 |
WUXGA | フル・ハイディフィニション相当で、1920×1200ドット |
光沢 | 光沢ありは発色が良い反面、自分や背景が映り込みしやすい。光沢無しは映り込みがしにくい |
コントラスト比 | 最少輝度と最大輝度の差。差が大きい方が力強い描写が可能 |
IPS液晶 | コントラスト比が高く、視野角も広い |
nit | 明るさを表す単位。通常250nitが標準 |
画面アスペクト比が16:10と縦に長く、一般的な16:9よりもより多くの情報が表示されます。
左が14インチ/16:10で、右が15.6インチ/16:9のディスプレイです。ズームは90%で表示しています。
本機は14インチですが、15.6インチ並みの情報量で、一目で多くの情報が見て取れるので、より使いやすいです。
また、解像度はFHD相当のWUXGA、2.2K、そして高精細2.8Kも選べるので、細かい作業もしやすいです。色域は4種類あるので、好みや予算に合わせて選べますね。
画像は左からDCI-P3 100%、sRGB 100%(NTSC 72%相当)、NTSC 45%になります。おすすめなのは真ん中のsRGB 100%(NTSC 72%)ですが、予算に余裕があれば、より鮮やかなDCI-P3 100%もおすすめです。
また、DCI-P3 100%のディスプレイは2.8Kと解像度が高く、OLED液晶です。OLEDはメリハリがある色を描写でき、黒がまっ黒!また、Dolby VisionやHDR500 True Blackに対応で、より引き締まった色が描写できます。
輝度は300ニトあれば明るいオフィスでも使いやすく、屋外でも日陰であればそこそこ見やすいですが、持ち運びが多い人は400ニトのディスプレイがおすすめです。
メモリ
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
搭載メモリはLPDDR5-6400MHzで、オンボード・最大32GBになります。筆者のメイン機種(X1 Carbon Gen 10)も32GB搭載しており、PhotoshopやLightroomを使っています。Photoshopでは動画編集もしているので、32GBあるとヘビーユーザーでも使いやすいです。
ストレージ
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
搭載SSDは最新のPCI Express 4.0で、最大データ転送速度がかなり速いです。シーケンシャルリードが2500MB/秒くらいあれば十分快適なので、ストレスを感じることも少ないと思います。
こちらはシーケンシャル速度の、おおよその速度です。
シーケンシャル速度
オレンジ色・・・リード 青・・・ライト
PCIe 4.0×4 | |
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PCIe 3.0×4 | |
HDD |
セキュリティ
ThinkPadは、全方位から備えるサイバーセキュリティのThinkShieldによって守られており、堅牢性が高い機種になっています。
一般的なノートパソコンよりは強固ですが、セキュリティソフトをお考えの場合は「Lenovoパソコンにおすすめのセキュリティソフト」も併せて読んでみてください。
Wi-Fi 6Eに対応
対応周波数 | 速度 | |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6E) |
2.4/5/6GHz | 9.6Gbps |
次世代通信規格のWi-Fi 6に対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。
Wi-Fi 6EはWi-Fi 6のExtended(エクステンディット)版で、6GHz帯(高速通信)での通信ができるのですが、執筆時現在の日本では6GHz帯はまだないので使えません。最大で5GHz帯になります。
WWAN
WWANは4G LTEのFibocom L860-GLと、5G回線のFibocom FM350-GL 5Gが選択できます。
通信速度は、
・Fibocom L860-GL・・・ダウンロード最大1Gbps、アップロード最大75Mbps
・Fibocom FM350-GL・・・ダウンロード最大4.7Gbps、アップロード最大1.25Gbps
4G回線でもかなり速いですが、5GのFM350-GLは超高速ですね。また、5G LTEはeSIM対応とのことです。
LTE用の格安SIMなら、大手のIIJmioがおすすめですよ。
バッテリー駆動時間
バッテリーは4セル・57Whrで、Core i5-1235Uは最大24時間、Core i5-1250Pは15.3時間、そしてOLED液晶選択時は最大12.3時間となっています。
スペックによって時間は変わるので、バッテリー重視(Uシリーズ選択)か性能重視(Pシリーズ選択)か、ご自身の使い方に合わせて選ぶとよいです。
また、ACアダプターは45Wか65Wが選べ、性能的にはどちらも変わりませんが、急速充電に対応しているのは65Wになります。
インターフェイス
右側面に通気孔があるのでインターフェイスは多くないですが、ドックを使えば問題ないと思います。
右側面インターフェイスはスマートカードリーダー(オプション)、USB 3.2 Gen1、そしてセキュリティ キーホールになります。
左側面インターフェイスはUSB4(Thunderbolt 4対応)が2つ、HDMI、USB 3.2 Gen1、そしてマイクロホン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック、そして4G/5GモデルはnanoSIMスロットがあり、Thunderbolt 4にはこういった機能・性能があります。
- Power delivery対応、DisplayPort出力機能付き、DC-in機能付き
- 最大データ転送速度40GB/秒が2mのケーブルでも出る(以前は0.8mまで)
- PCIeの転送速度は32GB、ストレージ転送速度は最大3000Mbps
- 4Kディスプレイ2台同時に出力可能
- 8K出力にも対応
サポート・保証
標準で1年間の「引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長5年まで延長できます。また、プレミアサポートと言うサポートにアップグレードができ、こちらは24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)
また、保証は引き取り修理とオンサイト修理、翌営業日オンサイト修理の3種類があります。
- 引き取り修理・・・家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。
- オンサイト修理・・・事務所や自宅にエンジニアが来て修理
- 翌営業日オンサイト修理・・・翌営業日(土日祝日以外)にエンジニアが来て修理
ライバル機種
ThinkPad X1 Carbon Gen 10
最小構成でもハイスペックなCore i5-1240P搭載で、メモリは最新のLPDDR5-5200MHz、SSDはPCIe NVMe 4.0×4と、最新スペック満載のハイエンドビジネスノートです。全体的な性能が上がっており、ディスプレイ、カメラ、マイクにスピーカーも一味違った機種です
CPU | Core i5-1240P/1250P Core i7-1260P/1270P/1280P |
---|---|
メモリ | 最大32GB |
ストレージ | SSD 最大2TB |
グラフィックス | Iris Xe |
ディスプレイ(14型) | WUXGA(1920×1200)/WQUXGA(3840×2400) 光沢なし |
無線 | Wi-Fi 6E AX211、Bluetooth 5.2、LTE |
生体認証 | 指紋センサー、顔認証 |
重さ | 1.12kg |
バッテリー | 57wHr/最大24.9時間 |
価格 | 18.9万円~ |
ThinkPad T14 Gen 3
スペックは本機とほぼ同じですが、1㎜厚い機種です。最軽量モデルは本機の方が10g軽く、価格も安いのでおすすめです
CPU | Core i5-1235U/1245U Core i7-1255U/1265U Core i5-1240P/1250P Core i7-1260P/1270P/1280P |
---|---|
メモリ | DDR4 最大48GB |
ストレージ | SSD 2TB |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス NVIDIA GeForce MX550 NVIDIA GeForce RTX 2050 |
ディスプレイ(14型) | WUXGA/ 2.2K/ WQUXGA IPS マルチタッチあり |
無線 | Wi-Fi 6E、4G LTE、Bluetooth 5.2 |
生体認証 | 顔認証、指紋センサー搭載可能 |
Webカメラ | 720p/1080p |
重さ | 1.21㎏~ |
バッテリー | 最大19.9時間 |
価格 | 14.1万円~ |
まとめ
良い点
・小型軽量で持ち運びがしやすい
・カーボンハイブリットやアルミニウム素材で高級感もあり、耐久性も高い
・画面比が16:10で、14型でも15型以上の情報が表示される
・CPUやメモリ、SSDなど最新スペックが満載
・ディスプレイが高品質
・WWANがあるので、どこででも作業ができる
・最大バッテリー駆動時間が長い
・USB4(Thunderbolt 4対応)が2つも搭載
残念な点
・スピーカーとマイクが普通
総合評価
機動性がかなり高い機種で、14インチで1.22㎏からと軽量、最大バッテリー駆動時間も24時間と長いので、持ち運びが多い人に向いた機種です。
Wi-Fi 6EもあるしLTEや5Gも搭載可能、そしてなんと言っても画面比が16:10なので、作業効率が上がります。
ディスプレイも高品質でクリエイターにも使いやすいスペックですが、SDカードリーダーがないので、一眼を使う人は変換アダプタなどが必要です。
マイクやスピーカーが「普通」という以外は、文句の付け所がないかなと思います。