ミニタワー型の筐体で、個人が自宅で使う機種としては最高峰だと思います。価格も比較的安いので、企業が社内向けに大量購入するのにも合うんじゃないかなと思います。
最大でCore i9-12900Kに、NVIDIA RTX A5000を搭載でき、ストレージは7基、メモリは128GBと、ハイエンドワークステーションです。
当サイトの評価は、以下のようになりました。
スペック | [usr 4.9] |
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コスパ | [usr 4.9] |
総合評価 | [usr 4.9] |
Contents
ThinkStation P360 Towerのスペックレビュー
CPU | Core i3-12100/12300 Core i5-12400/12500/12600/12600K Core i7-12700/12700K Core i9-12900/12900K |
---|---|
メモリ | DDR5 最大128GB |
ストレージ | 最大 SSD×3+HDD×4 |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス NVIDIA T400/T600/T1000 NVIDIA RTX A2000/A4000/A4500/A5000 |
RAID | RAID 0, 1, 5 |
OS | Windows 11 Home. Pro |
無線 | なし/Wi-Fi 6/Wi-Fi 6E |
有線 | 1Gbe |
オプティカルドライブ | 搭載可能 |
セキュリティ | TPM、パワーオン パスワード、ハードディスク パスワード、スーパーバイザー パスワー ド、シャーシイントルージョンスイッチ、セキュリティケーブルスロットなど |
寸法(幅×奥行×高さ) | 170 × 315.4 × 376㎜ |
重さ | 最大9.4㎏ |
電源 | 500W/750W |
標準保証 | 1年間プレミアサポート+翌営業日オンサイト修理 |
価格 | 21.8万円~ |
<性能評価>
パソコンの頭脳であるCPUは最新のインテル第12世代で、最大でCore i9-12900Kが搭載できます。旧モデルのようにXeonは搭載できませんが、最高峰のCPUが搭載できます。
メモリは最新のDDR5-4400MHzで、メモリスロット4つ・最大128GB、ストレージも最新のSSD PCI Express 4.0が最大3枚、HDDは最大4基搭載可能です。ミニタワークラスの筐体なので、これだけストレージを搭載出来たら十分ですね。
また、RAID 0, 1, 5の設定も可能です。
グラフィックスはNVIDIA T400からRTX A5000まで選択でき、Tシリーズ搭載の場合は同じグラボを2基搭載することもできます。
LANは1ギガビットイーサネットが搭載で、無線はWi-Fi 6かWi-Fi 6Eが搭載可能(初期構成は無線無し)、電源は500Wか750Wが搭載です。
スピーカーはモノラルスピーカーが搭載ですが、マイクはないので、Web会議などをする場合は外付けマイクが必要です。
ワークステーションとしては軽めの最大9.4㎏で、机上に置いても圧迫感が少ない寸法ですね。
ちなみに、キーボードとマウスが付属しており、マウスは「なし」にできますが、キーボードは必ず付属になります。
旧モデルとの比較
旧モデルのP350 Towerとの比較です。(表のメモリ・SSD・バッテリーは最大値)
本機種 | P350 Tower | |
CPU | インテル12世代 | インテル11世代 Xeon-W |
メモリ | DDR5 128GB | DDR4 128GB |
ストレージ | SSD×3+HDD×4 | |
GPU | NVIDIA T400/T600/T1000 NVIDIA RTX A2000/A4000/A4500/A5000 |
NVIDIA T400/T600/T1000 NVIDIA Quadro P2200 NVIDIA RTX A4000/A5000 |
有線LAN | 1Gbe | |
無線LAM | Wi-Fi 6/6E | Wi-Fi 6 |
電源 | 500W/750W | |
重量 | 最大9.4㎏ | |
価格 | 21.8万円~ | 12.7万円~ |
変更点です。
・CPUが12世代に
・Xeonが非搭載に
・メモリがDDR5に
・SSDがPCI Express 4.0に
・グラボにRTX A2000とA4500が追加
・Wi-Fi 6Eにも対応
CPUやメモリなどが最新モデルになりましたが、ここ以外に大きな変化はないようです。最低価格が倍近く上がっているので、最新スペックにこだわらない人や、Xeonが欲しい方は旧モデルの方がお得です。
ThinkStation P360 Towerの特徴
本機には兄弟モデルのP360 UltraとP360 Tinyがあり、本機が一番大きいモデルです。
Tiny | Ultra | 本機・Tower |
約1.4㎏ | 約3.6㎏ | 約9.4㎏ |
拡張性や性能も大きな筐体の本機が一番高く、本格的な作業のメインPCとして使えます。
寸法は、
・幅 170(≒一万円札の長辺/160㎜)
・奥行 315.4㎜(≒一万円札2枚分/320㎜)
・高さ 376㎜(≒千円札2.5枚分/375㎜)
で、Towerという名称がついていますが、ミニタワークラスなので机上に置いても圧迫感は少ないと思います。
前面はメッシュ状になっており、エアフローがよさそうです。
左側面です。
右側面です。どちらにも通気孔がないですね。
背面は、エアフローがよさそうです。
拡張性は一般的なミニタワーといった感じで、PCI Express ×4(×16 メカニカル)が1つ、PCI Express ×1が最大2つ空いており、SSDは最大3枚、HDDは最大4基搭載でき、オプティカルドライブも搭載可能です。
MILスペック
本機はMIL規格と言う12項目の米軍の物資調達規格に準拠しており、落下テストや気温・気圧の変化テスト、ディスプレイ部の耐久性など様々なテストもクリアしています。他にも、200の項目の品質チェックをしており、安心して使える機種です。
ISV認証
ISV(独立系ソフトウェアベンダー)により、アプリケーションとの互換性や安定稼働、高い運用性をテストされてISV認証を取得しているので、安心して使えます。
英語版のみですが、Lenovoのサイトでどのベンダーのどのソフトと互換性があるか確認が出来ます。例えば下の画像は本機種「ThinkStation P360」「Autodesk」「Autodesk 3ds Max 2023」で検索した結果です。
もちろん、Certified(認証済み)となっています。
ほとんどの場合は大丈夫だと思いますが、購入前に確認しても良いと思います。
マウス&キーボード
本機は標準でマウスとキーボードが付属していますが、カスタマイズからマウスは「なし」にできます。ただし、キーボードは「なし」にできません。
以前Lenovoに問い合わせた時、キーボードとマウスのことを聞いたのですが、
・USB フルサイズキーボードは市場では販売されておらず、デスクトップ購入時に同梱されるキーボード
・USB フルサイズ スリムキーボードは、LenovoエッセンシャルUSBキーボードとして販売されている
・USB Calliope マウス ブラックは、USBエッセンシャルマウスとして販売されている
・指紋認証マウスは、指紋認証マウスとして販売されている
筆者はフルサイズキーボード(英語)とCalliopeマウスを付属で購入したことがありますが、まぁ、好んで使うようなアイテムではなかったです。(笑)
CPU
Core i3-12100 | Core i3-12300 | Core i5-12400 | |
開発コード | Alder Lake | ||
---|---|---|---|
製造プロセス | 14nm | 10nm | |
Pコア | 4 | 4 | 6 |
Eコア | 0 | 0 | 0 |
スレッド | 8 | 8 | 12 |
キャッシュ | 12MB | 12MB | 18MB |
GPU実行ユニット | 24 | 24 | 24/32 |
ターボブースト | 4.3GHz | 4.4GHz | 4.4GHz |
Pコア最大周波数 | 4.3GHz | 4.4GHz | 4.4GHz |
Pコア基本周波数 | 3.3GHz | 3.5GHz | 2.5GHz |
ベースパワー | 60W | 60W | 65W |
最大パワー | 89W | 89W | 117W |
Core i5-12500/12600 | Core i7-12700 | Core i9-12900 | |
開発コード | Alder Lake | ||
---|---|---|---|
製造プロセス | 10nm | ||
Pコア | 6 | 8 | 8 |
Eコア | 0 | 4 | 8 |
スレッド | 12 | 20 | 24 |
キャッシュ | 18MB | 25MB | 30MB |
GPU実行ユニット | 24/32 | 32 | 32 |
ターボブースト | 4.6/4.8 GHz | 4.9GHz | 5.1GHz |
Pコア最大周波数 | 4.6/4.8 GHz | 4.8GHz | 5.0GHz |
Pコア基本周波数 | 3.0/3.3 GHz | 2.1GHz | 2.4GHz |
Eコア最大周波数 | – | 3.6GHz | 3.8GHz |
Eコア基本周波数 | – | 1.6GHz | 1.8GHz |
ベースパワー | 65W | 65W | 65W |
最大パワー | 117W | 180W | 202W |
こちらはKシリーズです。
Core i5-12600K | Core i7-12700K | Core i9-12900K | |
開発コード | Alder Lake | ||
---|---|---|---|
製造プロセス | 10nm | ||
Pコア | 6 | 8 | 8 |
Eコア | 4 | 4 | 8 |
スレッド | 16 | 20 | 24 |
キャッシュ | 20MB | 25MB | 30MB |
GPU実行ユニット | 32 | 32 | 32 |
ターボブースト | 4.9 GHz | 5.0GHz | 5.2GHz |
Pコア最大周波数 | 4.9 GHz | 5.0GHz | 5.2GHz |
Pコア基本周波数 | 3.7 GHz | 3.6GHz | 3.2GHz |
Eコア最大周波数 | 3.6GHz | 3.8GHz | 3.9GHz |
Eコア基本周波数 | 2.8 | 2.7GHz | 2.4GHz |
ベースパワー | 125W | 125W | 125W |
最大パワー | 150W | 190W | 241W |
Core i7以上はCPUにPコア(Performance Core)とEコア(Efficient Core)の2つを搭載しており、高負荷な作業はPコアで処理を、低負荷な事はEコアで処理することによって、パワフルでも省電力性を兼ね揃えています。
末尾がKのモデルは、Core i5でもPコアとEコアの2つがあります。
また、Intel Thread Directorというハードコアが、命令をより効率よくPコアとEコアに割り当てて実行できるので、性能もかなり上がっています。
Core i5-12500以上はvProに対応しており、企業の情報システム部門など、システム管理に携わる人向けの機能になります。詳しくは「Intel vProプラットフォーム」をどうぞ。
こちらはCPUの性能を測るCPU markスコアです。
スコアの目安
- 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 14000~・ハイエンドPCに搭載される
- 15000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
Passmarkスコア
オレンジ色/通常版 赤/Tシリーズ 青/Kシリーズ
Core i9-12900K | |
---|---|
Core i9-12900 | |
Core i9-12900T | |
Core i7-12700K | |
Core i7-12700 | |
Core i5-12600K | |
Core i7-12700T | |
Core i5-12600 | |
Core i5-12500 | |
Core i5-12400 | |
Core i5-12400T | |
Core i3-12300 | |
Core i3-12100 |
Cinebench R23のスコアで、CPUの3DCGレンダリング性能を測定します。一般的に、3Dレンダリングやエンコードはマルチコア、モデリングやCAD、編集中、ゲームはシングルコアを重視します。
マルチコア性能
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i9-13900K | |
---|---|
Core i9-12900K | |
Core i9-12900 | |
Core i7-12700K | |
Ryzen 9 5900X | |
Core i7-12700 | |
Core i5-12600K | |
Core i5-12600 | |
Ryzen 7 5800X | |
Core i7-11700 | |
Core i9-11900 | |
Core i5-12500 | |
Ryzen 7 Pro 4750G | |
Core i5-12400 | |
Core i7-10700 | |
Ryzen 5 5600G | |
Ryzen 5 5600X | |
Core i5-11400 | |
Ryzen 5 Pro 4650G | |
Core i3-12300 | |
Core i3-12100 | |
Ryzen 3 Pro 4350G |
シングルコア性能
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i9-12900K | |
---|---|
Core i9-12900 | |
Core i7-12700K | |
Core i5-12600K | |
Core i7-12700 | |
Core i5-12600 | |
Core i5-12500 | |
Core i3-12300 | |
Ryzen 9 5900X | |
Core i9-11900 | |
Ryzen 9 5900 | |
Core i5-12400 | |
Ryzen 7 5800X | |
Ryzen 5 5600X | |
Core i3-12100 | |
Core i7-11700 | |
Core i5-11400 |
グラフィックス
RTXシリーズはRTコア(レイトレーシング用コア)やTensorコア(行列演算コア)があり、VRAMも大きめなので本格的な作業ができます。
A5000 | A4500 | A4000 | A2000 | |
アーキテクチャ | Ampere | |||
CUDAコア | 8192基 | 7168基 | 6144基 | 3328基 |
RTコア | 64基 | 56基 | 48基 | 26基 |
Tensorコア | 256基 | 224基 | 192基 | 104基 |
メモリタイプ | GDDR6 | |||
メモリ容量 | 24GB | 20GB | 16GB | 6GB/12GB |
メモリ帯域幅 | 768GB/秒 | 640GB/秒 | 448GB/秒 | 288GB/秒 |
TDP | 230W | 200W | 140W | 70W |
Tシリーズも最新のグラボですが、RTコアやTensorコアはありません。ただし、最大8GBのVRAMなので、比較的高負荷な作業もしやすいと思います。
T1000 | T600 | T400 | |
アーキテクチャ | Turing | ||
CUDAコア | 896基 | 640基 | 384基 |
RTコア | – | – | – |
Tensorコア | – | – | – |
メモリタイプ | GDDR6 | ||
メモリ容量 | 4GB/8GB | 4GB | 2GB.4GB |
メモリ帯域幅 | 160GB/秒 | 160GB/秒 | 80GB/秒 |
TDP | 50W | 40W | 40W |
また、各グラフィックボードを搭載したら、以下のポートが付いてきます。
NVIDIA T400 | mini Display Port 1.4 x3 |
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NVIDIA T600/T1000 | mini Display Port 1.4 x4 |
NVIDIA RTX A2000 | mini Display Port 1.4a x4 |
NVIDIA RTX 4000/RTX 5000 | Display Port 1.4a x4 |
NVIDIA RTX 4500 | Display Port 1.4 x4 |
Dispalyport 1.4と1.4aはスペックにほぼ同じですが、1.4aはDSC 1.2aが実装されており、HDRを適切にサポートします。
メモリ
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
メモリは最新のDDR5-4400MHzが搭載で、最大4枚・128GBにできます。
ただし、DDR5はクセのあるメモリで、以下のような特徴があります。(ベンダーによってはクロック数を上げている可能性もあり)
- メモリスロットが4つでメモリ2枚搭載の場合は、シングル/デュアルランクどちらでも4400MHzで動作
- メモリスロットが4つでメモリ4枚搭載の場合は、シングルだと4000MHzで動作、デュアルランクだと3600MHzで動作
また、メモリコントローラー周波数(Memory Controller Freq)がメモリ速度の半分から等いろいろあるのですが、簡単に言うと、DDR5は価格ほど処理速度が速くないです。
旧モデルのDDR4の2-3倍の価格ですが、性能は使い方によってはほぼ互角、状況によればDDR5が若干速いくらいです。
ECCメモリにも対応とのことですが、執筆時現在、ECCメモリは搭載できません。後々搭載できるようになるのか、もしくはDDR5はECCメモリの機能をサポートするといわれているので、そのことかもしれません。
ストレージ
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
ストレージは最新のSSD PCI Express 4.0が最大3枚と、HDDが最大4基搭載可能です。SSDを2枚搭載した場合は、RAID設定が可能です。
- RAID 0・・・読み込み書き込みが高速で出来るし、分散してデータを保存ができる反面、1つのストレージに障害が発生すると復旧できません。
- RAID 1・・・読み書きが遅いが、複数のストレージに「同じデータを書き込む」ので、1つのストレージに障害があってももう一つの方のデータを使って作業が出来ます。
- RAID 5・・・ドライブが3台以上必要で、データからパリティ(誤り訂正符号)を作成し、3台以上のハードディスクに分散して書き込み。分散書き込みなので速度も速く、1つのHDDに問題が発生しても残りのHDDから作業が可能。多くの人はこの設定を利用
こちらはシーケンシャル速度の、おおよその速度です。
シーケンシャルリード
オレンジ色・・・リード 青・・・ライト
PCIe 4.0×4 | |
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PCIe 3.0×4 | |
HDD |
セキュリティ
ThinkPadは、全方位から備えるサイバーセキュリティのThinkShieldによって守られており、堅牢性が高い機種になっています。(詳しくは、公式サイトをどうぞ。)
ギガビットイーサネット搭載でWi-Fi 6Eに対応
対応周波数 | 速度 | |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6E) |
2.4/5/6GHz | 9.6Gbps |
無線は次世代通信規格のWi-Fi 6/6Eに対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。
Wi-Fi 6EはWi-Fi 6のExtended(エクステンディット)版で、6GHz帯(高速通信)での通信ができるのですが、執筆時現在の日本では6GHz帯はまだないので使えません。最大で5GHz帯になります。
イーサネットは一般的な、最大1ギガビットイーサネットが搭載です。
電源
電源は750Wか500Wが選べ、同じ価格、そして熱変換効率は92%と高いです。
- 80PLUS Platinum・・・90~92%
- 80PLUS Titanium・・・92~94%
80 PLUSで言えばPlatinumかTitanium相当なので、かなり高品質です。
インターフェイス
前面インターフェイスは、オプティカルドライブ、3.5インチベイ、電源、SDカードリーダー(オプション)、マイク入力、コンボジャック、USB Tupe-C 3.2 Gen 2×2、USB-A 3.2 Gen 1×4になります。
背面はライン出力、HDMI、Displayport×2、USB-A 3.2 Gen 1 ×4、そしてRJ45です。また、カスタマイズからシリアルポートやPS/2ポートなど追加できます。
インターフェイスは、必要十分にあると思います。
モニター
モニターの購入をお考えの場合は、こちらも併せてどうぞ。
サポート・保証
標準で1年間の「翌営業日オンサイト修理保証」と、24時間365日専任のエージェントが電話対応するプレミアサポートになり、モデルのよっては3年間の保証が初めからあります。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)
- 翌営業日オンサイト修理・・・翌営業日(土日祝日以外)にエンジニアが来て修理
ライバル機種
ThinkStation 360 Ultra
3.9Lの小型筐体で、最新のインテル第12世代CPUにRTX Aシリーズも搭載可能と基本性能は高く、2.5ギガビットイーサネットと1ギガビットイーサネットの2つのLANポートがあります。Tinyじゃもの足りないから、もうちょっとパワフルな機種が欲しいというニーズに合います
CPU | Core i3-12100/12300 Core i5-12400/12400T/12500/12600/12600K Core i7-12700/12700T/12700K Core i9-12900T/12900/12900K |
---|---|
メモリ | DDR5 最大128GB |
ストレージ | SSD×2+HDD |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス NVIDIA T400/T1000 NVIDIA RTX A2000/A5000 |
RAID | RAID 0、RAID 1 |
無線 | なし/Wi-Fi 6/Wi-Fi 6E |
有線 | 2.5GbE+1Gbe |
重さ | 最大3.6㎏ |
電源 | 170W/230W/300W |
価格 | 19.9万円~ |
ThinkStation P520
旧モデルになりますが、価格も比較的安く本機よりも大きな筐体です。Xeon搭載でグラボも複数枚搭載可能とハイエンドワークステーションです。比較的手ごろな価格から購入が可能で、個人利用としては本機種がコスパ的に良いと思います。
CPU | Intel Xeon Wシリーズ |
---|---|
メモリ | ECCメモリ最大512GB |
ストレージ | 3.5インチHDD SATA最大4基 SSD最大10基 |
チップセット | インテルC422 |
グラフィックス | NVIDIA Quadro P400/620/1000/2200/ NVIDIA Quadro RTX /4000/5000/6000/8000 NVIDIA Quadro GV100 |
電源 | 最大1000W |
寸法(W/D/H) | 165 x 460 x 400㎜ |
価格 | 約18.5万円~ |
まとめ
良い点
・超高性能最新スペック満載
・CPUの種類が多く、選びやすい
・メモリやSSDなど最新スペック
・グラボの選択肢が多い
・500W電源でも750W電源でも同じ価格
・保証が手厚い
残念な点
・2.5Gbイーサネットがあればうれしかった
総合評価
ミニタワーでは最高峰に近いスペックで、最新スペック満載です。メモリは128GBと、ワークステーションとしては普通クラスですが、ストレージは最大7つ、グラボは最大でRTX A5000を搭載でき、最高峰のCore i9-12900Kも搭載できます。
電源も最大で750Wと大きめだし、特にダメ出しするところもないかなと思います。
あえて挙げるのであれば、やはり、2.5ギガビットイーサネットに対応していたらうれしかったですね。また、無線を使えばよい話ですが、LANポートが2つあれば、2つのネットワークを使うときにも通信が安定してよかったかなと思います。