Lenovo Tab M7のレビュー・7インチで軽く持ちやすいタブレット

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後継機種のTab M7 3rd Genが販売開始しました!価格は1000円UPしましたが、性能も上がっているので使いやすくなっています!レビューはこちら↓

Lenovo Tab M7 (3rd Gen)の実機レビュー・低価格モデルなのにオールメタルボディで高級感あり

7インチと小型で持ち運びがしやすく、通勤時に電子書籍を読んだりなど「スペックが必要ない用途」に向いた機種です。

そういえば、7インチってほとんどないですよね?この絶妙なサイズ感が人気の様です。

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Tab M7のスペックレビュー

Lenovo Tab M7 正面

CPU Media Tek MT8321
メモリ 2GB
ストレージ eMMC 32GB
ディスプレイ 7型 IPS液晶
OS Android 9.0 Go
無線 WiFi、Bluetooth v4.0
オーディオ ドルビーオーディオ
生体認証 顔認証
カメラ フロント 200万画素
背面 200万画素
寸法 176.33×102.85×8.25㎜
重さ 236g
バッテリー 最大10時間
保証 1年間
価格 1.1万円

注)タブレットやスマホはCPUと呼ばずにSoCと言うのですが、便宜上CPU/プロセッサーと表現しています

本機種は「新興国向けに生産された機種かな?」と思うようなスペックで、プロセッサーの性能は今まで見たことがないほど低いです。画像が少ないWeb検索やメールの返信、電子書籍リーダーとしての使用であれば、そこまでストレスもないと思います。

メモリは2GB、ストレージは32GBとどちらも小さいですが、ストレージは最大128GBのmicro SDカードで増設ができるので、データをこちらに保存すれば容量も圧迫せずに、動きも遅くなりにくいです。

ディスプレイは質の高いIPS液晶を搭載ですが、解像度が1024×600という一般的なフルHD解像度(1920×1080)の半分弱なので、画質は良くないです。ただし、ディスプレイが7インチと小さいので、影響は少ないです。

カメラはフロント・バックカメラどちらも200万画素で、カメラならスマホを使った方がよさそうです。

顔認証があるのでサインインは簡単にでき、バッテリー駆動時間は最大10時間と普通です。通勤や帰宅時に電子書籍を読むくらいであれば、充電を気にすることもないと思います。

本機種はかなり控えめなスペックなので、どういった用途で使うかしっかりと考えた上で購入した方が良いと思います。

公式サイト

ライバル機種

Lenovo Tab M7とTab M8(FHD)、Amazon Fire 7の外観比較<左から、本機種/Amazon Fire 7/Tab M8>

本機種と似たような最新機種との比較です。(スマホの人は表を右にスクロールできます)

本機種 Amazon Fire 7 Tab M8(FHD)
CPU Media Tek MT8321 Media Tek MT8163 Media Tek Helio P22T
メモリ 2GB 1GB 4GB
ストレージ eMMC 32GB
128GBまで増設可能
eMMC 32GB/64GB
512GBまで増設可能
eMMC 64GB
256GBまで増設可能
ディスプレイ 7型 1024×600 7型 1024×600 8型 1920×1200
無線 WiFi WiFi WiFi
バッテリー 10時間 7時間 12時間
重量 236g 286g 305g
価格 1.1万円前後 5980円~ 2.6万円

こちらはCPUの性能を数値化したGeekbench 5の測定結果で、本機種は一番上の棒グラフになります。

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Amazon Fire 7はほぼ半額ですが、本機種よりも高い性能になっています。ただし、メモリが1GBなのでそこまで「快適」と言うわけでもありません。

Tab M8(FHD)は一番性能が高いですが、価格も倍以上になります。Tab M8(FHD)であれば、普通にタブレットとして使うことができます。

本機種はかなり控えめの性能で、何をするにしても基本的に「待つ」ことになります。

メリット・デメリット

メリット

・小型軽量で持ち運びがしやすい
・片手で持てる
・メタルボディで高級感あり
・バッテリー駆動時間が長い

デメリット

・LTE非対応
・低解像度
・低スペック

Lenovo Tab M7の特徴

Lenovo Tab M7 横から

低価格モデルとは言え、ボディにはメタルを使用しているため、プラスチック素材の安いタブレットより全然高級感のある外観です。

寸法は幅176.33㎜、奥行き102.85㎜、厚さ8.25㎜で、画面比率が違うので比較しにくいですが、最新のiPhone 12 Pro Max 6.7インチと比較です。

奥行き 厚さ 重量
本機種
7インチ
176.33㎜ 102.85㎜ 8.25㎜ 236g
iPhone 12pro Max
6.7インチ
160.8㎜ 78.1㎜ 7.4㎜ 226g

大きめのスマホよりも、一回り大きいくらいのサイズです。

Lenovo Tab M7の側面

厚さは8.25㎜と、カバー付きのスマホと同じくらいのサイズです。

Lenovo Tab M7のカメラ

ボディには、メタルとポリカーボネートと言う熱に強く耐久性能が高い樹脂素材が、背面にはABSという素材が使用されています。高級感がある見た目ですね。

Lenovo Tab M7の外観

たったの236gなので、片手で軽々持てます。上部にはカメラが内蔵しており、顔認証でサインインもできます。楽ですね。

Lenovo Tab M7のカメラ

背面カメラ・前面カメラともに、200万画素となっています。使う機会は少ないと思います。

CPU

Media Tek MT8321
コア 4コア
最大クロック数 1.3GHz
内蔵GPU ARM Mali-400

CPUのシングルコア性能とマルチコア性能を測る、Geekbench 5の計測結果です。

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グラフを見るとその他のプロセッサーの性能がかなり高く見えますが、これらは全てエントリークラスのCPUです。本機種の性能が、いかに低いか分かるかと思います。

ディスプレイ

Lenovo Tab M7のディスプレイ

右にスライドできます↓

解像度 光沢 液晶 輝度 色域 視野角
HD
1024×600
あり IPS 350nit NTSC 50%
HD 通常HD(ハイディフィニション)は1280×720以上の解像度を指し、厳密に言うと本機種はHD以下になります
光沢 光沢ありは発色が良い反面、自分や背景が映り込みしやすい。光沢無しは映り込みがしにくい
IPS液晶 コントラスト比が高く、視野角も広い
nit 明るさを表す単位。通常250nitが標準
色域 高い色域は実際の色をより正確に表現でき、色域が低いと実際の色と乖離が大きい
視野角 上下左右のいろいろな角度から見てディスプレイがちゃんと見える最大角度

ディスプレイは輝度が350nitと明るく、日中の日が当たる場所でも見やすいです。ただし、7インチとは言え解像度がかなり低いので、フルHDのスマホに慣れている人は「解像度が低い」と思うかもしれません。

ただし、ブルーライト軽減機能があるので、目が疲れにくいという特徴もあります。

メモリ

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

本機種にはLPDDR3という1世代前のメモリが使用されており、現行のLPDDR4xに比べると若干処理速度が遅いです。また、容量は2GBと若干小さいです。

ストレージ

SSD(PCIe NVMe) SSD(SATA) HDD
最大データ転送速度 最大16Gbps~32Gbps 最大6Gbps 最大6Gbps(SATAの場合)
温度 熱くなりにくい 熱くなりにくい 熱くなりやすい
価格 高い 中価格 安い

本機種搭載のストレージ・eMMCは、パソコンで使われるHDD以上、SSD未満の性能で、スマホやタブレットに使用されます。

ストレージは32GBと小さいですが、最大128GBのmicro SDカードを増設できるので、大容量にできます。SanDiskのSDカードは品質も良く、比較的安いのでお勧めです。

Lenovo Tab M7 micro SDカードスロット<micro SDカードスロット>

SanDiskのMicroSDカード
SanDiskのMicroSDカード

バッテリー駆動時間

バッテリー駆動時間は10時間と比較的長く、持ち運びが多い人には使いやすい長さです。

インターフェイス

Lenovo Tab M7上部インターフェイス

上部にはマイク/ヘッドフォンジャックがあります。

Lenovo Tab M7の側面

下部には、マイクとMicro USB 2.0(スマホの充電ケーブルの規格)があります。このUSBはOTG(USB On The Go)機能があり、SDカードやHDDに繋げば、PCいらずで直接アクセスできます。

Lenovo Tab M7左側面インターフェイス

左側面にはmicro SDカードスロットがあります。

Lenovo Tab M7右側面インターフェイス

右側面には電源と音量ボタンです。

サポート・保証

標準で1年間の「片道引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポート(朝9時~夕方6時まで))があり、最長2年まで延長できます。「引き取り修理にアップグレード」した場合は、保証は2年に延長されます。

引き取り修理とは、家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。(片道引き取り修理は、自費でリペアセンターに郵送)

修理拠点は日本国内なので対応も速く、安心して任せることができます。

また、アクシデントダメージプロテクションという通常保証じゃカバーしない「水濡れ・落下・火災・紛失など」にも対応した保証もあります。

まとめ

7インチと片手で持てるサイズで、重さもスマホ並みなので、バスや電車の中でも使いやすいサイズです。

性能はかなり控えめなので、普通のタブレットと思って購入すると理想と現実のギャップが大きくなると思います。

また、価格が安いので子供向けに購入を考えている方もいるかもしれませんが、個人的に「ここまで解像度が低いディスプレイ」を子供に使わせたいとは思いません。目が悪くなりそうです。

本機種を使って何をするか、何ができるか分かっている人なら、問題なく使いこなせると思います。個人的には、電子書籍リーダーとして使うのであれば、カラーだし軽いので、使いやすいと思います。

公式サイト

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