NEC Lavieはノートパソコンが有名かもしれませんが、7インチ、8インチ、10.1インチ、11、11.5インチ、そして12.6インチとバラエティに富んだタブレットを販売しています。
控えめな性能の低価格モデルからハイスペック機種もあるので、どんな人でも使いやすい品ぞろえです。
本記事では、Lavie タブレット全機種の特徴とレビューをご紹介します。
Lavie タブレットの種類と特徴
シリーズ | 特徴 |
---|---|
Tab T12 | 12.6型の大きなタブで、ハイエンド・高価格モデル |
T11 | 11.5型のミドルハイクラスと、11型のミドルクラスの機種がある。タブレットとしては若干高いが、快適に使いたい人向け |
Tab E | 10.1型と10.3型があり、低スペック~ミドルクラス。動作が速いわけじゃないが遅くもない |
T8 | 8型ディスプレイでメモリ3GB、4GB、6GBの3種類があり普段使い向け機種 |
T7 | 片手で持てる小型軽量モデルで、低スペック |
Lavieのタブレットは名称からインチが確認できるので分かりやすく、基本的に大きなモデルの方が高い性能になります。
タブレットで重要なのはSoC(プロセッサー)もそうですが、メモリがかなり重要になります。
例として
・2GB・・・低スペック・遅い
・3GB・・・低スペック・速くない
・4GB・・・標準・遅くなく速くなく
・6GB・・・ミドルハイ・速め
・8GB・・・ハイエンド・速い
を基準に考えたら、失敗しないと思います。筆者は3GBのタブレットを持っていないのですが、メモリが2GBのモデルは「Android Go Edition」という軽量OSが搭載なので、3GBメモリの機種と同等くらいの速度になると思います。
ただし、「Go Edition」は軽量OSなので若干の使い勝手が違い、フル機能(むしろ、普通のAndroidと言った方がいいかも・・・)を使いたい場合は、メモリ3GB以上が良いです。
ちなみにですが、AndroidタブレットとChromebook PCは似ていますが、細かな違いがあるので、もし、AndroidかChromebookか悩んでいる人は、「AndroidタブレットとChromebookの違い」も読んでみてください。
ストレージは増設できる
<Lavie T7>
これはほぼすべてのタブレットで標準機能として付いていますが、LavieのタブレットもMicroSDカードを搭載してストレージの増設が可能です。
機種により増設できる容量が違いますが、一般的に128GB~256GBは増設可能です。
MicroSDカードなら筆者も使っているSanDiskが一番有名で、安心・安定した動作だと思います。
LTE機能は無い
LTEはスマホの様に、SIMカード(microSIMカード)を使って通信ができる機能です。下の写真の左は、microSDとmicroSIMが搭載できるスロットで、LTEが使えないモデルはLTE部分が閉じられています。
Lavieでは今のところLTEに対応したモデルが無いので、インターネットを使うにはWi-Fiに接続する必要があります。
サポート・保証
Lavie製品には1年間の標準保証が付いており、タブレットは最大2年まで延長が可能です。保証はメーカー保証と安心保証の2種類があり、安心保証は落下・水こぼし・天災による破損・損傷も保証します。
何かあった場合はNECの指定業者が引き取りにきてリペアセンターに配送し、修理後に郵送してくれます。もちろん、保証期間内は無料です。
また、121コンタクトセンターと言う電話サポートで使い方相談をしたり、チャットでのサポートもあります。
2024年モデル
Tab T14
14.5インチの大画面ですべてのスペックが高いハイエンドモデルです。特にSoCはDimensity 9000でメモリは超大容量12GB!3K解像度のOLEDディスプレイで、スピーカーはなんと8つも搭載しています。いろいろな用途に使えますが、特にパソコンのお供としてサブモニター化も簡単にできるので、ビジネス用途に特に向いています
SoC | MediaTek Dimensity 9000 |
---|---|
メモリ | 12GB |
ストレージ | 256GB |
ディスプレイ(14.5型) | 3000×1876ドット OLED |
OS | Android 13 |
無線 | Wi-Fi 6E |
生体認証 | 顔認証、指紋センサー |
カメラ | 1300万画素/500+1300万画素 |
オーディオ | ドルビーアトモス、JBLスピーカー×8 |
重さ | 735g |
バッテリー | 最大約6時間 |
防水/防塵 | IPX2/IP5X |
標準保証 | 1年間 |
価格 | 14.2万円~ |
Tab T9(T0995/HAS)
8.8インチとスマホより大きく一般的なタブレットよりも小さな機種です。このクラスのサイズでは珍しいハイスペックモデルで、ゲームもぬるぬるできます。ディスプレイも高品質で、動画視聴にもあいます。
SoC | Snapdragon 8+ Gen 1 |
---|---|
メモリ | LPDDR5X 8/12GB |
ストレージ | 128/256GB |
ディスプレイ(8.8型) | 2560×1600ドット 高視野角液晶 144Hz |
OS | Android 13 |
無線 | IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n |
重さ | 365g |
バッテリー | 最大約10時間 |
その他 | Widevine L1対応 |
価格 | 98,780円~ |
2023年モデル
Lavie Tab T11(T1195/FAS)
かなり性能が高いタブレットで、ディスプレイの品質がすっごく高いです。イメージ的には、Lavie最高峰のT12よりほんの少し性能が劣るくらいです。クリエイターにも、ゲーマーにも、そして仕事で使う人にもおすすめです
SoC | MediaTek Kompanio 1300T |
---|---|
メモリ | 6/8GB |
ストレージ | 128/256GB |
グラフィックス | ARM Mali-G77 MC9(内蔵) |
ディスプレイ(11.2型) | 2.5K(2560×1536ドット) OLED |
リフレッシュレート | 120Hz |
OS | Android 12 |
無線 | Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1 |
オーディオ | ドルビーアトモス、JBL スピーカー×4 |
生体認証 | 顔認証 |
カメラ | 800万画素/1300万画素 |
重さ | 480g |
バッテリー | 15時間 |
価格 | 8.5万円~ |
Lavie Tab T11(T1175/FAS)
11.5インチの大型タブレットで、スペックは中の上とそこそこ高いです。解像度は2Kとちょっと高く、リフレッシュレートは120Hzとぬるぬる、そして6GBメモリモデルもあるのでがっつりと使えます
SoC | MediaTek Helio G99 |
---|---|
メモリ | 4/6GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ(11.5型) | 2000×1200ドット IPS液晶 |
OS | Android 12L |
無線 | Wi-Fi 6 |
生体認証 | フェイスアンロック |
オーディオ | ドルビーアトモス、スピーカー×4 |
重さ | 520g |
防滴 防塵 |
IPX2 IP5X |
バッテリー | 最大約12時間 |
価格 | 4.6万円~ |
Lavie T8
ローエンドモデルのタブレットで、電子書籍やWeb閲覧に向いた機種です。318gと軽いので、片手で持つことも可能です。スマホ以上、普通のタブレット以下のサイズをお探しなら、検討候補に入ります
SoC | MediaTek A22 |
---|---|
メモリ | 3GB/4GB |
ストレージ | 32GB/64GB |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
ディスプレイ(8型) | HD 1280×800、高視野角液晶 |
OS | Android 12 |
無線 | Wi-Fi 5(IEEE802.11ac/a/b/g/n) |
生体認証 | 無し |
カメラ | 500万画素/200万画素 |
寸法(幅×奥行×高さ) | 119.8 × 198 × 9.0mm |
重さ | 318g |
バッテリー | 最大約15時間 |
標準保証 | 1年間 |
価格 | 27,480円~ |
Lavie Tab T9
珍しい9インチタブレットで、スマホよりも大きく、一般的なタブレットよりも小型です。例えばスマホで電子書籍を読むと文字が小さすぎるけど、大きなタブレットだと機動性が悪いので、その中間が欲しいという人に合います。スペックは低めなので、ゆっくり使う人に合います
SoC | MediaTek Helio G80 |
---|---|
メモリ | 3GB/4GB |
ストレージ | 32GB/64GB |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
ディスプレイ(9型) | HD 1340×800、高視野角液晶 |
OS | Android 12 |
無線 | Wi-Fi 5(IEEE802.11ac/a/b/g/n) |
重さ | 344g |
バッテリー | 最大約10時間 |
価格 | 37,820円~ |
2022年以前モデル
Lavie Tab T12
価格もそれなりにしますが、Androidタブレットで最高峰の性能がある機種です。メモリも大容量の8GBで、ストレージもPC並みの256GB、ディスプレイは12.6型と大きく2.5K OLED液晶となっています。現行最高に近いスペックを詰め込んでいますね
SoC | Qualcomm Snapdragon 870 |
---|---|
メモリ | 8GB |
ストレージ | 256GB |
ディスプレイ(12.6型) | 2560×1600 AMOLED マルチタッチ HDR10+、Dolby Vision |
リフレッシュレート | 120Hz |
無線 | Wi-Fi 6、Bluetooth v5.2 |
生体認証 | 顔認証、指紋センサー |
内蔵カメラ | フロント・1300万画素 背面・500万画素(広角カメラ)+1300万画素 |
重さ | 565g |
バッテリー | 最大10時間 |
価格 | 9.6万円 |
Lavie T11(T1195)
11.5インチのT11で2.5K OLED液晶、メモリ6GB、ストレージ128GBと標準以上のスペックです。11.5型で485gと軽量でかなり薄く、それでいてアルミニウムを使用した筐体なので耐久性や剛性が高いです
SoC | Qualcomm Snapdragon 730G |
---|---|
メモリ | 6GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ(11.5型) | WQXGA(2.5K) OLED液晶 タッチパネル |
リフレッシュレート | 60Hz |
無線 | WiFi、Bluetooth 5.0 |
生体認証 | 顔認証、指紋センサー |
内蔵カメラ | フロント・800万画素+800万画素 リア・500万画素(広角カメラ)+1300万画素 |
重さ | 485g 926g (キーボード・カバー付き) |
バッテリー | 最大15.6時間 |
価格 | 6.5万円 |
Lavie T11(TAB11201/T1175)
11インチモデルのT11で、そこそこ性能が高いSnapdragon 662が搭載です。普段使い用途でサクサク快適に使いたい人に合います。また、11インチで2K解像度なので、映像もきれいに見えます。
Tab11201モデルはストレージ64GB、T1175は128GBになります
SoC | Qualcomm Snapdragon 662 |
---|---|
メモリ | 4GB |
ストレージ | 64GB/128GB |
ディスプレイ(11型) | 2K IPS液晶 マルチタッチ |
無線 | Wi-Fi 5、Bluetooth 5.1 |
生体認証 | 顔認証 |
内蔵カメラ | フロント・800万画素 リア・1300万画素 |
重さ | 490g 931g (キーボード・カバー付き) |
バッテリー | 最大13.6時間 |
価格 | 4.1万円~ |
Lavie Tab T10 T1075
Tab T10の10.61インチモデルで、メモリが最大6GBと大きく、サクサク快適に使えます。ドルビーアトモスに最適化されたスピーカーが4つも搭載しており、2K解像度と、映画や音楽の視聴に合います。ばてりー駆動時間も長めなので、安心して持ち運びできます。
CPU | Qualcomm Snapdragon 680 |
---|---|
メモリ | 4GB/6GB |
ストレージ | 64GB/128GB |
ディスプレイ(10.61型) | 2000×1200ドット |
OS | Android 12 |
無線 | Wi-Fi 5、Bluetooth 5.1 |
オーディオ | ドルビーアトモス、4スピーカー |
生体認証 | 顔認証 |
重さ | 約470g |
バッテリー | 約14時間 |
価格 | 4.8万円~ |
Lavie Tab T10
10.1型で460gと軽量で、普段使いに合うタブレットです。ストレージが小さいのでクラウドストレージや、microSDカードを使えば大丈夫だと思います。
TAB10F02/T1055 | |
SoC | Unisoc T610 |
メモリ | 3GB/4GB |
ストレージ | 32GB/64GB 最大128GB microSDカード対応 |
ディスプレイ(10.1型) | WUXGA IPS |
OS | Android 11 |
無線 | Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0 |
オーディオ | ドルビーアトモス対応 |
生体認証 | 顔認証 |
カメラ | フロント)500万画素 リア)800万画素 |
重さ | 460g |
バッテリー | 約9時間 |
価格 | 3,8万円/4.1万円 |
Lavie Tab E(PC-TE710KAW)
スタンダードスペックのタブレットで、520gと上位モデルに比べると若干重いですが、防塵・生活防水に対応し、フルセグチューナー付きです。
SoC | Qualcomm Snapdragon 450 |
---|---|
メモリ | 4GB |
ストレージ | 64GB |
ディスプレイ(10.1型) | WUXGA IPS液晶 マルチタッチ |
無線 | Wi-Fi 5、Bluetooth 4.2 |
その他 | 防塵/生活防水、フルセグチューナー |
内蔵カメラ | フロント・800万画素 リア・800万画素 |
重さ | 520g |
バッテリー | 最大13時間 |
価格 | 3.5万円~ |
Lavie Tab E(TE510/KAS・TAB10F01)
TE510はメモリ2GBと控えめな性能ですが、Web限定モデルのTAB10は4GBと使いやすいメモリ容量です。10.3型でWUXGA(FHD相当)解像度なのできれいで見やすいです。
SoC | MediaTek Helio P22T |
---|---|
メモリ | 2GB/4GB |
ストレージ | 32GB/64GB |
ディスプレイ(10.3型) | WUXGA IPS液晶 マルチタッチ |
無線 | Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0 |
内蔵カメラ | フロント・500万画素 リア・800万画素 |
重さ | 460g |
バッテリー | 最大11時間 |
価格 | 2.8万円~ |
Lavie T8(T0875・T0855・TAB08H02)
手が大きな人ならギリギリ片手持ちできるかもという8インチで、解像度は低いですが8インチと小さいので、普通の画質です。メモリは3GB・4GB・6GBと3つのモデルがあるので、予算や用途によって購入しやすいです
SoC | MediaTek Helio P22T |
---|---|
メモリ | 3GB/4GB/6GB |
ストレージ | 32GB/64GB/128GB |
ディスプレイ(8型) | 1280×800 IPS液晶 マルチタッチ |
無線 | Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0 |
内蔵カメラ | フロント・200万画素 リア・500万画素 |
重さ | 305g |
バッテリー | 最大13時間 |
価格 | 3.1万円~ |
Lavie T7
低価格モデルですがAndroid Go Edition搭載なので、意外にサクサク使える機種です。とは言っても限定的な用途でタブレットを使いたい人に向いています。片手持ちしやすいサイズなので、使いやすいです
SoC | MediaTek MT8166 |
---|---|
メモリ | 2GB |
ストレージ | 32GB |
ディスプレイ(7型) | ワイドLED IPS液晶 |
OS | Android 11 Go Edition |
無線 | Wi-Fi 5(IEEE802.11ac/a/b/g/n準拠) |
カメラ | フロント・200万画素 リア・500万画素 |
防水/防滴 | ― |
重さ | 約240g |
バッテリー | 最大12時間 |
価格 | 2万2800円 |
まとめ
Lavieのタブレットはスペック違いで別名称(しかも英数字の羅列)を使うのでちょっと分かりにくいですが、ローエンドからハイエンドのバラエティに富んだ種類があるので、選びやすいと思います。
正直言うと、スペックに対して若干価格が割高な印象がありますが、やはりNEC Lavieという大手から製造販売されているので、安心感もあるかと思います。
電話サポートなどもあるので、初めてタブレットを購入する人や、あまり使い方が分かんないという人に向いていると思います。