Ryzen 8000シリーズ搭載の16インチで、最新スペックが多く搭載しています。
全体的に高品質でビジネスモデルかと思うほどのスペックで、普段使い用PCとしては上位モデルで、2024年に話題のAIコアも搭載しており(Ryzen 7のみ)、今後使いやすくなるPCです。
16インチと大きな筐体なので据え置き用に合いますが、1.79㎏と持ち運びもできる重さなので、外出先でも大画面で作業をしたいという人にも合います。
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Contents
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HP Pavilion 16-agのスペック
CPU | Ryzen 5 8540U Ryzen 7 8840U |
---|---|
メモリ | LPDDR5-6400MHz 16GB |
ストレージ | SSD PCIe 4.0 512GB |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
ディスプレイ(16型) | WUXGA IPS タッチ |
OS | Windows 11 Home |
無線 | Wi-Fi 6E |
生体認証 | 顔認証 |
WEBカメラ | HP True Vision FHD+IRカメラ |
寸法(幅×奥行×高さ) | 357 × 254 × 17.9 mm |
重さ | 1.79㎏ |
バッテリー | 最大約12.5時間 |
同梱 | マウス |
標準保証 | 1年間 |
価格 | 11.9万円~ |
<性能評価>
パソコンの頭脳であるCPUはRyzen 8000シリーズで、Ryzen 7はNPUコアであるRyzen AIを搭載しており、AI関連の性能が上がっています。
メモリは高速のLPDDR5-6400MHzで、16GBと十分な容量があります。ストレージはSSD PCIe 4.0が搭載で、こちらも高速・大容量512GBです。パソコンの起動も10秒ちょっとと速いです。
ディスプレイは16インチ・WUXGA(1920×1200ドット) IPS液晶、輝度は300ニトになります。画面アスペクト比が16:10と縦に長いので、より多くの情報が表示されます。また、2 in 1 PCではないですがタッチディスプレイなので、指で操作もできます。
その他のスペックは、OSはWindows 11 HomeでWi-Fi 6Eに対応、高画質のFHD WEBカメラに、顔認証付きです。
16インチで約1.79㎏と平均的な質量で、バッテリー駆動時間は最大約12.5時間となっています。
インターフェイスはこのクラスのPCには必要十分あり、映像出力機能付きのUSB Type-Cが2つあるので便利です。
2024年のトレンドと比較
2024年のノートパソコンのトレンドをまとめたので、本機がどのくらい満たしているか比較してみます。(〇/標準搭載、△/モデルによってはあり、×/なし)
Ryzen 8000 | NPU | Copilotボタン | DDR5 |
〇 | △ | 〇 | 〇 |
SSD PCIe 4.0 | アスペクト比16:10 | sRGB 100%以上 | Wi-Fi 6E |
〇 | 〇 | ― | 〇 |
輝度300nit以上 | 1080P Webカメラ以上 | 生体認証 | バッテリー14時間以上 |
〇 | 〇 | 〇 | × |
兄弟モデルとの比較
本機には兄弟モデルでインテル14世代CPU搭載のPavilion 16-afがあります。CPU以外のスペックはほぼ同じで、価格は1万円ほど高いです。
Pavilion 16-afであればCore i5もAIコアを搭載しているので、もし「どうしてもAIコアが欲しいけどRyzen 7は高くて買えない」という場合はCore i5モデルを検討してもよいと思います。
価格の比較です。CPU以外のスペックは同じです。
Ryzen 5 | Core i5 | |
価格 | 119,800円 | 129,800円 |
AIコア | なし | あり |
Ryzen 7 | Core i5 | |
価格 | 139,800円 | 149,800円 |
AIコア | あり | あり |
Ryzen AI搭載のRyzen 8000シリーズ(Ryzen 7のみ)
Ryzen 5 8540U | Ryzen 7 8840U | |
製造プロセス | 4nm | |
アーキテクチャ | 2×Zen4、4×Zen4C | Zen 4 |
コア | 6 | 8 |
スレッド | 12 | 16 |
L3キャッシュ | 16MB | 16MB |
ベースクロック | 3.2GHz | 3.3GHz |
ブーストクロック | 4.9GHz | 5.1GHz |
GPUコア | 4 | 12 |
Ryzen AI | × | 〇 |
TDP | 28W | 28W |
アーキテクチャはZen 4になり、主な特徴はこちらです。
・Zen 3の改良版
・L2キャッシュ増量
・ディープラーニング性能の向上
・Zen 3に比べIPCが約14%アップ
Zen 4CはCPUコアのダイサイズが35%削減され、L3キャッシュの最大容量は減りますが最大128コアを搭載できるとのことです。また、消費電力が15W以下で動作させる場合、Zen 4のみよりもZen 4C+Zen 4のほうが効率が良いそうです。
Ryzen 7にはAI専用のプロセッサーであるNPUを搭載し、ディープラーニングなどの高度なことをしない限り、現時点で言えばWindows Studioエフェクトくが使いやすくなるだけです。ただし、今後AIコアを活用したアプリやソフトが増えてくるので、先々のためにAIコア搭載モデルをお勧めします。
こちらはCPUの性能を測るCPU Markのスコアです。スコアは公開されているものや、当サイトで計測したものになります。
全体的に高い性能で、ビジネス用途でも十分使いやすいと思います。
CPU Markスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Ryzen 7 8845HS | |
---|---|
Core i9-13900H | |
Core Ultra 7 165H | |
Core i7-13700H | |
Ryzen 7 8840U | |
Core Ultra 7 155H | |
Core Ultra 5 125H | |
Core Ultra 5 135H | |
Core i5-13500H | |
Core i7-1370P | |
Core i5-1340P | |
Ryzen 5 8540U | |
Ryzen 7 7730U | |
Core Ultra 5 135U | |
Core i7-1260P | |
Core Ultra 5 125U | |
Ryzen 5 7530U | |
Core i5-1240P | |
Core Ultra 7 165U | |
Core i7-1355U | |
Core Ultra 7 155U | |
Core i5-1335U |
こちらはGeekbench 6のスコアで、CPUの3DCGレンダリング性能を測定します。一般的に、3Dレンダリングやエンコードはマルチコア、モデリングやCAD、編集中、ゲームはシングルコアを重視します。
マルチコア性能
オレンジ色・・・本機 青・・・比較
Core Ultra 7 155H | |
---|---|
Core i9-13900H | |
Core Ultra 7 165H | |
Core i7-13700H | |
Core i5-13500H | |
Ryzen 7 8840U | |
Core Ultra 5 125H | |
Core Ultra 5 135H | |
Core Ultra 7 155U | |
Core Ultra 5 135U | |
Core i5-1335U | |
Ryzen 5 8540U | |
Ryzen 7 7735U |
シングルコア性能
オレンジ色・・・14世代 青・・・13世代
Core i9-13900H | |
---|---|
Core Ultra 9 185H | |
Core Ultra 7 165H | |
Ryzen 7 8840U | |
Core i7-13700H | |
Ryzen 5 8540U | |
Core Ultra 7 155U | |
Core Ultra 7 155H | |
Core Ultra 5 135H | |
Core i5-1335U | |
Core i5-13500H | |
Core Ultra 5 125H | |
Core Ultra 5 135U |
Cinebench R23のスコアで、CPUの3DCGレンダリング性能を測定します。一般的に、3Dレンダリングやエンコードはマルチコア、モデリングやCAD、編集中、ゲームはシングルコアを重視します。
マルチコア性能
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i9-13900H | |
---|---|
Core Ultra 7 155H | |
Core i7-13700H | |
Ryzen 7 7840U | |
Core Ultra 5 135H | |
Ryzen 7 8840U | |
Core Ultra 5 125H | |
Core i5-13420H | |
Core i7-1355U | |
Core i5-1235U | |
Core i5-1340P | |
Core i5-1335U |
シングルコア性能
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i9-13900H | |
---|---|
Ryzen 7 8840U | |
Core Ultra 7 155H | |
Core i7-13700H | |
Core Ultra 5 135H | |
Core i5-13420H | |
Core Ultra 5 125H | |
Core i5-1340P | |
Core i5-1335U | |
Core i5-1235U |
NPUっていつ使うの?
ここ最近、AI、AIと言われていますが、AIコアであるNPUっていつ使うの?っていう疑問ありますよね。
今現在NPUコアを使ってできるものはWindows Studioエフェクトや、一部のアプリ(Photoshopなど)がNPU対応の機能を実装しています。
と言うことで、現在はそこまで活躍する場がないですが、今後あると便利になるといったものになります。
現在どの程度使えるのか当サイトで筆者の用途で検証してみましたが、検証時点ではPhotoshopなどでAIコア対応機能が実装されていなかったので、ご了承ください。
筆者がやることで、NPUを使いそうなものはこちらです。
・Lightroomで編集
・PhotoshopでAI画像生成・Youtube動画作成
・Web会議・オンラインレッスン
・AI音楽生成ソフトで音楽作成
動画にまとめたので、どうぞ。
この中でNPUを使ったものは、Webカメラを使用時にWindows Studioエフェクトを使ったときのみです。ちなみに動画にはありませんが、Copilotで画像を生成しているときもNPUは動きませんでした。
Copilotボタン搭載
<出荷されるのは日本語キーです>
コパイロットはWordやExcelなどのMicrosoft製品をサポートする生成AIで、Chat GPTのような使い方もできます。
ボタン一つで呼び出して使えるので、かなり便利になりました。
キーボードはバックライト・テンキー付きで、タッチパッドは従来モデルよりも34%も拡大しており、操作性が上がっています。タッチパッドが大きくなりましたが、HP 240 Bluetoothマウスが付属しているので、こちらを使ってもいいですね。
画面アスペクト比が16:10と縦に長いディスプレイ
本機は16インチと大画面で解像度はWUXGA(1920×1200ドット)、コントラスト比が高く視野角も広いIPS液晶を採用しています。輝度は300ニトと屋内で使うには十分な明るさで、タッチパネルなので指で操作も可能です。
HPでは画面比が16:9という今までの比率が採用されることが多いのですが、本機は16:10なので、17インチ並みの情報量があります。スクロール回数も減るし、一目で見て取れる情報が多いので作業時間も短縮ですね。
輝度は300ニトで、こちらは輝度の目安です。
220ニト | 室内ならなんとか使える。明るい室内では暗く見える |
---|---|
250ニト | 室内向け。屋外では日陰ならギリギリ使える |
300ニト | 屋外の日陰でも見える |
400ニト | 屋外でも使いやすいが、直射日光が当たるとちょっとくらい |
500ニト | 屋外向け |
600ニト | 画面に直射日光が当たっても比較的見える |
その他の特徴
外観
本機にはナチュラルシルバーとスカイブルーの2種類があり、(全機種じゃないですが)色が選べるのもHPの特徴ですね。
ベゼル(ディスプレイの周りの黒い枠)も細く、高級感があります。
シンプルでクセのないデザインで、どこにでも合いそうです。しかも、筐体はユニボディといってつなぎ目のないボディで、1つのパーツから構成しており、耐久性や剛性も高く作るコストもかかります
16インチと大きいですが、厚さは最高で18.6㎜、そして質量は1.79㎏となっており、鞄に入れて持ち運びもできます。先端に行くにつれて筐体が細くなっているので、数字以上に薄く見えますね。
高画質FHD Webカメラ
WebカメラはFHD解像度(約207万画素)で、一般的なPCに搭載しているHD解像度(約92万画素)よりも倍以上の解像度映りが良くなります。
Web会議やビデオ通話で、相手により好印象を与えやすいです。
Ryzen 7にはAIコアが搭載しているので、上画像のWindows Studio Effectが使えます。自動フレーミングやアイコンタクト、背景をぼかしたり差し替えたりと「あったらいいな」という機能が使えます。(Ryzen 5では利用不可)
また、顔認証に対応しておりサインインは一瞬、そしてカメラシャッターもあるので、カメラを使わないときは閉じておくと安心です。
メモリ
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
メモリは最新のLPDDR5x-6400MHzで、オンボード16GBになります。メモリは動作周波数が高く、サクサク処理できます。
その他のメモリとの比較です。
Memory Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
DDR5平均 | |
---|---|
LPDDR4平均 | |
LPDDR5平均 | |
DDR4-3200MHz平均 |
ストレージ
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
搭載ストレージ最新のSSD PCIe 4.0で、爆速です!パソコンの起動も約10秒と速く、データ移動もサクサクできます。
どのモデルも512GBの容量があり、十分な容量だと思います。
こちらはシーケンシャル速度の、おおよその速度です。
シーケンシャル速度
オレンジ色・・・リード 青・・・ライト
PCIe 4.0×4 | |
---|---|
PCIe 3.0×4 | |
HDD |
Wi-Fi 6Eに対応
対応周波数 | 速度 | |
IEEE802.11ac (Wi-Fi 5) |
5GHz | 6.9Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6) |
2.4/5GHz | 9.6Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6E) |
2.4/5/6GHz | 9.6Gbps |
次世代通信規格のWi-Fi 6に対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。
Wi-Fi 6EはWi-Fi 6のExtended(エクステンディット)版で、6GHz帯(高速通信)での通信ができます。
16インチと大きいですが、イーサネットはありません。
バッテリー駆動時間
バッテリー駆動時間は最大約12.5時間で、30分で50%充電できるファストチャージに対応しています。
やっていることや輝度にもよりますが、実際に使うと半日以下くらいが目安です。
インターフェイス
インターフェイスは十分にあり、データ転送速度が10Gbpsと速いものもあります。
左側面にはUSB-A(5Gbps)と、マイク/ヘッドフォンジャックがあります。左側面にSDカードリーダーなどつけてくれたらよかったですね。
右側面にはUSB Type-C 10Gbps(Power Delivery、DisplayPort 1.4、電源オフUSBチャージ対応)が2つ、HDMI、USB-A(10Gbps)になります。
USB Type-Cは充電兼用です。
サポート・保証
HPでは「1年間の使い方サポート」と「1年間の引き取り修理保証」が標準でついていて、電話やLINE、ツイッターでもサポートをしています。
購入時に詳しく書かれた「パソコン入門」もあるので、初めてパソコンを買う人でも設定から使い方まで、分かりやすいと思います。また、保証は最長3年まで延長でき、引き取り修理じゃなく出張修理もあります。
- 引き取り修理・・・指定業者がパソコンを引き取りに来て修理工場に配送、修理後配達される(期間内はパーツ代や配送代など無料)
- 出張修理・・・家や事務所に来て現場で修理。期間内は交換パーツ代など無料
ライバル機種
16インチで似たような機種が少ないので、14インチですがライバル機種としてご紹介します。
Lenovo Yoga 7 2-in-1 Gen 9 14型AMD
本機よりも安いですが、高いスペックです。Ryzen AI搭載のRyzen 8000シリーズで、CPU性能もグラフィック性能も大きくアップした機種です。クリエイターに向いたスペックで、外出先でも動画編集などのクリエイティブワークをするような人にも合います。ただし、IPS液晶モデルはスペックが低すぎるため、外付けモニターしか使わないという人以外はOLEDディスプレイ(+約1万円)の選択が必須です。
CPU | Ryzen 5 8640HS Ryzen 7 8840HS |
---|---|
メモリ | LPDDR5X-6400 16GB |
ストレージ | SSD 最大1TB |
ディスプレイ(14型) | WUXGA IPS/OLED |
無線 | Wi-Fi 6E |
生体認証 | 顔認証、指紋センサー(オプション) |
WEBカメラ | IR+1080p FHD |
重さ | 約1.49㎏ |
バッテリー(JEITA 3.0) JEITA 2.0 |
最大約11.8時間(動画再生時) 最大約16.6時間 |
付属 | Lenovo デジタルペン |
価格 | 10.4万円~ |
まとめ
良い点
・Ryzen 7はAIコア搭載
・ユニボディで高級感があり耐久性も高い
・画面比が16:10で、16インチでも17インチ並みの情報が表示される
・CPUやメモリなど最新スペックが多く、基本性能が高い
・USB Type-Cが10Gbpsと速く、2つある
・カラーが2種類ある
残念な点
・Ryzen 5にはAIコア無し
総合評価
普段使いモデルのPavilionですが、全体的に上位スペックを搭載しており、普段使い用PCとしては文句なしだと思います。と言うか、普段使い用PCにしてはかなり性能が高く、困ることはまずないと思います。
特にRyzen 7はNPUコアを搭載しているので、今後対応アプリが増えていけば今までCPUがやっていたことをNPUがやるので、より高い性能を発揮できます。
カラーも2種類あり、選択肢が多いのは良いことですね。
16インチと大きいので持ち運び用というよりも据え置き用で購入する人が多いと思いますが、1.79㎏とめちゃくちゃ重たいわけじゃないので、外出先でも大画面で作業をしたいという人にも合います。