ASUS Zenbook S16 (UM5606)のレビューです。
本機は「軽い」、「高性能」、「高品質ディスプレイ」で、外出先でも動画編集や画像編集をするようなクリエイターに向いた機種で、16インチで約1.5㎏と軽量なので、単純に外出先でも大画面で作業をしたいという人にも合います。
軽量機種はUSBポートや冷却ファンなどを減らして軽くすることが多いですが、本機は十分なポートと冷却機構で、しかもスピーカーは6基も搭載しています。
機能を減らしまくった機種じゃなく、しっかりと使えるPCでした。
レビュー機はメーカーからお借りしており、スペックはRyzen AI 9 465、LPDDR5X 32GB、SSD PCIe 4.0 1TBになります。
Contents
Zenbook S16 (UM5606)の特徴とスペック
| SoC | Ryzen AI 9 465 Ryzen AI 9 HX 470 |
|---|---|
| メモリ | LPDDR5X-8533 最大32GB |
| ストレージ | SSD 1TB |
| グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
| ディスプレイ(16型) | 2.8K(2880×1800)OLED グレア |
| OS | Windows 11 Home |
| 無線 | Wi-Fi 7 |
| 生体認証 | 顔認証 |
| WEBカメラ | 207万画素Webカメラ+IRカメラ |
| オーディオ | スピーカー6基 |
| 寸法(幅×奥行×高さ) | 353.6 × 243.0 × 11.9~12.9mm |
| 重さ(実測) | 1534g |
| バッテリー ACアダプタ |
10.3時間 68W |
| 標準保証 | 1年間 |
| 価格 | 24.9万円~ |
パソコンの頭脳であるCPUはRyzen AI 400シリーズを搭載し、最大50 TOPSのNPUによりCopilot+PCの要件を満たした機種です。
CPUは10コア20スレッドのRyzen AI 9 465と、12コア24スレッドのRyzen AI 9 HX 470の2種類があり、レビュー機はRyzen AI 9 465を搭載しています。
このCPUはバランス型のCPUで、省電力性と高い性能を両立しており、持ち運び用のPCに搭載されることを前提に設計されていると思います。
バッテリー駆動時間は公称値で10.3時間とそこまで長くないですが、スペックを考えると順当な時間だと思います。
性能とバッテリー駆動時間はトレードオフの関係にあるので、超高性能+長時間駆動じゃなく、高性能+標準的な駆動時間になっています。
メモリは高速なLPDDR5X-8533で最大32GBを搭載、オンボード仕様のため後からの増設はできませんが、この帯域幅と容量があれば、メモリを大量に消費するAI処理や、多くのタブを開くようなマルチタスクも余裕を持って運用できます。
ストレージはPCIe 4.0対応の1TBで、転送速度は規格上の上限値に迫る数値をマークしました。大きなデータ移動も待ち時間が少なくなります。
ディスプレイは画面アスペクト比が16:10と縦に長い16インチで、2.8K解像度にASUS Lumina OLEDディスプレイを採用し、DCI-P3 100%の広色域にDelta E < 1の色精度を兼ね備え、100万対1のコントラスト比とプロ向けのディスプレイです。
その他のスペックはWindows 11 Homeを搭載し、無線は最新のWi-Fi 7に対応、Webカメラは207万画素で、顔認証のIRカメラ付き、そしてACアダプタは珍しい68Wになります。通常の65Wよりも少し高い電源で、周辺機器への給電能力分も追加されたのかなと思います。
そして16インチで実測1534gと軽量で、持ち運びがしやすいです。
筐体は11.9ミリと非常に薄いですがインターフェイスは必要十分揃えており、USB 4が2つ、USB 3.2 Gen 2、HDMIとコンボジャック、そしてSDカードリーダーとなっています。
有線LAN(RJ45)は非搭載ですが、外出先や一般的なオフィスワークであれば、ハブを持ち歩く必要はない構成です。
また、本機はCopilot+ PCに準拠しており、搭載された強力なNPUを活用した最新のAI機能を余すことなく体験できます。
FAQ:よくある質問と回答
ここではよく聞かれる質問と回答をまとめました。聞きたいことが下記にない場合は、Xにて質問してもらえればすぐに回答します。
| 質問 | 回答 |
|---|---|
| 納期が変わりました。こういうことは良くありますか? | 時期によりますが、大きなセールがある12月、1月、そして新年度に向けての買い替え需要が高い3月4月、サマーセールがある7~8月は納期がずれることがあるようです |
| 出荷からどのくらいで届きますか? | 経験からみると、出荷から通常2~3日以内に届くと思います(購入日からじゃなく出荷されてから) |
| 画像・動画編集に使えますか? | 複雑じゃない画像編集や動画編集ならできます |
| ファンはうるさいですか? | ベンチマーク計測時は平均34dBと静かでした |
| PD充電できますか? | USB4があるので可能です |
| PD給電とDP出力をケーブル一本でできますか? | USB4があるので可能です |
| オンラインレッスンに合いますか? | カメラの解像度は207万画素とビジネスPCに搭載される品質で、オンラインレッスンやミーティングにも合います |
| メモリ/ストレージの増設はできますか? | いいえ、できません |
| 持ち運びに向いていますか? | 16インチで1534gと、16インチとしては非常に軽量なので、外出先でも大画面で作業をしたい人には向いています |
| Officeの使い心地は? | 快適に使えます |
| ディスプレイの色域の違いは何ですか? | 色域が広いとより正確な色を描写できます。広さはAdobe RGB(これはほとんどない) >DCI-P3 > sRGB > NTSC 45%になり、本機はDCI-P3 100%になります |
以下にて本機の特徴をご紹介します。
Copilot+PCとは?

Copilot+PC(コパイロットプラスピーシー)と言うのは、Microsoftが「Microsoft Build 2024」で発表した新しいカテゴリのPCで、AI技術を活用するための機種と位置付けられています。
主な特徴です。
・NPU搭載
・16GB以上のDDR5/LPDDR5メモリ
・256GB以上のストレージ
・40+TOPS(1秒当たり40兆回の演算)
・終日のバッテリー寿命
・最先端のAIモデルへのアクセス
・RecallでPCで見たものを簡単に検索
・CocreatorでほぼリアルタイムにAI画像の生成及び調整
・Live Captionで40以上の言語の音声を英語に翻訳
・薄型軽量、美しいデバイス
すごく簡単に言うと、AIがいろいろなサポートをしてくれて作業効率が上がる(便利になる)、と考えていたら問題ないです。
こちらにCopilot+PCでできることを紹介しているので、あわせてどうぞ。
すごく手厚い保証
ASUSではメーカー保証が1年ついており、朝9時から夜7時まで電話サポートがあります。また、「あんしん保証」と良い意味でクレイジーな保証があり、
どんな壊れ方でも原因不問で対応
してくれます。(1年間に1回のみ利用可能)
しかも初年度は加入無料で、すべての購入者が対象です。
あんしん保証は修理にかかった部品代金の20%+消費税がかかりますが、「あんしん保証プレミアム3年パック」にすると故障時の負担は0円になります。
他社に比べかなり手厚い保証です。詳しくは「ASUS安心保証」をどうぞ。
軽量16インチ・1534g!
16インチで1534gと軽く、片手で持っても余裕です。
持ち運び向けPCは1.4㎏以下が肩に負担が少ないですが、「14インチじゃ小さい、もっと大きな画面が必要だ」という人に向いています。
実測で1534gで、これがどのくらい軽いかと言うと、
ノートパソコンの平均質量
・13.3インチ・・・1.2㎏
・14インチ・・・1.4㎏
・15.6インチ・・・1.7㎏
・16インチ・・・1.7㎏~1.8㎏
で、2026年モデルの14インチでも1.5㎏ほどのものがあるくらいなので、本機がいかに軽いかわかります。
筐体内部を確認すると、冷却機構はファンが2基あり、ヒートパイプはカバーがあったので確認できませんでしたが、「5」と「6」から中心に向かって2本のヒートパイプが伸びているのが見えます。
通常、これだけ軽い機種はファンもヒートパイプも1つにして軽量化を図りますが、本機には高性能CPUを搭載しているため、ただ軽いだけじゃなく、「しっかりと冷却できる設計+軽量化」をしています。
また、軽量薄型PCと言えば、インターフェイスを削減してより軽くしますが、本機は十分なポートに加え、SDカードリーダーや3.5ミリジャックもあり、一般的な作業であれば外出先でも困ることはないと思います。
付け加えると、スピーカーは6基も搭載しており、それでいて1.5㎏に収まっているのはすごいと思います。(通常のモバイルPCの様にスピーカー2つにしてたら1.4㎏台にいけたかも・・・)
高いPCってアルミニウムやマグネシウム、そしてカーボンファイバーが採用されますが、本機はセラルミナムと言うセラミック素材をアルミニウム素材に融合した不思議な素材で、なんとASUSは4年かけてこの素材を作り出したということです。高強度で耐摩耗性と耐傷性、そして耐衝撃性が高く、さらさらとした手触りです。
もちろん、米軍の物資調達規格であるMIL-STD-810にも準拠しています。
最薄部11.9ミリの極薄筐体ですが、セラルミナム素材のため高い硬度があり、たわみもありません。安心してどこにでも連れていくことができます。
筐体寸法は幅353.6mm×奥行き243mmと抑えられており、平均的な16インチノートPCよりもコンパクトです。薄さに相まって、「カバンの中でかさばる」といったストレスが減ります。
ディスプレイが開く最大角度は135°くらいで、片手で軽々とディスプレイを開けることができます。片手に資料やドリンクなど持っていても、サッと使い始めることができます。
バッテリー駆動時間
82Whの大容量バッテリーを搭載し、通常、一般的に消費電力が大きいとされるOLEDディスプレイを採用していますが、10.3時間(公称値)のバッテリー駆動時間を実現しています。
また、急速充電にも対応し、充電サイクルが従来の1000回から1200回に向上しており、長期にわたって劣化を抑え、高いパフォーマンスを維持したまま使い続けられる可能性が高いです。
当サイトも独自に検証し、バッテリー駆動時間計測方法は画面輝度50%、音量50%でWi-Fiに繋いでYoutubeを1時間視聴した時のバッテリー減少率から計算しています。
本機は1時間の動画視聴で4%の減少、2時間で9%でした。この計算で行くと21時間くらいになります。ちなみに、バッテリー100%時のバッテリー残時間表示は14時間16分でした。
低負荷時のバッテリーの持ちは良いようです。
当サイト計測バッテリー駆動時間
オレンジ/本機 青/その他
| ASUS Zenbook 14 /AMD | |
|---|---|
| HP OmniBook X Flip 14-kb/Intel | |
| ASUS Zenbook S16 /スナドラ | |
| Lenovo IdeaPad Slim 5x Gen 11 /スナドラ | |
| ASUS Zenbook SORA 16 2026 /スナドラ | |
| ASUS Zenbook S16 2026 /Intel | |
| Omnibook X Flip 14-kb /Intel | |
| Lenovo Yoga Pro 7i Gen 11 /Intel | |
| Lenovo Yoga Slim 7a Gen 11 /AMD |
OLEDディスプレイで非常にきれいな描写
16インチの2.8K OLEDディスプレイで、画面比は縦に長い16:10と一般的な16:9の画面よりも多くの情報を表示できます。
ちょっとデフォルトの壁紙が微妙で、ディスプレイが綺麗に見えないのが残念ですが、非常にきれいに描写できます。
ディスプレイの特徴として、クリエイター向けの品質で特徴が多いのでまとめました。
・16インチ(アスペクト比16:10): 縦に広く、画面比16:9の17インチ並みの情報を表示
・2.8Kと高解像度で高精細
・ASUS Lumina OLED: 厳格な基準をクリアした最高峰の有機EL
・DCI-P3 100%・Delta E<1: 正確な色を表現可能(Pantone認証取得のカラーレンダリング)
・DisplayHDR True Black500認証: 漆黒を表現でき、白飛びや黒つぶれを劇的に軽減
・最大10.7億色の色深度: 滑らかで自然なグラデーション
・ピーク輝度550ニト: 屋外でも見やすい明るさ
・ASUS Splendidテクノロジー: 用途に合わせて一瞬で色域を切り替え
・焼き付き防止機能: ASUS OLED Care(保証期間内の無料パネル交換対応)で安心して使い倒せる
・コントラスト比100万:1: 映画館のような深く豊かな階調
・低ブルーライト認証: ブルーライトを低減し、フリッカーフリーで目への負担を軽減
パソコンに詳しくない方には「なんだか凄そうだけどよくわかんない」という感じかもしれませんが、一言で言えば「プロの映像編集に使えるほど高品質」ということです。
大きな特徴はこちらです。
本機は画面アスペクト比が16:10と縦に長く、一般的な16:9の17インチ並みの情報を表示できます。その分スクロール回数が減り、一目で把握できる情報量が増えるため、作業効率の向上にもつながります。
左側が本機DCI-P3 100%ディスプレイ、右側が別機種のsRGB 100%のディスプレイです。比較すると分かる通り、本機は単に「色が鮮やか」なだけでなく、Delta E<1という高い色精度を実現しており、実物に近い忠実な色彩を再現できていると思います。
正確な色調整が求められる動画・画像編集や2D/3DCADといったクリエイティブワークにおいても、安心して使うことができると思います。

ΔE<1(Delta E測定で1以下)は、「現実の色とディスプレイ上の色の差が、肉眼では判別できないレベルである」ことを意味しています。
つまり、目の前にある実物と、画面の中に映し出された被写体が、ほぼ同じ色彩で描かれているということです。この極限まで高められた再現性こそが、プロのクリエイターが「Lumina OLED」を選ぶ最大の理由であり、失敗の許されない色校正や編集作業において安心感をもたらしてくれます。
こちらは「黒」の描写力を比較した画像です。どちらもOLEDなので高品質ですが、比較してみると本機は真っ黒じゃなく若干明るい黒です。
視野角は非常に広く、上下左右どの方向から見ても暗くなる部分がなく、表示内容をはっきり確認できます。
輝度はピーク時550ニトと高く、屋外でも比較的見やすいです。
| 220ニト | 室内ならなんとか使える。明るい室内では暗く見える |
|---|---|
| 250ニト | 室内向け。屋外では日陰ならギリギリ使える |
| 300ニト | 屋外の日陰ならなんとか見える |
| 400ニト | 屋外の日陰なら使える |
| 500ニト | 屋外向け |
| 600ニト | 画面に直射日光が当たっても比較的見える |
| 1000ニト | 直射日光下でも実用的 |
FHD WebカメラとIRカメラ
WEBカメラは207万画素で、電子式プライバシーシャッターも備えており、F11を押すとON/OFFを切り替えることができます。Web会議の休憩中などオフにしていればプライバシーも守られます。
また、IRカメラに対応しており、サインインは一瞬で済みます。
こちらの画像は、本機のウェブカメラと一般的なビジネスPC(FHD対応)で、同じ人形を撮影して比較したものです。本機のカメラは非常に明るく写っています。通常であれば撮影用ライトなどをお勧めしますが、本機であればそういったライト無しでも、比較的明るく写ると思います。
スピーカーは6基搭載しており、きれいな音で聞きやすいです。

また、NPUを搭載しているのでWindowsスタジオエフェクトが使え、自動フレーミングやアイコンタクト、背景のぼかしなどの効果が簡単に使えます。
最新のWi-Fi 7に対応
| 対応周波数 | 速度 | |
| IEEE802.11ac (Wi-Fi 5) |
5GHz | 6.9Gbps |
| IEEE802.11ax (Wi-Fi 6) |
2.4/5GHz | 9.6Gbps |
| IEEE802.11ax (Wi-Fi 6E) |
2.4/5/6GHz | 9.6Gbps |
| IEEE802.11be (Wi-Fi 7) |
2.4/5/6GHz | 46Gbps |
次世代通信規格のWi-Fi 7に対応しており、現在主流のWi-Fi 6の約5倍、低価格モデルのPCに採用されるWi-Fi 5の約13倍の最大通信速度があります。また、理論上16本のストリームになり、今まで以上に多くのデバイス(理論上2倍)を接続して快適に使えます。
6GHzで最大320MHzのチャンネル幅があり、Wi-Fi 6E(最大160MHz)の2倍の帯域幅になります。
キーボードの静音性は?
キーボードは日本語のバックライト付きで、すべての主要キーが同じ大きさです。ただし、カーソルキーがすべて小さく慣れが必要、そして右上のDeleteキーの左側に電源ボタンがあるので押し間違えないように。
タッチパッドは40%大きくなり(何に対して大きくなったかは不明)、実測150.7mm×99.4mmととても大きく、画面比16:10と同じ比率で設計されているため、とても使いやすいです。滑らかな手触りで、押し心地も良いです。
また、スマートジェスチャー対応で、明るさ、音量、動画視聴時に前後にスキップといった操作ができます。
個人的によく使うコパイロットボタンが搭載されているので、調べ物や疑問が出たときにワンタッチで呼び出せてとても快適です。
キーピッチは実測18.8×18.1mmで、フルサイズらしく余裕のある配置です。キーストロークは1.0mm(公称値1.1ミリ)でキーキャップが0.1mm湾曲しており、ミスしにくい感じはしました。ただし、打鍵感はあまりないので、軽めのタイピングをする人に向いていると思います。
タイピング音は動画で見れる通り「カチャカチャ」いいますが、低価格PCの様な音じゃなく、静かめの音です。
バックライトはとても明るく、キーの輪郭がくっきりと浮かび上がるため、夜間の作業でも使いやすいです。
ベンチマーク計測結果
Ryzen AI 9 465の特徴

レビュー機のRyzen AI 9 465は10コア20スレッドの多コア多スレッドで、高性能コアのZen 5を4つ、高効率・省電力コアのZen 5cを6個搭載し、最大クロックは5.0GHzと非常に高いです。
省電力コアが6つもあるので、低負荷時のバッテリー消費が抑えられ長時間駆動が可能になります。
NPUは最大50 TOPSと高く、ローカルでのAI機能も使いやすく、オンラインに上げることができない社外秘のデータの検証などにも使いやすいです。
※TOPS・・・1秒間に何兆回演算を実行できるかの数値。50 TOPSは50兆回/秒
グラフィックはRadeon 880Mで、最新アーキテクチャのRDNA 3.5を採用しています。これはプレステ5やRX 7000シリーズといった、グラボに使われている技術をモバイル向けに最適化しており、グラフィックスコアは12基、最大2900MHzの高いクロック数で動作し、性能が非常に高いです。
TDPは28Wとデフォルト設定が選ばれており、これはレビュー機が14インチ薄型コンパクト機種であるためかと思います。
本記事では主なベンチマークを紹介しており、すべてのベンチマークは「Ryzen AI 9 465の実機ベンチマーク
」で確認できます。
CPU Mark計測結果

CPU Markを計測すると29,332と高い性能ですが、1世代前のRyzen AI 9 365よりもスコアが低く、予想よりも低めの性能でした。
スコアの目安
- 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 15000~・ハイエンドPCに搭載される
- 18000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
CPU Markスコア
オレンジ/本機 青/その他
| Core Ultra 7 255HX | |
|---|---|
| Snapdragon X2 Elite Extreme X2E-94-100 | |
| Core Ultra 9 386H | |
| Core Ultra 9 285H | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Core Ultra 7 356H | |
| Core Ultra X7 358H | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Core Ultra 9 185H | |
| Core Ultra 7 356H | |
| Ryzen AI 9 365 | |
| Ryzen 7 8845H | |
| Ryzen AI 9 465 | |
| Core Ultra 7 165H | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Ryzen 7 8840HS | |
| Core Ultra 5 135H | |
| Core Ultra 7 155H | |
| Core Ultra 7 355 | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Ryzen AI 7 445/Yoga | |
| Core i5-13420H | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Ryzen AI 7 445/Zenbook | |
| Snapdragon X Plus X1P-42-100 | |
| Core i5-1335U | |
| Core Ultra 5 135U | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Core Ultra 7 165U | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 5 7535HS |
Cinebench 2024計測結果

Cinebench 2024のスコアで、Cinema 4DのデフォルトレンダリングエンジンであるRedshiftをベースに、CPUとGPUの能力を計測します。
計測結果はマルチコア747でミドルクラス相当、シングルコア114とちょっと良いスコアでした。
他のCPUとの比較です。
マルチコア性能
オレンジ/本機 青/その他 赤/同じCPU別機種
| Snapdragon X2 Elite Extreme X2E-94-100 | |
|---|---|
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Core Ultra 9 386H | |
| Core Ultra 7 356H/LOQ 15IHP | |
| Core Ultra 9 285H | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Ryzen 7 8845HS | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Core Ultra X7 358H | |
| Apple M1 Max | |
| Core Ultra 7 155H | |
| Ryzen AI 9 465 | |
| Snapdragon X Plus X1P-42-100 | |
| Core Ultra 7 356H/Omnibook | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core Ultra 7 355 | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Ryzen 5 8640U | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Core i5-13420H | |
| Apple M1 | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 5 7535HS |
シングルコア性能
オレンジ/本機 青/その他 赤/同じCPU別機種
| Snapdragon X2 Elite Extreme X2E-94-100 | |
|---|---|
| Core Ultra 9 285H | |
| Core Ultra 9 386H | |
| Core Ultra X7 358H | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Core Ultra 7 355 | |
| Core Ultra 7 356H/LOQ 15IHP | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Ryzen AI 9 465 | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Apple M1 Max | |
| Apple M1 | |
| Core Ultra 7 356H/OmniBook | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Snapdragon X Plus X1P-42-100 | |
| Ryzen AI 7 445 | |
| Core Ultra 7 155H | |
| Core i5-13420H | |
| Ryzen 3 8300GE | |
| Ryzen 7 8845HS | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Ryzen 5 8640U | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 5 7535HS |
PCMark10計測結果

こちらはPCMark10の計測結果で、Essentialは「通常用途(Web検索やビデオ会議、アプリの起動など)の性能」、Productivityは「Microsoft Office(事務系のアプリ)使用時の性能」、Digital Content Creationは「コンテンツ作成(画像・動画編集など)のしやすさ」を表しています。
総合性能の目安は以下になります。
・9000以上・・・超ハイスペック(主にグラボ搭載機種)
・7500以上・・・ハイスペック
・5000以上・・・ミドルクラス
・2500以下・・・エントリ―クラス
総合性能は7425と、ハイスペックに分類する処理能力を備えています。
Essentialでは9438と高い数値を記録しており、起動・ブラウジング・アプリの立ち上げといった日常動作はどれも快適です。
Productivityは12386と非常に高く、Office作業や資料作成、複数アプリを並行して使うワークフローでも処理落ちしにくいのが特徴。
Digital Content Creationは9502と高い性能でした。
Essential
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Ryzen AI 7 350 | |
|---|---|
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Core Ultra 9 285H | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core i5-13420H | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Core Ultra X7 358H | |
| Core Ultra 7 356H | |
| Ryzen AI 7 445/Yoga | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core i7-1260P | |
| Core i5-1240P | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Core Ultra 9 386H | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen AI 9 465 | |
| Ryzen AI 7 445 | |
| Ryzen 3 7335U |
Productivity
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Core Ultra 9 386H | |
|---|---|
| Core Ultra X7 358H | |
| Ryzen AI 9 465 | |
| Ryzen AI 7 445/Yoga | |
| Core Ultra 7 356H | |
| Ryzen AI 7 445 | |
| Core Ultra 7 355 | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Ryzen 5 5625U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Core Ultra 9 285H | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Ryzen 3 7335U |
Digital Content Creation
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Core Ultra X7 358H | |
|---|---|
| Core Ultra 9 285H | |
| Core Ultra 9 386H+RTX 5060 | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Core Ultra 7 356H | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Ryzen AI 9 465 | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Ryzen AI 7 445 | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Ryzen 7 7735U | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Ryzen AI 7 445/Yoga | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Core Ultra 7 355 | |
| Core i5-13420H |
4K動画エンコード時間計測結果

5分の風景を撮影した4K動画を、DaVinci Resolveでレンダリング(エンコード)した際の処理時間を計測しました。当然ながら、時間が短いほど高性能です。
結果は1回目が2分28秒、2回目が2分56秒、3回目が3分4秒で平均は2分49秒でした。外部GPUなしの機種では速い方で、実用的な速度です。
4K動画レンダリング速度
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Ryzen 5 7535U | |
|---|---|
| Core Ultra 5 125H | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core i5-13420H | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Ryzen AI 7 445/Zenbook | |
| Ryzen AI 7 445/Yoga | |
| Core Ultra 7 355 | |
| Core Ultra 9 285H | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Ryzen AI 9 465 | |
| Snapdragon X2 Plus X2P-42-100 | |
| Core Ultra X7 358H | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Core i7-14700+RTX 4060 | |
| Ryzen AI 9 HX 370+RTX 4060 | |
| Snapdragon X2 Elite Extreme X2E-94-100 |
Fire Strike計測結果

次はゲームの3DMarkを使い、グラフィック性能を測ります。
Fire Strikeのスコアは6780と、外部GPUのGTX 1650 Max-Q並みの性能でした。軽めのゲームや画像・簡単な動画編集もできるほどです。
Fire Strike
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| RTX 3060 | |
|---|---|
| Core Ultra X7 358H | |
| RTX 3050 | |
| Core Ultra 9 285H | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Core Ultra 7 258V | |
| GTX 1650 | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Core Ultra 5 125H | |
| GTX 1650 Max-Q | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Ryzen AI 9 465 | |
| Arc A350M | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core Ultra 7 355 | |
| Core Ultra 7 356H | |
| Ryzen AI 7 445 | |
| Ryzen AI 7 445/Zenbook | |
| Ryzen 5 7535HS |
Memory Mark計測結果
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
搭載メモリはLPDDR5X-8533MHzの32GBで、Memory Markの計測結果は2873と平均以下でした。体感で差を感じることはないですが、処理が速いメモリではありません。
その他のメモリとの比較です。
Memory Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| LPDDR5X平均 | |
|---|---|
| 本機種LPDDR5X | |
| DDR5平均 | |
| LPDDR5平均 | |
| LPDDR4X-4266MHz平均 | |
| DDR4-3200MHz平均 |
シーケンシャル速度が速いストレージ
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
搭載ストレージはPCIe 4.0接続の1TB SSDで、シーケンシャル速度を計測したところ、リード(読み込み)が7128MB/秒、ライト(書き込み)が6698MB/秒と、PCIe 4.0の上限値に近い速度でした。特にライトが爆速です。
この速度であれば、数GBを超える大容量ファイルのコピーや移動も一瞬で完了するほどの速度です。
SDカードリーダーのリードは98MB/秒、ライトは85MB/秒で普通です。
起動時間を5回計測した平均は13.4秒で、非常に速い立ち上がりでした。毎朝の起動がストレスフリーになりますね。
| 1回目 | 14秒 |
|---|---|
| 2回目 | 13秒 |
| 3回目 | 13秒 |
| 4回目 | 13秒 |
| 5回目 | 14秒 |
| 平均 | 13.4秒 |
排熱性能と騒音値の計測
底面カバーの吸気口はメッシュで、ゴミやダストが入りにくい設計です。
内部は2基のファンと、2本のヒートパイプで排熱されており、冷却性能が強化されたモデルです。
CPUの性能を100%フルで使うCinebench 2024というベンチマークを実行時に、PC表面温度と底面温度、そして騒音値を計測しました。
この時のPC表面温度は40.4度とちょっと高め、底面温度も46.4度と高めで、膝の上に置いて使っているとすごく熱くなりました。膝上で使う場合は、PCの吸気を考えながらの方が良いです。
騒音値は平均約34dBと静かでした。
高負荷なことをするとPCが熱くなりやすいですが、ファン音は静かなので、静かなオフィスでも使いやすいです。
ちなみに普通に使っていてCPUを100%使うことはほぼないので、ここまでの音や温度を見ることはないと思います。
ASUS PCを比較して選びたい方へ
まとめ
良い点
・16インチで約1.5㎏の軽量モデル
・CPU・グラフィック性能が高い
・高負荷時でも静か
・豊富なポート類
・指一本で開けるディスプレイ
・Webカメラで撮影すると明るくて見やすい
・Copilot+PC
・低負荷時は長時間バッテリー駆動
・ディスプレイが超高品質
・ストレージ速度が爆速
・セラルミナムで高級感がある
・顔認証
残念な点
・デフォルトの壁紙のせいで、高品質ディスプレイが活かせていない(壁紙を変えると非常にきれいなのがわかる)
・これだけ薄いPCなので、高負荷時にPC温度が結構上がった
・個人的にですが、Deleteキーの横に電源があるのが気になる
総合評価
16インチで1534gと軽量で、外出先でも大画面で作業をしたい人に向いた機種です。また、軽いだけじゃなく、ポートも十分にあるし、ディスプレイは超高品質なので、カメラ撮影現場でカメラとPCを繋いで大画面で写真を確認するような人にすごく合うと思います。
また、CPU性能も非常に高く、外出先でも動画・画像編集をしたいというクリエイターにも向いています。
ベンチマークの様に、長時間CPU性能を100%使うことはないと思うので心配ないと思いますが、長時間の高負荷作業をすると底面が結構熱くなったので、膝上で使う場合は注意が必要です。
どちらにして、これだけ薄いPCなので、あまり長時間の高負荷作業は控えたほうがいいかもしれません。
イメージ的に、本機はCPU性能:8.5、バッテリー:7、軽さ:9といったバランスでした。
— パソコンガイド編集部
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