LAVIE Direct NEXTREME 2025年秋冬モデルの実機レビュー 超軽量・高性能・長時間駆動のモバイルPC

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LAVIE Direct NEXTREME 2025年秋冬モデルのレビューです。

13.3インチで1㎏以下と超軽量モバイルPCで、レビューをしていて驚いた点はこんなに軽いのに大容量バッテリーを搭載し、実働16時間の長時間駆動を実現し、CPUにはCore Ultraシリーズ2を採用しグラフィック性能が非常に高かったです。

また、天板とパームレストにカーボン素材も使用しており、高級感のある外見に耐久性も高い機種です。

レビュー機はメーカーからお借りしており、スペックはCore Ultra 7 256V、LPDDR5X-8533 16GB、SSD PCIe 4.0 256GBになります。

 
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LAVIE Direct NEXTREME 2025年秋冬モデルの主要スペックと特徴

CPU Core Ultra 5 226V
Core Ultra 7 258V/256V
メモリ LPDDR5X-8533 16/32GB(オンボード)
ストレージ SSD 256GB/512GB/1TB
グラフィックス 内蔵グラフィックス
ディスプレイ(13.3型) WUXGA 高視野角・ノングレア・タッチパネル
OS Windows 11 Home/Pro
LAN Wi-Fi 7、イーサネット
生体認証 顔認証
WEBカメラ FHDカメラ+IRカメラ
寸法(幅×奥行×高さ) 313 × 218 × 14.6-16.9mm
重さ 994g
バッテリー(JEITA 3.0)
実働時間
20.1時間
16時間
標準保証 1年間
インターフェイス USB 3.2 Gen 2×2つ、USB 3.2 Gen 2 Type-C×2つ、HDMI、RJ45、マイク/ヘッドフォンジャック、microSDカードリーダー
価格 25.0万円~

 

パソコンの頭脳であるCPUはCore Ultraシリーズ2で、最大47 TOPSのNPU性能(1秒間に47兆回の演算処理が可能)を持ち、Copilot+PCになります。

搭載しているCore Ultraシリーズ2は8コア8スレッドとコアもスレッドも少ないですが、グラフィック性能がすごく高いという特徴があります。

メモリはLPDDR5X-8533MHzで16GBか32GB、ストレージはSSD PCIe 4.0で最大1TBになります。

ディスプレイは画面アスペクト比が16:10と縦に長い13.3インチで、14インチ以上の情報量があります。解像度はWUXGA(1920×1200ドット)のIPS液晶で、広視野角・高輝度・高色純度・ノングレア・タッチパネルになります。

その他のスペックはWindows 11 HomeかProが搭載、無線は最新のWi-Fi 7で、Webカメラは高画質FHD画素、顔認証のIRカメラもあります。

筐体はコンパクトで1㎏以下の994gと非常に軽く、こんなに軽いのに74Whrと言う大容量バッテリーを搭載、そしてバッテリー駆動時間はかなり長い実働約16時間、JEITA 3.0では20.1時間で、充電の心配無しに丸一日稼働できます。

インターフェイスは豊富でなかなか高品質、USB Type-C 10Gbpsが2つ、USB-A 10Gbpsが2つ、HDMIや3.5mmジャック、そして13.3インチでは珍しくRJ45もあります。

AI性能も高いCopilot+PCで、生産性が上がる機種です。

 

 

公式サイト

 

 

よくある質問と回答

FAQ 質問と回答

ここではよく聞かれる質問と回答をまとめました。聞きたいことがない場合は、Xにて質問してもらえればすぐに回答します。

質問 回答
納期が変わりました。こういうことは良くありますか? 時期によりますが、大きなセールがある夏や年末年始、そして新年度に向けての買い替え需要が高い3月4月は納期がずれることがあるようです。
出荷からどのくらいで届きますか? 経験からみると、出荷から通常1週間以内に届くと思います
画像・動画編集に使えますか? 切り貼りや字幕・音声・軽いエフェクトを付けるという動画編集であれば問題ありません
ファンはうるさいですか? ベンチマーク計測時に平均48dBとなかなか静かでした
PD充電できますか? できます
PD給電とDP出力をケーブル一本でできますか? できます
オンラインレッスンに合いますか? カメラの解像度はFHDと高いので、十分なスペックです
メモリ/ストレージの増設はできますか? できません
持ち運びに向いていますか? 1㎏以下の機種なので、非常に持ち運びがしやすいです
ディスプレイは明るいですか? 400ニトで室内では十分、屋外は日陰なら何とかな明るさです
Officeの使い心地は? 快適に使えます
PCを快適に使う目安のスペックは? 基本性能が高いので、どのモデルを購入してもサクサク動きます。
ディスプレイの色域の違いは何ですか? 色域が広いとより正確な色を描写できます。広さはAdobe RGB(これはほとんどない) >DCI-P3 > sRGB > NTSC 45%になり、本機はsRGB 100%相当ですごくきれいです

 

以下にて本機の特徴をご紹介します。

 

 

Copilot +PC

Copilot+PC(コパイロットプラスピーシー)と言うのは、Microsoftが「Microsoft Build 2024」で発表した新しいカテゴリのPCで、AI技術を活用するための機種と位置付けられています。

主な特徴です。

・NPU搭載
・16GB以上のDDR5/LPDDR5メモリ
・256GB以上のストレージ
・40+TOPS(1秒当たり40兆回の演算)
・終日のバッテリー寿命
・最先端のAIモデルへのアクセス
・RecallでPCで見たものを簡単に検索
・CocreatorでほぼリアルタイムにAI画像の生成及び調整
・Live Captionで40以上の言語の音声を英語に翻訳
・薄型軽量、美しいデバイス

Copilot+PCは以下のことができ、NPUは普段目立つ存在ではありませんが、例えば動画編集や画像処理、Office系アプリでも一部の作業をCPUではなくNPUが担当することで、CPUの負荷を減らし、全体の処理を効率化できます。

・コクリエイター
・イメージクリエイター
・Windows Studio Effect
・ライブキャプション
・リコール

 

 

AIバッテリーで長時間駆動+交換も簡単

Lavie Nextreme 2025 世界最長AIバッテリー搭載+バッテリー交換にも対応

本機はJEITA 3.0測定で約20.1時間の動画再生時間、そして「ロングバッテリーモード with スケジュールAI」で実働16時間の駆動が可能です!

今までのNECのロングバッテリーモードでも駆動時間が伸びてすごく良い機能でしたが、本機には「スケジュールAI」が付いており、「その日の予定終了時刻までのバッテリー残量を予測。自動でバックグラウンド処理等を抑制して、バッテリー駆動時間を延ばします」。

これは本当に助かりますね。

バッテリーが足りないせいで仕事がおろそかになったり、急いで終わらせたりすることってあると思いますが、本機であればそういったことも減ると思います。

 

Lavie Nextreme 2025  5年後のバッテリーのへたり

また、5年後の「バッテリーのへたり(予想)」は約71%になるということで、従来製品の約50%より21%も高いです。しかも、自分で安全簡単にバッテリーを交換できるので、先々バッテリーが消耗したときもPCの買い替えを検討しなくていいですね。

 

LAVIE Direct NEXTREME 2025秋冬モデル 底面カバー

これは底面カバーで、ネジ2つを外してバッテリーカバーを外します。

 

LAVIE Direct NEXTREME 2025秋冬モデル バッテリー

カバーを外した状態で、中に見えるのはバッテリーです。真ん中にある二本のネジを外してバッテリーを取り出します。

 

LAVIE Direct NEXTREME 2025秋冬モデル バッテリーを外した状態

バッテリーを外した状態です。底面カバーを外さずに交換できるので楽ですね。

 

 

1kg以下!毎日持ち歩ける超軽量モバイルPC

LAVIE Direct NEXTREME 2025秋冬モデル 質量

質量がたったの994グラムで、めちゃくちゃ軽いです。1kgを切ると全然違いますね。PCとアダプタを合わせてもたったの1215g!軽いです。

 

LAVIE Direct NEXTREME 2025秋冬モデル 右斜め前から

しっかりとした造りの筐体で、カーボンシートコアを採用しており、カーボンとカーボンの間に樹脂材を配置し軽量化に取り組んでいます。

これにより擦り傷がつきにくく、指紋が拭き取りやすくなっています。ただし、使っていて指紋が付きやすいという印象は受けませんでした。むしろつきにくいと思います。

 

LAVIE Direct NEXTREME 2025秋冬モデル 正面 

ベゼル幅は左右5.5ミリ、上11ミリ、下11.2ミリと細いですね。

 

LAVIE Direct NEXTREME 2025秋冬モデル 背面

背面です。先述したようにカーボンシートコアを採用し表面はカーボン素材なのでメタルとは違った独特の手触りです。

 

LAVIE Direct NEXTREME 2025秋冬モデル 右側面インターフェイス

厚さは17.9ミリで、掴んで持ち運びしやすいです。

 

LAVIE Direct NEXTREME 2025秋冬モデル 筐体

寸法は幅299ミリ、奥行き214ミリで、これだけ軽いのでよりコンパクトに感じます。

 

LAVIE Direct NEXTREME 2025秋冬モデル 指一本でディスプレイを開くことができる

本機は指一本でディスプレイを開くことができるので、片手にドリンクや書類を持っていても簡単にディスプレイを開いて使い始めることができます。

こんなに軽い筐体でこれができるのはすごいです。

 

LAVIE Direct NEXTREME 2025秋冬モデル 180度開くディスプレイ

ディスプレイは180度開くので、画面共有などもしやすいです。

 

 

ディスプレイを検証

LAVIE Direct NEXTREME 2025秋冬モデル 正面 

13.3インチで解像度はWUXGA(1920×1200ドット)で高輝度・高色純度・広視野角のIPS液晶を採用し、ノングレア、タッチパネルになります。

 

本機は画面アスペクト比が16:10と縦に長く、16:9の14インチディスプレイよりも多くの情報を表示できます。このおかげでスクロール回数も減るし、一目でより多くの情報を見て取れるので作業効率もアップします。

 

レビュー機はsRGB 100%で、一般的なディスプレイのNTSC 45%よりも色彩が豊かです。画像編集や動画編集、そして動画視聴にも向いています。

 

こちらは黒をどれだけ描写できるかの比較で、右の本機はIPS液晶にしては黒をしっかりと描写できており、コントラスト比も高く、オブジェクトがくっきりと際立って見えます。

 

視野角はどこから見ても暗くなる部分がなくしっかりと見えています。

 

 

均一キーサイズ+大型Enterで快適操作

LAVIE Direct NEXTREME 2025秋冬モデル キーボード

85キーの日本語キーで、バックライトはありません。主要キーはすべて大きく均一なサイズなのでミスしにくい造りで、カーソルキーは4つすべて大きくて使いやすいです。

また、Copilotキーがあるので、調べ物や疑問があるときもワンタッチで呼び出せるので便利です。

タッチパッドは実測100.2ミリ×63.2ミリとちょっと小さいですが、普通の使い心地でした。

 

LAVIE Direct NEXTREME 2025秋冬モデル キーボード

キーピッチ(キーの中心から次のキーの中心までの距離)は実測18.7mm×18.3mmとフルサイズで窮屈じゃなく、気持ちよく使えます。

キーストローク(キーを押し込む距離)は実測1.1ミリ(公称値1.5ミリ)で、軽めですが打鍵感もあり普通に使いやすいです。

 

 

プライバシーシャッター付きフルHD Webカメラ+IRカメラ

Webカメラは高画質FHD画解像度で、プライバシーシャッター(画像右が閉じた状態)もあるので、カメラを使用しないときは閉じておくことができます。また、顔認証のIRカメラも搭載で、サインインはゼロタッチでできます。

 

本機のWebカメラで撮影した画像と、比較のFHDカメラで撮影した画像です。本機はしっかりと毛並みまで撮影でき、色も実物に近いです。

こんなに軽い筐体なのにスピーカーの品質はなかなか良く、デフォルトではミドルがちょっと強めですが会話に向いた音だと思います。

 

Windows スタジオエフェクト

また、本機にはNPUが搭載しているのでWindowsスタジオエフェクトが使え、自動フレーミングやアイコンタクト、背景のぼかしなどの効果が簡単に使えます。

 

 

日本のPCらしく豊富なインターフェイス

インターフェイスは豊富で品質も高めです。10Gbps対応のUSB 3.2 Gen 2 Type-CとUSB-Aが2つずつに、HDMIや3.5mmジャック、そしてRJ45やmicroSDカードリーダーもあります。

 

LAVIE Direct NEXTREME 2025秋冬モデル 右側面インターフェイス

右側面にはmicroSDカードリーダー、USB 3.2 Gen 2、HDMI、RJ45です。

 

LAVIE Direct NEXTREME 2025秋冬モデル 左側面インターフェイス

左側面にはUSB 3.2 Gen 2 Type-C、USB 3.2 Gen 2、マイク/ヘッドフォンジャックになります。

 

 

最新のWi-Fi 7+イーサネットに対応

対応周波数 速度
IEEE802.11ac
(Wi-Fi 5)
5GHz 6.9Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6)
2.4/5GHz 9.6Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6E)
2.4/5/6GHz 9.6Gbps
IEEE802.11be
(Wi-Fi 7)
2.4/5/6GHz 46Gbps

 

次世代通信規格のWi-Fi 7に対応しており、現在主流のWi-Fi 6の約5倍、低価格モデルのPCに採用されるWi-Fi 5の約13倍の最大通信速度があります。また、理論上16本のストリームになり、今まで以上に多くのデバイス(理論上2倍)を接続して快適に使えます。

6GHzで最大320MHzのチャンネル幅があり、Wi-Fi 6E(最大160MHz)の2倍の帯域幅になります。

また、イーサネットもあるので無線でも有線でも高速安定通信が可能です。

 

 

ベンチマークでCore Ultraシリーズ2の実力を検証

搭載可能CPUはこちらで、レビュー機にはCore Ultra 7 256Vが搭載しています。256Vと258Vは全く同じスペックですが、256Vはメモリ16GB、258Vは32GBになります。

・Core Ultra 5 226V
・Core Ultra 7 256V
・Core Ultra 7 258V

CPUはPコア(Performance Core)とLP Eコア(省電力Efficient Core)の2つを搭載しており、高負荷な作業はPコアで処理を、低負荷な事はEコアで処理することによって、パワフルでも省電力性を兼ね揃えたCPUになっています。

また、Intel Thread Directorというハードウェア機能が、命令をより効率よくPコアとEコアに割り当てて実行できるので、性能が上がり、消費電力も下がります。

全てのCPUは8コア8スレッドで、NPUは11 TOPS(1秒間に11兆回の演算処理が可能)になります。

*TOPS・・・1秒間に何兆回演算を実行できる数値。

 

ベンチマークの結果を先に言うと、CPU性能は全体的に高く、シングルコア性能はかなり高い。グラフィック性能は外部グラフィックカードのGTX 1650 Max-Qよりも高いスコアでした。

タブやアプリを多く開いたまま作業するよりは、いくつかずつ使うような人に合うと思います。ただし、32GBメモリモデルだとより多くのアプリなどを開いて作業がしやすいです。

 

CPU Mark計測結果・日常からクリエイティブまで余裕の性能

LAVIE Direct NEXTREME 2025秋冬モデル CPU Mark計測結果

CPUの性能を測るCPU Markのスコアは21366と実用性の高い性能でした。

 

スコアの目安

  • 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 10000~・ストレスを感じることはほぼ無い
  • 15000~・ビジネス用途でもがっつり使える
  • 18000~・ゲーミングPCなどのハイスペックPCに搭載される
  • 20000~・専門的な機種に搭載されることが多い

CPU Markスコア

オレンジ/本機 青/その他

Ryzen AI 9 HX 370  38025
Ryzen AI 9 HX 370  36217
Core Ultra 9 185H  33266
Ryzen AI 9 365  31399
Ryzen 7 8845H  30037
Core Ultra 7 165H  28719
Snapdragon X Elite X1E-78-100  28668
Ryzen AI 7 350  26216
Ryzen 7 8840HS  25148
Ryzen AI 7 PRO 350  24410
Core Ultra 5 135H  24091
Core Ultra 7 155H  22398
Core Ultra 7 258V  22161
Core Ultra 7 256V  21366
Core Ultra 7 255U  21045
Core i5-13420H  20492
Core Ultra 5 125H  20071
Core Ultra 5 228V  19851
Snapdragon X Plus X1P-42-100  19377
Core i5-1335U  18931
Core Ultra 5 135U  18742
Core Ultra 5 125U  17921
Core Ultra 7 165U  16756
Core Ultra 7 155U  16140
Ryzen 5 7535U  15855
Ryzen 5 7535HS  13797

 

 

Cinebench 2024を検証・シングルコア性能がかなり高い

LAVIE Direct NEXTREME 2025秋冬モデル Cinebench 2024計測結果

Cinebench 2024のスコアで、Cinema 4DのデフォルトレンダリングエンジンであるRedshiftのパワーを利用して、CPUとGPUの能力を計測します。計測結果はマルチコア486、シングルコア114と高い性能でしたが、マルチコアは予想よりも低かったです。

他のCPUとの比較です。

マルチコアシングルコア

マルチコア性能

オレンジ/本機 青/その他 赤/同じCPU別機種

Ryzen AI 9 HX 370  1237
Snapdragon X Elite X1E-78-100  924
Ryzen 7 8845HS  867
Apple M1 Max  791
Core Ultra 7 155H  762
Snapdragon X Plus X1P-42-100  702
Ryzen AI 7 PRO 350  660
Ryzen AI 7 350  658
Core Ultra 5 125H  631
Core Ultra 7 258V  629
Core Ultra 7 155H  624
Ryzen 5 8640HS  557
Ryzen 5 8640U  548
Core i5-13420H  543
Apple M1  509
Core Ultra 7 256V  486
Ryzen 5 7535U  481
Core Ultra 5 228V  458
Ryzen 5 7535HS  446
Core i7-1280P  433
Core Ultra 7 255U  405

シングルコア性能

オレンジ/本機 青/その他 赤/同じCPU別機種

Core Ultra 7 258V  123
Core Ultra 5 228V  122
Ryzen AI 9 HX 370  117
Core Ultra 7 256V  114
Apple M1 Max  113
Ryzen AI 7 350  113
Apple M1  112
Ryzen AI 7 PRO 350  111
Snapdragon X Elite X1E-78-100  107
Snapdragon X Plus X1P-42-100  107
Core Ultra 7 155H  105
Core i5-13420H  103
Core Ultra 7 255U  101
Ryzen 3 8300GE  101
Core Ultra 7 155H  100
Ryzen 7 8845HS  100
Core Ultra 5 125H  100
Ryzen 5 8640U  96
Ryzen 5 8640HS  95
Ryzen 5 7535U  87
Ryzen 5 7535HS  83
Core i7-1280P  74

 

Geekbench AIでAI性能をチェック

LAVIE Direct NEXTREME 2025秋冬モデル Geekbench AI計測結果

Geekbench AIのONNXでCPUのAI性能を測りました。ONNXはOpen Neural Network eXchangeで、ディープラーニングや機械学習モデルのようなAIモデルの性能を計測します。

Single Precision(単精度)は2568、Half Precision(半精度)は1333、Quantized(量子化スコア)は4924と高い性能でした。

単精度スコア半精度スコア量子化スコア

Single Precision Score/単精度スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  3624
Ryzen AI 7 350  3576
Ryzen AI 7 PRO 350  3426
Core Ultra 7 155H  2891
Core Ultra 5 125H  2758
Core i5-13420H  2687
Core Ultra 7 256V  2568
Core Ultra 5 125U  2458
Core Ultra 7 258V  2434
Core i7-1260P  2405
Core Ultra 7 255U  2389
Core Ultra 5 228V  2310
Ryzen 5 8640HS  2204
Snapdragon X Elite X1E-78-100  2115
Ryzen 5 7535HS  2079
Ryzen 5 7535U  1647
Ryzen 3 7335U  1133

Half Precision Score/半精度スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Snapdragon X Elite X1E-78-100  3471
Ryzen AI 7 350  1798
Ryzen AI 7 PRO 350  1788
Ryzen AI 9 HX 370  1537
Core Ultra 7 256V  1333
Core i5-13420H  1290
Core Ultra 7 258V  1276
Core Ultra 5 125H  1208
Core Ultra 5 228V  1205
Core Ultra 7 155H  1129
Ryzen 5 8640HS  1063
Core Ultra 5 125U  1042
Core Ultra 7 255U  989
Core i7-1260P  988
Ryzen 5 7535HS  976
Ryzen 5 7535U  808
Ryzen 3 7335U  649

Quantized Score/量子化スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 7 350  7260
Ryzen AI 7 PRO 350  7162
Snapdragon X Elite X1E-78-100  6881
Ryzen AI 9 HX 370  6827
Core Ultra 7 155H  5382
Core i5-13420H  5051
Core Ultra 7 256V  4924
Core Ultra 7 258V  4822
Core Ultra 7 255U  4555
Core Ultra 5 125H  4475
Core Ultra 5 228V  4381
Core Ultra 5 125U  3972
Ryzen 5 8640HS  3923
Core i7-1260P  3424
Ryzen 5 7535HS  3379
Ryzen 5 7535U  2290
Ryzen 3 7335U  1629

 

PCMark10でビジネス用途でも快適に使えるかを検証

LAVIE Direct NEXTREME 2025秋冬モデル PCMark10計測結果

こちらはPCMark10の計測結果で、Essentialは「通常用途(Web検索やビデオ会議、アプリの起動など)の性能」、Productivityは「Microsoft Office(事務系のアプリ)使用時の性能」、Digital Content Creationは「コンテンツ作成(画像・動画編集など)のしやすさ」を表しています。

 

総合性能の目安は以下になります。
・9000以上・・・超ハイスペック(主にグラボ搭載機種)
・7500以上・・・ハイスペック
5000以上・・・ミドルクラス
・2500以下・・・エントリ―クラス

本機種のスコアです。

  • 総合性能は6795→ミドルハイクラス
  • Essentialは9406→通常用途やビデオ会議などはすごく快適にでできる
  • Productivityは9091→非常に快適に使える
  • Digital content creationは9959→非常に高い性能
EssentialProductivityDigital Contents

Essential

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  10915
Ryzen AI 7 PRO 350  10884
Ryzen 5 8640HS  10622
Core i5-13420H  10601
Ryzen AI 7 350  10315
Ryzen 5 7535U  10196
Core Ultra 5 125U  9782
Core Ultra 5 125H  9781
Core i7-1260P  9744
Core i5-1240P  9728
Core Ultra 7 155U  9682
Ryzen 5 7535HS  9594
Core Ultra 7 258V  9547
Ryzen 5 7535U  9465
Core Ultra 7 256V  9406
Core Ultra 7 155H  9359
Ryzen 5 5625U  9036
Ryzen 7 5700U  8951
Core Ultra 7 255U  8891
Ryzen 3 5425U  8743
Ryzen 3 7335U  8318
Ryzen 5 PRO 6650U  8130
Ryzen 5 5500U  7907

Productivity

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  10550
Ryzen AI 7 350  10340
Core Ultra 7 155H  9804
Ryzen 5 8640HS  9349
Core Ultra 7 155U  9282
Ryzen 5 5625U  9223
Core Ultra 7 256V  9091
Ryzen 5 7535U  8996
Ryzen AI 7 PRO 350  8956
Core Ultra 7 258V  8606
Ryzen 5 7535HS  8317
Core Ultra 5 125U  8315
Ryzen 3 5425U  8193
Ryzen 5 7535U  8176
Ryzen 7 5700U  8065
Ryzen 5 PRO 6650U  8026
Core Ultra 5 125H  7892
Core Ultra 5 228V  7786
Ryzen 3 7335U  7499
Core i5-13420H  6979
Core Ultra 7 255U  6643
Core i7-1260P  6187
Core i5-1240P  6167
Core i5-1235U  5542

Digital Content Creation

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  11536
Core Ultra 7 256V  9959
Core Ultra 7 258V  9789
Core Ultra 5 228V  9161
Core Ultra 7 155H  8978
Ryzen AI 7 PRO 350  8517
Core Ultra 5 125H  8250
Ryzen AI 7 350  8173
Ryzen 5 8640HS  7777
Core Ultra 7 255U  7402
Core Ultra 5 125U  7173
Ryzen 7 7735U  7159
Core Ultra 7 155U  7079
Ryzen 5 7535HS  6423
Core i7-1260P  6406
Core i5-13420H  6051
Core i5-1240P  5875
Ryzen 5 7535U  5851
Ryzen 5 PRO 6650U  5636
Ryzen 5 5625U  5372
Ryzen 7 5700U  5282
Ryzen 3 7335U  4872
Core i5-1235U  4716
Ryzen 3 5425U  4240

 

4K動画レンダリング時間を計測

LAVIE Direct NEXTREME 2025秋冬モデル 4K動画レンダリング時間計測結果

5分の4K動画を撮影し、Davinci Resolveでレンダリングにかかった時間です。当然ですが、時間が短いほうが高性能です。

3回計測し平均は約3分40秒と実用的な速度でしたが、このCPUにしては速くないです。

4K動画レンダリング速度

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-1260P  15分20秒
Core Ultra 7 255U  5分3秒
Ryzen 5 7535U  4分47秒
Core Ultra 5 125H  4分14秒
Ryzen 5 7535HS  4分10秒
Ryzen 5 8640HS  4分5秒
Core i5-13420H  3分47秒
Core Ultra 5 228V  3分44秒
Core Ultra 7 256V  3分40秒
Snapdragon X Elite X1E-78-100  3分28秒
Core Ultra 7 155H  3分14秒
Core Ultra 7 258V  3分7秒
Ryzen AI 7 PRO 350  2分38秒
Ryzen AI 7 350  2分28秒
Ryzen AI 9 HX 370  2分9秒
Core i7-14700+RTX 4060  1分50秒
Ryzen AI 9 HX 370+RTX 4060  1分38秒

 

 

高いグラフィックス性能

LAVIE Direct NEXTREME 2025秋冬モデル 3D Graphics Mark計測結果

グラフィック性能が高いとOfficeを使った作業や複数画面での作業、そして画像・動画編集などがしやすくなります。

3Dグラフィックス性能を測る3D Graphics Markのスコアは、4525と高かったです。

3D Graphics Mark

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  9117
Ryzen 7 8845HS  9055
Ryzen 5 8640HS  6065
Core Ultra 7 155H  5594
Core Ultra 5 125H  5507
Ryzen AI 7 350  5277
Ryzen 7 7735U  5098
Core Ultra 7 258V  5090
Ryzen AI 7 PRO 350  5065
Core Ultra 5 228V  4780
Core Ultra 7 256V  4525
Core Ultra 7 255U  4098
Ryzen 5 7535U  4127
Core Ultra 5 125U  4045
Ryzen 5 7535HS  3668
Core Ultra 7 155U  3646
Ryzen 5 PRO 6650U  3526
Core i7-1260P  3263
Core i7-1355U  2981
Core i5-1335U  2686
Ryzen 3 7335U  2609
Core i5-1340P  2542
Core i5-13420H  2535

 

 

Fire Strike計測結果・GTX 1650 Max-Qよりも約27%高い性能

LAVIE Direct NEXTREME 2025秋冬モデル Fire Strike計測結果

Fire Stikeは8703で、外部グラフィックカードのGTX 1650 Max-Qよりも約27%も高い性能でした。これはすごいですね。

 

Fire Strike

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

RTX 3050  10718
Ryzen AI 9 HX 370  9118
Core Ultra 7 256V  8703
Core Ultra 7 258V  8654
GTX 1650  8033
Core Ultra 5 228V  7994
Core Ultra 5 125H  7904
Core Ultra 7 155H  7274
GTX 1650 Max-Q  6861
Arc A350M  6770
Ryzen 5 8640HS  6614
Ryzen AI 7 350  5898
Ryzen AI 7 PRO 350  5315
Core Ultra 7 255U  4877
Ryzen 7 7735U  4645
Ryzen 5 7535HS  4588
Core i5-13420H  3412

 

次は2Dゲームのベンチマークで、軽めのゲームであるドラゴンクエスト10は13130で「すごく快適」、重ためのFFXIV黄金のレガシーは8360で「快適」でした。(画質はFHD)

 

総合してみると、グラフィック性能はかなり高く、簡単な3DCADや動画編集でも十分に使える性能です。

 

 

メモリ性能を検証

LAVIE Direct NEXTREME 2025秋冬モデル Memory Mark計測結果

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

搭載メモリはLPDDR5X-8533MHzの16GBで、Memory Markで性能を計測したら2907と良いスコアですが、当サイトで平均した同じメモリの速度には届きませんでした。

その他のメモリとの比較です。

Memory Mark

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

LPDDR5X平均  3288
本機LPDDR5X  2907
DDR5平均  2769
LPDDR5平均  2759
LPDDR4X-4266MHz平均  2502
DDR4-3200MHz平均  2165

 

 

ストレージ性能

LAVIE Direct NEXTREME 2025秋冬モデル シーケンシャル速度計測結果

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。

搭載ストレージはSSD PCIe 4.0の256GBで、シーケンシャル速度を計測したらリード(読み込み速度)は6346MB/秒、ライト(書き込み速度)は3464MB/秒とどちらもすごく速いわけじゃないですが、ビジネス用途でも十分に使えるほどです。

起動時間を5回計測した平均は13.8秒と速いです。

1回目 13秒
2回目 14秒
3回目 14秒
4回目 14秒
5回目 14秒
平均 13.8秒

 

 

排熱性能を検証:PC温度と騒音値

LAVIE Direct NEXTREME 2025秋冬モデル 底面カバー

通気口は小さいですが、ピンポイントに通気口がありファンがフレッシュエアーを吸い込みやすいように設計されています。

 

LAVIE Direct NEXTREME 2025秋冬モデル 筐体内部

内部にはファン1つとヒートパイプが1本、そして放熱板があります。

 

CPUの性能を100%フルで使うCinebench 2024というベンチマークを実行時に、PC表面温度と底面温度、そして騒音値を計測しました。

この時のPC表面温度は37.9度と低く、底面温度も38.4度と低く、膝の上に置いて使っていてもちょっと温かいくらいでした。

騒音値は平均48dBで音は聞こえますが静かな方です。

ちなみに普通に使っていてCPUを100%使うことはほぼないので、ここまでの音や温度を見ることはないと思います。

 

 

サポート・保証

Lenovo サポートと保証

標準保証で1年間の引き取り修理が付いており、NEC指定業者が指定住所に引き取りに来てリペアセンターに配送し、修理後に返送するサービスです。送料等は無料で、最短で1日で修理が完了します。(ただし配送期間があるので、手元に戻ってくるには最短数日かかります)

最長5年まで延長できるので、安心ですね。

また、アクシデントダメージプロテクションという「水濡れ・火災・水害・落下など」の通常保証には含まれない保証もある「あんしん保障サービスパック」という上位保証もあります。

サポートは24時間365日対応のチャットサポートや、使い方相談・故障診断・修理受付の電話サポート(フリーダイヤル)があります。受付時間は朝9時から夜7時までになっています。

NECのサポートは手厚いことで有名で、「デジタルライフレスキューサービス(有料です)」もあり、パソコンだけじゃなくデジタル家電やゲーム機の設定方法、Officeの使い方、テレワークをしたいけどどうしたらいいかなど、幅広い質問ができます。しかも、フリーダイヤルなので、気軽に電話できますね。

 

 

まとめ

良い点

・性能は高いが発熱が低く長時間高負荷作業もしやすい
・1kg以下とめちゃくちゃ軽い!!
・バッテリー駆動時間が長い!!
・顔認証対応でサインインも楽
・13.3インチでRJ45搭載は嬉しい
・豊富なインターフェイス
・画面比が16:10で色域も広いディスプレイ
・CPU性能が高く、グラフィック性能が特に高い
・Wi-Fi 7+イーサネットもある

 

残念な点

・バックライトが無いのは残念

 

総合評価

1kg以下の超軽量モバイルPCですが、74Whrと大きなバッテリーを搭載し、バッテリー駆動時間が実働16時間とかなり長いので、外出先でもがっつりと仕事ができます。

とにかく軽いので、毎日の持ち運びが楽でそれこそ肩の荷が下りますね。

Core Ultraシリーズ採用でCPU性能は高く、特にグラフィック性能が高かったので、ビジネス用途でもクリエイティブワークにも使える万能タイプです。

ディスプレイの色域も広いし、13.3インチでも14インチ以上の表示が可能で、生産性を落とさずにどこででも作業ができますね。

「軽い・バッテリー駆動時間が長い・高い性能で排熱性能も高い」と三拍子そろった機種です。

一点だけ不満を言えば、なんでバックライトがないんだろう(Lavieはバックライトなしが多い)?

 

 

購入先

 

 

公式サイト