OMEN Transcend 16 2024年モデルのレビュー

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クリエイターPCのOMEN Transcend 16の2024年モデルです。

2024年4月に2024年モデルとして、以下の主な変更点があります

  • インテル14世代CPU
  • mini-LEDがなくなりOLEDディスプレイに
  • HyperXサウンドシステム
  • ヘッドセット同梱が同梱無しに
  • Wi-Fi 7に対応

当サイトの評価は、このようになりました。

スペック [usr 4.6]
コスパ [usr 4.0]
総合評価 [usr 4.4]

 

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OMEN Transcend 16 2024年モデルのスペック

CPU Core i7-14700HX
Core i9-14900HX
メモリ DDR5-5600 最大32GB
ストレージ SSD 最大2TB
グラフィックス RTX 4060
RTX 4070
ディスプレイ(16型) WQXGA IPS 240Hz
2.5K OLED 240Hz
OS Windows 11 Pro
通信 Wi-Fi 7、1ギガビットイーサネット
生体認証 顔認証
WEBカメラ FHD 1080p
オーディオ HyperX オーディオコントロール
寸法(幅×奥行×高さ) 356.5 × 269 × 19.9 mm
重さ 2.24㎏
バッテリー
電源
最大約5時間
230W
標準保証 1年間
価格 32.7万円~

<性能評価>

 

CPUは最新のインテル14世代で、最高性能のHXシリーズになります。「これ本当にノートパソコン?」って驚くくらい高い性能で、これで満足いかない人はほとんどいないんじゃないかなと思います。

メモリも最新のDDR5-5600MHzで、最大32GBと大容量です。最大64GBにできたらなお良かったですが、グラボを搭載できるのでほとんどの人には十分かと思います。

SSDはPCIe 4.0×4が搭載で、同じ筐体を使用の旧モデルはM.2スロットが1つ空いていたので、本機でも増設可能だと思います。確認次第追記します。データ転送速度もかなり速く、パソコンの起動やアプリの起動もサクサクです。

ディスプレイは画面アスペクト比が16:10と縦に長く、16インチでも17インチ並みの情報が表示されます。今まで見えなかった部分も見えるようになり、作業効率が上がります。

解像度は2.5K WQXGA(2560×1600ドット)で、視野角の広いIPS液晶かOLEDがあります。色域はsRGB 100%かDCI-P3 100%があり、IPS液晶は400ニト、そしてリフレッシュレートは240Hzと超ぬるぬるです。

グラフィックボードはミドルハイエンドモデルのRTX 4060か、ハイエンドモデルのRTX 4070が搭載でき、本格的な映像編集はもちろん重たいゲームもできます。

その他のスペックはOSはWindows 11 Proで、1ギガビットイーサネット搭載、Wi-Fi 7に対応、そして顔認証も搭載、Webカメラは高画質のFHDになります。

ゲーマーにもクリエイターにも合うスペックを採用しており、重量は2.24㎏とこのスペックのPCとしては普通で、普段使い用PCとそこまで変わらない寸法になっています。

おしゃれなホワイトの筐体を採用しており、、外出先で作業をすることがある人にも合うと思います。

 

 

公式サイト

 

2024年のトレンドと比較

2023年のノートパソコンのトレンドをまとめたので、本機がどのくらい満たしているか比較してみます。(〇/標準搭載、△/モデルによってはあり、×/なし)

14世代CPU DDR5 PCIe 4.0 アスペクト比16:10
Wi-Fi 6以上 sRGB 100%以上 輝度300nit以上 1080P Webカメラ以上
Thunderbolt 4 生体認証

 

 

 

旧モデルと比較

<左/本機種・右/2023年モデル>

旧モデルの2023年モデルとの比較です。(表のメモリ・SSD・バッテリーは最大値)

2023年モデル 本機種
CPU Core i7-13700HX
Core i9-13900HX
Core i7-14700HX
Core i9-14900HX
メモリ DDR-480/5600 32GB DDR-5600 32GB
ストレージ SSD PCIe 4.0
GPU RTX 4060
RTX 4070
ディスプレイ 16型 WQXGA IPS/mini-LED 240Hz
sRGB 100%/DCI-P3 100%
WQXGA IPS 240Hz
2.5K OLED 240Hz
通信 Wi-Fi 6E、1Gbe Wi-Fi 7、1Gbe
電源 230/280W 230W
重量 2.17kg 2.24㎏
寸法 356.5 × 269 × 19.9 mm

主な変更点です。

・13世代CPU→14世代CPU
・DDR5-4800が廃止
・mini-LEDがなくなりOLEDディスプレイに
・B&O→HyperXサウンドシステム
・ヘッドセット同梱が同梱無しに
・Wi-Fi 6E→Wi-Fi 7に対応
・280Wがなくなり230Wのみに
・70g増量

マイナス要因としては、以前はヘッドセット付だったのがなくなり、電源も280Wがあったのですが230Wのみになりました。

これ以外はスペックアップしているか、同じスペックです。

CPU Markの比較です。

CPU Markスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i9-14900HX  46897
Core i9-13900HX  44685
Core i7-14700HX  36261
Core i7-13700HX  33987

Core i9は約4.6万、Core i7は約3.6万と、どちらもかなり高い性能です。

それでは、本機の特徴です。

 

 

最新・最高峰のインテル14世代CPU搭載

Intel第14世代CPU

Core i7-14700HX Core i9-14900HX
Pコア 8 8
Eコア 12 16
スレッド 28 32
キャッシュ 33MB 36MB
インテルThermal Velocity Boost 5.5GHz 5.8GHz
インテルターボブーストMax3.0 5.4GHz 5.7GHz
Pコア最大周波数 5.5GHz 5.8GHz
Pコア基本周波数 2.1GHz 2.2GHz
Eコア最大/基本周波数 3.9/1.5GHz 4.1/2.2GHz
GPU実行ユニット 32EU 32EU
ベースパワー 55W 55W
マックスパワー 157W 157W

CPUはPコア(Performance Core)とEコア(Efficient Core)の2つを搭載しており、高負荷な作業はPコアで処理を、低負荷な事はEコアで処理することによって、パワフルでも省電力性を兼ね揃えたCPUになっています。

また、Intel Thread Directorというハードコアが、命令をより効率よくPコアとEコアに割り当てて実行できるので、性能もかなり上がっています。

また、ターボブーストMax3.0対応で,プロセッサーの中の最もパフォーマンスの高いコアを識別し、電力と熱のヘッドルームを利用して、必要に応じてそれらのコアの周波数をあげることにより更なるパフォーマンスを提供します。

インテル Thermal Velocity Boostは、プロセッサーが最高温度未満で動作し、かつターボ機能に割り当てられる電力がある場合に、シングルコアとマルチコアのインテル ターボ・ブースト・テクノロジーの動作周波数以上に、プロセッサーのクロック周波数を自動的に上昇させる機能です。

ただし、搭載CPUは14世代ですがCore Ultraじゃないので、AI専用コアであるNPUは搭載していません。

こちらはCPUの性能を測るCPU markスコアです。

 

スコアの目安

  • 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 15000~・ハイエンドPCに搭載される
  • 18000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い

CPU Markスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i9-14900HX  47409
Core i9-13900HX  46415
Core i7-14700HX  36261
Core i7-14650HX  39432
Core i9-12900HX  33727
Core i7-1370P  25032
Core i5-13650HX  24895
Core i7-1360P  21323
Core i5-1350P  20032
Core i7-1260P  18691
Core i5-1340P  17878
Core i5-1240P  17318

 

Cinebench R23のスコアで、CPUの3DCGレンダリング性能を測定します。一般的に、3Dレンダリングやエンコードはマルチコア、モデリングやCAD、編集中、ゲームはシングルコアを重視します。

その他のCPUとの比較です。Core i9はぶっちぎりの性能です。

マルチコアシングルコア

マルチコア性能

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i9-14900HX  21560
Core i9-13900H  18874
Core i7-13700H  16201
Core i5-13500H  11782
Core i5-13420H  9948
Core i7-1355U  9033
Core i7-1360P  8262
Core i7-1355U  5775
Core i5-1235U  5545
Core i5-1340P  5251

シングルコア性能

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i9-14900HX  2922
Core i7-1355U  2551
Core i9-13900H  2039
Core i5-13500H  1770
Core i7-1360P  1738
Core i7-13700H  1704
Core i5-1335U  1698
Core i5-13420H  1661
Core i5-1340P  1532
Core i5-1235U  1472

 

 

2.5K ディスプレイ

OMEN Transcend 16-u 2024年モデル ディスプレイ

ディスプレイは2種類あり、解像度はどちらもWQXGA(2560×1600ドット)で、400ニト、リフレッシュレートは240Hzになります。1つはIPS液晶でsRGB 100%、もう一つはOLEDでDCI-P3 100%の高色域になります。

IPS液晶は3msの応答速度で、OLEDは0.2msとかなり速いです。

どちらも画面アスペクト比が16:10と縦に長く、16インチでも17インチ並みの情報が表示されます。解像度は2.5Kと高精細で、今までぼやけて見えていたところもはっきり見やすくなっています。

リフレッシュレートは240Hzとちょうぬるぬるで、プロやガチ勢向けです。140Hzや165Hzのディスプレイで伸び悩んでいた人は、240Hzにすると今までの限界を破れる可能性もあります。

 

DCI-P3 100%とsRGB 100%のディスプレイ

左がDCI-P3 100%で、右がsRGB 100%です。輝度が違うのでsRGB 100%の方が若干暗い色が強く見えますが、DCI-P3 100%の方がしっかりと色を表現しています。

また、DCI-P3 100%のディスプレイはVESA True Black HDR 400というハイダイナミックレンジに対応しており、また完全な黒が描写できるのでより現実の色に近い色彩です。

輝度は400ニトで、こちらは輝度の目安です。

220ニト 室内ならなんとか使える。明るい室内では暗く見える
250ニト 室内向け。屋外では日陰ならギリギリ使える
300ニト 屋外の日陰でも見える
400ニト 屋外でも使いやすいが、直射日光が当たるとちょっとくらい
500ニト 屋外向け
600ニト 画面に直射日光が当たっても比較的見える

 

 

Wi-Fi 7に対応した通信

対応周波数 速度
IEEE802.11ac
(Wi-Fi 5)
5GHz 6.9Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6)
2.4/5GHz 9.6Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6E)
2.4/5/6GHz 9.6Gbps
IEEE802.11be
(Wi-Fi 7)
2.4/5/6GHz 46Gbps

次世代通信規格のWi-Fi 7に対応しており、現在主流のWi-Fi 6の約5倍、低価格モデルのPCに採用されるWi-Fi 5の約13倍の最大通信速度があります。また、理論上16本のストリームになり、今まで以上に多くのデバイス(理論上2倍)を接続して快適に使えます。

6GHzで最大320MHzのチャンネル幅があり、Wi-Fi 6E(最大160MHz)の2倍の帯域幅になります。

また、1ギガビットイーサネットも搭載しているので、無線でも有線でもサクサク使えます。

 

 

OMEN Transcend 16のその他の特徴

 

外観

OMEN Transcend 16-u 2024年モデル 左斜め前から

ちょっと下ベゼル(画面の黒い枠)が太いですが、左右と上はすごく細いですね。

重さは2.24㎏とこのスペックでは普通で、グラボ付きの高性能PCなのでこんなもんかなと思います。

 

OMEN Transcend 16-u 2024年モデル 右側面インターフェイス

厚さは19.9㎜と、ぎりぎり薄型と呼んでいい大きさです。一般的なハイエンドゲーミングPCは2.5㎝~3㎝ほどの厚さなので、これらに比べると格段に薄いです。

ただし、右左側面に排気口があるので、マウスを使っていると温風が手に当たります。

 

OMEN Transcend 16-u 2024年モデル 背面

筐体はマグネシウム/アルミニウム合金を使用し、堅牢性と軽量性を両立しています。天板は、指紋が付きにくく引っかき傷にも強いAED(アニオン電着塗装)加工を施しており、気軽に持ち運びができます。

カラーはセラミックホワイトと言い、セラミックと言えば陶磁器を思い浮かべると思いますが、名前の通りセラミックの質感があります。

排気口は左右と背面2か所の4方向排気を採用しており、合計6方向のエアフローの冷却があり、前世代のOMENと比べ最大34%パフォーマンスがアップしたとのことです。

 

OMEN Transcend 16 筐体内部

2つのファンがあり、ヒートパイプが張り巡らされていますね。底面の通気孔は、底面カバーの半分ほどの大きさで、がっつりフレッシュエアーを吸い込んでくれます。

 

OMEN Transcend 16-u 2024年モデル 左側面インターフェイス

インターフェイスは左にUSB4(Thunderbolt 4対応)が2つ、右にUSB-Aが1つあり、背面にRJ45とHDMI、USB-Aがもう1つ、そして電源コネクタがあります。

HDMIなど常時繋ぐことが多いものが背面にあるので、デスク上がケーブルでごちゃごちゃなりにくいです。USB4が背面に合ったら、ドックを使ってもスマートな見た目にできましたね。

 

 

Webカメラ周り

OMEN Transcend 16-u 2024年モデル Webカメラ

Webカメラは顔認証のIRカメラ付きで、高解像度のFHD 1080pになります。

Web会議や配信にも便利で、相手により良い映像が映し出されます。また、プライバシーシャッターも搭載しており、カメラを使わないときは閉じておくと、万が一の際も安心です。

HyperX オーディオコントロールデュアルスピーカーを搭載し、デュアルマイクも内蔵されています。

 

 

キーボード

OMEN Transcend 16-u 2024年モデル 正面

キーボードは16インチでは珍しくテンキーがなく、広々として見えます。キーピッチ(キーの中心から次のキーの中心までの距離)は18.7 × 18.7㎜と、フルサイズ並みなので使いやすいと思います。

キーストローク(キーを押し込む距離)は1.5㎜と浅すぎず深すぎずなので、高速タイピングもしやすいです。

バックライトは4ゾーン RGBライティングで、26キーロールオーバー、アンチゴーストに対応しています。アンチゴーストはキーの誤認識を防ぎ、26キーロールオーバーは26個のキーを同時に押しても全部認識します。

 

 

OMEN Gaming Hub

OMEN Gaming Hub

OMEN Gaming Hubよりファンのスピードを調整したり、ネットワークブースターで必要なアプリにより重点を置いて通信したり、電圧やライティングを設定したりできます。

ゲーム使用時だけでなく、ゲームを使っていないときは性能を下げて静かに使ったりできるので、パソコンにも環境にも優しいです。

また、「OMEN Gaming Hub」はゲーム管理や配信ツールとしても使えるので、非常に使い勝手が良いです。

ゲーム管理でインストールされているゲームのWindowsキーを無効化することが出来るので、高価なゲーミングキーボーも不要ですね。他にもWindowsの省電力機能を無効化したり、メモリブースト、Windows自動更新を無効化等、ゲーム中に想定される不安要素を潰してくれる強い味方です。

 

 

グラフィックス

RTX 4070 Laptop RTX 4060 Laptop
コードネーム Ada Lovelace
CUDAコア 4608基 3072基
RTコア 36基 24基
Tensorコア 144基 96基
ブーストクロック 2175MHz 2370MHz
メモリタイプ GDDR6
メモリ容量 8GB 8GB
メモリバス幅 128ビット 128ビット
メモリ帯域幅 256GB/s 256GB/s
TGP 140W

グラフィックスはハイエンドとミドルハイクラスに別れており、予算やゲームによってスペックを変更できます。

RTX 40シリーズは最新のモデルで、レイトレーシング対応でより美しい描写が可能です。また、AIを搭載したDLSS 3にも対応しているので、ゲームによってはfpsを落とさずに画質をアップできます。

リアルタイムレイトレーシング<レイトレーシングOFF> リアルタイムレイトレーシング<レイトレーシングON>

DLSS OnとOFFの比較<DLSS ONとOFFの比較・NVIDIA公式より>

こちらはDirectX 11で動作するFire Strikeと、DX12で動作するWQHD(2K/2560×1440)向けのTime Spyです。

Fire StrikeTime Spy

Fire Strike

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

RTX 4090  35361
RTX 4080  33106
RTX 3080 Ti  26136
RTX 4070  26024
RTX 3070 Ti  24924
RTX 4060  23768
RTX 3080  23637
RTX 3070  22431
RTX 2080S  21862
RTX 2080  20939
Radeon RX 6600M  20048
Radeon RX 6600M  19910
RTX 2070 Super  19070
RTX 4050  18269
RTX 3060  17853
RTX 3050  10718

Time Spy

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

RTX 4090  20269
RTX 4080  18091
RTX 3080 Ti  12599
RTX 4070  12310
RTX 3080  11510
RTX 3070 Ti  11427
RTX 4060  10653
RTX 3070  10260
RTX 2080S  10096
RTX 2080  9585
Radeon RX 6600M  8623
RTX 4050  8498
RTX 2070 Super  8328
RTX 3060  8323
RTX 3050  5018

 

ゲームのベンチマーク

スコアの単位はfps(1秒間に更新されるコマ数)で、60以上が「快適」にプレイできる目安です。スペックや状況により数値は変動するので、参考値として見てください。また、画質は特別表記がなければ最高画質です。

 

RTX 4070ゲームベンチマーク

青・・・FHD 赤・・・QHD

Watch Dogs Legion  89
 64
Horizon Zero Dawn  126
 98
Red Dead Redemption 2  88
 52
Assassin’s Creed Odyssey  60
 49
Monster Hunter World  88
 58
Far Cry New Dawn  94
 83
Cyberpunk 2077  88
 54
Apex Legends  135
 106

 

RTX 4060 ゲームベンチマーク

青・・・FHD高画質 赤・・・FHD最高画質

Watch Dogs Legion  84
 65
Horizon Zero Dawn  95
 108
Red Dead Redemption 2  65
 43
Assassin’s Creed Odyssey  77
 60
Monster Hunter World  98
 85
Far Cry New Dawn  98
 90
Cyberpunk 2077  68
 74
Apex Legends  127
 128
Fotnite  132
 117

 

 

 

メモリ

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

メモリはDDR5-5600MHzで、スロットは2つ・16GBか32GBになります。

 

 

ストレージ

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。

搭載ストレージも最新のSSD PCIe 4.0×4で、Core i7モデルは1TB、Core i9モデルは2TBになります。M.2スロットがもう一つあるので、増設も可能です。

こちらはシーケンシャル速度の、おおよその速度です。

シーケンシャル速度

オレンジ色・・・リード 青・・・ライト

PCIe 4.0×4  ~約7000MB/秒
 ~約5000MB/秒
PCIe 3.0×4  ~約3000MB/秒
 ~約2000MB/秒
HDD  600MB/秒
 200MB/秒

 

 

電源とバッテリー

バッテリーはCore i7モデルが最大5時間、Core i9モデルは最大4.5時間と短いです。バッテリーがストチャージ機能があるので、サクッと充電できます。

また、ACアダプタは230Wになります。

 

 

インターフェイス

インターフェイスは豊富ではないですが、ゲーマーには困らない程度にポートがあります。クリエイターにはちょっと残念で、SDカードリーダーがありません。カメラを使う人は、SDカードリーダーが必要です。

また、すべてのUSB Type-Aのデータ転送速度は5Gbpsです。

 

OMEN Transcend 16-u 2024年モデル 背面

背面には電源コネクタ、RJ45、HDMI 2.1、そしてUSB Type-Aになります。ある程度のケーブルは背面から机の裏にまわせば、デスクもすっきりしますね。

 

OMEN Transcend 16-u 2024年モデル 右側面インターフェイス

右側面はUSB Type-Aのみです。

 

OMEN Transcend 16-u 2024年モデル 左側面インターフェイス

左側面はUSB4(Thunderbolt 4対応)が2つに、ヘッドフォン/マイクジャックになりま、Thunderbolt 4にはこういった機能・性能があります。

  • Power delivery対応、DisplayPort出力機能付き、DC-in機能付き
  • 最大データ転送速度40GB/秒が2mのケーブルでも出る(以前は0.8mまで)
  • PCIeの転送速度は32GB、ストレージ転送速度は最大3000Mbps
  • 4Kディスプレイ2台同時に出力可能
  • 8K出力にも対応

 

 

サポート・保証

Cafe de OMEN・Omenのサポート

HPでは「1年間の使い方サポート」と「1年間の引き取り修理保証」が標準でついていて、電話やLINE、ツイッターでもサポートをしています。購入時に詳しく書かれた「パソコン入門」もあるので、初めてパソコンを買う人でも設定から使い方まで、分かりやすいと思います。

また、保証は最長3年まで延長でき、引き取り修理じゃなく出張修理もあります。

  • 引き取り修理・・・指定業者がパソコンを引き取りに来て修理工場に配送、修理後配達される(期間内はパーツ代や配送代など無料)
  • 出張修理・・・家や事務所に来て現場で修理。期間内は交換パーツ代など無料

ゲーミングPC用のCAFE DE OMENという「技術的サポートと修理受付窓口」があり、1年間利用でき、受付時間は月~金・9時~21時、土曜日は9時~17時、日曜は休みです。LINEでの自動サポートは24時間365日です。

このサポートの特徴として「サポートスタッフ全員が熟練プレーヤー」で、みなさんマニアックらしいです。普通に「ゲーム用語」を使っても理解できる人たちなので、話が速いですね。また、自分に合ったアクセサリ、例えばディスプレイやVR用ヘッドセット、マウス・・・など、HP製品に限らずアドバイスをくれます。

 

 

ライバル機種

 

Legion 5i Gen 9 16 インテル

Lenovo Legion 5i Gen 9 16型 インテルのレビューOLEDはないですが、IPS液晶を選ぶ人はこちらも候補に入ると思います。全体的にハイスペック構成で、ホビー勢から結構ガチにやっている人向けです。13・14世代CPUが搭載し、グラボはRTX 40シリーズ。ディスプレイは高精細なWQXGAでsRGB 100%の色域、そして最大240Hzのリフレッシュレートです。生体認証がない点を除けば、文句なしの価格とスペックです

CPU Core i5-13450HX
Core i7-14650HX
Core i7-14700HX
Core i9-14900HX
メモリ 16GB搭載(最大32GB)
ストレージ SSD 最大1TB(M.2スロット空き1つあり)
グラフィックス RTX 4050
RTX 4060
RTX 4070
ディスプレイ(16型) WQXGA IPS 165Hz/240Hz
通信 Wi-Fi 6E、1ギガビットイーサネット
WEBカメラ FHD
重さ 約2.3㎏
カラー ルナグレー
バッテリー(JEITA 3.0)
電源
最大約5.1時間
230W
価格 15.3万円~

レビュー

 

Transcend 14

OMEN Transcend 14のレビュー14インチとコンパクトな持ち運び用クリエイター兼ゲーミングPCで、インテル14世代CPUを搭載しています。全体的にハイスペックですが、ディスプレイが2.8K OLEDでDCI-P3 100%と業務用レベルです。一点残念なところは、SDカードリーダーがないのでアダプタを購入しないと使えません

CPU Core Ultra 7 155H
Core Ultra 9 185H
メモリ 32GB
ストレージ SSD 最大2TB
グラフィックス RTX 4050
RTX 4060
RTX 4070
ディスプレイ(14型) 2.8K OLED 120Hz
その他 Wi-Fi 6E、FHD Webカメラ、IRカメラ、USB4(Thunderbolt 4対応)
重さ 1.63㎏
バッテリー 最大約8時間
価格 27.8万円~

レビュー

 

 

まとめ

良い点

・コンパクト
・クリエイティブワーク兼ゲームもできる
・アルミ/マグネシウム合金でおしゃれ・傷もつきにくい、堅牢性もあり
・画面比が16:10で、16インチでも17インチ並みの情報が表示される
・ディスプレイが高品質
・高画質FHD Webカメラ搭載
・Wi-Fi 7対応

 

残念な点

・SDカードリーダーがないので一眼を使うクリエイターは別途アダプタ必要

 

総合評価

おしゃれなホワイトの筐体で、ゲームにも画像・映像編集にも使える本格派向けのPCです。

全体的に高いスペックで、特にディスプレイはOLEDディスプレイでDCI-P3 100%もあり、RTX 4070と組み合わせるとデスクトップじゃなくメイン機種としても使えるほど高い性能です。

一眼を使う筆者としてはSDカードリーダーがないのがちょっと不満ですが、これ以外は文句なしだと思います。

 

 

公式サイト