現行最高スペックのOMEN MAX 16(インテル)のレビューです。
最大でハイエンドCPUのCore Ultra 9 275HXを搭載でき、グラボはRTX 5060から最高で5090までラインアップがあります。
ディスプレイは2.5Kと高精細でOLEDディスプレイもあり、ゲームだけでなく動画編集などのクリエイティブワークにも向いています。
レビュー機はメーカーからお借りしており、スペックはCore Ultra 9 275HX、メモリ32GB(16GB×2枚)、SSD PCIe 5.0 1TB、RTX 5080になります。
まずは本機の良い点、残念な点です。
良い点 | 残念な点 |
めちゃくちゃ高い性能 | 高負荷時のファンがうるさい |
ライティングがかっこいい | – |
メモリとSSDの増設が可能 | – |
高品質ディスプレイ・リフレッシュレートは240Hz | – |
Wi-Fi 7+ギガビットイーサネット | – |
高い排熱性能 | – |
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OMEN MAX 16のスペック
CPU | Core Ultra 7 255HX Core Ultra 9 275HX |
---|---|
メモリ | DDR5-5600 24/32/64GB |
ストレージ | SSD PCIe 5.0 1TB |
グラフィックス | RTX 5060 RTX 5070 RTX 5070 Ti RTX 5080 RTX 5090 |
ディスプレイ(16型) | 2.5K IPS 240Hz sRGB 100% 2.5K OLED 240Hz DCI-P3 100% |
LAN | Wi-Fi 7、1ギガビットイーサネット |
生体認証 | 顔認証 |
WEBカメラ | FHD |
寸法 | 356.5×269×24.8mm |
重さ | 2.68㎏ |
バッテリー 電源 |
最大約5時間45分 280W/330W |
価格 | 23.9万円~ |
<性能評価>
パソコンの頭脳であるCPUは現行最高峰性能で、20コア20スレッドのCore Ultra 7 255HXか、24コア24スレッドのCore Ultra 9 275HXが選べます。
メモリはDDR5-5600MHzが搭載で、公式サイトでは最大64GBにできます。ストレージはSSD PCIe 5.0が搭載で、最大1TBになります。
シーケンシャル速度は爆速でした。
ディスプレイは画面アスペクト比が16:10の2.5Kで、IPS液晶かOLEDディスプレイがあります。どちらも最大240Hzのリフレッシュレートに、最大輝度は500ニットと高く、IPS液晶はsRGB 100%、OLEDはDCI-P3 100%になり、ゲームにも画像・動画編集にも合うハイエンドディスプレイです。
グラフィックボードは最新のRTX 5060、5070、5070 Ti、5080、そしてRTX 5090が搭載でき、現行最高性能になっています。
OSはWindows 11 Homeが搭載し、LANはWi-Fi 7とギガビットイーサネットを搭載、WEBカメラはFHD画質です。
オーディオはHyperX オーディオコントロールデュアルスピーカーを搭載し、きれいな音でした。
電源は280Wか330Wと大きな容量でパワフルです。
最大バッテリー駆動時間は約5時間45分となっており、少しの時間であれば宅内移動で気晴らしにリビングなど別の場所でもプレイできますね。
インターフェイスはUSB 4が2つにUSB-A(10Gbps)も2つ搭載しており、HDMIにRJ45もあるので十分だと思います。
よくある質問と回答
ここではよく聞かれる質問と回答をまとめました。聞きたいことがない場合は、Xにて質問してもらえればすぐに回答します。
質問 | 回答 |
---|---|
納期が変わりました。こういうことは良くありますか? | 時期によりますが、大きなセールがある12月、1月、そして新年度に向けての買い替え需要が高い3月4月、サマーセールがある7~8月は納期がずれることがあるようです |
出荷からどのくらいで届きますか? | 経験からみると、出荷から通常2~3日以内に届くと思います(購入日からじゃなく出荷されてから) |
画像・動画編集に使えますか? | 毎日何本も編集する様な人にも十分に使えます |
ファンはうるさいですか? | ベンチマーク計測時は平均72dBとすごくうるさく、ゲームをしているときも結構音がしました |
PD充電できますか? | USB4があるのでできます |
PD給電とDP出力をケーブル一本でできますか? | USB4があるのでできます |
オンラインレッスンに合いますか? | カメラはFHDでビジネスPC並みなので、十分にできます |
メモリ/ストレージの増設はできますか? | メモリ2スロット、M.2スロットも2つあるのでできます。 |
持ち運びに向いていますか? | 向いてません |
ディスプレイは明るいですか? | 最大500ニットとすごく明るいです |
Officeの使い心地は? | 快適に使えます |
ディスプレイの色域の違いは何ですか? | 色域が広いとより正確な色を描写できます。広さはAdobe RGB(これはほとんどない) >DCI-P3 > sRGB > NTSC 45%になり、本機はsRGB 100%かDCI-P3 100%になります |
バッテリー駆動時間は長いですか? | JIETA 3.0測定で約5時間45分と長くないです |
リフレッシュレートはいくつですか? | 最大240Hzです |
以下にて本機の特徴をご紹介します。
メモリとSSDの増設が可能
これ、すごいですね。CPUやGPU、メモリなどがどこに入っているか誰でも分かるように各部位に名前が付いています。
メモリスロットにはDDRと書かれています。
サーマルパッドをめくるとメモリスロットが出てきます。レビュー機はDDR5-5600MHzの16GBが2枚入っていましたが、32GBを2枚搭載することもできます。
SSDも同じように2つあるので、これをめくるとM.2スロットが出てきて増設できます。
ライティング付き筐体
キーボードとパームレスト下にRGBライティングがあり、めちゃくちゃかっこいいです。
ライティングOFFの状態です。ベゼルも細く、ゲーミングPCらしさが少ないですね。
ワークステーションっぽいって思うのは私だけでしょうか?これなら、カフェとかで使っても違和感ないですよね。
ただし、実測で2742gもあるので持ち運びはきついです。
寸法は幅356.5㎜、奥行き269㎜、そして高さは24.8㎜と、一般的な16インチサイズですね。
インターフェイスは高品質で十分な数があります。
右側面にはUSB-A(10Gbps)が1つのみです。
左側面にはThunderbolt 4(USB4)が2つ、ヘッドフォン/マイクジャックになります。
背面にはUSB-A(10Gbps)、HDMI、RJ45、そして電源コネクタです。
背面にUSB4があれば最高でしたが、数と品質は十分ですね。
メタルボディで高級感があり、手触りも良いです。
ディスプレイは片手で開けることができ、最大145度くらいまで開きます。片手で開けれるのって、すごく便利なんですよね。
ACアダプタは280Wか330Wと大きく、本機は330Wでした。
ライティング付きキーボード
ライティングはOMEN Light Studioで設定でき、色や速度、明るさなども設定できます。
かっこいいですよね。先ほどゲーミングPCっぽくないって言いましたが、キーボードを光らせたらゲーミングPCですね。
主要キーは大きく、マウスを使っての操作はしやすいです。ただし、キーボード単体としてみるとEnterキー周辺はキーが小さくなっており、慣れが必要です。
テンキーもあるのでExcelなど使うことが多い人にも合います。
キーピッチは実測18.0×18.3ミリでちょうど良い間隔で、キーストロークは実測1.5ミリと打鍵感もあります。
主要26キーがロールオーバー対応、そしてアンチゴーストにも対応しており、普通に使いやすいキーボードだと思います。
排熱性能をチェック
底面カバーの通気口はめちゃくちゃ大きく、メッシュカバーになっておりゴミも入りにくそうです。
左右側面に通気口もあります。
大きなファンが2つに、見える範囲ではヒートパイプが2つあります。
OMEN TEMPEST COOLING テクノロジー Proを採用し、排熱設計ガイドラインはジャンクション温度を最大82℃に設定し、この温度以内で性能を発揮できる要件を満たした部品を選択しており、結構高い温度でも性能を落とすことなく使えるようです。の電圧降下を防いで動作を安定させるための技術のLLCを実装し、銅製ヒートパイプ+ベイパーチャンバーを搭載、そしてOMEN Cryo コンパウンドを採用し、冷却機能を強化しています。
今までのゲーミングPC、と言うかすべてのPCは自分でファンを掃除しないといけませんでしたが、OMENファンクリーナーはファンを逆回転させ、ファンに溜まったほこりなどを排出します。しかも、自動で適切なタイミングを検知して勝手にやってくれるので、自分で何かしなくちゃいけないわけじゃありません。
楽ですね~。
ベンチマークのFire Strike計測時に、PC表面温度と背面、そして底面温度を計測しました。(ファンの設定は自動)
PC表面温度は41.2度とちょっと温かく、背面は42度でした。低温と言うわけじゃないですが、すごく熱くなりにくい設計になっているようです。
また、底面温度は38.1度とほんのり温かいくらいで、膝の上に置いてプレイもできます。(ただし、重たい!)
騒音値はファンを自動設定時(平均2400rpm)に平均68dB、最大設定時(最大rpm6000)に72dBとなり、うるさいです。
この設定は、OMEN Gaming Hubでできます。
自動でも最大でも温度は変わらなかったので、レビュー時のベンチマークはすべてファン速度を自動にして計測しました。
ちなみにレビュー機はスプリームモデルと上位モデルなのでこうなりましたが、1つ下のハイパフォーマンスモデルなどであればここまでの温度や騒音は無いと思います。
高品質ディスプレイ
ディスプレイは2種類ありますが、似た部分も多いです。
どちらも解像度は2.5K(2560×1600ドット)で、輝度は最大500ニト、ティアリング(画面のずれ)やスタッタリング(カクツキ)を軽減するNVIDIA G-Syncに対応、そしてEyesafe認定を受けています。
また、画面比が16:10と縦に長いので、画面比16:9の17インチ並みの情報が表示されます。
違う点はこちらです。
- IPS液晶、sRGB 100%、リフレッシュレートが60~240Hz
- OLEDディスプレイ、DCI-P3 100%、リフレッシュレートが48~240Hz
本機は一般的なクリエイターPCに採用されるsRGB 100%の色域で、すごく色鮮やかです。別機種のsRGB 100%を撮影したものよりもきれいに描写されています。
これは黒をどれだけ描写できるかのチェックで、ズームするとわかりやすいですが本機の黒はちょっと明るく「真っ黒」ではありません。それでも色域が広いのですごくきれいに見えます。
視野角は広く、どこから見ても暗くならずにしっかりと見えました。
輝度は500ニトで、こちらは輝度の目安です。
220ニト | 室内ならなんとか使える。明るい室内では暗く見える |
---|---|
250ニト | 室内向け。屋外では日陰ならギリギリ使える |
300ニト | 屋外の日陰でも見える(見やすいわけじゃない) |
400ニト | 屋外でも使いやすいが、直射日光が当たるとちょっとくらい |
500ニト | 屋外向け |
600ニト | 画面に直射日光が当たっても比較的見える |
Wi-Fi 7に対応
対応周波数 | 速度 | |
IEEE802.11ac (Wi-Fi 5) |
5GHz | 6.9Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6) |
2.4/5GHz | 9.6Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6E) |
2.4/5/6GHz | 9.6Gbps |
IEEE802.11be (Wi-Fi 7) |
2.4/5/6GHz | 46Gbps |
次世代通信規格のWi-Fi 7に対応しており、現在主流のWi-Fi 6の約5倍、低価格モデルのPCに採用されるWi-Fi 5の約13倍、現在主流のWi-Fi 6/6Eの約5倍の最大通信速度があります。また、理論上16本のストリームになり、今まで以上に多くのデバイス(理論上2倍)を接続して快適に使えます。
6GHzで最大320MHzのチャンネル幅があり、Wi-Fi 6E(最大160MHz)の2倍の帯域幅になります。
また、ギガビットイーサネットもあるので、無線でも有線でも高速安定通信ができます。
CPU性能
CPUはCore Ultra 7 255HXか、Core Ultra 9 275HXが搭載で、本機にはCore Ultra 9が搭載しています。
Core Ultra 7 255HXは20コア20スレッド、Core Ultra 9 275HXは24コア24スレッドと多コア多スレッドで、どちらも13 TOPSのNPU性能があります。
CPU性能を測るCPU Markのスコアは51706と、めちゃくちゃ高いスコアでした。
こちらはCPU Markの比較です。
スコアの目安
- 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 15000~・ハイエンドPCに搭載される
- 18000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
CPU Markスコア
オレンジ/本機 青/その他 赤/別機種
Ryzen 9 9950X(デスクトップ向け) | |
---|---|
Ryzen 9 9955HX3D | |
Core Ultra 9 275HX | |
Ryzen AI MAX+ 395 | |
Ryzen AI 9 HX 370 | |
Ryzen AI 9 HX 375 | |
Core Ultra 9 185H | |
Ryzen AI 9 365 | |
Ryzen 7 8845H | |
Core Ultra 7 165H | |
Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
Ryzen 7 8840HS | |
Core Ultra 5 135H | |
Core Ultra 7 155H | |
Core Ultra 7 258V | |
Core Ultra 5 125H |
Cinebench 2024のスコアで、Cinema 4DのデフォルトレンダリングエンジンであるRedshiftのパワーを利用して、CPUとGPUの能力を計測します。計測結果はマルチコア1406、シングルコア132とすごく高い性能でした。
他のCPUとの比較です。
マルチコア性能
オレンジ/本機 青/その他
Ryzen 9 9955HX3D | |
---|---|
Ryzen AI MAX+ 395 | |
Core Ultra 9 275HX | |
Ryzen AI 9 HX 370 | |
Ryzen AI 9 HX 375 | |
Ryzen AI 9 365 | |
Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
Ryzen 7 8845HS | |
Apple M1 Max | |
Snapdragon X Plus X1P-42-100 | |
Core Ultra 5 125H | |
Ryzen 5 8640HS | |
Core Ultra 7 258V | |
Apple M1 | |
Core i7-1280P |
シングルコア性能
オレンジ/本機 青/その他 赤/別機種
Core Ultra 9 275HX | |
---|---|
Ryzen 9 9955HX3D | |
Core Ultra 7 258V | |
Ryzen AI 9 HX 370 | |
Ryzen AI MAX+ 395 | |
Ryzen AI 9 HX 375 | |
Ryzen AI 9 365 | |
Apple M1 Max | |
Apple M1 | |
Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
Snapdragon X Plus X1P-42-100 | |
Ryzen 3 8300GE | |
Ryzen 7 8845HS | |
Core Ultra 5 125H | |
Ryzen 5 8640HS | |
Core i7-1280P |
Geekbench AIのONNXでCPUのAI性能を測りました。ONNXはOpen Neural Network eXchangeで、ディープラーニングや機械学習モデルのようなAIモデルの性能を計測します。
Single Precision(単精度)は6171、Half Precision(半精度)は2130、Quantized(量子化スコア)は9284とめちゃくちゃ高いスコアでした。
Single Precision Score/単精度スコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Ryzen 9 9955HX3D | |
---|---|
Core Ultra 9 275HX | |
Ryzen AI MAX+ 395 | |
Ryzen AI 9 HX 370 | |
Ryzen AI 9 HX 375 | |
Core Ultra 5 125H | |
Core Ultra 5 125U | |
Core i7-1260P | |
Core Ultra 7 258V | |
Ryzen 5 8640HS | |
Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
Ryzen 5 7535U | |
Ryzen 3 7335U |
Half Precision Score/半精度スコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
---|---|
Ryzen 9 9955HX3D | |
Ryzen AI MAX+ 395 | |
Core Ultra 9 275HX | |
Ryzen AI 9 HX 370 | |
Ryzen AI 9 HX 375 | |
Core Ultra 7 258V | |
Core Ultra 5 125H | |
Ryzen 5 8640HS | |
Core Ultra 5 125U | |
Core i7-1260P | |
Ryzen 5 7535U | |
Ryzen 3 7335U |
Quantized Score/量子化スコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Ryzen 9 9955HX3D | |
---|---|
Ryzen AI MAX+ 395 | |
Core Ultra 9 275HX | |
Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
Ryzen AI 9 HX 370 | |
Ryzen AI 9 HX 375 | |
Core Ultra 7 258V | |
Core Ultra 5 125H | |
Core Ultra 5 125U | |
Ryzen 5 8640HS | |
Core i7-1260P | |
Ryzen 5 7535U | |
Ryzen 3 7335U |
5分の4K動画を撮影し、Davinci Resolveでレンダリングにかかった時間です。当然ですが、時間が短いほうが高性能です。
3回計測し平均は1分29秒とめっちゃ速いです。
4K動画レンダリング速度
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i7-1260P | |
---|---|
Ryzen 5 7535U | |
Core Ultra 5 125H | |
Core Ultra 7 258V | |
Ryzen 5 8640HS | |
Ryzen 5 8500G+RTX 4060 Ti | |
Ryzen AI 9 HX 370 | |
Core i7-14700+RTX 4060 | |
Core Ultra 7 265K+RTX 4070 Ti Super | |
Core Ultra 9 275HX+RTX 5080 Laptop | |
Ryzen 9 9955HX3D+RTX 5070 Ti Laptop |
最新RTX 50シリーズ搭載
本機には4つのグラボがあり、本機にはRTX 5080が搭載しています。
・RTX 5060
・RTX 5070
・RTX 5070 Ti
・RTX 5080
・RTX 5090
OMEN Gaming Hub でパフォーマンスを設定でき、一番性能が出る「非制限」と通常モードの「最適」で計測しました。
どちらの場合もRTX 5080の平均よりも低かったです。
Fire Strike
オレンジ/本機種 赤/RTX 5070Ti平均
Ryzen 9 9955HX3D+RTX 5070 Ti | |
---|---|
RTX 5070 Ti平均 | |
RTX 5080平均 | |
本機RTX 5080/非制限 | |
RTX 4090平均 | |
本機RTX 5080/最適 | |
RTX 4080平均 | |
RTX 4070平均 | |
RTX 4060平均 | |
Ryzen AI MAX+ 395 | |
RTX 4050平均 | |
RTX 3050平均 |
ちなみに、RTX 5080のFire Strike Ultraの平均は14387で、本機は最適時に「10889」、非制限時に13815と30%近く性能が上がりました。
次は2Dゲームのベンチマークで、重ためのFFXIV黄金のレガシーは最高品質で19771で「非常に快適」でした。
ゼンレスゾーンゼロを以下の設定でプレイしたら、ルミナスクエア散策シーンでは平均70-80fps前後、戦闘シーンでは平均80-90fpsと、通常戦闘シーンの方が重たいのですがなぜだか高fpsがでました。
QHDでは、ルミナスクエア散策シーンでは平均70-80fps前後とほぼ変わらず、戦闘シーンでも平均80-90fpsくらいとFHDの時と同じでした。(なんでだろ?)
設定: 最高設定、垂直同期無効、フレームレート制限なし+1920×1080フルスクリーン
その他の特徴
WEBカメラ周り
WEBカメラはFHD解像度で、一般的なビジネスPCに採用される解像度です。また、プライバシーシャッターもあるので、使用しないときは閉じておくと安心です。
顔出し配信などをする場合はもっと高い解像度がいいですが、きれいな画質です。
オーディオは、Hyperオーディオコントロールデュアルスピーカーが搭載しており、音質も良く、音量も大きめでした(音は動画で紹介)。
メモリ
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
メモリはDDR5-5600MHzが搭載で、レビュー機には32GB(16GB×2)が搭載、最大64GBにできます。
メモリの性能を測るMemory Markの計測結果は、3431と平均よりもかなり良いスコアでした。
その他のメモリとの比較です。
Memory Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
本機種DDR5 | |
---|---|
LPDDR5X平均 | |
DDR5平均 | |
LPDDR5平均 | |
LPDDR4X-4266MHz平均 | |
DDR4-3200MHz平均 |
ストレージ
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
ストレージはSSD PCIe 5.0 1TBが搭載で、シーケンシャル速度を計測したら、リード(読み込み速度)は11269MB/秒、ライト(書き込み速度)は7548MB/秒と笑いが出るくらい爆速でした。
めちゃくちゃ速いです。
起動時間を5回計測した平均は22.8秒台と、ゲーミングPCとしてはこんなもんかなと思います。
1回目 | 22秒 |
---|---|
2回目 | 22秒 |
3回目 | 22秒 |
4回目 | 23秒 |
5回目 | 25秒 |
平均 | 22.8秒 |
サポート・保証
CAFE DE OMENというゲーミングPC専門のサポートも利用可能です。
Cafe de OMENは「技術的サポートと修理受付窓口」になっており、1年間利用でき、受付時間は月~金・9時~21時、土曜日は9時~17時、日曜は休みです。LINEでの自動サポートは24時間365日です。
このサポートの特徴として「サポートスタッフ全員が熟練プレーヤー」で、みなさんマニアックらしいです。普通に「ゲーム用語」を使っても理解できる人たちなので、話が速いですね。また、自分に合ったアクセサリ、例えばディスプレイやVR用ヘッドセット、マウス・・・など、HP製品に限らずアドバイスをくれます。
まとめ
良い点
・めちゃくちゃ高い性能
・メモリとSSDの増設が可能
・ライティングがかっこいい
・高品質ディスプレイ
・Wi-Fi 7に対応しRJ45もある
・高い排熱性能
残念な点
・高負荷時のファン音がうるさい
総合評価
かっこいい、性能も高い、排熱性能も高い、もう言うことないですね。がっつりゲームができます。
ただ、ファンの音はうるさいので、ヘッドフォンを使った方がいいですね。注意点としてはここだけです。
これ以外文句なしです。
ゲーマーだけじゃなく、ゲームもクリエイティブワークもするって言う人にも合いますね。
それにしても、いいPCですね~。
Author
・パソコンガイドメインライターの本田。PCやタブレット、その他ガジェットが好きで、年間2~30台ほどのPCとモニターや周辺機器を購入するマニア
・元ミュージシャン
・暖かいところが好きで、よくタイに旅行に行く
・既婚(妻と子供2人)
・最近の趣味はオーディブルを聞きながらぼけ~っとすること
・はまってることは、裸足で1日10分歩く健康法
・若く見られがちだが40代