2023年モデルが出たのでレビューをしました!詳しくはこちらをどうぞ。
Lavieのタブレットは7型から12.6型までの7サイズがあり、本機は手が大きい人ならギリギリ片手で掴めるかな?と言ったサイズの8インチです。(普通サイズの手だったら7インチモデルがまで)
スマホじゃ小さいから「大きめの画面で動画を見たい」「電子書籍を読みたい」「Web閲覧をしたい」など理由で、スマホより見やすい小型タブレットをお探しの人に合います。
Lavie T8のスペックレビュー
SoC | MediaTek Helio P22T |
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メモリ | 3GB/4GB/6GB |
ストレージ | 32GB/64GB/128GB |
ディスプレイ(8型) | 1280×800 IPS液晶 マルチタッチ |
OS | Android 11 |
無線 | Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0 |
オーディオ | Dolby Atmos |
生体認証 | 顔認証 |
防水防滴 | 未対応 |
内蔵カメラ | フロント・200万画素 リア・500万画素 |
重さ | 305g |
寸法 | 199.1×121.8×8.15㎜ |
バッテリー | 最大13時間 |
保証 | 1年間 |
価格 | 2.8万円~ |
<性能評価>
タブレットの頭脳であるSoCは、ローエンドモデルのMediaTek Helio P22Tですが、メモリが3GB・4GB・6GBの3種類あり、3GBでも悪くない大きさなので、動きはそこそこ快適です。
3GBモデルであれば低負荷な「Web閲覧」や「動画視聴」がメインに、4GBと6GBモデルであれば、中負荷な事もしやすいです。
ストレージはそれぞれ32GB(メモリ3GBモデル)、64GB(メモリ4GBモデル)、128GB(メモリ6GBモデル)になり、最大128GBのmicroSDカードを搭載できるので、容量が小さくても気にならないと思います。
ディスプレイは8インチで、解像度が1280×800となっていますが、画面が小さいので画質が荒いと思うことも少ないと思います。
無線はWi-Fi 5であるIEEE802.11ac/a/b/g/nに準拠し、Bluetooth 5.0に対応、オーディオは意外にもDolby Atmosと言う高品質なものが搭載です。
カメラはフロントが200万画素、リアが500万画素と「標準的なタブレット」の性能で、スマホの様なきれいな写真は無理ですが、オンラインでの口座開設時に必要なセルフィ―やビデオ通話などには十分な画素数です。
重さは8インチでは標準的な305gで、寸法もそこまで大きくはありませんが、片手持ちは疲れるサイズです。
Lavie T8の特徴
標準的なベゼル(画面の黒い枠)の太さで、重さは305gとなっています。片手でギリギリ持てるかなと言う寸法と重量ですね。
手が大きめの成人男性であれば、この様に持てると思いますが、多くの人はきついかな?と言う印象です。
寸法は
縦199.1㎜(≒500mlペットボトル/205㎜)
幅121.8㎜(≒350ml缶の高さ/122.2㎜)
厚さ8.15㎜(≒一般的なスマホの厚さ)
になります。ジーンズなどのズボンに入れるにはちょっと大きなサイズで、カバンに入れるような大きさです。
背面にはシンプルなLavieのロゴと、カメラがあります。カメラにフラッシュは無く、フロントカメラは200万画素、リアカメラは500万画素となっています。カメラは「典型的なタブレットのカメラ」になっており、スマホの様にきれいな写真が撮れるわけではありません。
驚いたのは、オーディオにDolby Atmosを採用している点です。ローエンドモデルにはDolby Audioという一般的なオーディオが搭載されることが多いですが、本機はハイエンドモデルに搭載されるものと同じです。
2つを聴き比べると結構な差がありますが、これはイヤフォンで聞いたときに違いが分かると思います。本機にはスピーカーが1つしかないので、イヤフォンを使わない場合はモノラルな音です。
専用ケース
タブレットを買う時って、アマゾンとかでケースを探すと思いますが、面倒じゃないですか?私はいつも、なんでタブレットを買う時に買えないの?って思うのですが、Lavieでは保護フィルム付きのケースも販売しています(3278円です)。
ちなみに、アマゾンでは1000円くらいからあります。多分ですが、公式サイトで買うと高いから、タブレットとセット販売していないんでしょうね。
SoC
MediaTek Helio P22T | |
コア | 8コア |
最大クロック数 | 2.0GHz |
内蔵GPU | IMG PowerVR GE8320 |
ローエンドのSoCですが、8コアもあるし、メモリも大きくできるのでそこまで使いにくいことはないです。快適にサクサクでなく、ちょっと間があるけどストレスにならない程度ですね。
こちらはGeekbench 5のスコアで、メモリは4GBのものです。Geekbench 5はクロスプラットフォームのベンチマークで、パソコンの性能を測るCinebenchの様にシングルコア性能とマルチコア性能を測定できます。
3GBモデルはこれより若干低く、6GBモデルは若干高くなると思います。
その他のタブレットとの比較です。
Geekbench5 マルチコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Snapdragon 870 Yoga Tab 13 |
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Snapdragon 870 Tab P12 Pro |
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Snapdragon 690 5G Lenovo TAB6 |
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Snapdragon 730G Tab P11 Pro |
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MediaTek Helio G90T Yoga Tab 11 |
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Snapdragon 662 Tab P11 |
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MediaTek Helio P90 X Game |
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MediaTek Helio P22T | |
Snapdragon 439 Yoga Smart Tab |
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Snapdragon 429 Tab B10 |
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MT8166 Tab M7 (3rd Gen) |
Geekbench5 シングルコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Snapdragon 870 Yoga Tab 13 |
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Snapdragon 870 Tab P12 Pro |
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Snapdragon 690 5G Lenovo TAB6 |
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Snapdragon 730G Tab P11 Pro |
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MediaTek Helio G90T Yoga Tab 11 |
|
Snapdragon 662 Tab P11 |
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MediaTek Helio P90 X Game |
|
Snapdragon 439 Yoga Smart Tab |
|
Snapdragon 429 Tab B10 |
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MediaTek Helio P22T | |
MT8166 Tab M7 (3rd Gen) |
ディスプレイ
解像度は1280×800ドットで、視野角が広くコントラスト比の高いIPS液晶が搭載です。
解像度はHD解像度クラスですが、8インチと画面が小さいので画質は気にならないと思います。個人的に、10.1型くらいまではHDでもFHDでも区別はつきにくいと思います。
メモリ
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
本機は3GB・4GB・6GBの3つがあり、
3GB/4GBモデルは、クリックして若干の待ちがありますが、ストレスにはならないくらいだと思います。6GBモデルは、SoCの性能が低いとは言え、比較的サクサク使いやすい大きさです。
また、搭載メモリはLPDDR4Xなので、高品質ですね。
ストレージ
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
メモリ3GBは32GBのストレージで、4GBは64GB、6GBは128GBのストレージです。ストレージは多いに越したことがないですが、最大128GBのmicroSDカードを搭載できるので、どのモデルでも影響はないかなと思います。
こちらは筆者が使用しているSanDiskのマイクロSDカードで、質も高く安心して使えるので、MicroSDカードを使う際には参考にどうぞ。
無線LAN
周波数 | 通信速度 | |
IEEE802.11a | 5GHz | 54Mbps |
IEEE802.11b | 2.4GHz | 11Mbps |
IEEE802.11g | 2.4GHz | 54Mbps |
IEEE802.11n | 2.4/5GHz | 300Mbps |
IEEE802.11ac (Wi-Fi 5) |
5GHz | 6.9Gbps |
無線LANはWi-Fi 5(IEEE802.11ac/a/b/g/n準拠)に対応で、「ac」にも対応しているので速度はかなり速いです。
筆者自宅でWi-Fi 5(IEEE802.11ac/a/b/g/n準拠)の速度を計測したら、以下のようになりました。(左がダウンロードで右がアップロード速度)
- 110Mbps/46Mbps・・ルーターから直線距離で7m程/壁1枚隔てた庭で計測
- 190Mbps/150Mbps・・・ルーターから直線距離で5m程/壁1枚隔てた自室で計測
- 300Mbps/280Mbps・・・ルーターから1m程離れた場所で計測
通常、Web検索を快適にする目安は10Mbps、動画は30Mbps、ゲームや高画質動画は100Mbpsと言われており、余裕で快適に使える速度があります。
バッテリー駆動時間
バッテリーは5100mAhで、Web閲覧時のバッテリー駆動時間は約13時間になります。丸一日余裕で持つと思います。
インターフェイス
側面にはmicroSDカードスロット、電源、音量ボタンがあります。
上側面にはスピーカーと、イヤフォン/マイクジャックがあり、下にはUSB Type-Cがあります。
USB Type-CはOGT機能に対応しているので、外付けHDDなどのストレージを直接接続し、データの移動ができます。PCいらずなので、持ってない人でも使いやすい仕様です。
サポート・保証
Lavie製品には1年間の標準保証が付いており、タブレットは最大2年まで延長が可能です。ただし、ちょっと面倒で、購入時にそのまま2年に延長できず、Google検索で探さないとこのページを発見できません。ん??なんででしょう?公式サイトからはこのページに移動できないんです。。。
こちらの「タブレット延長保証サービス」から延長ができます。ちなみにこちらも公式サイトです(笑)。
保証は、何かあった場合はNECの指定業者が引き取りにきてリペアセンターに配送し、修理後に郵送してくれます。もちろん、保証期間内は無料です。
また、121コンタクトセンターと言う電話サポートで使い方相談をしたり、チャットでのサポートもあります。
ライバル機種
<左から本機種・Lenovo Tab M8・Lavie T7>
本機種と似たような最新機種との比較です。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値。スマホの人は表を右にスクロールできます)
本機種 | Lenovo Tab M8 | Lavie T7 | |
CPU | MediaTek Helio P22T | MediaTek MT8166 | |
メモリ | 3/4/6GB | 4GB | 2GB |
ストレージ | 32/64/128GB | 64GB | 32GB |
ディスプレイ | 8インチ1280×800 | 8インチ1920×1200 | 7インチ1024×600 |
無線 | Wi-Fi 5 | ||
バッテリー | 13時間 | 12時間 | 12時間 |
重量 | 304g | 305g | 240g |
価格 | 2.8万円~ | 2.6万円~ | 2.2万円~ |
小型モデルはなぜだかロースペック機種が多く、比較機種は全て低めの性能です。低負荷な事をする人向けですね。
Lenovo Tab M8のみフルHD解像度なので、高精細になっています。
Lavie T7は7インチなので片手で持ちやすく、通勤時に電子書籍を読む人には特に使いやすいですが、メモリ2GBなので多くのアプリを同時使ったりは苦手です。
各機種の特徴です。
・本機種・・・最大メモリとストレージが一番大きく、バッテリー駆動時間も13時間と長め
・Tab M8・・・フルDH解像度で価格も安め。メモリ4GB以下を選ぶなら検討の価値アリ
・Lavie T7・・・唯一の7インチモデルで、片手持ちをしたい人は検討の価値アリ。ただし、スペックは一番低い
まとめ
<性能評価>
良い点
・大きなメモリが搭載可能
残念な点
・スピーカーが1つ
本機種は正直言うと、特に悪い点もないですが、良い点もないいたって普通なスペックです。SoC性能は低めですが、メモリが大きいため、そんなに悪い動きはしません。全体的に標準的な仕様です。
スマホじゃ見にくいなと思う時がある人は、本機の購入を検討してもいいかもしれません。もしくは、メモリが大きな低価格モデルを探している人にも、おすすめです。