dynabook XA/ZY実機レビュー|軽さ・堅牢性・豊富な端子がそろった日本メーカーらしい1台

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dynabook XA/ZYのレビューです。

14インチで約1.1㎏と軽く、持ち運びが便利な機種です。また、画面比が16:10と縦に長いので、作業効率も上がります。

キーボードの打鍵感がすごく良く、インターフェイスも豊富で、日本メーカーらしい完成度の高さを感じました。

レビュー機はメーカーからお借りしており、スペックはRyzen 5 220、メモリ16GB、SSD 512GBになります。

 Dynabookは以下のセールやキャンペーンを開催中です。

 

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dynabook XA/ZYのスペックと特徴

CPU Ryzen 5 220
Ryzen 7 250
メモリ LPDDR5X-6400 最大16GB(オンボード)
ストレージ SSD 512GB
グラフィックス 内蔵グラフィックス
ディスプレイ(14型) WUXGA 高輝度・ 広視野角液晶
OS Windows 11 Home/Pro
LAN Wi-Fi 7、RJ45
生体認証 顔認証
WEBカメラ FHD+IRカメラ
寸法(幅×奥行×高さ) 312.4 × 222.5 × 18.7-19.9mm
重さ 1092g
バッテリー(JEITA 3.0) 10.5時間
ポート USB 3.2 Gen 1×2つ
Thunderbolt 4×2つ
RJ45、HDMI、マイク/ヘッドフォンジャック、microSDカードリーダー、セキュリティロックスロット
標準保証 1年間(引き取り修理・海外保証)
カラー メテオシルバー、ミッドナイトブルー
価格 15.1万円~(非会員)
12.8万円~(会員)

 

パソコンの頭脳であるCPUはRyzen 200シリーズが搭載し、最高でRyzen 7 250を搭載できます。Ryzen 7のみ16 TOPSのNPUがあり、WindowsスタジオエフェクトなどNPUが必要な機能が使えます。

メモリはLPDDR5Xで16GB、ストレージはSSD PCIe 4.0で512GBになります。

ディスプレイは画面アスペクト比が16:10と縦に長い14インチで、一般的な14インチよりも多くの情報量があり作業効率も上がります。解像度はWUXGA(1920×1200ドット)で高輝度・ 広視野角液晶、そして反射の少ないノングレアを採用しています。

その他のスペックはWindows 11 HomeかProが搭載、LANは最新のWi-Fi 7と1ギガビットイーサネット、Webカメラは高解像度FHDに顔認証のIRカメラもあります。

筐体は実測1092gと非常に軽く、バッテリー駆動時間は最大約10.5時間で外出が多い人に合います。また、バッテリーの交換を簡単にできる機種なので、先々バッテリーが原因で買い替えることは少ないと思います。

インターフェイスは豊富で高品質、Thunderbolt 4が2つにUSB-A 5Gbpsが2つ、HDMIや3.5mmジャックがあり、14インチでは珍しいRJ45もあります。

 

 

公式サイト

 

 

よくある質問と回答

FAQ 質問と回答

ここではよく聞かれる質問と回答をまとめました。聞きたいことがない場合は、Xにて質問してもらえればすぐに回答します。

質問 回答
画像・動画編集に使えますか? 簡単な動画編集なら使える性能はあり、時々クリエイティブワークをするという人なら問題ないと思います
ファンはうるさいですか? ベンチマーク時で平均69dBとうるさかったです
PD充電できますか? できます
PD給電とDP出力をケーブル一本でできますか? できます
オンラインレッスンに合いますか? カメラの解像度はFHD万画素と高いので、十分合います
メモリ/ストレージの増設はできますか? できません
持ち運びに向いていますか? 14インチで約1.1㎏とすごく軽いので、持ち運びに向いています
ディスプレイは明るいですか? 室内では十分、屋外の明るい場所ではちょっと
Officeの使い心地は? 快適に使えます
PCを快適に使う目安のスペックは? 基本性能が高いので、どのモデルを購入してもサクサク動きます。
ディスプレイの色域の違いは何ですか? 色域はNTSC 45%<sRGB <DCI-P3 <Adobe RGBの順に広く、本機はsRGB 100%相当でした

 

以下にて本機の特徴をご紹介します。

 

会員登録「COCORO MEMBERSとは?」

会員登録「COCORO MEMBERSとは?」

COCORO MEMBERSは、シャープ株式会社が運営する会員サイトで、利用・会員登録は無料です。会員登録するとキャンペーンの応募やご愛用のシャープ製品を管理できるなど各種サービスが使え、dynabookでは会員価格でPCを購入することができます。

 

dynabook XA/ZY 価格比較<左/会員価格・右/ゲスト価格>

本機だと、最安モデルが3.3万円も違います。登録しないとPCはかなり高い価格なので、面倒くさくてもやっておいた方がいいです。

Cocoro会員登録

公式サイト右上にある「会員登録」から登録できます。

 

あんしんサポート

Dynabook 安心サポート

これ、標準サポートですよ。

電話サポートが5年間、そして遠隔支援サポートも5年間付いてきます!!

すごいですよね。ここまで手厚いサポートは非常に珍しいです。

PCの保証は機種によりますが1年か2年で、3~5年に保証を延長することができます

保証内容は引き取り修理(dynabook指定業者が指定場所に引き取りに来ます海外保証(保証書に ILWマーク が付いている製品のみ)になります。

 

 

バッテリーを自分で交換できる安心設計

dynabook XA/ZY バッテリー交換

本機は「セルフ交換バッテリー」なので、簡単に新しいバッテリーに変更できます。

PCの買い替え理由でおそらく一番多いのはバッテリーだと思いますが、本機であれば「バッテリー交換で修理に出す必要もないし」、バッテリーの劣化の心配が減り、外出先でも安心して使えます

バッテリーの取り外し方はこちらをどうぞ。

 

dynabook XA/ZY バッテリー充電モード

JEITA 3.0測定(FHD動画を輝度200ニットで再生)のバッテリー駆動時間は、最大約10.5時間とそこそこ長く、急速充電に対応しており30分で最大40%の充電が可能です。

また、バッテリー充電モードが4つ用意されており、AutoモードはPCの使用状況に合った充電モード(Auto/100%/80%/70%)に自動的に切り替え、過充電を防止し、PC利用者が意識することなくバッテリーの機能低下を遅らせることができます。

 

 

1092gの軽量ボディ、14インチとは思えない持ち運びやすさ

dynabook XA/ZY 実測1092gの軽量ボディ

重さを計測したら、14インチでたったの1092グラムとめちゃくちゃ軽いです。筆者も同じくらいの重さのノートPCを持っていますが、14インチでこの軽さは持ち運びがすごく楽です。

 

dynabook XA/ZY 片手で持てる軽量モバイルPC

軽いのでこんな持ち方もできます。

 

dynabook XAZY 正面

しっかりとした造りの筐体で、手触りも良く高級感がありました。ベゼル幅は左右4.7ミリ、上10.9ミリ、下11.0ミリとすごく細いので、スリムに見えます。

 

dynabook XA/ZY 背面

筐体はダークテックブルーという濃い青で、厳しい評価基準の自社品質試験をクリアし、MIL規格のテストも実施予定(執筆時現在実施済みだと思います)堅牢性の高い高品質なボディです。

 

dynabook XA/ZY 筐体寸法

寸法は幅312.4ミリ、奥行き222.5ミリとコンパクトで、厚さは18.7~19.9ミリと、RJ45があるので少し分厚いです。

 

dynabook XAZY 片手で開くことができるディスプレイ 

本機は指一本でディスプレイを開くことができるので、片手にドリンクや書類を持っていても簡単にディスプレイを開いて使い始めることができます。

こんなに軽い筐体でこれができるのはすごいです。

 

dynabook XAZY 180度開くディスプレイ 

ディスプレイは180度開くので、画面共有などもしやすいです。

 

 

ディスプレイを検証

dynabook XAZY 正面

14インチで解像度はWUXGA(1920×1200ドット)、そして高輝度・広視野角 TFTカラー LED液晶(ノングレア)を採用しています。

輝度は室内では十分明るく、屋外では直射日光が画面に当たらなければ実用範囲でした。

 

本機は画面アスペクト比が16:10と縦に長く、16:9の14インチディスプレイよりも多くの情報を表示できます。このおかげでスクロール回数も減るし、一目でより多くの情報を見て取れるので作業効率もアップします。

 

レビュー機はsRGB 100%相当で、一般的なディスプレイのNTSC 45%よりも色彩が豊かです。画像編集や動画編集にも向いています。

 

こちらは黒をどれだけ描写できるかの比較で、右の本機はしっかりと黒を描写できており、コントラスト比も高く、オブジェクトがくっきりと際立って見えます。

 

視野角はどこから見ても暗くなる部分がなくしっかりと見えています。

 

 

打鍵感が深く打ちやすいキーボード

dynabook XAZY キーボード

86キーのJIS配列準拠で、主要キーは大きいのでミスしにくく、Enter周りのあまり使わないキーは小さくなっています。また、一番下のキー列は細長で、主要キーと大きさが違うので慣れるまでミスしやすいかもしれません。また、カーソルキーが小さめなので、個人的に慣れが必要でした。

Copilotキーがあるので、調べ物や疑問があるときもワンタッチで呼び出せるので便利です。

タッチパッドは実測110.7ミリ×70.2ミリと大きくないですが、クリックボタンまで合わせると82.8ミリとまずまずの大きさでした。

タッチパッドはクリックボタンと別れており、タッチパッドのサイズが小さくなりちょっと使いにくいかなと思います。

 

dynabook XAZY キーボード

キーピッチ(キーの中心から次のキーの中心までの距離)は実測18.4×17.8㎜とフルサイズ並みで窮屈じゃなく、気持ちよく使えます。

キーストローク(キーを押し込む距離)は実測2.0ミリと深く、すごくタイピングしやすかったです。

 

 

プライバシーシャッター付きFHD Webカメラ

Webカメラは高解像度FHDで、プライバシーシャッター(画像右が閉じた状態)もあるので、カメラを使用しないときは閉じておくことができます。

 

本機のWEBカメラで撮影した画像と、比較のFHDカメラで撮影した画像です。本機は色も正確で、ズームをすると毛並みまでしっかりと見える良いカメラです。

また、顔認証のIRカメラも搭載で、サインインはゼロタッチでできます。

こんなに軽い筐体なのにスピーカーの品質はなかなか良く、音楽もしっかりと聴けるほどに中音と低音も効いていました。

 

Windows スタジオエフェクト

また、Ryzen 7モデルにはNPUが搭載しているのでWindowsスタジオエフェクトが使え、自動フレーミングやアイコンタクト、背景のぼかしなどの効果が簡単に使えます。(レビュー機はRyzen 5なので使えませんでした)

 

 

日本メーカーらしい充実のポート構成

インターフェイスは豊富で高品質です。Thunderbolt 4が2つにUSB-A 5Gbpsが2つ、HDMIや3.5mmジャックがあります。

個人的に評価が高いのは、Thunderbolt 4が左右にあることです。モニターに繋ぐにしても充電するにしても、左右にThunderbolt 4があると使いやすい方を選べるのでコードが邪魔になりにくく、デスクもすっきりまとまります。

 

dynabook XAZY 右側面インターフェイス

右側面には、USB 3.2 Gen 1、Thunderbolt 4、RJ45、セキュリティロックスロットです。

 

dynabook XAZY 左側面インターフェイス

左側面にはThunderbolt 4、HDMI、USB 3.2 Gen 1、マイク/ヘッドフォンジャック、microSDカードリーダーになります。

 

 

Wi-Fi 7+イーサネットに対応

対応周波数 速度
IEEE802.11ac
(Wi-Fi 5)
5GHz 6.9Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6)
2.4/5GHz 9.6Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6E)
2.4/5/6GHz 9.6Gbps
IEEE802.11be
(Wi-Fi 7)
2.4/5/6GHz 46Gbps

 

次世代通信規格のWi-Fi 7に対応しており、現在主流のWi-Fi 6の約5倍、低価格モデルのPCに採用されるWi-Fi 5の約13倍の最大通信速度があります。また、理論上16本のストリームになり、今まで以上に多くのデバイス(理論上2倍)を接続して快適に使えます。

6GHzで最大320MHzのチャンネル幅があり、Wi-Fi 6E(最大160MHz)の2倍の帯域幅になります。

イーサネットもあるので、有線でも無線でも安定通信が可能です。

 

 

ベンチマークでRyzen 200シリーズの実力を検証

搭載可能CPUはこちらで、レビュー機にはRyzen 5 220が搭載しています。

・Ryzen 5 220(6コア12スレッド)
・Ryzen 7 250(8コア16スレッド)

Ryzen 200シリーズは、最新のZen 4/4cアーキテクチャを採用し、TSMC 4nmプロセスで製造されたノートPC向けプロセッサです。最大16スレッド・5.1GHzの高性能と、Radeon 700M/780Mによる高精細グラフィックスを両立。USB4やPCIe 4.0、DDR5/LPDDR5X対応で高速接続も強化されています

Ryzen 7のみ最大16 TOPS(1秒間に16兆回の演算処理が可能)のNPU性能があり、WindowsスタジオエフェクトなどのNPUが必要な機能を使えます。

*TOPS・・・1秒間に何兆回演算を実行できる数値。

 

ベンチマークの結果を先に言うと、CPUの総合性能はほどほどに高くビジネス用途でも十分使えますが、グラフィック性能は2025年の平均よりも下なので、クリエイティブワークもと言う人はRyzen 7モデルを選ぶか、上位モデルの機種にした方がいいかもしれません。

 

CPU Mark計測結果・日常からクリエイティブまで余裕の性能

dynabook XAZY CPU Mark計測結果

CPUの性能を測るCPU Markのスコアは18982と実用性の高い性能でした。

 

スコアの目安

  • 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 10000~・ストレスを感じることはほぼ無い
  • 15000~・ビジネス用途でもがっつり使える
  • 18000~・ゲーミングPCなどのハイスペックPCに搭載される
  • 20000~・専門的な機種に搭載されることが多い

CPU Markスコア

オレンジ/本機 青/その他

Ryzen AI 9 HX 370  38025
Ryzen AI 9 HX 370  36217
Core Ultra 9 185H  33266
Ryzen AI 9 365  31399
Ryzen 7 8845H  30037
Core Ultra 7 165H  28719
Snapdragon X Elite X1E-78-100  28668
Ryzen AI 7 350  26216
Ryzen 7 8840HS  25148
Ryzen AI 7 PRO 350  24410
Core Ultra 5 135H  24091
Core Ultra 7 155H  22398
Core Ultra 7 258V  22161
Core Ultra 7 255U  21045
Core i5-13420H  20492
Core Ultra 5 125H  20071
Core Ultra 5 228V  19851
Snapdragon X Plus X1P-42-100  19377
Ryzen 5 220  18982
Core i5-1335U  18931
Core Ultra 5 135U  18742
Core Ultra 5 125U  17921
Core Ultra 7 165U  16756
Core Ultra 7 155U  16140
Ryzen 5 7535U  15855
Ryzen 5 7535HS  13797

 

 

Cinebench 2024を検証

dynabook XAZY Cinebench 2024計測結果

Cinebench 2024のスコアで、Cinema 4DのデフォルトレンダリングエンジンであるRedshiftのパワーを利用して、CPUとGPUの能力を計測します。計測結果はマルチコア483、シングルコア94とミドルクラスでした。

他のCPUとの比較です。

マルチコアシングルコア

マルチコア性能

オレンジ/本機 青/その他 赤/同じCPU別機種

Ryzen AI 9 HX 370  1237
Snapdragon X Elite X1E-78-100  924
Ryzen 7 8845HS  867
Apple M1 Max  791
Core Ultra 7 155H  762
Snapdragon X Plus X1P-42-100  702
Ryzen AI 7 PRO 350  660
Ryzen AI 7 350  658
Core Ultra 5 125H  631
Core Ultra 7 258V  629
Core Ultra 7 155H  624
Ryzen 5 8640HS  557
Ryzen 5 8640U  548
Core i5-13420H  543
Apple M1  509
Ryzen 5 220  483
Ryzen 5 7535U  481
Core Ultra 5 228V  458
Ryzen 5 7535HS  446
Core i7-1280P  433
Core Ultra 7 255U  405

シングルコア性能

オレンジ/本機 青/その他 赤/同じCPU別機種

Core Ultra 7 258V  123
Core Ultra 5 228V  122
Ryzen AI 9 HX 370  117
Apple M1 Max  113
Ryzen AI 7 350  113
Apple M1  112
Ryzen AI 7 PRO 350  111
Snapdragon X Elite X1E-78-100  107
Snapdragon X Plus X1P-42-100  107
Core Ultra 7 155H  105
Core i5-13420H  103
Core Ultra 7 255U  101
Ryzen 3 8300GE  101
Core Ultra 7 155H  100
Ryzen 7 8845HS  100
Core Ultra 5 125H  100
Ryzen 5 8640U  96
Ryzen 5 8640HS  95
Ryzen 5 220  94
Ryzen 5 7535U  87
Ryzen 5 7535HS  83
Core i7-1280P  74

 

Geekbench AIでAI性能をチェック

dynabook XAZY Geekbench AI計測結果

Geekbench AIのONNXでCPUのAI性能を測りました。ONNXはOpen Neural Network eXchangeで、ディープラーニングや機械学習モデルのようなAIモデルの性能を計測します。

Single Precision(単精度)は2509、Half Precision(半精度)は1282、Quantized(量子化スコア)は4996と高い性能でした。

単精度スコア半精度スコア量子化スコア

Single Precision Score/単精度スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  3624
Ryzen AI 7 350  3576
Ryzen AI 7 PRO 350  3426
Core Ultra 7 155H  2891
Core Ultra 5 125H  2758
Core i5-13420H  2687
Ryzen 5 220  2509
Core Ultra 5 125U  2458
Core Ultra 7 258V  2434
Core i7-1260P  2405
Core Ultra 7 255U  2389
Core Ultra 5 228V  2310
Ryzen 5 8640HS  2204
Snapdragon X Elite X1E-78-100  2115
Ryzen 5 7535HS  2079
Ryzen 5 7535U  1647
Ryzen 3 7335U  1133

Half Precision Score/半精度スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Snapdragon X Elite X1E-78-100  3471
Ryzen AI 7 350  1798
Ryzen AI 7 PRO 350  1788
Ryzen AI 9 HX 370  1537
Core i5-13420H  1290
Ryzen 5 220  1282
Core Ultra 7 258V  1276
Core Ultra 5 125H  1208
Core Ultra 5 228V  1205
Core Ultra 7 155H  1129
Ryzen 5 8640HS  1063
Core Ultra 5 125U  1042
Core Ultra 7 255U  989
Core i7-1260P  988
Ryzen 5 7535HS  976
Ryzen 5 7535U  808
Ryzen 3 7335U  649

Quantized Score/量子化スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 7 350  7260
Ryzen AI 7 PRO 350  7162
Snapdragon X Elite X1E-78-100  6881
Ryzen AI 9 HX 370  6827
Core Ultra 7 155H  5382
Core i5-13420H  5051
Ryzen 5 220  4996
Core Ultra 7 258V  4822
Core Ultra 7 255U  4555
Core Ultra 5 125H  4475
Core Ultra 5 228V  4381
Core Ultra 5 125U  3972
Ryzen 5 8640HS  3923
Core i7-1260P  3424
Ryzen 5 7535HS  3379
Ryzen 5 7535U  2290
Ryzen 3 7335U  1629

 

PCMark10でビジネス用途でも快適に使えるかを検証

dynabook XAZY PCMark10計測結果

こちらはPCMark10の計測結果で、Essentialは「通常用途(Web検索やビデオ会議、アプリの起動など)の性能」、Productivityは「Microsoft Office(事務系のアプリ)使用時の性能」、Digital Content Creationは「コンテンツ作成(画像・動画編集など)のしやすさ」を表しています。

 

総合性能の目安は以下になります。
・9000以上・・・超ハイスペック(主にグラボ搭載機種)
・7500以上・・・ハイスペック
5000以上・・・ミドルクラス
・2500以下・・・エントリ―クラス

本機種のスコアです。

  • 総合性能は5561→ミドルクラス
  • Essentialは9269→通常用途やビデオ会議などはすごく快適にでできる
  • Productivityは8589→非常に快適に使える
  • Digital content creationは5861→悪くないが高い性能ではない
EssentialProductivityDigital Contents

Essential

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  10915
Ryzen AI 7 PRO 350  10884
Ryzen 5 8640HS  10622
Core i5-13420H  10601
Ryzen AI 7 350  10315
Ryzen 5 7535U  10196
Core Ultra 5 125U  9782
Core Ultra 5 125H  9781
Core i7-1260P  9744
Core i5-1240P  9728
Core Ultra 7 155U  9682
Ryzen 5 7535HS  9594
Core Ultra 7 258V  9547
Ryzen 5 7535U  9465
Core Ultra 7 155H  9359
Ryzen 5 220  9269
Ryzen 5 5625U  9036
Ryzen 7 5700U  8951
Core Ultra 7 255U  8891
Ryzen 3 5425U  8743
Ryzen 3 7335U  8318
Ryzen 5 PRO 6650U  8130
Ryzen 5 5500U  7907

Productivity

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  10550
Ryzen AI 7 350  10340
Core Ultra 7 155H  9804
Ryzen 5 8640HS  9349
Core Ultra 7 155U  9282
Ryzen 5 5625U  9223
Ryzen 5 7535U  8996
Ryzen AI 7 PRO 350  8956
Core Ultra 7 258V  8606
Ryzen 5 220  8589
Ryzen 5 7535HS  8317
Core Ultra 5 125U  8315
Ryzen 3 5425U  8193
Ryzen 5 7535U  8176
Ryzen 7 5700U  8065
Ryzen 5 PRO 6650U  8026
Core Ultra 5 125H  7892
Core Ultra 5 228V  7786
Ryzen 3 7335U  7499
Core i5-13420H  6979
Core Ultra 7 255U  6643
Core i7-1260P  6187
Core i5-1240P  6167
Core i5-1235U  5542

Digital Content Creation

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  11536
Core Ultra 7 258V  9789
Core Ultra 5 228V  9161
Core Ultra 7 155H  8978
Ryzen AI 7 PRO 350  8517
Core Ultra 5 125H  8250
Ryzen AI 7 350  8173
Ryzen 5 8640HS  7777
Core Ultra 7 255U  7402
Core Ultra 5 125U  7173
Ryzen 7 7735U  7159
Core Ultra 7 155U  7079
Ryzen 5 7535HS  6423
Core i7-1260P  6406
Core i5-13420H  6051
Core i5-1240P  5875
Ryzen 5 220  5861
Ryzen 5 7535U  5851
Ryzen 5 PRO 6650U  5636
Ryzen 5 5625U  5372
Ryzen 7 5700U  5282
Ryzen 3 7335U  4872
Core i5-1235U  4716
Ryzen 3 5425U  4240

 

4K動画レンダリング時間を計測

dynabook XAZY 4K動画レンダリング時間計測結果

5分の4K動画を撮影し、Davinci Resolveでレンダリングにかかった時間です。当然ですが、時間が短いほうが高性能です。

3回計測し平均は4分29秒と遅い方でした。

4K動画レンダリング速度

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-1260P  15分20秒
Core Ultra 7 255U  5分3秒
Ryzen 5 7535U  4分47秒
Ryzen 5 220  4分29秒
Core Ultra 5 125H  4分14秒
Ryzen 5 7535HS  4分10秒
Ryzen 5 8640HS  4分5秒
Core i5-13420H  3分47秒
Core Ultra 5 228V  3分44秒
Snapdragon X Elite X1E-78-100  3分28秒
Core Ultra 7 155H  3分14秒
Core Ultra 7 258V  3分7秒
Ryzen AI 7 PRO 350  2分38秒
Ryzen AI 7 350  2分28秒
Ryzen AI 9 HX 370  2分9秒
Core i7-14700+RTX 4060  1分50秒
Ryzen AI 9 HX 370+RTX 4060  1分38秒

 

 

グラフィックス性能はほどほど

dynabook XAZY 3D Graphics Mark計測結果

グラフィック性能が高いとOfficeを使った作業や複数画面での作業、そして画像・動画編集などがしやすくなります。

3Dグラフィックス性能を測る3D Graphics Markのスコアは、3283と2025年モデルにしては低かったです。

3D Graphics Mark

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  9117
Ryzen 7 8845HS  9055
Ryzen 5 8640HS  6065
Core Ultra 7 155H  5594
Core Ultra 5 125H  5507
Ryzen AI 7 350  5277
Ryzen 7 7735U  5098
Core Ultra 7 258V  5090
Ryzen AI 7 PRO 350  5065
Core Ultra 5 228V  4780
Core Ultra 7 255U  4098
Ryzen 5 7535U  4127
Core Ultra 5 125U  4045
Ryzen 5 7535HS  3668
Core Ultra 7 155U  3646
Ryzen 5 PRO 6650U  3526
Ryzen 5 220  3283
Core i7-1260P  3263
Core i7-1355U  2981
Core i5-1335U  2686
Ryzen 3 7335U  2609
Core i5-1340P  2542
Core i5-13420H  2535

 

 

Fire Strike計測結果dynabook XAZY Fire Strike計測結果

Fire Stikeは3876と悪いわけじゃないですが、2025年のCPUにしてはちょっと物足りない性能でした。

 

Fire Strike

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

RTX 3050  10718
Ryzen AI 9 HX 370  9118
Core Ultra 7 258V  8654
GTX 1650  8033
Core Ultra 5 228V  7994
Core Ultra 5 125H  7904
Core Ultra 7 155H  7274
GTX 1650 Max-Q  6861
Arc A350M  6770
Ryzen 5 8640HS  6614
Ryzen AI 7 350  5898
Ryzen AI 7 PRO 350  5315
Core Ultra 7 255U  4877
Ryzen 7 7735U  4645
Ryzen 5 7535HS  4588
Ryzen 5 220  3876
Core i5-13420H  3412

 

次は2Dゲームのベンチマークで、軽めのゲームであるドラゴンクエスト10は6546で「快適」、重ためのFFXIV黄金のレガシーは4214で「普通」でした。(画質はFHD)

 

総合してみると、グラフィック性能は高くなく、簡単な画像編集や切り貼りなどの動画編集はに使える性能ですが、こういったクリエイティブワークをする場合はRyzen 7を選んだほうが良いです。

 

 

排熱性能 PC温度と騒音値を計測

dynabook XAZY 底面カバー

通気口は小さいものの、ピンポイントに通気口が4つもありフレッシュエアーをいろんな場所から吸い込めるように設計されています。

 

dynabook XAZY 筐体内部

内部にはファン1つとヒートパイプが1本あります。

 

CPUの性能を100%フルで使うCinebench 2024と言うベンチマークを実行時に、PC表面温度と底面温度、そして騒音値を計測しました。

この時のPC表面温度は35.3度とすごく低く、底面温度も33.3度と低く、膝の上に置いて使っていてもちょっと温かいくらいでした。

騒音値は平均69dBとうるさく、ゲーミングPCを除くと一番うるさかったと思います。

ちなみに普通に使っていてCPUを100%使うことはほぼないので、ここまでの音や温度を見ることはほぼありません。

 

 

メモリ性能を検証

dynabook XAZY Memory Mark計測結果

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

搭載メモリはLPDDR5X-6400MHzの16GBで、Memory Markで性能を計測したら2608と平均よりも低い性能でした。

その他のメモリとの比較です。

Memory Mark

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

LPDDR5X平均  3288
DDR5平均  2769
LPDDR5平均  2759
本機LPDDR5X  2608
LPDDR4X-4266MHz平均  2502
DDR4-3200MHz平均  2165

 

 

ストレージ性能・シーケンシャル速度はまぁまぁの速さ

dynabook XAZY シーケンシャル速度計測結果

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。

搭載ストレージはSSD PCIe 4.0の256GBで、シーケンシャル速度を計測したらリード(読み込み速度)は5032MB/秒、ライト(書き込み速度)は2812MB/秒とどちらもすごく速いわけじゃないですが、ビジネス用途でも十分に使えるほどです。

起動時間を5回計測した平均は15.6秒と速いほうですが、2回目の計測で23秒をつけました。

1回目 14秒
2回目 23秒
3回目 13秒
4回目 14秒
5回目 14秒
平均 15.6秒

 

 

まとめ

良い点

・発熱がすごく低いので長時間高負荷作業もしやすい
・めちゃくちゃ軽い!!
・顔認証対応でサインインも楽
・高品質インターフェイス
・画面比が16:10で色域も広いディスプレイ
・キーボードが打ちやすい
・Wi-Fi 7対応

 

残念な点

・高負荷時の騒音がちょっとあった。

 

総合評価

14インチで1092gと軽く、排熱設計もしっかりとしており、持ち運びがしやすく長時間作業もしやすい機種です。PCが熱くならないので高負荷な作業もできるのは嬉しいです。

また、キーボードの打鍵感がすごく良く、気持ちよくタイピングできました。ディスプレイの色域も広いし、画面比16:10で表示量が多いので、生産性を落とさずにどこででも作業ができます。

それにしても、こんなに軽いと毎日の持ち運びが便利ですね。MILスペックのテストもクリアした堅牢性があり、安心して持ち運べます。

 

 

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