dynabook XA/ZYのレビューです。
14インチで約1.1㎏と軽く、持ち運びが便利な機種です。また、画面比が16:10と縦に長いので、作業効率も上がります。
キーボードの打鍵感がすごく良く、インターフェイスも豊富で、日本メーカーらしい完成度の高さを感じました。
レビュー機はメーカーからお借りしており、スペックはRyzen 5 220、メモリ16GB、SSD 512GBになります。
・年末年始セール(12/12-1/7 14:00まで最大11,000円オフ)
・12月新商品発売記念セール(1/19 14:00まで8800円オフ)
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Contents
dynabook XA/ZYのスペックと特徴
| CPU | Ryzen 5 220 Ryzen 7 250 |
|---|---|
| メモリ | LPDDR5X-6400 最大16GB(オンボード) |
| ストレージ | SSD 512GB |
| グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
| ディスプレイ(14型) | WUXGA 高輝度・ 広視野角液晶 |
| OS | Windows 11 Home/Pro |
| LAN | Wi-Fi 7、RJ45 |
| 生体認証 | 顔認証 |
| WEBカメラ | FHD+IRカメラ |
| 寸法(幅×奥行×高さ) | 312.4 × 222.5 × 18.7-19.9mm |
| 重さ | 1092g |
| バッテリー(JEITA 3.0) | 10.5時間 |
| ポート | USB 3.2 Gen 1×2つ Thunderbolt 4×2つ RJ45、HDMI、マイク/ヘッドフォンジャック、microSDカードリーダー、セキュリティロックスロット |
| 標準保証 | 1年間(引き取り修理・海外保証) |
| カラー | メテオシルバー、ミッドナイトブルー |
| 価格 | 15.1万円~(非会員) 12.8万円~(会員) |
パソコンの頭脳であるCPUはRyzen 200シリーズが搭載し、最高でRyzen 7 250を搭載できます。Ryzen 7のみ16 TOPSのNPUがあり、WindowsスタジオエフェクトなどNPUが必要な機能が使えます。
メモリはLPDDR5Xで16GB、ストレージはSSD PCIe 4.0で512GBになります。
ディスプレイは画面アスペクト比が16:10と縦に長い14インチで、一般的な14インチよりも多くの情報量があり作業効率も上がります。解像度はWUXGA(1920×1200ドット)で高輝度・ 広視野角液晶、そして反射の少ないノングレアを採用しています。
その他のスペックはWindows 11 HomeかProが搭載、LANは最新のWi-Fi 7と1ギガビットイーサネット、Webカメラは高解像度FHDに顔認証のIRカメラもあります。
筐体は実測1092gと非常に軽く、バッテリー駆動時間は最大約10.5時間で外出が多い人に合います。また、バッテリーの交換を簡単にできる機種なので、先々バッテリーが原因で買い替えることは少ないと思います。
インターフェイスは豊富で高品質、Thunderbolt 4が2つにUSB-A 5Gbpsが2つ、HDMIや3.5mmジャックがあり、14インチでは珍しいRJ45もあります。
よくある質問と回答
ここではよく聞かれる質問と回答をまとめました。聞きたいことがない場合は、Xにて質問してもらえればすぐに回答します。
| 質問 | 回答 |
|---|---|
| 画像・動画編集に使えますか? | 簡単な動画編集なら使える性能はあり、時々クリエイティブワークをするという人なら問題ないと思います |
| ファンはうるさいですか? | ベンチマーク時で平均69dBとうるさかったです |
| PD充電できますか? | できます |
| PD給電とDP出力をケーブル一本でできますか? | できます |
| オンラインレッスンに合いますか? | カメラの解像度はFHD万画素と高いので、十分合います |
| メモリ/ストレージの増設はできますか? | できません |
| 持ち運びに向いていますか? | 14インチで約1.1㎏とすごく軽いので、持ち運びに向いています |
| ディスプレイは明るいですか? | 室内では十分、屋外の明るい場所ではちょっと |
| Officeの使い心地は? | 快適に使えます |
| PCを快適に使う目安のスペックは? | 基本性能が高いので、どのモデルを購入してもサクサク動きます。 |
| ディスプレイの色域の違いは何ですか? | 色域はNTSC 45%<sRGB <DCI-P3 <Adobe RGBの順に広く、本機はsRGB 100%相当でした |
以下にて本機の特徴をご紹介します。
会員登録「COCORO MEMBERSとは?」
COCORO MEMBERSは、シャープ株式会社が運営する会員サイトで、利用・会員登録は無料です。会員登録するとキャンペーンの応募やご愛用のシャープ製品を管理できるなど各種サービスが使え、dynabookでは会員価格でPCを購入することができます。

本機だと、最安モデルが3.3万円も違います。登録しないとPCはかなり高い価格なので、面倒くさくてもやっておいた方がいいです。
公式サイト右上にある「会員登録」から登録できます。
あんしんサポート
これ、標準サポートですよ。
電話サポートが5年間、そして遠隔支援サポートも5年間付いてきます!!
すごいですよね。ここまで手厚いサポートは非常に珍しいです。
PCの保証は機種によりますが1年か2年で、3~5年に保証を延長することができます。
保証内容は引き取り修理(dynabook指定業者が指定場所に引き取りに来ます)と海外保証(保証書に ILWマーク が付いている製品のみ)になります。
バッテリーを自分で交換できる安心設計
本機は「セルフ交換バッテリー」なので、簡単に新しいバッテリーに変更できます。
PCの買い替え理由でおそらく一番多いのはバッテリーだと思いますが、本機であれば「バッテリー交換で修理に出す必要もないし」、バッテリーの劣化の心配が減り、外出先でも安心して使えます
バッテリーの取り外し方はこちらをどうぞ。
JEITA 3.0測定(FHD動画を輝度200ニットで再生)のバッテリー駆動時間は、最大約10.5時間とそこそこ長く、急速充電に対応しており30分で最大40%の充電が可能です。
また、バッテリー充電モードが4つ用意されており、AutoモードはPCの使用状況に合った充電モード(Auto/100%/80%/70%)に自動的に切り替え、過充電を防止し、PC利用者が意識することなくバッテリーの機能低下を遅らせることができます。
1092gの軽量ボディ、14インチとは思えない持ち運びやすさ
重さを計測したら、14インチでたったの1092グラムとめちゃくちゃ軽いです。筆者も同じくらいの重さのノートPCを持っていますが、14インチでこの軽さは持ち運びがすごく楽です。
軽いのでこんな持ち方もできます。
しっかりとした造りの筐体で、手触りも良く高級感がありました。ベゼル幅は左右4.7ミリ、上10.9ミリ、下11.0ミリとすごく細いので、スリムに見えます。
筐体はダークテックブルーという濃い青で、厳しい評価基準の自社品質試験をクリアし、MIL規格のテストも実施予定(執筆時現在実施済みだと思います)堅牢性の高い高品質なボディです。
寸法は幅312.4ミリ、奥行き222.5ミリとコンパクトで、厚さは18.7~19.9ミリと、RJ45があるので少し分厚いです。
本機は指一本でディスプレイを開くことができるので、片手にドリンクや書類を持っていても簡単にディスプレイを開いて使い始めることができます。
こんなに軽い筐体でこれができるのはすごいです。
ディスプレイは180度開くので、画面共有などもしやすいです。
ディスプレイを検証
14インチで解像度はWUXGA(1920×1200ドット)、そして高輝度・広視野角 TFTカラー LED液晶(ノングレア)を採用しています。
輝度は室内では十分明るく、屋外では直射日光が画面に当たらなければ実用範囲でした。
本機は画面アスペクト比が16:10と縦に長く、16:9の14インチディスプレイよりも多くの情報を表示できます。このおかげでスクロール回数も減るし、一目でより多くの情報を見て取れるので作業効率もアップします。
レビュー機はsRGB 100%相当で、一般的なディスプレイのNTSC 45%よりも色彩が豊かです。画像編集や動画編集にも向いています。
こちらは黒をどれだけ描写できるかの比較で、右の本機はしっかりと黒を描写できており、コントラスト比も高く、オブジェクトがくっきりと際立って見えます。
視野角はどこから見ても暗くなる部分がなくしっかりと見えています。
打鍵感が深く打ちやすいキーボード
86キーのJIS配列準拠で、主要キーは大きいのでミスしにくく、Enter周りのあまり使わないキーは小さくなっています。また、一番下のキー列は細長で、主要キーと大きさが違うので慣れるまでミスしやすいかもしれません。また、カーソルキーが小さめなので、個人的に慣れが必要でした。
Copilotキーがあるので、調べ物や疑問があるときもワンタッチで呼び出せるので便利です。
タッチパッドは実測110.7ミリ×70.2ミリと大きくないですが、クリックボタンまで合わせると82.8ミリとまずまずの大きさでした。
タッチパッドはクリックボタンと別れており、タッチパッドのサイズが小さくなりちょっと使いにくいかなと思います。
キーピッチ(キーの中心から次のキーの中心までの距離)は実測18.4×17.8㎜とフルサイズ並みで窮屈じゃなく、気持ちよく使えます。
キーストローク(キーを押し込む距離)は実測2.0ミリと深く、すごくタイピングしやすかったです。
プライバシーシャッター付きFHD Webカメラ
Webカメラは高解像度FHDで、プライバシーシャッター(画像右が閉じた状態)もあるので、カメラを使用しないときは閉じておくことができます。
本機のWEBカメラで撮影した画像と、比較のFHDカメラで撮影した画像です。本機は色も正確で、ズームをすると毛並みまでしっかりと見える良いカメラです。
また、顔認証のIRカメラも搭載で、サインインはゼロタッチでできます。
こんなに軽い筐体なのにスピーカーの品質はなかなか良く、音楽もしっかりと聴けるほどに中音と低音も効いていました。
また、Ryzen 7モデルにはNPUが搭載しているのでWindowsスタジオエフェクトが使え、自動フレーミングやアイコンタクト、背景のぼかしなどの効果が簡単に使えます。(レビュー機はRyzen 5なので使えませんでした)
日本メーカーらしい充実のポート構成
インターフェイスは豊富で高品質です。Thunderbolt 4が2つにUSB-A 5Gbpsが2つ、HDMIや3.5mmジャックがあります。
個人的に評価が高いのは、Thunderbolt 4が左右にあることです。モニターに繋ぐにしても充電するにしても、左右にThunderbolt 4があると使いやすい方を選べるのでコードが邪魔になりにくく、デスクもすっきりまとまります。
右側面には、USB 3.2 Gen 1、Thunderbolt 4、RJ45、セキュリティロックスロットです。
左側面にはThunderbolt 4、HDMI、USB 3.2 Gen 1、マイク/ヘッドフォンジャック、microSDカードリーダーになります。
Wi-Fi 7+イーサネットに対応
| 対応周波数 | 速度 | |
| IEEE802.11ac (Wi-Fi 5) |
5GHz | 6.9Gbps |
| IEEE802.11ax (Wi-Fi 6) |
2.4/5GHz | 9.6Gbps |
| IEEE802.11ax (Wi-Fi 6E) |
2.4/5/6GHz | 9.6Gbps |
| IEEE802.11be (Wi-Fi 7) |
2.4/5/6GHz | 46Gbps |
次世代通信規格のWi-Fi 7に対応しており、現在主流のWi-Fi 6の約5倍、低価格モデルのPCに採用されるWi-Fi 5の約13倍の最大通信速度があります。また、理論上16本のストリームになり、今まで以上に多くのデバイス(理論上2倍)を接続して快適に使えます。
6GHzで最大320MHzのチャンネル幅があり、Wi-Fi 6E(最大160MHz)の2倍の帯域幅になります。
イーサネットもあるので、有線でも無線でも安定通信が可能です。
ベンチマークでRyzen 200シリーズの実力を検証
搭載可能CPUはこちらで、レビュー機にはRyzen 5 220が搭載しています。
・Ryzen 5 220(6コア12スレッド)
・Ryzen 7 250(8コア16スレッド)
Ryzen 200シリーズは、最新のZen 4/4cアーキテクチャを採用し、TSMC 4nmプロセスで製造されたノートPC向けプロセッサです。最大16スレッド・5.1GHzの高性能と、Radeon 700M/780Mによる高精細グラフィックスを両立。USB4やPCIe 4.0、DDR5/LPDDR5X対応で高速接続も強化されています
Ryzen 7のみ最大16 TOPS(1秒間に16兆回の演算処理が可能)のNPU性能があり、WindowsスタジオエフェクトなどのNPUが必要な機能を使えます。
*TOPS・・・1秒間に何兆回演算を実行できる数値。
ベンチマークの結果を先に言うと、CPUの総合性能はほどほどに高くビジネス用途でも十分使えますが、グラフィック性能は2025年の平均よりも下なので、クリエイティブワークもと言う人はRyzen 7モデルを選ぶか、上位モデルの機種にした方がいいかもしれません。
CPU Mark計測結果・日常からクリエイティブまで余裕の性能
CPUの性能を測るCPU Markのスコアは18982と実用性の高い性能でした。
スコアの目安
- 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 10000~・ストレスを感じることはほぼ無い
- 15000~・ビジネス用途でもがっつり使える
- 18000~・ゲーミングPCなどのハイスペックPCに搭載される
- 20000~・専門的な機種に搭載されることが多い
CPU Markスコア
オレンジ/本機 青/その他
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
|---|---|
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Core Ultra 9 185H | |
| Ryzen AI 9 365 | |
| Ryzen 7 8845H | |
| Core Ultra 7 165H | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Ryzen 7 8840HS | |
| Ryzen AI 7 PRO 350 | |
| Core Ultra 5 135H | |
| Core Ultra 7 155H | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Core Ultra 7 255U | |
| Core i5-13420H | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core Ultra 5 228V | |
| Snapdragon X Plus X1P-42-100 | |
| Ryzen 5 220 | |
| Core i5-1335U | |
| Core Ultra 5 135U | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Core Ultra 7 165U | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 5 7535HS |
Cinebench 2024を検証
Cinebench 2024のスコアで、Cinema 4DのデフォルトレンダリングエンジンであるRedshiftのパワーを利用して、CPUとGPUの能力を計測します。計測結果はマルチコア483、シングルコア94とミドルクラスでした。
他のCPUとの比較です。
マルチコア性能
オレンジ/本機 青/その他 赤/同じCPU別機種
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
|---|---|
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Ryzen 7 8845HS | |
| Apple M1 Max | |
| Core Ultra 7 155H | |
| Snapdragon X Plus X1P-42-100 | |
| Ryzen AI 7 PRO 350 | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Core Ultra 7 155H | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Ryzen 5 8640U | |
| Core i5-13420H | |
| Apple M1 | |
| Ryzen 5 220 | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Core Ultra 5 228V | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Core i7-1280P | |
| Core Ultra 7 255U |
シングルコア性能
オレンジ/本機 青/その他 赤/同じCPU別機種
| Core Ultra 7 258V | |
|---|---|
| Core Ultra 5 228V | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Apple M1 Max | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Apple M1 | |
| Ryzen AI 7 PRO 350 | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Snapdragon X Plus X1P-42-100 | |
| Core Ultra 7 155H | |
| Core i5-13420H | |
| Core Ultra 7 255U | |
| Ryzen 3 8300GE | |
| Core Ultra 7 155H | |
| Ryzen 7 8845HS | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Ryzen 5 8640U | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Ryzen 5 220 | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Core i7-1280P |
Geekbench AIでAI性能をチェック
Geekbench AIのONNXでCPUのAI性能を測りました。ONNXはOpen Neural Network eXchangeで、ディープラーニングや機械学習モデルのようなAIモデルの性能を計測します。
Single Precision(単精度)は2509、Half Precision(半精度)は1282、Quantized(量子化スコア)は4996と高い性能でした。
Single Precision Score/単精度スコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
|---|---|
| Ryzen AI 7 350 | |
| Ryzen AI 7 PRO 350 | |
| Core Ultra 7 155H | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core i5-13420H | |
| Ryzen 5 220 | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Core i7-1260P | |
| Core Ultra 7 255U | |
| Core Ultra 5 228V | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 3 7335U |
Half Precision Score/半精度スコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
|---|---|
| Ryzen AI 7 350 | |
| Ryzen AI 7 PRO 350 | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Core i5-13420H | |
| Ryzen 5 220 | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core Ultra 5 228V | |
| Core Ultra 7 155H | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Core Ultra 7 255U | |
| Core i7-1260P | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 3 7335U |
Quantized Score/量子化スコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Ryzen AI 7 350 | |
|---|---|
| Ryzen AI 7 PRO 350 | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Core Ultra 7 155H | |
| Core i5-13420H | |
| Ryzen 5 220 | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Core Ultra 7 255U | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core Ultra 5 228V | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core i7-1260P | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 3 7335U |
PCMark10でビジネス用途でも快適に使えるかを検証
こちらはPCMark10の計測結果で、Essentialは「通常用途(Web検索やビデオ会議、アプリの起動など)の性能」、Productivityは「Microsoft Office(事務系のアプリ)使用時の性能」、Digital Content Creationは「コンテンツ作成(画像・動画編集など)のしやすさ」を表しています。
総合性能の目安は以下になります。
・9000以上・・・超ハイスペック(主にグラボ搭載機種)
・7500以上・・・ハイスペック
・5000以上・・・ミドルクラス
・2500以下・・・エントリ―クラス
本機種のスコアです。
- 総合性能は5561→ミドルクラス
- Essentialは9269→通常用途やビデオ会議などはすごく快適にでできる
- Productivityは8589→非常に快適に使える
- Digital content creationは5861→悪くないが高い性能ではない
Essential
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
|---|---|
| Ryzen AI 7 PRO 350 | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core i5-13420H | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core i7-1260P | |
| Core i5-1240P | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Core Ultra 7 155H | |
| Ryzen 5 220 | |
| Ryzen 5 5625U | |
| Ryzen 7 5700U | |
| Core Ultra 7 255U | |
| Ryzen 3 5425U | |
| Ryzen 3 7335U | |
| Ryzen 5 PRO 6650U | |
| Ryzen 5 5500U |
Productivity
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
|---|---|
| Ryzen AI 7 350 | |
| Core Ultra 7 155H | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Ryzen 5 5625U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen AI 7 PRO 350 | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Ryzen 5 220 | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Ryzen 3 5425U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 7 5700U | |
| Ryzen 5 PRO 6650U | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core Ultra 5 228V | |
| Ryzen 3 7335U | |
| Core i5-13420H | |
| Core Ultra 7 255U | |
| Core i7-1260P | |
| Core i5-1240P | |
| Core i5-1235U |
Digital Content Creation
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
|---|---|
| Core Ultra 7 258V | |
| Core Ultra 5 228V | |
| Core Ultra 7 155H | |
| Ryzen AI 7 PRO 350 | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core Ultra 7 255U | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Ryzen 7 7735U | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Core i7-1260P | |
| Core i5-13420H | |
| Core i5-1240P | |
| Ryzen 5 220 | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 5 PRO 6650U | |
| Ryzen 5 5625U | |
| Ryzen 7 5700U | |
| Ryzen 3 7335U | |
| Core i5-1235U | |
| Ryzen 3 5425U |
4K動画レンダリング時間を計測
5分の4K動画を撮影し、Davinci Resolveでレンダリングにかかった時間です。当然ですが、時間が短いほうが高性能です。
3回計測し平均は4分29秒と遅い方でした。
4K動画レンダリング速度
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Core i7-1260P | |
|---|---|
| Core Ultra 7 255U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 5 220 | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core i5-13420H | |
| Core Ultra 5 228V | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Core Ultra 7 155H | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Ryzen AI 7 PRO 350 | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Core i7-14700+RTX 4060 | |
| Ryzen AI 9 HX 370+RTX 4060 |
グラフィックス性能はほどほど
グラフィック性能が高いとOfficeを使った作業や複数画面での作業、そして画像・動画編集などがしやすくなります。
3Dグラフィックス性能を測る3D Graphics Markのスコアは、3283と2025年モデルにしては低かったです。
3D Graphics Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
|---|---|
| Ryzen 7 8845HS | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core Ultra 7 155H | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Ryzen 7 7735U | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Ryzen AI 7 PRO 350 | |
| Core Ultra 5 228V | |
| Core Ultra 7 255U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Ryzen 5 PRO 6650U | |
| Ryzen 5 220 | |
| Core i7-1260P | |
| Core i7-1355U | |
| Core i5-1335U | |
| Ryzen 3 7335U | |
| Core i5-1340P | |
| Core i5-13420H |
Fire Strike計測結果
Fire Stikeは3876と悪いわけじゃないですが、2025年のCPUにしてはちょっと物足りない性能でした。
Fire Strike
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| RTX 3050 | |
|---|---|
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Core Ultra 7 258V | |
| GTX 1650 | |
| Core Ultra 5 228V | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core Ultra 7 155H | |
| GTX 1650 Max-Q | |
| Arc A350M | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Ryzen AI 7 PRO 350 | |
| Core Ultra 7 255U | |
| Ryzen 7 7735U | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Ryzen 5 220 | |
| Core i5-13420H |
次は2Dゲームのベンチマークで、軽めのゲームであるドラゴンクエスト10は6546で「快適」、重ためのFFXIV黄金のレガシーは4214で「普通」でした。(画質はFHD)
総合してみると、グラフィック性能は高くなく、簡単な画像編集や切り貼りなどの動画編集はに使える性能ですが、こういったクリエイティブワークをする場合はRyzen 7を選んだほうが良いです。
排熱性能 PC温度と騒音値を計測
通気口は小さいものの、ピンポイントに通気口が4つもありフレッシュエアーをいろんな場所から吸い込めるように設計されています。
内部にはファン1つとヒートパイプが1本あります。
CPUの性能を100%フルで使うCinebench 2024と言うベンチマークを実行時に、PC表面温度と底面温度、そして騒音値を計測しました。
この時のPC表面温度は35.3度とすごく低く、底面温度も33.3度と低く、膝の上に置いて使っていてもちょっと温かいくらいでした。
騒音値は平均69dBとうるさく、ゲーミングPCを除くと一番うるさかったと思います。
ちなみに普通に使っていてCPUを100%使うことはほぼないので、ここまでの音や温度を見ることはほぼありません。
メモリ性能を検証
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
搭載メモリはLPDDR5X-6400MHzの16GBで、Memory Markで性能を計測したら2608と平均よりも低い性能でした。
その他のメモリとの比較です。
Memory Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| LPDDR5X平均 | |
|---|---|
| DDR5平均 | |
| LPDDR5平均 | |
| 本機LPDDR5X | |
| LPDDR4X-4266MHz平均 | |
| DDR4-3200MHz平均 |
ストレージ性能・シーケンシャル速度はまぁまぁの速さ
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
搭載ストレージはSSD PCIe 4.0の256GBで、シーケンシャル速度を計測したらリード(読み込み速度)は5032MB/秒、ライト(書き込み速度)は2812MB/秒とどちらもすごく速いわけじゃないですが、ビジネス用途でも十分に使えるほどです。
起動時間を5回計測した平均は15.6秒と速いほうですが、2回目の計測で23秒をつけました。
| 1回目 | 14秒 |
|---|---|
| 2回目 | 23秒 |
| 3回目 | 13秒 |
| 4回目 | 14秒 |
| 5回目 | 14秒 |
| 平均 | 15.6秒 |
まとめ
良い点
・発熱がすごく低いので長時間高負荷作業もしやすい
・めちゃくちゃ軽い!!
・顔認証対応でサインインも楽
・高品質インターフェイス
・画面比が16:10で色域も広いディスプレイ
・キーボードが打ちやすい
・Wi-Fi 7対応
残念な点
・高負荷時の騒音がちょっとあった。
総合評価
14インチで1092gと軽く、排熱設計もしっかりとしており、持ち運びがしやすく長時間作業もしやすい機種です。PCが熱くならないので高負荷な作業もできるのは嬉しいです。
また、キーボードの打鍵感がすごく良く、気持ちよくタイピングできました。ディスプレイの色域も広いし、画面比16:10で表示量が多いので、生産性を落とさずにどこででも作業ができます。
それにしても、こんなに軽いと毎日の持ち運びが便利ですね。MILスペックのテストもクリアした堅牢性があり、安心して持ち運べます。
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