HyperX Cloud III S Wireless ゲーミングヘッドセットのレビュー

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先日、HPのイベントに参加した際にHyperX製品を頂いたので、レビューをしました。

旧モデルのCloud III Wirelessの装着感と音質を受け継ぎつつ、Bluetooth接続に対応して使い勝手を大きく広げたのがCloud III S Wirelessです。

2.4GHzの低遅延ワイヤレスに加えてスマホやSwitch(携帯モード)でも使えるため、ゲームから普段使いまで一台で完結できるモデルと言えます。音質は低音が強調されないバランス型で、FPSの足音も聞き取りやすく長時間の使用でも聴き疲れしにくいのが特徴です。

 

 

公式サイト

 

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スペック

ヘッドホン
ドライバー ダイナミック、53mm
形状 オーバーイヤー(サーカムオーラル)密閉型
周波数応答 20Hz~20kHz
インピーダンス 64Ω
感度 111.94±3dB 1mW(1kHz時)
フレーム ステンレススチール、アルミニウム
イヤークッション メモリーフォーム&プレミアムレザーレット
マイク
素子 エレクトレットコンデンサーマイク
指向特性 単一指向性
バッテリー
形式 リチウムイオン充電池
駆動時間 最大120時間
充電時間 5時間
接続その他
インターフェース 2.4GHzワイヤレスUSB、Bluetooth
ワイヤレス接続 最大20m
同梱物 ヘッドセット、着脱式マイク、ワイヤレスドングル、USB-C to USB-Aアダプター、USB充電ケーブル
カラー 3色(ブラック/レッド、ブラック、ホワイト)
保証 2年保証
価格 22,980円

 

 

Cloud III Wirelessとの違い(Sモデルの強み)

HyperX Cloud III S WirelessとHyperX Cloud III Wirelessの比較画像 <左・旧モデル/右・本製品>

本製品には旧モデルの Cloud III Wireless があり、Cloud III S Wireless はその設計をベースに、Bluetooth接続やDTS Headphone:Xの常時オン化、マイク性能の向上などを加えた改良モデルで、主な違いはこちらです。

項目 Cloud III Cloud III S Wireless
接続方式 有線版:3.5ミリジャック
無線版:2.4GHz
2.4GHzワイヤレス+Bluetooth
対応デバイス PC、PS5、PS4、Switch(有線) PC、PS5、PS4、Switch(携帯モード含む)、スマホ
遅延 ゼロ(有線)/低遅延(2.4GHz) 低遅延(2.4GHz)、有り(Bluetooth)
バッテリー 有線版:なし
無線版:最大120時間
最大120時間(2.4GHz)、最大200時間(Bluetooth)
DTS Headphone:X 対応 常時オン
マイク ブームマイク 改良版10mmブームマイク+メッシュフィルター
重量 約320g前後 約330g前後
用途 有線版:大会・競技向け
無線版:ガチゲーム
ガチゲームや普段使い

※Cloud IIIは有線モデルと無線モデルの2種類あり

今まではUSBポートがあるデバイスにしか接続できませんでしたが、Cloud III SではBluetooth接続に対応したので、スマホなどのデバイスにも使えるようになった点が大きな変化だと思います。

また、最大200時間のバッテリー駆動時間があるので、私の使用時間(1日1~2時間)であれば100日くらい持つ計算ですw。まぁ、ここまでもたないにしても、月に2~3回充電したら十分そうです。

 

外観・ビルドクオリティ

HyperX Cloud III S Wireless ゲーミングヘッドセット 外箱

外箱です。

 

HyperX Cloud III S Wireless ゲーミングヘッドセット

高そうな感じで、梱包されていますね。

 

HyperX Cloud III S Wireless ゲーミングヘッドセット 同梱品

同梱物はヘッドセット、着脱式10mmマイク、USBドングルとUSB-C-A変換アダプタ、USBケーブル、説明書と袋になります。

本モデルはブラック/レッドで、他にもブラックとホワイトの2種類があります。

 

HyperX Cloud III S Wireless ゲーミングヘッドセット 

ヘッドバンドは金属フレームと低反発クッションを組み合わせたハイブリッド構造で、耐久性と装着感の両立を狙った設計になっています。このクッションのおかげで、頭が痛くなりにくいです。

本体フレームには ステンレススチールとアルミニウムが使われており、HyperX特有の折れにくい耐久性はこの金属フレームが支えています。メタル素材でヘッドセット全体の剛性を確保しつつ、外装は樹脂で軽さを確保する設計ですが、330gとゲーミングヘッドセットとしてはちょっと重たい方です。

イヤークッションとヘッドバンドにはメモリーフォーム(低反発)とレザーレット(フェイクレザー)を採用し、Cloudシリーズらしい柔らかい沈み込みがあり、長時間の使用でも耳や頭頂部への負担は少ないです。レザーレットは肌触りが良く遮音性も高いですが、クーラー無しの夏場などは耳が蒸れやすいかもしれません。

ハウジング(イヤーカップ)は樹脂で軽量です。

総合すると、金属フレームで耐久性を確保しつつ、接触部は低反発+レザーレットで快適性を重視した、Cloudシリーズらしい素材構成になっています。

 

 

音の聞き心地

HyperX Cloud III S Wireless ゲーミングヘッドセット 正面から

一般的なゲーミングヘッドセットでは40mmが多い中、本製品は53mmの大口径ドライバーで低音が出やすく、爆発音や足音の空気の揺れが出やすいです。

 

筆者がよくプレイするゼンゼロ(Zenless Zone Zero)は高音が多いタイトルですが、Cloud III S Wirelessは低音の土台がしっかりしているため全体のバランスが整い、長時間プレイしても耳が疲れにくいと感じました。

一方でVALORANTでは、足音の定位がつかみやすく、方向の判断がしやすい印象です。特に中音域の聞き取りやすさが効いていて、敵の接近や移動の気配を把握しやすくなりました。

ゲーミング向けにチューニングされたモデルではありますが、音楽鑑賞でも普通に満足できる仕上がりです。筆者はふだん、Marshallのヘッドフォンを愛用しているため、純粋な音楽体験ではさすがにそちらに軍配が上がります。

それでもCloud III S Wirelessは、低音の厚みと中域の聴きやすさがしっかりしているため、一般的なリスニング用途なら十分に楽しめる音質だと感じました。

ゲームだけでなく、動画視聴や作業用BGMなど、日常使いでも不満の少ないサウンドです。

ちなみに、NGENUITY(BETA版)というソフトウェアを使いイコライザーで調整も可能なので、用途に合ったプリセットを作っておくこともできます。ちなみに通常版とBETA版がありますが、BETAなので安定しない動きも散見されました。

HyperX NGENUITY ダウンロード画面

 

 

ボタンと使い心地

HyperX Cloud III S Wireless ゲーミングヘッドセット ボタン

画像右ボタンは下からワイヤレスモード切替(2.4GHz/Bluetooth)、ボリュームコントロール、マルチファンクションボタンで、左は上からマイクミュートボタン、電源、充電用USB Type-Cポート、そしてちょっと見えにくいですがマイクポートがあります。直感的な操作で使え、メディア再生や通話の応答も簡単です。

 

 

マイク性能と使い心地

HyperX Cloud III S Wireless ゲーミングヘッドセット マイクを外した状態

マイクは一般的なエレクトレットコンデンサーマイクを採用し、着脱式です。

マイクはクリアで、会話には十分な音質だと思います。ゲーム中にしゃべったり、仕事の時は会議用でも十分使えます。ただし、マイクを外した時は内蔵マイクになり、声の出だしの音がぶわっと広がる感じで、その後クリアになる感じでした。

理由がなければ内蔵マイクは使わないと思います。

 

 

接続方式

HyperX Cloud III S Wireless ゲーミングヘッドセット ボタン

接続は2.4GHzかBluetoothで、Bluetooth接続時は150~250msの遅延(0.15秒~0.25秒)くらいなのでゲームには使えませんが、音楽や動画視聴には十分です。

2.4GHz接続時は20~40ms(0.02秒~0.04秒)くらいになり、ほぼ認識できないくらいのずれになります。

 

 

まとめ

良い点

・装着感が良く、頭が痛くなりにくい
・2.4GHz+Bluetooth のデュアル接続で対応機種が多い
・バッテリーが長持ち

 

残念な点

・EQ調整はNGENUITYが必要だが不安定
・330gとちょっと重たい

 

Cloud III S Wirelessは旧モデルの良さをそのまま引き継ぎつつ、Bluetooth対応で使い勝手を大きく広げた万能型のゲーミングヘッドセットでした。装着感の良さや長時間バッテリーなど、日常使いでも恩恵を感じられるポイントが多く、ゲームから普段使いまで一台で完結したい人には特に向いていると思います。

重量やソフトの弱点はあるものの、音質や快適性、対応デバイスの広さを考えると総合的な満足度は高く、価格に見合った体験は十分にできると思います。
 

ーパソコンガイド編集部

 

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