ディスプレイがくるっと360度回転するコンバーチブルChromebookです。
メモリが8GBと大きく、CPUもそこそこ高い性能です。
ChromebookはGoogle PhotoやGoogle Chrome、ドキュメントやスプレッドシートなどGoogle製品を主に使う人に使いやすいです。
当サイトの評価は、このようになりました。
スペック | [usr 4.0] |
---|---|
コスパ | [usr 3.9] |
総合評価 | [usr 3.9] |
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HP Chromebook x360 14のスペック
CPU | Intel N200 |
---|---|
メモリ | LPDDR5-4800 8GB |
ストレージ | UFS 128GB |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
ディスプレイ(14型) | FHD IPS液晶 タッチ ブライトビュー |
OS | Chrome OS |
無線 | Wi-Fi 6 |
生体認証 | ― |
WEBカメラ | HD |
寸法(幅×奥行×高さ) | 323 × 210.3 × 20.4mm |
重さ | 約1.5㎏ |
バッテリー | 最大約11時間 |
標準保証 | 1年間 |
自動更新ポリシー | 2033年6月 |
価格 | 6.9万円~ |
<性能評価>
Chromebookの頭脳であるCPUはIntel N200が搭載で、ミドルクラスの性能になります。
メモリは最新のLPDDR5で8GBと大きく、ストレージはUFSで128GBと大容量です。
ディスプレイは14インチFHD IPS液晶で、光沢ありのタッチパネルと標準的ですが、輝度が250ニトと低めで、屋外で使うには暗いと思うこともあると思います。
その他のスペックはOSはWindowsじゃなくChrome OSで、無線はWi-Fi 6に対応です。そこそこコンパクトな筐体ですが、質量は1.5㎏と14インチにしてはちょっと重たく、バッテリーは標準的な約11時間になります。
インターフェイスも少ないですが、HDMIとMicroSDカードリーダーが必要ないという人には十分だと思います。
旧モデルとの比較
<左/本機種・右/旧モデル>
旧モデルのChromebook X360 14b-cbは、2021年に発売された機種です。
本機種 | 旧モデル | |
CPU | Intel N200 | Pentium Silver N6000 |
メモリ | LPDDR5-4800 8GB | LPDDR4-2933 8GB |
ストレージ | UFS 128GB | eMMC 128GB |
ディスプレイ | FHD IPS | FHD IPS |
無線 | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 6 |
バッテリー | 11時間 | 11時間 |
重量 | 1.5㎏ | 1.6㎏ |
寸法 | 323 × 210.3 × 20.4mm | 326,5 × 219.6 × 18.5㎜ |
主な変更点はこちらです。
・CPUが2024年最新に
・メモリがLPDDR5にアップグレード
・ストレージが上位モデルのUFSになり、最大容量が上がった
・100g軽くなった
・USB 2.0がUSB 3.2 Gen 1に
CPUの性能は大きく上がりましたが、その他のスペックは微増といった感じです。
こちらは、プロセッサーの性能を表すCPU Markのスコアの比較です。
Passmarkスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・旧モデル
Intel N200 | |
---|---|
Pentium N6000 |
Chromebookとは?
Chrome | Windows | |
OS | Chrome OS | Windows |
ブラウザ | 基本的にGoogle Chrome | Edge(好きなものを選択可能) |
保存 | 基本的にGoogle Drive | 基本的に内蔵ストレージ |
ダウンロード | Google Play | Microsoft Store 各Webサイト |
Office | △ | 〇 |
セキュリティ | 完全自動 | 自分でも対処した方が良し |
Chromebookって何?って思う人も多いと思いますが、簡単に言うと「普通のノートパソコン」です。普通に使えます。
ただしOSがChrome OSなので、Androidスマホのパソコン版と言った感じです。Windowsパソコンとの大きな違いは、スペックと好きなものをダウンロードできるかどうかですね。
スペックで見ると、Chromebookには省電力で低い性能のCPUが搭載することが多いですが、Chrome OSってめちゃくちゃ軽いんです。なので、低性能CPUでもサクサク動きます。
また、Win PCは各Webサイトから好きなものをダウンロードできますが、ChromebookはGoogle Playからのみダウンロードができます。なので、「特殊なアプリやソフトをダウンロードしない」人は、特に気にならないと思います。
また、Chromebookはストレージが小さいので、パソコン本体にデータを保存せずに(保存してもOK)、クラウドにデータを保存するような仕様です。これは、いつでもどこでも、どのデバイスでも情報をシームレスに共有できるようにするためです。
セキュリティはGoogleが対処しており、基本的に自分で何かをすると言う必要はありません。検証済みのブートプロセスにより、起動するたびにシステムに悪意のある変更がされていないかを自動的に検出し、必要に応じてより安全なバージョンに戻します。
万が一変なサイトに飛んでしまっても、システムと切り離されているので、そのページを閉じればOKです。パソコンがウイルス感染したりすることはほぼ無いそうです。
ただし、ChromebookはMicrosoft Officeアプリが使用できない(オンライン版は使用可能)なので、どうしても仕事でMicrosoft Officeを使う人はWindowsパソコンが使いやすいかもしれません。
今回はWindows PCとの違いを解説しましたが、Androidタブレットとの違いは「ChromebookとAndroidの違い」を参考にどうぞ。
コンバーチブルPCでどこででも使いやすい
コンバーチブル(2 in 1)PCとはディスプレイを360度回転させることができ、タブレットの様にも使用したりできるタイプのPCになります。
<タブレットモード>
移動中の車内やカフェで使うときは、タブレットモードだと場所を取らないので使いやすいです。縦置きでも横置きでも使えます。
<スタンドモード>
タブレットモードだと光が反射して見にくい時や、ディスプレイをもっと近づけたいときに有効なスタンドモード。
<テントモード>
ベッドなどに寝転がっているときに、底面の通気口をふさがないスタンドモードです。
コンバーチブルPCは場所を選ばずに使えるので、使い勝手が高いです。
ミドルスペックCPUを搭載
Intel N200は4コア4スレッドで、最大3.7GHz、キャッシュは6MB、TDPは6Wになります。Windows PCとしてみた場合すごく低性能ですが、Chromebookだとサクサク快適に使えます。
こちらはCPUの性能を測るCPU Markスコアで、比較対象はWindows PCに搭載されるCPUです。
CPU Markスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core Ultra 7 155H | |
---|---|
Core Ultra 5 125H | |
Core i5-1335U | |
Core Ultra 5 125U | |
Core 5 120U | |
Core 7 150U | |
Core Ultra 7 155U | |
Core i7-1355U | |
Core i3-1315U | |
Core i5-1135G7 | |
Core i3-N305 | |
Core i3-1005G1 | |
Intel N200 |
Geekbench 6はクロスプラットフォームのベンチマークで、CPUやGPUコンピューティングのスコアを計測できます。比較対象はChromebookやAndroidタブレットに搭載されるCPU/SoCです。
Geekbench 6 マルチコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i3-N305 | |
---|---|
Snapdragon 8+ Gen 1 | |
Snapdragon 870 | |
Intel N200 | |
Snapdragon 870 | |
MediaTek Kompanio 1300T | |
MediaTek Dimensity 7050 | |
Snapdragon 695 | |
Snapdragon 750G | |
MediaTek Helio G99 | |
Snapdragon 690 5G | |
Snapdragon 7c Gen 2 | |
Ryzen 3 3250C | |
Unisoc T610 |
Geekbench 6 シングルコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Snapdragon 8+ Gen 1 | |
---|---|
Intel N200 | |
Core i3-N305 | |
Snapdragon 870 | |
MediaTek Dimensity 7050 | |
Snapdragon 695 | |
MediaTek Kompanio 1300T | |
Snapdragon 750G | |
MediaTek Kompanio 520 | |
Snapdragon 690 5G | |
Snapdragon 7c Gen 2 | |
MediaTek Helio G90T | |
Snapdragon 680 | |
Unisoc T610 |
その他の特徴
外観
グレイシャーシルバーという色を採用しており、上下のベゼルがちょっと太めですが、左右のベゼルは細くスタイリッシュです。
寸法は
・幅 323㎜
・奥行 210.3㎜
・高さ 20.4㎜
で、ちょっと分厚いですがコンパクトです。質量は1.5㎏と、そんなに軽いわけじゃありません。
樹脂素材のボディで、鏡面仕上げのロゴもおしゃれですね。たわみに強い堅牢なユニボディを採用し、ラウンドエッジでおしゃれです。
ユニボディはつなぎ目のないボディで1つのパーツから構成しており、耐久性や剛性も高く作るコストもかかります。上位モデルのみに見られる仕様です。
キーボードはフルサイズ19㎜で、バックライト付きになります。
Chromebookは省電力CPUを使用しているため、ファンレスになっています。重たい作業をしても音が出ないので、図書館などの静かなところでも使えます。
HD Webカメラ搭載
Webカメラは標準的なHD解像度(約92万画素)になります。
上位モデルの「Plus」にはFHDカメラが搭載しており、FHD解像度の場合は毛並みまできれいに映し出され、HDと比べると全然違いますね。FHD Webカメラは2022年ごろからビジネスPCに搭載されるようになり、オンライン会議やミーティングなどが多い人に合います。
マイクとスピーカーはそれぞれ2つずつ搭載し、プライバシーシャッターも搭載しています。
ディスプレイは一般的なFHD解像度
解像度 | 光沢 | 液晶 | 輝度 |
14型 FHD | あり | IPS | 250nit |
ディスプレイは標準的で、1920×1080ドットのFHD解像度にコントラスト比が高いIPS液晶が採用です。
光沢ありの液晶なのでちょっと明るく見えますが、輝度は250ニトと低いので、屋外の明るい場所では暗くて見にくいことがあります。
こちらは輝度の目安です。
220ニト | 室内ならなんとか使える。明るい室内では暗く見える |
---|---|
250ニト | 室内向け。屋外では日陰ならギリギリ使える |
300ニト | 屋外の日陰でも見える |
400ニト | 屋外でも使いやすいが、直射日光が当たるとちょっとくらい |
500ニト | 屋外向け |
600ニト | 画面に直射日光が当たっても比較的見える |
メモリ
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
搭載メモリはLPDDR5-4800MHzで、8GBになります。Windows PCで8GBと言えば普通ですが、Chromebook で8GBと言えば大きいです。
また、メモリの動作周波数も高いので、サクサク快適に動作します。
ストレージ
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
ストレージはタブレットやスマホに採用されることが多いUFSで、Chromebookでは大きめの128GBになります。ただし、大きいとは言っても128GBなので(Windows PCは1TBや2TB)、外付けストレージやクラウドを併用した方が良いかもしれません。
Wi-Fi 6に対応
対応周波数 | 速度 | |
IEEE802.11ac (Wi-Fi 5) |
5GHz | 6.9Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6) |
2.4/5GHz | 9.6Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6E) |
2.4/5/6GHz | 9.6Gbps |
次世代通信規格のWi-Fi 6(N200)かWi-Fi 6E(N305)に対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。
バッテリー駆動時間
バッテリーは最大約約11時間と標準的で、輝度も低いPCなので使い方によっては1日使える人もいると思います。
また、急速充電にも対応しており、約45分で50%も充電できます。急な外出時にも対応できますね。
インターフェイス
インターフェイスは最低クラスで、接続するものが多い人は使いにくいです。
左側面には、USB Type-C 5Gbps(DisplayPort 1.4、電源オフUSBチャージ機能対応)と、電源、音量ボタンになります。
右側面USB Type-C 5Gbps(DisplayPort 1.4、Power Delivery)とマイク/ヘッドフォンジャック、そしてUSB-A 5Gbpsになります。
HDMIもないしMicroSDカードリーダーもないので、ドックやハブが必要な人もいると思います。
サポート・保証
HPでは「1年間の使い方サポート」と「1年間の引き取り修理保証」が標準でついていて、電話やLINE、ツイッターでもサポートをしています。
購入時に詳しく書かれた「パソコン入門」もあるので、初めてパソコンを買う人でも設定から使い方まで、分かりやすいと思います。また、保証は最長3年まで延長でき、引き取り修理じゃなく出張修理もあります。
- 引き取り修理・・・指定業者がパソコンを引き取りに来て修理工場に配送、修理後配達される(期間内はパーツ代や配送代など無料)
- 出張修理・・・家や事務所に来て現場で修理。期間内は交換パーツ代など無料
ライバル機種
IdeaPad Flex 3i Chromebook Gen 8 (Intel)
低価格モデルの2 in 1 PCで、Chromebookとしてはそこそこ性能が高い機種です。CPUには人気のIntel 100を採用しており、画面アスペクト比は16:10と縦に長く、12.2インチですが13インチ並みの情報が表示されます。
CPU | Intel N100 |
---|---|
メモリ | 4GB |
ストレージ | eMMC 64GB |
ディスプレイ(12.2型) | WUXGA IPS液晶 光沢あり タッチ |
OS | Chrome OS |
WEBカメラ | HD 720p |
重さ | 約1.25㎏ |
バッテリー | 最大約12時間 |
価格 | 4.5万円~ |
ASUS Chromebook CM14 Flip
ほぼ似たようなスペックですが、メモリが8GBと大きく、2 in 1 PCになります。Chromebookでメモリが8GBと言うのは少なく、かなりサクサク使えます。
CPU | MediaTek Kompanio 520 |
---|---|
メモリ | 8GB |
ストレージ | eMMC 64GB |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
ディスプレイ(14型) | FHD TFTカラー液晶 |
OS | Chrome OS |
無線 | Wi-Fi 6 |
生体認証 | ― |
WEBカメラ | 92万画素 |
重さ | 1.56㎏ |
バッテリー | 最大約12.1時間 |
標準保証 | 1年間 |
価格 | 6.9万円~ |
まとめ
良い点
・コンパクトな筐体
・メモリが最新で8GBと大容量
・2 in 1 PCでどこででも使いやすい
・Wi-Fi 6に対応
・ユニボディで頑丈な筐体
残念な点
・インターフェイスが乏しい
・ちょっと重たい
・輝度が低い
総合評価
メモリ、ストレージの性能は高く、Chromebookでは高めの価格ということもあり、快適に使える機種です。
インターフェイスがちょっと少ないですが、普段使い用途の人には十分かもしれません。もっとインターフェイスが必要な場合は、ハブを購入した方が良いです。
14インチで1.5㎏とちょっと重たいですが、持ち運びがしにくいわけでもない質量です。ただし、ディスプレイの輝度がちょっと低めなので、明るい屋外では使いにくいこともあります。
主に自宅で使う人には、問題ないと思います。