最軽量モデルが、たったの1.16㎏の14インチビジネスノートです。スペックもそこそこ高く、Wi-Fi 6EやLETにも対応しており、持ち運びに向いています。
もちろん、HP Wolf Securityも搭載しており、安心してどこででも使える機種です。
当サイトの評価は、こうなりました。
スペック | [usr 4.4] |
---|---|
コスパ | [usr 4.6] |
総合評価 | [usr 4.7] |
超軽量で、オプションになっていることが多いLTEが全モデルに搭載、メモリは最大64GB、そして堅牢性の高さが評価を押し上げました。
Contents
HP EliteBook 1040 G9のスペック
CPU | Core i5-1235U Core i7-1255U |
---|---|
メモリ | 16GB(最大64GB) |
ストレージ | SSD 512GB |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
ディスプレイ(14型) | WUXGA UWVA 1000ニト |
OS | Windows 10 Pro(Windows 11からのダウングレード) |
無線 | Wi-Fi 6E、LTE、Bluetooth 5.2 |
オーディオ | Bang&Olufsen |
生体認証 | 顔認証、指紋センサー |
WEBカメラ | 500万画素、IRカメラ |
セキュリティ | HP Wolf Security |
寸法(幅×奥行×高さ) | 315.2 × 224.31 × 19.31㎜ |
重さ | 1.16㎏~ |
バッテリー | 38Whr/51Whr 最大12時間9分(JEITA 2.0測定) |
保証 | 1年間 |
価格 | 19.7万円~ |
<性能評価>
パソコンの頭脳であるCPUは最新のインテル第12世代が搭載で、省電力モデルのUシリーズが搭載です。通常のPシリーズに比べ性能は落ちますが、バッテリー駆動時間が長くなるという特徴があります
メモリも最新のDDR5-4800MHzで、メモリスロット2つ・最大64GBになります。大容量なので、重たい作業もしやすいです。
ストレージは高速データ転送速度があるM.2 SSDで、512GBが搭載です
ディスプレイは画面アスペクト比が16:10と縦に長く、14インチでも15.6インチ並みの情報が表示されます。また、HP Sure Viewというのぞき見防止機能があり、輝度も1000ニトとかなり高いです。
無線通信は抜群で、最新のWi-Fi 6Eに対応し、4G LTEにも対応なので、どこででも安定した高速回線で使えます。また、LTEはオプションじゃなく、標準搭載です。
Webカメラは500万画素とかなり高画質で、指紋センサーと顔認証付き、重さはたったの1.16㎏からと持ち運びがしやすいです。ただし、バッテリー駆動時間は「普通」で、長くないです。
インターフェイスは豊富じゃないですが必要十分搭載しており、Thunderbolt 4対応ポートが2つもあります。
HP独自のHP Wolf Securityも搭載しているので、安心して使えますね。
2022年のトレンドと比較
2022年のノートパソコンのトレンドをまとめたので、本機がどのくらい満たしているか比較してみます。(〇/標準搭載、△/モデルによってはあり、×/なし)
12世代CPU | DDR5 | PCIe 4.0 | アスペクト比16:10 |
〇 | 〇 | ― | 〇 |
Wi-Fi 6E | sRGB 100%以上 | 輝度300nit以上 | 1080P Webカメラ以上 |
〇 | – | 〇 | 〇 |
Thunderbolt 4 | 生体認証 | 重量1.2㎏前後 | バッテリー14時間以上 |
〇 | 〇 | 〇 | × |
マグネシウム素材 | |||
〇 |
多くの項目を満たしており、ハイエンドモデルな機種です。
旧モデルとの比較
<左/本機種・右/EliteBook 840 Aero G8>
EliteBook 1040というシリーズは初で、おそらくEliteBook 840 Aero G8が一番近い機種になると思います。(表のメモリ・SSD・バッテリーは最大値)
本機種 | EliteBook 840 Aero G8 | |
CPU | Core i5-1235U Core i7-1255U |
Core i5-1135G7 Core i7-1165G7 |
メモリ | DDR5 64GB | DDR4 64GB |
ストレージ | SSD 512GB | SSD 512GB |
ディスプレイ | 14型 WUXGA UWVA 1000nit | 14型 FHD UWVA 400nit |
アスペクト比 | 16:10 | 16:9 |
無線 | Wi-Fi 6E、4G LTE | Wi-Fi 6、4G LTE |
バッテリー | 12.1時間 | 20.7時間 |
重量 | 1.16㎏ | 1.13㎏ |
価格 | 19.7万円~ | 18.7万円~ |
変更点です。
・筐体がかなり小さくなった(が、厚さが大きくなった)
・CPUが12世代に
・メモリがDDR5に
・ディスプレイのアスペクト比が16:10に
・輝度が1000ニトに
・Wi-Fi 6がWi-Fi 6Eに
・バッテリー駆動時間が8時間以上減った
プロセッサーの性能を表すCPU markスコアです。
CPU Markスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・旧モデル
Core i7-1255U | |
---|---|
Core i5-1235U | |
Core i7-1165G7 | |
Core i5-1135G7 |
EliteBook 1040 G9の特徴
ベゼル(画面の黒い枠)がすっごく細く、コンパクトな筐体です。
寸法は
・幅 315.2㎜
・奥行 224.31
・高さ 19.31㎜
となっており、コンパクトで軽量な14インチといえばLenovoのThinkPad X1 Carbon Gen 10がありますが、ほぼ同じ寸法と重量です。
幅 | 奥行 | 高さ | 重さ | |
本機 | 315.2㎜ | 224.31㎜ | 19.31㎜ | 1.16㎏ |
ThinkPad X1 Carbon | 315.6㎜ | 222.5㎜ | 15.36㎜ | 1.12㎏ |
本機は高さが4㎜ほど大きいですが、その他はほぼ同じサイズですね。重さも40gしか違わない1.16㎏からと、かなり軽量です。
厚さは19.31㎜とかなり大きくなっていますが、おそらく排熱のことを考えてこうなったと思います。
ボディには剛性と軽量性に優れたマグネシウムを使用しており、高級感があります。エッジもボディラインも美しく、パッと見ても価格が高そうなのがわかりますね。
ヒンジ近くには大きな排気口があります。
キーボードはHP Premium Keyboardで、防滴機能・バックライト付きです。タッチパッドが45%大きくなったので、操作性もアップしています。
キーボード下には指紋センサーもあるので、顔認証と併せて、好きな方でサインインできます。
WEBカメラ周り
WEBカメラ500万画素の高解像度で、よりシャープにくっきりとした映像になります。一般的なモデルには92万画素(HD画質)か、ハイエンドモデルには207万画素(FHD画質)のWEBカメラが搭載していますが、500万画素はすごいですね。解像度で言えば2.8K解像度(約466万画素)くらいになります。
また、高度なデュアルイメージセンサーを使用し、背景と対象の明度とコントラストを調整したり、部屋が暗過ぎることを検知すると対象を自動的に明るくしたりもします。
HP Auto Frameはフレーム内に収まれば、PCの前を歩き回っても、自分にフォーカスされていて、中央に映し出されます。
Aiによるノイズフィルターは、自分も相手の声もノイズを軽減してくれます。
最後に、HP Dynamic Voice Levelingという機能は、PCの3m以内であれば自動的に声がクリアに聞こえるようマイクを調整します。360度全方位マイクが搭載なので、複数人でWeb会議をしているときでも、皆の声がクリアに相手に伝わりやすいです。
いろんな機能がついているので、Web会議がよりしやすいくなったと思います。
MILスペック
本機はMIL規格と言う19項目の米軍の物資調達規格に準拠しており、落下テストや気温・気圧の変化テスト、ディスプレイ部の耐久性など様々なテストもクリアしています。他にも5万ステップもあるHPの12万時間にも及ぶテストを実施しており、堅牢性が高く安心して使える機種です。
Evoプラットフォーム認証
第12世代CPUのEvoプラットフォームは、Project Athenaから数えて第3世代のEvoになります。
12世代CPUを搭載していたらEvo認証を得るわけじゃなく、下記項目を満たす「ハイスペックなノートパソコン」のみがEvo認証を得ることが出来ます。
- Iris Xeグラフィックス搭載の第12世代CPU搭載機種
- アプリケーションを高速かつ高レスポンスで使える
- AI推論も高速で使える
- 電源を問わずにレスポンスが良い事
- 9時間以上のバッテリー駆動時間
- フルHD以上
- 1秒以内でスリープから復帰
- 30分の充電で4時間駆動
- Wi-Fi 6E実装
- Intel CPS(Connectivity Performance Suite)に対応
- フルHD以上のWebカメラを搭載
- 音声ノイズ抑制機能搭載
- Thunderbolt 4搭載
- ノートパソコンであること
- (必須じゃないが)Intel VSC(Visual Sensing Controller)搭載
12世代CPU搭載モデルは増えてきましたが、Evoプラットフォーム認証を受けた機種は数えるほどしかありません。 そのくらい特別な機種なんです。
CPU
Core i7-1255U | Core i5-1235U | |
Pコア | 2 | |
Eコア | 8 | |
スレッド | 12 | |
キャッシュ | 12MB | |
Pコア最大周波数 | 4.7GHz | 4.4GHz |
Pコア基本周波数 | 1.7GHz | 1.3GHz |
Eコア最大周波数 | 3.5GHz | 3.3GHz |
GPU実行ユニット | 96 | 80 |
ベースパワー | 15W | |
最大パワー | 55W |
CPUはPコア(Performance Core)とEコア(Efficient Core)の2つを搭載しており、高負荷な作業はPコアで処理を、低負荷な事はEコアで処理することによって、パワフルでも省電力性を兼ね揃えたCPUになっています。
また、Intel Thread Directorというハードコアが、命令をより効率よくPコアとEコアに割り当てて実行できるので、性能もかなり上がっています。
本機には省電力モデルのUシリーズが搭載しており、通常版のPシリーズよりも性能が落ちますが、バッテリー駆動時間が長くなるという特徴があります。
他のCPUとの比較です。
スコアの目安
- 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 14000~・ハイエンドPCに搭載される
- 15000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
Passmarkスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i7-1260P | |
---|---|
Core i5-1240P | |
Ryzen 7 5700U | |
Ryzen 5 5500U | |
Core i7-1255U | |
Core i5-1245U | |
Core i5-1235U | |
Core i3-1215U | |
Core i7-1165G7 | |
Core i5-1135G7 | |
Core i3-1115G4 |
グラフィックス
グラフィック性能が高いとOfficeワークがしやすくなったり、画像編集などもしやすくなります。
3D Graphics Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i7-1165G7 | |
---|---|
Core i7-1260P | |
Core i5-1135G7 | |
Ryzen 7 5800U | |
Core i5-1240P | |
Ryzen 5 5500U | |
Core i3-1215U | |
Ryzen 7 5700U | |
Core i5-1235U | |
Ryzen 5 5600U | |
Ryzen 5 5625U | |
Ryzen 3 5425U | |
Ryzen 5 4500U | |
Ryzen 3 5400U | |
Ryzen 3 5300U |
標準的な性能で、一般的な作業には困ることはないと思います。
ディスプレイ
解像度 | 光沢 | 液晶 | 輝度 |
WUXGA | なし | UWVA | 1000nit |
ディスプレイは画面アスペクト比が16:10と縦に長く、14インチでも15.6インチ並みの情報が表示されます。
表示情報が多いので、一目で多くの情報を確認でき、スクロールアップ/ダウンの回数も減り、作業効率が上がります。
解像度はフルHD相当のWUXGAで、1920×1200ドット、液晶はIPS液晶と似たUWVA(ウルトラ・ワイド・ビューイング・アングル)で視野角の広いものが搭載です。
このディスプレイの一番すごいところは、輝度が1000ニトもあり、日の光が当たる場所でも見やすいことです。一般的なディスプレイは300ニト、HPの下位モデルでは250ニトなんかもざらにありますが、これらの3~4倍ほどの輝度になっています。
本機にはHP Sure Viewという「ボタン1つでのぞき見を防止」する機能がついており、このSure Viewを押すと輝度や視野角が大きく下がり暗くなります。欠点は、画面が暗いので自分も見にくくなることです。
また、HP Adaptive Colorは、センサーが照明の状態を検知し、本来のコンテンツの色が一貫して見えるよう自動的に画面を微調整してくれるので、一貫した色を表現できます。画像編集をするような、クリエイターに向いた機能ですね。
メモリ
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
メモリは最新のDDR5-4800MHzが搭載で、メモリスロット2つ・最大64GBになります。大容量なので、高負荷な作業もしやすいです。
ストレージ
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
ストレージは高速データ転送速度があるM.2 SSDで、512GB搭載です。パソコンの起動も10~15秒と速く、ストレスなく使える機種です。
こちらはシーケンシャル速度の、おおよその速度です。
シーケンシャルリード
オレンジ色・・・リード 青・・・ライト
SSD PCIe 3.0×4 | |
---|---|
HDD |
セキュリティ
セキュリティはHP Wolf Security for Businessが搭載で、包括的なセキュリティになっています。
こちらは、搭載セキュリティの一部です。
- HP Sure Sense・・・ディープラーニングを活用したリアルタイム検知機能があり、悪意のあるファイルを検出し、マルウェア、ゼロディ攻撃、ランサムウェアなどからPCを守るセキュリティ機能
- HP BIOSphere Gen6・・・ウイルスやマルウェアによる不正なBIOSの書き換えや、破損からシステムを保護
- HP Sure Click・・・Web閲覧のセキュリティ強化で、タブを閉じるだけでマルウェアが消滅する
- HP Sure Start Gen 6・・・自動復旧機能で攻撃を受けても自動でリカバリ
- HP Client Security Software・・・パスワード関係などのセキュリティ機能
- HP Secure Erase・・・BIOSの中のSecure Eraseを使って内蔵ドライブのデータを完全に削除することが出来る
- ナノセキュリティロックケーブルスロット・・・盗難や持ち運び防止用のセキュリティワイヤーを使うスロット
- TPM・・・独立して機能するチップで、パスワードなどの重要情報を格納できる
- Windows Defender・・・Windows搭載のセキュリティ機能で、マルウェアなどのウイルスからパソコンを守ってくれる
Wi-Fi 6Eに対応
対応周波数 | 速度 | |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6E) |
2.4/5/6GHz | 9.6Gbps |
次世代通信規格のWi-Fi 6に対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。
Wi-Fi 6EはWi-Fi 6のExtended(エクステンディット)版で、6GHz帯(高速通信)での通信ができるのですが、執筆時現在の日本では6GHz帯はまだないので使えません。最大で5GHz帯になります。
LTE
インテルXMM 7560 R+ LTE-Advanced Proが搭載で、対応バンドはこちらになります。
重要なバンドに対応しており、問題なく使えると思います。
最大通信速度は、ダウンロード/978Mbps、アップロード/150Mbpsとなっています。
LTE用の格安SIMなら、大手のIIJmioがおすすめですよ。
バッテリー駆動時間
38Whrもあるそうですが、執筆時現在、51Whrのみ確認できました。JEITA 2.0測定で最大12時間9分となっており、普通です。
ただし、JEITA 2.0測定は輝度150ニトで計測してるので、本機の最大ニトや一般的に必要な300ニト前後で作業をすると、バッテリー駆動時間は下がります。
インターフェイス
インターフェイスは豊富じゃないですが必要十分搭載しており、Thunderbolt 4対応ポートが2つもあるので、ドックがあると使いやすくなります。
右側面はnanoSimスロット、Nano Lockスロット、USB 3.1、オーディオ/マイクコンボです。
左側面はHDMI、USB 3.1、USB Type-C(Thunderbolt 4対応)が2つで、Thunderbolt 4には、こういった機能・性能があります。
- Power delivery対応、DisplayPort出力機能付き、DC-in機能付き
- 最大データ転送速度40GB/秒が2mのケーブルでも出る(以前は0.8mまで)
- PCIeの転送速度は32GB、ストレージ転送速度は最大3000Mbps
- 4Kディスプレイ2台同時に出力可能
- 8K出力にも対応
サポート・保証
HPのサポートは、電話・チャット、メール・LINEなどでやっており、対応時間は月-金8:00-21:00、土8:00-17:30になります。電話は専用回線になっており、電話した時に「その件でしたらこちらの部署におかけ直しください」と言う定番の文句が出てこないことですね。たらいまわしを回避し、1つの窓口で対応してくれます。また、サポートは国内になります。
保証は1年間引き取り修理が付いており、最長5年に延長ができます。また、オンサイト修理という保証にもアップグレードできます。
- 引き取り修理・・・指定業者がパソコンを引き取りに来て修理工場に配送、修理後配達される(期間内はパーツ代や配送代など無料)
- 出張修理/翌日オンサイト修理・・・家や事務所に来てその場で修理。期間内は交換パーツ代など無料
- アクシデントサポート・・・標準保証ではカバーされない水濡れや落下破損、盗難などに対応
保守拠点は国内に420か所以上あるので、修理も速いです。
また、他にも多くの有料サポートがあるので、購入時に確認してみてください。
ライバル機種
ZBook FireFly 14 G9
持ち運び向けのワークステーションで、軽量コンパクトな筐体です。Officeを多用する人で、グラフィックパワーがもうちょっとほしい人に向いていますが、本機のように軽くないです
CPU | Core i7-1255U Core i7-1265U |
---|---|
メモリ | 最大64GB |
ストレージ | SSD 最大2TB |
グラフィックス | NVIDIA T550 |
ディスプレイ(14型) | WUXGA 非光沢 |
OS | Windows 10 Pro(Winodws 11 Proからダウングレード) |
無線 | Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2 |
オーディオ | Bang & Olufsen |
生体認証 | 指紋センサー、顔認証 |
WEBカメラ | 500万画素、IRカメラ |
重さ | 約1.5㎏ |
バッテリー | 約7時間41分 |
価格 | 29万円~ |
ThinkPad X1 Carbon Gen 10
最小構成でもハイスペックなCore i5-1240P搭載で、メモリは最新のLPDDR5-5200MHz、SSDはPCIe NVMe 4.0×4と、最新スペック満載のハイエンドビジネスノートです。全体的な性能が上がっており、ディスプレイ、カメラ、マイクにスピーカーも一味違った機種です。最大バッテリー駆動時間が24.9時間と長い
CPU | Core i5-1240P/1250P Core i7-1260P/1270P/1280P |
---|---|
メモリ | 最大32GB |
ストレージ | SSD 最大2TB |
グラフィックス | Iris Xe |
ディスプレイ(14型) | WUXGA(1920×1200)/WQUXGA(3840×2400) 光沢なし |
無線 | Wi-Fi 6E AX211、Bluetooth 5.2、LTE |
生体認証 | 指紋センサー、顔認証 |
重さ | 1.12kg |
バッテリー | 57wHr/最大24.9時間 |
価格 | 22.5万円~ |
まとめ
良い点
・小型超軽量で持ち運びがしやすい
・マグネシウム素材で耐久性も高く・傷もつきにくい
・Evoプラットフォームで性能が高い
・画面比が16:10で、14型でも15.6型並みの情報が表示される
・メモリが最新で、最大64GBと大容量
・Wi-Fi 6EとLTE対応
・顔認証、指紋センサーあり
・WEBカメラが500万画素と高画質
・HP Wolf Security搭載で堅牢性が高い
・Thunderbolt 4が2つ搭載
残念な点
・バッテリーが若干小さい
総合評価
14インチで1.16㎏からと超軽量モデルで、マグネシウム筐体と耐久性も高く、安心して持ち運びができる機種です。また、Evoプラットフォーム認証なので、スリープからの復帰も速く、ストレスフリーで使うことができますね。
省電力モデルのCPUが搭載で、Pシリーズには劣りますが、第11世代CPUよりも高いCPU Markスコアを出しているので、性能が低いわけではないです。ただし、バッテリーが最大51Whrと大きくないので、強みを生かせてないかなという印象もあります。
それでもこの軽さとセキュリティの堅牢性はかなり高く、LTEにも対応しているので、毎日PCを持ち運ぶビジネスパーソンには、購入候補になると思います。