Lavie N15シリーズの新作で、低価格モデルになります。
CPUは性能が高いインテル11世代のCore i7-1165G7も選べますが、メモリが最大12GB、ディスプレイはFHDとHDディスプレイがあり、どちらもTN液晶になります。
よりハイスペックな機種が欲しい場合はLavie N15やLavie N15(R)が良いですが、普段使い用途であれば問題ないと思います。また、上位モデルは最低価格が12万円以上するので、本機種の7.6万円からと言うのは魅力的だと思います。
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Lavie Direct N15(S) 2021年秋冬モデルのスペックレビュー
CPU | Pentium Gold 7505 Celeron 6305 Core i3-1115G4 Core i5-1135G7 Core i9-1165G7 |
---|---|
メモリ | 4GB~12GB |
ストレージ | SSD 最大1TB / HDD 最大2TB/ SSD 256GB+HDD 1TB |
グラフィックス | UHDグラフィックス Iris Xe |
ディスプレイ(15.6型) | HD、FHD |
OS | Windows 11 Home |
通信 | WiFi5、Bluetooth 5 ギガビットイーサネット |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
生体認証 | ― |
Microsoft Office | Office Personal / Home &Business 2021搭載可能 |
寸法(幅x奥行きx高さ) | 363 x 255 x 22.9㎜ |
重さ | 2.2㎏ |
バッテリー | 最大8.8時間 |
保証 | 1年間 |
価格 | 7万6780円~ |
比較的低スペックモデルの本機種は、メールやWeb閲覧用途に最適なPentiumやCeleron、そしてそこそこがっつり使いたい人向けにインテル11世代CPU Core i3、i5、i7があります。CPUだけ見たら高性能ですね。
メモリは最新ではなく、少し処理速度が遅いPC4-23466(2933MHz)が搭載で、オンボード+スロットになります。
4GBはオンボードのみで、8GBと12GBはデュアルチャンネルメモリ(オンボード+スロット)になります。メモリ4GBを選んだ場合はグラフィック性能がかなり下がり、容量も少ないので、長期間使おうと思うとすぐに使いにくくなると思います。もしくは自分で増設するかです。
ストレージは、高速タイプのPCIe NVMe SSDとSATA接続のHDDが搭載可能で、最大でSSD 256GB+HDD 1TBが搭載できます。 どのモデルでもSSDが搭載なので、パソコンの起動時間はかなり速いです。
PentiumとCeleronを選んだ場合はHD解像度のディスプレイで、Coreを選んだ場合はフルHDになります。ただし、どちらのディスプレイもTN液晶なので、視野角が若干狭いです。
DVDスーパーマルチドライブを搭載しているので、写真や動画をDVDに焼いて思い出を残したり、結婚式のビデオを編集してDVDに焼いてみんなに配ったり、もしくはDVDやCDを再生するのに役に立ちますね。
ここ最近、光学ドライブ付きのノートパソコンはかなり少なく、あってもスペックが低いものが多いですが、本機は最大でCore i7-1165G7も搭載できるので、サクサク使いやすいです。
生体認証が無かったり、WiFiが最新のWiFi6に対応していないなどありますが、国内生産のノートパソコンで光学ドライブ付き、サポートも保証も充実しているので、「そこまでパソコンにお金をかけたくないけど、安心して使える機種」を探している人に合うと思います。
兄弟モデルとの比較
<左から本機種・N15・N15(R)・N15(A)>
兄弟モデルとの比較です。外観や寸法はほぼ同じですが、スペックが違います(メモリ・SSD・バッテリーは最大値。スマホの人は表を右にスクロールできます)
本機種 | Lavie N15 | Lavie N15(R) | Lavie Direct N15(A) | |
CPU | Pentium Gold 7505 Celeron 6305 Core i3-1115G4 Core i5-1135G7 Core i7-1165G7 |
Ryzen 3 5300U Ryzen 5 5500U Ryzen 7 5700U/5800U |
AMD Athlon Silver 3050U AMD 3020e |
|
メモリ | 12GB | 32GB | 32GB | 8GB |
ストレージ | SSD 256GB+HDD 1TB | SSD 2TB+HDD 1TB | SSD 512GB+HDD 2TB | |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチ | DVDスーパーマルチ ブルーレイ |
||
ディスプレイ | FHD/HD TN | FHD IPS | FHD TN/IPS | HD TN |
無線 | WiFi5 | WiFi6 | WiFi5 | |
バッテリー | 8.8時間 | 5時間 | 6.3時間 | 6時間 |
重量 | 2.2㎏ | |||
価格 | 7.6万円~ | 12.4万円~ | 13.9万円~ | 7.7万円~ |
スペックを見ると、N15が一番高く、その次にN15(R)、本機種、そしてN15(A)になります。大きな違いはメモリの容量と、ディスプレイの品質です。
上位モデルはIPS液晶がありますが、本機種とN15(R)はTN液晶のみです。メモリは基本的に8GBあれば問題ないですが、ビジネス用途やサクサク使いたい人は16GB以上がおすすめです。
また、本機種のみブルーレイドライブが搭載できません。
Lavie Direct N15(S) 2021年秋冬モデルの特徴
本機種はカームホワイトとカームブラックの2種類があり、ホワイトは洗練された外観で、ブラックはビジネスモデルと言った印象がありますね。
OSは最新のWindows 11 Homeが搭載で、ビジネス用途に最適なProモデルも選択できます。
2辺(左右)狭額縁液晶を採用しており、左右のベゼル(画面の黒い枠)は細めですね。上下のベゼルも太いわけじゃないですが、左右ほどは細くありません。十分、おしゃれに見えるモデルです。
筐体は光学ドライブ搭載モデルとしてはコンパクトで、
幅363㎜(≒千円札2.5枚/375㎜)
奥行255㎜(≒一万円札1.5枚/240㎜)
高さ22.9㎜(≒百円玉/22.6㎜)
になります。A4用紙(297×210㎜)より大きくA3用紙(420×297㎜)より小さいサイズです。重さが2.2㎏と重く筐体も大きめなので、据え置き用として使いやすいサイズですね。
光学ドライブ搭載の15.6型にしては、スリムに見えますね。
光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブが搭載で、CDやDVDの再生やCDR・DVDRへデータを焼くことができます。
使用できるCD/DVDと、速度はこちらになります。
ここ最近光学ドライブ付きのノートパソコンはほとんどないので、Lavieは人気ですよね。
天板は「LAVIE」とシンプルなロゴがあるだけです。
PCIe接続のSSDが搭載なので、パソコン起動時間は15秒前後とかなり速いです。
プライバシーシャッター
Webカメラにはプライバシーシャッターがあるので、オンライン会議の離席中や、そもそも使っていないときは、シャッターを閉じておけばプライバシーも完全に守られますね。
キーボード
1、キーボードは104キーのテンキー(右にある数字のキー)付きで、キーピッチ(キーの中心から次のキーの中心までの距離)は19㎜と余裕があり、キーストローク(キーを押し込む距離)は1.5㎜と浅すぎず深すぎずなので、若干軽めのタイプで入力しやすいです。
2、高精度タッチパッド搭載で、マルチタッチやジェスチャー付きです。
3、キーボード内に電源スイッチがあります。個人的にタイプミスが多いのでキーボード内に電源があるものは好みじゃないですが、一番右上にあるので押し間違いもしにくいかもしれません。
また、指紋センサーなどの生体認証はありません。
CPU
Core i7-1165G7 | Core i5-1135G7 | Core i3-1115G4 | |
製造プロセス | 10nm SuperFin |
10nm SuperFin |
10nm SuperFin |
---|---|---|---|
コア/スレッド | 4/8 | 4/8 | 2/4 |
キャッシュ | 12MB | 8MB | 6MB |
グラフィックス | Iris Xe | Iris Xe | UHDグラフィックス |
基本クロック | 2.8GHz | 2.4GHz | 3.0GHz |
ブーストクロック | 4.7GHz | 4.2GHz | 4.1GHz |
Celeron 6305 | Pentium Gold 7505 | |
製造プロセス | 10nm SuperFin |
10nm SuperFin |
コア/スレッド | 2/2 | 2/4 |
キャッシュ | 4MB | 4MB |
グラフィックス | UHDグラフィックス | UHDグラフィックス |
基本クロック | 1.8GHz | 2.0GHz |
ブーストクロック | – | 3.5GHz |
TDP | 15W | 15W |
CPUはメールやWeb検索、オンラインショッピングなどがメインのライトユーザー向けのCeleronとPentium、そして、がっつりビジネス用途でも使えるCoreシリーズが搭載です。
第11世代の最新CPUなのでCeleron以外は性能が高く、ストレスフリーで使いやすいと思います。
こちらはCPUの性能を表す、Passmarkスコアです。
スコアの目安
- 2000~・ネットサーフィンでもストレスを感じるほど
- 5000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 7000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 10000~・ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
Passmarkスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i7-1165G7 | |
---|---|
Core i5-1135G7 | |
Core i7-1065G7 | |
Core i5-1035G1 | |
Core i7-10510U | |
Core i3-1115G4 | |
Core i5-10210U | |
Pentium Gold 7505 | |
Core i3-10110U | |
Pentium Silver N5030 | |
Pentium Silver N5000 | |
Celeron 6305 |
Celeronはかなり性能が低いですが、SSD搭載なのでそこまで悪いわけではありません。ただし、1クリック当たりの待ち時間は長いです。
Pentiumは旧モデルに比べかなり性能が高くなっており、普段使いの人であればそこまで悪いCPUだとは思いません。そこそこ普通に使える程度ですね。
Core搭載モデルはどれも「ビジネス用途でも使える」ほどの性能なので、サクサク使いたい人におすすめです。
Cinebench R23というマルチコアとシングルコア性能を計るソフトがあるので、本機種を購入して画像編集や動画編集をする予定の人は、参考までにどうぞ。(その場合はCore i5かCore i7が良いです)
マルチコア性能は総合性能で、シングルコア性能が高いとゲームやクリエイティブワークもしやすくなります。
グラフィックス
グラフィックスは内蔵グラフィック最高性能のIris Xe(Core i5とi7で、メモリ8GB以上のモデル)で、今まで以上に動画編集や画像編集がやりやすくなっています。外部グラフィクボードのNVIDIA GeForce MX350並みの性能があるので、すごいですね。
その他のCPUを搭載したものはUHDグラフィックスになります。
スコアはメモリ2枚組のものなので、メモリ1枚の場合は記載スコアよりもかなり低くなります。また、メモリが大きい方が、性能(スコア)も高くなります。
Video Card Benchmarks
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
MX450 | |
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Core i7-1165G7 | |
Core i5-1135G7 | |
MX250 | |
Ryzen 5 5500U | |
Ryzen 7 5700U | |
Core i3-1115G4 | |
Ryzen 7 4700U | |
Iris Plus | |
Ryzen 5 4500U | |
Ryzen 3 4300U | |
UHD |
ディスプレイ
解像度 | 光沢 | 液晶 |
FHD/HD | なし | TN |
HD | ハイディフィニション、解像度は1366 x 768ドット |
---|---|
FHD | フル・ハイディフィニション、一般的な画質で解像度は1920 x 1080ドット |
光沢 | 光沢ありは発色が良い反面、自分や背景が映り込みしやすい。光沢無しは映り込みがしにくい |
TN液晶 | コントラスト比が低く、視野角も狭い |
低価格モデルなのでディスプレイの品質は低めで、CeleronとPentiumを選んだ場合はHD解像度、CoreモデルがFHD解像度になります。15.6インチでHD解像度はおすすめしません。画質が悪く筆者には目が悪くなりそうですが、短時間しか使わない人であれば気にならない人もいると思います。
Core搭載モデルは標準的な解像度であるFHDディスプレイなので、普通に良いディスプレイです。
また、すべてのモデルはTN液晶なので、パソコンを長時間使う人や、専門的なことに使用する人にはあまりお勧めしません。
メモリ
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
搭載メモリはPC4-23466(DDR4-2933MHz)で、オンボード+スロットになります。
何度も言っていますが、4GBメモリを選択した場合は、かなり遅いです。8GBを選ぶか自分で増設するかしないと、使いにくいと思います。
また、公式サイトでは12GB(4GB+8GB)という珍しい容量でも販売されていますが、基本的にメモリは2枚1組で同じものを使用したほうがいいので、8GBがいいかなと思います。
ストレージ
SSD(PCIe NVMe) | SSD(SATA) | HDD | |
最大データ転送速度 | 最大16Gbps~32Gbps | 最大6Gbps | 最大6Gbps(SATAの場合) |
平均起動時間 | 10秒~15秒 | 15秒前後 | 30秒~2分(新品の場合) |
温度 | 熱くなりにくい | 熱くなりにくい | 熱くなりやすい |
価格 | 高い | 中価格 | 安い |
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
本機種はSSDのみ、もしくはSSD+HDDが選べるのでパソコンの起動は激速です。
バッテリー駆動時間
本機種は65W電源で、バッテリー駆動時間は
Pentiumモデル・最大約7.3時間
Celeronモデル・最大約6.7時間
Core i3モデル・最大約5.7時間
Core i5モデル・最大約6.9時間
Core i7モデル・最大約8.8時間
になります。性能が高いCore i7が一番長いバッテリー駆動時間になっています。
全体的にバッテリー駆動時間は長くないので、外出の際は充電アダプターの持ち運びが必須です。
インターフェイス
インターフェースは左側面にRJ45、HDMI、USB-A 3.2が2つ、ヘッドフォン/マイクジャック、そしてUSB-C 3.2になります。すべてのUSBのデータ転送速度は、5Gbpsになり、データ移動のみ可能です(映像出力機能なし)。
右側には、光学ドライブが搭載しています。
必要最低限のポートがあるので、困ることも少ないと思います。
サポート・保証
標準保証で1年間の引き取り修理が付いており、NEC指定業者が指定住所に引き取りに来てリペアセンターに配送し、修理後に返送するサービスです。送料等は無料で、最短で1日で修理が完了します。(ただし配送期間があるので、手元に戻ってくるには最短数日かかります)
最長5年まで延長できるので、安心ですね。
また、アクシデントダメージプロテクションという「水濡れ・火災・水害・落下など」の通常保証には含まれない保証もある「あんしん保障サービスパック」という上位保証もあります。
サポートは24時間365日対応のチャットサポートや、使い方相談・故障診断・修理受付の電話サポートがあります。受付時間は朝9時から夜7時までになっています。
まとめ
良い点
・低価格ながら、高品質のパソコン
・日本で生産されているので安心
・CPUの性能が高い
・光学ドライブ搭載
残念な点
・メモリがほんの少し低性能
・この価格でHDディスプレイは賛否両論
・WiFi6に非対応
総合評価
Lavieの特徴は、何と言っても国内生産されている点で、サポートや保証も充実しているので、購入後も安心して使うことができます。
ここ最近減ってきた光学ドライブが搭載しており、他のLavie N15シリーズと比べ低価格で一般的な用途には困ることがないスペック搭載なので、購入しやすいと思います。
ディスプレイの品質がちょっと低いですが、Coreシリーズを選べばフルHD解像度なので、そこまで悪くないと思います。
本機種はDVDスーパーマルチドライブが必要で、「ちょっとした動画編集などをするのでそれなりのスペックが必要な人」や、「あまりパソコンを使わないけど光学ドライブ搭載モデルが欲しい」に向いています。