本機種は販売終了しました。後継機種のProBook x360 435 G8をどうぞ!
HP(ヒューレットパッカード)のProbookはビジネスノートで、より上の耐久性・生産性を兼ね揃えたスペックで、サポート窓口も日本で行われています。
13.3型のビジネスモバイルPCで、2 in 1 PCの本機種は場所を選ばずに使えます。タクシーの中でも、カフェや電車を待っている合間にもサッと取り出して使えるし、オプションでアクティブペンを購入すればメモ取りもしやすくなります。
また、バッテリー駆動時間は17.25時間とかなり長いので、一日出先で使う人でも充電アダプターの持ち運びは必要ないと思います。
CPUにRyzen 4000シリーズ搭載で超高性能ですが、ビジネスノートにしては比較的安い7万9800円(税別)からとなっています。
Contents
HP ProBook x360 435 G7のレビュー
CPU | AMD Ryzen 3 4300U AMD Ryzen 5 4500U |
---|---|
メモリ | 8GB、16GB |
ストレージ | SSD 最大512GB |
ディスプレイ | 13.3型 FHD 光沢あり タッチディスプレイ 400nit |
グラフィックス | CPU内蔵 Radeonグラフィックス |
OS | Windows 10 Pro |
セキュリティ | TPM、HP Sure sense、HP BIOSphere Gen 5、HP Sure Click、プライバシーシャッターなど |
無線LAN | WiFi6、Bluetooth5 |
有線LANポート | 無し |
生体認証 | 指紋センサー、顔認証 |
Microsoft Office | 搭載可能 |
サイズ(幅x奥行x厚さ) | 308.5×222.9×17.9㎜ |
重さ | 1.45㎏ |
バッテリー | 最大17時間15分 |
サポート | 1年間電話サポート・LINEやツイッターでのサポート |
保証 | 1年間 |
注意点 | アクティブペンは別売り |
価格 | 税込)8万4920円~ |
インテル製CPUのCore i7-10510Uよりも性能が高いRyzen 3に、デスクトップ並みの性能があるRyzen 5が選べるので、かなり性能が高くなっています。
メモリもビジネス用途では一番多い8GBか、ガッツリ使うヘビーユーザー向けの16GBがあるので、まず困る事は無いと思います。
ストレージにはHDDでなくSSD搭載なので、パソコンの起動も速く、基本的に何をするにも動きが速いです。
また、指紋センサーに顔認証も搭載されているのでログインも一瞬で出来るし、セキュリティー的にも強固です。
セキュリティと言えば、本機種には数多くのHPオリジナルのセキュリティがあるので、大切なデータが盗まれた、ウイルスに感染したなどという可能性はかなり低いと思います。
次世代通信規格のWiFi6にも対応しているので、超高速回線を安定して使うことも出来ます。
また、HPのビジネスノートの特徴として、約2万時間の品質テストをクリア、米軍物資調達基準のMIL-STD-810Gもクリアしているので、堅牢性がかなり高いです。
サポートもビジネスモデルのみ日本国内で対応しているので、安心ですね。
ProBook x360 435 G7の特徴
13.3型のコンパクトなボディで、すっきりした見た目ですね。高画質のフルHDのディスプレイで、最大輝度は400nitと高いです。
寸法は幅308.5㎜、奥行き222.9㎜と13.3型のディスプレイ搭載なのにかなり小さく、大学ノートA4サイズ(297㎜x210㎜)と比べても、幅+1.15㎝、奥行き約+1.3㎝と同じくらいの大きさです。
厚さは17.9㎜と1円玉(直径20㎜)より若干小さいサイズなので、カバンに入れてもかさばらないし、持ち運びしやすいサイズです。
重さは1.45㎏と「持ち運びがしやすい」重さで、バッテリーは何と17.25時間も持つので、外出時に充電アダプターの持ち運びは必要ないと思います。
若干丸みを帯びた筐体ですね。ボディにはアルミニウム合金を使用しているので、耐食性・耐久性にも優れています。
<テントモード> | <タブレットモード> |
本機種は2 in 1 PCなので、場所を選ばずに使うことが出来ます。
例えば、ベッドに寝転がって映画を見る時は「テントモード」だと、底面の排気口を塞がないのでボディが熱くなりにくいし、移動時の車内や電車の待ち時間などは「タブレットモード」だと場所を取らずに作業が出来るし、ガッツリ使う時は通常の「デスクトップモード」にしたり、状況に合わせて形を変えることが出来ます。
アクティブペンは付属じゃないですが、購入ページでオプションからHP Pro Pen(税別3400円)を購入することも出来ます。
2 in 1 PCの仕組みは、このヒンジが360度回転するのでいろんな形状にできるんですね。
スピーカーは底面じゃなくキーボード上部にあるので、音がクリアに聞こえ、電話会議などの際にも聞き取りやすいと思います。
また、本機種はMIL規格(米軍物資調達規格)のテストをクリアしており、より高い耐久性と安心があります。
MIL規格を簡単に言うと、米軍が紛争地に持って行っても安心して使える品質がある、という事ですね。
キーボード
HPのビジネスノートはタイピングがしやすい仕様になっており、ProBook x360 435 G7はキーピッチが18.7㎜、キーストロークが1.5㎜となっています。
一般的なパソコンはキーストロークが1.2㎜前後で「押しごたえが無い」打感ですが、本機種は1.5㎜と深いので、打感が良く、サクサクタイピングできます。
また、キーボードには防滴機能があるので、ちょっと水滴が落ちたなんていう場合も比較的安心です。
CPU
CPUはパソコンの頭脳で、性能が高いとパソコンもサクサク動くし、性能が低いと動きが遅くなります。
本機種にはAMD Ryzen 4000シリーズが搭載で、性能はかなり高いです。
スコアの目安
- 2000~・ネットサーフィンでもストレスを感じるほど
- 5000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 7000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 10000~・ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
↓グラフをタップすると数値が表示されます↓
[visualizer id=”13183″ lazy=”no” class=””]安価なモデルであるRyzen 3 4300Uでも、インテルのハイスペックCPU・Core i7-10510Uより高い性能になっていますね。すごいです。
Ryzen 5に至っては、ゲーミングPCや動画編集など専門的な事をする機種に搭載されるくらいの性能になっています。
私の仕事用メイン機種には同じくRyzen 5 4500Uが搭載ですが、かなり快適に作業が出来ます。
また、各CPUのコア数はこの様になります。
- Ryzen 3 4300U・・・4コア4スレッド
- Ryzen 5 4500U・・・6コア6スレッド
多くのタブを表示したり、いくつものソフト・アプリを同時に使うことが多い人、もしくはより快適に使いたい人はRyzen 5がおすすめです。
というのも、コアが多いと、同時に処理できるデータ量が上がるのでより快適に使いやすいんです。
<アプリやソフトの数は例です>
メモリ
メモリは一時的にデータを保存する場所で、より大きなメモリはより多くの、より大きなデータが処理しやすくなります。
本機種搭載のメモリはDDR4-3200MHzで、市販されるパソコンに搭載されるメモリでは最速の動作周波数(MHz)です。
一般的なメモリ・2400MHzや2666MHzと比べると、3200MHzは20%~30%速い処理が可能です。
搭載メモリは8GBか16GBになり、メモリスロットが2つあります。メモリの増設は出来ると思いますが、仕様書には最大16GBとなっているので保証外になります。
ストレージ
ストレージSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)になります。
- SSD 128GB・・・SATA接続 最大データ転送速度6.0Gbps
- SSD 256GB/512GB・・・M.2 PCle-NVMe 最大データ転送速度は32Gbps
とは言っても理論値なのでここまで出ませんが、性能は高いものが搭載されています。
256GB/512GBのSSDはHDDに比べるとかなり速いので、パソコンの起動も速いし、基本的に何をするにしても速いです。
128GB SSDでもHDDより速いですが、出来れば256GB搭載モデルがおすすめですね。
ディスプレイ
ディスプレイはFHD 光沢あり タッチディスプレイ 400nitになります。
FHD | フル・ハイディフィニション、解像度1920x1080 |
---|---|
光沢あり | より鮮やかなで明るい液晶。スマホやタブレットはほぼ全て光沢あり |
nit | 輝度(明るさ)を表す単位で、通常250前後が標準 |
フルHDは高画質ディスプレイで、長時間の作業でも目が疲れにくく、コントラスト比も高め、視野角も広いのでおすすめです。
また、前面カメラには物理カバー(Privacy Shutter)が搭載されているので、ビデオ電話を使っていない時に閉じておくと万が一の時にも安心ですね。
顔認証もあるので、ログインも一瞬です。(指紋センサーもあり)
OS
OSはビジネス用途のWindows 10 Proです。
ProにはWindowsをカスタマイズするのに必要な機能や、複数のOSをインストールできるHyper-Vと言った機能があり、チームをマネジメントする人に使いやすい機能が搭載されています。
WiFi6
次世代通信規格のWiFi6に対応です。5Gと共に注目されている通信規格で、最大9.6Gbpsもの通信速度になります。
ここ最近はドコモ光 ギガが10Gbpsの通信速度を提供していて、提供エリアもどんどん広がっているので、今後高速通信が可能になりますね。
セキュリティ
このセキュリティが本機種ProBook x360 435 G7がビジネスノートである所以なのですが、多くのビジネスに必要なセキュリティが搭載されており、堅牢性はかなり高いです。
- HP Sure Start Gen5・・・BIOSの自己修復や、OS実行中にメモリ内のBIOSコードへの攻撃を検出し、BIOSを正常な状態に戻す
- HP Sure Sense・・・ディープラーニングを活用したリアルタイム検知機能があり、悪意のあるファイルを検出し、マルウェア、ゼロディ攻撃、ランサムウェアなどからPCを守るセキュリティ機能
- HP BIOSphere Gen5・・・ウイルスやマルウェアによる不正なBIOSの書き換えや、破損からシステムを保護
- HP Sure Click・・・Web閲覧のセキュリティ強化で、タブを閉じるだけでマルウェアが消滅する
- HP Client Security Software・・・パスワード関係などのセキュリティ機能
- HP Secure Erase・・・BIOSの中のSecure Eraseを使って内蔵ドライブのデータを完全に削除することが出来る
- セキュリティロックケーブルスロット・・・盗難や持ち運び防止用のセキュリティワイヤーを使うスロット
- TPM・・・独立して機能するチップで、パスワードなどの重要情報を格納できる
- Windows Defender・・・Windows搭載のセキュリティ機能で、マルウェアなどのウイルスからパソコンを守ってくれる
セキュリティはかなり豊富です。HP独特のセキュリティが多いので、安心です。
容量無制限のクラウド(AOS BOX Cool)
容量無制限・全自動のクラウドバックアップで、データを安全に保管が出来ます。外付けHDDを使う人も多いですが、最近はクラウドにデータ保存をする人も多いですよね。
壊れないからデータを損失しないし、万が一ファイルを上書きしても世代保管が出来るので、上書き前のデータも残っています。
1年版は税別5800円、3年版は1万7400円、4年、5年版まであります。
インターフェイス
- Micro SD Card Reader
- HDMI
- USB-C Power Delivery + Display Port
- オーディオジャック
- USB 3.1 Gen 1
- 電源
- Nano Security Lock Slot
- USB 3.1 Gen 1(電源供給可能)
HDMIやUSB-CからDisplay Portに出力できるので、外部モニターも使えます。インターフェイスはそこまで多くないですが、必要なもの全てあると思います。
別売りですが、HPドッキングコネクターを使えば有線LANやVGAモニター、4Kディスプレイは2画面出力などいろんなものに接続できます。公式ページで購入時に、オプションで追加できます。
サポート
HPは、手厚いアフターフォローが有名ですよね。パソコンに詳しくない人でも、簡単に使い始めることが出来ます。
パソコン購入時に同梱される「パソコン入門書」を見ながら初期設定や使い方を学べ、分からない場合は「1年間電話サポート」もあるので、電話をしながら設定などのやり方を聞くことが出来ます。
これがあるので、「初めてパソコンを購入する人」でも安心して使い始めることが出来ます。特に本機種の様なビジネスモデルを購入した場合は、サポートも日本国内でやっているので安心です。
ちなみにパソコンは1年間保証が付いているので、万が一の時も安心ですね。
最後に
おしゃれな2 in 1 PCで、ビジネスモデル、CPUの性能もかなり高く使いやすい機種です。
タイピングがしやすいキーボードなので、資料作成が多い人にも向いているし、小型で持ち運びがしやすいので、外出が多い人にも使いやすいですね。
特に何かあったときのサポート体制がばっちりなので、ポイントが高いと思います。
現在HPではセールを開催しているので、この機会をお見逃しなく!