VAIO S13のレビューです。
軽量・高品質・豊富な端子を備えたVAIO S13は、出先での作業を快適にこなしたいビジネスパーソンに最適な一台。
13.3インチながら14インチ並みの情報量を表示できる縦長ディスプレイ、顔+指紋の生体認証、そして日本製ならではの堅牢性が魅力です。軽作業中心で持ち運び重視の方におすすめ。
まずは本機の良い点、残念な点です。
| 良い点 | 残念な点 |
| 軽い! | バックライトなし |
| 高品質 | HD Webカメラ |
| 画面比16:10の13.3インチで14インチ並みの情報量 | キーが小さく慣れが必要 |
| 軽量で小型13.3インチにしては豊富なインターフェイス | – |
| 生体認証が2つあって便利 | – |
レビュー機はメーカーからお借りしており、スペックはCore 7 150U、LPDDR5X-4800MHz 16GB、SSD PCIe 4.0 512GBになります。
Contents
Vaio S13のスペックと特徴
| CPU | Core 3 100U Core 5 120U Core 7 150U |
|---|---|
| メモリ | LPDDR5X-4800MHz 最大32GB |
| ストレージ | SSD 最大1TB |
| グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
| ディスプレイ(13.3型) | WUXGA |
| OS | Windows 11 Home/Pro |
| 無線 | Wi-Fi 6E、ギガビットイーサネット、5G(オプション) |
| 生体認証 | 顔認証、指紋センサー |
| WEBカメラ | HD+IRカメラ |
| オーディオ | Dolby Atmos、2W×4基 |
| 寸法(幅×奥行×高さ) | 299.3 × 221.1 × 17.7mm |
| 重さ | 1041g |
| バッテリー(JEITA 3.0) | 最大約8.0時間 |
| 標準保証 | 3年間 |
| 価格 | 16.9万円~ |
<性能評価>
パソコンの頭脳であるCPUはCoreシリーズが搭載で、最高で10コア12スレッドのCore 7 150Uが搭載できます。性能は2025年で見るとローエンド寄りで、テキストワークやWeb会議など軽めの作業に合います。ちなみにCPUは「Ultra」じゃないのでNPUはありません。
メモリはLPDDR5X-4800MHzでオンボード最大32GB、ストレージはSSD PCIe 4.0で最大1GBと十分な大きさです。
ディスプレイは画面アスペクト比が16:10と縦に長い13.3インチで、14インチ並みの情報が表示できます。解像度はWUXGA(1920×1200ドット)の非光沢液晶で、色域も広く見やすいディスプレイです。
その他のスペックはWindows 11 HomeかProを選択でき、無線はWi-Fi 6Eに対応、WebカメラはHD92万画素で、顔認証のIRカメラ付きになります。
実測1041gとすごく軽く、バッテリー駆動時間は最大8時間になりますが「バッテリー節約設定」を使うと倍近く伸びるようです。
また、コンパクト軽量機種としてはインターフェイスが充実しており、USB-Aが2つ、PowerDeliveryと映像出力機能付きのUSB Type-C 3.1×2が2つ、ステレオミニ端子にHDMI、RJ45になります。
全体的に中負荷以下の作業をメインにする人に向いた性能で、持ち運びを頻繁にする人に向いた機種ですね。
FAQ:よくある質問と回答
ここではよく聞かれる質問と回答をまとめました。聞きたいことがない場合は、Xにて質問してもらえればすぐに回答します。
| 質問 | 回答 |
|---|---|
| 画像・動画編集に使えますか? | 高負荷な作業向けのPCじゃないですが、グラフィック性能はそこそこあるのでSNS用など簡単なクリエイティブワークに使えます |
| ファンはうるさいですか? | ベンチマーク計測時は62dBとちょっとうるさく、日常作業でも頻繁にファンが音を出していました。うるさいわけじゃないですが静かではなかったです |
| PD充電できますか? | USB Type-CがPD対応なので可能です |
| PD給電とDP出力をケーブル一本でできますか? | USB Type-CがPD対応なので可能です |
| オンラインレッスンに合いますか? | カメラの解像度は92万画素と低いですが、オンラインレッスンやミーティングなどもできます |
| メモリ/ストレージの増設はできますか? | いいえ、できません |
| 持ち運びに向いていますか? | コンパクトな13.3インチで約1㎏と羽の様に軽く、バッテリー節約設定を使うとバッテリー駆動時間も長めなので持ち運び向きです |
| ディスプレイは明るいですか? | 室内で使うには十分でした |
| Officeの使い心地は? | 快適に使えます |
| PCを快適に使う目安のスペックは? | Core 5かCore 7を選ぶとある程度快適に使えます |
| ディスプレイの色域の違いは何ですか? | 色域が広いとより正確な色を描写できます。広さはAdobe RGB(これはほとんどない) >DCI-P3 > sRGB > NTSC 45%になり、本機はsRGB 100%程度になります |
| バッテリー駆動時間は長いですか? | JEITA 3.0計測で約8時間と短いですがバッテリー節約設定を使うと長めです |
| リフレッシュレートはいくつですか? | 最大60Hzです |
以下にて本機の特徴をご紹介します。
VAIOは高品質
注)S13は国内生産ではありません!!
VAIOは主力モデルを長野県安曇野市の自社工場で生産しており、「Made in Japan」を掲げています。特に上位機種は国内生産で品質管理されています。
満員電車での圧力や、キーボードへ飲み物をこぼした際など、さまざまな利用シーンを想定した複数の厳しいテストで堅牢性を証明しており、127㎝の高さからPCを鉄板の上に落とす試験などもやっており、安心して使えるPCを販売しています。
PCに詳しい方は、「安曇野FINISH」と聞いたことがあると思います。 公式サイトに詳しく書いていますが、細かなところまで目視でチェックしており、「美しくないものは、VAIOになれません」とまで言い切っている徹底ぶりです。
羽のように軽い筐体
本機は13.3インチで実測1041gと非常に軽く、持ち運びがすごく楽です。どこに行くにも持って行きたくなる軽さですね。
カラーはブラックとブロンズの2つがあり、個人的にはブロンズの方が見た目の高級感が高いです。
レビュー機はブラックで、こちらもビジネスPCと言う感じでかっこいいです。
寸法は幅299.3ミリ、奥行き221.1ミリ、厚さ17.7mmとコンパクトな筐体で、ビジネスバッグにも入れやすいサイズです。
背面です。リフトアップヒンジになるのでディスプレイ下部にオーナメント(サポート)がありますね。
PCを使うときはこのくらいの角度になり、タイピングがしやすくなります。
ディスプレイは最大で180度開くので、画面共有をするときも楽です。ちなみに、ディスプレイを片手で開けることはできませんでした。
VAIOのロゴは技術思想の象徴としてデザインされており、VAは「正弦波」を模した形、IOは「バイナリーコードの1と0」を表現しています。
ベゼル幅は左右6.0ミリ、上6.0ミリ、下は11ミリと細く、すっきりした見た目です。
豊富なインターフェイス
インターフェイスは13.3インチで1㎏の軽量PCとしてはすごく豊富です。
USB 3.1 Type-Cが2つ、USB-A(5Gbps)は左右に1つずつ、HDMIにRJ45、そしてステレオミニ端子があります。


底面にnano SIMスロットがあります。
キーが小さく慣れが必要
キーボードは日本語で87キーで、バックライトはありません。アルミ1枚板でキーボード全体を覆っており、非常にかっこいい出来になっています。
主要キーは「半角/全角」以外同じ大きさですが、キーとキーの間隔が離れており十分なキーピッチはあるがキー自体が小さめで、ミスをしやすかったです。また一番下のキー列は主要キーと同じ幅で長くなっており、右に行くにつれてすごく細く、左右カーソルキーも小さいので、個人的に慣れが必要でした。スペースキーも小さめです。
ただし、コパイロットボタンがあるので、調べ物や疑問があるときもワンタッチで呼び出せるので快適です。
タッチパッドは実測90ミリ×67.2ミリと小さく、下のボタン部分でしかクリックができないので違和感を感じました。
F12の右横には「VAIOオンライン会話設定」ボタンがあり、簡単にカメラやスピーカーなどの設定ができます。
キーピッチ(キーの中心から次のキーの中心までの距離)は実測18.6×18.5㎜とフルサイズで窮屈じゃなく、キーストローク(キーを押し込む距離)は実測1.0㎜で、打鍵感は標準的でした。キートップは少し湾曲しており、タイプミスを減らす工夫もしてあります。
キーボードは総合的に見ると、慣れるまでちょっと使いにくい感じです。
ディスプレイ
ディスプレイは13.3インチのWUXGA(1920×1200ドット)で、光沢無しの液晶になります。
本機は画面アスペクト比が16:10と縦に長く、16:9の14インチディスプレイよりも多くの情報を表示できます。このおかげでスクロール回数も減るし、一目でより多くの情報を見て取れるので作業効率もアップします。
左はsRGB 100%のディスプレイで、真ん中は本機、右はDCI-P3 100%のディスプレイです。本機は青がちょっと強いですが、しっかりと色彩を描写できています。デジタルシネマ規格のDCI-P3 100%に近い色域です。
色域だけ見ると、動画・画像編集、2D/3DCADなどのクリエイティブワークや、動画視聴にすごく合います。
こちらは黒をどれだけ描写できるかの比較で、完全な黒を描写できるOLEDディスプレイなのでしっかりと黒を表現できていると思います。
視野角はどこから見ても暗くなる部分がなくしっかりと見えています。
ちょっと残念なHD WebカメラとIRカメラ付き
WEBカメラはここ最近あまり見ないHD解像度(92万画素)で、プライバシーシャッターもあります。
ズームするとわかりやすいですが、本機HDは画質が荒いです。ただし、Web会議などに参加する分には、画質はそんなに問題ないと思います。
ただし、アプリいらずで「バーチャル背景」や、背景が必要以上に映り込まないよう、カメラで撮影する範囲を手動で調整する「プライバシーフレーミング」、「カメラ映像一時停止」、「カメラ映りを最適化」などの機能があり、簡単に設定できるので便利です。
スピーカーは軽い音で、Web会議向きだと思います。
生体認証が2つあって便利
本機には、電源ボタン統合型指紋センサーと顔認証のIRカメラが搭載しており、顔でも指でもサクッとサインインできます。顔認証って100%じゃないので、指紋センサーがあるとそういった時にすごく楽です。
Wi-Fi 6E+イーサネット搭載+5Gはオプション
| 対応周波数 | 速度 | |
| IEEE802.11ac (Wi-Fi 5) |
5GHz | 6.9Gbps |
| IEEE802.11ax (Wi-Fi 6) |
2.4/5GHz | 9.6Gbps |
| IEEE802.11ax (Wi-Fi 6E) |
2.4/5/6GHz | 9.6Gbps |
| IEEE802.11be (Wi-Fi 7) |
2.4/5/6GHz | 46Gbps |
無線は高速通信の6GHz接続もできるWi-Fi 6Eに対応しており、5Gモデルもあります。また、13.3インチでは珍しく1ギガビットイーサネットもあるので、無線でも有線でも、そして外出先でも高速安定通信が可能です。
5GはWWANモデルのみ搭載しています。
ベンチマーク
パソコンの頭脳であるCPUはCore シリーズが搭載で、以下の3モデルがあります。
・Core 3 100U(6コア8スレッド)
・Core 5 120U(10コア12スレッド)
・Core 7 150U(10コア12スレッド)
CPUはPコア(Performance Core)とEコア(Efficient Core)の2つを搭載しており、高負荷な作業はPコアで処理を、低負荷な事はEコアで処理することによって、パワフルでも省電力性を兼ね揃えたCPUになっています。
最大でも12スレッドとスレッドが少ないのでマルチコア性能は若干低めです。
レビュー機はCore 7 150Uが搭載しており、ベンチマークの総評を先に言うと、全体的に低めのスコアで、軽作業向きのPCです。
グラフィック性能は高くないですが、CanvaなどでSNS用の画像・動画編集などであれば十分にできます。
CPU Mark計測結果
CPUの性能を測るCPU Markのスコアは13691と高くないですが、実用的なスコアでした。
スコアの目安
- 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 15000~・ハイエンドPCに搭載される
- 18000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
CPU Markスコア
オレンジ/本機 青/2025年計測CPU
| Core Ultra 9 285H | |
|---|---|
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Core Ultra 9 185H | |
| Ryzen AI 9 365 | |
| Ryzen 7 8845H | |
| Core Ultra 7 165H | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Ryzen 7 8840HS | |
| Core Ultra 5 135H | |
| Core Ultra 7 155H | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Core i5-13420H | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Snapdragon X Plus X1P-42-100 | |
| Core i5-1335U | |
| Core Ultra 5 135U | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Core Ultra 7 165U | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Core 7 150U | |
| Core i7-1250U |
Cinebench 2024計測結果
Cinebench 2024のスコアで、Cinema 4DのデフォルトレンダリングエンジンであるRedshiftのパワーを利用して、CPUとGPUの能力を計測します。計測結果はマルチコア360、シングルコア98と共に低調な結果で、軽作業向きの性能です。
他のCPUとの比較です。
マルチコア性能
オレンジ/本機 青/主に2025年計測CPU
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
|---|---|
| Core Ultra 9 285H | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Ryzen 7 8845HS | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Apple M1 Max | |
| Core Ultra 7 155H | |
| Snapdragon X Plus X1P-42-100 | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Ryzen 5 8640U | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Core i5-13420H | |
| Apple M1 | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Core i7-1280P | |
| Core 7 150U |
シングルコア性能
オレンジ/本機 青/その他 赤/同じCPU別機種
| Core Ultra 9 285H | |
|---|---|
| Core Ultra 7 258V | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Apple M1 Max | |
| Apple M1 | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Snapdragon X Plus X1P-42-100 | |
| Core Ultra 7 155H | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Core i5-13420H | |
| Ryzen 3 8300GE | |
| Ryzen 7 8845HS | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core 7 150U | |
| Ryzen 5 8640U | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Core i7-1280P |
Geekbench AI計測結果
Geekbench AIのONNXでCPUのAI性能を測りました。ONNXはOpen Neural Network eXchangeで、ディープラーニングや機械学習モデルのようなAIモデルの性能を計測します。
Single Precision(単精度)は1952、Half Precision(半精度)は735、Quantized(量子化スコア)は3694と平均的なスコアでした。
Single Precision Score/単精度スコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Core Ultra 9 285H | |
|---|---|
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core i5-13420H | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Core i7-1260P | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Core 7 150U | |
| Ryzen 5 7535U |
Half Precision Score/半精度スコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
|---|---|
| Core Ultra 9 285H | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Core i5-13420H | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Core i7-1260P | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Core 7 150U | |
| Ryzen 3 7335U |
Quantized Score/量子化スコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Core Ultra 9 285H | |
|---|---|
| Ryzen AI 7 350 | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Core i5-13420H | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core 7 150U | |
| Core i7-1260P | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 3 7335U |
PCMark10は高いスコア
こちらはPCMark10の計測結果で、Essentialは「通常用途(Web検索やビデオ会議、アプリの起動など)の性能」、Productivityは「Microsoft Office(事務系のアプリ)使用時の性能」、Digital Content Creationは「コンテンツ作成(画像・動画編集など)のしやすさ」を表しています。
総合性能の目安は以下になります。
・9000以上・・・超ハイスペック(主にグラボ搭載機種)
・7500以上・・・ハイスペック
・5000以上・・・ミドルクラス
・2500以下・・・エントリ―クラス
本機種のスコアです。
- 総合性能は5484→ミドルクラス
- Essentialは10128→通常用途やビデオ会議などはすごく快適にできる
- Productivityは7386→快適に使える
- Digital content creationは5988→使える性能
Essential
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Ryzen AI 7 350 | |
|---|---|
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Core Ultra 9 285H | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core i5-13420H | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Core 7 150U | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core i7-1260P | |
| Core i5-1240P | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 5 5625U | |
| Ryzen 7 5700U | |
| Ryzen 3 5425U | |
| Ryzen 3 7335U | |
| Ryzen 5 PRO 6650U | |
| Ryzen 5 5500U |
Productivity
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
|---|---|
| Ryzen AI 7 350 | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Ryzen 5 5625U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Core Ultra 9 285H | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Ryzen 3 5425U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 7 5700U | |
| Ryzen 5 PRO 6650U | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Ryzen 3 7335U | |
| Core 7 150U | |
| Core i5-13420H | |
| Core i7-1260P | |
| Core i5-1240P | |
| Core i5-1235U |
Digital Content Creation
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Core Ultra 9 285H | |
|---|---|
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Ryzen 7 7735U | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Core i7-1260P | |
| Core i5-13420H | |
| Core 7 150U | |
| Core i5-1240P | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 5 PRO 6650U |
4K動画レンダリング時間計測結果
5分の風景を撮影した4K動画の、Davinci Resolveでレンダリングにかかった時間です。当然ですが、時間が短いほうが高性能です。
3回計測し平均は6分13秒と予想よりも速かったです。
4K動画レンダリング速度
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Core i7-1260P | |
|---|---|
| Core 7 150U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Core i5-13420H | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Core Ultra 9 285H | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Core i7-14700+RTX 4060 | |
| Ryzen AI 9 HX 370+RTX 4060 |
3D Graphics Mark計測結果
グラフィック性能が高いとOfficeを使った作業や複数画面での作業、そして画像・動画編集などがしやすくなります。
3Dグラフィックス性能を測る3D Graphics Markのスコアは、3248と控えめでした。
3D Graphics Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
|---|---|
| Ryzen 7 8845HS | |
| Core Ultra 9 285H | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Ryzen 7 7735U | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Ryzen 5 PRO 6650U | |
| Core 7 150U | |
| Core i7-1260P | |
| Core i7-1355U | |
| Core i5-1335U | |
| Ryzen 3 7335U | |
| Core i5-1340P | |
| Core i5-13420H |
Fire Strikeも控えめな性能
次はゲームの3DMarkを使い、グラフィック性能を測ります。
Fire Strikeは3933と高くないですが悪くないスコアです。
Fire Strike
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| RTX 3050 | |
|---|---|
| Core Ultra 9 285H | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Core Ultra 7 258V | |
| GTX 1650 | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Core Ultra 5 125H | |
| GTX 1650 Max-Q | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Arc A350M | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Ryzen 7 7735U | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Core 7 150U | |
| Core i5-13420H |
Memory Mark計測結果・メモリ処理速度は非常に速い
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
搭載メモリはLPDDR5X-4800MHzの16GBで、Memory Markで性能を計測したら4392と非常に高い性能でした。すごく速いです。
その他のメモリとの比較です。
Memory Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| 本機種LPDDR5X | |
|---|---|
| LPDDR5X平均 | |
| DDR5平均 | |
| LPDDR5平均 | |
| LPDDR4X-4266MHz平均 | |
| DDR4-3200MHz平均 |
シーケンシャル速度計測結果
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
搭載ストレージはSSD PCIe 4.0の512GBで、シーケンシャル速度を計測したらリード(読み込み速度)は4978MB/秒、ライト(書き込み速度)は2914MB/秒とどちらも悪くない速度です。
起動時間を5回計測した平均は、11秒とすごく速いです。
| 1回目 | 11秒 |
|---|---|
| 2回目 | 11秒 |
| 3回目 | 11秒 |
| 4回目 | 11秒 |
| 5回目 | 11秒 |
| 平均 | 11秒 |
排熱性能と騒音値の計測
本機は底面に通気口はありません。
左側面に通気口があります。
底面カバー内側にはEMIシールドか放熱用プレートが付いています。
筐体内部にはファン1つと1本のヒートパイプがあります。
CPUの性能を100%フルで使うCinebench 2024と言うベンチマークを実行時に、PC表面温度と底面温度、そして通気口がある側面を計測しました。
この時のPC表面温度は36.3度と低く、側面は38.5度、そして底面温度は44.5度と低めの温度で、しっかりと排熱できています。また、膝の上に置いて使っているとちょっと熱くなりますが、底面カバーが樹脂素材なので熱も伝わりにくいので、膝の上に置いて使っても不快感はそんなにありませんでした。
騒音値は平均約62dBとちょっとうるさく、扇風機の中よりもちょっと大きな騒音でした。
ちなみに普通に使っていてCPUを100%使うことはほぼないので、ここまでの音や温度を見ることはないと思います。
その他の特徴
バッテリー駆動時間
JEITA 3.0測定で最大約8時間と短めですが、VAIOの設定で「バッテリー節約設定」があり、これをONにするとバッテリー駆動時間が14~15時間ほどに伸びたというコメントもありました。
VAIOの保証・サポート
VAIOではオンラインと電話サポートが無料で付いているので、購入後も安心して使えます。また、メーカー保証は通常1年ですが、VAIO公式ストアで購入すると「3年延長サポート」が付いてきます。
まとめ
良い点
・軽い!!
・高品質
・画面比16:10の13.3インチで14インチ並みの情報量
・軽量小型13.3インチとしてはインターフェイスが豊富
・生体認証が2つあって便利
残念な点
・バックライトなし
・HD Webカメラ
・キーが小さめで慣れが必要
総合評価
本機はとにかく軽い、そして全体的に高品質、インターフェイスが豊富と言うのが大きな特徴です。
性能的にはミドルクラスで軽作業に向いた機種なので、出先で資料の修正やメールなどを扱うことが多い人に向いています。時々であれば重ための作業もできますが、常に重たい作業をするとなるとスペック不足を感じるかもしれません。
購入先
Author

・パソコンガイドメインライターの本田。PCやタブレット、その他ガジェットが好きで、年間2~30台ほどのPCとモニターや周辺機器を購入するマニア
・元ミュージシャン
・暖かいところが好きで、よくタイに旅行に行く
・既婚(妻と子供2人)
・最近の趣味はオーディブルを聞きながらぼけ~っとすること
・はまってることは、裸足で1日10分歩く健康法
・若く見られがちだが40代



























