Surface Laptop 3には13.5インチと15インチの2種類があり、Alcantara(アルカンターラ)という人口皮革(布地)をパームレストに使用している機種もあり、優しい印象を受けるノートパソコンです。
13.5型、15型共に比較的小型で、持ち運びが多い学生や社会人に向いています。
13.5型、15型共に普段使いのパソコンにしては高い性能があるので、メイン機としてがっつり使う様な人にもおすすめです。
Contents
Surface Laptop 3のスペックレビュー
13.5型CPU | Intel core i5-1035G7 Intel core i7-1065G7 |
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15型CPU | AMD Ryzen 5 3580U AMD Ryzen 7 3780U |
メモリ | 8GB、16GB(15型は最大32GB) |
ストレージ | SSD 最大1TB |
グラフィックス | Iris Plus(13.5型) Radeon Vega(15型) |
ディスプレイ | 13.5型 解像度2256×1504 マルチタッチ 15型 解像度2496×1664 マルチタッチ |
OS | Windows 10 Home |
Microsoft Office | Office Home & Business 2019 |
生体認証 | 顔認証 |
無線 | WiFi6(13.5型) WiFi5(15型) |
セキュリティ | Windows Defender、TPM |
寸法 | 308x223x14.5㎜(13.5インチ) 339.5x244x14.69(15インチ) |
重さ | 1.265㎏~(13.5インチ) 1.542㎏(15インチ) |
バッテリー | 11.5時間 |
保証 | 60日間の返品、90日間のテクニカルサポート |
価格 | 12万2980円~(13.5インチ) 13万3980円~(15型) |
CPUには13.5型がインテル第10世代を搭載、15型がAMD Ryzen第2世代を搭載です。性能的にはどちらもビジネス用途で使えるほどですが、13.5型のIntel製の方が高い性能になっています。
メモリは最低8GBになっているので、普段使いやビジネス用途でも困ることはありません。十分な大きさです。
ストレージは高速データ転送速度を誇るM.2 PCIe NVMeで、最大1TBと大容量搭載可能なので、クラウドを使わなくてもほとんどのデータを保存できます。
グラフィック性能は比較的高く、13.5型はIris Plusが、15型はRadeon Vegaが搭載なので、簡単な動画編集などはしやすいと思います。
ディスプレイの解像度は2K以上と高く、画面比率も3:2なので縦が長い分資料作成もしやすいし、表示される情報量が多いので見やすいです。また、タッチパネルでペン入力にも対応しています。
生体認証には顔認証があるので、パソコンを開くとサインインが完了してすぐに使い始めることが出来るのは助かります。
無線はなぜだかわかりませんが、13.5型のみWiFi6に対応しており、15型はWiFi5となっています。WiFi6は次世代通信規格で通信速度がWiFi5よりも40%ほど速いので、旧型のWiFi規格が搭載されている15型は若干見劣りします。
寸法や重さは比較的小さな方ですが、バッテリーは11.5時間と長いので、持ち運びが多い人でも充電アダプターの持ち運びは必要ない場合が多いと思います。
一点だけ共通して「デメリットになりかねない」ものは、Microsoft Office搭載モデルのみと言うところです。例えば私の様にサブスクしている人や、すでにOfficeを持っている人、Officeが必要ない人にとったら無駄な出費です。
全体的に高い性能なので、仕事でがっつり使う人にも合う機種です。
Surface Laptop 3の特徴
<カラー/サンドストーン・ブラック・プラチナ・コバルトブルー>
カラーバリエーションは4種類あり、コバルトブルーとプラチナにはAlcantara(アルカンターラ)という人口皮革をパームレストに使用しています。柔らかい素材なので長時間タイピングしても手を擦らないし、メタリックなパソコンが柔らかい雰囲気を持つので、親しみやすいパソコンだと思います。
ちなみにプラチナにはメタル素材もあるので、普通のパソコンが良い方はそちらも選べます。
Microsoftはパソコンを作り始めて日が浅いので、同業他社に比べベゼル(画面の黒い枠)を細くする技術が少ないのかな?と思います。Surfaceはどのモデルも、ベゼルが若干太いですね
<本機種> | <Lenovo> |
寸法は13.5型はそこまで小さくないですが、15型はそこそこ小型な方です。
幅 | 奥行き | 高さ | 重さ | |
本機種13.5型 | 308㎜(+12.1㎜) | 223㎜(+14.1㎜) | 14.5㎜(+0.25㎜) | 1265g(+299g) |
Lenovo Yoga 13.3型 | 295.9㎜ | 208.9㎜ | 14.25㎜ | 966g |
本機種15型 | 339.5㎜(-17㎜) | 244㎜(-8.3㎜) | 14.69㎜(-3.31㎜) | 1542g(-288g) |
Lenovo Yoga 15.6型 | 356.5㎜ | 235.7㎜ | 18㎜ | 1830g |
13.5型はLenovoと比べたら大きいですが、他の会社と比べると普通クラス~若干小さい方になるので、そこまで心配もいらないと思います。
15型は結構小さいです。重さも15型で1.5㎏クラスはかなり軽い方です。1.5㎏なら持ち運びも不便じゃないので、個人的におすすめですね。
厚さは13.5型、15型共にそこまでないので、カバンに入れてもかさばりにくいと思います。
筐体は若干丸みを帯びているので、優しい印象を持ったパソコンです。ボディはアルミニウムなので頑丈で、高級感のある質感ですね。また、天板にあるシンプルなロゴも、一目でMicrosoftと分かるおしゃれなものです。
インターフェイスは必要最低限のUSB-C1つとUSB-Aが1つ付いており、15型でも同じインターフェイスとなっています。
CPU
13.5型にはインテル製のCPUが、15型にはAMD製のCPUが搭載です。インテルでもAMDでも、使い勝手にほぼ違いはありません。
CPUは通常、数字が大きな方が性能が高くなります。
- Core i3 < Core i5 < Core i7
- Ryzen 3 < Ryzen 5 < Ryzen 7
が、本機種搭載のRyzen 7はRyzen 5よりも誤差の範疇を超えて性能が低かったので、15型をお考えの人はRyzen 5の方がいいかなと思います。
スコアの目安
- 2000~・ネットサーフィンでもストレスを感じるほど
- 5000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 7000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 10000~・ゲーミングPCなど専門的な機種に搭載されることが多い
↓グラフをタップすると数値が表示されます↓
[visualizer id=”14790″ lazy=”no” class=””]Intel製のCPUは性能が高く、Core i5でも8000以上、Core i9は9000オーバーとなっています。私は仕事用のノートパソコンの1つに同じCore i5-1035G1を搭載しているものがありますが、タブを10個一気に開けたりしない限り快適に使えています。Core i7を選ぶ人は、ZoomをしながらExcelで資料作成し、タブを何個も開けて作業をするようなヘビーな使い方をする人向けです。
15型のAMD RyzenはRyzen 5が約8000、Ryzen 7が約7200となっています。どちらも「ビジネス用途で快適に使える」目安のスコア7000超えなので、性能的には問題ないですが、Ryzen 5の方が低価格で高性能なので、Ryzen 5がいいかなと思います。
ちなみに、このAMD Ryzenのプロセッサーは「Microsoft Surface Edition」と言って、「Surfaceのために作られた(設定された)」CPUになります。(だからと言って、性能が高いわけじゃないです)
また、「同時に複数の作業を快適にできるかどうか」の目安にコアとスレッドがあるのですが、本機種搭載のCPUは全て4コア8スレッドになります。
4コア8スレッドだと、多くのことが同時にしやすいです。
グラフィックス
グラフィックス性能はインテルモデルの13.5型も、AMDモデルの15型も比較的高い性能になります。
[visualizer id=”14800″ lazy=”no” class=””]ビデオエディターなどのソフトで、切り取り貼り付けなどの簡単な動画編集なら比較的快適にできるほどの性能です。2Dゲームもそこそこ快適にできるレベルです。
ディスプレイ
ディスプレイは13.5型も15型も解像度が高く、見やすいです。
解像度 | 縦横比 | 光沢 | その他 | |
13.5型 | 2256×1504 | 3:2 | あり | Surfaceペン対応 マルチタッチ |
15型 | 2496×1664 | 3:2 | あり | Surfaceペン対応 マルチタッチ |
Surfaceシリーズではカラープロファイルが用意されており、「エンハンス」と「sRGB」があります。エンハンスは色鮮やかで見やすく、sRGBはWeb用画像編集をする時に使うとより正確な色を見ながら画像編集が出来ます。
また、両機種とも「光沢あり」で、スマホやタブレットと同じ仕様になります。通常ノートパソコンは「光沢無し」が主流ですが、本機種はタッチディスプレイなので光沢ありとなっています。
光沢ありは発色が良く明るいですが、自分や背景が映り込みしやすいという特徴があります。スマホやタブレットに見慣れていると思うので、特に気にならないと思うし、個人的には「光沢あり」が好きです。
メモリ
メモリはデータを一時的に保存する場所で、メモリが大きいとより快適に使うことが出来ます。
本機種は8GB以上のメモリなので、まず困ることはないと思います。ヘビーユーザーであれば16GBをお勧めします。
ストレージ
ストレージはパソコンの起動時間や、データ移動速度などの色々なことにかかわってくる場所で、単純に「データを保管する場所」以上の役割があります。
本機種には速度が速いM.2 PCIe NVMe PCIe 3.0×4が搭載で、データ転送速度が一番早い部類のSSDなので大きなデータも扱いやすいです。
最大データ転送速度の理論値は、32Gbpsで、HDDで一番速いHDD SATAに比べると6倍以上の最大速度になっています。
セキュリティ
セキュリティにはWindows標準搭載のWindows DefenderとTPMが搭載です。
Windows Defenderはマルウェアなどのウィルスからパソコンを守ってくれ、TPMは独立して機能するセキュリティチップで、パスワードなどの情報を別に格納するので高いセキュリティになります。
インターフェイス
ここ最近の薄型ノートパソコンはインターフェイスが少なく、必要最低限なものが多いですね。本機種も同様に、インターフェイスは少なめです。
左側面にUSB Type-Aが1つ、USB Type-C(映像出力付き)が1つ、ヘッドフォンジャックが1つ、右側面に電源があります。いくつもの機器を接続する人は、Surface Dockというドッキングステーションがあると使いやすいです。
保証・サポート
Surfaceでは「60日間返品無料」をうたっており、もし気に入らない場合は60日以内なら返品が可能です。品質に自信があるからだと思います。
また、テクニカルサポートは90日間なので、購入初期に使い込んで分からないことがあれば聞くといいと思います。
まとめ
本機種には色々なラインナップがあり、ストレージが大きいとかなり価格が上がります。クラウドや外付けHDDを併用した方が、コスパも高いです。
価格 | 13.5型 |
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12万2980円 | Core i5、メモリ8GB、SSD 128GB |
14万4980円 | Core i5、メモリ8GB、SSD 256GB |
19万3380円 | Core i7、メモリ16GB、SSD 256GB |
24万1780円 | Core i7、メモリ16GB、SSD 512GB |
29万2380円 | Core i7、メモリ16GB、SSD 1TB |
15型 | |
13万3980円 | Ryzen 5、メモリ8GB、SSD 128GB |
18万3480円 | Ryzen 5、メモリ16GB、SSD 256GB |
25万2780円 | Ryzen 7、メモリ16GB、SSD 512GB |
31万9880円 | Ryzen 7、メモリ32GB、SSD 1TB |
メイン機種としてがっつり作業をする人にも向いているし、使い勝手の良いパソコンなので重宝すると思います。