NEC Lavieから、光学ドライブがない15.6インチのLavie Direct N15 Slimが発売開始しました。
Lavieの15.6インチと言えばDVDスーパーマルチドライブなどのドライブが内蔵されていましたが、今回は「Slim」となって持ち運びがしやすい仕様になって登場です。
特に、最安値モデルのIntel U300搭載モデルはコスパが高い機種です。
当サイトの評価は、このようになりました。
スペック | [usr 4.0] |
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コスパ | [usr 3.8] |
総合評価 | [usr 3.9] |
また、特別にLavieから当サイト専用クーポンを作っていただきました。通常クーポンよりも割引率が高く最大28%オフなので、ぜひご活用ください。コードは NAK-355-267-XVJC で、11月28日まで有効です。
Contents
Lavie Direct N15 Slimのスペック
CPU | Intel U300 Core i3-1305U Core i5-1335U Core i7-1355U |
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メモリ | LPDDR5 最大16GB |
ストレージ | SSD 最大1TB |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
ディスプレイ(15.6型) | FHD LED液晶 |
OS | Windows 11 Home |
無線 | Wi-Fi 6 |
生体認証 | ー |
WEBカメラ | 720p |
オーディオ | Dolby Audio搭載、1.5W×2 |
寸法(幅×奥行×高さ) | 360 × 236 × 17.9mm |
重さ | 約1.65㎏ |
バッテリー | 最大約14.6時間 |
標準保証 | 1年間 |
価格 | 5.8万円~ |
パソコンの頭脳であるCPUはインテル第13世代で、ローエンドのU300からハイエンドのCore i7-1355Uまで4種類があります。用途に合わせてスペックを選べるので、がっつり使いたい人もWeb閲覧や動画視聴など軽いことをする人にも合います。
ちなみにU300はローエンドとは言っても、CPU Markスコアは9000ほどあるので10世代Core i7並みの性能です。ローエンドと言ったら怒られちゃいますね。
メモリはLPDDR5で最大16GB、ストレージは高速データ転送速度があるSSDで最大1TBと大容量です。メモリは8GBモデルはシングルチャンネルのようで、16GBはデュアルチャンネルになっています。ということは、8GBを搭載したモデルはグラフィック性能も落ちるので、もし画像編集など高負荷なことをしようと思っている人は16GB一択です。
ディスプレイは15.6インチで、FHD(1920×1080ドット)の光沢なしになります。普通のディスプレイですね。
その他のスペックは、OSはWindows 11 Homeで、Wi-Fi 6に対応、WebカメラはHD 720pで、1.5Wのスピーカーが2つ搭載です。インターフェスはSDカードリーダーはありますが、USB Type-C 3.2 Gen 1 が1つにUSB 3.1 Gen 1が2つ、そしてHDMIが1つと最低限のものがあるだけです。
15.6インチで1.65㎏と若干軽めで、最大バッテリー駆動時間はこのクラスのPCにしては長めの14.6時間になります。
名前にスリムとついていることからわかるように、厚さ17.9㎜とスリムといえばスリム、普通といえば普通の厚さで、ベゼルが細く、筐体はコンパクトに仕上がっています。
PCの持ち運びが多く、外出先でも大画面で作業をしたい人に向けた機種ですね。
2023年のトレンドと比較
2023年のノートパソコンのトレンドをまとめたので、本機がどのくらい満たしているか比較してみます。(〇/標準搭載、△/モデルによってはあり、×/なし)
13世代CPU | DDR5 | PCIe 4.0 | アスペクト比16:10 |
〇 | 〇 | ー | × |
Wi-Fi 6 | sRGB 100%以上 | 輝度300nit以上 | 1080P Webカメラ |
〇 | ー | ー | × |
Thunderbolt 4 | 生体認証 | バッテリー14時間以上 | |
× | × | 〇 |
5.8万円のU300搭載モデルなら良いですが、10万円以上するCore i5とCore i7モデルでこのスペックは厳しいですね。
旧モデルとの比較
兄弟モデルとしてN15やN15(R)と言ったDVDスーパーマルチドライブ搭載機種がありますが、N15 Slimという名称では本機が初めてになります。
本機はスリムというか、今まで販売していたDVDスーパーマルチドライブ搭載モデルに比べてスリムなだけで、一般的に見たらそこまでスリムではありません。
<左/本機種・右/N15 2023年モデル>
旧モデルじゃないですが、兄弟モデルのLavie N15との比較です。(表のメモリ・SSD・バッテリーは最大値)
本機種 | N15 | |
CPU | Intel U300 Core i3-1305U Core i5-1335U Core i7-1355U |
Celeron 7305 Core i3-1215U Core i5-1235U Core i7-1255U Core i5-1240P Core i7-1260P |
メモリ | LPDDR5 16GB | DDR4 32GB |
ストレージ | SSD 1TB | SSD+HDD |
GPU | 内蔵グラフィクス | Arc A350M、内蔵グラフィックス |
ディスプレイ | FHD | WXGA、FHD |
無線 | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 6E、ギガビットイーサネット |
光学ドライブ | 外付けあり | DVDスーパーマルチドライブ内臓 |
バッテリー | 14.6時間 | 14.1時間 |
重量 | 1.65㎏ | 2.2㎏ |
価格 | 360 × 236 × 17.9mm | 362.4 × 254.7 × 23.7㎜ |
変更点です。
・CPUが13世代に
・メモリが最大16GBになったが、処理速度が速いLPDDR5に
・Wi-Fi 6EがWi-Fi 6に
・イーサネットがなくなった
・約600g軽量化
・筐体がすごくコンパクトに
・USB Type-Cのデータ転送速度が5Gbpsに落ちた
まぁ、旧モデルじゃないの違う点が多いですが、最大の変化は筐体が一回り小さくなり、570g軽くなった点ですね。性能的にはLavie N15のほうが高くできますが、同じくらいの性能ですね。持ち運びをする人は本機が良いですが、DVDスーパーマルチドライブが必要で持ち運びをしない人はN15のほうが良いと思います。
こちらは、プロセッサーの性能を表すCPU Markスコアです。
CPU Markスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・旧モデル
Core i7-1260P | |
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Core i5-1240P | |
Core i5-1335U | |
Core i7-1355U | |
Core i5-1235U | |
Core i7-1255U | |
Core i3-1215U | |
Intel U300 | |
Core i3-1305U | |
Celeron 7305 |
CPU Markスコアは1万くらいあればビジネス用途でも快適に使えるので、普段使い用の本機は問題ないと思います。
Intel U300が意外に高い性能で、Core i3と同じくらいですね。
持ち運びがしやすい15.6インチ
本機の特徴はそこそこ小さな筐体で、持ち運びがしやすい1.65㎏の重量です。15.6インチで1.65㎏は「まぁまぁ軽い」ので、持ち運ぶことがある人には使いやすいかもしれません。
ベゼルが細い
Lavieは、ハイエンドモデルのNextremeを除いてベゼル(周りに黒い縁)が太いものが多いのですが、本機は結構細くてスリムに見えます。
17.9㎜と、手でつかみやすい厚さです。スタイリッシュな外観なので、どこにでも連れて行きたくなるPCです。
今までのN15シリーズと違い、光学ドライブは外付け
LavieのN15シリーズであるN15やN15(R)は光学ドライブが内蔵されていますが、本機は外付けになります。まぁ、正直言うと、毎日何度もDVDやCDを焼いたりする人以外は、外付けのほうが便利ですよね。
また、ディスクドライブを外付けにしたおかげで、N15よりも600g近く軽くなったので、持ち運びがしやすくなっています。
Adobe Creative Cloud付
なんと、Adobe Creative Cloudフォトプランがついてきます!が、通常1TBの容量ですが20GBになっています。
これ、PhotoshopやLightroomが使えるプランで、筆者もサブスクライブしています。Intel U300以外のモデルについてくるようですが、メモリ8GBじゃ重くて使いにくいと思うのでご注意を。
その他の特徴
外観
先述したようにベゼルが細く、スタイリッシュな外観です。標準的なFHDディスプレイが搭載しており、普通に見やすいです。
カームブラックとフロストブルーの2種類があり、ブラックはビジネスモデルっぽく、ブルーはおしゃれな普段使い用PCといった感じですね。
天板にはシンプルなLavieのロゴがあるだけです。
Webカメラ周り
WebカメラはHD 720pで92万画素になり、プライバシーシャッターも搭載しています。カメラを使わないときは閉じておくと安心です。
スピーカーは1.5Wが2つあり、ステレオマイクが搭載です。
いたって普通のスペックです。
キーボード
キーボードはJIS配列の105キーで、テンキー付きになります。数字を使うことが多い人には使いやすい仕様です。主要キーは同じ大きさなので、ミスタイプもしにくいと思います。
キーピッチ(キーの中心から次のキーの中心までの距離)は18.5㎜で、窮屈じゃない幅があります。また、キーストローク(キーを押し込む距離)は1.6㎜とそこそこ良く、入力しやすいと思います。
CPU
CPUはPコア(Performance Core)とEコア(Efficient Core)の2つを搭載しており、高負荷な作業はPコアで処理を、低負荷な事はEコアで処理することによって、パワフルでも省電力性を兼ね揃えたCPUになっています。
また、Intel Thread Directorというハードコアが、命令をより効率よくPコアとEコアに割り当てて実行できるので、性能もかなり上がっています。
先ほど紹介しましたが、こちらはCPUの性能を測るCPU Markスコアです。
スコアの目安
- 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 15000~・ハイエンドPCに搭載される
- 18000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
CPU Markスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・その他
Core i7-1260P | |
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Core i5-1240P | |
Core i5-1335U | |
Core i7-1355U | |
Core i5-1235U | |
Core i7-1255U | |
Core i3-1215U | |
Intel U300 | |
Core i3-1305U | |
Celeron 7305 |
グラフィックス
グラフィック性能が高いと、Officeを使った作業や複数画面での作業などがしやすくなります。Core i5やCore i7はそこそこ高い性能があり、LightroomなどのAdobe製品も使いいやすいです。
3D Graphics Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i7-1260P | |
---|---|
Core i7-1355U | |
Core i5-1135G7 | |
Core i5-1335U | |
Ryzen 7 5800U | |
Core i5-1240P | |
Ryzen 5 5500U | |
Core i3-1215U | |
Ryzen 7 5700U | |
Core i5-1235U | |
Ryzen 5 5600U | |
Ryzen 5 5625U | |
Ryzen 3 5425U | |
Ryzen 3 5300U |
メモリ
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
搭載メモリはLPDDR5で、最大16GBになります。先述しましたが、Adobe製品を使う予定の人は、16GBがおすすめです。
こちらはメモリの処理速度を数値化した、Memory Markの比較です。
Memory Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
DDR5-4800MHz平均 | |
---|---|
LPDDR4-4266MHz平均 | |
LPDDR5平均 | |
DDR4-3200MHz平均 |
Wi-Fi 6に対応
対応周波数 | 速度 | |
IEEE802.11ac (Wi-Fi 5) |
5GHz | 6.9Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6) |
2.4/5GHz | 9.6Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6E) |
2.4/5/6GHz | 9.6Gbps |
次世代通信規格のWi-Fi 6に対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。
インターフェイス
インターフェスは必要最低限が搭載しており、USBのデータ転送速度はすべて5Gbpsになります。
右側面インターフェイスにはSDカードリーダーとUSB 3.2 Gen 1になります。
左側面には電源ジャック、USB 3.2 Gen 1、HDMI、USB Type-C 3.2 Gen 1、そしてマイク/ヘッドフォンジャックです。
サポート・保証
標準保証で1年間の引き取り修理が付いており、NEC指定業者が指定住所に引き取りに来てリペアセンターに配送し、修理後に返送するサービスです。送料等は無料で、最短で1日で修理が完了します。(ただし配送期間があるので、手元に戻ってくるには最短数日かかります)
最長5年まで延長できるので、安心ですね。
また、アクシデントダメージプロテクションという「水濡れ・火災・水害・落下など」の通常保証には含まれない保証もある「あんしん保障サービスパック」という上位保証もあります。
サポートは24時間365日対応のチャットサポートや、使い方相談・故障診断・修理受付の電話サポート(フリーダイヤル)があります。受付時間は朝9時から夜7時までになっています。
NECのサポートは手厚いことで有名で、「デジタルライフレスキューサービス」もあり、パソコンだけじゃなくデジタル家電やゲーム機の設定方法、Officeの使い方、テレワークをしたいけどどうしたらいいかなど、幅広い質問ができます。しかも、フリーダイヤルなので、気軽に電話できますね。
ライバル機種
紹介している機種はLenovoからで、両機種とも画面アスペクト比が16:10と縦に長く、16インチは17インチ以上の、14インチは15.6インチ並みの情報量があります。
ThinkPad E16 インテル
ThinkPad初の画面アスペクト比が16:10の機種で、Thunderbolt 4も初めて搭載しています。スペック的に「低価格モデル」と呼べないスペックになっていますが、価格は8万円台からとかなり安いです
CPU | Core i3-1315U Core i5-1335U Core i7-1355U Core i5-1340P Core i7-1360P |
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メモリ | 最大24GB |
ストレージ | SSD×2 |
ディスプレイ(16型) | WUXGA/WQXGA IPS タッチあり |
通信 | Wi-Fi 6/6E、1ギガビットイーサネット |
生体認証 | 指紋センサー/顔認証(オプション) |
WEBカメラ | FHD、FHD+IRカメラ |
重さ | 1.76㎏~ |
バッテリー | 最大約13.9時間 |
価格 | 8.1万円~ |
ThinkPad E14 Gen 5 Intel
過去の欠点をすべて解消し、上位モデルに近づいた最新機種です。画面アスペクト比が16:10と縦に長く、15.6インチ並みの情報が表示されます。1.41㎏と標準的な重さ、そしてイーサネットもThunderbolt 4も搭載と、外出用でも据え置き用でも使いやすい機種です。このスペックで8.1万円からと安いです
CPU | Core i3-1315U Core i5-1335U Core i7-1355U Core i5-1340P Core i7-1360P Core i5-13500H Core i7-13700H |
---|---|
メモリ | 最大32GB |
ストレージ | 最大SSD ×2 |
ディスプレイ(14型) | WUXGA IPS 光沢なし、タッチあり |
通信 | Wi-Fi 6/6E、1ギガビットイーサネット |
生体認証 | 指紋センサー、顔認証あり |
WEBカメラ | FHD 1080p、FHD+IR |
重さ | 約1.41㎏~ |
バッテリー | 最大約15.4時間 |
価格 | 8.1万円~ |
まとめ
良い点
・少しコンパクトで軽量、持ち運びがしやすい
残念な点
・目新しいスペックがない
・生体認証なし
総合評価
普通のノートパソコンで、スペックもいたって普通です。Intel U300モデルは5.8万円からと安いのでお買い得ですが、Core i3は8.6万円、Core i5は9万円台、Core i7は10万円台と割高感があります。
Intel U300はそこそこ性能が高いので、普段使い用としては十分だと思います。
また、Lavieは保証やサポートが手厚いので、パソコンに詳しくない人には向いていると思います。