LAVIE Direct N14 Slimのレビューです。
軽い!
14インチで実測1105g!!これだけ軽いと、本当に取り扱いが楽なんですよね。身軽に移動ができます。
また、CPU性能も高くメモリの増設も可能、そしてバッテリー交換も自分でできる仕様なので、末永く使うことができます。
レビュー機はメーカーからお借りしており、スペックはRyzen 5 8640U、16GB(8GB×2枚) DDR5-5600MHz、SSD 256GBになります。
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・クリスマスセールおすすめ機種
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Contents
LAVIE Direct N14 Slim 2025年秋モデルの特徴とスペック
| CPU | Ryzen 5 8640U Ryzen 7 8840U |
|---|---|
| メモリ | DDR5-5600 最大32GB |
| ストレージ | SSD 最大1TB |
| グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
| ディスプレイ(14型) | WUXGA IPS 光沢無し タッチなし/あり |
| OS | Windows 11 Home/Pro |
| LAN | Wi-Fi 6E、イーサネット |
| 生体認証 | 顔認証 |
| WEBカメラ | HD+IRカメラ |
| オーディオ | ヤマハ製 AudioEngine |
| 寸法(幅×奥行×高さ) | 315 × 222 × 18.5mm |
| 重さ | 実測1105g |
| バッテリー(JEITA 3.0) | 最大約6.5時間(バッテリーS) 最大約9.2時間(バッテリーM) |
| 標準保証 | 1年間 |
| 価格 | 17.6万円~ |
<性能評価>
パソコンの頭脳であるCPUはNPUを搭載したRyzen 8000Uシリーズが搭載で、レビュー機にはRyzen 5 8640Uが搭載しビジネス用途でもがっつり使える性能でした。
メモリはDDR5-5600MHzでメモリスロット2つで最大32GB(16GB×2枚)、ストレージはPCIe 4.0で最大1TBになります。
ディスプレイは画面アスペクト比が16:10の14インチで、画面比16:9の15インチ並みの情報が表示されます。より多くの情報を見て取れるので、作業効率も上がります。解像度はWUXGA(1920×1200ドット)のIPS液晶で、高視野角・高輝度・高色純度、そしてノングレアのタッチパネルになり、非タッチパネルモデルもあります。
その他のスペックは、OSはWindows 11 HomeかProで、LANはWi-Fi 6Eに対応しギガビットイーサネットも搭載しています。
Webカメラはちょっと残念なHD解像度ですが、顔認証のIRカメラを搭載し、サインインは一瞬です。
14インチで実測1105gグラムとすごく軽く、バッテリー駆動時間は最大6.5時間とちょっとした外出にも対応。ただし、バッテリーをMにすると約60g重たくなりますが、最大約9.2時間のバッテリー駆動時間になり、より外出向けになります。
インターフェイスはUSB Type-C(10Gbps)が2つあり、USB-A(5Gbps)も2つ、そしてHDMIやセキュリティロックケーブルスロット、RJ45に3.5ミリジャックもあり、十分じゃないかなと思います。
高い堅牢性にバッテリー交換にも対応
本機は米軍の物資調達規格であるMIL規格とNEC独自の試験をクリアした高い堅牢性を兼ねそろえており、安心して持ち運びができます。
また、自分で安全簡単にバッテリーを交換できるので、先々バッテリーが消耗したときもPCの買い替えを検討しなくていいですね。
これは底面カバーで、ネジ2つを外してバッテリーカバーを外します。
カバーを外した状態で、中に見えるのはバッテリーです。真ん中にある赤丸の二本のネジを外し、緑部分がちょっと出っ張っているので、ここに爪をひっかけてバッテリーを取り出します。
バッテリーを外した状態です。ちなみに、メモリの増設で筐体内部にアクセスするにはバッテリーを取り外さないといけません。
メモリの増設ができる
筐体内部です。右上の穴の開いたメタルの下にメモリがあります。
メモリスロットは2つあり、レビュー機には8GBメモリが2枚搭載していますが、最大32GB(16GB×2)にできます。
空きM.2スロットはないので、SSDの増設はできません。
先日の記事でお伝えしたように、現在メモリ価格が2~3倍に上昇しており、今後も高騰していくとのことなので、メモリを買うなら今すぐか落ち着くまで待った方がよさそうです。
外観と重さを検証
左右ベゼルは6.3ミリ、上11.9ミリ、下10.5ミリで、全体的に細いベゼルです。
背面です。フロストブラックと言うカラーでかっこいいですね。
Lavieでは珍しく1色だけで、TheビジネスPCと言った見た目です。
寸法は幅315ミリ、奥行き222ミリ、高さ18.5ミリとコンパクトで、一般的に見たら分厚くないですがこんなに軽いPCにしては18.5ミリと厚いですね。
あと、どうでもいいのですが、NECの寸法は見てて気持ちがいいですね。ここ最近、0.00ミリまで記載するところもあるので、書いてて面倒くさいんです(笑)。例えば18.51ミリとかなら18.5ミリでいいし、幅315.65ミリとかじゃなくて315.6ミリ、もしくは315ミリでいいですよね(笑)。
実測1105gと、14インチでは非常に軽いです。こんなに軽いと持ち運びもすごく楽です。
ディスプレイは180度開くので、床に座って作業をすることがある人にも使いやすく、画面共有するときにも便利です。
こんなに軽い機種なのに、片手で開閉可能です。これ、すっごく便利なんですよ。片手にドリンクや書類など持っていても、片手でディスプレイを開いて使い始めることができます。
画面比が16:10の14インチディスプレイ
ディスプレイは14インチのWUXGA(1920×1200ドット)IPS液晶で、ノングレア、そしてタッチパネルとタッチなしの2種類あり、タッチを選ぶとスマホやタブレットの様に使えるので便利です。
画面比は通常の16:9よりも縦に長い16:10で、16:9の15インチ並みの情報が表示されます。
表示量が多いので今まで見えなかった部分もしっかりと見え、スクロールアップ/ダウンの回数が減るし、持ち運び時でも生産性を落とすことなく作業ができると思います。
左は低価格PCに搭載されるNTSC 45%と言う色域で、右が本機sRGB 100%のディスプレイで色鮮やかですね。画像編集や動画編集にも合う色彩です。
次は視野角のチェックです。どこから見ても四隅が暗くなったりせずにしっかりと見えました。
HD WEBカメラ+IRカメラ付き
<右画像はプライバシーシャッターを閉じた状態>
WebカメラはHD解像度っちょっと残念ですが、Web会議や通話など普通にできます。また、カメラシャッターもあるので、カメラを使わないときは閉じておくと安心です。
顔認証のIRカメラ搭載で、サインインが楽にできます。
ズームするとよりわかりやすいですが、現在主流のFHD Webカメラと比較してもそんなに画像も荒くなく、良いカメラ品質だと思います。
本機にはNPUが搭載しているのでWindowsスタジオエフェクトが利用可能で、自動フレーミングや背景の削除などカメラ設定に便利な機能が使えます。
オーディオは音が軽く音量もそこまで大きくないですが、会議などの会話に合う音だと思います。
フルサイズキーボード+Copilotキー搭載の操作性
主要キーは同じ大きさで押し間違いをしにくい設計で、すべてのカーソルキーも大きく使いやすかったです。Copilotキーもあるので作業効率も上がります。
トラックパッドは111.6×69.8ミリと十分な大きさがあり、クリック感がしっかりしており押し心地が良かったです。
キーピッチ(キーの中心から次のキーの中心までの距離)は実測19×18.3ミリでフルサイズ、キーストローク(キーを押し込む距離)は実測1.2ミリで打鍵感は普通でした。軽いタイピングをする人が合うと思います。
充実のインターフェイス
インターフェイスはUSB-A(5Gbps)が2つ、USB Type-C(10Gbps)が2つあり、RJ45やHDMI、microSDカードリーダー、そして3.5ミリジャックもあり、ドック無しでも十分だと思います。
右側面はmicroSDカードリーダー、USB-A(5Gbps)、HDMI、そしてRJ45です。
左側面はセキュリティスロットとUSB Type-C(10Gbps/Powerdelivery、Displayport機能付き)が2つ、USB-A(5Gbps)そしてヘッドフォン/マイクジャックになります。
各種ベンチマーク結果と性能評価
本機には以下2つのCPUが搭載可能で、どちらもZen 4アーキテクチャになります。
・Ryzen 5 8640U(6コア12スレッド/レビュー機)
・Ryzen 7 8840U(8コア16スレッド)
ベンチマークの総評を先に言うと、CPUの総合性能は高く、AI関連の性能も高めで、Office作業や画像・動画編集などのグラフィック性能も高めでした。あえて言えばシングルコア性能がそこまで高くなかったですが、万能プレーヤーだと思います。
CPU Mark計測結果
こちらはCPUの性能を測るCPU Markスコアで、計測結果は21375とビジネス用途でもがっつり使えるスコアでした。
他のCPUとの比較です。
スコアの目安
- 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 15000~・ハイエンドPCに搭載される
- 18000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
CPU Markスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
|---|---|
| Core Ultra 9 185H | |
| Ryzen AI 9 365 | |
| Ryzen 7 8845H | |
| Core Ultra 7 165H | |
| Ryzen 7 8840HS | |
| Core Ultra 5 135H | |
| Core Ultra 7 155H | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Ryzen 5 8640U | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Snapdragon X Plus X1P-42-100 | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Core Ultra 5 135U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Core 5 120U | |
| Core 7 150U | |
| Core Ultra 7 165U | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Core 5 220U |
Geekbench AIで見るAI処理性能
Geekbench AIのONNXでCPUのAI性能を測りました。ONNXはOpen Neural Network eXchangeで、ディープラーニングや機械学習モデルのようなAIモデルの性能を計測します。
Single Precision(単精度)は2826、Half Precision(半精度)は1401、Quantized(量子化スコア)は5597と全体的に良いスコアでした。
Single Precision Score/単精度スコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Core Ultra 9 285H | |
|---|---|
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Ryzen AI 5 340 | |
| Ryzen 5 8640U | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core i5-13420H | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Core i7-1260P | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Ryzen 5 7535U |
Half Precision Score/半精度スコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
|---|---|
| Core Ultra 9 285H | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Ryzen AI 5 340 | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Ryzen 5 8640U | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Core i5-13420H | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Core i7-1260P | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 3 7335U |
Quantized Score/量子化スコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Core Ultra 9 285H | |
|---|---|
| Ryzen AI 7 350 | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Ryzen AI 5 340 | |
| Ryzen 5 8640U | |
| Core i5-13420H | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core i7-1260P | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 3 7335U |
Cinebench 2024で見るレンダリング性能
Cinebench 2024のスコアで、Cinema 4DのデフォルトレンダリングエンジンであるRedshiftのパワーを利用して、CPUとGPUの能力を計測します。計測結果はマルチコア538、シングルコア94と実用的なスコアでした。
他のCPUとの比較です。
マルチコア性能
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
|---|---|
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Ryzen 7 8845HS | |
| Apple M1 Max | |
| Snapdragon X Plus X1P-42-100 | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Ryzen 5 8640U | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Apple M1 | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Core i7-1280P | |
| Core 5 220U | |
| Core 5 120U |
シングルコア性能
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Core Ultra 7 258V | |
|---|---|
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Apple M1 Max | |
| Apple M1 | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Core 5 120U | |
| Snapdragon X Plus X1P-42-100 | |
| Ryzen 3 8300GE | |
| Ryzen 7 8845HS | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Ryzen 5 8640U | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Core 5 220U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Core i7-1280P |
PCMark10での実用性能評価(Web・Office・編集)
こちらはPCMark10の計測結果で、Essentialは「通常用途(Web検索やビデオ会議、アプリの起動など)の性能」、Productivityは「Microsoft Office(事務系のアプリ)使用時の性能」、Digital Content Creationは「コンテンツ作成(画像・動画編集など)のしやすさ」を表しています。
総合性能の目安は以下になります。
・9000以上・・・超ハイスペック(主にグラボ搭載機種)
・7500以上・・・ハイスペック
・5000以上・・・ミドルクラス
・2500以下・・・エントリ―クラス
本機種のスコアです。メモリが1枚なのでスコアが伸びませんでしたが、メモリ2枚にすると総合性能もミドルクラスになり、もっと使いやすいと思います。ただし、基本的に文書作成やメール対応、Excelでデータ入力などの軽い作業に向いています。
- 総合性能は5970→ミドルクラス
- Essentialは9237→通常用途やビデオ会議などは快適にできる
- Productivityは8508→高い性能で快適にできる
- Digital content creationは7347→高い性能で快適にできる
Essential
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
|---|---|
| Ryzen 5 8640HS | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core i7-1260P | |
| Core i5-1240P | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Core 5 120 | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Ryzen 5 8640U | |
| Ryzen 5 5625U | |
| Ryzen 7 5700U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 3 5425U | |
| Ryzen 3 7335U | |
| Core 5 220U | |
| Ryzen 5 PRO 6650U |
Productivity
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
|---|---|
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Ryzen 5 5625U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 5 8640U | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Ryzen 3 5425U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 7 5700U | |
| Ryzen 5 PRO 6650U | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Ryzen 3 7335U | |
| Core 5 120U | |
| Core 5 220U |
Digital Content Creation
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
|---|---|
| Core Ultra 7 258V | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Ryzen 5 8640U | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Ryzen 7 7735U | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Core i7-1260P | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Core 5 120U | |
| Core 5 220U |
5分の4K動画を撮影し、Davinci Resolveでレンダリングにかかった時間です。当然ですが、時間が短いほうが高性能です。3回計測し平均は3分47秒とまぁまぁの速度でした。
4K動画レンダリング速度
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Core i7-1260P | |
|---|---|
| Ryzen 5 7535U | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Core i5-13420H | |
| Ryzen 5 8640U | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Core Ultra 9 285H | |
| Ryzen AI 5 340 | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Core i7-14700+RTX 4060 | |
| Ryzen AI 9 HX 370+RTX 4060 |
3D Graphics Mark計測結果
グラフィック性能が高いとOfficeを使った作業や複数画面での作業、そして画像・動画編集などがしやすくなります。3D Graphics Markのスコアは5408と良いスコアでした。
3D Graphics Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
|---|---|
| Ryzen 7 8845HS | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Ryzen 5 8640U | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Ryzen 7 7735U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Ryzen 5 PRO 6650U | |
| Core i7-1260P | |
| Core i7-1355U | |
| Core 5 120U | |
| Core 5 220U |
Fire Strike計測結果
Fire Strikeのスコアは5248と、なかなか良いスコアでした。
Fire Strike
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| RTX 3050 | |
|---|---|
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Core Ultra 7 258V | |
| GTX 1650 | |
| Core Ultra 5 125H | |
| GTX 1650 Max-Q | |
| Arc A350M | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Ryzen 5 8640U | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Ryzen 7 7735U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Core 5 220U | |
| Core 5 120U | |
| Snapdragon X Plus X1P-42-100 |
次はゲームのベンチマークで、ドラゴンクエスト10は8171で「とても快適」、FFXIV黄金のレガシーは5121で「普通」でした。
排熱性能
通気口は狭く、内部のファン部分のみになっています。
筐体内部にはファンが一つと、ヒートパイプが一つだけでした。最低限の排熱機構ですが、CPUが省電力モデルなので低温に抑えられてました。
CPUの性能をフルで使うCinebench 2024と言うベンチマークを実行時に、PCの表面温度と底面温度、そして騒音値を測りました。
PC表面温度は34.5度、底面は38.9度とどちらも低く、足の上に置いて使っていてもちょっと温かいくらいでした。
平均騒音値は平均41dBとやや騒音は感じられますが、うるさくないです。
ちなみにベンチマークはCPU性能を100%フルで使うもので、普通に作業をしていて長時間CPUを100%使うことはないので、こういった温度や騒音値を見ることはないと思います。
メモリ性能計測
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
搭載メモリはDDR5-5600MHzで、メモリ性能を測るMemory Markは2871と平均的な速度でした。
その他のメモリとの比較です。
Memory Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| LPDDR5X平均 | |
|---|---|
| 本機DDR5 | |
| DDR5平均 | |
| LPDDR5平均 | |
| LPDDR4X-4266MHz平均 | |
| DDR4-3200MHz平均 |
ストレージ
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
搭載ストレージはSSD 256GBで、シーケンシャル速度を計測したら、リード(読み込み速度)は6333MB/秒、ライト(書き込み速度)は3435MB/秒ととても速い速度でした。
起動時間を計測したら、5回の平均で12秒とすごく速かったです。
| 1回目 | 12秒 |
|---|---|
| 2回目 | 12秒 |
| 3回目 | 12秒 |
| 4回目 | 11秒 |
| 5回目 | 12秒 |
| 平均 | 11.8秒 |
その他の特徴
Wi-Fi 6E対応+イーサネット搭載
| 対応周波数 | 速度 | |
| IEEE802.11ac (Wi-Fi 5) |
5GHz | 6.9Gbps |
| インテルWireless-AC 9560 2×2(Wi-Fi 5) | 2.4/5GHz | 1.7Gbps |
| IEEE802.11ax (Wi-Fi 6) |
2.4/5GHz | 9.6Gbps |
| IEEE802.11ax (Wi-Fi 6E) |
2.4/5/6GHz | 9.6Gbps |
次世代通信規格のWi-Fi 6Eに対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。
Wi-Fi 6EはWi-Fi 6のExtended(エクステンディット)版で、6GHz帯(高速通信)での通信ができるのですが、執筆時現在の日本では6GHz帯はまだないので使えません。最大で5GHz帯になります。
また、ギガビットイーサネットを搭載しているので、無線でも有線でも接続できます。
バッテリー駆動時間
バッテリー駆動時間は最大6.5時間とちょっとした外出にも対応しており、バッテリーをMにすると約60g重たくなりますが、最大約9.2時間のバッテリー駆動時間になりより外出向けになります。
長い間外出が多い方は、ちょっと重たくなりますがMサイズバッテリーを検討しても良いと思います。
まとめ
良い点
・14インチで1105gと非常に軽い
・CPU総合性能が高い
・画面比が16:10で、14インチだが15インチ並みの情報が表示される
・ディスプレイの色域が広い
・メモリの増設ができる
・排熱性能が高い
・バッテリーを自分で交換できる
残念な点
・バッテリーSだとバッテリー駆動時間がすごく短い
総合評価
軽い!軽いは正義!
これ、いつも思いますが、軽いと本当に楽なんですよね。ちょっとした移動でも思た機種は「ふ~っ」ってため息交じりな気持ちが出ますが、PCが軽いとフットワークも軽くなり生産性も上がると思います。
また、全体的に高い性能なのでがっつりとした作業にも向いています。WEBカメラはHD解像度と低いのですが、FHDとあまり変わらない品質だったので、問題ないと思います。
バッテリー駆動時間はちょっと短めですが、それでもこれだけ軽いと便利です。すべての移動で「肩の荷」が下ります。




























