本機は販売終了しました。後継機種のProBook 430 G8をどうぞ!
HP(ヒューレットパッカード)のProbookはビジネスノートで、より上の耐久性・生産性を兼ね揃えたスペックで、サポート窓口も日本で行われています。
安心のMade in Japan 東京生産モデルで、計2万時間、最大12万時間に及ぶ品質テストをクリアした機種で、米軍調達基準のMIL規格準拠なので品質はやはり安心ですね。
ここまで聞くと「価格が高そう・・・」と思いますが、本機種Probook 430 G7は現在はセール中で12万5800円が5万7800円、LTEモデルは16万5000円が8万2800円と割引中です!
Contents
HP Probook 430 G7(13.3型)のレビュー
CPU | Intel core i3-10110U Intel core i5-10210U |
---|---|
メモリ | 4 , 8 ,16GB(最大32GB) |
ストレージ | SSD 最大512GB+HDD 500GB SSD 最大256GB(LTEモデル) |
ディスプレイ | HD TN 非光沢 220nit FHD 非光沢 250nit(LTEモデルのみ) |
グラフィックス | Intel UHDグラフィックス |
OS | Windows 10 Home、Windows 10 Pro |
セキュリティ | TPM、HP Sure sense、HP BIOSphere Gen 5、HP Sure Click、プライバシーシャッターなど |
無線LAN | WiFi6/WiFi5 |
有線LANポート | 有り |
指紋センサー | 搭載 |
LTE | 搭載モデル有 |
Microsoft Office | 搭載モデル有 |
サイズ | 308x231x18㎜ |
重さ | 1.44㎏ |
バッテリー | 最大15.25時間 |
サポート | 1年間電話サポート・LINEやツイッターでのサポート |
保証 | 1年間 |
価格 | 税込)6万3580円~ |
東京生産の本機種はライトユーザー~ミドルユーザー向けのビジネススペックです。
パソコンの頭脳であるCPUは第10世代のIntel core i3かビジネスに最適のCore i5、メモリは最大16GB(自分で増設する場合は最大32GB)と大容量です。
ストレージはデュアルストレージも可能で、SSD 512GB+HDD 500GBと最大1TBもあります。また、AOS BOX Coolと言う容量無制限のクラウドストレージもオプションで付けることが出来るので、これであれば容量を気にせずに写真やビデオに動画など何でも大量に保存できます。
ディスプレイは低価格のHDディスプレイか、LTEモデルを選べば高画質のFHDディスプレイが搭載可能です。
次世代通信規格のWiFi6対応モデルもあるので、超高速回線でのインターネットが楽しめますね。
本機種最大の売りは、何と言っても耐久性の高い品質に、日本でのサポートですよね。ビジネスノートのみサポートは日本になっており、問題があった場合は電話も繋がりやすくスピーディーに解決できます。
また、Made in Tokyoというのも安心ですよね。
HP Probook 430 G7の特徴
13.3型でスタイリッシュなボディに、持ち運びがしやすいサイズです。
幅308㎜、奥行き231㎜と大学ノートA4サイズ(297㎜x210㎜)と比べても、幅+1.1㎝、奥行き+2.1㎝と小型で持ち運びがしやすいサイズです。
厚さ18㎜と1円玉(直径20㎜)より小さいので、カバンに入れてもかさばりにくいですね。しかも重さはたったの1.44㎏です。軽いです。
ボディはアルミニウムなので耐久性も高く、おしゃれですね。プラスチック素材の安いPCとの違いは、一目で分かります。
さりげなくヒンジ部分にPROBOOKとロゴがあるのも、おしゃれだと思います。
あまり使う機会もありませんが、この様に180度開くことが出来ます。複数人で画面を見ている時に、こう開くこともあります。
電源ボタンは珍しく左上にあり、指紋センサーは右のパームレスト付近にあります。電源は右上にある事が多いので、慣れるまで間違えるかもしれないです。
また、底面にスピーカーがあるパソコンが多いのですが、本機種のスピーカーはキーボード上の部分にあるので音がクリアに聞こえますね。
キーストロークは1.5~1.7㎜と深く、打感が良いキーボードです。一般的なキーボードは1㎜~1.4㎜ほどで軽く、押しごたえが無いのですが、さすがビジネスモデルなので「タイピングのしやすさ」も考えられて作られています。
また、キートップが若干湾曲しているのでよりタイピングがしやすいですね。
CPU
CPUはパソコンの頭脳で、性能が高いとパソコンもサクサク動くし、性能が低いと動きが遅くなります。
簡単にCPUの見方を紹介します。
Intel core i7–10510U
基本的に数字が大きなものが性能が高くなります。Core i3< i5 <i7となり、青数字の10は世代を表しています。本機種では第10世代になっており、これが9だと9世代と変わっていきます。
緑の数字も大きなものが性能が高く、510<610<710とバージョンが上がるにつれて数字が上がっていきます。最後のUは省電力モデルで、ほとんどのノートパソコンに使われています。
スコアの目安
- 2000~・ネットサーフィンでもストレスを感じるほど
- 5000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 7000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 10000~・ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
↓グラフをタップすると数値が表示されます↓
[visualizer id=”13094″ lazy=”no” class=””]Core i3は比較的ストレスが無く使えるくらいのスペックですが、タブをいくつも開けて作業をする場合は「ちょっと遅い」と思う時があると思います。Office作業やWeb閲覧がメインの場合は、気にならないと思います。
Core i5はスコアも6510と高めで、いくつものタブを開け、調べものをしながら作業をする場合でもがっつり使えます。
というのもCore i3は2コア4スレッド、Core i5は4コア8スレッドなので、コアが大きい方が同時に処理できるデータが多くなるからです。
<アプリやソフトの数は例です>
メモリ
メモリは一時的にデータを保存する場所で、より大きなメモリはより多くの、より大きなデータが処理しやすくなります。
本機種はDDR4-2666MHzで、メモリスロットが2つあるの自分で増設する場合は最大で32GB(16GBx2)まで増設できます。(その場合は保証が外れます)
販売されているモデルは
- LTE無しモデル・・・4GB/8GB/16GB
- LTEモデル・・・4GB/8GB
と、なぜだかLTEモデルは8GBまでになります。まぁ、通常8GBあれば困る事は無いので問題ないと思います。
ストレージ
ストレージはHDD(ハードディスクドライブ)とSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)の2種類があります。
- HDD/SSD 128GB・・・SATA接続 最大データ転送速度6.0Gbps
- SSD 256GB/512GB・・・M.2 2280 PCle-NVMe 最大データ転送速度は32Gbps
とは言っても理論値なのでここまで出ませんが、性能は高いものが搭載されています。
SSD | HD | |
LTE無しモデル | 128GB SATA 256GB PCle-NVMe 512GB PCle-NVMe |
無し 500GB |
LTEモデル | 128GB SATA 256GB PCle-NVMe |
無し |
ストレージも、LTEモデルの方が低容量モデルのみになります。おそらくですが、AOS BOX Coolを利用する人が多いのでこうなっているのかな?と思います。
ディスプレイ
LTE無しモデル | HD TN 非光沢 220nit |
LTEモデル | HD TN 非光沢 220nit FHD 非光沢 250nit |
HD | ハイディフィニション 解像度1366x768 |
---|---|
FHD | フル・ハイディフィニション、解像度1920x1080 |
TN液晶 | 視野角が狭くコントラストも低い |
光沢なし | 背景や自分が画面に映り込みがしにくい |
nit | 輝度(明るさ)を表す単位で、通常250前後が標準 |
ディスプレイはそこまで質が高いものではありません。ここ最近のノートパソコンで、HDディスプレイはほとんど使われていないくらいの画質です。まぁ、値段が値段なのでしょうがないですが、ちょっと目が疲れやすいし長時間の使用はお勧めできないですね。
変わってフルHDは現在標準の高画質で、長時間の作業でも目が疲れにくく、コントラスト比も高め、視野角も広いのでおすすめです。
また、前面カメラには物理カバー(Privacy Shutter)が搭載されているので、ビデオ電話を使っていない時に閉じておくと万が一の時にも安心ですね。
WiFi6
次世代通信規格のWiFi6に対応です。5Gと共に注目されている通信規格で、最大9.6Gbpsもの通信速度になります。
ここ最近はドコモ光 ギガが10Gbpsの通信速度を提供していて、提供エリアもどんどん広がっているので、今後高速通信が可能になりますね。
LTE
nanoSIMを使って、常時ネット回線に繋げることが出来るものです。格安SIMで接続することが多いですが、ここ最近は楽天UN-Limitが安くて話題になってますよね。無制限で3000円くらいであるので安いです。
下り最大で450Mbpsと大容量通信なので、パソコンもサクサク動きますね。
セキュリティ
このセキュリティが本機種ProBook 430 G7がビジネスノートである所以なのですが、多くのビジネスに必要なセキュリティが搭載されており、堅牢性はかなり高いです。
- HP Sure Sense・・・ディープラーニングを活用したリアルタイム検知機能があり、悪意のあるファイルを検出し、マルウェア、ゼロディ攻撃、ランサムウェアなどからPCを守るセキュリティ機能
- HP BIOSphere Gen5・・・ウイルスやマルウェアによる不正なBIOSの書き換えや、破損からシステムを保護
- HP Sure Click・・・Web閲覧のセキュリティ強化で、タブを閉じるだけでマルウェアが消滅する
- HP Sure Start・・・自動復旧機能で攻撃を受けても自動でリカバリ
- HP Client Security Software・・・パスワード関係などのセキュリティ機能
- HP Secure Erase・・・BIOSの中のSecure Eraseを使って内蔵ドライブのデータを完全に削除することが出来る
- セキュリティロックケーブルスロット・・・盗難や持ち運び防止用のセキュリティワイヤーを使うスロット
- TPM・・・独立して機能するチップで、パスワードなどの重要情報を格納できる
- Windows Defender・・・Windows搭載のセキュリティ機能で、マルウェアなどのウイルスからパソコンを守ってくれる
セキュリティはかなり豊富です。HP独特のセキュリティが多いので、安心です。
容量無制限のクラウド(AOS BOX Cool)
容量無制限・全自動のクラウドバックアップで、データを安全に保管が出来ます。外付けHDDを使う人も多いですが、最近はクラウドにデータ保存をする人も多いですよね。
壊れないからデータを損失しないし、万が一ファイルを上書きしても世代保管が出来るので、上書き前のデータも残っています。
1年版は税別5800円、3年版は1万7400円、4年、5年版まであります。
インターフェイス
- セキュリティ ロック ケーブル用スロット
- USB 3.1(Gen 1)
- SDカードリーダー
- コンボステレオヘッドフォン/マイクジャック
- USB 3.1(Gen 1)ポート
- HDMIポート
- ネットワークポート(RJ45)
- USB Type-C(Power Delivery+DisplayPort)
- 電源コネクター
RJ45は有線LANポートです。会社のイントラネットや、インターネットを有線接続する際に必要ですね。
別売りですが、HPドッキングコネクターを使えば有線LANやVGAモニター、4Kディスプレイは2画面出力などいろんなものに接続できます。
サポート
HPは、手厚いアフターフォローが有名ですよね。パソコンに詳しくない人でも、簡単に使い始めることが出来ます。
パソコン購入時に同梱される「パソコン入門書」を見ながら初期設定や使い方を学べ、分からない場合は「1年間電話サポート」もあるので、電話をしながら設定などのやり方を聞くことが出来ます。
これがあるので、「初めてパソコンを購入する人」でも安心して使い始めることが出来ます。特に本機種の様なビジネスモデルを購入した場合は、サポートも日本国内でやっているので安心です。
ちなみにパソコンは1年間補償が付いているので、万が一の時も安心ですね。
最後に
第10世代のCPUに手厚いサポート、セキュリティ、そして米軍の物資調達規格テストをクリアーしているほどの堅牢性を兼ね揃えた機種です。
ディスプレイがちょっといまいちなHDもありますが、長時間作業をしない人であればあまり気にならないと思います。LTEモデルはフルHDもあるので、高画質ですね。
本機種は
- あまり長時間作業しない人
- 頑丈でセキュリティがしっかりした機種を探している人
- バッテリーが長いので外出先で使うことがある人
におすすめです。