HPの上位モデル、13.3インチEliteBookのレビューです。
旧モデルから改悪された点があり、若干首をひねる個所もありますが、概ねうまくまとまった機種だと思います。
当サイトの評価は、このようになりました。
スペック | [usr 4.1] |
---|---|
コスパ | [usr 3.8] |
総合評価 | [usr 3.9] |
Contents
HP EliteBook 830 G9のスペック
CPU | Core i5-1235U/1245U Core i7-1255U/1265U |
---|---|
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD 最大2TB |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
ディスプレイ(13.3型) | WUXGA UWVA |
OS | Windows 11 Pro Winodws 10 Pro(11からのダウングレード) |
無線 | Wi-Fi 6E |
生体認証 | 顔認証、指紋センサー |
WEBカメラ | 5MP、IRカメラ |
オーディオ | Bang &Olfsen |
寸法(幅×奥行×高さ) | 300.1 × 214.8 × 19.2mm |
重さ | 1.28㎏ |
バッテリー | 最大約13時間42分 |
標準保証 | 1年間 |
価格 | 16.9万円~ |
<性能評価>
パソコンの頭脳であるCPUは、インテル12世代の省電力モデルが搭載で、性能はパワフルなPシリーズに劣りますが、バッテリー駆動時間が長くなるので、持ち運びに便利です。
メモリは最新のDDR5で、オンボード16GB、ストレージは最大でSSD 2TBと大容量です。
ディスプレイは13.3インチですが、画面アスペクト比が16:10と縦に長いので、14インチ並みの情報が表示されます。より作業がしやすくなりました。
また、輝度は400ニトか1000ニトの2種類があり、どちらも高輝度で、屋外でも使いやすい明るさです。
その他のスペックは、Windows 11 ProかダウングレードしたWindows 10 Proがあり、最新のWi-Fi 6Eに対応、Webカメラは500万画素と高解像度です。
A4サイズのコンパクトボディで、重量は1.28㎏と悪くなく、バッテリー駆動時間は最大約13.6時間になります。
PCを頻繁に持ち運び、外出先でも作業をすることが多い人に向いています。
2022/23年のトレンドと比較
2022年~23年の高性能ノートパソコンのトレンドをまとめたので、本機がどのくらい満たしているか比較してみます。(〇/標準搭載、△/モデルによってはあり、×/なし)
12/13世代CPU | DDR5 | PCIe 4.0 | アスペクト比16:10 |
〇 | 〇 | ― | 〇 |
Wi-Fi 6E | sRGB 100%以上 | 輝度300nit以上 | 1080P Webカメラ |
〇 | ― | 〇 | 〇 |
Thunderbolt 4 | 生体認証 | 重量1.2㎏前後 | バッテリー14時間以上 |
〇 | 〇 | △ | △ |
重量が1.28㎏で、バッテリーは13.6時間と若干足りないですが、おおむねハイエンドモデルのスペックが採用されています。
旧モデルとの比較
<右/本機種・左/旧モデル>
旧モデルのElitebook 830 G8との比較です。(表のメモリ・SSD・バッテリーは最大値)
本機種 | 830 G8 | |
Evoプラットフォーム認証 | × | 〇 |
CPU | Core i5-1235U/1245U Core i7-1255U/1265U |
Core i5-1135G7/1145G7 Core i7-1165G7/1185G7 |
メモリ | 16GB | 64GB |
ストレージ | SSD 2TB | SSD 512GB |
ディスプレイ | WUXGA UWVA | FHD IPS |
無線 | Wi-Fi 6E | Wi-Fi 6、4G LTE |
バッテリー | 約13.3時間 | 約14.5時間 |
重量 | 1.28㎏ | 1.26㎏ |
寸法 | 300.1 × 214.8 × 19.2mm | 307.8 × 204.6 × 17.9㎜ |
主な良い変更点です。
・11世代CPUから12世代に
・最大ストレージが2TBにアップ
・メモリがDDR4からDDR5に
・画面アスペクト比が16:9から16:10に
・Wi-Fi 6Eに対応
・WEBカメラが720p(0.9MP)から5MPに
主なダウングレードされた個所です。
・メモリスロットがなくなり、増設/換装ができなくなった
・Evoプラットフォーム認証じゃなくなった
・バッテリー駆動時間が減った
・20gですが、重たくなった
・上ベゼル(画面の黒い枠)が太く見えるようになった
・分厚くなった
・LTEモデルがなくなった
ん~・・・、進化したのか退化したのかわからないスペックですね。まぁ、CPUやメモリなどのパーツは新しいものが搭載しているので進化していますが、Evoがなくなったり、13.3インチで1.28㎏と重くなったり、厚さが19.2㎜と分厚くなったりしています。
ディスプレイが大きくなり、CPU性能は上がっているので、重たいタスクなどはやりやすくなっていますが、やはりEvo非対応になったので、総合的に見ると「う~ん・・・」と言った感じです。
プロセッサーの性能を表すCPU markスコアです。
CPU Markスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・旧モデル
Core i7-1265U | |
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Core i7-1255U | |
Core i5-1245U | |
Core i5-1235U | |
Core i7-1185G7 | |
Core i7-1165G7 | |
Core i5-1155G7 | |
Core i5-1135G7 |
旧モデルから、おおむね30%ほど性能が上がっています。
HP EliteBook 830 G9の特徴
ちょっと上のベゼル(画面の黒い枠)が太いですが、スタイリッシュな外観です。剛性と軽量性に優れたマグネシウムボディを採用し、高級感があふれる機種です。
また、サステナビリティを意識した機種で、天板90%はリサイクルされたマグネシウムを使用し、キートップの50%は廃棄されたDVDを、そして外箱とクッションは100%サステナブル素材を使用しています。
ここ最近は、良いスペックのものを作るだけじゃなく、環境にも良いものを作っていますね。
寸法は、おおよそですが一般的な13.3インチのサイズで、
・幅 300.1㎜
・奥行 214.8㎜
・厚さ 19.2㎜
となっています。A4サイズ(297×210㎜)とほぼ同じ寸法なので、ビジネスバッグにもすっぽり入ると思います。
ただし、厚さは19.2㎜と分厚くなっています。これは、intel CPUの発熱が高いからかもしれません。
重さは1.28㎏と重たくないですが、上位モデルの13.3インチにしては軽くもないです。
上位モデルのみに使用されるHPのロゴがあり、ボディラインは最近はやりの丸みを帯びたラウンドエッジじゃなく、直線的なデザインになっています。より洗練されたビジネスPCと言った外観です。
Webカメラ周り
Webカメラは、なんと500万画素もあり、2.8K以上の解像度になっています。一般的なノートパソコンHD 720p(92万画素)、2022年以降はFHD 1080p(192万画素)が増えてきましたが、500万画素のWebカメラはそこまで多くないですね。
また、プライバシーシャッターも搭載しているので、カメラを使わないときは閉じておくと安心です。
ちなみに、顔認証用のIRカメラもあるし、指紋センサーも搭載しているので、サインインは一瞬です。
マイクはノイズキャンセリング機能付きのデュアルマイクで、スピーカーはデンマークの高級老舗オーディオメーカーのバング&オルフセンで、2つのスピーカーを搭載しています。
HP Dynamic Voice Levelingは、PCの3m以内であれば自動的に声がクリアに聞こえるようマイクを調整 するので、歩きながら話す人も、複数人で会議をする場合でも、安心して通話ができます。しかも、PCをデスクに置いて、部屋を歩いていても、カメラが映る範囲であれば、常にフレームの中央に映されます。
オーディオ関係は高品質で、ハイエンドスペックですね。
東京生産
安心と信頼の、東京生産モデルです。また、安心感だけじゃなく、日本の雇用を支えるので、個人で使うPCはいつもMade in Japanを選びます。
MILスペック
本機は12万時間を超えるHP独自のテストををクリアしており、5万ステップものテストになっています。また、19項目のMIL規格と言う米軍の物資調達規格に準拠しており、落下テストや気温・気圧の変化テスト、ディスプレイ部の耐久性など様々なテストもクリアしています。
キーボード
キーボードは85キーでバックライト付き、防滴機能付きになります。
キーピッチ(キーの中心から次のキーの中心までの距離)は18.7×18.7㎜で、窮屈じゃない幅があります。また、キーストローク(キーを押し込む距離)は1.5㎜と若干良いです。
また、タッチパッドは、旧モデルから45%も拡大したそうです。操作性が上がりますね。
CPU
Core i7-1255U/1265U | Core i5-1235U/1245U | |
Pコア | 2 | |
Eコア | 8 | |
スレッド | 12 | |
キャッシュ | 12MB | |
Pコア最大周波数 | 4.7GHz | 4.4GHz |
Pコア基本周波数 | 1.7/1.8GHz | 1.3/1.6GHz |
Eコア最大周波数 | 3.5GHz | 3.3GHz |
GPU実行ユニット | 96 | 80 |
ベースパワー | 15W | |
最大パワー | 55W |
CPUはPコア(Performance Core)とEコア(Efficient Core)の2つを搭載しており、高負荷な作業はPコアで処理を、低負荷な事はEコアで処理することによって、パワフルでも省電力性を兼ね揃えたCPUになっています。
また、Intel Thread Directorというハードコアが、命令をより効率よくPコアとEコアに割り当てて実行できるので、性能もかなり上がっています。
Core i5-1245UとCore i7-1265UはvProに対応しているので、多くのPCを一括管理する人はvPro対応CPUが良いです。
こちらはCPUの性能を測るCPU markスコアです。
スコアの目安
- 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 14000~・ハイエンドPCに搭載される
- 15000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
CPU Markスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・旧モデル
Core i5-1240P | |
---|---|
Ryzen 5 5625U | |
Core i7-1265U | |
Core i7-1255U | |
Core i5-1245U | |
Core i5-1235U | |
Core i7-1165G7 | |
Core i5-1135G7 |
Uシリーズは省電力モデルなので、Pシリーズほどの性能はありませんが、それでも十分な性能になっています。また、バッテリー駆動時間が長くなるという特徴もあるので、持ち運び用のPCには最適なCPUです。
グラフィックス
グラフィック性能が高いと、Officeを使った作業や複数画面での作業などがしやすくなります。
3D Graphics Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i7-1165G7 | |
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Core i5-1240P | |
Ryzen 5 5500U | |
Core i3-1215U | |
Ryzen 7 5700U | |
Core i5-1235U | |
Ryzen 5 5600U | |
Ryzen 5 5625U | |
Ryzen 3 5425U |
グラフィック性能は高くも低くもない性能で、2画面作業をしたり、リタッチをLightroomでやるくらいには問題ないです。
ディスプレイ
解像度 | 光沢 | 液晶 | 画面比 |
WUXGA(1920×1200) | なし | UWVA | 16:10 |
輝度 | その他 | ||
400nit 1000nit |
― HP Sure Viewあり |
ディスプレイは通常の画面アスペクト比の16:9よりも縦に長い16:10で、13.3インチでも、14インチ並みの情報が表示されます。
一目でより多くの情報が見て取れるので、スクロールする回数も減ります。
解像度はFHD相当のWUXGAで1920×1200ドット、液晶はウルトラ・ワイド・ビューイング・アングルで視野角が広いです。
輝度は400ニトと1000ニトがあり、400ニトだと太陽が照る日中の屋外だとほんの少しくらいかなと思うことがあるかもしれませんが、木陰や屋内では十分明るいです。
1000ニトのモデルはHP Sure Viewという「のぞき見防止機能」付きで、ボタン1つで輝度を落とし、のぞき見を防ぎます。
メモリ
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
搭載メモリは最新のDDR5ですが、オンボードメモリのみで、増設/換装ができません。今までのモデルは最大64GBまでできたのでファンも多かったと思いますが、ちょっと残念ですね。
ただし、16GBあればよほどの業務じゃない限りメモリ不足になることはないと思うので、気にならない人が多いと思います。
ストレージ
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
搭載SSDはM.2 PCIe NVMeで、高速データ転送速度があり、最大2TBと大容量です。また、自己暗号化機能付きで、大事なデータを守ることができます。
セキュリティ
世界で最も安全なビジネスPCをうたっているだけあり、HP独自の堅牢なセキュリティが搭載です。搭載している、主なセキュリティをご紹介します。
- HP Sure Sense・・・ディープラーニングを活用したリアルタイム検知機能があり、悪意のあるファイルを検出し、マルウェア、ゼロディ攻撃、ランサムウェアなどからPCを守るセキュリティ機能
- HP BIOSphere Gen6・・・ウイルスやマルウェアによる不正なBIOSの書き換えや、破損からシステムを保護
- HP Sure Click・・・Web閲覧のセキュリティ強化で、タブを閉じるだけでマルウェアが消滅する
- HP Sure Start Gen6・・・自動復旧機能で攻撃を受けても自動でリカバリ
- HP Sure Run Gen 4・・・ウイルス対策ソフトやOSのセキュリティ機能をOFFにさせない
- HP Sure Recover Gen4・・・OSがウイルスに感染した場合でも、正常な状態に自動リカバー
- HP Client Security・・・パスワード関係などのセキュリティ機能
- HP Secure Erase・・・BIOSの中のSecure Eraseを使って内蔵ドライブのデータを完全に削除することが出来る
セキュリティナノロックケーブル用スロット・・・盗難や持ち運び防止用のセキュリティワイヤーを使うスロット - TPM・・・独立して機能するチップで、パスワードなどの重要情報を格納できる
- Windows Defender・・・Windows搭載のセキュリティ機能で、マルウェアなどのウイルスからパソコンを守ってくれる
ちなみに、Wolf securityは標準搭載じゃないので、購入時に追加しなくちゃいけません。
Wi-Fi 6Eに対応
対応周波数 | 速度 | |
IEEE802.11ac (Wi-Fi 5) |
5GHz | 6.9Gbps |
インテルWireless-AC 9560 2×2(Wi-Fi 5) | 2.4/5GHz | 1.7Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6) |
2.4/5GHz | 9.6Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6E) |
2.4/5/6GHz | 9.6Gbps |
次世代通信規格のWi-Fi 6に対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。
Wi-Fi 6EはWi-Fi 6のExtended(エクステンディット)版で、6GHz帯(高速通信)での通信ができるのですが、執筆時現在の日本では6GHz帯はまだないので使えません。最大で5GHz帯になります。
LTE
以前はLTEモデルがあったのですが、本機は、日本販売製品では使用ができません。スマホのテザリングで使うことになります。
バッテリー駆動時間
バッテリーは3セル・38Whrと小さいですが、JEITA 2.0測定で最大約13時間42分のバッテリー駆動時間になっています。
使うときの状況や輝度も関係するので一概に言えませんが、実際の駆動時間は6~7時間になると思います。
インターフェイス
インテ―フェイスは、USB-Aが2つ、Thunderbolt 4が2つあり、HDMIなどもあるので、必要十分だと思います。屋内で使うときはThunderbolt 4対応ドック(アマゾンで1.4万円くらいからあります)を使うと便利です。
右側面はNANO Lockスロット、USB 3.1、オーディオ/マイクコンボジャックです。
左側面はHDMI、USB 3.1、そしてThunderbolt 4が2つになり、Thunderbolt 4には、こういった機能・性能があります。
- Power delivery対応、DisplayPort出力機能付き、DC-in機能付き
- 最大データ転送速度40GB/秒が2mのケーブルでも出る(以前は0.8mまで)
- PCIeの転送速度は32GB、ストレージ転送速度は最大3000Mbps
- 4Kディスプレイ2台同時に出力可能
- 8K出力にも対応
サポート・保証
HPのサポートは、電話・チャット、メール・LINEなどでやっており、対応時間は月-金8:00-21:00、土8:00-17:30になります。電話は専用回線になっており、電話した時に「その件でしたらこちらの部署におかけ直しください」と言う定番の文句が出てこないことですね。たらいまわしを回避し、1つの窓口で対応してくれます。また、サポートは国内になります。
保証は1年間引き取り修理が付いており、最長5年に延長ができます。また、オンサイト修理という保証にもアップグレードできます。
- 引き取り修理・・・指定業者がパソコンを引き取りに来て修理工場に配送、修理後配達される(期間内はパーツ代や配送代など無料)
- 出張修理/翌日オンサイト修理・・・家や事務所に来てその場で修理。期間内は交換パーツ代など無料
- アクシデントサポート・・・標準保証ではカバーされない水濡れや落下破損、盗難などに対応
保守拠点は国内に420か所以上あるので、修理も速いです。
また、他にも多くの有料サポートがあるので、購入時に確認してみてください。
ライバル機種
EliteBook 1040 G9
14インチでたったの1.16㎏と超軽量で、Wi-Fi 6EにLTEも搭載と、持ち運びが多いビジネスパーソンにお勧めの機種です。輝度も最大1000ニトと高く、CPUは省電力モデルが搭載、指紋センサーや顔認証もありで、Evoプラットフォーム認証を得た「使いやすい」機種です
CPU | Core i5-1235U Core i7-1255U |
---|---|
メモリ | 16GB(最大64GB) |
ストレージ | SSD 512GB |
ディスプレイ(14型) | WUXGA UWVA 1000ニト |
OS | Windows 10 Pro(Windows 11からのダウングレード) |
無線 | Wi-Fi 6E、LTE、Bluetooth 5.2 |
生体認証 | 顔認証、指紋センサー |
WEBカメラ | 500万画素、IRカメラ |
重さ | 1.16㎏~ |
バッテリー | 38Whr/51Whr 最大12時間9分(JEITA 2.0測定) |
価格 | 17.7万円~ |
ThinkPad X1 Carbon Gen 10
最小構成でもハイスペックなCore i5-1240P搭載で、メモリは最新のLPDDR5-5200MHz、SSDはPCIe NVMe 4.0×4と、最新スペック満載のハイエンドビジネスノートです。全体的な性能が上がっており、ディスプレイ、カメラ、マイクにスピーカーも一味違った機種です
CPU | Core i5-1240P/1250P Core i7-1260P/1270P/1280P |
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メモリ | 最大32GB |
ストレージ | SSD 最大2TB |
グラフィックス | Iris Xe |
ディスプレイ(14型) | WUXGA(1920×1200)/WQUXGA(3840×2400) 光沢なし |
無線 | Wi-Fi 6E AX211、Bluetooth 5.2、LTE |
生体認証 | 指紋センサー、顔認証 |
重さ | 1.12kg |
バッテリー | 57wHr/最大24.9時間 |
価格 | 18.9万円~ |
ThinkPad X13 Gen 3 AMD
Ryzen PRO 6000シリーズ搭載の本機種は、メモリやSSDも最新で、スペックが高いです。X1シリーズよりも若干ベゼルが太めですが、1.19㎏と軽く、バッテリーも16.2時間と長いです。13.3型ですが画面アスペクト比が16:10と縦に長いので、14インチ以上の情報が表示されます。
CPU | Ryzen 5 PRO 6650U Ryzen 7 PRO 6850U |
---|---|
メモリ | 最大32GB |
ストレージ | SSD 最大2TB |
ディスプレイ(13.3型) | WUXGA、WQXGA IPS 16:10 |
OS | Windows 11 Home/Pro |
無線 | Wi-Fi 6E、LTEあり、Bluetooth 5.2 |
生体認証 | 顔認証(オプション)、指紋センサー |
Webカメラ | 720p、1080p |
重さ | 1.19㎏~ |
バッテリー 電源 |
41Whr・16.2時間 54.7Whr・? 45W、65W |
価格 | 14.5万円~ |
まとめ
良い点
・マグネシウム合金ボディで、耐久性も高く高級感あり
・画面比が16:10で、13.3型でも14型並みの情報が表示される
・メモリが最新のDDR5
・WEBカメラが高画質
・生体認証あり
・オーディオが高品質
・Wolf Security搭載可能
残念な点
・旧モデルのような拡張性がなくなったのは残念
・ボディが分厚くなった
・LTEがなくなった
・若干とは言え重くなり、バッテリー駆動時間も下がった
・Evo認証がなくなった
総合評価
モバイルビジネスPCとしては文句のない性能で、スペックが足りないと思うことはないと思います。高級感のある機種だし、MILスペックやHP独自の耐久性テストをクリアしているので、安心して持ち運びができます。
ただし、旧モデルから見ると改悪された個所もあり、手放しでお勧めできる機種ではありません。ちょっと、残念な気持ちもあります。
特に、企業が購入する場合は、スペック不足かなと言うときはメモリの増設もできたので、より長く同じ機種を使用できましたが、本機だとスペック不足かなと言うときは何も手立てがないので、買い替えるしかありませんね。
とは言え、16GBもあれば、当分は十分だと思います。