HP Elite x360 830 G10は、ビジネスユーザー向けの2-in-1ノートパソコンです。
全体的にハイスペックで、ビジネス杯スタンダードといった機種です。画面アスペクト比が16:10と縦に長く、13.3インチでも14インチ以上の情報が表示されるので、今まで以上に生産性が上がります。
当サイトの評価は、このようになりました。
スペック | [usr 4.3] |
---|---|
コスパ | [usr 3.5] |
総合評価 | [usr 3.8] |
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Contents
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HP Elite X360 830 G10のスペック
CPU | Core i5-1335U/1345U Core i7-1365U |
---|---|
メモリ | LPDDR5 16GB |
ストレージ | SSD 最大512GB |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
ディスプレイ(13.3型) | WUXGA UWVA |
OS | Windows 11 Pro |
通信 | Wi-Fi 6E、LTEモデルあり |
生体認証 | 指紋センサー、顔認証 |
WEBカメラ | 500万画素、IRカメラ |
オーディオ | Bang & Olfsen |
寸法(幅×奥行×高さ) | 300.1 × 216.2 × 19.2mm |
重さ | 1.3㎏~ |
バッテリー | 最大約14時間45分 |
セキュリティ | HP Wolf Security |
標準保証 | 1年間 |
価格 | 33万円~ |
<性能評価>
Evoプラットフォーム認証に準拠したモデルもあり、高性能2 in 1 PCになります。
パソコンの頭脳であるCPUはインテル第13世代で、Core i5かi7が搭載可能です。vPro対応CPUは一括管理ができるので、システム管理の効率も上がります。
メモリはLPDDR5で、オンボード16GBになります。メモリスロットはないので、増設はできません。ストレージは高速データ転送速度があるSSD NVMeで、パソコンの起動も速いです。
ディスプレイは画面アスペクト比が16:10と縦に長く、13.3インチでも14インチ以上の情報が表示されます。今まで13.3インチは小さいからと敬遠していた人にも合うと思います。
解像度はWUXGA(1920×1200ドット)のUWVA液晶で、輝度は400ニトと明るめです。
その他のスペックは、Windows 11 Proが搭載し、最新のWi-Fi 6Eに対応、Webカメラは500万画素と高解像度です。顔認証と指紋センサーもあるので、サインインは一瞬です。
コンパクトボディで重量は1.3㎏からとそこそこ軽く、バッテリー駆動時間は最大約14時間45分(51Whrバッテリ選択時)になります。大容量バッテリ(51Whr)搭載モデルを選んだ場合は、Evoプラットフォーム認証に準拠する名実ともにハイスペックPCになります。
Thunderbolt 4対応USB Type-Cが2つあり、インターフェイスは必要十分あります。外出時でも屋内でも使いやすい機種です。
2023年のトレンドと比較
2023年のノートパソコンのトレンドをまとめたので、本機がどのくらい満たしているか比較してみます。(〇/標準搭載、△/モデルによってはあり、×/なし)
13世代CPU | DDR5 | PCIe 4.0 | アスペクト比16:10 |
〇 | 〇 | – | 〇 |
Wi-Fi 6E | sRGB 100%以上 | 輝度300nit以上 | 1080P Webカメラ |
〇 | – | 〇 | 〇 |
Thunderbolt 4 | 生体認証 | 重量1.2㎏前後 | バッテリー14時間以上 |
〇 | 〇 | × | 〇 |
旧モデルとの比較
旧モデルのElite X360 830 G9は、日本では発売されていないようです。ほぼ全てのHPノートパソコンを網羅している当サイトですが、初めて見ました。
Evoプラットフォーム認証に準拠
第13世代CPUのEvoプラットフォームは、Project Athenaから数えて第4世代のEvoになります。CPUで言えば11、12、13世代のインテルCPUに、Evo認証があります。
ただし、13世代CPUを搭載していたらEvo認証を得るわけじゃなく、下記項目を満たす「ハイスペックなノートパソコン」のみがEvo認証を得ることが出来ます。また、本機は51Whrのバッテリー搭載モデルのみになり、38Whrを搭載したCore i5-1335Uと1345UはEvoじゃありません。
- Iris Xeグラフィックス搭載の第13世代CPU搭載機種
- アプリケーションを高速かつ高レスポンスで使える
- AI推論も高速で使える
- 電源を問わずにレスポンスが良い事
- 9時間以上のバッテリー駆動時間
- フルHD以上
- 1秒以内でスリープから復帰
- 30分の充電で4時間駆動
- Wi-Fi 6E実装
- Intel CPS(Connectivity Performance Suite)に対応
- フルHD以上のWebカメラを搭載
- 音声ノイズ抑制機能搭載
- Thunderbolt 4搭載
- ノートパソコンであること
- Intel Unisonのサポート
代々Evoプラットフォーム認証を受けた機種は数えるほどしかなく、特別な機種になります。
どこでも使いやすい2 in 1 PC
2 in 1 PCとはディスプレイを360度回転させることができ、タブレットの様にも使用したりできるPCになり、HPではX360と付いています。
<タブレットモード>
移動中の車内やカフェで使うときは、タブレットモードだと場所を取らないので使いやすいです。縦置きでも横置きでも使えます。
HP リチャージブルアクティブペンG3は、ワコムのアクティブ静電気結合方式(AES)を採用し、4096段階の筆圧を感知します。 ただし、ペンは一部モデルではオプションなので、購入時にご確認ください。
<テントモード>
ベッドやソファに寝転がって使うとき、テントモードだと底面にある吸気口を塞がないので、本体が熱くなりにくいです。
<メディアモード>
メディアモードだと光が反射して見にくい時や、ディスプレイをもっと近づけたいときに有効です。底面に付いているスピーカーがディスプレイの後ろに来るので、動画を見る時などは音が自分にまっすぐ来ず、見ている本人よりも周りにいる人の方が音がよく聞こえます。
HP Wolf Security搭載可能
セキュリティはHP Wolf Security for Businessが搭載可能で、包括的なセキュリティになっています。デフォルトでは搭載していないので、ご注意を。
- HP Sure Sense・・・ディープラーニングを活用したリアルタイム検知機能があり、悪意のあるファイルを検出し、マルウェア、ゼロディ攻撃、ランサムウェアなどからPCを守るセキュリティ機能
- HP BIOSphere Gen6・・・ウイルスやマルウェアによる不正なBIOSの書き換えや、破損からシステムを保護
- HP Sure Click・・・Web閲覧のセキュリティ強化で、タブを閉じるだけでマルウェアが消滅する
- HP Sure Start Gen 6・・・自動復旧機能で攻撃を受けても自動でリカバリ
- HP Client Security Software・・・パスワード関係などのセキュリティ機能
- HP Secure Erase・・・BIOSの中のSecure Eraseを使って内蔵ドライブのデータを完全に削除することが出来る
- ナノセキュリティロックケーブルスロット・・・盗難や持ち運び防止用のセキュリティワイヤーを使うスロット
- TPM・・・独立して機能するチップで、パスワードなどの重要情報を格納できる
- Windows Defender・・・Windows搭載のセキュリティ機能で、マルウェアなどのウイルスからパソコンを守ってくれる
「世界で一番安全なビジネスPC」と言っているだけありセキュリティは万全で、次項で紹介する東京生産ということもあり、安心して使えます。
東京生産・日本でのサポート
HPのビジネスPCは「世界中で高品質な製品を提供したい」ということで、東京でビジネスPCを生産しています。やはりMade in Japanだと安心しますよね。
また、日本で生産していいるので日本の雇用にも寄与しており、個人的に応援もしたくなります。
HPのサポートは、電話・チャット、メール・LINEなどでやっており、対応時間は月-金9:00-21:00、土9:00-17:00になります。一番うれしいのは、電話した時に「その件でしたらこちらの部署におかけ直しください」と言う定番の文句が出てこないことですね。たらいまわしを回避し、1つの窓口で対応してくれます。また、サポートは国内になります。
保証は1年間引き取り修理が付いており、最長4年に延長ができます。また、オンサイト修理という保証にもアップグレードできます。
- 引き取り修理・・・指定業者がパソコンを引き取りに来て修理工場に配送、修理後配達される(期間内はパーツ代や配送代など無料)
- 出張修理/オンサイト修理・・・家や事務所に来てその場で修理。期間内は交換パーツ代など無料
- アクシデントサポート・・・標準保証ではカバーされない水濡れや落下破損、盗難などに対応
保守拠点は国内に420か所以上あるので、修理も速いです。
また、他にも有料サポートが多くあるので、公式サイトを確認してみてください。
HP Product Quality
本機は12万時間の品質テストをクリアし、米軍の物資調達企画であるMIL-STD 810Gの19項目に適合と堅牢性の高い機種です。
持ち運びやオフィスでの使用にも、安心して使えます。
画面アスペクト比16:10のディスプレイ
解像度 | 光沢 | 液晶 | 画面比 |
WUXGA(1920×1200) | なし | UWVA | 16:10 |
輝度 | その他 | ||
400nit | ambient light sensor |
ディスプレイは通常の画面アスペクト比の16:9よりも縦に長い16:10で、13.3インチでも14インチ並みの情報が表示されます。一目でより多くの情報が見て取れるので、スクロールする回数も減ります。
13.3インチのほうがより多く見えますね。筆者は持ち運び用でも画面比16:9の13.3インチは見ずらいので敬遠していましたが、16:10のディスプレイが登場してからは13.3インチも使うようになりました。
解像度はFHD相当のWUXGAで1920×1200ドット、液晶はUWVA(ウルトラ・ワイド・ビューイング・アングル)で視野角が広いです。
ambient light sensorは周囲の光を感知し、それに合わせてデバイスの画面を適切に調整します。個人的にすごく嫌いな機能ですが、役に立つと思う人もいると思います。
輝度は400ニトで、こちらは輝度の目安です。
220ニト | 室内ならなんとか使える。明るい室内では暗く見える |
---|---|
250ニト | 室内向け。屋外では日陰ならギリギリ使える |
300ニト | 屋外の日陰でも見える |
400ニト | 屋外でも使いやすいが、直射日光が当たるとちょっとくらい |
500ニト | 屋外向け |
600ニト | 画面に直射日光が当たっても比較的見える |
500万画素WEBカメラ
Webカメラは超高画質の500万画素で、内蔵Webカメラとしては最高峰の品質です。一般的なPCにはHD解像度(約92万画素)、ビジネスPCにはFHD解像度(約200万画素)が搭載していますが、本機は倍以上の500万画素です。
Web会議やビデオ通話はもちろん、オンラインレッスンの講師など仕事で使う人にも使えます。
また、カメラ拡張機能で、オートフレームやマルチカメラなど「あったらいいな」という機能が付いているので、より快適に使えます。
もちろんプライバシーシャッターも搭載しているので、使用していないときや離席時に閉じておくと安心です。
マイクはデュアルマイクで、オーディオはデンマークの高級老舗オーディオメーカーのバング&オルフセンで、2つのスピーカーを搭載しています。
指紋センサーと顔認証に対応しており、サインインは一瞬です。
その他の特徴
外観
上ベゼルはカメラなどがある関係でそこまで細くないですが、左右下のベゼルはすごく細いですね。
筐体は幅300.1㎜、奥行き216.2㎜とコンパクトですが、厚さは19.2㎜とちょっと厚いです。このクラスのPCなら1.7㎜ほどだとよかったですね。
重さは最軽量モデルが1.3㎏と比較的軽く、持ち運びがしやすいです。
マグネシウム筐体なので高級感があり、耐久性もあります。
キーボード
キーピッチ(キーの中心から次のキーの中心までの距離)は18.7 × 18.7㎜と、フルサイズ並みです。また、キーストローク(キーを押し込む距離)は1.3㎜と浅く、結構軽めのタイプで入力しやすいですね。
これだけ筐体が厚いので、もうちょっとキーストロークがあってもよかったかなと思います。
また、キーボード右下には指紋リーダーもあります。
CPU
Core i5-1335U | |
コア(P/Eコア) | 10(2/8) |
スレッド | 12 |
Pコアクロック | 1.3GHz |
Pコア最大クロック | 4.6GHz |
Eコアクロック | 0.9GHz |
Eコア最大クロック | 3.4GHz |
L3キャッシュ | 12MB |
GPU | 80EU |
ベース/マックスパワー | 15/55W |
こちらはvPro対応CPUで、企業で多くのPCを一括管理をする場合はこちらを選んだほうがシステムの方の作業が大幅に減ります。vProの対応非対応で性能が変わるわけではなく、Core i5はどちらも同じ性能になります。
i7-1365U | i5-1345U | ||
コア(P/Eコア) | 10(2/8) | ||
スレッド | 12 | ||
Pコアクロック | 1.8GHz | 1.3GHz | |
Pコア最大クロック | 5.2GHz | 4.6GHz | |
Eコアクロック | 1.3GHz | 0.9GHz | |
Eコア最大クロック | 3.9GHz | 3.4GHz | |
L3キャッシュ | 12MB | ||
GPU | 96EU | 80EU | |
ベース/マックスパワー | 15/55W |
CPUはPコア(Performance Core)とEコア(Efficient Core)の2つを搭載しており、高負荷な作業はPコアで処理を、低負荷な事はEコアで処理することによって、パワフルでも省電力性を兼ね揃えたCPUになっています。
また、Intel Thread Directorというハードコアが、命令をより効率よくPコアとEコアに割り当てて実行できるので、性能もかなり上がっています。
こちらは、CPUの性能を測るCPU Markスコアです。
スコアの目安
- 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 15000~・ハイエンドPCに搭載される
- 18000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
Passmarkスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・旧モデル
Core i7-1360P | |
---|---|
Core i5-1350P | |
Core i5-1340P | |
Core i7-1260P | |
Core i5-1240P | |
Core i5-1335U | |
Core i5-1345U | |
Core i7-1355U | |
Core i7-1365U | |
Core i3-1315U | |
Core i7-1265U | |
Core i7-1255U | |
Core i5-1245U | |
Core i5-1235U |
当サイトでは、ビジネス用途で快適に使うにはスコア1万以上を推奨していますが、どのCPUを選んでも困ることはないと思います。
Cinebench R23のスコアで、CPUの3DCGレンダリング性能を測定します。一般的に、3Dレンダリングやエンコードはマルチコア、モデリングやCAD、編集中、ゲームはシングルコアを重視します。
マルチコア性能
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i7-13700H | |
---|---|
Core i5-13420H | |
Core i7-1355U | |
Core i5-1235U | |
Core i5-1340P | |
Core i5-1335U |
シングルコア性能
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i7-1355U | |
---|---|
Core i7-13700H | |
Core i5-13420H | |
Core i5-1340P | |
Core i5-1335U | |
Core i5-1235U |
グラフィックス
グラフィック性能が高いと、Officeを使った作業や複数画面での作業などがしやすくなります。
3D Graphics Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Ryzen 7 7735U | |
---|---|
Core i7-1165G7 | |
Ryzen 5 PRO 6650U | |
Core i7-1260P | |
Core i7-1355U | |
Core i5-1135G7 | |
Core i5-1335U | |
Core i5-1340P | |
Ryzen 7 5800U | |
Ryzen 7 PRO 5850U | |
Core i5-1240P | |
Ryzen 5 5500U | |
Core i5-1235U | |
Core i3-1215U |
グラフィック性能はちょっと良いかなというくらいですが、画像編集や動画編集などの重たい作業をしない限り普通に使えます。
メモリ
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
搭載メモリはLPDDR5で、オンボード16GBになります。十分な容量がありメモリも新しいので、サクサク使えます。
その他のメモリとの比較です。
Memory Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
DDR5-4800MHz平均 | |
---|---|
LPDDR4-4266MHz平均 | |
LPDDR5平均 | |
DDR4-3200MHz平均 |
ストレージ
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
搭載ストレージはSSDで、最大512GBになります。SSDはデータ転送速度が速く、パソコンの起動も10~15秒ほどと速いです。
Wi-Fi 6Eに対応
対応周波数 | 速度 | |
IEEE802.11ac (Wi-Fi 5) |
5GHz | 6.9Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6) |
2.4/5GHz | 9.6Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6E) |
2.4/5/6GHz | 9.6Gbps |
次世代通信規格のWi-Fi 6Eに対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。
Wi-Fi 6EはWi-Fi 6のExtended(エクステンディット)版で、6GHz帯(高速通信)での通信ができるのですが、執筆時現在の日本では6GHz帯はまだないので使えません。最大で5GHz帯になります。
LTE
いくつかのモデルには、Intel XMM 7560R+LTE-Advanced ProというLTEが搭載しています。デュアルSIM(SIM+eSIM)に対応しており、eSIMであればすぐに使い始めることができますね。
下り最大1Gbps、上り最大150Mbpsと言うことで、ある程度大きなデータも扱いやすいです。
LTE用の格安SIMなら、楽天最強プランがおすすめです。筆者はIIJmioでドコモ回線20GB/月 約2000円と、楽天最強プランを契約していますが、月に20GB以上使うのであれば楽天がお得です。
バッテリー駆動時間
バッテリーはCore i5-1335Uと一部の1345Uモデルには38Whrが搭載し、最大13時間43分のバッテリー駆動時間があります。一部のCore i5-1345UとCore i7-1365Uには51Whrが搭載しており、最大14時間45分になります。
どちらもそこそこ長いので、作業内容によっては丸一日外出しても十分かもしれません。
インターフェイス
USB-Aのデータ転送速度は5Gbpsですが、2つあるThunderbolt 4は40Gbpsと速いので使いやすいと思います。また、必要十分なインターフェイスだと思います。
右側面にはNano SIMカードリーダー(LTEモデル)、Nanoロックスロット、USB 3,2 Gen 1、そして3.5㎜オーディオコンボジャックになります。
左側面にはHDMI、USB 3,2 Gen 1、Thunderbolt 4が2つ、そしてスマートカードリーダーになり、Thunderbolt 4にはこういった機能・性能があります。
- Power delivery対応、DisplayPort出力機能付き、DC-in機能付き
- 最大データ転送速度40GB/秒が2mのケーブルでも出る(以前は0.8mまで)
- PCIeの転送速度は32GB、ストレージ転送速度は最大3000Mbps
- 4Kディスプレイ2台同時に出力可能
- 8K出力にも対応
ライバル機種
ライバル機種は、Lenovoからです。HPビジネスのようなセキュリティはないですが、ThinkShieldという包括的なセキュリティがあります。
ThinkPad X13 Yoga Gen 4
13世代CPU搭載で、メモリやストレージも最新、そして基本性能が高い2 in 1 PCになります。Wi-Fi 6EにLTEにも対応、WEBカメラも高画質です。ThinkPad Pen Proが付属しており、筐体に収納できるので失くす心配もありません
CPU | Core i5-1335U/1345U Core i7-1355U/1365U |
---|---|
メモリ | 最大32GB |
ストレージ | SSD 最大2TB |
ディスプレイ(13.3型) | WUXGA IPS |
無線 | Wi-Fi 6E、4G LTE |
生体認証 | 指紋センサー、顔認証 |
WEBカメラ | FHD、500万画素 |
寸法(幅×奥行×高さ) | 301.7 × 214.6 × 16.4mm |
重さ | 1.21㎏~ |
バッテリー | 最大約22.6時間 |
付属 | Lenovo内蔵ペン |
価格 | 21.7万円~ |
ThinkPad X1 Nano Gen 3
2 in 1 PCではないですが、13インチで最軽量モデルが966.5gからと超軽量モデルです。軽いだけじゃなくパワフルなスペックで、MILスペックに準拠した堅牢性もあります。バッテリー駆動時間も長く、毎日PCを持ち運ぶ人にピッタリの機種です。
CPU | Core i5-1340P/1350P Core i7-1360P/1370P |
---|---|
メモリ | 最大16GB |
ストレージ | SSD 最大1TB |
ディスプレイ(13型) | 2K IPS タッチあり |
無線 | Wi-Fi 6E |
生体認証 | 指紋センサー、顔認証 |
WEBカメラ | FHD 1080p+IRカメラ、MIPI(人勧検知機能)モデルあり |
重さ | 966.5g~ |
バッテリー | 最大約19.7時間 |
価格 | 22.1万円~ |
ThinkPad X1 Yoga Gen 8
13世代インテルCPU搭載で、ハイエンド中のハイエンド2 in 1 PCになります。CPUやメモリ性能だけでなく、筐体の素材やカメラ、マイクなど全体的に高品質です。付属のペンは筐体内部に収容箇所があり、失くすことも少ないと思います。
CPU | Core i5-1335U/1345U Core i7-1355U/1365U Core i5-1340p(未発売) Core i7-1370P(未発売) |
---|---|
メモリ | 最大64GB |
ストレージ | SSD 最大2TB |
ディスプレイ(14型) | WUXGA IPS 光沢なし WQUXGA OLED 反射防止 |
OS | Windows 11 Home/ Pro Windows 11 Pro(Windows 10へのダウングレード権行使) |
無線 | Wi-Fi 6E、4G LTE/5G |
生体認証 | 顔認証、指紋センサー |
WEBカメラ | FHD 1080p |
重さ | 1.38㎏~ |
バッテリー | 最大約27.7時間 |
価格 | 22.9万円~ |
まとめ
良い点
・コンパクトで持ち運びがしやすい
・2 in 1 PCでどこででも使いやすい
・マグネシウム素材でおしゃれ・傷もつきにくい
・(一部モデルは)Evoプラットフォームで性能が高い
・画面比が16:10で、13.3型でも14型以上の情報が表示される
・500万画素のWEBカメラ
・指紋センサーと顔認証対応
・東京生産
・HP Wolf Security搭載
・LTEモデルあり
残念な点
・ハイエンド13.3インチPCなので、標準的な1.2㎏だとよかった
・ペンが付属していないモデルがある
総合評価
ハイエンドモデルの2 in 1 PCで全体的な性能が高く、使い勝手が高い機種です。コンパクトな2 in 1 PCだと飛行機や新幹線などでも使いやすく、また、移動の待ち時間でもどこででも作業ができるのも特徴です。
Thunderbolt 4もあるので、Thunderbolt 4対応ドックを使えば据え置き用としても使いやすいです。
指紋認証や顔認証もあるので、離着席が多い人や移動が多い人に向いたPCです。