低価格で、作業がしやすい大型の15.6インチモデルです。全体的なスペックは価格に反して高く、コスパが高い機種です。(Athlonモデル以外)
そこそこ快適に使えるスペックで、時々持ち運びもするような人に合う機種です。
当サイトの評価は、このようになりました。
スペック | [usr 3.8] |
---|---|
コスパ | [usr 4.8] |
総合評価 | [usr 4.5] |
レビュー機は当サイトの購入品で、Athlon Silver 7120U、メモリ4GB、SSD 128GB、OSはWindows 11 Home Sモードです。
2023年10月1日追記)Sモードを解除したので、今までダウンロードできなかったソフト(PCMark10・i1Profiler)を使って追加のスペックチェックをしました。
サクッと概要をつかみたい方は、こちらの動画をどうぞ。
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Contents
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HP 15-fcのスペック
CPU | AMD Athlon Silver 7120U Ryzen 3 7320U Ryzen 5 7530U |
---|---|
メモリ | 最大16GB |
ストレージ | SSD 最大512GB |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
ディスプレイ(15.6型) | FHD IPS液晶 |
OS | Windows 11 Home Sモード Windows 11 Home |
無線 | Wi-Fi 6 |
生体認証 | 指紋センサー |
WEBカメラ | HD 720p |
寸法(幅×奥行×高さ) | 358 × 236 × 17.9 -21.5 mm |
重さ | 約1.63㎏ |
バッテリー | 最大約10時間 |
標準保証 | 1年間 |
価格 | 4.4万円~ |
<性能評価>
パソコンの頭脳であるCPUは最新のRyzen 7000シリーズで、超低スペックのAthlon、普段使いでは十分なRyzen 3、そして高い性能のRyzen 5になります。
メモリは「なんでこんなことしたの?」って思うスペックです。AthlonとRyzen 3モデルにはオンボードで、最新のLPDDR5-5500MHzが、Ryzen 5モデルは旧モデルのDDR4-3200MHzが2枚(4GB×2 / 8GB×2)搭載です。なぜこんなスペックにしたのか分かりませんが、すべてのCPUはDDR4までしか対応していないので、DDR4の速度で処理されます。
ストレージは全モデル、高速データ転送速度があるSSD PCIe NVMeが搭載で、Athlonモデルは128GBと小さく、Ryzen 3は256GB、Ryzen 5は256GBか512GBになります。128GBを選ぶ人はゆくゆくストレージが足りなくなると思うので、外付けHDDやクラウドストレージの活用を考えた方がいいです。
ディスプレイは15.6インチと大型で、フルHD IPS液晶、そして光沢なしになります。普通と言えば普通のディスプレイで、この価格帯なので標準的です。
その他のスペックは、意外なことに高速・安定通信が可能なWi-Fi 6に対応し、指紋センサーも搭載です。
また、15.6インチで1.63㎏と軽く、バッテリー駆動時間は標準的な10時間です。
1つだけ注意点で、Athlon搭載モデルはOSがSモードと言って、Microsoft Store以外からダウンロードができません。と言うことは、Google ChromeやYahooなどが使えません。Sモードを解除しても使い心地は悪くならなかったので、解除したい人は「Sモードの解除方法」をどうぞ。
Microsoft Store以外から何かしらのアプリやソフトウェアをダウンロードする人は、Ryzen 3モデル以上がおすすめです。
総合的に見て、全体的にしっかりとしたスペックなのは、Ryzen 5を搭載できるからだと思います。コスパが高い機種です。
旧モデルとの比較
HP 15-fcシリーズは初めてのモデルで、旧モデルはありません。HP 15s-eqと言うRyzen 5000シリーズが搭載した機種が販売されていますが、本機は系統的にはeqシリーズの後継機種っぽい感じです。
HP 15-fcの特徴
ナローベゼルを採用し、ディスプレイの画面占有率は85%となっています。
ベゼル幅は、上11.2㎜、下17.9㎜、左右約7㎜と、そんなに太くないですが細くもないです。ただし、低価格モデルにしては良い方だと思います。
15.6インチの筐体で、寸法は
・幅 358㎜
・奥行 236㎜
・高さ 17.9㎜
になります。奥行はちょっとありますが、コンパクトと呼んでも良い寸法です。
厚さは17.9㎜(最薄部)と、スタンダードな厚さです。
普通、低価格モデルって筐体が大きかったり、ベゼルがすごく太かったりしますが、本機は低価格モデルとは思えない筐体です。
ちなみに、もう一点低価格モデルとは思えないところが、ユニボディを採用しているところです。ユニボディとはボディを1つのパーツで構成し、つなぎ目などがないもので、おしゃれで堅牢性も上がります。
天板にはおしゃれでシンプルなロゴがあります。このロゴは2023年から採用されたもので、昔のロゴに比べかなり見た目が良くなりました。
ラウンドエッジで、高級感があります。実際に、本機を購入して初めて手に取った時、「あれ、何か高いPC買ったっけ?」と思いました。そのくらい、デザイン性も高くおしゃれです。
ただし、樹脂素材を使用しており、特に底面カバーは安っぽさがあります。
ディスプレイが開く最大角度で、135°くらいです。
排気性能
底面には幅広い通気孔があり、ヒンジ裏に排気口があります。
ちょっとしたヒートパイプが1本あり、簡素な内部です。ヒートシンクなどもなく、発熱があることを想定していない様な造りです。
こちらはCinebench R23というCPUをフルパワーで使うベンチマークを計測時に、CPU温度を計測しました。
温度はケルビンで記載されており、これを摂氏にすると平均47°(ケルビンでは320)、最大55°(同328)でした。
グラフを見る限り、ベンチを取り始めてすぐに赤い線が右下に下がっており、上がっては下がってを繰り返しています。これは温度が上がり過ぎたときに、クロック数を落としてCPU温度を下げるときに出る特徴です。たったの55°なのでまだ余裕はありそうですが・・・。
ただし、筐体はすごく静かで、ファンレスかと思いました。
WEBカメラ周り
WEBカメラはHD 720pで、カメラシャッターも搭載しているので、使わないときは閉じておくと安心です。
左が本機のカメラで撮影したもので、別の機種で撮影した同じ解像度の写真と比較ですが、同じくらいの映りだと思います。良いものではないですが、普段使いPCにはほとんどHD解像度のカメラで、一般的な画質と言えます。
ちなみにオーディオはデュアルスピーカーにデュアルマイクと、普通です。
キーボード
キーピッチは縦横18.7㎜×18.4㎜とほぼフルサイズですが、キーが15.4㎜×15.1㎜と小さいので、手が大きな人はちょっと窮屈だと感じる人もいるかもしれません。テンキー付きのキーボードは総じてキーが小さいですが、テンキーがあるのでExcelなどで数字を使うことが多い人は使いやすいです。
電源ボタンはdeleteキーの横にあるので、ちょっと嫌な場所ですね。電源は長押ししないと反応しないので間違って消すことはないと思いますが、まぁ、うれしい場所ではないです。
キーストローク(キーを押し込む距離)は1.3㎜と浅く、軽めの流れるようなタイピングをする人に合います。
キーはプラスチック感が強く、安っぽい手触りですが、タイピングをしてもカチャカチャと音がしないので、静かな場所でも使いやすいです。
タッチパッドは125×80㎜と大きく、総合的なキーボードのスペックは普通です。良くも悪くもないです。
キーボード右下に指紋センサーがありますが、電源ボタンと統合していたら、パソコンをスタートしたときに電源と指紋センサーの両方を押さなくていいので、より使いやすいです。
Ryzen 7000シリーズ搭載
Athlon Silver 7120Uモデルは、OSはSモードと言うよりセキュリティが強化されたOSになっており、Microsoft Storeからのみアプリなどをダウンロードできます。
Google Chromeなどを使いたい場合はSモードを解除でき、解除しても特に動作も悪くならなかったので、解除したい方はこちらを参考にどうぞ。
Ryzen 3 7320U | Ryzen 5 7530U | |
アーキテクチャ | Zen 2 | Zen 3 |
製造プロセス | 6nm | 7nm |
コア/スレッド | 4/8 | 6/12 |
L3キャッシュ | 4MB | 16MB |
ベースクロック | 2.4GHz | 2.0Hz |
ブーストクロック | 4.1GHz | 4.5GHz |
GPUコア | 2 | 7 |
TDP | 15W |
Athlonは2コア2スレッドで、L3キャッシュは2MB、クロック数は3.5/1.4GHzになっています。
Ryzen CPUは最新の7000シリーズで、ちょっとややこしいですが、下2桁が「20」のモデルと、下2桁が「30」のモデルを採用しています。
どちらも旧アーキテクチャを採用しており、最新CPUとは言え新しい機能や性能はありません。ただし、Ryzen 5はZen 3アーキテクチャで、性能も高めです。
こちらはCPUの性能を測るCPU Markスコアで、Athlon Silver 7120Uは3587と低い性能でした。
初めてパソコンを起動したときは動作がすっごく遅く、ほとんどフリーズしていましたが、翌日からはそこそこ快適に使えるようになりました。アップデートや読み込みが全部終わったんでしょうね。
ただし、起動直後は2日目以降も動きが遅く、5分くらい待ってから使うのが良さそうです。
CPU Markは普段使い用途なら7000以上、ビジネス用途なら1万以上あると快適です。
スコアの目安
- 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 15000~・ハイエンドPCに搭載される
- 18000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
CPU Markスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i7-1260P | |
---|---|
Ryzen 5 7530U | |
Core i7-1355U | |
Ryzen 5 5625U | |
Core i3-1315U | |
Core i7-1165G7 | |
Ryzen 3 7320U | |
Athlon Silver 7120U |
Ryzen 5は、最新のCore i7-1355U並の性能があり、Ryzen 5は11世代Core i7よりちょっと低い性能です。Athlonは御覧の通りの性能です。
当サイトであえてAthlonを購入したのは、レビューをやっていると高い性能のPCを使うことが多く、こういった低性能CPU搭載モデルを実際に使う機会が少ないので、どのくらい使いにくいかを調べようと思ったからです。
Cinebench R23のスコアで、CPUの3DCGレンダリング性能を測定します。一般的に、3Dレンダリングやエンコードはマルチコア、モデリングやCAD、編集中、ゲームはシングルコアを重視します。
本機のスコアはマルチコア1686、シングルコア893とかなり低いです。先述したように、マルチタスクをしただけでCPU使用率がかなり上がってもっさりした動作になるので、がっつり使う人向けじゃないですね。
マルチコア性能
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Ryzen 7 7840HS | |
---|---|
Ryzen 9 PRO 6950H | |
Ryzen 7 6800H | |
Ryzen 5 7535U | |
Ryzen 7 7735U | |
Ryzen 7 7730U | |
Ryzen 5 7520U | |
Athlon Silver 7120U/HP 15-fc |
シングルコア性能
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Ryzen 7 7840HS | |
---|---|
Ryzen 9 PRO 6950H | |
Ryzen 7 7735U | |
Ryzen 7 6800H | |
Ryzen 5 7535U | |
Ryzen 7 7730U | |
Ryzen 5 7520U | |
Athlon Silver 7120U/HP 15-fc |
PCMark10
こちらはPCMark10の計測結果で、Essentialは「通常用途(Web検索やビデオ会議、アプリの起動など)の性能」、Productivityは「Microsoft Office(事務系のアプリ)使用時の性能」、Digital Content Creationは「コンテンツ作成(画像・動画編集など)のしやすさ」を表しています。
総合性能の目安は以下になります。
・5000以上・・・ハイスペック
・4000以上・・・中位モデル
・3000以下・・・エントリ―クラス
本機種のスコアです。
- 総合性能は3047
- Essentialは5284→通常用途やビデオ会議も使える
- Productivityは5821→高速に使える(なんでこんなに高いスコアが出たか不思議です)
- Digital content creationは2499→かなり低い性能で向いていない
その他のCPUとの比較です。
Essential
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i9-13900H | |
---|---|
Core i7-1260P | |
Core i5-1240P | |
Core i5-1340P | |
Ryzen 5 7535U | |
Core i5-1335U | |
Core i7-1355U | |
Ryzen 7 5700U | |
Ryzen 7 7730U | |
Ryzen 3 5425U | |
Core i5-1235U | |
Ryzen 7 7735U | |
Ryzen 5 7520U | |
Athlon Silver 7120U |
Productivity
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Ryzen 7 7730U | |
---|---|
Ryzen 5 7535U | |
Ryzen 3 5425U | |
Core i9-13900H | |
Ryzen 7 5700U | |
Core i7-1355U | |
Core i5-1335U | |
Ryzen 5 7520U | |
Core i5-1340P | |
Core i3-1215U | |
Core i5-1235U | |
Core i7-1260P | |
Core i5-1240P | |
Athlon Silver 7120U | |
Core i5-1235U |
Digital Content Creation
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i9-13900H | |
---|---|
Ryzen 7 7735U | |
Ryzen 5 7535U | |
Core i7-1260P | |
Core i5-1240P | |
Core i5-1335U | |
Core i7-1355U | |
Ryzen 7 5700U | |
Ryzen 7 7730U | |
Core i5-1235U | |
Core i3-1215U | |
Core i5-1340P | |
Ryzen 3 5425U | |
Ryzen 5 7520U | |
Athlon Silver 7120U |
グラフィック性能
グラフィック性能が高いと、Officeを使った作業や複数画面での作業などがしやすくなります。Athlonはメモリも4GBだし、性能はダントツで最下位です。
3D Graphics Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Ryzen 7 PRO 6850U | |
---|---|
Ryzen 7 7735U | |
Ryzen 5 7535U | |
Ryzen 5 PRO 6650U | |
Core i7-1260P | |
Core i7-1355U | |
Core i5-1340P | |
Ryzen 7 7730U | |
Ryzen 7 5800U | |
Ryzen 7 PRO 5850U | |
Core i5-1240P | |
Ryzen 5 5500U | |
Core i5-1235U | |
Core i3-1215U | |
Ryzen 7 5700U | |
Core i3-1115G4 | |
Ryzen 5 5625U | |
Ryzen 3 5425U | |
Ryzen 3 5300U | |
Athlon Silver 7120U |
ディスプレイ
ディスプレイは特筆するところもないですが、FHD IPS液晶で、非光沢です。
まぁ、一般的なディスプレイと言えばそうなので、特に見にくいとかはありません。普通です。
視野角も一般的で、4隅が暗くなったりなどもなく、輝度もそこそこあります。
ディスプレイの詳細は、後日Sモードを解除したときにi1 Display Proを使って計測します。Sモードだと測定アプリがダウンロードできないので、計測できません。
追記)
i1 Display Proで本機の色域と輝度を計測したら、
・sRGBカバー率62.9%
・sRGB比63.1%
でした。
低価格モデルはこのくらいの色域が多いですが、特にこのPCで本格的な画像編集をするわけでもないので、影響はあまりないと思います。
計測輝度は262ニトで、こちらは輝度の目安です。ディスプレイの品質にもよるので、あくまでも目安として紹介しています。
220ニト | 室内ならなんとか使える。明るい室内では暗く見える |
---|---|
250ニト | 室内向け。屋外では日陰ならギリギリ使える |
300ニト | 屋外の日陰でも見える |
400ニト | 屋外でも使いやすいが、直射日光が当たるとちょっとくらい |
500ニト | 屋外向け |
600ニト | 画面に直射日光が当たっても比較的見える |
メモリ
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
メモリはちょっとややこしく、このようになっていますが、CPUがDDR5に対応していないので、最新のLPDDR5を搭載しているAthlonモデルもRyzen 3モデルも、特に処理速度が速いわけではありません。
・Athlon・・・LPDDR5-5500MHzがオンボードで4GB
・Ryzen 3・・・LPDDR5-5500MHzがオンボードで8GB
・Ryzen 5・・・DDR4-3200MHzがオンボード+スロットで8GB(4GB×2枚)か16GB(8GB×2枚)
Memory Markの計測結果は、1291とすごく遅いです。が、起動直後以外はめちゃくちゃ処理が遅いと感じることもないです。ただし、遅いです。クリックして数秒待ちは当たり前です(Athlonモデルのみ)。
その他のメモリとの比較です。
Memory Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
DDR5-4800MHz平均 | |
---|---|
LPDDR4-4266MHz平均 | |
LPDDR5平均 | |
DDR4-3200MHz平均 | |
本機 |
ストレージ
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
搭載ストレージはSSD M.2 PCIe NVMeで、データ転送速度がそこそこ速いSSDです。
本機のシーケンシャル速度計測結果はリードが1775MB/秒、ライトが1007MB/秒と、普段使い用であればそんなに気にならない遅さです。
こちらはシーケンシャル速度の、おおよその速度です。
シーケンシャル速度
オレンジ色・・・リード 青・・・ライト
PCIe 4.0×4 | |
---|---|
PCIe 3.0×4 | |
HDD |
起動時間を計測したら、平均14秒でした。速いですね。
1回目 | 14秒97 |
---|---|
2回目 | 13秒97 |
3回目 | 13秒83 |
4回目 | 14秒61 |
5回目 | 13秒84 |
平均 | 14秒24 |
Wi-Fi 6に対応
対応周波数 | 速度 | |
IEEE802.11ac (Wi-Fi 5) |
5GHz | 6.9Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6) |
2.4/5GHz | 9.6Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6E) |
2.4/5/6GHz | 9.6Gbps |
次世代通信規格のWi-Fi 6に対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。
Wi-Fi 6EはWi-Fi 6のExtended(エクステンディット)版で、6GHz帯(高速通信)での通信ができるのですが、執筆時現在の日本では6GHz帯はまだないので使えません。最大で5GHz帯になります。
また、15.6インチと大きいですが、イーサネットコネクタはないので、無線接続のみになります。
バッテリー駆動時間
バッテリー駆動時間は最大約10時間と、一般的な長さです。ディスプレイの輝度ややっていることにもよりますが、4時間ほどは使えそうです。
インターフェイス
インターフェイスは本当に最低限のものが搭載しており、USBのデータ転送速度はすべて5Gbpsになります。
左側面にはUSB-A、HDMI、USB Type-C、そしてヘッドフォン/マイクジャックです。USB Type-CはDisplay Port映像出力機能はありません。
右側面はUSB Type-Aと、電源ジャックのみです。
サポート・保証
HPでは「1年間の使い方サポート」と「1年間の引き取り修理保証」が標準でついています。
パソコンに同梱される「パソコン入門書」を見ながら設定や使い方を見ることが出来、分からない場合は電話でサポートを受けることが出来るので、安心して購入できます。
保証は最長3年まで延長でき、引き取り修理じゃなく出張修理もあります。
- 引き取り修理・・・指定業者がパソコンを引き取りに来て修理工場に配送、修理後配達される(期間内はパーツ代や配送代など無料)
- 出張修理・・・家や事務所に来て現場で修理。期間内は交換パーツ代など無料
まとめ
良い点
・安い!
・意外に軽い!
・普通に使えるスペック(Athlon以外)
・Wi-Fi 6対応
・指紋センサー搭載
・ユニボディで堅牢性があり、おしゃれ
残念な点
・インターフェイスがミニマム
総合評価
安いのにしっかりとしたスペックで(Athlonモデル以外)、おしゃれな機種です。
15.6インチと大画面で作業効率も高く、意外に軽めなので、持ち運びもしやすいです。
何でこんなに安いんだろ?って思うくらい安いですが、HP 14-emと言う本機の14インチ版の機種があり、こちらも同じく3.8万円からとかなり低価格なんです。
もしかすると、今年のHPは価格で攻めてきているかもしれませんね。