836gの超軽量モバイルPC dynabook RA/ZY実機レビュー:軽さと使いやすさが光る1台

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dynabook RA/ZYのレビューです。

13.3インチでたったの836gと超軽量で、全体的にミドルスペックのモバイルPCでした。

小さな筐体と言うこともあり、がっつりと重たい作業を長時間するというよりは、テキストワークなど中心で外出が多い人に向いている機種です。

レビュー機はメーカーからお借りしており、スペックはRyzen 7 250、LPDDR5X-6400 16GB、SSD PCIe 4.0 512GBになります。

 

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dynabook RA/ZYのスペック・特徴のまとめ

CPU Ryzen 5 220
Ryzen 7 250
メモリ LPDDR5X-6400 16GB(オンボード)
ストレージ SSD 512GB
グラフィックス 内蔵グラフィックス
ディスプレイ(13.3型) WUXGA 高輝度・ 高色純度・ 広視野角
OS Windows 11 Home/Pro
LAN Wi-Fi 7、RJ45
生体認証 顔認証
Webカメラ FHD+IRカメラ
寸法(幅×奥行×高さ) 298.8 × 212 × 17.7-18.7mm
重さ 836g
バッテリー(JEITA 3.0) 11.5時間
ポート USB 3.2 Gen 1×2つ
Thunderbolt 4×2つ
RJ45、HDMI、マイク/ヘッドフォンジャック、microSDカードリーダー
標準保証 1年間(引き取り修理・海外保証)
カラー ネピュラブラック
価格 15.1万円~(非会員)
12.8万円~(会員)

 

パソコンの頭脳であるCPUはRyzen 200シリーズが搭載しRyzen 5 220またはRyzen 7 250を選べます。Ryzen 7のみ16 TOPSのNPUがあり、WindowsスタジオエフェクトなどNPUが必要な機能が使えます。

メモリはLPDDR5Xで16GB、ストレージはSSD PCIe 4.0で512GBになります。

ディスプレイは画面アスペクト比が16:10と縦に長い13.3インチで、一般的な14インチ以上の情報量があります。解像度はWUXGA(1920×1200ドット)で高輝度・ 高色純度・ 広視野角液晶を採用し、タッチパネルモデルもあります。

その他のスペックはWindows 11 HomeかProが搭載、LANはWi-Fi 7と1ギガビットイーサネット、Webカメラは高画質FHD画素、顔認証のIRカメラもあります。

筐体はコンパクトで実測836gと非常に軽く、バッテリー駆動時間は最大約11.5時間で外出が多い人に合います。

インターフェイスは豊富で高品質、Thunderbolt 4が2つにUSB-A 5Gbpsが2つ、HDMIや3.5mmジャックがあり、13.3インチでは珍しいRJ45もあります。

 

 

公式サイト

 

 

よくある質問と回答

FAQ 質問と回答

ここではよく聞かれる質問と回答をまとめました。聞きたいことがない場合は、Xにて質問してもらえればすぐに回答します。

質問 回答
画像・動画編集に使えますか? 簡単な動画編集なら使える性能はあり、時々クリエイティブワークをするという人なら問題ないと思います
ファンはうるさいですか? ベンチマーク時で平均45dBと静かな方でした
PD充電できますか? できます
PD給電とDP出力をケーブル一本でできますか? できます
オンラインレッスンに合いますか? カメラの解像度はFHD万画素と高いので、十分合います
メモリ/ストレージの増設はできますか? できません
持ち運びに向いていますか? たったの836gと軽く、持ち運び向けです
ディスプレイは明るいですか? 室内では十分、屋外では直射日光が画面に当たらなければ実用範囲でした
Officeの使い心地は? 快適に使えます
PCを快適に使う目安のスペックは? 基本性能が高いので、どのモデルを購入してもサクサク動きます。
ディスプレイの色域の違いは何ですか? 色域はNTSC 45%<sRGB <DCI-P3 <Adobe RGBの順に広く、本機はsRGB 100%相当でした

 

以下にて本機の特徴をご紹介します。

 

会員登録「COCORO MEMBERSとは?」

会員登録「COCORO MEMBERSとは?」

COCORO MEMBERSは、シャープ株式会社が運営する会員サイトで、利用・会員登録は無料です。会員登録するとキャンペーンの応募やご愛用のシャープ製品を管理できるなど各種サービスが使え、dynabookでは会員価格でPCを購入することができます。

 

Dynabook RA/ZY 価格<左/ゲスト価格・右/会員価格>

本機だと、最安モデルが3.3万円も違います。登録しないとPCはかなり高い価格なので、面倒くさくてもやっておいた方がいいです。

Cocoro会員登録

公式サイト右上にある「会員登録」から登録できます。

 

あんしんサポート

Dynabook 安心サポート

これ、標準サポートですよ。

電話サポートが5年間、そして遠隔支援サポートも5年間付いてきます!!

すごいですよね。ここまで手厚いサポートは非常に珍しいです。

PCの保証は機種によりますが1年か2年で、3~5年に保証を延長することができます

保証内容は引き取り修理(dynabook指定業者が指定場所に引き取りに来ます海外保証(保証書に ILWマーク が付いている製品のみ)になります。

 

 

 

わずか836g、毎日持ち歩ける超軽量モバイルPC

Dynabook RA/ZY 実測836gと軽量

質量がたったの836グラムで、めちゃくちゃ軽いです。1キロを切ると、非常に軽さを感じます。

 

Dynabook RA/ZY 正面

しっかりとした造りの筐体で、手触りも良く高級感がありました。ベゼル幅は左右5.8ミリ、上10.8ミリ、下10.8ミリと細いですね。

 

Dynabook RA/ZY 背面

筐体はマグネシウム合金を使っており、厳しい評価基準のDynabook品質試験をクリアした堅牢性もあります。

 

Dynabook RA/ZY 左側面

厚さは17.7ミリ~18.7ミリで、掴んで持ち運びしやすいです。

 

Dynabook RA/ZY 筐体

寸法は幅298.8ミリ、奥行き212ミリで、軽いのでよりコンパクトに感じます。

 

Dynabook RA/ZY 片手で開けるディスプレイ

本機は指一本でディスプレイを開くことができるので、片手にドリンクや書類を持っていても簡単にディスプレイを開いて使い始めることができます。

こんなに軽い筐体でこれができるのはすごいです。

 

Dynabook RA/ZY 180度開くディスプレイ

ディスプレイは180度開くので、画面共有などもしやすいです。

 

Dynabook RA/ZY バッテリー駆動時間

JEITA 3.0測定(FHD動画を輝度200ニットで再生)のバッテリー駆動時間は、最大約11.5時間とそこそこ長く、急速充電に対応しており30分で最大40%の充電が可能です。

 

 

ディスプレイを検証

Dynabook RA/ZY 正面

13.3インチで解像度はWUXGA(1920×1200ドット)で高輝度・高色純度・広視野角 TFTカラー LED液晶(ノングレア)を採用しています。

ディスプレイ輝度はなかなか高く、直射日光が当たらなければ屋外でも問題なく使えました。

 

本機は画面アスペクト比が16:10と縦に長く、16:9の14インチディスプレイよりも多くの情報を表示できます。このおかげでスクロール回数も減るし、一目でより多くの情報を見て取れるので作業効率もアップします。

 

レビュー機はsRGB 100%で、一般的なディスプレイのNTSC 45%よりも色彩が豊かです。画像編集や動画編集にも向いています。

 

こちらは黒をどれだけ描写できるかの比較で、輝度が高いので黒が少し明るいですが良い品質だと思います。また、コントラスト比も高いようでオブジェクトがくっきりと際立って見えます。

 

視野角はどの角度から見ても暗くなる部分がなく、しっかりと見えています。

 

 

かな表記がないシンプルなキーボードで使いやすい

Dynabook RA/ZY キーボード

86キーのJIS配列準拠ですが、かな表記がないシンプルなキーボードです。私はかな表記があると見た目からごちゃごちゃしていて嫌いなのですが、これだとすっきりシンプルで見やすく使いやすいです。

主要キーは大きいですが、Enter周りや半角/全角キーは小さくなっています。また、一番下のキー列は細長で、主要キーと大きさが違うので慣れるまでミスしやすいかもしれません。また、カーソルキーがすごく小さいので、個人的に慣れが必要でした。

Copilotキーがあるので、調べ物や疑問があるときもワンタッチで呼び出せるので便利です。

タッチパッドは実測110.4ミリ×70.3ミリと標準的な大きさで、普通の使い心地でした。

 

Dynabook RA/ZY キーボード

キーピッチ(キーの中心から次のキーの中心までの距離)は実測18.8×17.8㎜とフルサイズで窮屈じゃなく、気持ちよく使えます。

キーストローク(キーを押し込む距離)は実測1.4ミリ(公称値1.9ミリ)とで、底打ち感がなく気持ちよくタイプできましたが、半角/全角キーやカーソルキーがすごく小さいので慣れないとミスします。

また、バックライトはありませんでした。

 

プライバシーシャッター付きFHD Webカメラ

Webカメラは高画質FHD画素で、プライバシーシャッター(画像右が閉じた状態)もあるので、カメラを使用しないときは閉じておくことができます。顔認証のIRカメラも搭載しているので、サインインはゼロタッチでできます。

 

本機のWebカメラで撮影した画像と、比較のFHDカメラで撮影した画像です。本機は毛並みもしっかり見え、色も比較的正確でした。

スピーカーはデフォルトではミドルとハイが強めで、会議などの「話す用途」には向いていますが、音楽を聞くにはちょっと軽い音でした。

 

Windows スタジオエフェクト

また、Ryzen 7にはNPUが搭載しているのでWindowsスタジオエフェクトが使え、自動フレーミングやアイコンタクト、背景のぼかしなどの効果が簡単に使えます。

 

 

日本のPCらしく豊富なインターフェイス

インターフェイスは豊富で高品質です。Thunderbolt 4が2つにUSB-A 5Gbpsが2つ、HDMIや3.5mmジャックがあります。

個人的に気に入ってるのは、Thunderbolt 4が左右にあることです。モニターに繋ぐにしても充電するにしても、左右にThunderbolt 4があると使いやすい方を選べるのでコードが邪魔にならないし、デスクもすっきりまとまります。

 

Dynabook RA/ZY 右側面インターフェイス

右側面にはmicroSDカードリーダー、USB 3.2 Gen 1、Thunderbolt 4、RJ45、セキュリティロックスロットです。

 

Dynabook RA/ZY 左側面

左側面にはThunderbolt 4、マイク/ヘッドフォンジャック、HDMI、USB 3.2 Gen 1になります。

 

 

Wi-Fi 7+イーサネットに対応

対応周波数 速度
IEEE802.11ac
(Wi-Fi 5)
5GHz 6.9Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6)
2.4/5GHz 9.6Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6E)
2.4/5/6GHz 9.6Gbps
IEEE802.11be
(Wi-Fi 7)
2.4/5/6GHz 46Gbps

次世代通信規格のWi-Fi 7に対応しており、現在主流のWi-Fi 6の約5倍、低価格モデルのPCに採用されるWi-Fi 5の約13倍の最大通信速度があります。また、理論上16本のストリームになり、今まで以上に多くのデバイス(理論上2倍)を接続して快適に使えます。

6GHzで最大320MHzのチャンネル幅があり、Wi-Fi 6E(最大160MHz)の2倍の帯域幅になります。

また、1ギガビットイーサネットも搭載しているので、無線でも有線でもサクサク使えます。

 

 

ベンチマークでRyzen 200シリーズの実力を検証

搭載可能CPUはこちらで、レビュー機にはRyzen 5 220が搭載しています。

・Ryzen 5 220(6コア12スレッド)
・Ryzen 7 250(8コア16スレッド)

Ryzen 200シリーズは、最新のZen 4/4cアーキテクチャを採用し、TSMC 4nmプロセスで製造されたノートPC向けプロセッサです。最大16スレッド・5.1GHzの高性能と、Radeon 700M/780Mによる高精細グラフィックスを両立。USB4やPCIe 4.0、DDR5/LPDDR5X対応で高速接続も強化されています

Ryzen 7のみ最大16 TOPS(1秒間に16兆回の演算処理が可能)のNPU性能があり、WindowsスタジオエフェクトなどのNPUが必要な機能を使えます。

*TOPS・・・1秒間に何兆回演算を実行できる数値。

 

ベンチマークの結果を先に言うと、CPU性能は全体的にミドルスペックでしたが、Geekbench AIでのAIスコアは高め。グラフィック性能はミドルハイクラスだが、2025年のCPUとしてみると普通のスコアでした。

 

 

Cinebench 2024を検証

Dynabook RA/ZY シネベンチ2024計測結果

Cinebench 2024のスコアで、Cinema 4DのデフォルトレンダリングエンジンであるRedshiftのパワーを利用して、CPUとGPUの能力を計測します。計測結果はマルチコア582で平均的、シングルコア96と少し低めでした。

軽量コンパクトな機種なのでしょうがないですね。

他のCPUとの比較です。

マルチコアシングルコア

マルチコア性能

オレンジ/本機 青/その他 赤/同じCPU別機種

Ryzen AI 9 HX 370  1237
Snapdragon X Elite X1E-78-100  924
Ryzen 7 8845HS  867
Apple M1 Max  791
Core Ultra 7 155H  762
Snapdragon X Plus X1P-42-100  702
Ryzen AI 7 PRO 350  660
Ryzen AI 7 350  658
Core Ultra 5 125H  631
Core Ultra 7 258V  629
Ryzen 7 250  582
Ryzen 5 8640HS  557
Ryzen 5 8640U  548
Core i5-13420H  543
Apple M1  509
Ryzen 5 7535U  481
Core Ultra 5 228V  458
Ryzen 5 7535HS  446
Core i7-1280P  433
Core Ultra 7 255U  405

シングルコア性能

オレンジ/本機 青/その他 赤/同じCPU別機種

Core Ultra 7 258V  123
Core Ultra 5 228V  122
Ryzen AI 9 HX 370  117
Apple M1 Max  113
Ryzen AI 7 350  113
Apple M1  112
Ryzen AI 7 PRO 350  111
Snapdragon X Elite X1E-78-100  107
Snapdragon X Plus X1P-42-100  107
Core Ultra 7 155H  105
Core i5-13420H  103
Core Ultra 7 255U  101
Ryzen 3 8300GE  101
Ryzen 7 8845HS  100
Core Ultra 5 125H  100
Ryzen 7 250  96
Ryzen 5 8640U  96
Ryzen 5 8640HS  95
Ryzen 5 7535U  87
Ryzen 5 7535HS  83
Core i7-1280P  74

 

Geekbench AIでAI性能をチェック

Dynabook RA/ZY Geekbench AI計測結果

Geekbench AIのONNXでCPUのAI性能を測りました。ONNXはOpen Neural Network eXchangeで、ディープラーニングや機械学習モデルのようなAIモデルの性能を計測します。

Single Precision(単精度)は3268、Half Precision(半精度)は1509、Quantized(量子化スコア)は6065とすごく高い性能でした。

単精度スコア半精度スコア量子化スコア

Single Precision Score/単精度スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  3624
Ryzen AI 7 350  3576
Ryzen AI 7 PRO 350  3426
Ryzen 7 250  3268
Core Ultra 7 155H  2891
Core Ultra 5 125H  2758
Core i5-13420H  2687
Core Ultra 5 125U  2458
Core Ultra 7 258V  2434
Core i7-1260P  2405
Core Ultra 7 255U  2389
Core Ultra 5 228V  2310
Ryzen 5 8640HS  2204
Snapdragon X Elite X1E-78-100  2115
Ryzen 5 7535HS  2079
Ryzen 5 7535U  1647
Ryzen 3 7335U  1133

Half Precision Score/半精度スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Snapdragon X Elite X1E-78-100  3471
Ryzen AI 7 350  1798
Ryzen AI 7 PRO 350  1788
Ryzen AI 9 HX 370  1537
Ryzen 7 250  1509
Core i5-13420H  1290
Core Ultra 7 258V  1276
Core Ultra 5 125H  1208
Core Ultra 5 228V  1205
Core Ultra 7 155H  1129
Ryzen 5 8640HS  1063
Core Ultra 5 125U  1042
Core Ultra 7 255U  989
Core i7-1260P  988
Ryzen 5 7535HS  976
Ryzen 5 7535U  808
Ryzen 3 7335U  649

Quantized Score/量子化スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 7 350  7260
Ryzen AI 7 PRO 350  7162
Snapdragon X Elite X1E-78-100  6881
Ryzen AI 9 HX 370  6827
Ryzen 7 250  6065
Core Ultra 7 155H  5382
Core i5-13420H  5051
Core Ultra 7 258V  4822
Core Ultra 7 255U  4555
Core Ultra 5 125H  4475
Core Ultra 5 228V  4381
Core Ultra 5 125U  3972
Ryzen 5 8640HS  3923
Core i7-1260P  3424
Ryzen 5 7535HS  3379
Ryzen 5 7535U  2290
Ryzen 3 7335U  1629

 

PCMark10でビジネス用途でも快適に使えるかを検証

Dynabook RA/ZY PCMark10計測結果

こちらはPCMark10の計測結果で、Essentialは「通常用途(Web検索やビデオ会議、アプリの起動など)の性能」、Productivityは「Microsoft Office(事務系のアプリ)使用時の性能」、Digital Content Creationは「コンテンツ作成(画像・動画編集など)のしやすさ」を表しています。

 

総合性能の目安は以下になります。
・9000以上・・・超ハイスペック(主にグラボ搭載機種)
・7500以上・・・ハイスペック
5000以上・・・ミドルクラス
・2500以下・・・エントリ―クラス

本機種のスコアです。

  • 総合性能は6088→ミドルクラス
  • Essentialは9471→通常用途やビデオ会議などはすごく快適にでできる
  • Productivityは8680→とても快適に使える
  • Digital content creationは7447→高い性能
EssentialProductivityDigital Contents

Essential

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  10915
Ryzen AI 7 PRO 350  10884
Ryzen 5 8640HS  10622
Core i5-13420H  10601
Ryzen AI 7 350  10315
Ryzen 5 7535U  10196
Core Ultra 5 125U  9782
Core Ultra 5 125H  9781
Core i7-1260P  9744
Core i5-1240P  9728
Core Ultra 7 155U  9682
Ryzen 5 7535HS  9594
Core Ultra 7 258V  9547
Ryzen 7 250  9471
Ryzen 5 7535U  9465
Core Ultra 7 155H  9359
Ryzen 5 5625U  9036
Ryzen 7 5700U  8951
Core Ultra 7 255U  8891
Ryzen 3 5425U  8743
Ryzen 3 7335U  8318
Ryzen 5 PRO 6650U  8130
Ryzen 5 5500U  7907

Productivity

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  10550
Ryzen AI 7 350  10340
Core Ultra 7 155H  9804
Ryzen 5 8640HS  9349
Core Ultra 7 155U  9282
Ryzen 5 5625U  9223
Ryzen 5 7535U  8996
Ryzen AI 7 PRO 350  8956
Ryzen 7 250  8680
Core Ultra 7 258V  8606
Ryzen 5 7535HS  8317
Core Ultra 5 125U  8315
Ryzen 3 5425U  8193
Ryzen 5 7535U  8176
Ryzen 7 5700U  8065
Ryzen 5 PRO 6650U  8026
Core Ultra 5 125H  7892
Core Ultra 5 228V  7786
Ryzen 3 7335U  7499
Core i5-13420H  6979
Core Ultra 7 255U  6643
Core i7-1260P  6187
Core i5-1240P  6167
Core i5-1235U  5542

Digital Content Creation

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  11536
Core Ultra 7 258V  9789
Core Ultra 5 228V  9161
Core Ultra 7 155H  8978
Ryzen AI 7 PRO 350  8517
Core Ultra 5 125H  8250
Ryzen AI 7 350  8173
Ryzen 5 8640HS  7777
Ryzen 7 250  7447
Core Ultra 7 255U  7402
Core Ultra 5 125U  7173
Ryzen 7 7735U  7159
Core Ultra 7 155U  7079
Ryzen 5 7535HS  6423
Core i7-1260P  6406
Core i5-13420H  6051
Core i5-1240P  5875
Ryzen 5 7535U  5851
Ryzen 5 PRO 6650U  5636
Ryzen 5 5625U  5372
Ryzen 7 5700U  5282
Ryzen 3 7335U  4872
Core i5-1235U  4716
Ryzen 3 5425U  4240

 

4K動画レンダリング時間を計測

Dynabook RA/ZY 4K動画レンダリング時間計測結果

5分の4K動画を撮影し、Davinci Resolveでレンダリングにかかった時間です。当然ですが、時間が短いほうが高性能です。

3回計測し平均は3分55秒と実用的な速度でしたが、回数をこなすごとに時間がかなり伸びていっており、うまく排熱できていない印象でした。

4K動画レンダリング速度

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-1260P  15分20秒
Core Ultra 7 255U  5分3秒
Ryzen 5 7535U  4分47秒
Core Ultra 5 125H  4分14秒
Ryzen 5 7535HS  4分10秒
Ryzen 5 8640HS  4分5秒
Ryzen 7 250  3分55秒
Core i5-13420H  3分47秒
Core Ultra 5 228V  3分44秒
Snapdragon X Elite X1E-78-100  3分28秒
Core Ultra 7 155H  3分14秒
Core Ultra 7 258V  3分7秒
Ryzen AI 7 PRO 350  2分38秒
Ryzen AI 7 350  2分28秒
Ryzen AI 9 HX 370  2分9秒
Core i7-14700+RTX 4060  1分50秒
Ryzen AI 9 HX 370+RTX 4060  1分38秒

 

 

Fire Strike計測結果

Dynabook RA/ZY Fire Strike計測結果

Fire Stikeは5405で、ミドルハイのスコアでした。

 

Fire Strike

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

RTX 3050  10718
Ryzen AI 9 HX 370  9118
Core Ultra 7 258V  8654
GTX 1650  8033
Core Ultra 5 228V  7994
Core Ultra 5 125H  7904
Core Ultra 7 155H  7274
GTX 1650 Max-Q  6861
Arc A350M  6770
Ryzen 5 8640HS  6614
Ryzen AI 7 350  5898
Ryzen 7 250  5405
Ryzen AI 7 PRO 350  5315
Core Ultra 7 255U  4877
Ryzen 7 7735U  4645
Ryzen 5 7535HS  4588
Core i5-13420H  3412

 

次は2Dゲームのベンチマークで、軽めのゲームであるドラゴンクエスト10は8291で「とても快適」、重ためのFFXIV黄金のレガシーは4889で「普通」でした。(画質はFHD)

 

 

排熱性能 PC温度と騒音値を計測

Dynabook RA/ZY 底面

通気口は小さいですが、ピンポイントに通気口が3つもありファンがフレッシュエアーを吸い込みやすいように設計されています。

 

Dynabook RA/ZY 筐体内部

こんなに軽い筐体ですが、内部にはファン1つとヒートパイプが1本あります。

 

CPUの性能を100%フルで使うCinebench 2024というベンチマークを実行時に、PC表面温度と底面温度、そして騒音値を計測しました。

この時のPC表面温度は42.5度と暖かく、底面温度は40.7度とこちらも暖かく、膝の上に置いて使っているとちょっと熱くなりました。

騒音値は平均45dBと音は聞こえましたが、うるさいというほどではありませんでした。

4K動画レンダリングの箇所でもお伝えしたように、13.3インチとコンパクトなので仕方ないですが、高負荷作業時は発熱が上がり性能が低下していたので、長時間の高負荷作業は控えたほうが良いと思います。

ちなみに普通に使っていてCPUを100%使うことはほぼないので、ここまでの音や温度を見ることはないと思います。

 

 

ストレージ性能・シーケンシャル速度はまぁまぁの速さ

Dynabook RA/ZY シーケンシャル速度計測結果

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。

搭載ストレージはSSD PCIe 4.0の256GBで、シーケンシャル速度を計測したらリード(読み込み速度)は5032MB/秒、ライト(書き込み速度)は2821MB/秒とどちらも極端に速いわけじゃないですが、ビジネス用途でも十分に使えるほどです。

microSDカードリーダーの速度を計測しようとしたら、筆者のカードが破損していて計測できませんでした。

起動時間を5回計測した平均は15秒と速いです。

1回目 15秒
2回目 15秒
3回目 15秒
4回目 15秒
5回目 15秒
平均 15秒

 

 

ライバル機種

 

dynabook GR/ZZ

dynabook GRZZ 正面本機のインテルモデルで、排熱性能がより高く安定した性能が出ていました。長時間高負荷作業をする場合は、こちらを検討しても良いかもしれません。

CPU Core Ultra 5 125U
Core Ultra 7 155U
Core Ultra 7 155H
メモリ LPDDR5X-6400 16/32GB(オンボード)
ストレージ SSD 512GB/1TB
ディスプレイ(13.3型) WUXGA 高輝度・ 高色純度・ 広視野角 タッチパネルあり
OS Windows 11 Home
LAN Wi-Fi 6E、RJ45
生体認証 顔認証
WEBカメラ FHD+IRカメラ
重さ 861g
バッテリー(JEITA 3.0) 11時間
価格 17.1万円~(非会員)
13.8万円~(会員)

レビュー

 

dynabook XA/ZY

dynabook XAZY 正面同じCPUを搭載した14インチモデルで、筐体が大きい分排熱性能が高く、高負荷作業に向いています。ただし、本機は1092gと一般的に見たらすごく軽いですが、Dyanbookでは重たい1.1㎏になります。

CPU Ryzen 5 220
Ryzen 7 250
メモリ LPDDR5X-6400 最大16GB(オンボード)
ストレージ SSD 512GB
グラフィックス 内蔵グラフィックス
ディスプレイ(14型) WUXGA 高輝度・ 広視野角液晶
LAN Wi-Fi 7、RJ45
生体認証 顔認証
WEBカメラ FHD+IRカメラ
重さ 1092g
バッテリー(JEITA 3.0) 10.5時間
価格 15.1万円~(非会員)
12.8万円~(会員)

レビュー

 

 

まとめ

良い点

・めちゃくちゃ軽い!!
・顔認証対応でサインインも楽
・13.3インチでRJ45搭載は嬉しい
・高品質インターフェイス
・画面比が16:10で色域も広いディスプレイ
・キーボードの打鍵感が良い
・Wi-Fi 7対応

 

残念な点

・高負荷作業を続けると、発熱の影響で性能低下がみられた。13.3インチなのでしょうがない部分もあるので、ライトな使い方に向いている

 

総合評価

836gと超軽量で、持ち運びがすっごく楽な機種でした。

CPUは総合的にミドルクラスなので、動画編集などの重たい作業向きと言うよりは、テキストワーク中心の方に合う性能です。13.3インチでも14インチ以上の表示が可能で、生産性を落とさずにどこででも作業ができます。

ちょっと小さいキーがありましたが、キーボードの打鍵感は良く、慣れたら使いやすいキーボード、Wi-Fi 7に対応し、片手でディスプレイを開くこともできるので、「使いやすい」PCです。

 

 

購入先

 

 

公式サイト