ASUS TUF Gaming A14 (2026) FA401GMのレビューです。
本機は1.45kgという軽量薄型ボディに、50 TOPSのAI処理能力を備えたRyzen AI 9 HX 465とRTX 5060を搭載した14インチゲーミングPCです。
本機は単なるスペックの追求ではなく、モバイル環境での実用性を高めている点にあります。sRGB 100%かつ2.5Kの高精細ディスプレイは、ゲームのみならずクリエイティブワークにも最適。さらに、薄型筐体ながら計算された排熱設計により、高負荷時でも安定したパフォーマンスを発揮します。
堅牢なMILスペックのアルミ筐体に、豊富なインターフェースを搭載し。、場所を選ばずにマルチな作業をができる機種です。
レビュー機はメーカーからお借りしており、スペックはRyzen AI 9 465、LPDDR5X-7500MHz 32GB、SSD PCIe 4.0 1TB、RTX 5060になります。
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Contents
ASUS TUF Gaming A14 (2026) FA401GMのスペック
| CPU | Ryzen AI 9 465 |
|---|---|
| メモリ | LPDDR5X-7500 最大32GB |
| ストレージ | SSD×2 |
| グラフィックス | RTX 5060 |
| ディスプレイ(14型) | 2.5K(2560×1600ドット)165Hz sRGB 100% |
| OS | Windows 11 Home/Pro |
| 無線 | Wi-Fi 6E |
| 生体認証 | 顔認証 |
| WEBカメラ | FHD・IRカメラ |
| オーディオ | Dolby Atmos、2W×2 |
| 寸法(幅×奥行×高さ) | 311 × 227 × 16.9~19.9mm |
| 重さ | 実測1450g |
| バッテリー(JEITA 3.0) | 最大約9.9時間 |
| 消費電力 | 200W |
| 標準保証 | 1年間 |
| 価格 | 43.9万円~ |
パソコンの頭脳であるCPUは、最大50 TOPSのNPU性能を持つRyzen AI 9 465を搭載しています。高性能コア4つ、高効率コア6つと、ゴリゴリのパワー重視じゃないですが、省電力性を高め、マルチスレッド性能を効率よく稼げるCPUです。
メモリはLPDDR5X-7500MHzのオンボード最大32GB、ストレージはSSD PCIe 4.0で最大1TBになります。また、M.2スロットがもう1つあるのでSSDの増設が可能ですが、PCIe 4×2と2レーンしか使わないので、メインSSDの半分の速度になります(最大約4GB/s)。
グラフィックはミドルクラスのRTX 5060を搭載し、中量級ゲームは快適にプレイでき、動画・画像編集などのクリエイティブワークにも向いています。
ディスプレイは14インチ2.5K(2560×1600ドット)で、sRGB 100%の色域、そしてリフレッシュレートは165Hzとなっています。2.5Kと高精細で、細かなものが見やすく、広色域で色鮮やか。ゲームにもクリエイティブワークにも合います。
また、画面アスペクト比が16:10と縦に長いので、14インチでも15インチ並みの情報が表示されます。
OSはWindows 11 HomeでFHD Webカメラに顔認証対応、ドルビーアトモスのオーディオに2Wスピーカーが2基搭載、無線はWi-Fi 6Eになります。
インターフェイスは品質も良く数も十分にあり、USB4にUSB Type-C Gen 2が1つ、USB 3.2 Gen 2も2つあり、マイクヘッドフォンジャックにHDMI、そしてmicroSDカードリーダーもあります。
200Wとパワフルな電源で、ゲーミングPCなのに1.45kgと軽く、持ち運びも楽にできます。
昼間は会社や出先でクリエイティブワークを、そして夜はゲームをというクリエイター兼ゲーマーに向いた機種です。
ゲーミングPCが1450g!
本機の最大の特徴と言っても過言じゃない、14インチのゲーミングPCがたったの1450gです。
ゲーミングPCを持ち上げるときって、微妙に気合入るのですが、本機は通常のPCを扱っている感覚で扱えます。
しかも本機はヒートパイプが3本もあり、ファンも2つ、そして4セル73Whrの大きなバッテリーを搭載しているのにこの軽さです。
平均的な14インチの重さは1.4㎏なので、それとほとんど変わりません。いつものように持ち運べます。
上下左右のベゼル(画面の黒い枠)が細く、横3.6ミリ、上7.1ミリと細く、ゲーミングPCに見えないですね。
TUFと言えばごついイメージがありますが、本機はそこまでごつさがなくクリエイターPCっぽさが強いです。アルミニウム製の天板を採用し、ミリタリーグレードのMIL-STD 810Hの基準をクリアした堅牢性も兼ね揃えています。
最薄部は16.9ミリで、普段使いPCとしてみてもちょっと薄い方です。ゲーミングPCは分厚くてごついというイメージを壊してくれる機種、この薄さなら、普通のビジネスバッグにもスッと収まります。
これだけ開口部が広いと、高負荷なゲーム時でも熱をどんどん逃がしてくれそうで安心感がありますね。
また、中央のインジケーター付近をよく見ると、点と線で構成されたデザインがあります。これは「TUF」をモールス信号で表したもので、こういうさりげない遊び心が所有欲をくすぐります。
microSDカードリーダーがあるので、出先でスマホやGoPro、ドローンなどのデータをすぐに取り込め、その場で編集もできます。
ディスプレイは180°まで開くことができます。画面共有や床に置いて作業をすることがある人にも使いやすいです。
また、ご覧の通り、ヒンジはメインフレーム上にあるので、一般的なPCの様にディスプレイが排気口を塞がないように設計されています。
ここは私がPCを買うときに非常に重視してる点ですが、指一本でディスプレイを開くことができるため、片手にドリンクや書類など持っていてもすぐに使い始めることができます。
ストレージの増設が可能
本機にはSSD PCIe 4.0が搭載し、M.2スロットがもう1つあるので増設可能ですが、PCIe 4.0×2で2レーンに制限されているため、理論値の最大速度は半分に落ちます。
半分と言っても、一般的なゲームのロード、日常的なファイルのやり取り程度であれば、体感で大きな差を感じることはまずありません。
例えばですが、理論上の実行速度で計算すると、10GBのデータを移動するのにかかる時間です。
・PCIe 4.0×4は約1.3~1.5秒
・PCIe 4.0×2は約2.6秒~3秒
数十GBを超えるような巨大な動画素材を頻繁に動かすといった特殊な用途でない限り、実用上のデメリットは限定的と言えます。
また、メモリはオンボードのため、増設できません。
インターフェイス
インターフェイスは十分な数があり、USB4以外もGen 2とデータ転送速度が10Gbpsと速いものが採用されていますが、RJ45はありません。
右側面にはmicroSDカードリーダー、USB Type-C 3.2 Gen 2(データ転送速度10Gbps)、そしてUSB 3.2 Gen 2(データ転送速度10Gbps)があります。
左側面はHDMI、USB4(データ転送速度40Gbps/Power delivery対応、DisplayPort出力機能付き)、USB 3.2 Gen 2(データ転送速度10Gbps)、そしてマイク/ヘッドフォンジャックになります。
キーボード
ゲーミングに最適化されたデスクトップスタイルのキーボードで、キーピッチ(キーの中心部から隣のキーの中心までの距離)は19×18ミリとフルサイズに近いサイズで、手が大きな人にも使いやすいです。
キーストロークは1.7㎜と深く、アクチュエーションポイントが高い位置で反応するので、より速いレスポンスになります。打鍵寿命は約2000万回と、一日1000回同じキーを押したとしても壊れるまで2万日(54.7年)かかる計算です。
しっかりとした押し心地があり、ゲームがしやすかったです。
Copilotキーももちろんあり(なんか大きいですが・・・)、Fキー列の上にArmoury Crateやマイク音量キーなどがあります。
主要キーと最下部のキーは幅が同じなので、タイプミスも少ないと思います。半角/全角キーや¥キーはすごく小さいですが、使用頻度も高くないので影響は小さいと思います。
タッチパッドは実測127.6×78.9mmと余裕のあるサイズ感です。レポートレートが240Hzと高いため、指の動きへの追従性が良く、意図しない挙動や誤クリックが起きにくいのも好印象です。
14インチのコンパクトな筐体ながら、マウスなしでも比較的快適に作業がこなせる操作性を備えています。
バックライトは明るく、暗所での視認性も問題ありませんでした。
Webカメラ&オーディオ/スピーカー
WebカメラはFHD解像度で、リモートワークや商談で表情がクリアに伝わるため、清潔感や信頼感といったポジティブな印象を与えやすくなります。また、顔認証にも対応しており、PCを開くだけでログインが完了します。
左の画像は本機で撮影、右は他のWEBカメラで撮影したFHD解像度の写真で、解像度は高いですが、灰色がかった色で写りました。色彩調整ができるアプリがあると、実際の色に近づけることができるので、役に立つと思います。
また、Windowsスタジオエフェクトも使えるので、よりWeb会議がしやすくなります。
オーディオはDolby Atmosで一般的なオーディオのような平面的じゃなく、立体的な音を体感できます。2Wスピーカーが2つで、音はそんなに大きくないですが音質は普通です。
2.5Kの高解像度とsRGB 100%の広色域を両立
本機は2.5K(2560×1600ドット)と高精細で、クリエイターにもうれしいsRGB 100%の色域、そして165Hzとぬるぬるのリフレッシュレートに、応答速度は3msとなっています。NVIDIA G-SyncによりディスプレイのリフレッシュレートをGPUと同期させることでティアリングやスタッタリングを抑制します。
解像度が高いので今までぼやけて見えていたものもしっかりと認識できます。
本機は画面アスペクト比が16:10と縦に長く、一般的な16:9の14インチより多くの情報を表示できます。その分スクロール回数が減り、一目で把握できる情報量が増えるため、作業効率の向上にもつながります。
左は本機で、右は低価格なノートパソコンに採用されるNTSC 45%の色域です。本機は色鮮やかに描写でき、ゲームでの没入感も高まり、クリエイター業務にも使える色域です。
この画像は黒をどれだけ描写できるか比較画像で、本機はOLEDではないですがしっかりとした黒を再現できており、全体的に深みのある描写になっています。
最後に視野角をチェックしました。どこから見ても薄暗くなる部分もなく見やすいです。
ベンチマーク計測
搭載CPUはRyzen AI 9 465で、4コア(高性能)+ 6コア(高効率)という構成のため、純粋なゲーミング性能においては、高性能コアを8基以上積む上位モデルやデスクトップ級チップに一歩譲ります。
多くのゲームは少数のコアに負荷が集中するため、高効率コアの多さが直接フレームレート向上に寄与しにくいからです。
省電力でそこそこ遊べるという、モバイル特化のゲーミング体験が本機の持ち味になると思います。
また、50 TOPSの処理能力を誇るNPU「XDNA 2」の搭載で、ローカル環境での高度なAI処理を低消費電力で実現しています。
TOPS・・・1秒間に何兆回演算を実行できるかの数値。50 TOPSは50兆回/秒
CPU Mark計測結果
CPU Markにおいて34,546という高いスコアを記録しました。ハイエンド機には及びませんが、1.45kgという極薄の筐体制限を考えれば、十分に実用的なパフォーマンスを維持していると言えます。
ピーク時の絶対的なパワーよりも、電力効率や発熱制御のバランスを優先した結果と言えるスコアです。
スコアの目安
- 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 15000~・ハイエンドPCに搭載される
- 18000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
CPU Markスコア
オレンジ/本機 青/その他
| Core Ultra 7 255HX | |
|---|---|
| Snapdragon X2 Elite Extreme X2E-94-100 | |
| Core Ultra 9 285H | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Core Ultra X7 358H | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Ryzen AI 9 465 | |
| Core Ultra 9 185H | |
| Ryzen AI 9 365 | |
| Ryzen 7 8845H | |
| Core Ultra 7 165H | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Ryzen 7 8840HS | |
| Core Ultra 5 135H | |
| Core Ultra 7 155H | |
| Core Ultra 7 355 | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Core i5-13420H | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Snapdragon X Plus X1P-42-100 | |
| Core i5-1335U | |
| Core Ultra 5 135U | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Core Ultra 7 165U | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 5 7535HS |
Cinebench 2024計測結果
Cinebench 2024のスコアで、Cinema 4DのデフォルトレンダリングエンジンであるRedshiftをベースに、CPUとGPUの能力を計測します。
今回の結果は、マルチコア1047、シングルコア115で、14インチの薄型筐体としては非常にバランスの取れた性能です。
マルチコアスコアが1000を超えており、Cinema 4Dのような負荷の高いレンダリング作業においても、新世代アーキテクチャの効率の良さが発揮されており、モバイルワークステーションに近い感覚でクリエイティブワークをこなせる実力があります。
また、シングルコア性能も115と高い水準を維持しているため、Adobe系ソフトの操作感や、ゲームプレイ時のレスポンスも非常に軽快です。
他のCPUとの比較です。
マルチコア性能
オレンジ/本機 青/その他
| Snapdragon X2 Elite Extreme X2E-94-100 | |
|---|---|
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Ryzen AI 9 465 | |
| Core Ultra 9 285H | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Ryzen 7 8845HS | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Core Ultra X7 358H | |
| Apple M1 Max | |
| Core Ultra 7 155H | |
| Snapdragon X Plus X1P-42-100 | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core Ultra 7 355 | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Ryzen 5 8640U | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Core i5-13420H | |
| Apple M1 | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 5 7535HS |
シングルコア性能
オレンジ/本機 青/その他
| Snapdragon X2 Elite Extreme X2E-94-100 | |
|---|---|
| Core Ultra 9 285H | |
| Core Ultra X7 358H | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Core Ultra 7 355 | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Ryzen AI 9 465 | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Apple M1 Max | |
| Apple M1 | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Snapdragon X Plus X1P-42-100 | |
| Core Ultra 7 155H | |
| Core i5-13420H | |
| Ryzen 3 8300GE | |
| Ryzen 7 8845HS | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Ryzen 5 8640U | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 5 7535HS |
4K動画エンコード時間計測結果
5分の風景を撮影した4K動画を、DaVinci Resolveでレンダリング(エンコード)した際の処理時間を計測しました。当然ながら、時間が短いほど高性能です。
結果は、1回目が1分47秒、2回目が1分50秒、3回目が1分55秒で、3回平均は1分50秒と短い書き出し時間でした。
また、3回連続でエンコードと言う重たい作業を行ったにも関わらず、極端な性能低下が見られなかったので、排熱性能もすごく良く、実用的なパフォーマンスを発揮すると思います。
4K動画レンダリング速度
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Ryzen 5 7535U | |
|---|---|
| Core Ultra 5 125H | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Core i5-13420H | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Core Ultra 7 355 | |
| Core Ultra 9 285H | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Core Ultra X7 358H | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Core i7-14700+RTX 4060 | |
| Ryzen AI 9 465+RTX 5060 | |
| Ryzen AI 9 HX 370+RTX 4060 | |
| Snapdragon X2 Elite Extreme X2E-94-100 |
Fire Strike計測結果
次はゲームの3DMarkを使い、グラフィック性能を測ります。搭載しているRTX 5060のTDPは55Wで、省電力寄りの設定です。
Fire Strike のスコアはバランスモードで24434、ターボモードでは10%以上性能が上がり27626でした。
バランスモードではRTX 5060の平均よりも下でしたが、ターボモードでは従来の性能を出し切れているようで、平均値並みのスコアでした。
Fire Strike
オレンジ/本機種 赤/インテル
| RTX 5070 Ti平均 | |
|---|---|
| RTX 5080平均 | |
| RTX 4090平均 | |
| RTX 4080平均 | |
| Core Ultra 7 255HX+RTX 5060 | |
| Core i7-14700HX+RTX 5060 | |
| Ryzen AI 9 465+RTX 5060(ターボ) | |
| RTX 5060平均 | |
| Ryzen 7 250+RTX 5060 | |
| RTX 4070平均 | |
| Ryzen AI 9 465+RTX 5060(バランス) | |
| RTX 4060平均 | |
| RTX 5050平均 | |
| RTX 4050平均 | |
| RTX 3050平均 |
ゼンレスゾーンゼロ(Zenless Zone Zero)をプレイ
ゼンレスゾーンゼロを実際にプレイしてみました。
QHD(2560×1440)の高画質でプレイしましたが、平均すると70~80fpsで動作していました。エフェクトが重くなると50fps台まで落ちることがありましたが、基本的に快適にプレイできました。
今回はQHDでプレイしましたが、フルHD解像度にしたり、画質設定を下げるとfpsも上がり、もっと滑らかにプレイできます。
Memory Mark計測結果

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
搭載メモリはLPDDR5X-7500MHzの32GBで、Memory Markの計測結果は2915と、当サイト計測のLPDDR5Xの平均以下でしたが、実使用においてその差を体感するシーンはほとんどありません。
数値が伸び悩んだ要因としては、薄型筐体ゆえの熱設計や、レイテンシ(遅延)制御のセッティングなどが考えられますが、7500MHzという高クロックの恩恵は随所に出ていると思います。
その他のメモリとの比較です。
Memory Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| LPDDR5X平均 | |
|---|---|
| 本機種LPDDR5X | |
| DDR5平均 | |
| LPDDR5平均 | |
| LPDDR4X-4266MHz平均 | |
| DDR4-3200MHz平均 |
シーケンシャル速度が速いストレージ
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響します。
搭載ストレージはPCIe 4.0接続の1TB SSDで、シーケンシャル速度を計測したところ、リード(読み込み)が7075MB/秒、ライト(書き込み)が5727MB/秒と、PCIe 4.0の上限値に近い速度でした。
この速度であれば、数GBを超える大容量ファイルのコピーや移動も一瞬で完了し、特に動画編集においては、高ビットレートの素材ファイルをプレビューする際のカクつきが抑えられ、ストレスのないタイムライン操作が行えます。
また、最新のゲームのローディングにおいても、ストレージがボトルネックになることはないと思います。
起動時間を5回計測した平均は13秒で、ゲーミングPCとしても普段使いPCとしてもかなり速いです。電源ボタンを押してからデスクトップ画面が表示されるまでが非常にスムーズで、ゲームを始めたい時や急ぎの作業時でも、ストレスなく使い始めることができます。
| 1回目 | 13秒 |
|---|---|
| 2回目 | 13秒 |
| 3回目 | 13秒 |
| 4回目 | 13秒 |
| 5回目 | 13秒 |
| 平均 | 13秒 |
高い冷却性能
底面カバーの通気口は、めちゃくちゃ大きく、がっつりとフレッシュエアーを吸い込んでくれそうです。
ターボモードで最大115Wと高いパワーですが、超薄型ヒートシンクに97枚の0.1ミリ極薄ブレードがあるファンが2基、そしてヒートパイプは3つもあり、キーボード面からもフレッシュエアーを取り込め、排熱性能を高めています。
背面にある排気口はかなり大きいです。
Fire Strike実行時に、PC表面温度と底面温度、そして騒音値を計測しました。
この時のPC表面温度は40.3度と少し温かい、底面温度も39.6度と少し温かい温度で、しっかりと排熱できています。また、膝の上に置いて使っていると結構熱くなったので、膝上での長時間使用は避けたほうが無難です。
騒音値は平均約61dBと、扇風機の強風時ほどじゃないですが、相応の動作音が発生しました。
総じて、このコンパクトな筐体において、パフォーマンスを最大限に引き出しつつ熱を抑え込む冷却性能は、十分に合格点だと思います。
単に冷やすだけでなく、1.45kgの軽量設計と実用的な処理能力を両立させている点は、ASUSの巧みな設計の為せる技だと思います。
ターボモードで使っているときは、ファンの回転数も引き上げられたおかげか、バランスモード時よりも温度が低くなり、PC表面温度は38.8℃、底面は38℃でした。
ASUSのあんしん保証がすごい
ASUSではメーカー保証が1年ついており、朝9時から夜7時まで電話サポートがあります。また、「あんしん保証」と良い意味でクレイジーな保証があり、
どんな壊れ方でも原因不問で対応
してくれます。(1年間に1回のみ利用可能)
しかも初年度は加入無料で、すべての購入者が対象です。
あんしん保証は修理にかかった部品代金の20%+消費税がかかりますが、「あんしん保証プレミアム3年パック」にすると故障時の負担は0円になります。
他社に比べかなり手厚い保証です。詳しくは「ASUS安心保証」をどうぞ。
まとめ
良い点
・ゲーミングPCとしては軽量薄型で持ち運びがしやすい
・アルミニウムを使用した筐体でおしゃれ、そしてMILスペックの堅牢性
・作業性の高い画面比16:10
・2.5Kディスプレイで高精細
・十分実用的な冷却性能
・優れた打鍵感
・SSDの増設が可能
残念な点
・2nd SSDの帯域制限
・Webカメラの画質
・RJ45非搭載
総合評価
本機はゴリゴリの性能にするよりも実用性を取った仕様で、冷却性能を高めて十分な性能を引き出しつつ、1.45kgという軽量化を行い、持ち運べるクリエイティブスタジオとしての完成度が高い一台です。
microSDカードリーダーや豊富なインターフェースを詰め込み、あえてGPUのTDPを55Wに最適化することで、バッテリー駆動時間を伸ばしつつ、高負荷な作業も安定して動作する絶妙なバランスで設計されています。
また、ディスプレイが2.5Kと高精細で広色域のsRGB 100%なので、ゲームだけじゃなくクリエイターにも向いた機種で、持ち運びも簡単にできるので、場所を選ばずにマルチにこなしたいユーザーにとって有力な選択肢になると思います。
Author

・パソコンガイドメインライターの本田。PCやタブレット、その他ガジェットが好きで、年間2~30台ほどのPCとモニターや周辺機器を購入するマニア
・元ミュージシャン
・暖かいところが好きで、よくタイに旅行に行く
・既婚(妻と子供2人)
・最近の趣味はオーディブルを聞きながらぼけ~っとすること
・はまってることは、裸足で1日10分歩く健康法
・若く見られがちだが40代