ASUS ROG Flow Z13 (2025) GZ302の実機レビュー

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Copilot+PCのASUS ROG Flow Z13 (2025) GZ302のレビューです。

Copilot+PCに準拠したスペックで最大50 TOPSのNPU性能を持つ機種ですが、本機の最大の特徴は内蔵グラフィックスでもRTX 4050並みの性能を持つという点です。

「えっ?」ってなりますよね。グラボがないのにこの性能ですよ?

しかも、公式サイトでも「モンスターハンターワイルズ動作確認済みPC」と書かれていますしね。

しかもしかも、これSurfaceみたいなタブレットPCなんですよ。ごついゲーミングPCじゃなく、キーボードが取り外せて画面部分をタブレットとして使えるタイプです。

レビュー機はメーカーからお借りしており、スペックはRyzen AI MAX+ 395、メモリLPDDR5X-8000 32GB、SSD PCIe 4.0 1TBになります。

 

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ASUS ROG Flow Z13 (2025) GZ302のスペック

SoC Ryzen AI MAX 390
Ryzen AI MAX+ 395
メモリ LPDDR5X-8000 32/64GB
ストレージ SSD 1TB
グラフィックス 内蔵グラフィックス
ディスプレイ(13.4型) 2.5K(2560×1600) TFTカラー液晶 グレア タッチ 180Hz
OS Windows 11 Home
無線 Wi-Fi 7
生体認証 顔認証
WEBカメラ 503万画素インカメラ+IRカメラ
1312万画素アウトカメラ
オーディオ Dolby Atmosスピーカー×4
寸法(幅×奥行×高さ) 300 × 204 × 13~14.9mm(タブレット)
300 × 209 × 18.7~20.7mm(タブレット+キーボード)
重さ 1.2㎏(タブレット)
約1.59㎏(タブレット+キーボード)
バッテリー(JEITA 3.0) 最大約10.6時間
標準保証 1年間
価格 37.9万円~

<性能評価>

 

パソコンの頭脳であるCPUはRyzen AI 300 MAXシリーズで、最大50 TOPSの性能を持つNPUを搭載し、レビュー機にはRyzen AI MAX+ 395が搭載でかなり高い性能でした。

ローカルでAIの推論などを行うことができるし、Windowsアップデート後はコクリエイターなどのCopilot+の機能が全部使えるようになります。

メモリはLPDDR5X-8000MHzのオンボードで32GBが64GBが搭載、ストレージはSSD PCIe 4.0で1TBになります。

サイズは13.4インチと珍しい大きさで画面アスペクト比が16:10と縦に長く、一般的な14インチ以上の情報を表示できるので、コンパクトと言えど作業がしやすいです。

2.5K解像度でIPS液晶を採用し、広色域のDCI-P3 100%で画像編集や動画編集にも合います。また最大500ニットの輝度にリフレッシュレートは180Hzとぬるぬるです。

その他のスペックはWindows 11 Homeで、最新のWi-Fi 7に対応、カメラは高画質503万画素のインカメラに1312万画素のアウトカメラ2台搭載、そして顔認証のIRカメラ付きです。

オーディオ関係も高品質で、Dolby Atmosのスピーカーが4つにAIノイズキャンセリング機能付き3Dアレイマイクを内蔵しています。

13.4インチで約1.59㎏(タブレット+キーボード)と重たく、タブレット部分だけでも1㎏もするので、タブレットPCとはいえタブレットのように使うのは筋トレです。

バッテリー駆動時間は約10.6時間と一般低名タブレット並みで、外出先でもがっつり使えます。

インターフェースはパソコン並みになっており、USB4が2つにUSB-Aが1つ、そしてHDMIもあり、microSDカードリーダーやマイク/ヘッドフォンジャックなどもあります。

 

 

公式サイト

 

Copilot +PC

Copilot+PC(コパイロットプラスピーシー)と言うのは、Microsoftが「Microsoft Build 2024」で発表した新しいカテゴリのPCで、AI技術を活用するための機種と位置付けられています。

主な特徴です。

・NPU搭載
・16GB以上のDDR5/LPDDR5メモリ
・256GB以上のストレージ
・40+TOPS(1秒当たり40兆回の演算)
・終日のバッテリー寿命
・最先端のAIモデルへのアクセス
・RecallでPCで見たものを簡単に検索
・CocreatorでほぼリアルタイムにAI画像の生成及び調整
・Live Captionで40以上の言語の音声を英語に翻訳
・薄型軽量、美しいデバイス

Copilot+PCは以下のことができますが、Windowsアップデート後に全機能開放されます。

・コクリエイター
・イメージクリエイター
・Windows Studio Effect
・ライブキャプション
・リコール(近日利用可能)

 

 

キックスタンド付きタブレットPC

ROG Flow Z13 (2025) GZ302 右斜め前から

これ、実はSurfaceみたいなタブレット型のPCなんですよね。

ROG Flow Z13 2025のことを最初に聞いたとき、「内蔵グラフィックスでRTX 4050並みの性能が出るPC」と聞いて通常のゲーミングPCをイメージしていたら、これなんですよ。

しかも、13.4インチの小さな筐体でよくこんな性能を出せましたね。

 

ROG Flow Z13 (2025) GZ302 横から

横から見たらこんな感じです。Chromebookでよくある形状ですね。キーボードも傾斜が付いているので、使いやすいです。

 

キーボードを取り外して、タブレットとして使うこともできます。

 

ROG Flow Z13 (2025) GZ302を両手持ちしたところ

ただし、タブレット部分だけでも実測1232グラムもあったので、タブレットの様に持つのはほぼ無理です。

 

重さは実測でキーボード394グラム、タブレット部分1232グラム、合計1625グラムでした。軽めの16インチ並みの重さ、一般的なタブレット3台分の重さです。

なので、小さいとはいえ持ち運びがしやすいわけじゃありません。いや、むしろそんなに小さくありません。

ROG Flow Z13 (2025) GZ302と14インチノートPCの大きさ比較

14インチノートPCとの比較です。ちなみにこの14インチPCは重たい方で1.48㎏ですが、ROGより軽いです。

 

ROG Flow Z13 (2025) GZ302と14インチノートPCの大きさ比較

厚さは同じくらいです。

 

ROG Flow Z13 (2025) GZ302 正面

外観はすごくかっこよく、正面から見ると普通のタブレットPCの様に見えます。

 

ベゼル幅はタブレットにしては結構細いですね。ベゼル幅は左右5.4ミリ、上10.8ミリ、下12.2ミリでした。

 

ROG Flow Z13 (2025) GZ302 背面

背面から見るとゲーミングPCと言った感じですね。筐体も分厚く、背面の排気口もデザイン性が高く、排熱性能も高いです。

200WのACアダプタを採用し、10.6時間の動画再生時間があります。バッテリー駆動時間はそこそこ長めですね。

 

キックスタンドはしっかりと固定でき、170度まで調整できます。好きな角度に調整出来るので、使いやすいですね。スタイラスペンにも対応しているので、イラストレーターの外出用としても使えます。

 

ROG Flow Z13 (2025) GZ302 側面

こちらはキーボードを付けた状態で折りたたんだのですが、最大20.7ミリほどの分厚さがあります。キーボードなしでも14.9ミリもあり、薄型タブレット3台分ほどです。

分厚い方が排熱性能が高くなるので問題ないですが、タブレットやSurfaceをイメージしていると持った時に大きなギャップを感じると思います。

 

ROG Flow Z13 (2025) GZ302 筐体

メタルボディでロボットを思わせる作りですが、指紋が付きやすいです。当然こういったつくりなのでカバーをつけることはないので、時々拭いてあげるとよいです。

 

ROG Flow Z13 (2025) GZ302 筐体

反対側から撮影です。

 

ROG Flow Z13 (2025) GZ302 背面

ちょっと光が当たりすぎて色が薄くなってますが、背面です。真ん中のシースルー部分は中が見えるようになっています。

 

 

しかも、光るんですよココ。やっぱりゲーミングPCは光らないといけないですね。Armoury Crateからライティングの設定ができます。

 

ROG Flow Z13 (2025) GZ302 側面

インターフェイスは豊富で、左からmicroSDカードリーダー、ACアダプタ、HDMI、USB4が2つになります。

 

ROG Flow Z13 (2025) GZ302 側面

右側面は電源ボタン、音量ボタン、コマンドセンター呼び出しボタン、USB 3.2 Gen 2、そしてマイク/ヘッドフォンジャックになります。

分厚いので当たりまえですが、タブレットPCにHDMIやUSB-Aがあるのはうれしいです。

 

ROG Flow Z13 (2025) GZ302 Screen Xpert

コマンドセンター呼び出しボタンを押すと、明るさの調整や画面ロック、ファンモードの変更、Armoury crateなどワンタッチで使え、長押しするとCopilotを呼び出せます。

 

 

取り外しできるキーボード

ROG Flow Z13 (2025) GZ302 スタンド 取り外しできるキーボード

取り外しできるキーボードって、ペラペラな感じがしてたわみやすくタイピングしやすいものって少ないのですが、このキーボードは普通に打てますよ。

強く打ってもたわまないし、キーピッチ(キーの中心から次のキーの中心までの距離)は18.9×18.0mmで、フルサイズに近いので手が大きな人でも使いやすいです。

キーストローク(キーを押し込む距離)は1.4ミリと意外に打鍵感もあり、予想以上の品質でした。

とは言っても、普通のノートパソコン並みと言った感じです。(取り外しできるキーボードで、普通のノートパソコン並みのキーボードはすごい!)

主要キーはほとんど均一な大きさでFキー列のキーも小さくないので、個人的に好きなキーボードでした。ただし、カーソルキーがすべて小さいので、押し間違いすることがあると思います。

タッチパッドは約129.2×73.4ミリ意外に幅広く、普通に操作できます。

もちろんCopilotキーもあり、私は主にメールの返信やCSS、HTMLを使うときに作ってもらったりしていますが、ファイル内容の要約などいろいろな場面で役に立ちます。

 

 

Ryzen AI 300 MAXシリーズ搭載

AMD Ryzen AI

本機最大の特徴は、コレですよね。アーキテクチャがZen 5を搭載したRyzen AI 300 MAXシリーズです。

Ryzen AI MAX 390 Ryzen AI MAX+ 395
製造プロセス 4nm
アーキテクチャ Zen 5
NPU 最大50TOPS 最大50 TOPS
コア 12 16
スレッド 24 32
L3キャッシュ 64MB
ブーストクロック 5GHz 5.1GHz
ベースクロック 2GHz
デフォルト/最大TDP 55W/120W

*TOPS・・・1秒間に何兆回演算を実行できるかの数値。50 TOPSは1秒間に50兆回の処理が可能

最大50 TOPSのNPUを兼ねそろえるRyzen AI MAX 300シリーズが搭載で、NPU性能もCPU性能も、そして内蔵グラフィックス性能も高いです。

コアもスレッドも多く、L3キャッシュは64MBと超大容量です。

NPU対応アプリも日々増えているので、今後ますます使いやすくなります。

 

ROG Flow Z13 (2025) GZ302 CPU Markスコア計測結果

レビュー機はRyzen AI MAX+ 395が搭載で、CPU Markスコアは51162とモバイルCPUでは見たことがないくらい高い性能でした。

その他のCPUとの比較です。

スコアの目安

  • 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 15000~・ハイエンドPCに搭載される
  • 18000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い

CPU Markスコア

オレンジ/本機 青/その他 赤/別機種

Ryzen AI MAX+ 395  51162
Ryzen AI 9 HX 370  38025
Ryzen AI 9 HX 375  35773
Core Ultra 9 185H  33266
Ryzen AI 9 365  32045
Ryzen AI 9 365  31399
Ryzen 7 8845H  30037
Core Ultra 7 165H  28719
Snapdragon X Elite X1E-78-100  28668
Ryzen 7 8840HS  25148
Core Ultra 5 135H  24091
Core Ultra 7 155H  24271
Core Ultra 7 258V  21237
Core Ultra 5 125H  20071
Snapdragon X Plus X1P-42-100  19377
Core i5-1335U  18931
Core Ultra 5 135U  18742
Core Ultra 5 125U  17921
Core Ultra 7 165U  16756
Core Ultra 7 155U  16140

 

ROG Flow Z13 (2025) GZ302 Cinebench 2024 計測結果

Cinebench 2024のスコアで、Cinema 4DのデフォルトレンダリングエンジンであるRedshiftのパワーを利用して、CPUとGPUの能力を計測します。計測結果はマルチコア1430、シングルコア116とかなり高いスコアでした。

他のCPUとの比較です。

マルチコアシングルコア

マルチコア性能

オレンジ/本機 青/その他 赤/別機種

Ryzen AI MAX+ 395  1430
Ryzen AI 9 HX 370  1237
Ryzen AI 9 HX 375  1101
Ryzen AI 9 365  1008
Snapdragon X Elite X1E-78-100  924
Ryzen 7 8845HS  867
Apple M1 Max  791
Snapdragon X Plus X1P-42-100  702
Core Ultra 5 125H  631
Ryzen 5 8640HS  557
Core Ultra 7 258V  556
Apple M1  509
Core i7-1280P  433

シングルコア性能

オレンジ/本機 青/その他 赤/別機種

Core Ultra 7 258V  119
Ryzen AI 9 HX 370  117
Ryzen AI MAX+ 395  116
Ryzen AI 9 HX 375  114
Ryzen AI 9 365  113
Apple M1 Max  113
Apple M1  112
Snapdragon X Elite X1E-78-100  107
Snapdragon X Plus X1P-42-100  107
Ryzen 3 8300GE  101
Ryzen 7 8845HS  100
Core Ultra 5 125H  100
Ryzen 5 8640HS  95
Core i7-1280P  74

 

ROG Flow Z13 (2025) GZ302 Geekbench AI計測結果

Geekbench AIのONNXでCPUのAI性能を測りました。ONNXはOpen Neural Network eXchangeで、ディープラーニングや機械学習モデルのようなAIモデルの性能を計測します。

Single Precision(単精度)は5744、Half Precision(半精度)は2144、Quantized(量子化スコア)は9699とありえないくらい高いスコアでした。

単精度スコア半精度スコア量子化スコア

Single Precision Score/単精度スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI MAX+ 395  5744
Ryzen AI 9 HX 370  3624
Ryzen AI 9 HX 375  3197
Core Ultra 5 125H  2758
Core Ultra 5 125U  2458
Core i7-1260P  2405
Core Ultra 7 258V  2374
Ryzen 5 8640HS  2204
Snapdragon X Elite X1E-78-100  2058
Ryzen 5 7535U  1647
Ryzen 3 7335U  1133

Half Precision Score/半精度スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Snapdragon X Elite X1E-78-100  2631
Ryzen AI MAX+ 395  2144
Ryzen AI 9 HX 370  1537
Ryzen AI 9 HX 375  1432
Core Ultra 7 258V  1255
Core Ultra 5 125H  1208
Ryzen 5 8640HS  1063
Core Ultra 5 125U  1042
Core i7-1260P  988
Ryzen 5 7535U  808
Ryzen 3 7335U  649

Quantized Score/量子化スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI MAX+ 395  9699
Snapdragon X Elite X1E-78-100  6881
Ryzen AI 9 HX 370  6827
Ryzen AI 9 HX 375  6544
Core Ultra 7 258V  4815
Core Ultra 5 125H  4475
Core Ultra 5 125U  3972
Ryzen 5 8640HS  3923
Core i7-1260P  3424
Ryzen 5 7535U  2290
Ryzen 3 7335U  1629

 

ROG Flow Z13 (2025) GZ302 PCMArk10計測結果

こちらはPCMark10の計測結果で、Essentialは「通常用途(Web検索やビデオ会議、アプリの起動など)の性能」、Productivityは「Microsoft Office(事務系のアプリ)使用時の性能」、Digital Content Creationは「コンテンツ作成(画像・動画編集など)のしやすさ」を表しています。

 

総合性能の目安は以下になります。
・9000以上・・・超ハイスペック(主にグラボ搭載機種)
・7500以上・・・ハイスペック
・5000以上・・・ミドルクラス
・2500以下・・・エントリ―クラス

本機種のスコアです。

  • 総合性能は8760→ハイスペック
  • Essentialは11401→通常用途やビデオ会議などはかなり快適にでできる
  • Productivityは10278→かなり快適に使える
  • Digital content creationは15567→かなり高い性能

本機種は性能が高すぎるので、比較として先日レビューをしたCore i7-14700+RTX 4060のスコアも比較のため掲載します。

本機ROG Core i7-14700+RTX 4060
ThinkCentre neo Ultra
総合 8760 8474
Essential 11401 11243
Productivity 10278 9832
Digital Content Creaton 15567 14936

 

ROGの全勝です。

EssentialProductivityDigital Contents

Essential

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI MAX+ 395  11401
Ryzen AI 9 HX 375  11132
Ryzen AI 9 HX 370  10915
Ryzen 5 8640HS  10622
Ryzen 5 7535U  10196
Ryzen 7 7735HS  10193
Core Ultra 5 125U  9782
Core Ultra 5 125H  9781
Core i7-1260P  9744
Core i5-1240P  9728
Core Ultra 7 155U  9682
Ryzen 5 7535U  9465
Core Ultra 7 258V  9361
Ryzen 5 5625U  9036
Ryzen 7 5700U  8951
Ryzen 3 5425U  8743
Ryzen 3 7335U  8318
Ryzen 5 PRO 6650U  8130
Ryzen 5 5500U  7907

Productivity

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  10550
Ryzen AI MAX+ 395  10278
Ryzen AI 9 HX 375  10147
Ryzen 5 8640HS  9349
Core Ultra 7 155U  9282
Ryzen 5 5625U  9223
Ryzen 7 7735HS  9093
Ryzen 5 7535U  8996
Core Ultra 7 258V  8492
Core Ultra 5 125U  8315
Ryzen 3 5425U  8193
Ryzen 5 7535U  8176
Ryzen 7 5700U  8065
Ryzen 5 PRO 6650U  8026
Core Ultra 5 125H  7892
Ryzen 3 7335U  7499
Core i7-1260P  6187
Core i5-1240P  6167
Core i5-1235U  5542

Digital Content Creation

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI MAX+ 395  15567
Ryzen AI 9 HX 370  11536
Ryzen AI 9 HX 375  11124
Core Ultra 7 258V  9321
Ryzen 7 7735HS  8253
Core Ultra 5 125H  8250
Ryzen 5 8640HS  7777
Core Ultra 5 125U  7173
Ryzen 7 7735U  7159
Core Ultra 7 155U  7079
Core i7-1260P  6406
Core i5-1240P  5875
Ryzen 5 7535U  5851
Ryzen 5 PRO 6650U  5636
Ryzen 5 5625U  5372
Ryzen 7 5700U  5282
Ryzen 3 7335U  4872

 

ROG Flow Z13 (2025) GZ302 4K動画レンダリング時間 計測結果

5分の4K動画を撮影し、Davinci Resolveでレンダリングにかかった時間です。当然ですが、時間が短いほうが高性能です。3回計測し平均は1分38秒とめっちゃ速いです。以前計測したCore i7-14700+RTX 4060よりも早く、Ryzen AI 9 HX 370+RTX 4060と同じ時間でした。

4K動画レンダリング速度

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-1260P  15分20秒
Core Ultra 7 258V  6分2秒
Ryzen 5 7535U  4分47秒
Core Ultra 5 125H  4分14秒
Ryzen 5 8640HS  4分5秒
Snapdragon X Elite X1E-78-100  3分28秒
Ryzen AI 9 HX 370  2分9秒
Ryzen AI 9 HX 375  2分7秒
Core i7-14700+RTX 4060  1分50秒
Ryzen AI 9 HX 370+RTX 4060  1分38秒

 

 

めちゃくちゃ高いグラフィックス性能

ROG Flow Z13 (2025) GZ302 3D Graphics Mark 計測結果

グラフィック性能が高いとOfficeを使った作業や複数画面での作業、そして画像・動画編集などがしやすくなります。

3Dグラフィックス性能を測る3D Graphics Markのスコアは、16313??計測ミスかと思うほど高い性能でした。

普通は5000超えたら「結構いいね」で、6000行ったら「すごい」、9000とかは異次元クラスに高い性能なのですが、まさか1万超えるものがこんなにすぐに出てくるとは思いませんでした。

3D Graphics Mark

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI MAX+ 395  16313
Ryzen AI 9 HX 375  9224
Ryzen AI 9 HX 370  9117
Ryzen 7 8845HS  9055
Ryzen 5 8640HS  6065
Core Ultra 5 125H  5507
Core Ultra 7 258V  5204
Ryzen 7 7735U  5098
Ryzen 7 7735HS  5050
Ryzen 5 7535U  4127
Core Ultra 5 125U  4045
Core Ultra 7 155U  3646
Ryzen 5 PRO 6650U  3526
Core i7-1260P  3263
Core i7-1355U  2981

 

 

次はゲームの3DMarkを使い、グラフィック性能を測ります。

ROG Flow Z13 (2025) GZ302 Steel Nomad Light 計測結果ROG Flow Z13 (2025) GZ302 Wild Life計測結果ROG Flow Z13 (2025) GZ302 Fire Strike計測結果 ROG Flow Z13 (2025) GZ302 Night Raid計測結果

Steel Nomad Lightは8733、Wild Lifeは51917、Fire Stikeは21243、そしてNight Raidは56146とありえないくらい高いスコアで、すべてのスコアで外部グラフィックボードのRTX 4050を超え、Night Raidに至ってはRTX 4060よりも良い性能でした。

13.4インチの小型タブレットPCで、しかも内蔵グラフィックスでここまで性能が出るなんて画期的ですね。

Steel Nomad LightWild LifeFire StrikeNight Raid

Steel Nomad Liteは、DirectX 12 Ultimateの性能をテストし、レイトレーシングを使用しない中量級ゲームを想定したベンチマークです。スマホなどの他のデバイスとスコアを比較できる、クロスプラットフォームです

Steel Nomad Light

オレンジ/本機種 赤/GTX 1650 Max-Q

RTX 4060  10196
Ryzen AI MAX+ 395  8733
RTX 4050  7964
RTX 3050  4902
Ryzen AI 9 HX 370  3507
Wild Lifeはクロスプラットフォームのベンチマークで、レイトレーシングを使用しない軽めのゲームを想定したベンチマークで、PCやタブレット、スマホなどとスコアの比較ができます。

Wild Life

オレンジ/本機種 赤/GTX 1650 Max-Q

RTX 4060  59774
Ryzen AI MAX+ 395  51917
RTX 4050  48846
RTX 3050  37748
Ryzen AI 9 HX 375  23088
DirectX 11で動作するFire Strikeのスコアです。

Fire Strike

オレンジ/本機種 赤/GTX 1650 Max-Q

RTX 4060  23182
Ryzen AI MAX+ 395  21243
RTX 4050  18852
RTX 3050  14198
Ryzen AI 9 HX 370  9118
Night RaidはDirectX 12のベンチマークで、グラフィックボードがない機種の性能を測ります。

Night Raid

オレンジ/本機種 赤/GTX 1650 Max-Q

Ryzen AI MAX+ 395  56146
RTX 4060  51808
RTX 4050  44448
RTX 3050  41400
Ryzen AI 9 HX 375  33851

 

次は2Dゲームのベンチマークで、軽めのゲームであるドラゴンクエスト10は23006で「すごく快適」、重ためのFFXIV黄金のレガシーは14955で「とても快適」でした。

 

 

排熱性能

ROG Flow Z13 (2025) GZ302 背面

背面にはタブレットらしからぬ排気口があります。

さすがに中を開けて確認はできなかったのですが、銅製のペイパーチャンバーを搭載し、0.1ミリの極薄ヒートシンクフィン、84枚のメインブレードの中に配置された42枚のブレードがあるファン、そして最大13度まで低下させることができる液体金属サーマル コンパウンドを採用しており、この排熱機構のおかげでこんなに小さな筐体でもここまで高い性能を出せるようです。

ちなみに、ペイパーチャンバーは従来のモデルよりもメインボードのカバー率が55%向上しており、ファンハウジングの上にはダストフィルターも完備しています。

 

ROG Flow Z13 (2025) GZ302 Cineench2024計測時のCPU温度推移図

Cinebench 2024を実行中にCPU温度とPC表面温度、騒音値を計測しました。

ベンチマークをスタートしてほぼ一直線に安定して温度(343度/摂氏70度)で移動しており、2度353度(摂氏80°)まで跳ね上がりましたが、摂氏70度に戻り移動しています。

 

ROG Flow Z13 (2025) GZ302 Cineench2024計測時のPC表面温度

この時のPC表面温度は、38.4°とほんのり温かいくらいです。

 

ROG Flow Z13 (2025) GZ302 Cineench2024計測時の騒音値

 

同じくこの時の騒音値は平均41dBと、ファンの音は聞こえますが静かです。

 

 

Wi-Fi 7に対応

超高速無線・Wi-Fi 7に対応

対応周波数 速度
IEEE802.11ac
(Wi-Fi 5)
5GHz 6.9Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6)
2.4/5GHz 9.6Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6E)
2.4/5/6GHz 9.6Gbps
IEEE802.11be
(Wi-Fi 7)
2.4/5/6GHz 46Gbps

次世代通信規格のWi-Fi 7に対応しており、現在主流のWi-Fi 6の約5倍、低価格モデルのPCに採用されるWi-Fi 5の約13倍、現在主流のWi-Fi 6/6Eの約5倍の最大通信速度があります。また、理論上16本のストリームになり、今まで以上に多くのデバイス(理論上2倍)を接続して快適に使えます。

6GHzで最大320MHzのチャンネル幅があり、Wi-Fi 6E(最大160MHz)の2倍の帯域幅になります。

 

 

1312万+503万画素のWEBカメラ搭載

Webカメラは超高画質の1312万画素のリアカメラと、503万画素のフロントカメラを搭載し、顔認証機能もあります。

一般的なPCにはHD解像度(約92万画素)、ビジネスPCにはFHD解像度(約200万画素)、そしてハイエンドモデルにはの500万~900万画素が搭載されることが多いですが、本機のWEBカメラはそれ以上です。

Web会議やビデオ通話はもちろん、オンラインレッスンの講師など仕事で使う人にも使えます。

 

フロントカメラで撮影したオリジナルのサイズは2560×1440、リアカメラは3840×2160でした。

 

ROG Flow Z13 (2025) GZ302 Windowsスタジオエフェクト

そしてNPU搭載機種なので、自動フレーミングやアイコンタクト、背景のぼかしにフィルターなどが使え、面倒くさいセッティングが楽になります。

3Dマイクアレイを内蔵し、双方向AIノイズキャンセリング機能があるので、周囲のノイズを除去して会話ができます。Dolby Atmos搭載スピーカーが4つあり、音量も大きく悪くない音でした。

 

 

2.5K高精細ディスプレイ

ROG Flow Z13 (2025) GZ302 ディスプレイ

ディスプレイは13.4インチの2.5K(2560×1600ドット)と高解像度で、画面アスペクト比は16:10と縦に長いので、13.4インチでも一般的な14インチ以上の情報が表示されます。

画面占有率は90%と高く、デジタルシネマ規格のDCI-P3 100%の広い色域、そして最大500ニトと明るいです。

 

左は低価格モデルに搭載される色域で、真ん中は画像編集やYoutubeなどの動画向け、そしてROGはDCI-P3 100%とプロ向けのデジタルシネマ規格で映像編集向きです。しっかりと色を描写できるので、本格派にも使えます。

 

左が本機で右オリジナル画像で、黒の描写がどれだけできるかの確認です。ズームするとわかりやすいですが、本機は黒が真っ黒じゃないですが、これはTFT液晶なのでこれくらいかなと思います。

一般的にTFT液晶は視野角が広くどこから見ても色の変化が少ない、そして色の再現性が高いという特徴がありますが、コントラスト比が低く黒が明るく見えるというデメリットもあります。

 

次は視野角のチェックです。視野角は広く、どこからみてもしっかりと見えます。

輝度は500ニトで、こちらは輝度の目安です。

220ニト 室内ならなんとか使える。明るい室内では暗く見える
250ニト 室内向け。
300ニト 屋外の日陰でも見える(見やすいわけじゃない)
400ニト 屋外でも使いやすいが、直射日光が当たるとちょっと暗い
500ニト 屋外向け
600ニト 画面に直射日光が当たっても比較的見える

 

 

その他の特徴

 

メモリ性能

ROG Flow Z13 (2025) GZ302 Memory Mark計測結果

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

最新のLPDDR5X-8000MHz搭載で、オンボード32GBになります。Memory Markで計測したら、2566となりました。

あれ?スコアが全然伸びませんでしたね。

その他のメモリとの比較です。

Memory Mark

オレンジ色・・・本機種 赤・・・同等メモリ

LPDDR5X平均  3378
DDR5平均  2769
LPDDR5平均  2759
本機種/LPDDR5X  2566
LPDDR4X-4266MHz平均  2502
DDR4-3200MHz平均  2165

 

 

ストレージ

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。

搭載ストレージはSSD PCIe 4.0の1TBになります。シーケンシャル速度を計測したらリード(読み込み速度)は6184MB/秒、ライト(書き込み速度)は5391MB/秒と、最高速じゃないですが速いです。

microSDカードリーダーの速度はリード(読み込み速度)は98MB/秒、ライト(書き込み速度)は84MB/秒と普通です。

こちらはシーケンシャル速度の、おおよその速度です。

シーケンシャル速度

オレンジ色・・・リード 青・・・ライト

PCIe 4.0×4  ~約7000MB/秒
 ~約5000MB/秒
PCIe 3.0×4  ~約3000MB/秒
 ~約2000MB/秒
HDD  600MB/秒
 200MB/秒

 

起動時間を5回計測した平均は約14.2秒でした。速いです。

1回目 14秒
2回目 15秒
3回目 14秒
4回目 14秒
5回目 14秒
平均 14.2秒

 

 

ライバル機種

いつもであれば似たような性能のライバル機種をご紹介するのですが、タブレットPCで、しかも内蔵グラフィックスでここまで性能が出るものはないので、ライバルとしてゲーミングPCやタブレットをご紹介します。

 

ASUS TUF Gaming A14 FA401

ASUS TUF Gaming A14(2024年モデル)の実機レビューゲーミングPCなのに実測1450gと軽く、コンパクトな筐体です。ROG Flow Z13よりも軽いです。しかも、Copilot+PCに準拠しているので後々Copilot+の機能が使えるし、最大50TOPSのNPU+RTX 4060も搭載しており、クリエイティブワークにも合います。小さな筐体のため機動性は高いが、その分若干性能が低くなりますが、それでもパワフルな機種です。タブレット的な使い方をしないのであれば、普通のゲーミングPCが良いとも思います。

CPU Ryzen 7 8845HS
Ryzen AI 9 HX 370
メモリ LPDDR5X-7500MHz 32GB
ストレージ SSD×2
グラフィックス RTX 4060
ディスプレイ(14型) 2.5K(2560×1600ドット)165Hz sRGB 100%
無線 Wi-Fi 6E
生体認証 顔認証
寸法(幅×奥行×高さ) 311 × 227 × 16.9~19.9mm
重さ 約1.46㎏
バッテリー(JEITA 3.0) 最大約9.9時間
消費電力 200W
価格 R7)24.9万円~
R9)33.9万円~

レビュー

 

Lenovo Legion Tab (8.8”, 3)

Lenovo Legion Tab (8.8”, 3) 正面もしタブレットの様に手で持ってプレイしたい人は、タブレットが良いと思います。軽いし小さいし、しかもパワフルなんです。2.5Kで広色域のDCI-P3 98%なので色も鮮やかだし細かい部分もしっかり見えます。ちょっと高いけど、どこででも気軽にゲームしたい人はこれです!

SoC Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3
メモリ LPDDR5X 12GB
ストレージ UFS 4.0 256GB
ディスプレイ(8.8型) 2560 × 1600
OS Android 14
無線 Wi-Fi 7
生体認証 顔認証
カメラ 1300万画素+200万画素/800万画素
4K動画あり
オーディオ ドルビーアトモス スピーカー×2
寸法(幅×奥行×高さ) 208.5 × 129.5 × 7.8mm
重さ 350g
バッテリー 6650mAh 最大15時間
保護 IP52
OSアップデート 3回
価格 79,860円~

レビュー

 

 

まとめ

良い点

・高級感が高い
・かっこいい
・超高性能CPU搭載
・高い排熱性能
・NPU搭載で今まで以上に便利に
・ディスプレイが2.5Kと高精細
・画面比が16:10で、13.4インチでも一般的な14インチ以上のの情報が表示される
・高画質Webカメラと便利な顔認証センサー
・最新規格Wi-Fi 7に対応
・Copilot+PC

 

残念な点

・意外に大きく重たい

 

総合評価

CPU性能はかなり高く、内蔵グラフィックスでここまで高い性能と言うのはすごいです。進化を感じた機種でした。

ディスプレイも高精細広色域、Wi-Fi 7にも対応とスペック的にこれ以上求めることはできないといった機種です。

ただし、レビューをしていて思ったことは、これ重たいんですよ。しかもごついんです。となると、タブレットPCの機動性も生かしにくいんじゃないかな?と言う疑問が出てきました。

宅内移動であれば気にならないと思いますが、外に持ち運ぶ人は少ないかもしれません。

また、価格も40万円近いので、タブレットPCで内蔵グラフィックスじゃないといけない理由がなければ、ライバル機種でご紹介した通常のゲーミングPCも検討候補に入るんじゃないかなと思います。

 

公式サイト

 

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